JP3965294B2 - 防振管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管の振動及び配管内を流れる流体の脈動の伝播を防止することが可能な防振管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、流体などの管路を形成する配管は、複数の規定長さの配管の複数本をフランジで連結することにより目的の位置まで配管通路を延長して配管系統を形成している。
【0003】
そして、前記配管系統中にはポンプが設けられており、このポンプの動力によって前記配管内に流体を送りこみ、所定の位置まで流体を搬送するのであるが、前記ポンプ等の振動が配管に伝播したり、配管中を流れる流体に脈動が生じるといった問題がある。
【0004】
このような問題から、配管の振動や流体の脈動あるいは、配管同士を連結する場合の芯違いや多少の寸法違いが生じても直ちに対応できるようにするため、図6に示すような防振管継手が従来から存在する。
【0005】
図6において、符号Aは、中央部分が膨らんだゴム製筒状管であって、当該ゴム製筒状管Aの両端には鍔部A1、A1’が形成されている。そして、前記ゴム製筒状管Aの鍔部A1,A1’は、流体導通孔B1、B1’記号を形成している金属製のフランジB,B’に対し、当該フランジB,B’と締付リングC、C’とで前記鍔部A1、A1’を挟持することにより締結部材D、D’で固定されて、防振管継手が構成されている。
【0006】
このようにして構成されている防振管継手は、上流側(向かって左側)の配管と下流側の配管との間に設けられる。具体的には、前記防振管継手のフランジBが前記配管Eのフランジと締結部材により固定されると共に、前記防振管継手のフランジB’が前記配管のフランジと締結部材により固定され、前記上流側の配管及び下流側の配管の流体管路を連結する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1)しかるに、上記従来の防振管継手によれば、前記上流側の配管E及び下流側の配管Fを連結し、かつ金属製のフランジB,B’間をゴム製筒状管Aで連結する構成であるため、連結するための連結個所が前記配管E,F用と前記ゴム製筒状管A用との2個所必要となる結果、金属製のフランジB,B’の肉厚が厚くなり、実質的に前記防振管継手の構成の殆どが重量的に金属で占める割合が高く、重量が大きくなってしまい扱いにくいという問題があった。
【0008】
(2)また、厚みHに制限がある金属製フランジB、B’の表裏両側に対して、ゴム製筒状管Aを固定するために、締付リングC、C’を締結部材D、D'で固定すると共に、配管E及びFと連結するために配管E、FのフランジE1,F1とも締結部材E2,F2でそれぞれ固定する必要がある結果、前記フランジB、B’の外径L1を配管E,FのフランジE1,F1の外径L2に対して大きく構成する必要があるため、防振管継手自体が大型化してしまうという問題がある。
【0009】
このような問題を解消する一つの手段としては、前記フランジB、B’の厚みHを前記締結部材の締結しろを確保できる程度の厚みとすればよいが、このように厚みを大きくした場合には重量が更に大きくなってしまうといった新たな問題が生じる。理想的には、前記防振管継手の外径L1と配管E,FのフランジE1,F1の外径L2との関係が、L1>L2かL1とL2とがほぼ同じ外径となるように構成されるのが設置上の問題からも好ましい。
【0010】
(3)更に、上記従来の防振管継手によれば、金属製のフランジB,B'間をゴム製筒状管Aで繋ぐような構成であるため、内圧の大きな高圧系配管の継手として使用した場合には、ゴム製筒状管Aが管路内の内圧に耐え切れずに破裂するといった強度上の耐久性に問題があった。
