JP2569567Y2 - 可撓管付き流量調節バルブ - Google Patents

可撓管付き流量調節バルブ

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JP2569567Y2
JP2569567Y2 JP1990015437U JP1543790U JP2569567Y2 JP 2569567 Y2 JP2569567 Y2 JP 2569567Y2 JP 1990015437 U JP1990015437 U JP 1990015437U JP 1543790 U JP1543790 U JP 1543790U JP 2569567 Y2 JP2569567 Y2 JP 2569567Y2
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flexible tube
valve
control valve
flow control
union nut
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JP1990015437U
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Inventor
知佳士 五味
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株式会社 キッツ
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、ファンコイル等の機器に接続して、配管か
らこれらの機器に送入される冷温水又はガスなどの流
体、又はこれらの機器から配管に排出される流体を流量
調節するのに用いられる可撓管付き流量調節バルブに関
する。
(従来の技術とその課題) ファンコイル等の機器に接続されるバルブは、従来
は、これらの機器に直接接続されるか、短い金属管や管
継手を用いて接続されていた。
このため、これらのバルブを微少流量に絞り、バルブ
内に激しい乱流が起きて騒音や振動を生じた時に、これ
らの騒音や振動が機器及び配管に直接伝わって、これら
の機器や配管で共鳴、共振して、極めて不快な騒音や振
動を発し、生活環境を悪化させるだけでなく、機器、バ
ルブ、配管に損傷を生じさせたり、これらの接続を不完
全なものにして流体の漏出を発生させたりした。
本考案は、これらの従来の課題を解決しようとするも
のであり、その目的とするところは、流量調節バルブよ
り発生しいたキャビテーションによる騒音を低減させる
ことにある。
考案の構成 (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、布入りゴムや
樹脂等で形成した騒音低減用の可撓管に環状山型拡径部
を形成すると共に可撓管の両端部に環状鍔部を形成し、
一方、ボールバルブやバタフライバルブ等の流量調節バ
ルブの配管接続部のおねじにユニオンナットを螺合し、
このユニオンナットで前記環状鍔部の一方側を挾持させ
て可撓管を流量調節バルブの配管接続部に接続し、更
に、他方側の環状鍔部にユニオンナットを取付け、この
ユニオンナットでファンコイル等の機器側の配管に接続
して、中間開度に位置させた調節バルブより発生したキ
ャビテーションによる騒音を可撓管で低減させてファン
コイル等の機器側へ伝達する騒音を低減させるようにし
た。
(作用) 本考案の可撓管付き流量調節バルブは、上記のように
構成したので、流量調節バルブの可撓管が装着されてい
る配管接続部を、ファンコイル等の機器に直接に、又は
管継手を介して回転自在に接続すると、このバルブを微
少流量に絞り、バルブ内に激しい乱流が起きて騒音や振
動を生じても、これらは非金属材料製の可撓管によって
吸収されてファンコイル等の機器に直接伝わらないの
で、これらの機器で共鳴や共振をすることがなく、極め
て不快な騒音や振動を発して生活環境を悪化させること
がない。
特に、可撓管を1個以上の環状山型拡径部を有する形
状にしたので、この拡大と縮小が列んだ流路は、騒音や
振動を吸収する作用が大きく、極めて有効である。ま
た、このような可撓管は、軸線の変位だけでなく、軸線
方向の伸張及び収縮の変化に対しても吸収作用が大き
く、熱膨張や熱収縮による配管側からの伸縮の影響も吸
収することができ、配管、バルブ、機器の間の接続が緩
んで漏れを発生することがない。
更に、バルブ本体に可撓管を装着する構造を、ユニオ
ンナットを可撓管側又はバルブ本体側に係止させるユニ
オン形継手構造にしたので、別にユニオン形管継手を用
いなくても、配管工事又は取外し工事が容易であり、無
理のない配管ができる。
なお、バルブの両方の配管接続部を、バルブ本体に可
撓管が装着された構造にすると、前記の騒音や振動は、
配管側にも伝わらず、配管側での共鳴や共振が起きない
ので、一層効果がある。
また、バルブ本体をボール弁形式にすると、流量調節
作用が容易であり、配管空間が小さく、閉弁封止が確実
である。
可撓管を非金属材料製にしたために、前述のように騒
音や振動を吸収するのに優れているだけでなく、金属の
ような疲労破壊が起き難い等の利点も有している。
(実施例) 以下に、本考案の可撓管付き流量調節バルブを、実施
例に基づいて説明する。
第1図は、本考案における可撓管付き流量調節バルブ
の1実施例を示す縦断面図である。
第1図において、1は可撓管付き流量調節バルブ、2
はバルブ本体、3は可撓管、4及び5はボールバルブ1
の配管接続部であって、このバルブ1は、一方の配管接
続部4がバルブ本体2に可撓管3が装着された構造にな
っており、他方の配管接続部5はめねじ構造になってい
る。
また、可撓管3は1個以上、第1図の実施例では2個
の環状山型拡径部3aを有していて、布入りのゴムや樹脂
のような非金属材料で作られており、バルブ本体2に形
成したおねじ2aと可撓管3に形成した環状鍔部3bに係止
させたユニオンナット6とを螺合させるユニオン形継手
構造によって、バルブ本体2に可撓管3を装着してあ
る。
更に、可撓管3に設けた配管接続部4の構造は、可撓
管3の他方の環状鍔部3cに係止させたユニオンナット7
を用いるユニオン形継手構造になっていて、ファンコイ
