JP7233934B2 - 漏洩防止装置 - Google Patents

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本発明は、複数の管路構成部材から構成されるフランジ継手における漏洩を防止する漏洩防止装置に関する。
既設の流体管や管内流体を制御する弁などの管路構成部材の端部に構成されたフランジ継手では、地震などの外力や老朽化の影響により、フランジ同士の隙間から流体が漏洩する虞が生じることがある。このような流体の漏れを防止する装置として、従来、フランジ継手の外周面に沿って配置される漏洩防止部材と、この漏洩防止部材を収容してフランジ継手に外嵌される外嵌部材とから構成された取付部材をフランジ継手に取付けることで、フランジ間に漏洩防止部材が押圧され、フランジ継手の外周面に亘って密封するものがある。(例えば、特許文献1参照)
特開2016-161054号公報(第5頁、第3図)
特許文献1にあっては、漏洩防止部材としてのパッキンが、互いに対向する一対のフランジに架けて、該一対のフランジ外周面に当接して配置されるものであり、複数に分割された漏洩防止装置を周方向から内径方向へ締結具で緊締することで、パッキンがフランジの対向面間に押圧され、フランジ継手からの漏洩を防止するようになっている。
しかしながら、地震などの外力によって管路構成部材に管軸方向若しくは管軸に交差する方向への振動やズレが生じた場合、上述した漏洩防止装置によって管路構成部材の端部のフランジ継手からの漏洩を防止できるようになったものの、管軸方向へ延びる管路構成部材自体の管壁に破断や亀裂等の損傷が発生して漏洩の原因となる虞がある。特に管路構成部材が内部に弁体を収容した管体である場合、当該管体の管壁に膨出部分などの曲げ部を有していることが多い上、鋼製材よりも脆弱な鋳鉄材から成ることも多いため、外力により管壁に応力が掛かると、比較的強度の低い曲げ部に応力が集中して当該部分の管壁が破損し、漏洩の原因となる虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、フランジ継手からの漏洩を防止するとともに、管軸方向へ延びる管路構成部材の管壁の損傷の発生を抑制することができる漏洩防止装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の漏洩防止装置は、
管路構成部材、及び該管路構成部材に密封状に接続された他の管路構成部材の対向した一対のフランジからなるフランジ継手の外周に亘って密封し、前記フランジ継手の漏洩を防止する漏洩防止装置であって、
前記フランジ継手の外周に亘って密封する弾性部材と、該弾性部材を収容する座部を有し前記フランジ継手に外嵌される外嵌部材と、から構成される取付部材を備え、
前記取付部材は、前記管路構成部材の一方側端部のフランジ継手と他方側端部のフランジ継手とにそれぞれ取り付けられ、該取付部材同士を連結する連結部材を備えており、
前記取付部材は、前記連結部材による連結時に前記フランジ継手からの脱落を防止する抑制部を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、取付部材を管路構成部材の両端のフランジ継手にそれぞれ取り付け、更にこれらの取付部材同士を連結部材で連結することで、取付部材の内周面に収容された弾性部材がフランジ継手の接合部を密封し、それぞれのフランジ継手からの漏洩を防止でき、且つ抑制部が、取付部材を取付ける際のフランジ継手からの脱落を防止するとともに、管路構成部材に対し作用する管軸方向の外力に対抗し、管壁の破断や亀裂の発生を抑制することができる。
前記抑制部は、前記フランジ継手に取り付けられる前記取付部材の管軸方向の外側にて、前記フランジ継手の内径側に延設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、抑制部が、取付部材の管軸方向の外側にて、フランジ継手の内径側に延設されていることで、取付部材をフランジに管軸方向に係合させ、簡便に脱落を防止できる。
前記取付部材は、前記フランジ継手に取り付けられる前記取付部材の取付位置を規制する位置規制部を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、位置規制部によって、取付部材がフランジ継手に対し横倒れすることなく位置決めできる。
前記取付部材は、前記フランジ継手に取り付けられる前記取付部材の取付位置を調整する位置調整部を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、位置調整部によって、フランジ継手に対する取付部材の取付位置を調整することができる。
