JPS63136915A - 無効電力補償装置の制御装置 - Google Patents
無効電力補償装置の制御装置Info
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- JPS63136915A JPS63136915A JP28107286A JP28107286A JPS63136915A JP S63136915 A JPS63136915 A JP S63136915A JP 28107286 A JP28107286 A JP 28107286A JP 28107286 A JP28107286 A JP 28107286A JP S63136915 A JPS63136915 A JP S63136915A
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- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電力系統に接続されたりアクタに流れる遅相
電流をサイリスタの位相制御で調整し、電力系統へ流入
する無効電流を制御する静止形無動電力補償装置の制御
装置に関する。
電流をサイリスタの位相制御で調整し、電力系統へ流入
する無効電流を制御する静止形無動電力補償装置の制御
装置に関する。
(従来の技術)
従来から制御整流素子を用いた無効電力補償装置(St
atic Var Compansator 以下S
VCという)が電力系統安定化装置として一般的に用い
られ、電力系統の安定度向上や電力変動の抑制に大きな
効果を発揮している。
atic Var Compansator 以下S
VCという)が電力系統安定化装置として一般的に用い
られ、電力系統の安定度向上や電力変動の抑制に大きな
効果を発揮している。
まず、SvCの主回路構成と制御装置の動作について、
−例を説明する。
−例を説明する。
第3図はSvCの主回路の1構成例を説明する回路図で
ある。第4図はSvC制御装置の従来例の説明図である
。第5図はSvCの制御特性図、第6図と第7図は電力
系統の負荷特性説明図、第8図と第9図はSvCの制御
特性と電力系統の負荷特性によりSvCの動作を説明す
る図である。
ある。第4図はSvC制御装置の従来例の説明図である
。第5図はSvCの制御特性図、第6図と第7図は電力
系統の負荷特性説明図、第8図と第9図はSvCの制御
特性と電力系統の負荷特性によりSvCの動作を説明す
る図である。
第3図の1はサイリスタコンドロールドリアクトル(以
下TCRIと略す)であり、サイリスタU、X、V、Y
、W、ZとリアクトルLI、L2゜L3から構成されて
いる。サイリスタUとX、サイリスタVとY1サイリス
タWとZはそれぞれ逆並列に接続されており、点弧位相
を制御することにより、リアクトルL1.L2.L3.
に流れる電流が制御される。2はフィックストコンデン
サ(以下FC2という)であり、コンデンサCI。
下TCRIと略す)であり、サイリスタU、X、V、Y
、W、ZとリアクトルLI、L2゜L3から構成されて
いる。サイリスタUとX、サイリスタVとY1サイリス
タWとZはそれぞれ逆並列に接続されており、点弧位相
を制御することにより、リアクトルL1.L2.L3.