【0011】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、配管を介して上流側から下流側に伝播される振動を低減しつつ、軽量でかつ耐久性のある防振管継手を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明においては、上流側と下流側の配管に連結される両金属製のフランジをゴム製素材の内部に封止埋設する構造として、前記両金属製フランジと該両金属製フランジ間に介在するゴム製の筒状本体との連結個所をなくして、上述した従来技術が内包する課題(1)のような重量による問題を解消すると共に、前記両金属製フランジ間に位置する前記ゴム製の筒状本体の管内圧の上昇に伴う膨張抑制のために筒状リングを、前記両金属製フランジ間のほぼ全域に設けて成る構成を採用したものである。
【0013】
上述した構成を採用することにより、継手の殆どの構成部材を従来の金属と比べて軽量なゴム製素材で構成することが可能となり軽量な継手とすることができると共に、管路内の内圧による膨張や破裂の問題を回避可能な耐久性のある防振管継手を提供することが可能となる。
【0014】
より具体的には、本発明は、以下のような防振管継手を提供する。
【0015】
(1) ゴム製素材で形成された筒状本体の内部に流体の導通孔を有し、該導通孔を介して2つの管路を接合する継手であって、前記導通孔の両端側の前記筒状本体内部には、それぞれ金属製のフランジが埋設されていると共に、前記両端側に埋設された両フランジ間のほぼ全域には前記導通孔を囲むように金属製の筒状リングが埋設されていることを特徴とする防振管継手。
【0016】
前記金属製のフランジがそれぞれ前記導通孔の両端側の前記筒状本体内部に埋設されているから、継手の殆どの構成をゴム製素材で構成した場合に生じる他の配管との連結強度の信頼性を確保することができる。
【0017】
また、前記両端側に埋設された両フランジ間のほぼ全域には前記導通孔を囲むように金属製の筒状リングが埋設されているから、前記継手が高圧系配管に採用された場合でも、圧力破裂や経時的な劣化に起因する破損などに対する耐久性を確保することができる。
【0018】
(2) 前記筒状本体は、その外径寸法が幅寸法より大きくなるように設定されていることを特徴とする(1)に記載の防振管継手。
【0019】
このように、前記筒状本体は、その外径寸法L1が幅寸法Hより大きくなるように設定されているから、上述した耐久性を更に向上することができる。
【0020】
(3) 前記両フランジの外周面と前記金属製の筒状リングの内周面との間には、複数のベアリングを介在させて前記両フランジと前記筒状リングとが回転可能に構成して成ることを特徴とする(1)又は(2)に記載の防振管継手。
【0021】
このように、前記金属製の筒状リングの内周面と前記両フランジのそれぞれの外周面との間にベアリングを介在させているから、この防振管継手と接合される上流側及び下流側の配管との間で捩り方向(θ方向)の応力が発生しても前記筒状本体のゴムの弾性で許容できる範囲でその応力を吸収することが可能となるといった効果が期待できる。また、前述した応力吸収の効果だけではなく、例えば、上流側又は下流側の配管のフランジと接合する場合に、ボルト/ナットにより締結することが良く行われるが、前記ボルト/ナットなどの締結部材を挿入孔又は螺子止め孔に多少の位置ズレが生じた場合でも、前記筒状本体のゴムの弾性で許容できる範囲で捩って前記挿入孔又は螺子止め孔の位置合わせを行うことが可能となるため、防振管継手の取り付けが容易になる。
【0022】
(4) 前記ベアリングを介在する前記両フランジの外周面と前記金属製の筒状リングの内周面との間には、間隙を形成して成ることを特徴とする(3)に記載の防振管継手。
【0023】
このように、前記ベアリングを介在する前記両フランジの外周面と前記金属製の筒状リングの内周面との間には、間隙を形成しているから、後述する図2に示すように、前記間隙のクリアランスの範囲で、かつ前記筒状本体のゴムの弾性の許容する範囲で、上流側から下流側へ配管内を流れる流体の流れ方向と直交する成分の応力を吸収することができると共に、防振管継手を取り付ける際に、たとえ接合すべき上流側の配管と下流側の配管とが前記流れ方向と直交方向に位置ズレが生じていた場合でも、多少の前記位置ズレを許容して取り付けることができるといったメリットがある。