前記外嵌部材は、前記連結部材が挿通される孔部を備え外径方向に延設された耳部を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、連結部材を取付部材に連結させ易い。
前記孔部は、前記耳部の外径方向に開放されていることを特徴としている。
この特徴によれば、連結部材を取付部材に組付けることが容易であるうえに、連結前の仮設置時の落下を防止できる。
前記連結部材は、少なくともボルトと該ボルトに螺合する外ナットとから構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ボルトと外ナットとの螺合によってボルトの軸方向に無段階の調整をしながら締付け力を発揮できる。
前記連結部材は、前記ボルトに螺合する内ナットを備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、外ナットにより管軸方向の内側に作用する締付け力を内ナットによって調整できる。
実施例1における漏洩防止装置を示し、(a)は大口径の管体に取り付けられた漏洩防止装置の正面図、(b)は同じく側面図である。 (a)は外嵌部材を示す一部断面側面図、(b)は(a)のB-B矢視図、(c)は(a)のC-C断面図、(d)は(b)のD-D断面図である。 (a)はパッキンを示す側面図、(b)は(a)のE-E矢視図、(c)は(a)のF-F断面拡大図である。 管体と流体管とのフランジ継手部を袋ナットとボルトで固定した態様を示した正面図である。 分割体をフランジ継手に仮設置した状態の一部断面側面図である。 (a)はフランジ継手に取付部材を取り付ける態様を示す断面図、(b)は(a)の状態から取付部材が内径方向に縮径した状態を示す断面図、(c)は(b)の状態から取付部材が内径方向に縮径した状態を示す断面図、(d)は図1のA-A断面図である。 実施例2における漏洩防止装置を示し、(a)は小口径の管体に取り付けられた漏洩防止装置の正面図、(b)は同じく側面図である。 実施例3における漏洩防止装置を示し、(a)はフランジ継手に取り付けられた取付部材の側面図、(b)は変形例における取付部材の側面図である。 実施例4における漏洩防止装置を示し、管体に取り付けられた漏洩防止装置の正面図である。 実施例5における漏洩防止装置を示し、(a)は管体に取り付けられた漏洩防止装置の側面図、(b)は(a)のG-G断面図である。 実施例6における漏洩防止装置を示し、(a)は管体に取り付けられた取付部材の正面図、(b)は同じく側面図である。 実施例7における漏洩防止装置を示し、(a)は管体に取り付けられた漏洩防止装置の側面図、(b)は取付部材の一部拡大断面図である。 実施例8における漏洩防止装置を示し、(a)は管体に取り付けられた漏洩防止装置の正面図、(b)は同じく側面図である。
本発明に係る漏洩防止装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る漏洩防止装置を実施するための形態を図1から図6を参照して説明する。図1(a)及び図4に示されるように、本発明に係る漏洩防止装置1は、上流側(紙面左方)の流体管7と内部に図示しない弁体を有する管体8とがそれぞれ備え、密封状に接続されたフランジ7a,8aからなるフランジ継手78に亘って取り付けられる第一取付部材11と、この管体8と下流側(紙面右方)の流体管9とがそれぞれ備え、密封状に接続されたフランジ8e,9eからなるフランジ継手89に亘って取り付けられる第二取付部材12と、第一取付部材11と第二取付部材12とを連結する複数の連結部材13…,と、から主に構成される。
管体8は、その両端のフランジ8a,8e間に管軸方向に延設された直管部8f及びこの直管部8fよりも外径方向に張り出した張出部8gを有している。ここで管体8は本発明の管路構成部材に相当し、また流体管7,9は本発明の別の管路構成部材に相当する。また本実施例の管体8及び流体管7,9は、既設であるが新設であってもよく、本実施例では地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、流体管7,9は、断面視略円形状に形成され、内周面がモルタル層で被覆されている。また管体8の周囲は図示しない弁筐等により覆われており、その内部空間を弁室と称する。尚、本発明に係る流体管及び管体は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいはコンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管内の流体は上水であるが、本実施例の上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。なお、本発明に係る管路構成部材は管体に限られず、例えば流体管であってもよいし、また本発明に係る別の管路構成部材は流体管に限られず、例えば内部に弁体を備えた管体であっても構わない。
