JPS63137629A - 水中生物付着防止材料 - Google Patents

水中生物付着防止材料

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JPS63137629A
JPS63137629A JP61283195A JP28319586A JPS63137629A JP S63137629 A JPS63137629 A JP S63137629A JP 61283195 A JP61283195 A JP 61283195A JP 28319586 A JP28319586 A JP 28319586A JP S63137629 A JPS63137629 A JP S63137629A
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nylon
resin
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copper powder
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澤下 明夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、防汚性、耐蝕性、無毒性、強度性を有するモ
ノフィラメント、フィルム、シート、被覆等の水中生物
付着防止材料に関するものである。
さらに詳しく述べれば耐蝕性が高く、魚類に対しては毒
性が無くしかも長期間にわたり、防汚性を持続し得る水
中生物付着防止材料に関するものである。
〈従来の技術〉 近年盛んに行われている魚養殖用生簀網や、定置網にお
いては長時間にわたって漁網を海水中に浸漬しなければ
ならないが、その間にカサネカンザシ、珪藻、イ貝、フ
ジッボ等の水中生物が、漁網やそれを形成するローブに
付着し、網目を閉塞するため、海水移動が不充分となり
、酸素欠乏などによる魚類の生存に悪影響を及ぼし、或
いは、網の耐久性を低下せしめる。
特に、はまち、ふり養殖においてはハダ虫が付着し血を
吸うので魚はそれを取り除くため漁網でこする習性があ
るが、その時にフジッボが付着していると、外皮に切傷
が付きそこに化II!菌が入り、化膿性疾患にか−り、
更にそれが憂延し大量斃死に至る。
又定置網においてはyi ’It抵抗の増大による網成
りの不良、重量増加による架設、引上げの困難などをも
たらす原因になる。このため漁網を毒性の強い銅化合物
又は、錫化合物等が含まれている防汚処理剤に浸漬して
、水中生物の付着を防止することが行われている。しか
しこのような防汚処理剤の防汚効果は、1〜2ケ月程度
しかなく、従って1年中組替消毒、防汚処理の連続であ
る。このための人件費は真人なものでこれらのことが漁
業経営者を圧迫している現状である。
又かへる生簀用の綱として、網生簀の形状保持性の良好
な金属製網生簀が用いられ、更に防汚性、耐蝕性、耐摩
耗性等の特性をも考慮し、亜鉛メッキm線製の網生簀が
用いられていた。
しかしながら上記亜鉛メッキ鋼線製の網生簀においては
、波浪に対する形状保持性は良好であるが、防汚性、海
水に対する耐性、耐摩耗性の点において今一つ満足すべ
きものではない、又亜鉛メッキ鋼線の亜鉛メッキの亜鉛
が海水に溶け、養殖魚中の残留亜鉛が天然魚の2倍以上
も含まれていることも判った。
又最近では付加価値の高い高級魚の養殖が、盛に行われ
ている。
例えばひらめ養殖ではそのほとんどが陸上の水槽養殖で
ある。この場合パネルで周囲を囲いその内側にビニール
シートを使用しているが、ビニールシートには防汚効力
が全くないため、約20日間程でカサネカンザシ、珪藻
、フジッボ等−水槽の全面に付着するみヒラメの場合底
に定着する習性があるため、底の部分に付着しているカ
サネカンザシ、フジッボ等により切傷がつきその部分に
化膿菌が入り化膿疾患にか\り更にそれが蔓延し大量斃
死に至る。それを防止するため、10日毎に除却作業を
しなければならず、その都度魚を移動するのでストレス
を起し2−3日は餌喰いがわるくなり発育の遅れと共に
魚病の原因になっている。
又か−る養殖用水槽としてビニールシートのいらないコ
ンクリート製水槽が用いられていた。
しかしながら上記コンクリート製水槽にも防汚性は全く
ないため、前記パネル水槽と同じように10日毎の水中
生物の除却作業を余儀なくされている。その上3年を経
過するとコンクリート水槽の荒れた表面に病源菌が繁殖
し発育の遅れと共に魚病の原因になっている。
これらのことが養殖業者の経営を更に圧迫しているのも
又事実である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 そこで本発明は、上記従来の漁網及び金属製金網生簀及
