JPH08302765A - 組立式浴室の裏配管固定金具及び裏配管構造 - Google Patents
組立式浴室の裏配管固定金具及び裏配管構造Info
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- JPH08302765A JPH08302765A JP13283095A JP13283095A JPH08302765A JP H08302765 A JPH08302765 A JP H08302765A JP 13283095 A JP13283095 A JP 13283095A JP 13283095 A JP13283095 A JP 13283095A JP H08302765 A JPH08302765 A JP H08302765A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、組立式浴室の裏配管に関するもので
あり、更に詳しくは、可撓性合成樹脂管体を用いた裏配
管固定金具及び裏配管構造に係るものである。 【構成】防水パンの裏当材に固定される固定部と、これ
より伸びる架橋部と、前記防水パンの裏側に向けて傾斜
(傾斜角θ)された傾斜部とよりなり、この傾斜部にサ
ドルバンドを固着したことを特徴とする組立式浴室の裏
配管固定金具。1‥固定金具、2‥固定部、3‥架橋
部、4‥傾斜部、5‥サドルバンド、8‥裏当材、10
‥管体、52‥床、θ‥傾斜部の床面に対する傾斜角。 【効果】本発明は以上の構造としたゆえに、管体の支持
固定は迅速・簡単となり、かつ管体を防水パンの裏側へ
自然に曲げられることとなる。
あり、更に詳しくは、可撓性合成樹脂管体を用いた裏配
管固定金具及び裏配管構造に係るものである。 【構成】防水パンの裏当材に固定される固定部と、これ
より伸びる架橋部と、前記防水パンの裏側に向けて傾斜
(傾斜角θ)された傾斜部とよりなり、この傾斜部にサ
ドルバンドを固着したことを特徴とする組立式浴室の裏
配管固定金具。1‥固定金具、2‥固定部、3‥架橋
部、4‥傾斜部、5‥サドルバンド、8‥裏当材、10
‥管体、52‥床、θ‥傾斜部の床面に対する傾斜角。 【効果】本発明は以上の構造としたゆえに、管体の支持
固定は迅速・簡単となり、かつ管体を防水パンの裏側へ
自然に曲げられることとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立式浴室の裏配管に
関するものであり、更に詳しくは、可撓性合成樹脂管体
を用いた裏配管固定金具及び裏配管構造に係るものであ
る。
関するものであり、更に詳しくは、可撓性合成樹脂管体
を用いた裏配管固定金具及び裏配管構造に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高層マンションやホテルには組立
式浴室が広く使用されており、通常は防水パン、浴槽、
周壁、天井等がFRP製部材からなっている。これら各
部材はビス等にて予め組立られて浴室とされ、給水、給
湯管体を浴室の裏側に配管を施して所定の位置に設置さ
れている。かかる給水、給湯管体は浴室の側板に金属製
エルボを設置し、浴室の側面、底面の裏側を通って設備
配管との間を金属製管体を配管することによって浴室の
裏配管がなされている。この裏配管は工場等にて所定の
部位を折り曲げたり、連結したりして予め全体構造が構
成され、施工現場へ搬入して浴室の裏側へ組立られるも
のである。
式浴室が広く使用されており、通常は防水パン、浴槽、
周壁、天井等がFRP製部材からなっている。これら各
部材はビス等にて予め組立られて浴室とされ、給水、給
湯管体を浴室の裏側に配管を施して所定の位置に設置さ
れている。かかる給水、給湯管体は浴室の側板に金属製
エルボを設置し、浴室の側面、底面の裏側を通って設備
配管との間を金属製管体を配管することによって浴室の
裏配管がなされている。この裏配管は工場等にて所定の
部位を折り曲げたり、連結したりして予め全体構造が構
成され、施工現場へ搬入して浴室の裏側へ組立られるも
