JP2844172B2 - 排水用配管構造 - Google Patents

排水用配管構造

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JP2844172B2
JP2844172B2 JP6337850A JP33785094A JP2844172B2 JP 2844172 B2 JP2844172 B2 JP 2844172B2 JP 6337850 A JP6337850 A JP 6337850A JP 33785094 A JP33785094 A JP 33785094A JP 2844172 B2 JP2844172 B2 JP 2844172B2
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正人 高以良
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/04Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば流し台などの利
水機器からの排水を集合し、地下処理槽などの排水処理
槽へ排水するための排水用配管構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般ビルや集合住宅用ビルあるい
はホテルなどの建築物において、室内などに設置されて
いる流し台や風呂、トイレ、洗面化粧台のような利水機
器から排出される汚水や雑排水(以下、単に排水とい
う)を処理するために、図9に示すように、地下処理槽
などの排水処理槽(図示略)と接続された鋳鉄製の縦引
き配管(排水用本管)1が配設されている。
【0003】この縦引き配管1に対して連結される横引
き配管2は、樹脂管あるいは樹脂ライニング鋼管が主と
して用いられており、これらの管同士を互いに組み合わ
せて一連に連結し、所望の長さに形成されている。例え
ば、同図に示すように、風呂などの利水機器3aに接続
されている接続管4aを、横引き配管材2a,2bの接
続と分岐とを合わせもつ分岐サドル5aに接続し、流し
台などの利水機器3bに接続されている接続管4bを、
横引き配管材2d,2eの接続と分岐とを合わせもつテ
ィー5cに接続させている。
【0004】この横引き配管材2b,2cは、サドル5
bにより互いに接続され、さらに横引き配管材2cは、
ソケット5dを用いて次の横引き配管材2eと接続させ
て構成されている。なお、接続管4a,4bは、樹脂ま
たは金属製の接続管が用いられており、エルボ6aやソ
ケット6bなどの継手6を介して一連の接続管とされて
いる。
【0005】これにより、各利水機器3a,3bからの
排水は、各接続管4a,4bを介して横引き配管2(2
a〜2e)に集合させられ、次いでこの横引き配管2か
ら縦引き配管1を経て排水処理槽へ排水されている。
【0006】なお、7は横引き配管2の上流側に設けら
れる閉塞部であり、また上記分岐サドル5aとしての継
手部は、図10(a) に示すような分岐サドル方式のもの
が用いられ、ティー5cとしての継手部は、図10(b)
に示すような硬質塩化ビニール管式のものや、図10
(c) に示すようなねじ込み式のものが用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の横引
き配管構造は、各利水機器3a,3bから引き出される
接続管4a,4bは、エルボ6aやソケット6bなどの
継手6を用いて接続し、さらにこのような接続管4a,
4bをそれぞれ分岐・連結用の継手部5の分岐サドル5
aやティー5cを介して樹脂管あるいは樹脂ライニング
鋼管の横引き配管2に接続する必要がある。
【0008】また、接続管4a,4bを接続せず分岐を
不要とする部分の樹脂管あるいは樹脂ライニング鋼管
は、連結用の継手部5のサドル5bやソケット5dを用
いて一連に接続されている。
【0009】しかしながら、このような構成の場合に
は、分岐サドル5aは、図10(a) に示すように、ボル
トを用いて固定する構造となっており、図10(b) に示
すように接着して用いる樹脂管用ティー5cや図10
(c) の鋼管用ねじ込み式の継手を用いなければならな
い。即ち、直管を分岐口毎に切断し、分岐継手を介して
接続し直さなければならないため、施工時間やコストが
かかる問題がある。また、横引き配管2の接続には、5
bのようなボルトを用いるものと、5dのような樹脂製
ソケットあるいはねじ込み式ソケットを用いなければな
らない。
【0010】一方、上記する鋳鉄製の縦引き配管1と横
引き配管2との接続は、縦引き配管1と一体成形されて
いる分岐部1aにガスケット1bを介して連結させてい
る。
【0011】しかも、樹脂管を横引き配管2として用い
る場合、軽量で扱い易いとともに、耐蝕性がよく、安価
であるなどの利点があるが、その反面、耐震性、耐衝撃