【0024】
(5) 上流側及び下流側配管の管路とそれぞれ接合される前記導通孔の上流側開口孔及び下流側開口孔は、該両開口孔のそれぞれの仮想中心が一致しないように位置ズレさせた状態で形成することを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の防振管継手。
【0025】
このように、前記導通孔の上流側開口孔及び下流側開口孔の仮想中心を位置ズレした状態で形成することにより、前記仮想中心を一致させた場合に比べて、より流体の脈動を抑制する効果向上などのなお一層高い防振効果を得ることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した防振管継手の一部縦断面図を示している。
【0027】
図1において、符号1は、防振管継手であって、この防振管継手1は、ゴム製素材で形成された筒状本体2と、該筒状本体2の内部には流体の導通孔3を形成している。本発明では、配管の振動などを吸収する目的から前記筒状本体2の殆どをゴム製素材で構成しているが、これと同様の振動吸収が行える前記ゴム製素材と均等物である他の素材に変更しても差し支えない。
【0028】
そして、前記導通孔3の両端側の前記筒状本体2の内部には、それぞれ金属製のフランジ5,6が埋設されていると共に、前記両端側に埋設された両フランジ5,6間のほぼ全域には前記導通孔3を囲むように金属製の筒状リング7が埋設されている。すなわち、筒状リング7の幅7Aは、両フランジ5,6の間隔と一致するように構成し、筒状リング7の両端の内周面7Cと両フランジ5,6の外周面5C,6Cが対面するように配置されている。
【0029】
前記筒状リング7を両フランジ5,6間のほぼ全域に設けている理由をここで簡単に説明する。
【0030】
そもそもこの発明をなすに当たり、本出願における発明者は、図6に示す従来技術の防振継手の強度の問題と重量的な問題点を解消するために、両フランジ5,6をゴム製素材から成る筒状本体2内部に封止することと、筒状本体2の外周の中央部分2Aを金属製の筒状リング7で囲み設ける構成を創作した。
【0031】
このように金属製の筒状リング7を中央部分2Aに部分的に設けたのは重量を可及的に少なくする狙いがあったのであるが、筒状リング7が存在しない筒状本体2のゴム製素材だけで形成される部分を、筒状リング7が存在する部分の肉薄状2Cに比べて肉厚状2Bとしても、やはり筒状リング7が存在しない部分での管内圧上昇による膨れが生じることを実験により見出した。
【0032】
このような膨れの問題は、ややもすると防振管継手1の破損の可能性があるため、上述したように、前記筒状リングを前記両金属製フランジ間のほぼ全域に設ける構成を採用したものである。
【0033】
更に、図1において、前記筒状本体2は、内部の導通孔3を通過する流体の圧力への耐久性を考慮して、その外径L1の寸法が幅Hの寸法より大きくなるように設定されている。仮に、前記幅Hを外径L1に比べてかなり大きく構成した場合には、前記筒状リング7の埋設による耐久性向上の効果が少なくなる可能性がある。
【0034】
勿論、本発明では、前記幅Hを外径L1より大きく構成した継手を排除するものでなく、上述した耐久性の効果の問題はあるものの、本発明の所定の目的は達成できるものである。
【0035】
しかも、前記筒状本体2は、軽量化を向上させる目的から、前記フランジ5,6が埋設されている前記両端側を肉厚状2Bとし、前記筒状リング7が埋設されている中央部分2Aを前記両端側に比べて肉薄状2Cに形成することもできる。勿論、本発明は、このような構成に限定されるものではない。
【0036】