以下、第一取付部材11及び第二取付部材12について説明する。尚、第一取付部材11及び第二取付部材12は同一構造を有するので、第一取付部材11についてのみ説明し、第二取付部材12についての説明は省略する。
図1(b)に示されるように、第一取付部材11は、本実施例では周方向に三分割された分割体11a,11a,11aからなり、ボルト・ナット6…,により連結され環状に一体に構成されており、夫々の分割体11aは、後述するように円弧状のパッキン4と外嵌部材5とを備えている。また、実施例1の流体管7,9及び管体8はいわゆる大口径管用であり、このような大口径の管に対しては、本実施例のように、少なくとも周方向に三分割された構造の取付部材を用いると好ましい。なお、本実施例については、第一取付部材11を三分割した実施例を示したが、これに限らず二分割や四分割以上としてもよい。
図2に示されるように、外嵌部材5は、ダクタイル鋳鉄製であり、正面視において周方向に延びる円弧状を成す本体部5Aと、本体部5Aの両端部に設けられる接続部51,52と、を備えている。この接続部51,52は、後述するように、隣接する外嵌部材5と接続する際に用いられる。
一方の接続部51は、本体部5Aの一方側の端部において外径方向に立ち上がる立上片53を有し、立上片53には、ボルト・ナット6,6を挿通する貫通孔54,54と、該立上片53の外径端縁中央部から隣接する外嵌部材5側に突出する突出片55と、が設けられている。また、他方の接続部52は、本体部5Aの他方側の端部において外径方向に立ち上がる立上片56を有し、立上片56には、ボルト・ナット6,6を挿通する貫通孔54,54と、隣接する外嵌部材5の突出片55を挿通可能な凹溝57と、を備えている。
また、本体部5Aの内径側には、周方向に亘って溝部58が内径方向に開口するように形成されており、断面視凹形状を成す。具体的には、特に図2(c)に示されるように、本体部5Aは、管軸方向(前後方向)に延びる外径壁部5aと、外径壁部5aの管軸方向両端から内径方向に延びる側壁部5b,5bと、から構成されており、外径壁部5a及び側壁部5b,5bに囲まれた部分が溝部58となっている。
外嵌部材5の長手方向端部には、溝部58が外径方向に拡大する段部51a,52aが形成されている。ここで溝部58、段部51a,52aは、本実施例において座部に相当する。また、外嵌部材5には、管軸方向外側の側壁部5bに内径方向に突出する抑制部59が、該外嵌部材5の周方向に複数箇所(本実施例では各分割体11aにつき2カ所)設けられている。
外嵌部材5には、外径方向に突出する耳部5c,5cが設けられている。耳部5cは、管軸方向に貫通した孔部50cが形成されており、図1(a)に示される連結部材13が孔部50cに挿通され、更に他方のフランジ継手に設置された第二取付部材12が備える耳部5cの孔部50cに挿通されることで、第一取付部材11と第二取付部材12とが連結されるようになっている。
図3に示されるように、パッキン4は、本発明の弾性部材に相当し、本実施例ではスチレンブタジエンゴムから成る弾性部材から構成されており、正面視において周方向に延設され円弧状を成す本体部4Aと、本体部4Aの周方向の両端の外径部に設けられる接続部41,42と、を備えている。この接続部41,42は、後述するように、隣接するパッキン4と接続する際に用いられる。なお、パッキンは、弾性を有する部材であればよく、例えばニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム等であっても構わない。
一方の接続部41は、本体部4Aの一方側の端部から外径方向に向けて傾斜するように該本体部4Aの延設方向に沿って凸状に形成される傾斜面41aと、傾斜面41aよりも該本体部4Aの延設方向に離間した位置において外径方向に立ち上がる立上片43と、を有する。また、他方の接続部42は、本体部4Aの他方側の端部から外径方向に立ち上がる立上片44と、立上片44の略中央部から内径方向に向けて傾斜するように該本体部4Aの延設方向に沿って凹状に形成される傾斜面42aと、を有する。
立上片43,44の端面には、周方向に凹設される略矩形状の凹部43a,44aが形成されている。また、接続部41,42の各端面には、周方向に凹設される凹部45,46が形成される。
特に図3(c)に示されるように、本体部4Aは、その周方向に沿って略同じ断面形状を有しており、後述するように外嵌部材5の溝部58に嵌合される基部47と、基部47の中央部から内径方向に周方向に亘って膨出する第1膨出部48と、基部47から第1膨出部48を管軸方向に挟むように内径方向に周方向に亘って膨出する第2膨出部49,49と、を備えている。基部47の管軸方向の両側には、凹部47a,47aが周方向に亘って形成されている。尚、第1膨出部48及び第2膨出部49,49は、後述するように流体管7と管体8とが構成するフランジ継手78の外周に亘って密封する密封部として機能する。
