JPS63138030A - 給水騒音伝播抑制屋内給水配管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は戸建住宅あるいは集合住宅において屋内に配管
する給水配管に関する。

（発明の背県及び従来の技術） 従来、屋内給水配管は、この配管に接続した多数の水栓
器具のどれかが使用されるとそれに伴う騒音、例えば水
栓器具の急開、急開によるウォーターハンマー音、水栓
器具からの吐出音、水栓器具の弁部を水が通過する際に
生じるキャビテーションに起因する騒音等、の伝播経路
となり、この騒音が同じ配管の他の水栓器具設置場所に
伝播していく。

そのため、特に集合住宅では１個所の水栓器具使用によ
る騒音が同じ建物の全ての家に伝わってしまうという問
題がある。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明が解決しようとする問題点は、配管中に騒音の伝
播を減衰させる機構を組み込み、給水騒音の伝播を抑制
することである。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するために本発明が講する技術的手段
は、屋内給水配管において、該配管の各水栓器具接続部
近傍を一部適宜長さに亘たりゴム製の配管材により形成
するものである。尚、この発明において水栓器具とは単
水栓は勿論、湯水混合栓、ポールタップ水栓、止水栓な
どあらゆる水栓器具を包含する。

（作用） 而して、本発明の上記技術手段によれば、水栓器具の使
用により発生した騒音は水栓器具から配管を介して伝播
するが、ゴム製の配管部材に徨したところで、このゴム
製配管部材により伝播エネルギーが減衰され、それから
先への伝播が抑制される。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。

第１図において（Ｃ）は集合住宅、（Ａ）はその屋内給
水配管であり、この屋内給水配管（Ａ）には集合住宅（
Ｃ）を構成する個々の住宅（１）に夫々設置された多数
の水栓器具（Ｂ）が接続される。

上記屋内給水配管（Ａ）は、金属製の配管材（ｂ）によ
りその大部分を構成するが、一部にゴム製の配管材（ａ
）を用いる。

ゴム製の配管材（ａ）は、各水栓器具（Ｂ）夫々の近傍
において金属製配管材（ｂ）間に介在せしめて設ける。

上記ゴム製の配管材（ａ）は、具体的には例えば第２図
乃至第５図に示す如き構造の各種のゴム製継手よりなる
。

第２図乃至第５図に例示したゴム製の配管材（ａ）につ
いて説明すると、第２図のものは、軸方向中途部を外方
に膨出させたゴム管（２）の両端に金属製のフランジ板
（３）を一体に固着したもので、この配管材（ａ）の長
さに相当する間隔をおいて配置する金属製配管材（ｂ）
間に介装して上記フランジ板（３）を金属製配管材（ｂ
）に設けたフランジ（４）、ボルトナツト（５）で連結
固定する。（仮にダルマ形ゴム製配管材と称す）第３図
のゴム製配管材（ａ）は、軸方向中途部に複数の膨出部
を連続して設けて蛇腹状に形成したゴム管（２）の両端
に外周に雄ネジ（５）を形成した金属リング（６）を脱
落不能に嵌着したもので、金属製配管材（ｂ）の端部に
設ける鍔（７）に掛止した袋ナツト（８）を上記金属リ
ング（６）に螺着せしめて金属製配管材（ｂ）に接続し
て金属製配管材（ｂ）間に介装する。（仮に蛇腹形ゴム
製配管材と称す） 第４図のゴム製配管材（ａ）は直管状に形成してその両
端にフランジ部（９）を一体に設けたゴム管（２）の上
記フランジ部（９〉の背後に２つ割りの金属製フランジ
板（３）を装着してこの２つ割りのフランジ板（３）を
ｉｔ部材（１０）により連結したもので、ゴム管（２）
のフランジ部（９）を金属製配管部材（ｂ）の端部に設
けるフランジ（４）に当接させて金属製配管材（ｂ）間
に介装し、フランジ板（３）を金属製配管材（ｂ）のフ
ランジ（４）にボルトナツト（５）で締結固定する。

また、第５図のゴム製配管材（ａ）は、両端・にナラ１
−（１１）を回転自在に装着した直管状のゴムホース（
２）に金属線（１２）を埋設して耐圧強度を増大させた
ものである。

これら、ゴム製の配管材（ａ）は金属製の配管材（ｂ）
に比べて音の伝播エネルギーの減衰率が大きいので、水
栓器具（Ｂ）の使用により発生した騒音が水栓器具（Ｂ
）からこの水栓器具（Ｂ）に接続した金属製配管材（ｂ
）を介して伝播してもそれを減衰してその先に接続した
金属製の配管Ｕ　（ｂ）にまで伝播するのを抑Ｉｌｌす
る。

一方、上記屋内給水配管（Ａ＞に接続して各住宅（１）
に設置する水栓器具（Ｂ）は図面においては単水栓とし
て示しており、第２図、第３図に示す水栓器具（Ｂ）は
給水時のｌＡ音を消去若しくは減少せしめるための特別
な構造を何等備えていないものである。