に流れる電流が制御される。2はフィックストコンデン
サ(以下FC2という)であり、コンデンサCI。
C2,C3および遮断器CBから構成されており、R,
S、 Tは3相交流線路である。3はSVCの主回路で
あり、TCRIとFe2から構成される。
S、 Tは3相交流線路である。3はSVCの主回路で
あり、TCRIとFe2から構成される。
SVCの運転中は遮断器CBは閉じており、進相無効電
力発生器FC2は3相交流線路R,S、 Tに接続され
て進相無効電力を発生し、遅相無効電力発生器TCRI
は位相制御されて遅相無効電力を発生する。TCRIを
位相制御することにより遅相無効電力が制御されるため
、5VC3は交流線路R,S、Tに進相無効電力から遅
相無効電力までを発生できることになる。
力発生器FC2は3相交流線路R,S、 Tに接続され
て進相無効電力を発生し、遅相無効電力発生器TCRI
は位相制御されて遅相無効電力を発生する。TCRIを
位相制御することにより遅相無効電力が制御されるため
、5VC3は交流線路R,S、Tに進相無効電力から遅
相無効電力までを発生できることになる。
第4図はSVCの制御装置の回路構成を示す図である。
すべての図面において同じ機能の回路要素には同じ符号
を付している。
を付している。
300は電力系統母線、200は主回路トランス、20
1は計器用変圧器、202は計器用変流器である。10
0はSvCの制御装置であり、そのSvCの制御装置は
下記の回路要素で構成されている。111は系統電圧検
出器、112は電圧基準設定器、113はSVC電流検
出器、114は増幅器、115と116は加算器、11
7は積分器、118は無効電流を点弧角に変換するため
の変換回路、119は位相制御回路である。
1は計器用変圧器、202は計器用変流器である。10
0はSvCの制御装置であり、そのSvCの制御装置は
下記の回路要素で構成されている。111は系統電圧検
出器、112は電圧基準設定器、113はSVC電流検
出器、114は増幅器、115と116は加算器、11
7は積分器、118は無効電流を点弧角に変換するため
の変換回路、119は位相制御回路である。
第4図における電力系統母線300、主回路トランス2
00、計器用変圧器201、計器用変流器202および
SvC主回路3は単線結線図で示している。電力系統母
線300の電圧は計器用変圧器201を介して系統電圧
検出器111により系統電圧実効値v、BUSとして検
出され、電圧基準設定器112からの電圧基準値Vrc
f’だけ、加算器115により減算され電圧誤差信号Δ
Vが得られる。一方SvC主回路3に流れる電流は計器
用変流器202を介してSvC電流検出器113により
、SVC電流実効値l5VCとして検出され、増幅器1
14でK 倍され、スローブリアクタンS ス信号(lsvc*KS)として加算器116に入力さ
れる。加算器116では電圧誤差信号ΔVとスロープリ
アクタンス信号が加算された後、出力信号を積分器11
7の入力信号とする。積分器117の出力信号は誤差信
号ΔVを所定の範囲とするために必要な遅相無効電力発
生器TCRIが出力する遅相無効電流を決定するTCR
制御信号l となっている。この制御信号1.は、変換
向1、 路118によりて、遅相無効電流を流すのに必要とされ
る点弧角に変更される。位相制御回路119では、計器
用変圧器201で検出された系統電圧の位相と制御信号
(電圧)ILに対応した点弧角αからTCRIの各サイ
リろ夕に点弧パルスを出力する。
00、計器用変圧器201、計器用変流器202および
SvC主回路3は単線結線図で示している。電力系統母
線300の電圧は計器用変圧器201を介して系統電圧
検出器111により系統電圧実効値v、BUSとして検
出され、電圧基準設定器112からの電圧基準値Vrc
f’だけ、加算器115により減算され電圧誤差信号Δ
Vが得られる。一方SvC主回路3に流れる電流は計器
用変流器202を介してSvC電流検出器113により