また、第1膨出部48と第2膨出部49,49との間には、溝部401,401が周方向に沿って形成されており、第1膨出部48の径方向の寸法L1(本体部4Aの外周端と第1膨出部48の内周端との寸法)は、第2膨出部49,49の径方向の寸法L2(本体部4Aの外周端と第2膨出部49,49の内周端との寸法)よりも大きくなっている。言い換えれば、第2膨出部49,49は、第1膨出部48よりも外径側にて膨出している。また、第2膨出部49,49の頭部(内径側の先端部)は、周方向に延びる溝部402,402により二又状に分かれている。
分割体11aは、パッキン4が外嵌部材5の溝部58に嵌合されることで構成される。詳しくは、図6(a)に示されるように、外嵌部材5の溝部58に対し、内径側の開口を介してパッキン4の基部47側から挿入することで、外径壁部5a及び側壁部5b,5bにパッキン4の基部47が圧入設置され、第1膨出部48及び第2膨出部49,49は、外嵌部材5の内径側に配置される。また、側壁部5b,5bと後述する弾性変形前の自然状態での第2膨出部49,49との間には、凹部47a,47aにより空隙部S,Sが形成されている。
次に、フランジ継手78に第一取付部材11を取付ける手順を図4~図6に基づいて説明する。尚、フランジ継手89に第二取付部材12を取付ける手順については、フランジ継手78に第一取付部材11を取付ける手順と同様であることから説明を省略する。
フランジ継手78に第一取付部材11を取付ける際には、先ず、図4に示すように、流体管7,管体8のフランジ7a,8a同士を接続する既存の締結具を1本ずつ又は数本ずつ取外し、高い密封性を備えた締結具2,2,…に交換する。締結具2は、全長に亘り雄ネジが螺設されたボルト2aと、袋ナット2bと、ナット2cと、から主に構成されており、ボルト2aに螺合したナット2cと管体8のフランジ8aとの間には、フランジ8a側に開口部が設けられたワッシャ2eが配設されており、ワッシャ2eの開口部内にはシールリング2dが配設されている。また、袋ナット2bと流体管7のフランジ7aとの間にも、シールリング2dが配設されている。これにより、フランジ7a,8aのボルト孔7c,8cから漏洩することを防止できる。
尚、本実施例では、ボルト2aと、袋ナット2bと、ナット2cを用いる形態を説明したが、これに限られず、例えば、有頭ボルトとナットを用い、シールワッシャを介在させてもよいし、両端に雄ネジが螺設されたボルトを用い、その両端にシールワッシャを介してナットを取付ける形態としてもよい。
次に、前述のように、各外嵌部材5の溝部58にパッキン4を嵌合させて分割体11a,11a,11aを構成する。そして、図5に示されるように、分割体11a,11a,11aをフランジ継手78の外周に配置する(仮設置)。このとき、図5の紙面右側に示されるように、一の外嵌部材5の突出片55を隣接する他の外嵌部材5の凹溝57に位置合わせした状態で分割体11a,11a,11aをフランジ継手78の外周に配置する。尚、図6に示されるように、外嵌部材5の抑制部59がフランジ継手78の管軸方向の外側を抑制するように配置することで、分割体11a,11a,11aをフランジ継手78の外周に仮設置する作業が容易である。
図6(a)に示されるように、分割体11a,11a,11aをフランジ継手78の外周に仮設置した状態においては、パッキン4の第1膨出部48及び第2膨出部49,49は、フランジ継手78の外周面に接触していない、或いは一部のみ接触している。
次いで、分割体11a,11a,11aをフランジ継手78の外周に配置した状態で、ボルト・ナット6,6,…により接続し、該ボルト・ナット6,6,…を緊締し、第一取付部材11をフランジ継手78に固定する(図1(a)、(b)参照)。
図6(b)に示されるように、分割体11a,11a,11aをフランジ継手78の外周に仮設置した状態からボルト・ナット6,6,…を緊締していくと、外嵌部材5が内径方向に移動(縮径)し、先ず、最も内径方向に膨出した第1膨出部48がフランジ7a,8aの対向面7d,8dの間隙に挿入される。詳しくは、第1膨出部48の管軸方向の幅は、フランジ7a,8aの離間幅よりも大きくなっているため、フランジ7a,8aの対向面7d,8dと外周面7b,8bとで形成されるエッジ部分に第1膨出部48が圧接されながらフランジ7a,8aの対向面7d,8dの間隙に挿入される。そのため、第1膨出部48における前記エッジ部分よりも外径側の部分(対向面7d,8dの間隙に挿入されていない部分)は、管軸方向に弾性変形しながら(管軸方向の反力を得ながら)フランジ7a,8aの対向面7d,8dの間隙に挿入されることとなり、これに伴い両側の第2膨出部49,49は管軸方向に位置決めされる。またこの際、図5、6に示されるように、周方向の端部側の第1膨出部48が先導して、フランジ7a,8aの対向面7d,8dの間隙に挿入されることで、ボルト・ナット6,6,の緊締力を低減しながら位置決めされるのが好ましい。