また、第６図、第７図に示す水栓器具（Ｂ）は、夫々消
音構造を備えるものである。

即ち、第６図に示す水栓器具（Ｂ）は弁シート（１３）
背部に隣接して弁シート（１３）を包囲する端ぐり部（
１４）を設け、弁シート（１３）に対応する弁プラグ（
１５）の上部側面には先細り状の傾斜面（１６）を形成
し、この傾斜面（１６）と上記端ぐり部（１４）とによ
り出口が弁の開口よりも小面積となる減圧室（１７）を
形成することにより、弁シート（１３）を通過した水を
減圧室（１１）に−担浦めて弁シート（１３）の方向に
背圧を及ぼし、弁シート部を通過する水の流速を下げる
と共に減圧室（１７）を出て吐出口（１８）へ流れる水
自身も減圧室（１７）で減圧し、しかも減圧室（１７）
を出るときには弁プラグ（１５）の傾斜面（１６）に沿
って流路を急変させずに流して、キャビテーションの発
生を抑えるものであり、第７図に示す水栓器具（Ｂ）は
、上記第６図のものの構造に加え、流路（１９）を大径
にすると共に流入口（２０）から弁シート（１３）に至
る部分の流路形状を流路が緩やかに変化する形状に形成
することにより弁シート（１３）を通過する水の流れを
緩やかにして、更にキャビテーションが発生し難クシた
ものである。

従って、これら第６図、第７図に示すような水栓器具（
Ｂ）は給水時に発生するｇ音自体が少なく、消音構造を
備えない第２図、第３図の水栓器具に比較して本発明の
屋内給水配管に接続する水栓器具（Ｂ）として有利であ
ることは言うまでもない。

水栓器具（Ｂ）接続部近傍にゴム製の配管材（ａ）を介
在させた本発明の屋内給水配管と、金属製の配管材（ｂ
）のみで構成した従来の屋内給水配管との騒音レベルを
測定して比較した結果は第８図のグラフの通りであった
。尚、この測定にあたって使用した水栓器具（Ｂ）には
第７図に示したものである。

この結果かられかるように金属製の配管材（ｂ）のみで
構成した従来の配管に比べて、一部にゴム製の配管材（
ａ）を用いた本発明の配管の方が騒音レベルが明らかに
低くなった。

（効果） 本発明は上述のように配管中の水栓器具接続部近傍を一
部ゴム製の配管材により形成したので、給水により水栓
器具より配管を介して伝播する騒音の伝播エネルギーを
ゴム製の配管材により減衰させることができる。

従って、集合住宅等においても、ある住宅での水栓器具
使用により発生した騒音が配管を介して伯の住宅に伝播
されるのを防止若しくは抑制することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す屋内給水配管の配管構
造を示す概略説明図、第２図乃至第５図は夫々要部の拡
大断面図で夫々異なるＭ４造のゴム製配管材を用いて示
しである。第６図、第８図は夫々使用水栓の例を示す断
面図、第９図は本発明の配管と従来の配管の騒音レベル
の測定結果を比較して示すグラフである。 Ａ：屋内給水配管 Ｂ：水　栓 ａ：ゴム製の配管材 特許用　願人　　　株式会社竹中工務店特許出願人　　
　東陶機器株式会社 ′？ｊＳ１　　図 反力Ｋｇに２ 手続ネｍ正書 昭和６１年１２月１０日 ２、発明の名称 屋内給水配管 ３、補正をする者 事件との関係　　　　特許出願人 氏名（名称）　　　株式会社竹中工務店（外１名） ４、代理人 ５、補正命令の日付（自発補正） 昭和　　年　　月　　日 図面第７図を別紙の通り補正する。 手続ネ甫正書（方式） ％式％ 昭和６１イｆＶｆ　訂　願第２８５４１３丹２、名案の
名称 屋内給水配管 ３、補正をする省 事件との関係　　　　　　特許出願人 氏名（名称）　　　　　株式会社竹中工務店（外１名） ４、代理人 住所　東京都文京区白山５丁目１４番７号５、補正命令
の日付く発送Ｌ＋） 昭和６２年　２月２４日 ６、補正の対象 明１１１ｉｕの図面の簡単な説明り描 ７、補正の内容 明細書第８頁２０行目乃至第９頁３行目「第６図・・・
である。」を１第６図、第７図は夫々使用水栓の例を示
す断面図、第８図は本発明の配管と従来の配管の騒音レ
ベルの測定結果を比較して示すグラフである。」に補正
する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 屋内給水配管において、該配管の各水栓器具接続部近傍
   を一部適宜長さに亘たりゴム製の配管材により形成した
   ことを特徴とする給水騒音伝播抑制屋内給水配管。