JP3545489B2 - 組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造に関するものであり、更に詳しくは、可撓性合成樹脂パイプを用いたハ−フパンの裏配管構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高層マンションやホテルには組立式浴室が広く使用されており、洗い場、浴槽、周壁、天井等がFRP製部材からなっている。通常は洗い場と浴槽を一体成形したハ−フパン上に周壁が立設され、更に天井がビス等にて固定され、給水、給湯パイプをハ−フパンの裏側に配管して所定の位置に設置されている。かかる給水、給湯パイプはハ−フパンのエプロン部に設けられた点検口を利用して現場で配管工事をしている。しかるに、組立式浴室の施工に先行する点検口近傍までの設備配管工事が遅れると、浴室の組立ができないという問題があった。しかも、配管接続部位が多く存在するため、漏水の確率も高く部品点数も多いためコストアップともなっていた。更に、金属製パイプであるため、水撃音の発生もあり、これらの欠点の改良を要請されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管ユニットを提案するものであって、前記の諸課題を改善し、特にハ−フパンの設置現場での配管の施工性の改善を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の目的を達成するためになされたものであって、水栓金具又は水栓金具接続継手が備えられるハ−フパンのエプロン部の裏側に固定されたプッシュロックメスアダプタ−と、浴室の洗い場の裏側に固定された設備配管とのプッシュロック接続継手とを備え、柔軟な合成樹脂製パイプの先端にサポ−トスリ−ブを差し込むと共に当該パイプの先端を前記プッシュロックメスアダプタ−内に押し込んで固定し、このパイプ外周面に緩衝材を巻き付けると共にこの緩衝材上より保護管にて覆い、更に保護管の端末に端末カバ−を嵌め込み、前記プッシュロックメスアダプタ−のキャップを端末カバ−端が覆ってなることを特徴とする組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造に係るものである。
【0005】
そして、本発明の好ましい組合わせとしては、合成樹脂製パイプがポリブテン製パイプであり、緩衝材がポリエチレンフォ−ムシ−トとアルミ箔との積層シ−ト、保護管が合成樹脂製さや管であるのがよく、特にプッシュロックメスアダプタ−及び接続継手の構造としては、メスアダプタ−及び接続継手の内周面にグラブリング、ワッシャ−、O−リングが順次嵌め込まれ、これをキャップにて保持してなるプッシュロック機構であり、前記パイプはサポ−トスリ−ブとグラブリングの爪との間に挟着・固定されるものである。
【0006】
【作用】
本発明はプッシュロック機構を備えたメスアダプタ−及び接続継手を利用し、更には柔軟な合成樹脂製パイプをもって裏配管構造としたものであり、パイプとメスアダプタ−等との間の固定は極めて迅速となり、更にはパイプに柔軟性があるためにハ−フパンの成形工場にてこのパイプを装着し、このパイプを巻き上げて運搬することが可能であり、しかも運搬中に押されても従来のパイプのように折れ曲がったりすることは全くなくなりその作業性は著しく向上することとなったのである。又、柔軟なパイプであるため、パイプ取出方向や取出位置が変わっても同寸法のパイプ長で追従可能である。
【0007】
そして、このパイプとして好んで用いれれるポリブテン製パイプは縦弾性係数が小さいため、いわゆるウオ−タ−ハンマ−といわれる水栓金具を急閉塞した際に生ずる水の衝撃音を緩衝することとなる。この点、従来の塩ビライニング鋼管や銅管にあっては、それ自体がウオ−タ−ハンマ−音を緩和することはなく、管内の水の流速を低減させて水の衝撃音に対処することとされ、このため、水栓金具の管径よりも一回り以上大きなものを使用することとしており、コストアップの要因となっていたが、これも解消することができたものである。
【0008】
又、従来の金属管は腐食の問題も発生すると共に、配管構造が三次元構造となる場合には、輸送時にこれが変形したり、接続部が緩んで漏水の原因になったり、しかも輸送効率が悪く、現場での保管スペ−スが必要である等の問題点があった。この点、合成樹脂製パイプは可撓性があるため輸送時にはル−プ状に巻き上げることが可能であり、又腐食の問題もなく、従来の金属管による欠点を全て解消することとなる。
【0009】
メスアダプタ−は給水栓等が備えられるハ−フパンのエプロン部の裏側の位置に固定され、接続継手は通常はこのメスアダプタ−とは反対側の洗い場の裏側に固定されるものである。パイプの取出方向が変更されても柔軟なパイプなので追従できることとなる。
【0010】
緩衝材はパイプと保護管とのコスレ音、当り音を緩衝するためのもので保温効果も期待される。又、保護管はパイプを作業現場での環境から保護するものであり、例えば溶接スラブ等からの保護をすると共に、給水管の結露防止、給湯管の保温を目的とするものである。更に、端末カバ−は保護管とパイプを披露するものでありメスアダプタ−等のキャップ部をも覆うものである。
【0011】
【実施例】
以下、本発明をもって更に詳細に説明する。
図1は本発明の組立浴室に用いられるハ−フパン及び裏配管の概要を示す概念図であり、図2は裏配管に用いられるユニット化された配管構造の全体側面図である。図中、1はハ−フパンを示し、2は洗い場、3は浴槽である。そしてエプロン部1 に水栓金具給湯側接続部4、水栓金具給水側接続部5が備えられている。この金具4、5に連なるプッシュロックメスアダプタ−20に可撓性のパイプ10が連結されている。パイプ10の他端は配管取出方向A、Bに共用できる長さにカットされプッシュロック接続継手に連結される。6は点検口である。