尚、このとき、第2膨出部49,49は、第1膨出部48とは溝部401を介して独立して構成され、またフランジ7a,8aの外周面7b,8bに未だ接触しない、或いは一部のみ接触しているため、第1膨出部48のみを弾性変形させながらフランジ7a,8aの対向面7d,8d間により深く没入させることができる。
次いで、図6(c)に示されるように、ボルト・ナット6,6,…をさらに緊締すると、第1膨出部48がフランジ7a,8aの対向面7d,8dの間隙にさらに挿入されるとともに、第2膨出部49,49がフランジ7a,8aの外周面7b,8bに圧接されて、第一取付部材11のフランジ継手78への固定が完了する。
同様にフランジ8e,9eから構成されるフランジ継手89にも、上述した手順で第二取付部材12を取り付ける。そして図6(d)に示されるように、ボルト13aとこのボルト13aの両端に螺合される外ナット13bとから構成される連結部材13を、第一取付部材11と第二取付部材12がそれぞれ備える耳部5cの孔部50cに挿通させ締結させる。連結部材13は、周方向に沿って複数配設され、適宜の順で締結される。なお、連結部材13は、必ずしも周方向に複数配設されるものに限られず、単数のみ設けられてもよい。両方の耳部5cの孔部50cに挿通させたボルト13aを外ナット13bで締結させると、フランジ7aの外周面7bに当接し流体管7の内径方向に突出する第一取付部材11の抑制部59と、フランジ9eの外周面9bに当接し流体管9の内径方向に突出する第二取付部材12の抑制部59が、連結部材13の締結によって互いに管体8の方向へ近づき、それぞれフランジ7a,9eに係止される。
更に、図6右下拡大図に示されるように、連結部材13を緊締させると、抑制部59は、フランジ7aの外周縁7eに当接する部分を支点として、外嵌部材5が管体8側へ僅かに傾斜し、若しくは傾斜方向に緊締力が作用する。このように外嵌部材5が傾斜若しくは傾斜方向に力が作用することで、外嵌部材5下方のパッキン4が備える第1膨出部48が、フランジ7a,8aの対向面7d,8dの間隙にさらに挿入若しくは挿入方向に力が作用し、これにより密封度が高まる。傾斜された外嵌部材5は、抑制部59の内壁部59aがフランジ7aの外周縁7eに当接しているので、外嵌部材5のフランジ継手78からの脱落を防ぐようになっている。
このように、第一取付部材11,第二取付部材12を管体8の両端のフランジ継手78,89にそれぞれ取り付け、更にこれらの第一取付部材11,第二取付部材12同士を連結部材13で連結することで、第一取付部材11,第二取付部材12の内周面に収容されたパッキン4がフランジ継手78,89の接合部を密封し、それぞれのフランジ継手78,89からの漏洩を防止でき、且つ抑制部59が、第一取付部材11,第二取付部材12を取付ける際のフランジ継手78,89からの脱落を防止するとともに、管体8に対し作用する管軸方向の外力に対抗し、管壁の破断や亀裂の発生等の損傷を抑制することができる。
特に本実施例のように、管路構成部材としてダクタイル鋳鉄製であって内部に弁体を備え張出部8gが形成された管体8が構成されている場合、直管部8fと張出部8gとの境界となる比較的曲率の大きい箇所に応力が集中し易くなるが、本発明に係る漏洩防止装置によれば、管体8の管壁とその内部の弁体を保護することができる。
また、抑制部59が、第一取付部材11,第二取付部材12の管軸方向の管体8よりも外側にて、フランジ継手78,89の内径側に延設されていることで、第一取付部材11,第二取付部材12をフランジ7a,9eに管軸方向に係合させ、簡便に脱落を防止できる。
また、外嵌部材5は、連結部材13が挿通される孔部50cを備え外径方向に延設された耳部5cを有していることで、連結部材13を第一取付部材11,第二取付部材12に連結させ易い。
また、連結部材13は、ボルト13aとこのボルト13aに螺合する外ナット13bとから構成されていることで、ボルト13aの軸方向に無段階の調整をしながら連結力を発揮できる。
また、第一取付部材11は、周方向に連結される3部材の分割体11a,11a,11aからなることで、管体8が大口径管の場合であっても、第一取付部材11を分割させることで軽量化でき取扱いしやすい上、フランジ継手78への取付が容易である。