性、耐エロージョン性、耐候性などにおいて問題があ
る。
【0012】さらに、樹脂ライニング鋼管を横引き配管
2として用いる場合、強度的には充分な剛性があるが、
樹脂の磨滅による耐蝕性の劣化、継手部5との接合部の
管端部における耐蝕性の劣化などに問題があり、厚肉で
重いため作業性が悪い問題もある。
【0013】また、鋳鉄製の縦引き配管1は、重く、狭
い場所に配設されるため、その接続作業はかなりの重労
働となり、作業性に問題がある。
【0014】室内機器の交換などには、室内あるいは建
物全体の既設管を全面的に、または部分的に交換しなけ
ればならない場合も多々あり、メンテナンス費用がかさ
むことになる。しかしながら、近年建築物の高層化が進
み、また設備施工技能者の確保の困難さなどの面から、
特に排水用の配管にあっても安全性や耐用年数の増加あ
るいは施工性などの改善が要望されている。
【0015】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、施工性の向上
を図るとともに、コストの低減化を図ることが可能な排
水用の配管構造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明の排水用配管構造は、両端にベベルエンド加
工が施され、直管部内面にセラミック系のスパッター防
止剤が塗布されている薄肉軽量なステンレス鋼管製の直
管と、一端にベベルエンド加工が施され、他端が拡管し
たソケット部を備え、かつ直管部内面にセラミック系の
スパッター防止剤が塗布されている薄肉軽量なステンレ
ス鋼管襲のソケット付き管とを所定数それぞれゴム製の
ソケット・パッキンまたはガスケットを介して組み合わ
せて構成する横引き配管と縦引き配管とからなる排水用
配管において、上記直管及びソケット付き管の直管部に
開設させた分岐孔の部分に、短管の突出部をゴム板のシ
ールポケットを介在させて差し込ませてある復元力を有
する半円筒状の分岐サドルを嵌合固着して分岐部とし、
分岐サドルの短管と各利水機器の排出口とを接続管で連
結するようにしたことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明は、上記シールポケットに接
着剤を塗布したことを特徴とする。
【0018】さらに、本発明は、上記分岐サドルの円周
長さ方向の両端縁にリード部を形成したことを特徴とし
ている。
【0019】本発明の上記横引き配管と縦引き配管との
接続は、短管の端部にソケット部を有し、かつ復元力を
有する半円筒状の分岐サドルを使用することを特徴とす
る。
【0020】またさらに、本発明は、上記直管及びソケ
ット付き管の直管部に開設された不要な分岐孔の部分
に、復元力を有する半円筒状の盲サドルを嵌合固着して
閉塞するようにしたことを特徴とするとよく、この盲サ
ドルの円周長さ方向の両端縁にリード部を形成したこと
を特徴とするものである。
【0021】
【作用】本発明によれば、直管とソケット付き管および
キャップとが組み合わされて一連の縦引き配管と横引き
配管とが形成され、この両方の配管に開設されている分
岐孔に、分岐サドルを嵌合固着させて分岐部を構成し、
分岐サドルの短管に利水機器から引き出された接続管を
接続して、横引き配管が構成される。この横引き配管
は、ソケット部を有する分岐サドルのソケット部に接続
させ、この分岐サドルを縦引き配管の分岐孔に嵌合固着
させて排水用配管が構成される。また、横引き配管と縦
引き配管の不要な分岐孔に盲サドルを嵌合固着させて、
不要な分岐孔を閉塞できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る排水用配管構造の概略を示
す説明図である。同図に示すように横引き配管10は、
各種利水機器30a,30bとフレキシブルな接続管3
1a,31bとを介して接続されている。
【0023】この利水機器30a,30bは、例えば一
般ビルや集合住宅用ビルあるいはホテルなどの建築物の
各室内などに設置されている風呂や流し台、トイレ、洗
面化粧台のような機器であり、例示として風呂と流し台
の利水機器30a,30bを示し、その排水口(図示
略)には、ステンレス製フレキシブル管またはゴムホー
スなどのフレキシブルな接続管31a,31bの端部が
接続されている。
【0024】この横引き配管10の上流側となる一端
(この実施例では図中右側)は、図3(b) に示すよう
な、ツバ部17aとシール用舌片17bなどが設けられ
たゴム製のソケット・パッキン17を介してキャップ1
6(図3(a) 参照)が固着されて閉塞されている。他端
(図中左側)は、地下などに設けられている排水処理槽
(図示略)に接続された排水用本管である縦引き配管2
0に、端部にソケット部27aを有する分岐サドル27
を介して連結されている。同様に、縦引き配管20の上
端には、ソケット・パッキン17を介してキャップ16