のである。
【0003】しかるに、この予め所定の構造にユニット
化された裏配管は、フルパンタイプの場合にはこれとは
別にユニット化された裏配管のみ別体で出荷されるた
め、特にこの運搬時に著しく手間を要するばかりでな
く、極くわずかなくるいがあっても配管できないケ−ス
が多々あり大きな問題となっていた。しかも、配管接続
部位が多く存在するため、漏水の確率も高く部品点数も
多いためコストアップともなっていた。更に、金属製配
管であるため、水栓金具の使用時に水撃音の発生もあ
り、これらの欠点の改良を要請されていた。
化された裏配管は、フルパンタイプの場合にはこれとは
別にユニット化された裏配管のみ別体で出荷されるた
め、特にこの運搬時に著しく手間を要するばかりでな
く、極くわずかなくるいがあっても配管できないケ−ス
が多々あり大きな問題となっていた。しかも、配管接続
部位が多く存在するため、漏水の確率も高く部品点数も
多いためコストアップともなっていた。更に、金属製配
管であるため、水栓金具の使用時に水撃音の発生もあ
り、これらの欠点の改良を要請されていた。
【0004】本発明者はこれらの欠点を改善するため、
例えばポリブテン樹脂管を管体に用い、これに緩衝材、
保護管(サヤ管)をもって覆った構造の裏配管構造を提
供した。この樹脂管体を含め裏配管は側壁パネルにサド
ルバンドをもって支持固定されるのが一般的であって、
この状態を第9図に示す。図中、側壁パネル41と防水
パン42とがビス43にて連結されており、側壁パネル
41の水栓金具(図示せず)に対応してL型継手44が
固定されている。そしてこの継手44に管体45が装着
され、側壁パネル41の裏側に固着した補強板46が貼
り付けられ、これにサドルバンド47をもって管体45
が支持固定されている。そして、防止パン42のフラン
ジ48の裏側に配置された補強材(木材)49にも同様
にサドルバンド47によって管体45が固定されてい
る。図中、50は裏当材であり、51は脚を示す。そし
てその管体45は防水パン42の裏側の床52上に転が
されて給水ヘッダ−(図示せず)に連結されることとな
るが、特に可撓性管体45を用いた場合には、この管体
45を曲げつつ防水パン42の裏側に配備するため、反
力(A)を生ずることとなり、作業性の面で尚改善を要
請されていた。
例えばポリブテン樹脂管を管体に用い、これに緩衝材、
保護管(サヤ管)をもって覆った構造の裏配管構造を提
供した。この樹脂管体を含め裏配管は側壁パネルにサド
ルバンドをもって支持固定されるのが一般的であって、
この状態を第9図に示す。図中、側壁パネル41と防水
パン42とがビス43にて連結されており、側壁パネル
41の水栓金具(図示せず)に対応してL型継手44が
固定されている。そしてこの継手44に管体45が装着
され、側壁パネル41の裏側に固着した補強板46が貼
り付けられ、これにサドルバンド47をもって管体45
が支持固定されている。そして、防止パン42のフラン
ジ48の裏側に配置された補強材(木材)49にも同様
にサドルバンド47によって管体45が固定されてい
る。図中、50は裏当材であり、51は脚を示す。そし
てその管体45は防水パン42の裏側の床52上に転が
されて給水ヘッダ−(図示せず)に連結されることとな
るが、特に可撓性管体45を用いた場合には、この管体
45を曲げつつ防水パン42の裏側に配備するため、反
力(A)を生ずることとなり、作業性の面で尚改善を要
請されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な現況に鑑みて新たな組立式浴室の裏配管固定金具及び
これを用いた裏配管構造を提案するものであって、前記
の諸課題を改善し、特に浴室の設置現場での配管の施工
性の改善を目的とするものである。
な現況に鑑みて新たな組立式浴室の裏配管固定金具及び
これを用いた裏配管構造を提案するものであって、前記
の諸課題を改善し、特に浴室の設置現場での配管の施工
性の改善を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の要旨は、