次に、実施例2に係る漏洩防止装置につき、図7を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7に示されているように、実施例2の流体管27,29及び管体28は、実施例1の流体管7,9及び管体8と比較して、小口径となっている。ここで管体28は本発明の管路構成部材に相当し、また流体管27,29は本発明の別の管路構成部材に相当する。このような小口径の管構成部材に対して漏洩防止装置21を取り付ける態様を説明する。
漏洩防止装置21は、図7(a)に示されるように第一取付部材211と、第二取付部材212と、第一取付部材211と第二取付部材212とを連結する複数の連結部材213から主に構成されている。連結部材213は、ボルト・ナットからなり、当該ボルトの略全長に亘り筒状の本実施例において位置規制部に相当するケース体214に収容されている。また、連結部材213をケース体214に収容して連結することで、漏洩防止装置21自体の強度が高まるようになっており、連結部材213をナット213bで締結する際の締結の目安となり、第一取付部材211と第二取付部材212同士が互いに引き寄せられる方向に傾斜され過ぎることを防止できる。
図7(b)に示されるように、第一取付部材211は、二つの分割体211a,211aから構成されており、分割体211a,211aをフランジ継手に仮設置した後、立上片26aに収容されたボルト・ナット26によって連結することで第一取付部材211がフランジ継手に固定されるようになっている。更に第一取付部材211と同様に構成された第二取付部材212を他方のフランジ継手に固定した後、これら第一取付部材211と第二取付部材212とを複数の連結部材213により連結することで、小口径の管構成部材に対して漏洩防止装置21の取り付けが完了する。
このように、ボルトを収容するケース体214が構成されていることで、連結部材213の締結時に、第一取付部材211,第二取付部材212の耳部5c,5cをケース体214の両端に当接させ、これら第一取付部材211,第二取付部材212を位置調整できるとともに、これらの離間距離を決め、外圧によるボルトの折れや錆を防ぐ等、ボルトを保護することができる。
次に、実施例3に係る漏洩防止装置につき、図8を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8(a)に示されるように、実施例3に係る漏洩防止装置は、実施例1における耳部5cと孔部50cの形状を変更し、略鉛直上方に向けて孔部が開放された上部の切欠耳部35c、及び斜め上方に向けて孔部が開放された下部の切欠耳部35dをそれぞれ有する第一取付部材311と第二取付部材312(図示略)をフランジ継手に取り付け、連結部材13を用いて固定したものである。切欠耳部35c,35dの略上方が開放されているので、弁室内での組み付けが容易である上、連結部材13の連結前の仮設置時における弁室内での落下を防止できるようになっている。
図8(b)は、実施例3の変形例を示すものであり、略側方に向けて孔部が開放された偏り耳部335cを有する第一取付部材311と第二取付部材312をフランジ継手に取り付け、連結部材13を用いて固定した態様を示している。全ての偏り耳部335cの略側方が開放されているので、部材の汎用性が高く弁室内での組み立てが容易である。
次に、実施例4に係る漏洩防止装置につき、図9を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9に示されるように、実施例4に係る漏洩防止装置は、実施例1の連結部材13の構成を変更したものであり、実施例4の連結部材413は、第一取付部材11と第二取付部材12を連結するボルト413aと、このボルト413aの両端に螺合される外ナット413bと、耳部5cよりも内側にてボルト413aに螺合される本実施例において位置規制部に相当する内ナット413cとから構成されている。尚、連結部材413は、実施例1と同様に漏洩防止装置の周方向に4つ取り付けられている。なお連結部材413は4つに限られず、所定数取り付けられていればよい。
実施例4の連結部材413は、ボルト413a及び外ナット413bに加え、内ナット413cを具備しているので、外ナット413bにより管軸方向の内側に作用する締付け力を内ナット413cにより調整することができるようになっており、実施例2のケース体214と同様の効果が期待できる。
次に、実施例5に係る漏洩防止装置につき、図10を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10に示されるように、実施例5に係る漏洩防止装置は、実施例1の外嵌部材5の備える抑制部59の形状を変更したものである。実施例5の抑制部559は、連結部材13が挿通される耳部5cの内径側に設けられ、フランジ継手78の両側面に一定間隔離間して延出させかつ、管軸方向に貫通した雌ネジ孔部559aを設け、この雌ネジ孔部559aに螺合するボルト559b,559bによってフランジ継手78を挟持するように管軸方向から固定したものである。ここでボルト559b,559bは、本発明の位置調整部に相当する。