、SVC電流実効値l5VCとして検出され、増幅器1
14でK 倍され、スローブリアクタンS ス信号(lsvc*KS)として加算器116に入力さ
れる。加算器116では電圧誤差信号ΔVとスロープリ
アクタンス信号が加算された後、出力信号を積分器11
7の入力信号とする。積分器117の出力信号は誤差信
号ΔVを所定の範囲とするために必要な遅相無効電力発
生器TCRIが出力する遅相無効電流を決定するTCR
制御信号l となっている。この制御信号1.は、変換
向1、 路118によりて、遅相無効電流を流すのに必要とされ
る点弧角に変更される。位相制御回路119では、計器
用変圧器201で検出された系統電圧の位相と制御信号
(電圧)ILに対応した点弧角αからTCRIの各サイ
リろ夕に点弧パルスを出力する。
第5図は第4図のSVC制御装置によって生み出される
SVCの電圧−電流特性を説明する図である。
SVCの電圧−電流特性を説明する図である。
第5図(a)、 (b)、 (c)は、ともに縦軸
を系統電圧実効値V 横軸をSVC電流実効BUS
ゝ 値I81.としており、SvC電流実効値は遅れ電流実
効値を正の値とし進み電流実効値を負の値とし、第4図
の増幅器114のゲインK を0とした場合のSVCの
電圧−電流特性である。
を系統電圧実効値V 横軸をSVC電流実効BUS
ゝ 値I81.としており、SvC電流実効値は遅れ電流実
効値を正の値とし進み電流実効値を負の値とし、第4図
の増幅器114のゲインK を0とした場合のSVCの
電圧−電流特性である。
第5図(a)は第4図の遅相無効電力発生器TCRIが
運転をしていない状態、すなわちTCRl(7)各サイ
+)ス91J、X、V、Y、W、Zに点弧パルスが与え
られないゲートブロック状態での特性を示すもので、進
相無効電力発生器FC2に流れる無効電流実効値と系統
電圧実効値vBusとの関係が直線アで与えられる。第
4図の電圧基準値vref’でのSVC電流実効値は’
5vctとなっている。
運転をしていない状態、すなわちTCRl(7)各サイ
+)ス91J、X、V、Y、W、Zに点弧パルスが与え
られないゲートブロック状態での特性を示すもので、進
相無効電力発生器FC2に流れる無効電流実効値と系統
電圧実効値vBusとの関係が直線アで与えられる。第
4図の電圧基準値vref’でのSVC電流実効値は’
5vctとなっている。
第5図(b)は進相無効電力発生器FC2の遮断器CB
が開いている状態での遅相無効電力発生器TCRIに流
れる無効電流実効値と系統電圧実効値Vsvcとの関係
を示しており、イはサイリスタの点弧角がリアクトルL
l、L2.L3に最大電流を流す最小値となった時、つ
は点弧角が最大値となった時の特性であり、第4図のS
vC制御装置110の制御が行われることにより、実線
工の特性が作り出される。SVC電流実効値は電圧基準
値vr(3rで点弧角が最小値となった時点で18、。
が開いている状態での遅相無効電力発生器TCRIに流
れる無効電流実効値と系統電圧実効値Vsvcとの関係
を示しており、イはサイリスタの点弧角がリアクトルL
l、L2.L3に最大電流を流す最小値となった時、つ
は点弧角が最大値となった時の特性であり、第4図のS
vC制御装置110の制御が行われることにより、実線
工の特性が作り出される。SVC電流実効値は電圧基準
値vr(3rで点弧角が最小値となった時点で18、。
2、最大値となった時点でl5VC3となる。
第5図(c)は遅相無効電力発生器TCRIが運転中で
あり、進相無効電力発生器FC2の遮断器CBが閉じた
状態での特性オであり、(a)の特性アと(b)の特性
工を組み合わせたものとなっている。電流基準値vrc
f’でのSVC電流は点弧角が最大値となった場合I
点弧角が最小3vc4ゝ 値となった場合l5VC5となる。
あり、進相無効電力発生器FC2の遮断器CBが閉じた
状態での特性オであり、(a)の特性アと(b)の特性