組立式浴室の裏配管固定金具に係り、防水パンの裏当材
に固定される固定部と、これより伸びる架橋部と、防水
パンの裏側に向けて傾斜角(θ)が30〜60度好まし
くは45度に傾斜された傾斜部とよりなり、この傾斜部
にサドルバンドを固着したことを特徴とする。
組立式浴室の裏配管固定金具に係り、防水パンの裏当材
に固定される固定部と、これより伸びる架橋部と、防水
パンの裏側に向けて傾斜角(θ)が30〜60度好まし
くは45度に傾斜された傾斜部とよりなり、この傾斜部
にサドルバンドを固着したことを特徴とする。
【0007】発明の第2の要旨は、組立式浴室の裏配管
構造に係り、組立式浴室の給水栓又は給湯栓が備えられ
る側壁の裏側に固定された継手と、この継手に装着され
た管体と、防水パンの裏側に配備された当材に取り付け
られた固定金具とよりなり、この固定金具先端を防水パ
ンの裏側に向けて30〜60度好ましくは45度に傾斜
した傾斜面となし、この傾斜面にサドルバンドにて前記
管体を支持固定したことを特徴とする。
構造に係り、組立式浴室の給水栓又は給湯栓が備えられ
る側壁の裏側に固定された継手と、この継手に装着され
た管体と、防水パンの裏側に配備された当材に取り付け
られた固定金具とよりなり、この固定金具先端を防水パ
ンの裏側に向けて30〜60度好ましくは45度に傾斜
した傾斜面となし、この傾斜面にサドルバンドにて前記
管体を支持固定したことを特徴とする。
【0008】そして発明の第2における具体的組立式浴
室の裏配管構造としては、組立式浴室の給水栓又は給湯
栓が備えられる側壁の裏側に固定されたL型プッシュロ
ック継手と、浴室の防水パンの裏側に固定されたプッシ
ュロック給水ヘッダ−とを備え、柔軟な合成樹脂製管体
の両端にサポ−トスリ−ブを差し込むと共に当該管体の
両端を前記プッシュロック継手及びプッシュロック給水
ヘッダ−内に押し込んで固定し、この管体の外周面に緩
衝材を巻き付けると共にこの緩衝材上より保護管にて覆
い、更に保護管の端末に端末カバ−を嵌め込み、前記プ
ッシュロック継手及びプッシュロック給水ヘッダ−のキ
ャップを端末カバ−端が覆ってなる組立式浴室の裏配管
構造であって、防水パンの裏当材に固定される固定部
と、これより伸びる架橋部と、防水パンの裏側に向けて
傾斜角(θ)30〜60度好ましくは45度に傾斜され
た傾斜部とよりなる固定金具の傾斜部に前記管体を当接
し、この管体をはさんでサドルバンドを傾斜部に装着し
て配管を支持固定してなるものである。
室の裏配管構造としては、組立式浴室の給水栓又は給湯
栓が備えられる側壁の裏側に固定されたL型プッシュロ
ック継手と、浴室の防水パンの裏側に固定されたプッシ
ュロック給水ヘッダ−とを備え、柔軟な合成樹脂製管体
の両端にサポ−トスリ−ブを差し込むと共に当該管体の
両端を前記プッシュロック継手及びプッシュロック給水
ヘッダ−内に押し込んで固定し、この管体の外周面に緩
衝材を巻き付けると共にこの緩衝材上より保護管にて覆
い、更に保護管の端末に端末カバ−を嵌め込み、前記プ
ッシュロック継手及びプッシュロック給水ヘッダ−のキ
ャップを端末カバ−端が覆ってなる組立式浴室の裏配管
構造であって、防水パンの裏当材に固定される固定部
と、これより伸びる架橋部と、防水パンの裏側に向けて
傾斜角(θ)30〜60度好ましくは45度に傾斜され
た傾斜部とよりなる固定金具の傾斜部に前記管体を当接
し、この管体をはさんでサドルバンドを傾斜部に装着し
て配管を支持固定してなるものである。
【0009】そして、本発明の第2の更に好ましい組合
わせとしては、合成樹脂製管体がポリブテン樹脂製管体
であり、緩衝材がポリエチレンフォ−ムシ−トとアルミ
箔との積層シ−ト、保護管が合成樹脂製さや管であるの
がよく、特にプッシュロック継手及びヘッダ−の構造と
しては、継手及びヘッダ−の内周面にグラブリング、ワ
ッシャ−、O−リングが順次嵌め込まれ、これをキャッ
プにて保持してなる形式のプッシュロックであり、前記
管体はサポ−トスリ−ブとグラブリングの爪との間に挟