が固着されている。
【0025】本発明の場合、この横引き配管10と縦引
き配管20は、JIS G 3448「一般配管用ステ
ンレス鋼鋼管」に規定されるSUS316TPDと同等
以上の耐蝕性を有するステンレス鋼管で、その肉厚は上
記JIS G 3448に規定する厚さからそれの1/
3厚として形成された薄肉軽量のステンレス鋼管を素材
管としている。
【0026】この横引き配管10と縦引き配管20は、
具体的には、図2に示すように直管11とソケット付き
管12との組み合わせにより所定の長さに形成されてい
る。つまり、直管11は、上記した素材管の両端にベベ
ルエンド加工18が施され、ソケット付き管12には、
一端にベベルエンド加工18が施されるとともに、他端
を拡管してソケット部19が設けられている。
【0027】このベベルエンド加工18は、ソケット付
き管12にあっては、ソケット部19にソケット・パッ
キン17を介して直管11、またはソケット付き管12
が容易に差し込めること、直管11にあっては、ソケッ
ト・パッキン17を介してソケット付き管12、または
キャップ16が容易に取り付けることができること、お
よびソケット・パッキン17を傷つけないための役割を
果たすことを目的として加工されている。
【0028】そして、ソケット付き管12のソケット部
19にソケット・パッキン17を挿入した後、直管11
を挿入して両者を接続して横引き配管10を形成し、こ
れを上記するソケット部27aを有する分岐サドル27
を介して縦引き配管20に連結させて排水用配管30を
構成している。このとき、横引き配管10と縦引き配管
20の長さが長い場合は、ソケット付き管12を複数接
続した後、直管11を接続することによって対応でき
る。
【0029】直管11およびソケット付き管12の直管
部には、図4(a),(b) に示すようにエアープラズマまた
はホールソーなどの手段を用いて、管壁の円周方向に一
定の半径で円状の分岐孔13が開設されている。
【0030】この各管11,12の直管部内面には、図
2に示したように、セラミック系のスパッター防止剤2
3が塗布されており、この塗布層により分岐孔13をエ
アープラズマ手段を用いて開設した場合、スパッターが
管内面に付着してステンレス鋼管の耐蝕性が劣化される
のを回避している。
【0031】一方、上記分岐孔13およびその周囲部分
の直管外周には、分岐サドル14が嵌合固着されてお
り、ビッカース硬度400〜450に冷間圧延した素材
の弾性による復元力を有するステンレス鋼板14aを用
いて半円筒状の板体として形成され、かつこの板体のほ
ぼ中央には、JIS G 3448の短管15aが突設
されている。縦引き配管20と横引き配管10とを接続
させる分岐サドル27では、JIS G 3448の屈
曲管の一端をソケット部27aに加工した短管15bを
設けてある。
【0032】この短管15aは、図5の(a),(b) に示す
ように、素材の弾性による復元力を有する分岐サドル1
4,27を形成する半円筒状の板体であるステンレス鋼
板14aのほぼ中心に円状の分岐口14bを開設し、こ
の分岐口14b内に上記した規格によるステンレス鋼製
の短管15aを差し込んでステンレス鋼板14aと溶接
により接続し、ステンレス鋼板14aを貫通して内外に
突出させるか、内面に面一になるように固着立設させて
ある。ステンレス鋼板14aの内面には、止水材として
短管15aの外周よりも10〜15mm大きい径の孔2
1aを中心に有するゴム板21を張り付けてシールポケ
ット22を形成する。この場合、シールポケット22に
シリコーン系接着剤を塗布すれば、固着力と気密性を向
上させることができる。
【0033】ゴム板21は、分岐サドル14,27を形
成する半円筒状のステンレス鋼板14aの板体の弧の長
さよりも10〜20mm短く、かつ半円筒状の板体の長
さに相当する幅を持つ長方形のゴム板とすれば好適であ
る。
【0034】次に、図7に示す盲サドル24について説
明すると、この盲サドル24は、例えば配管後に配管変
更が生じたような場合、既設の分岐サドル14を取り外
した後の不要な分岐孔13を塞ぐために用いるものであ
り、素材の弾性による復元力を有するステンレス鋼板2
4aの半円筒状の板体内面にゴム板25を張り付けて形
成されている。
【0035】この盲サドル24においても分岐サドル1
4,27と同様に、止水材として、半円筒状の板体内面
に張り付けるゴム板25は、半円筒状の板体の弧の長さ
よりも10〜20mm短く、かつ半円筒状の板体の長さ
に相当する幅を持つ長方形のゴム板とすれば好適であ
り、内面にシリコーン系接着剤を塗布すれば、固着力と
気密性とを向上させることができる。
【0036】分岐サドル14,27および盲サドル24
における半円筒状の板体の弧の長さは、対象となるステ
ンレス鋼管の外円周長さの3/4〜5/6とし、円の内