【0012】
図3は裏配管構造の部分分解図である。図中、20はプッシュロックメスアダプタ−であり、ハ−フパン1のエプロン部1 に取り付けられるものであり、21はグラブリング、22は合成樹脂ワッシャ−、23はO−リングであり、いずれもメスアダプタ−の内筒内に順次嵌め込まれ、これらはメスアダプタ−の雄ねじ部への合成樹脂キャップ24にてこれらをセットしたものである。
一方、プッシュロック接続継手(メスアダプタ−又はオスアダプタ−)は通常は洗い場(防水パン)2の裏側に固定される。
【0013】
このプッシュロックメスアダプタ−20と接続継手30との間はポリブテン製パイプ10が配設されるものであって、パイプ10の両端にはサポ−トスリ−ブ11が嵌め込まれ、このパイプ10の先端を前記したキャップ24、31内に差し込んでなるもので、パイプ10の先端はサポ−トスリ−ブ11とグラブリング21の爪との間で挟まれて固着されることになる。
【0014】
パイプ10の外周には厚さ1mmで外側にアルミ箔が積層されたポリエチレンフォ−ムシ−ト(緩衝材)12が巻き上げられたものであり、この上をポリエチレン製の保護管(さや管)13にてカバ−されたものであり、更に、塩化ビニル製の端末カバ−14にて保護管13の両端部が覆われているものである。そして、この端末カバ−14は保護カバ−13を覆い、先端側の端末カバ−14はメスアダプタ−の、後端側の端末カバ−14は接続継手のキャップ24、31を覆うものであり、パイプ10の両端部を覆って保護するものである。この端部カバ−14は比較的柔軟材料でできているため、キャップ24、31より嵌め外し可能として内部を視認することができるようになっている。
【0015】
この接続継手はユニオン構造のものが好ましく、接続配管のねじ込みが容易である。逆に言えば、パイプ10を固定してあってもメスアダプタ−側が回転してねじ螺合ができるものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明は以上の構造としたゆえに、パイプとメスアダプタ−等との固定は迅速となり、ハ−フパンの成形工場にてパイプを装着し、これを巻き上げて運搬することが可能であり、しかも運搬中に損傷することもない。又、ウオ−タ−ハンマ−対策にすぐれ、腐食の問題もない裏配管構造が提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の組立浴室に用いられるハ−フパン及び裏配管の概要を示す概念図である。
【図2】図2は裏配管に用いられるユニット化された配管構造の全体側面図である。
【図3】図3は裏配管構造の部分分解図である。
【符号の説明】
1‥‥ハ−フパン、
‥‥ハ−フパンのエプロン部、
2‥‥洗い場(防水パン)、
3‥‥浴槽、
4‥‥水栓金具給湯側接続部、
5‥‥水栓金具給水側接続部、
10‥‥可撓性のパイプ、
11‥‥サポ−トスリ−ブ、
12‥‥緩衝材、
13‥‥保護管、
14‥‥端末カバ−、
20‥‥プッシュロックメスアダプタ−、
21‥‥グラブリング、
22‥‥合成樹脂ワッシャ−、
23‥‥O−リング、
24‥‥合成樹脂キャップ、
30‥‥プッシュロック接続継手(メスアダプタ−又はオスアダプタ−)、
31‥‥合成樹脂キャップ。

Claims (7)

  1. 水栓金具又は水栓金具接続継手が備えられるハ−フパンのエプロン部の裏側に固定されたプッシュロックメスアダプタ−と、浴室の洗い場の裏側に固定された設備配管とのプッシュロック接続継手とを備え、柔軟な合成樹脂製パイプの先端にサポ−トスリ−ブを差し込むと共に当該パイプの先端を前記プッシュロックメスアダプタ−内に押し込んで固定し、このパイプ外周面に緩衝材を巻き付けると共にこの緩衝材上より保護管にて覆い、更に保護管の端末に端末カバ−を嵌め込み、前記プッシュロックメスアダプタ−のキャップを端末カバ−端が覆ってなることを特徴とする組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造。
  2. プッシュロック接続継手がプッシュロックメスアダプタ−である請求項第1項記載の組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造。
  3. 前記パイプがポリブテン樹脂製パイプである請求項第1項記載の組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造。
  4. 前記緩衝材がポリエチレンフォ−ムシ−トとアルミ箔との積層シ−トである請求項第1項記載の組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造。
  5. 前記保護管が合成樹脂製さや管である請求項第1項記載の組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造。
  6. 前記メスアダプタ−の内周面にグラブリング、ワッシャ−、O−リングが順次嵌め込まれ、これをキャップにて保持してなるプッシュロック形式である請求項第1項記載の組立式浴室に用いられるハ−フパン裏配管構造。
  7. 前記パイプはサポ−トスリ−ブとグラブリングの爪との間に挟着される請求項第1項記載の組立式浴室に用いられるハ−フパンの裏配管構造。
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