着・固定されるものである。
わせとしては、合成樹脂製管体がポリブテン樹脂製管体
であり、緩衝材がポリエチレンフォ−ムシ−トとアルミ
箔との積層シ−ト、保護管が合成樹脂製さや管であるの
がよく、特にプッシュロック継手及びヘッダ−の構造と
しては、継手及びヘッダ−の内周面にグラブリング、ワ
ッシャ−、O−リングが順次嵌め込まれ、これをキャッ
プにて保持してなる形式のプッシュロックであり、前記
管体はサポ−トスリ−ブとグラブリングの爪との間に挟
着・固定されるものである。
【0010】
【作用】本発明の第1の裏配管固定金具にあっては、継
手に装着された管体をヘッダ−に導く際、防水パンの裏
側に無理なく導くことができることとなるものであり、
傾斜角(θ)を30〜60度好ましくは約45度の傾斜
をもって管体を曲げることができるので、管体への反力
をほとんど押えることが可能となる。このように、本発
明の第1の固定金具は防水パンの裏側に配する管体を無
理なく導くため、防水パンの裏側の当材にビス等で固定
されてほぼ水平に架橋部が伸びそしてこの架橋部の先端
に管体を固定する傾斜部を備えたものであり、その固定
も至極簡単であり、かつ固定金具としても安価なものが
提供できたものである。
手に装着された管体をヘッダ−に導く際、防水パンの裏
側に無理なく導くことができることとなるものであり、
傾斜角(θ)を30〜60度好ましくは約45度の傾斜
をもって管体を曲げることができるので、管体への反力
をほとんど押えることが可能となる。このように、本発
明の第1の固定金具は防水パンの裏側に配する管体を無
理なく導くため、防水パンの裏側の当材にビス等で固定
されてほぼ水平に架橋部が伸びそしてこの架橋部の先端
に管体を固定する傾斜部を備えたものであり、その固定
も至極簡単であり、かつ固定金具としても安価なものが
提供できたものである。
【0011】そして、本発明の第2は裏配管構造に係る
ものであり、前記した固定金具を装着することにより管
体が無理なくヘッダ−へ導かれることになり、特に可撓
性の管体を用いた場合には作業性が極めてすぐれたもの
となったのである。
ものであり、前記した固定金具を装着することにより管
体が無理なくヘッダ−へ導かれることになり、特に可撓
性の管体を用いた場合には作業性が極めてすぐれたもの
となったのである。
【0012】この点、剛性の高い金属製管では配管構造
の寸法と組立てた壁の穴の位置及び本管との接続位置に
許容差がほとんどなく、施工性が極めて悪かったが、柔
軟な管体を用いるが故にこの管体の長さの調節もそれほ
ど必要としないという利点があり、又継手やヘッダ−の
固定部位に若干のズレがあっても問題とならないという
利点もある。
の寸法と組立てた壁の穴の位置及び本管との接続位置に
許容差がほとんどなく、施工性が極めて悪かったが、柔
軟な管体を用いるが故にこの管体の長さの調節もそれほ
ど必要としないという利点があり、又継手やヘッダ−の
固定部位に若干のズレがあっても問題とならないという
利点もある。
【0013】配管用の管体として好んで用いられるポリ
ブテン管体は、縦弾性係数が小さいため、いわゆるウオ
−タ−ハンマ−といわれる水栓金具を急閉塞した際に生
ずる水の衝撃音を緩衝することとなる。この点、従来の
塩ビライニング鋼管や銅管にあっては、それ自体がウオ
−タ−ハンマ−音を緩和することはなく、管内の水の流
速を低減させて水の衝撃音に対処することとされ、この
ため、水栓金具の管径よりも一回り以上大きなものを使
用することとしており、コストアップの要因となってい
たが、これも解消することができたものである。
ブテン管体は、縦弾性係数が小さいため、いわゆるウオ
−タ−ハンマ−といわれる水栓金具を急閉塞した際に生
ずる水の衝撃音を緩衝することとなる。この点、従来の
塩ビライニング鋼管や銅管にあっては、それ自体がウオ
−タ−ハンマ−音を緩和することはなく、管内の水の流
速を低減させて水の衝撃音に対処することとされ、この
ため、水栓金具の管径よりも一回り以上大きなものを使
用することとしており、コストアップの要因となってい