また、図1及び図2において、前記両フランジ5,6の外周面5C,6Cと前記金属製の筒状リング7の両端部分の内周面7Cとの間には、複数のベアリング8・・・8(この実施の形態では当該ベアリングとして23個使用している)を介在させて前記両フランジ5,6と前記筒状リング7とがθ方向に回転可能に構成している。すなわち、前記外周面5C,6Cと筒状リング7の両端部分の内周面7Cには、それぞれ前記ベアリング8の受座溝5C1,6C1,7C1,7C1を形成しており、この受座溝5C1,6C1及び筒状リング7側の受座溝7C1,7C1間に複数のベアリング8・・8を挟持するようにして、前記筒状リング7及びフランジ5,6を封止する筒状本体2のゴムの弾性の許容する範囲でθ方向に回転可能としている。
【0037】
このように、前記金属製の筒状リング7の両端部分の内周面7Cと前記両フランジ5,6のそれぞれの外周面5C,6Cとの間にベアリング8・・8を介在させているから、この防振管継手1と接合される上流側及び下流側の配管E,Fとの間で捩り方向(θ方向)の応力が発生しても前記筒状本体2の基本素材としているゴムの弾性で許容できる範囲でその応力を吸収することが可能となるといった効果が期待できる。
【0038】
また、前述した応力吸収の効果だけではなく、例えば、上流側又は下流側の配管E,Fのフランジと接合する場合に、例えばボルトなどの締結部材E2,F2のフランジ側挿入孔E4,F4と前記フランジ5,6の螺子孔5B,6Bとに多少の位置ズレが生じた場合でも、前記筒状本体2のゴムの弾性で許容できる範囲でねじって前記挿入孔E4,F4と螺子孔5B,6Bとの位置合わせを行うことが可能となるため、防振管継手1の上流側及び下流側配管E,Fへの取り付けが容易になる。
【0039】
そして、前記ベアリング8・・・8を介在する前記両フランジ5,6の外周面5C,6Cと前記金属製の筒状リング7の両端部分の内周面7Cとの間には、間隙S(図2参照)を形成している。すなわち、図2の作用図に示すように、前記間隙Sを形成することによって、前記間隙Sのクリアランスの許容範囲で、かつ前記筒状本体2のゴムの弾性の許容範囲で、上流側から下流側へ配管E,F内を流れる流体の流れ方向と直交する成分の応力を適宜にフランジ5,6を含む筒状本体2の両端部側を前記流れ方向と直交する成分であるT方向に可動させることによって吸収することができる。また、このT方向へ可動可能とすることは、防振管継手1を取り付ける際に、たとえ接合すべき上流側の配管Eと下流側の配管Fとが前記流れ方向と直交方向に位置ズレが生じていた場合でも、多少の前記位置ズレを許容して取り付けることができるといったメリットがある。
【0040】
更に、図1に示すように、上流側及び下流側配管E,Fの管路E3,F3とそれぞれ接合される前記導通孔3の上流側開口孔3A及び下流側開口孔3Bは、該開口孔3A,3Bのそれぞれの仮想中心O1,O2が一致しないように位置ズレさせた状態で形成している。このように、前記導通孔3の上流側開口孔3A及び下流側開口孔3Bの仮想中心O1,O2を位置ズレした状態で形成することにより、前記仮想中心を一致させた場合に比べて、より流体の脈動を抑制する効果向上などのなお一層高い防振効果を得ることが可能となる。
【0041】
図3(A),図4(A)に示すのは、前記フランジ5,6の正面図であり、図3(B),図4(B)は、図3(A),図4(A)の側面図である。
【0042】
このフランジ5,6は、中央部分に貫通孔5A,6Aを有する鍔状形状を呈している。そして、前記中央部分の貫通孔5A,6Aを挟んだ対称位置に4つの螺子孔5B(6B)を形成している。そして、前記フランジは、金属製素材から成るものであるが、これに代えて、締結強度が十分に保つことができる他の素材に置換することも可能であるが、現時点では経済性等の観点から、鉄又は耐食性のある合金などを採用することが好ましい。
【0043】
前記螺子孔5B(6B)の形成位置は、図1に一点鎖線で示す上流側の配管EのフランジE1及び下流側の配管FのフランジF1に形成される図示しない締結用貫通孔と組み付け時に一致する位置に形成されている。そして、前記螺子孔5B(6B)を利用して、前記フランジE1及びF1と継手1のフランジ5,6とを、締結部材としてのボルトE2,F2で連結することにより、前記配管E,Fの流体の管路E3,F3を継手1の導通孔3で連通することができる。そして、前記配管E,Fに前記継手1を接続することにより、前記継手1は、図示しないポンプ等の動力源によって流体を搬送する配管系統の一部の構成を担うこととなる。