び、陸上水槽用シート又は、コンクリート製水槽の欠点
に対処し、水中生物の排除に有効で且つ、魚類に対して
は無害であり、しかも長期間にわたり防汚効力を持続す
ることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は前記の必要要件を、材料自体で解決するもので
ある。即ち、本発明の水中生物付着防止材料は、熱可塑
性合成樹脂に防汚性の強い金属粉を混合することにより
、前記の諸欠点を解消するものである。
防汚性の強い金属粉を混入した熱可塑性合成樹脂iとし
ては、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン樹脂等がある。
ポリアミド系樹脂として、ナイロン6、ナイロン66、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン610、ナイロ
ン612等があるが、その何れを用いてもよいことはも
ちろんである。
防汚性の強い金属の粉として、銀、錫、銅、ニッケル、
又はこれら金属の合金粉、又はこれら金属の化合物粉等
があり、その何れを用いることも可能であるが、防汚効
力、又は毒性の有無やコスト等を考慮すると銅粉が最適
である。
本発明の水中生物付着防止材料の製造方法は例えば次の
とおりである。
ポリアミド系樹脂(ナイロン)のナイロン6の製造方法
は例えば次のとおりである。ナイロン6は、εカプロラ
クタム(イプシロンカプロラクタム)の開環重合によっ
て生成する。
Cカプロラクタムはフェノール、又はアセチレン、又は
フルフラールを原料としてそれぞれ誘導合成される。
εカプロラクタムは窒素気流中で水分の存在で200−
300℃、加圧下で反応させると゛、開環重合核ナイロ
ン6樹脂の固形物に防汚性の強い金属の粉を所定割合で
混合しアクストルーダ−を用いて約220−250℃に
加熱混練し、直径約3flの紐状に押し出し冷却後切断
してペレット状に成型する。
更に該ペレットを約250−260℃に加熱し、任意の
形状に押し出し成形することにより得る。
又ナイロン66の製造方法は例えば次のとおりである。
即ち、アジピン酸とへキサメチレンジアミンの縮重合に
より生成する。アジピン酸とへキサメチレンジアミンは
、フェノール、アセチレン、フルフラール、ブタジェン
の基礎原料からそれぞれ誘導合成される。
アジピン酸とへキサメチレンジアミンは加圧下において
窒素気流中で220−270℃に加熱すると、縮重合に
よりナイロン66樹脂(ポリへキサメチレンアジパミド
)を作製する。
該ナイロン66樹脂の固形物に防汚性の強い金属の粉を
所定割合で混合しアクストルーダ−を用いて約、220
−250℃に加熱混練し、例えば直径約3寵1の紐状に
押し出し冷却後切断してペレット状に成型する。
更に該ペレットを加熱し、任意の形状に押し出し成形す
ることにより得る。又ナイロン11の製造方法は例えば
次のとおりである。
即ち、6ウンデカアミノ酸の縮重合により、ナイロン1
1樹脂を作成する。該ナイロン11樹脂の固形物に防汚
性の強い金属の粉を定割合で混合し、アクストルーダ−
を用いて約220−250℃に加熱混練し、例えば直径
約3fiの紐状に押し出し冷却後切断してペレット状に
成型する。
更に該ペレットを約250−260℃に加熱し、任意の
形状に押し出し成型することにより得る。又熱可塑性ポ
リウレタン樹脂の製造方法は例えば次のとおりである。
44° −メチレンビスセニルジイソシアネートとポリ
エステルポリオールとを反応させることにより熱可塑性
ポリウレタン樹脂を作製する。
該熱可塑性ポリウレタン樹脂の固形物に微細銅粉を所定
割合にて混合し、アクストルーダ−にて約130−18
0℃に加熱混練し、例えば直径約3fiの紐状に押し出
し、冷却後切断してペレット状に成型する。
更に、該ペレットを加熱し、板状に押し出し成型するこ
とにより、微細銅粉を含む熱可塑性ポリウレタンシート
を得る。
〈実施例〉 以下、本発明について幾通りかの実施例を挙げ、その成
果を述べる。各例中の%はいずれも重量基準である。
実施例1 ナイロン6樹脂中に微細銅粉を10%混合し、直径約0
.21の延伸モノフィラメントを製造した。
これを目金30鶴、60本撚りでw4網した。これを巾
約1.2m、長さ約2mに裁断し試験網とした。これに
錘を付は海面下2−3mの所に吊下げた。試験期間は3
6ケ月間とし、3月上旬より行った。結果は次のとおり
である。
第1表 実施例2 ナイロン6樹脂中に微細銅粉を20%混合し、直径約0
.2fiの延伸モノフィラメントを製造した。
これを目金30m、60本撚りで編網した。これを11