ル等の機器に接続される。
第1図に示した可撓管付きバルブのバルブ本体2はボ
ール弁形式であって、ハンドル8を回転操作してボール
9を回動させ、バルブ1を流量調整するのに用いる。
第2図は、本考案の可撓管付きバルブの他の実施例を
示す縦断面図であって、第1図に用いた記号と同じ記号
は、第1図について説明した部品又は部分と同じものを
示す。
第2図において、可撓管付き流量調節バルブ1は、一
方の配管接続部4がバルブ本体2に可撓管3を装着させ
た構造になっており、他方の配管接続部5はめねじ構造
になっている。
可撓管3は、1個の環状山型拡径部3aを有していて、
非金属材料で作られており、バルブ本体2に形成しため
ねじ2bに鍔付きブッシュ10を螺入して係止したユニオン
ナット11を、可撓管3に形成した環状鍔部3bに係止させ
た環状おねじ12に螺合させるユニオン形継手構造によっ
て、バルブ本体2に可撓管3を装着してある。
なお、可撓管3に設けた配管接続部4の構造は、ユニ
オン形継手構造で、ブッシュ13をファンコイル等の機器
に装着して接続する。配管接続部4はめねじになってい
る。
第1図及び第2図に示した実施例は、バルブ1の一方
の配管接続部4だけが可撓管3を装着した構造になって
いるが、他方の配管接続部5にも可撓管を装着した構造
も、本考案に含まれる。
また、バルブ本体の形式を、ゲート弁、グローブ弁、
バタフライ弁等の他の形式にしてもよく、配管接続部4
及び5の形式を、おねじ形、フランジ形、ソルダー溶接
形等の他の形式にしてもよい。
次に、第1図及び第2図に示した実施例に基づいて、
その作用を説明する。
可撓管付き流量調節バルブ1の可撓管3が装着されて
いる配管接続部4を、ファンコイル等の機器に直接又は
管継手を介して接続すると、このバルブ1を微少流量に
絞り、バルブ内にキャビテーションやフォーミング等が
起きるような激しい乱流が起きて騒音や振動を生じて
も、これらは非金属材料製の可撓管3によって吸収され
てファンコイル等の機器に直接伝わらないので、これら
の機器で共鳴や共振をすることがなく、極めて不快な騒
音や振動を発して生活環境を悪化させることがない。
特に、可撓管3を第1図及び第2図に示したように環
状山型拡径部3aを有する形状にしたので、この拡大と縮
小が列んだ流路は、騒音や振動を吸収する作用が大き
く、極めて有効である。また、このような可撓管は、軸
線の変位だけでなく、軸線方向の伸張及び圧縮の変化に
対しても吸収作用が大きく、熱による伸縮も吸収し、配
管、バルブ、機器の間の接続が緩んで漏れることがな
い。
更に、バルブ本体2に可撓管3を装着する構造を、第
1図のようにユニオンナット7を可撓管3側に係止させ
た、又は第2図のようにユニオンナット11をバルブ本体
2側に係止させ構造にしたので、別にユニオン形管継手
を用いなくても、配管工事又は取外し工事が容易であ
り、無理のない配管ができる。
なお、バルブ本体2の両方の配管接続部4及び5を、
バルブ本体2に可撓管3が装着された構造にすると、前
記の騒音や振動は、配管側にも伝わらず、配管側での共
鳴や共振が起きないので、一層効果がある。
また、バルブ本体を、第1図及び第2図に示したよう
にボール弁形式にすると、開閉及び流量調節作用が容易
であり、配管空間が小さく、閉弁封止が確実である。
可撓管3を非金属材料製にしたために、前述のように
騒音や振動に対して優れているだけでなく、金属のよう
な疲労破壊が起き難いなどの利点も有している。
考案の効果 本考案の可撓管付きバルブは、すでに詳述したように
構成し作用するので、次のような優れた効果が得られ
る。
バルブを微少流量に絞って使用し、流量調節バルブ内
でキャビテーションが生じ、激しい乱流が起きて騒音や
振動を発生しても、ファンコイル等の機器で共鳴、共振
して不快な騒音や振動を発生することがない。
上述の振動によって、配管、バルブ、機器を接続する
接続部が緩んで、流体が漏れ出ることがない。
配管系の熱による伸縮を吸収し、また、可撓管は可撓
性を有し、しかも、回動自在であるから、無理な応力が
生じないので、故障等が起きにくい。
配管系の軸線の変位、又は軸線方向の誤差を吸収する
ことができ、配管作業が容易である。
ユニオン形管継手を用いないでも、配管、取外し作業
が容易である。
これらのため、耐久性、信頼性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可撓管付きバルブの1実施例を示す縦
断面図であり、第2図は他の実施例を示す縦断面図であ
る。 1……可撓管付きバルブ、2……バルブ本体 2a……おねじ、2b……めねじ 3a……環状山型拡径部、3b……環状鍔部 4、5……配管接続部、6……ユニオンナット 10……鍔付きナット、11……ユニオンナット 12……環状おねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】布入りゴムや樹脂等で形成した騒音低減用
    の可撓管に環状山型拡径部を形成すると共に可撓管の両
    端部に環状鍔部を形成し、一方、ボールバルブやバタフ
    ライバルブ等の流量調節バルブの配管接続部のおねじに
    ユニオンナットを螺合し、このユニオンナットで前記環
    状鍔部の一方側を挾持させて可撓管を流量調節バルブの
    配管接続部に接続し、更に、他方側の環状鍔部にユニオ
    ンナットを取付け、このユニオンナットでファンコイル
    等の機器側の配管に接続して、中間開度に位置させた調
    節バルブより発生したキャビテーションによる騒音を可
    撓管で低減させてファンコイル等の機器側へ伝達する騒
    音を低減させるようにした可撓管付き流量調節バルブ。
JP1990015437U 1990-02-19 1990-02-19 可撓管付き流量調節バルブ Expired - Lifetime JP2569567Y2 (ja)

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JPS6349086U (ja) * 1986-09-17 1988-04-02

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