半径は、対象となるステンレス鋼管の外半径と同等また
は−2mmに成形し、かつ円弧の端5〜10mmを90
度折り曲げるかカーリング成形を施し、リード部26を
形成すれば、分岐孔13への取り付けをワンタッチで嵌
合固着させることができる。
【0037】したがって、この実施例によれば、薄肉軽
量のステンレス鋼管の一方の管端を拡管してソケット部
19を形成したソケット付き管12と直管11とを準備
し、ソケット付き管12のソケット部19にゴム製のソ
ケット・パッキン17を介して直管11を接続させて、
横引き配管10と縦引き配管20とを組み合わせ形成す
る。
【0038】そして、この横引き配管10と縦引き配管
20の直管部に、エアープラズマまたはホールソーなど
の手段により分岐孔13を開設し、この分岐孔13に対
して所定サイズで、素材の弾性による復元力を有する分
岐サドル14,27を、まず内面側の短管15a,15
bの周囲に設けられたシールポケット22に接着剤を挿
入し、分岐孔13内に嵌合し、内側面の接着剤を介して
管外周に嵌合固着して分岐部分をシールする。
【0039】その後、分岐サドル27のソケット部27
aに横引き配管10を接続させて縦引き配管20と一体
にした排水用配管30を構成し、この分岐サドル14の
短管15a,15bと流し台、風呂、トイレ、洗面化粧
台などの利水機器30a,30bの排水口とを、ステン
レス製フレキシブル管またはゴムホースのようなフレキ
シブルな接続管31a,31bによって互いに連結させ
るように構成されている。
【0040】このため、従来のように多数の継手部やボ
ルト締めを必要とする分岐サドルなどが不要となり、ワ
ンタッチで横引き配管10に各利水機器30a,30b
…からの接続管31a,31b…を連結させることがで
きるとともに、横引き配管10と縦引き配管20の連結
も容易にできる。
【0041】分岐サドル14,27の両側に分岐孔13
の開口縁に掛り止められるリード部26を設けた場合、
分岐孔13に対する分岐サドル14の取り付けは、嵌合
するときに、このリード部26が配管の円周方向に沿っ
た方向に力を与えることになり、分岐サドル14,27
の有する復元力と相俟ってより操作性がよくなり、ワン
タッチでその嵌合固着を行うことができる。
【0042】さらに、分岐サドル14,27の短管15
a,15bを内側に最大5mm程突出させれば、この突
出部分がガイドとなり、分岐孔13と分岐サドル14,
27の中央がずれることなく、分岐サドル14,27を
嵌合固着できる。
【0043】この分岐サドル14,27において、より
強い固着を必要とする場合には、図8に示す固着手段を
使用することができる。図8(a)(b)に示す固着手段は、
一対のバンド35,35を各締付け具36の金具37を
介して強い力で分岐サドル14を直管11に固着させる
例である。
【0044】図8(c)(d)の固着手段は、幅広なバンド3
8の例であり、両端に設けた各締付け具39の金具40
を介して固着でき、図8(e)(f)に示す固着手段は、幅広
なバンド41の両端に設けた取付け部42,42にボル
ト43を通し、これにナット44を螺着させて、分岐サ
ドル14を強い力で固着できる。ここでは、分岐サドル
14について説明したが、分岐サドル27も同様な固着
手段を使用できる。
【0045】このように本発明に係る排水用配管構造
は、SUS316TPDまたはそれと同等またはそれ以
下の薄肉軽量ステンレス鋼管を用いることにより、従来
用いられている鋳鉄管や樹脂ライニング鋼管の重量がか
さむ問題を解決し、作業性を改善するとともに、耐蝕
性、耐用年数の増加、施工性の向上が可能となる。ま
た、樹脂管における耐蝕性、耐エロージョン性、耐衝撃
性が改善され、大幅な耐用年数の増加が可能となるもの
である。
【0046】一方、軽量である他に継手部、分岐サド
ル、キャップがワンタッチ方式のものとして構成されて
おり、従来のように全て継手を用いて行う施工方式に比
べて、工期の短縮、施工性と安全性の向上、ランニング
を含むトータルコストの低減が可能となる。なお、分岐
サドルは、半円筒状の板体として形成した場合に素材の
弾性による十分な復元力有するハード材料であれば、上
記したステンレス鋼板に限定しなくてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来に比べて、排水用配管の耐用年数を大幅に増加する
ことができるとともに、利水機器と横引き配管との接
続、また横引き配管と縦引き配管との接続を多数の継手
を用いず、しかもワンタッチで行えるので作業性が著し
く改善される。特に、分岐サドル及び盲サドルは、分岐
孔を開設してある直管部に対し、復元力を有する半円弧
状構成であり、かつリード部を介してワンタッチの操作
で簡易に嵌合固着できる。また、横引き配管及び縦引き
配管を構成する直管とソケット付き管の直管部内面に、
セラミック系のスパッター防止剤が塗布してあるため、