工を組み合わせたものとなっている。電流基準値vrc
f’でのSVC電流は点弧角が最大値となった場合I
点弧角が最小3vc4ゝ 値となった場合l5VC5となる。
l5VC2’ 5VC3= l5VC4−ISVC5の
関係が成立している。なお(C)図の特性オのB−D点
間およびC−0点間は遅相無効電力発生器TCRIのサ
イリスタの位相制御ができず、電力系統安定化ができな
い部分であり、B−C点間でのみ、TCRlのサイリス
タの位相制御ができ電力系統安定化の機能が遂行できる
。
関係が成立している。なお(C)図の特性オのB−D点
間およびC−0点間は遅相無効電力発生器TCRIのサ
イリスタの位相制御ができず、電力系統安定化ができな
い部分であり、B−C点間でのみ、TCRlのサイリス
タの位相制御ができ電力系統安定化の機能が遂行できる
。
次にSVCを電力系統安定化装置として用いる時の動作
を説明するために、電力系統母線のSVC設置点での電
圧の変動を表わす図を第6図および第7図に示す。
を説明するために、電力系統母線のSVC設置点での電
圧の変動を表わす図を第6図および第7図に示す。
第6図において400は発電機、500は電力系統の線
路(インピーダンス2丁)、600は可変りアクドル負
荷を示し、A点がSVC設置点である。発電機400は
電圧Eを発生し、可変リアクトル負荷600が所定値の
とき線路を流れる電流が1 であれば、SvC設置設置
点型電圧はV−E−ZT−In で表わされる。
路(インピーダンス2丁)、600は可変りアクドル負
荷を示し、A点がSVC設置点である。発電機400は
電圧Eを発生し、可変リアクトル負荷600が所定値の
とき線路を流れる電流が1 であれば、SvC設置設置
点型電圧はV−E−ZT−In で表わされる。
第7図は発電機電圧Eが変動した場合のSvC設置設置
点型圧−電流特性を示す図であり、発電機電圧EがE
の場合力、Eo+ΔVとなった場合りの特性となる。
点型圧−電流特性を示す図であり、発電機電圧EがE
の場合力、Eo+ΔVとなった場合りの特性となる。
第8図はSvCの電圧抑制効果を説明する図であり、第
4図の電圧基準■、。1.を、第7図は発電機電圧E。
4図の電圧基準■、。1.を、第7図は発電機電圧E。
に等しく設定した場合である。
第8図におけるSVCの機能は、SVCの特性オにより
第7図のSVC設置点Aでの電圧がΔ■」二昇した場合
、遅れ電流11を流して、また電圧がΔV上下降た場合
には進み電流■2を流して、系統電圧V を電圧基準
値vref’にすることをUS 示している。
第7図のSVC設置点Aでの電圧がΔ■」二昇した場合
、遅れ電流11を流して、また電圧がΔV上下降た場合
には進み電流■2を流して、系統電圧V を電圧基準
値vref’にすることをUS 示している。
第9図は、第4図の増幅器114のゲインKSを零にし
ない場合のSVCの動作を説明する図である。すがSv
Cの電圧−電流特性であり、増幅器114のゲインK
を大きくするに従って折点Cと折点Bの傾きは電圧基準
値vrofを軸として勾配が大きくなる。第9図を第8
図と比較するとゲインK が零でない所定値のときには
発電機雷圧の変動分ΔVがあっても、SVCは設置点の
電圧を基準電圧vrefに抑制せず、基準電圧” ve
rからΔVtはずれた所に抑制するが、変動分ΔVが大
きく変動しても第8図才の特性の時よりもSvCの制御
が働くことが分る。
ない場合のSVCの動作を説明する図である。すがSv
Cの電圧−電流特性であり、増幅器114のゲインK
を大きくするに従って折点Cと折点Bの傾きは電圧基準
値vrofを軸として勾配が大きくなる。第9図を第8
図と比較するとゲインK が零でない所定値のときには
発電機雷圧の変動分ΔVがあっても、SVCは設置点の
電圧を基準電圧vrefに抑制せず、基準電圧” ve
rからΔVtはずれた所に抑制するが、変動分ΔVが大
きく変動しても第8図才の特性の時よりもSvCの制御