たが、これも解消することができたものである。
【0014】更に、従来の金属管は腐食の問題も発生す
ると共に、配管構造が三次元構造となる場合には、輸送
時にこれが変形したり、接続部が緩んで漏水の原因にな
ったり、しかも輸送効率が悪く、現場での保管スペ−ス
が必要である等の問題点があった。この点、合成樹脂製
管体は可撓性があるため輸送時にはル−プ状に巻き上げ
ることが可能であり、又腐食の問題もなく、従来の金属
管による欠点を全て解消することとなる。
ると共に、配管構造が三次元構造となる場合には、輸送
時にこれが変形したり、接続部が緩んで漏水の原因にな
ったり、しかも輸送効率が悪く、現場での保管スペ−ス
が必要である等の問題点があった。この点、合成樹脂製
管体は可撓性があるため輸送時にはル−プ状に巻き上げ
ることが可能であり、又腐食の問題もなく、従来の金属
管による欠点を全て解消することとなる。
【0015】尚、継手や給水ヘッダ−に好んで用いられ
るプッシュロック機構とは、管体を継手等に圧入するだ
けで固着できる機構であり、グラブリング、ワッシャ
−、O−リングを順次嵌め込み、これをキャップにて保
持したものである。従って、管体の先端に差し込まれた
サポ−トスリ−ブとグラブリングの爪との間に管体が挟
まれて固着されることとなる。
るプッシュロック機構とは、管体を継手等に圧入するだ
けで固着できる機構であり、グラブリング、ワッシャ
−、O−リングを順次嵌め込み、これをキャップにて保
持したものである。従って、管体の先端に差し込まれた
サポ−トスリ−ブとグラブリングの爪との間に管体が挟
まれて固着されることとなる。
【0016】緩衝材は管体と保護管とのコスレ音、当り
音を緩衝するためのもので保温効果も期待される。又、
保護管は管体を作業現場での環境から保護するものであ
り、例えば溶接スラブ等からの保護をすると共に、給水
管の結露防止、給湯管の保温を目的とするものである。
更に、端末カバ−は保護管と管体を披露するものであり
継手等のキャップ部をも覆うものである。
音を緩衝するためのもので保温効果も期待される。又、
保護管は管体を作業現場での環境から保護するものであ
り、例えば溶接スラブ等からの保護をすると共に、給水
管の結露防止、給湯管の保温を目的とするものである。
更に、端末カバ−は保護管と管体を披露するものであり
継手等のキャップ部をも覆うものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明をもって更に詳細に説明する。
図1は本発明の固定金具の第1実施例を示す斜視図であ
り、図2は本発明の第2の裏配管構造を示す管体と固定
金具との関係を示す側面図である。図中、1は固定金具
を示し、2はその固定部、3は架橋部、4は傾斜部、5
はサドルバンドであり、固定部2及び傾斜部4にはビス
孔6、7が設けられている。固定部2は裏当材8に固定
される。傾斜部4は管体10の固定部であり、架橋部3
に対して床面52に向けて45度の傾斜角(θ)を有し
ており、このため管体10の曲げが自然となる。
図1は本発明の固定金具の第1実施例を示す斜視図であ
り、図2は本発明の第2の裏配管構造を示す管体と固定
金具との関係を示す側面図である。図中、1は固定金具
を示し、2はその固定部、3は架橋部、4は傾斜部、5
はサドルバンドであり、固定部2及び傾斜部4にはビス
孔6、7が設けられている。固定部2は裏当材8に固定
される。傾斜部4は管体10の固定部であり、架橋部3
に対して床面52に向けて45度の傾斜角(θ)を有し
ており、このため管体10の曲げが自然となる。
【0018】図3は本発明の固定金具の第2実施例の側
面図であり、この例では傾斜部4は前例とは逆に架橋部
4に対して180度反転させたものである。又、図4は
本発明の固定金具の第3実施例であり、図1の固定金具
における固定部2を上向きに折り曲げたものである。更
に、図5は本発明の固定金具の第4実施例であり、図3
の固定部2を上向きに折り曲げたものである。
面図であり、この例では傾斜部4は前例とは逆に架橋部
