JPS63137122A - 磁気特性の優れた無方向性けい素鋼板の製造方法 - Google Patents

磁気特性の優れた無方向性けい素鋼板の製造方法

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JPS63137122A
JPS63137122A JP28213886A JP28213886A JPS63137122A JP S63137122 A JPS63137122 A JP S63137122A JP 28213886 A JP28213886 A JP 28213886A JP 28213886 A JP28213886 A JP 28213886A JP S63137122 A JPS63137122 A JP S63137122A
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JP
Japan
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cooling
cooling rate
silicon steel
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steel sheet
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JP28213886A
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Yoshinori Kobayashi
小林 義紀
Yoshiaki Iida
飯田 嘉明
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、磁気特性の優れた無方向性けい素鋼板の製
造方法に関し、とくに仕上げ焼鈍時における冷却過程に
工夫を加えることによって磁気特性の効果的な向上を図
ったものである。
(従来の技術) 無方向性けい素鋼板は、発電機、変圧器および電動機等
の鉄心材料として多用され、磁気特性とくに鉄損特性お
よび磁束密度に優れていることが重要とされる。かかる
無方向性けい素鋼板の製造において、最終の仕上げ焼鈍
はその磁気特性におよぼす影響が殊に外大きく、たとえ
ば特開昭57−35626号、同59−100218号
および同52−96919号各公報などにおいて種々の
改善技術が提案されている。中でも特開昭52−969
19号公叩に示されている冷却速度制御法は冷却時の歪
を低減し、6R気特性を向上させるのに有効で、高級グ
レート材において特に重要な技術である。
(発明が解決しようとする問題点) ところで近年とみに生産性向上が価格競争力を得る上で
重要とされているが、上記技術では膨大な設備投資を必
要とする長大な冷却帯を必要とするか又はきわめて低速
度での生産を余儀無くされるところに問題を残していた
。すなわち従来の無方向性けい素鋼板の製造においては
、その仕上げ焼鈍の冷却を歪無しでしかも短いラインで
高生産性の下に行なうことは、磁性確保と合い入れない
という問題であったのである。
この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、優れ
た磁気特性を、設備投資の少ない短いラインでしかも高
生産性の下に得ることができる無方向性けい素鋼板の製
造方法を提案することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) さて発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研究を重
ねた結果、冷却時に鋼板内に導入される冷却歪は、冷却
速度そのものよりも冷却中の冷却速度の変化に大きく依
存することの知見を得た。
この発明は、上記の知見に立脚するものである。
すなわちこの発明は、C: 0.01wtχ(以下単に
%で示す)以下、Si :4.0%以下、Mn : 0
.1−1.0%およびAl : 1.0%以下を含有す
る組成になるけい素鋼スラブを、熱間圧延し、ついで1
回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延によって最
終板厚の冷延板とし、しかるのち仕上げ焼鈍を施す一連
の工程よりなる無方向五けい素鋼板の製造方法において
、仕上げ焼鈍工程の冷却過程における冷却速度変化を1
0℃/sZ以下に抑制することから成る磁気特性の優れ
た無方向性けい素鋼板の製造方法である。
以下この発明を具体的に説明する。
まずこの発明において、素材スラブの成分組成を上記の
範囲に限定した理由について説明する。
Cは、不純物元素であり、磁性の時効劣化を生ずるため
極力少ない方が好ましく 、0.01%を超えると脱炭
に長時間を必要とするため、0.01%以下の範囲に限
定した。
Siは、電気抵抗を上げ鉄損を下げる有用な元素である
が、4.0%を超えると冷延性が著しく劣化するので、
4.0%以下に限定した。
Mnは、熱延時におけるMnSの微細析出の防止および
熱延脆化割れ防止のために少な(とも0.1%を必要と
するが、1.0%を超える多量添加は磁性に有害である
ため、含有量は0.1〜1.0%の範囲に限定した。
八1も、Si同様電気抵抗を上げると共に集合Ml織を
改善し鉄損を下げるために有効に寄与するが、1.0%
を超えると冷延性が悪化するため1.0%以下に限定し
た。
さて上記の好適組成に調整した合金スラブは、常法に従
って熱間圧延したのち、必要に応じて熱延板焼鈍を施し
、ついで1回または中間圧延を挟む2回以上の冷間圧延
を施して最終板厚の冷延板とする。
その後、かくして得られた冷延板に仕上げ焼鈍を施すわ
けであるが、この発明ではかかる仕上げ焼鈍工程の冷却
過程における冷却速度変化を10℃/ s Z以下に制
限することがとくに重要である。
第1図に、Si : 3.1%、Al : 0.5%、
Mn : 0.25%およびC: 0.001%を含む
組成になる0、50關厚のけい素鋼冷延板に、1050