が働くことが分る。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような構成におけるSvCにおいて
、交流系統事故が発生した場合に、事故期間中の電力系
統電圧の維持、および交流系統事故除去後の電圧動揺抑
制制御が重要な課題となるが、従来の制御装置ではそれ
らに対処することができない。
、交流系統事故が発生した場合に、事故期間中の電力系
統電圧の維持、および交流系統事故除去後の電圧動揺抑
制制御が重要な課題となるが、従来の制御装置ではそれ
らに対処することができない。
その理由はこうである。すなわち、第4図における積分
器117は、定常状態において最適化された伝達関数で
あるために高速な応答特性を期待できない。
器117は、定常状態において最適化された伝達関数で
あるために高速な応答特性を期待できない。
そこでもし、積分器117を高速化すると、定常状態で
電力系統に擾乱を与えるからである。また、積分器11
7の比例ゲインを大きくすると、SVCの制御特性と電
力系統の負荷特性を示す第9図より明らかなように、定
常状態における誤差が増加すると云う欠点がある。
電力系統に擾乱を与えるからである。また、積分器11
7の比例ゲインを大きくすると、SVCの制御特性と電
力系統の負荷特性を示す第9図より明らかなように、定
常状態における誤差が増加すると云う欠点がある。
ここにおいて本発明は、従来装置の難点を克服し、上述
した交流系統事故等の擾乱発生時にも、その擾乱を抑制
できる機能を新たに設けた無効電力補償装置の制御装置
を提供することを、その目的とする。
した交流系統事故等の擾乱発生時にも、その擾乱を抑制
できる機能を新たに設けた無効電力補償装置の制御装置
を提供することを、その目的とする。
(問題点を解決するための手段)
電力系統母線に接続された遅相無効電力あるいは進相無
効電力を発生する無効電力補償装置の出力を調整する制
御装置において、 電力系統の系統電圧を検出する系統電圧検出器からの検
出電圧と、系統電圧の基準を設定する電圧基準設定器か
らの設定電圧との第1の電圧偏差を算出する第1の加算
器を持ち、 無効電力補償装置に流れる電流を検出し増幅しスロープ
リアクタンス信号をうる無効電力補償装置電流検出器お
よび増幅器を有し、 第1の電圧偏差とスロープリアクタンス信号を加算する
第2の加算器を設け、 第2の加算器からの入力を比例積分する積分器をそなえ
、 第1の電圧偏差を導入し、電力系統の系統電圧が過渡時
に電圧擾乱を高速に抑制する信号を導出する伝達関数を
そなえる一次進み遅れ回路を持ち、積分器出力と一次進
み遅れ回路の出力を加算する第3の加算器を有し、 第3の加算器の出力信号を受け入れ、その信号が表わす
無効電流に対応する遅相無効電力を発生する無効電力補
償装置のサイリスタへの点弧角の信号を演出する変換回
路を設け、 変換回路からの信号によりサイリスタへ点弧パルスを送
出する位相制御回路を、 具備する 無効電力補償装置の制御装置である。
効電力を発生する無効電力補償装置の出力を調整する制
御装置において、 電力系統の系統電圧を検出する系統電圧検出器からの検
出電圧と、系統電圧の基準を設定する電圧基準設定器か
らの設定電圧との第1の電圧偏差を算出する第1の加算
器を持ち、 無効電力補償装置に流れる電流を検出し増幅しスロープ
リアクタンス信号をうる無効電力補償装置電流検出器お
よび増幅器を有し、 第1の電圧偏差とスロープリアクタンス信号を加算する
第2の加算器を設け、 第2の加算器からの入力を比例積分する積分器をそなえ
、 第1の電圧偏差を導入し、電力系統の系統電圧が過渡時
に電圧擾乱を高速に抑制する信号を導出する伝達関数を
そなえる一次進み遅れ回路を持ち、積分器出力と一次進
み遅れ回路の出力を加算する第3の加算器を有し、 第3の加算器の出力信号を受け入れ、その信号が表わす
無効電流に対応する遅相無効電力を発生する無効電力補
償装置のサイリスタへの点弧角の信号を演出する変換回