4に対して180度反転させたものである。又、図4は
本発明の固定金具の第3実施例であり、図1の固定金具
における固定部2を上向きに折り曲げたものである。更
に、図5は本発明の固定金具の第4実施例であり、図3
の固定部2を上向きに折り曲げたものである。
【0019】管体10は図に示すように固定金具1の傾
斜部4とサドルバンド5にて支持されるものであり、こ
のため、浴室の側壁の補強材を貼り付けたりする作業を
必要とせず、部品の点数も少なくてすむ。尚、サドルバ
ンド5の形状は特に限定されるものではなく、場合によ
っては図6に示すような半開き状のバンド部50 、50
に管体10を嵌め込んで固定する構造のものでもよい。
斜部4とサドルバンド5にて支持されるものであり、こ
のため、浴室の側壁の補強材を貼り付けたりする作業を
必要とせず、部品の点数も少なくてすむ。尚、サドルバ
ンド5の形状は特に限定されるものではなく、場合によ
っては図6に示すような半開き状のバンド部50 、50
に管体10を嵌め込んで固定する構造のものでもよい。
【0020】図7は裏配管構造の全体図であり、図8は
裏配管構造の部分分解図である。図中、20はプッシュ
ロック継手であり、これは浴室1の側壁10 に取り付け
られ、21はグラブリング、22は合成樹脂ワッシャ
−、23はO−リングであり、いずれも継手の内筒内に
順次嵌め込まれ、これらは継手の雄ねじ部への合成樹脂
キャップ24にてこれらをセットしたものである。
裏配管構造の部分分解図である。図中、20はプッシュ
ロック継手であり、これは浴室1の側壁10 に取り付け
られ、21はグラブリング、22は合成樹脂ワッシャ
−、23はO−リングであり、いずれも継手の内筒内に
順次嵌め込まれ、これらは継手の雄ねじ部への合成樹脂
キャップ24にてこれらをセットしたものである。
【0021】一方、回転式給水ヘッダ−30は複数のチ
−ズ311 、312 、‥が連設され、合成樹脂キャップ
32内に前記と同様にグラブリング、合成樹脂ワッシャ
−、O−リング等がセットされている。この回転式給水
ヘッダ−30は防水パン2の裏側に固定されるものであ
る。
−ズ311 、312 、‥が連設され、合成樹脂キャップ
32内に前記と同様にグラブリング、合成樹脂ワッシャ
−、O−リング等がセットされている。この回転式給水
ヘッダ−30は防水パン2の裏側に固定されるものであ
る。
【0022】このプッシュロック継手20と回転式給水
ヘッダ−30との間はポリブテン樹脂管体10が配設さ
れるものであって、管体10の両端にはサポ−トスリ−
ブ11が嵌め込まれ、この管体10の先端を前記したキ
ャップ内に差し込んでなるもので、管体10の先端はサ
ポ−トスリ−ブ11とグラブリング21の爪との間で挟
まれて固着されることになる。
ヘッダ−30との間はポリブテン樹脂管体10が配設さ
れるものであって、管体10の両端にはサポ−トスリ−
ブ11が嵌め込まれ、この管体10の先端を前記したキ
ャップ内に差し込んでなるもので、管体10の先端はサ
ポ−トスリ−ブ11とグラブリング21の爪との間で挟
まれて固着されることになる。
【0023】管体10の外周には厚さ1mmで外側にア
ルミ箔が積層されたポリエチレンフォ−ムシ−ト(緩衝
材)12が巻き上げられたものであり、この上をポリエ
チレン製の保護管(さや管)13にてカバ−されたもの
であり、更に、塩化ビニル製の端末カバ−14にて保護
管13の端部が覆われているものである。そして、この
端末カバ−14は後端は保護カバ−13を覆い、先端は
継手、ヘッダ−のキャップ24、32を覆うものであ
り、管体10の両端部を覆って保護するものである。こ
の端部カバ−14は比較的柔軟材料でできているため、
キャップ24、32より嵌め外して内部を視認すること
ができるようになっている。
ルミ箔が積層されたポリエチレンフォ−ムシ−ト(緩衝
材)12が巻き上げられたものであり、この上をポリエ
チレン製の保護管(さや管)13にてカバ−されたもの
であり、更に、塩化ビニル製の端末カバ−14にて保護
管13の端部が覆われているものである。そして、この