約1.2m、長さ約2mに裁断し試験網とした。これに
錘を付は海面下2−3mの所に吊下げた。
試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第2表 ナイロン6樹脂中に微細銅粉を30%混合し、直径約0
.2Hの延伸モノフィラメントを製造した。
これを目金30龍、60本撚りで編網した。これを巾約
1.2m、長さ約2mに裁断し、試験網とした。
これに錘を付は海面下2−3mの所に吊下げた。
試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第3表 実施例4 ナイロン6樹脂中に微細銅粉を10%混合し、厚さ約0
.1鰭の延伸フィルムを製造した。これを巾約0.5m
、長さ約1mに裁断し試験フィルムとした。これを縦、
横共約4m、高さ約0.9m、水深約0.7 m、のひ
らめ養殖用水槽の内側に帳り付けた。試験期間は24ケ
月間とし3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第4表 実施例5 ナイロン6樹脂中に微細銅粉を20%混合し、厚さ約0
.1fiの延伸フィルムを製造した。これを巾約0.5
m、長さ約1mに裁断し試験フィルムとした。これを縦
、横共約4m、高さ約0.9m、水深約0.7mのひら
め養殖用水槽の内側に帳り付けた。
試験期間は24ケ月間とし3月上旬より行った。結果は
次のとおりである。
第5表 実施例6 ナイロン6樹脂中に微細銅粉を30%混合し、厚さ約0
.1flの延伸フィルムを製造した。これを巾約0.5
m、長さ約1mに裁断し試験フィルムとした。これを縦
、横共約4m、高さ約0.9m、水深約0.7mのびら
め養殖用水槽の内側に帳り付けた。
試験期間は24ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第6表 実施例7 ナイロン6樹脂中に微細銅粉を30%混合し、厚さ約0
.4tm、巾約0.1mmのシートを製造した。これを
長さ約1.2mに切断し試験シートとした。これに錘を
付は上部約0.3mを残し海面下に吊下げた。
試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第7表 実施例8 ナイロン6樹脂中に微細銅粉を50%混合し、厚さ約0
.4fl巾、約0.1msのシートを製造した。これを
長さ約1.2mに切断し試験シートとした。これに錘を
付は上部約0.3mを残し海面下に吊下げた。
試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第8表 実施例9 直径約2.811mの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を
厚さ約0.3fiでコーティングした上、微細銅粉を5
0%混合した、ナイロン6樹脂を厚さ約0.3fiで押
し出し成型により被覆した。これを目金320゜巾約0
.7m、長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とした
上部を約0.3 m残し海面下に吊下げた。
試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第9表 実施例10 直径約2.8鶴の鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚さ
約0.3鶴でコーティングした上、微細銅粉を70%混
合した、ナイロン6樹脂を厚さ約0.3額で押し出し成
型により被覆した。これを目金3211巾約0.7m、
長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とした。
上部を約0.3m残し海面下に吊下げた。
試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第10表 実施例11 直径約2.8flの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚
さ約0.3flでコーティングした上、微細銅粉を80
9A混合した、ナイロン6樹脂を厚さ約9.3mmで押
し出し成型により被覆した。これを百合32m、巾約0
,7m、長さ約1,2mの菱形金網を作製試験網とした
上部を約0.3m残し海面下に吊下げた。
試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第11表 実施例12 直径約2.8Hの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚さ
約0.3mでコーティングした上、微細銅粉を50%混
合した、ナイロン66樹脂を厚さ約0.3 璽*で押し
出し成型により被覆した。こ−れを目金32龍、巾約0
.7m、長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とした
上部を約0.3m残し海面下に吊下げた。試験期間は3
6ケ月間とし、3月上旬より行った。結果は次のとおり
である。
第12表 実施例13 直径約2.8nの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚さ
約0.3mでコーティングした上、微細銅粉を70%混
合した、ナイロン66樹脂を厚さ約0.3flで押し出
し成型により被覆した。これを目金32龍、巾約0.7
m、長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とした。
上部を約0.3 m残し海面下に吊下げた。試験期間は
36ケ月間とし、3月上旬より行った。結果は次のとお
りである。
第13表 実施例14 直径約2.8fiの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚
さ約0.3flでコーティングした上、微細銅粉を80
%混合した、ナイロン66樹脂を厚さ約0.3flで押
し出し成型により被覆した。これを百合32mm、巾約
0.7m、長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とし
た。
上部を約0.3m残し海面下に吊下げた。試験期間は3
6ケ月間とし、3月上旬より行った。結果は次のとおり
である。
第14表 実施例15 直径約2.8fiの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚
さ約0.3鶴でコーティングした上、微細銅粉を50%
混合した、ナイロン11樹脂を厚さ約0.3m上部を約
0.3m残し海面下に吊下げた。試験期間は36ケ月間
とし、3月上旬より行った。結果は次のとおりである。
第15表 実施例16 直径約2.8鶴の鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚さ
約0.3fiでコーティングした上、微細銅粉を70%
混合した、ナイロン11樹脂を厚さ約0.31で押し出
し成型により被覆した。これを目金32mm、巾約0.
7m、長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とした。
上部を約0.3m残し海面下に吊下げた。試験期第16
表 実施例17 直径約2.8fiの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚
さ約0.3fiでコーティングした上、微細銅粉を80
%混合した、ナイロン11樹脂を厚さ約0.3fiで押
し出し成型により被覆した。これを百合32鶴、巾約0
.7m、長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とした
上部を約0.3m残し海面下に吊下げた。試験期間は3
6ケ月間とし、3月上旬より行った。結果は次のとおり
である。
第17表 実施例18 直径約2.8Nの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚さ
約0.3fiでコーティングした上、微細銅粉を50%
混合した、ナイロン12樹脂を厚さ約0.3fiで押し
出し成型により被覆した。これを目金32龍、巾約0−
’Ims長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とした
上部を0.3m残し海面下に吊下げた。試験期間は36
ケ月間とし、3月上旬より行った。結果は次のとおりで
ある。
第18表 実施例19 直径約2.8鶴の鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚さ
約0.3額でコーティングした上、微粉銅粉を70%混
合した、ナイロン12樹脂を厚さ約0.3mで押し出し
成型により被覆した。これを百合32鶴、巾約0.7m
、長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網成のとおりで
ある。
第19表 実施例20 直径約2.8wiの鉄線上に、ポリオレフィン樹脂を厚
さ約0.3fiでコーティングした上、微細銅粉を80
%混合した、ナイロン12樹脂を厚さ約0.3mで押し
出し成型により被覆した。これを百合32111、巾約
0.7m、長さ約1.2mの菱形金網を作製試験網とし