路を設け、 変換回路からの信号によりサイリスタへ点弧パルスを送
出する位相制御回路を、 具備する 無効電力補償装置の制御装置である。
(作 用)
本発明は、このように構成されるから、電力系統母線の
系統電圧に擾乱が発生したときに、従来装置にみられる
系統電圧とその基準設定電圧との偏差電圧を比例積分し
て遅相無効電力の調整を行なうところに加えて、その比
例積分手段と並列に偏差電圧を所望の伝達関数を介して
得られる信号により、高速に系統電圧の擾乱を抑制する
。
系統電圧に擾乱が発生したときに、従来装置にみられる
系統電圧とその基準設定電圧との偏差電圧を比例積分し
て遅相無効電力の調整を行なうところに加えて、その比
例積分手段と並列に偏差電圧を所望の伝達関数を介して
得られる信号により、高速に系統電圧の擾乱を抑制する
。
(実施例)
本発明の一実施例における回路構成を表わすブロック図
を第1図に示す。
を第1図に示す。
第1図において加算器115の出力電圧である系統電圧
検出値と基準値との偏差(電圧)ΔVは積分器117の
前段の加算器116へ与えられるとともに例えば一次進
み遅れ回路120を介してて、積分器117の後段加算
器121に加えられる。その他は従来装置の回路を準用
する。
検出値と基準値との偏差(電圧)ΔVは積分器117の
前段の加算器116へ与えられるとともに例えば一次進
み遅れ回路120を介してて、積分器117の後段加算
器121に加えられる。その他は従来装置の回路を準用
する。
このような回路構成において、いま交流系統事故が発生
し、系統電圧が低下すると、負の電圧偏差が一次進み遅
れ回路120に人力され、点弧角αを急速に大きくし、
電力系統に供給する無効ミノJを減少させ、系統電圧を
維持しようとする。つぎに交流系統事故が除去されて、
その瞬間過電圧が発生すると、系統電圧検出記111の
検出電圧(正)が電圧基準設定器112の基準電圧(負
)より大きくし、正の電圧偏差が一次進み遅れ回路12
0に入力されるので、上記現象とは逆に点弧角αを小さ
くし、電力系統に供給する無効電力を増加させて系統過
電圧を抑制しようとする。
し、系統電圧が低下すると、負の電圧偏差が一次進み遅
れ回路120に人力され、点弧角αを急速に大きくし、
電力系統に供給する無効ミノJを減少させ、系統電圧を
維持しようとする。つぎに交流系統事故が除去されて、
その瞬間過電圧が発生すると、系統電圧検出記111の
検出電圧(正)が電圧基準設定器112の基準電圧(負
)より大きくし、正の電圧偏差が一次進み遅れ回路12
0に入力されるので、上記現象とは逆に点弧角αを小さ
くし、電力系統に供給する無効電力を増加させて系統過
電圧を抑制しようとする。
このとき一次進み遅れ回路120は、主制御すなわち、
定常状態におけるループとは別のループであるので、一
次進み遅れ回路120の伝達関数は過渡時を考えて最適
化できるので高速化されることが可能である。
定常状態におけるループとは別のループであるので、一
次進み遅れ回路120の伝達関数は過渡時を考えて最適
化できるので高速化されることが可能である。
ここに一次進み遅れ回路120は、リアクタンスLとキ
ャパシタンスCで構成される受動網回路である。
ャパシタンスCで構成される受動網回路である。
第2図は、本発明の他の実施例における回路構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
さきの一実施例の第1図では、加算器115の出力電圧
を一次進み遅れ回路120の入力信号としたが、通常、
主制御の電圧制御は非常に高い精度を要求されるために
、その構成上時間遅れがある。
を一次進み遅れ回路120の入力信号としたが、通常、
主制御の電圧制御は非常に高い精度を要求されるために
、その構成上時間遅れがある。
しかし、本発明の主旨となる付加的あるいは補助的な制
御は、精度よりもどちらかと云えば高速性が必要とされ
るので、第2図では、別に高速な検出機能を有する高速