実施例5の取付部材505はフランジ継手78に対して、ボルト559b,559bを両側面から当接させるので、取付部材505をフランジ継手78に対し管軸方向に位置調整できるとともに、取付部材505の傾きを左右のボルト559b,559bで調整でき連結部材13による過度の傾きを抑制できる。
次に、実施例6に係る漏洩防止装置につき、図11を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11に示されるように、実施例6に係る漏洩防止装置は、実施例1の外嵌部材5の備える抑制部59の形状を変更し、図4において説明した、流体管7,管体8のフランジ7a,8a同士を接続する高い密封性を備えた締結具2の備える特殊ナット2b’に、一部が切欠かれ開放された抑制部659を挟持させたものである。ここで、抑制部659は、本発明の位置規制部にも相当する。また特殊ナット2b’は、抑制部659が取付部材605の連結部材締付けによる過度な傾斜を防ぐように延設されたフランジ21b’を有している。
実施例6の取付部材605は、抑制部659が特殊ナット2b’のフランジ21b’とフランジ側面部とに挟持されているので、点検等による締結具2の交換の際にも取付部材605の横倒れを防止し位置決めできるようになっている。
また、実施例1においては第1膨出部48と第2膨出部49,49とを備えるパッキン4をフランジ継手に当接させていたが、図11(a)に示されるように、フランジ継手への当接部が波型に形成されたパッキン64としてもよい。
次に、実施例7に係る漏洩防止装置につき、図12を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図12に示されるように、実施例7に係る漏洩防止装置は、実施例1の外嵌部材5の形状を変更し、外嵌部材5の抑制部59と対向するフランジ継手内方側の縁部を管軸方向に延出させた延出部759に、流体管の内径方向へ向けて貫通形成された雌ネジ孔部759aを設け、該雌ネジ孔部759aに管軸方向に向けて有頭ボルト759bを螺合させ、有頭ボルト759bの先端部を管体8の外周面に当接させたものである。ここで、有頭ボルト759bは、本発明の位置規制部に相当する。
実施例7の取付部材705は、延出部759の雌ネジ孔部759aに有頭ボルト759bを螺合させて、先端部を管体8の外周面に当接させているので、図12(b)に示されるように、連結部材13で強く連結させても、取付部材705がフランジ継手から横倒れし難く位置決めできるようになっている。
次に、実施例8に係る漏洩防止装置につき、図13を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図13に示されるように、実施例8に係る漏洩防止装置は、取付部材805の抑制部59と対向するフランジ継手の管軸方向内側の縁部を、抑制部59と対称的にフランジ継手内径側へ延出させた内抑制部859を備えている。ここで、内抑制部859は、本発明の位置規制部に相当する。
また、図4を用いて前述した流体管7,管体8のフランジ7a,8a同士を接続する高い密封性を備えた締結具2のボルト2aに、略筒状のスペーサ2fをそれぞれ嵌合させ、このスペーサ2fの一方端部をナット2cの側面部に当接させ、他方の端部を管体8の張出部8gに当接させたものである。
このように、実施例8の取付部材805は、抑制部59と対称的にフランジ継手内径側へ延出させた内抑制部859を備え、この内抑制部859がフランジ継手の78の管軸方向の内側のフランジ端面に当接することで、連結部材13で強く連結させても、取付部材805がフランジ継手から横倒れし難く位置決めできるようになっている。また、内抑制部859が、抑制部59と併せてフランジ継手78を管軸方向に挟持することができ、位置決め効果を高めることができる。
また、略筒状の本実施例において位置規制部に相当するスペーサ2fに、内抑制部859の外縁部が傾斜時に当接するようにしてもよく、このようにすることで、連結部材13で強く連結させても、取付部材805がフランジ継手から横倒れすることなく位置決めできる。なお、抑制部59、内抑制部859若しくはスペーサ2fは、それぞれのみを適用してもよいし、これらの一部を混合して適用しても構わない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、本発明に係る位置調整部、または位置規制部を設けた漏洩防止装置について説明したが、これら位置調整部及び適宜形態の位置規制部が併用されてもよい。また、各実施例、変形例は可能な限りで併用されてもよく、例えば実施例1の構造に実施例2のケース体214や実施例4の内ナット413cを適用してもよく、様々な実施形態を重複して適用しても構わない。