端末カバ−14は後端は保護カバ−13を覆い、先端は
継手、ヘッダ−のキャップ24、32を覆うものであ
り、管体10の両端部を覆って保護するものである。こ
の端部カバ−14は比較的柔軟材料でできているため、
キャップ24、32より嵌め外して内部を視認すること
ができるようになっている。
【0024】尚、前記した回転式給水ヘッダ−の代わり
にプッシュロックアダプタ−を用いてもよい。例えば、
水栓金具が1ケ所の場合は給水・給湯配管が1系統であ
るから、プッシュロックアダプタ−を用いてよいことと
なる。このプッシュロックアダプタ−はユニオン構造の
ものが好ましく、接続配管のねじ込みが容易である。逆
に言えば、管体10を固定してあっても継手側が回転し
てねじ螺合ができるものである。
にプッシュロックアダプタ−を用いてもよい。例えば、
水栓金具が1ケ所の場合は給水・給湯配管が1系統であ
るから、プッシュロックアダプタ−を用いてよいことと
なる。このプッシュロックアダプタ−はユニオン構造の
ものが好ましく、接続配管のねじ込みが容易である。逆
に言えば、管体10を固定してあっても継手側が回転し
てねじ螺合ができるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の構造としたゆえに、管体
の支持固定は迅速・簡単となり、かつ管体を防水パンの
裏側へ自然に曲げられることとなる。
の支持固定は迅速・簡単となり、かつ管体を防水パンの
裏側へ自然に曲げられることとなる。
【図1】図1は本発明の固定金具の第1実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図2は本発明の第2の裏配管構造を示す管体と
固定金具との関係を示す側面図である。
固定金具との関係を示す側面図である。
【図3】図3は本発明の固定金具の第2実施例の側面図
である。
である。
【図4】図4は本発明の固定金具の第3実施例の側面図
である。
である。
【図5】図5は本発明の固定金具の第4実施例の側面図
である。
である。
【図6】図6はサドルバンドの別例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】図7は裏配管構造の全体図である。
【図8】図8は裏配管構造の部分分解図である。
【図9】図9は本発明者による既提案の裏配管構造の概
略を示す側面図である。
略を示す側面図である。
1‥‥固定金具、 2‥‥固定部、 3‥‥架橋部、 4‥‥傾斜部、 5‥‥サドルバンド、 6、7‥‥ビス孔、 8‥‥裏当材、 10‥‥管体、 11‥‥サポ−トスリ−ブ、 12‥‥緩衝材、 13‥‥保護管、 14‥‥端末カバ−、 20‥‥プッシュロック継手、 21‥‥グラブリング、 22‥‥合成樹脂ワッシャ−、 23‥‥O−リング、 24‥‥合成樹脂キャップ、 30‥‥回転式給水ヘッダ−、 311 、312 ‥‥チ−ズ、 32‥‥合成樹脂キャップ、 52‥‥床、 θ‥‥傾斜部の床面に対する傾斜角。
Claims (9)
- 【請求項1】 防水パンの裏当材に固定される固定部
と、これより伸びる架橋部と、前記防水パンの裏側に向
けて傾斜(傾斜角θ)された傾斜部とよりなり、この傾
斜部にサドルバンドを固着したことを特徴とする組立式
浴室の裏配管固定金具。 - 【請求項2】 傾斜角θが30〜60度である請求項第
1項記載の組立式浴室の裏配管固定金具。 - 【請求項3】 組立式浴室の給水栓又は給湯栓が備えら
れる側壁の裏側に固定された継手と、この継手に装着さ
れた管体と、防水パンの裏側に配備された当材に取り付
けられた固定金具とよりなり、この固定金具先端を防水
パンの裏側に向けて30〜60度に傾斜した傾斜面とな
し、この傾斜面にサドルバンドにて前記管体を支持固定
したことを特徴とする組立式浴室の裏配管構造。 - 【請求項4】 組立式浴室の給水栓又は給湯栓が備えら
れる側壁の裏側に固定されたL型プッシュロック継手
と、浴室の防水パンの裏側に固定されたプッシュロック
給水ヘッダ−とを備え、柔軟な合成樹脂製管体の両端に