た。
上部を約0.3m残し海面下に吊下げた。試験期間は3
6ケ月間とし、3月上旬より行った。結果は次のとおり
である。
第20表 実施例21 熱可塑性ポリウレタン樹脂中に微細w4¥Aを40%混
合し、厚さ約0.4fi、巾約0.1mのシートを製造
した。
これを長さ約1.2mに切断し試験シートとした。
これに錘を付は上部を約0.3m残し海面下に吊下げた
。試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。結
果は次のとおりである。
第21表 実施例22 熱可塑性ポリウレタン樹脂中に微細銅粉を50%混合し
、厚さ約0.4fi、巾約0.1mのシートを製造した
これを長さ約1.2mに切断し試験シートとした。
これに錘を付は上部を約0.3 m残し海面下に吊下げ
た。試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った。
結果は次のとおりである。
第22表 実施例23 熱可塑性ポリウレタン樹脂中に微細銅粉を60%混合し
、厚さ約0.4龍、巾約0.1mのシートを製造した。
これを長さ約1.2mに切断し試験シートを製造−した
。これに錘を付は上部を約0.3 m残し海面下に吊下
げた。試験期間は36ケ月間とし、3月上旬より行った
。結果は次のとおりである。
第23表 以上の各実施例にて明らかなように、微細銅粉の混合量
が増加すればカサネカンザシの付着開始サイクルが長く
なるのであるが、付着したカサネカンザシが脱落する(
風浪によって洗い流される)に要する期間にはほとんど
変化がなく、良好な防汚性を示している。
又例えば第16表、第20表の場合ナイロンの種類が変
ることによりカサネカンザシの付着開始サイクルも変化
するが、良好な防汚性を示している。
又フィルム、シートの場合厚さの違いが防汚効果にも差
が出ることがわかった。
更に、本発明の水中生物付着防止材料の特徴をより明ら
かにするために、他の材料を用いた場合の防汚性を以下
に示す。
即ち、塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレ
ン等に微細銅粉を80%混合した場合には、海水中に浸
漬して約6ケ月経過する迄は異状が見られないが、表面
の微細銅粉の溶出が無くなる7ケ月経過頃から、カサネ
カンザシ、珪藻、イ貝、フジッボ等の海洋生物が付着し
始め、その後は付着量が増加し、防汚性を全く失ってし
まうことがわかった。
又大気中での暴露部分の劣化も全くなかった。
〈発明の効果〉 本発明の水中生物付着防止材料は、長期間にわたり海水
中での物性の劣化も見られず、防汚性、穏 無毒性、強度性に優れた上、溶出する榊イオンの作用に
より養殖魚の生育に好影響を与える等特有の効果を奏す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性合成樹脂に、防汚性の強い金属の粉を混合
    して成る水中生物付着防止材料。 2、防汚性の強い金属の粉として、銀、錫、銅、ニッケ
    ル、又は該金属の合金粉、又はこれら金属の化合物粉を
    用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の水
    中生物付着防止材料。 3、熱可塑性合成樹脂がモノフィラメント、フィルム、
    である特許請求の範囲第1項記載の水中生物付着防止材
    料。 4、熱可塑性合成樹脂がシート、被覆である特許請求の
    範囲第1項記載の水中生物付着防止材料。
JP61283195A 1986-11-27 1986-11-27 水中生物付着防止材料 Pending JPS63137629A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6410164B1 (en) 1998-06-17 2002-06-25 Showa Co., Ltd. Antifouling member and process for producing the same
JP5739047B1 (ja) * 2014-08-12 2015-06-24 トワロン株式会社 生物忌避性多層樹脂被覆金属線とそれからなる漁網
IT202100016067A1 (it) * 2021-06-18 2022-12-18 Dirickx Italia S R L Struttura metallica in rete elettrosaldata provvista di rivestimento antiaderente

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