分岐孔を開設するとき生ずるスパッターが誘因となる管
の腐食を回避できるなど施工性の向上とともに、コスト
の低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る横引き配管構造の概略を示す説明
図。
【図2】図1に示す横引き配管の部分断面を示す説明
図。
【図3】(a) はキャップを、(b) はソケット・パッキン
の部分断面を示す側面図。
【図4】(a) は分岐孔と分岐サドルを、(b) は分岐孔と
ソケット部を有する分岐サドルとの嵌合前の斜視図。
【図5】(a) は正面側から、(b) は裏面側からの分岐サ
ドルを示す斜視図。
【図6】分岐サドルと分岐孔との嵌合状態の1例を示す
説明用断面図。
【図7】(a) は正面側から、(b) は裏面側からの盲サド
ルを示す斜視図。
【図8】分岐サドルの固着手段の各例を示し、(a) は1
例の説明用断面図、(b) は(a)の正面図、(c) は2例の
説明用断面図、(d) は(c) の正面図、(e) は3例の説明
用断面図、(f) は(e) の正面図。
【図9】従来の排水用配管の概略を示す説明図。
【図10】図9に用いられる部品の説明図。
【符号の説明】
10 横引き配管 11 直管 12 ソケット付き管 13 分岐孔 14 分岐サドル 20 縦引き配管 27 ソケット部を有する分岐サドル 30a,30b 利水機器 31a,31b 接続管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 俊男 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 高以良 正人 大阪市北区紅梅町3番5号 三建設備工 業株式会社大阪支店内 (72)発明者 青山 由輝 大阪市北区紅梅町3番5号 三建設備工 業株式会社大阪支店内 (72)発明者 玉置 憲三 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 日 本金属工業株式会社内 (72)発明者 森本 忠夫 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 日 本金属工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−102018(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 41/00 - 41/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にベベルエンド加工が施され、直管
    部内面にセラミック系のスパッター防止剤が塗布されて
    いる薄肉軽量なステンレス鋼管製の直管と、一端にベベ
    ルエンド加工が施され、他端が拡管したソケット部を備
    え、かつ直管部内面にセラミック系のスパッター防止剤
    が塗布されている薄肉軽量なステンレス鋼管製のソケッ
    ト付き管とを所定数それぞれゴム製のソケット・パッキ
    ンまたはガスケットを介して組み合わせて構成する横引
    き配管と縦引き配管とからなる排水用配管において、上
    記直管及びソケット付き管の直管部に開設させた分岐孔
    の部分に、短管の突出部をゴム板のシールポケットを介
    在させて差し込ませてある復元力を有する半円筒状の分
    岐サドルを嵌合固着して分岐部とし、分岐サドルの短管
    と各利水機器の排出口とを接続管で連結するようにした
    ことを特徴とする排水用配管構造。
  2. 【請求項2】 上記シールポケットに接着剤を塗布した
    ことを特徴とする請求項1記載の排水用配管構造。
  3. 【請求項3】 上記分岐サドルの円周長さ方向の両端縁
    にリード部を形成したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の排水用配管構造。
  4. 【請求項4】 上記横引き配管と縦引き配管との接続
    は、短管の端部にソケット部を有し、かつ復元力を有す
    る半円筒状の分岐サドルを使用することを特徴とする請
    求項1,2又は3記載の排水用配管構造。
  5. 【請求項5】 上記直管及びソケット付き管の直管部に
    開設された不要な分岐孔の部分に、復元力を有する半円
    筒状の盲サドルを嵌合固着して閉塞するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の排水用配管構造。
  6. 【請求項6】 上記盲サドルの円周長さ方向の両端縁に
    リード部を形成したことを特徴とする請求項5記載の排
    水用配管構造。
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