また、抑制部59の径方向の長さ、周方向の幅、管軸方向視の大きさについては、適宜設計されるものとし、例えば内径側に更に延設することで、取付部材の過度の傾斜を抑制することができる。また周方向の配設位置や数については、上記した実施例に限られない。
また、耳部5cは、外嵌部材5と一体に成形してもよいし、別体で構成してもよい。
1 漏洩防止装置
2 締結具
2f スペーサ(位置規制部)
4 パッキン(弾性部材)
5 外嵌部材
5c 耳部
6 ボルト・ナット
7 流体管(他の管路構成部材)
8 管体(管路構成部材)
9 流体管(他の管路構成部材)
11 第一取付部材(取付部材)
12 第二取付部材(取付部材)
13 連結部材
13a ボルト
13b 外ナット
21 漏洩防止装置
35c 切欠耳部
35d 切欠耳部
51a,52a 段部(座部)
58 溝部(座部)
59 抑制部
64 パッキン(弾性部材)
78 フランジ継手
89 フランジ継手
211 第一取付部材(取付部材)
212 第二取付部材(取付部材)
214 ケース体(位置規制部)
311 第一取付部材(取付部材)
312 第二取付部材(取付部材)
335c 偏り耳部
413 連結部材
413a ボルト
413b 外ナット
413c 内ナット(位置規制部)
505 取付部材
559 抑制部
559b ボルト(位置調整部)
605 取付部材
659 抑制部(位置規制部)
759b 有頭ボルト(位置規制部)
705 取付部材
805 取付部材
859 内抑制部(位置規制部)

Claims (8)

  1. 管路構成部材、及び該管路構成部材に密封状に接続された他の管路構成部材の対向した一対のフランジからなるフランジ継手の外周に亘って密封し、前記フランジ継手の漏洩を防止する漏洩防止装置であって、
    前記フランジ継手の外周に亘って密封する弾性部材と、該弾性部材を収容する座部を有し前記フランジ継手に外嵌される外嵌部材と、から構成される取付部材を備え、
    前記取付部材は、前記管路構成部材の一方側端部のフランジ継手と他方側端部のフランジ継手とにそれぞれ取り付けられ、該取付部材同士を連結する連結部材を備えており、
    前記取付部材は、前記連結部材による連結時に前記フランジ継手からの脱落を防止する抑制部を有し
    前記連結部材によって連結されたそれぞれの前記取付部材において、前記弾性部材は、前記フランジ継手の対向面の間隙に該対向面に当接するように密封状に挿入される第1膨出部と、該第1膨出部を管軸方向に挟む両側に溝部を介して前記第1膨出部と一体に連なり、前記フランジの外周面に当接する第2膨出部とを有し、前記外嵌部材の前記座部は、前記弾性部材を管軸方向に挟む側壁を有し、前記弾性部材の弾性変形前の自然状態の外側面には、該弾性部材と前記側壁との間の空隙部としての凹部が形成されていることを特徴とする漏洩防止装置。
  2. 前記抑制部は、前記フランジ継手に取り付けられる前記取付部材の管軸方向の外側にて、前記フランジ継手の内径側に延設されていることを特徴とする請求項1に記載の漏洩防止装置。
  3. 前記取付部材は、前記フランジ継手に取り付けられる前記取付部材の取付位置を規制する位置規制部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の漏洩防止装置。
  4. 前記取付部材は、前記フランジ継手に取り付けられる前記取付部材の取付位置を調整する位置調整部を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の漏洩防止装置。
  5. 前記外嵌部材は、前記連結部材が挿通される孔部を備え外径方向に延設された耳部を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の漏洩防止装置。
  6. 前記孔部は、前記耳部の外径方向に開放されていることを特徴とする請求項5に記載の漏洩防止装置。
  7. 前記連結部材は、少なくともボルトと該ボルトに螺合する外ナットとから構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の漏洩防止装置。
  8. 前記連結部材は、前記ボルトに螺合する内ナットを備えていることを特徴とする請求項7に記載の漏洩防止装置。
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