サポ−トスリ−ブを差し込むと共に当該管体の両端を前
記プッシュロック継手及びプッシュロック給水ヘッダ−
内に押し込んで固定し、この管体の外周面に緩衝材を巻
き付けると共にこの緩衝材上より保護管にて覆い、更に
保護管の端末に端末カバ−を嵌め込み、前記プッシュロ
ック継手及びプッシュロック給水ヘッダ−のキャップを
端末カバ−端が覆ってなる組立式浴室の裏配管構造であ
って、防水パンの裏当材に固定される固定部と、これよ
り伸びる架橋部と、防水パンの裏側に向けて30〜60
度に傾斜された傾斜部とよりなる固定金具の傾斜部に前
記管体を当接し、この管体をはさんでサドルバンドを傾
斜部に装着して管体を支持固定したことを特徴とする組
立式浴室の裏配管構造。 - 【請求項5】 前記管体がポリブテン樹脂製管体である
請求項第4項記載の組立式浴室の裏配管構造。 - 【請求項6】 前記緩衝材がポリエチレンフォ−ムシ−
トとアルミ箔との積層シ−トである請求項第4項記載の
組立式浴室の裏配管構造。 - 【請求項7】 前記保護管が合成樹脂製さや管である請
求項第4項記載の組立式浴室の裏配管構造。 - 【請求項8】 前記継手及びヘッダ−の内周面にグラブ
リング、ワッシャ−、O−リングが順次嵌め込まれ、こ
れをキャップにて保持してなるプッシュロック形式であ
る請求項第4項記載の組立式浴室の裏配管構造。 - 【請求項9】 前記管体はサポ−トスリ−ブとグラブリ
ングの爪との間に挟着される請求項第4項記載の組立式
浴室の裏配管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13283095A JPH08302765A (ja) | 1995-05-07 | 1995-05-07 | 組立式浴室の裏配管固定金具及び裏配管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13283095A JPH08302765A (ja) | 1995-05-07 | 1995-05-07 | 組立式浴室の裏配管固定金具及び裏配管構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302765A true JPH08302765A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15090539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13283095A Pending JPH08302765A (ja) | 1995-05-07 | 1995-05-07 | 組立式浴室の裏配管固定金具及び裏配管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08302765A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006225989A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Mym Corp | 裏配管具 |
CN111425663A (zh) * | 2020-05-12 | 2020-07-17 | 山西西建集团有限公司 | 一种卫生间排水管道施工组件及方法 |
-
1995
- 1995-05-07 JP JP13283095A patent/JPH08302765A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006225989A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Mym Corp | 裏配管具 |
CN111425663A (zh) * | 2020-05-12 | 2020-07-17 | 山西西建集团有限公司 | 一种卫生间排水管道施工组件及方法 |
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