℃で30秒間の仕上げ焼鈍を施し、その後30℃への冷
却速度で冷却を行うに当り、均熱から冷却に移る際の冷
却速度変化を1℃/ s 2から25℃/ s tまで
種々に変化させたときの、冷却速度変化と製品板の磁気
特性との関係について調べた結果を示す。
同図より明らかなように、冷却速度変化が10″C/ 
S 2を超えると磁気特性が急激に劣化している。
なお上記の実験において、冷却速度が30℃/sと一定
になるまでの所用時間は、冷却速度変化が1℃/s2の
場合で約30秒、他方25℃八2の場合は1〜2秒であ
った。またそのときの温度はそれぞれ1015〜102
5℃、 1040〜1049℃であった。
次に第2図に、Si : 3.2%、^l : 0.3
%、Mn:0.30%およびC: 0.003%を含有
する組成になる0、50mm厚のけい素鋼冷延板に、1
000℃、60秒間の仕上げ焼鈍を施したのち冷却する
に当り、均熱がら冷却に移る際の冷却速度変化が5℃/
s” 、 15℃八2の条件下に、1〜b を行ったときの冷却速度と製品板の磁気特性との関係に
ついて調べた結果を、冷却速度変化をパラメータとして
示す。
同図より明らかなように、均熱から冷却に至るまでの冷
却速度変化が5℃/ s Zと小さければ、冷却速度そ
のものは従来よりもかなり速い速度であっても十分に良
好な鉄損特性が得られている。
(作 用) この発明に従えば高速度冷却でも鋼板内に歪が入らない
理由は、冷却中に板が受ける冷却歪は、冷却速度そのも
のよりも冷却速度変化に大きく影響され、従って従来冷
却速度の変化が大きく、歪の導入量も多かった温度領域
では、冷却速度変化を小さくしてやれば導入歪量も軽減
され、かくして高速冷却が歪無しで達成されるものと考
えられる。
なおこの発明は、Si 4.0%以下のすべての無方向
性けい素鋼板に適用可能であるが、56 、57相当の
超高扱高の効率生産において特に有効な手段である。
またこの発明法による冷却速度変化の制御は、冷却の高
温域特に300℃以上の綱板の強度が低いところでとり
わけ有効であるけれども、全域をこの発明法に従って制
御冷却することが望ましいのはいうまでもない。
(実施例) 実施例I Si : 3.4%、Al : 0.6%、Mn : 
0.25%およびc : o、oot%の組成になるけ
い素鋼スラブを、熱間圧延して1.9mm厚の熱延板と
し、ついで1000℃、40秒の熱延板焼鈍を施したの
ち、脱スケール後、冷間圧延により0.50m5の最終
板厚の冷延板とした。
その後この冷延板に、1100℃、10秒の仕上げ焼鈍
をHz : 75%N2 : 25%の雰囲気中で行な
ったのち、試料Aについてはこの発明に従い冷却速度変
化5℃八2で30℃/sの冷却速度まで冷却速度を徐々
に上げて冷却し、その後30℃/sの一定速度で常温ま
で冷却した。これに対し試料Bは20℃/ s2の冷却
速度変化で30℃/sまで冷却速度を上げ、その後回じ
り30℃/sの一定速度で常温まで冷却した。
かくして得られた各製品板の磁気特性について調べた結
果を表1に示す。
実施例2 Si O,5%、AI 0.001%、Mn O,25
%およびCO,002%を含有する組成になるけい素鋼
スラブを、熱間圧延して2.4龍厚の熱延板とし、つい
で脱スケール後、1回の冷延で0.50mm厚の冷延板
としたのち、860℃、15秒の仕上げ焼鈍を1127
60%、NZ : 40%の雰囲気中で行なったのち、
その冷却処理につき、試料Cは7℃/s2の冷却速度変
化でまた試料りは25℃/s2の冷却速度変化で両方と
も30℃/sまで冷却速度を上げ、その後30℃への一
定速度で常温まで冷却した。
かくして得られた各製品板の磁気特性について調べた結
果を表2に示す。
表2 (発明の効果) かくしてこの発明によれば、無方向性けい素鋼板の製造
工程中、とくに仕上げ焼鈍工程の冷却過程において、均
熱温度から所定の冷却速度に至るまでの冷却速度変化を
10℃/ s を以下に抑制することにより、その後高
速で冷却を施したとしても十分満足のいく磁気特性を得
ることができ、従って長大な冷却帯を必要とすることな
しに高冷却速度で高生産性の下に優れた磁気特性を有す
る無方向性けい素鋼板を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、仕上げ焼鈍工程の冷却過程における冷却速度
変化と磁気特性との関係を示したグラフ、第2図は、同
じく仕上げ焼鈍工程の冷却過程における冷却速度と磁気
特性との関係を冷却速度変化をパラメータとして示した
グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.01wt%以下、 Si:4.0wt%以下、 Mn:0.1〜1.0wt%および Al:1.0wt%以下 を含有する組成になるけい素鋼スラブを、熱間圧延し、
    ついで1回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延に
    よって最終板厚の冷延板とし、しかるのち仕上げ焼鈍を
    施す一連の工程よりなる無方向性けい素鋼板の製造方法
    において、 仕上げ焼鈍工程の冷却過程における冷却速 度変化を10℃/s^2以下に抑制することを特徴とす
    る、磁気特性の優れた無方向性けい素鋼板の製造方法。
JP28213886A 1986-11-28 1986-11-28 磁気特性の優れた無方向性けい素鋼板の製造方法 Granted JPS63137122A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989008152A1 (en) * 1988-03-04 1989-09-08 Nkk Corporation Process for producing nonoriented electric steel sheet having excellent magnetic properties in lowly magnetic field
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