【0044】
上述した図6に示すような従来の継手では、例えば上流側の流体導通孔B1を形成するフランジBに対してゴム製筒状管Aと上流側の配管EのフランジE1との2つのフランジを締結する必要があったが(下流側も同様)、上述したこの実施の形態のような埋設する構成を採用することにより、締結個所を少なくして作業効率を向上することができると共に、更に、継手のフランジの厚みもしくは外径を小さくして、扱いやすい継手とすることができるだけでなく軽量化を図ることができる。
【0045】
図5(A)は、前記筒状リング7の正面図であり、図5(B)は、図5(A)に係る前記筒状リング7の側面図である。
【0046】
前記筒状リング7は、前記フランジと同様に強度的な問題があるため、金属製素材から構成することが好ましいが、強度的に同様の効果が期待できる樹脂などの素材に置換することも可能であり、このような置換を施した実施品が将来出現した場合は、本発明の目的及び効果からすれば本発明の均等の範囲に含まれるのは言うまでもなく、このような事情は、前記フランジ5,6の形成素材についても同様であるし、振動を吸収するために弾力性又は可塑性を有するゴムを採用した前記筒状本体2についても同様である。
【0047】
【発明の効果】
以上のような構成による本発明によれば、防振管継手を金属と比べて軽量なゴム製素材を主として構成することが可能となるから、軽量な継手とすることができると共に、前記筒状リングを設けることによって管路内の内圧による膨張や破裂の問題を回避可能な耐久性のある防振管継手を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した防振管継手の一部縦断面図である。
【図2】 図1に示す防振管継手のP部分の一部縦断部分拡大図である。
【図3】 (A)に示すのは、前記フランジ5の正面図であり、(B)は、(A)の側面図である。
【図4】 (A)に示すのは、前記フランジ6の正面図であり、(B)は、(A)の側面図である。
【図5】 (A)は、前記筒状リング7の正面図であり、(B)は、(A)の側面図である。
【図6】 従来の継手の縦断面図である。
【符号の説明】
1 防振管継手
2 筒状本体
3 導通孔
5,6 フランジ
7 筒状リング
E3,F3 管路

Claims (5)

  1. ゴム製素材で形成された筒状本体の内部に流体の導通孔を有し、該導通孔を介して2つの管路を接合する防振管継手であって、
    前記導通孔の両端側の前記筒状本体内部には、それぞれフランジが埋設されていると共に、前記両端側に埋設された両フランジ間のほぼ全域には前記導通孔を囲むように筒状リングが埋設されており、
    前記筒状リングの両端の内周面と前記両フランジの外周面とが対面するように配されていることを特徴とする防振管継手。
  2. 記両フランジの外周面と前記筒状リングの内周面との間には、間隙形成されていることを特徴とする請求項に記載の防振管継手。
  3. 前記両フランジの外周面と前記筒状リングの内周面との間には複数のベアリングを介在させて、前記両フランジと前記筒状リングとが回転可能に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の防振管継手。
  4. 前記筒状本体は、その外径寸法が幅寸法より大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の防振管継手。
  5. 上流側及び下流側配管の管路とそれぞれ接合される前記導通孔の上流側開口孔及び下流側開口孔は、該両開口孔のそれぞれの仮想中心が一致しないように位置ズレさせた状態で形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の防振管継手。
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