性系統電圧検出器122を設けて、加算器123で電圧
偏差を検出し、その偏差を一次進み遅れ回路120に入
力する。さらに一次進み遅れ回路120の出力電圧は、
積分器117の前段にそなえる加算器116に入力する
ように構成する。
御は、精度よりもどちらかと云えば高速性が必要とされ
るので、第2図では、別に高速な検出機能を有する高速
性系統電圧検出器122を設けて、加算器123で電圧
偏差を検出し、その偏差を一次進み遅れ回路120に入
力する。さらに一次進み遅れ回路120の出力電圧は、
積分器117の前段にそなえる加算器116に入力する
ように構成する。
これは系統電圧検出そのものが高速化されているので、
積分器117を介しても高速性がそれほどそこなわれな
いからである。
積分器117を介しても高速性がそれほどそこなわれな
いからである。
もちろん、第1図のごとく1次進み遅れ回路120の出
力電圧を積分器後段に設ける加算器121に加えても良
い。さらにまた、電圧偏差が所定値量1−のときにのみ
一次進み遅れ回路120が動作するように一次進み遅れ
回路120の前段に不感帯回路を設けることも考えられ
る。
力電圧を積分器後段に設ける加算器121に加えても良
い。さらにまた、電圧偏差が所定値量1−のときにのみ
一次進み遅れ回路120が動作するように一次進み遅れ
回路120の前段に不感帯回路を設けることも考えられ
る。
以上述べたように、本発明によれば、従来の制御回路に
簡単な一次進み遅れ回路等を追加するのみで交流系統事
故時等の大擾乱が発生した場合にも、その擾乱を効果的
に抑制する著しい特長を有し、擾乱に基づく送電系統、
電力機器等の損壊を防ぎ、電力動揺の抑制から安定した
電力供給と、良質な電力送電から、その信頼性が大きく
向上する。
簡単な一次進み遅れ回路等を追加するのみで交流系統事
故時等の大擾乱が発生した場合にも、その擾乱を効果的
に抑制する著しい特長を有し、擾乱に基づく送電系統、
電力機器等の損壊を防ぎ、電力動揺の抑制から安定した
電力供給と、良質な電力送電から、その信頼性が大きく
向上する。
第1図は本発明の一実施例回路の構成を表わすブロック
図、第2図は本発明の他の実施例を示す回路図、第3図
はSvCの主回路の1構成例を表わす図、第4図はSv
C制御装置の従来例を示すブロック図、第5図はSvC
の制御特性図、第6図、第7図は電力系統の負荷特性説
明図、第8図。 第9図はSvCの制御特性と電力系統の負荷特性により
SvCの動作を説明する図である。 1・・・サイリスタコンドロールドリアクトル(TCR
I) 、2・・・フィックストコンデンサ(Fe2)
、3−・・無効電力補償装置(SVC)、100・・・
SvC制御装置、111・・・系統電圧検出器、112
・・・系統電圧基準設定器、113.・。 SVC電流検出器、114・・・増幅器、115・・・
第1の加算器、116・・・第2の加算器、117・・
・積分器、118・・・変換回路、119・・・位相制
、120・・・一次進み遅れ回路、121・・・第3の
加算器、122・・・高速性系統電圧検出器、123・
・・第4の加算器、200・・・主回路トランス、20
1・・・計器用変圧器、202・・・計器用変流器、3
00・・・電力系統母線。 出願人代理人 佐 藤 −雄 第3図 第4図 (O)(b) (C) 佑5 図 第8 図
図、第2図は本発明の他の実施例を示す回路図、第3図
はSvCの主回路の1構成例を表わす図、第4図はSv
C制御装置の従来例を示すブロック図、第5図はSvC
の制御特性図、第6図、第7図は電力系統の負荷特性説
明図、第8図。 第9図はSvCの制御特性と電力系統の負荷特性により
SvCの動作を説明する図である。 1・・・サイリスタコンドロールドリアクトル(TCR
I) 、2・・・フィックストコンデンサ(Fe2)
、3−・・無効電力補償装置(SVC)、100・・・
SvC制御装置、111・・・系統電圧検出器、112
・・・系統電圧基準設定器、113.・。 SVC電流検出器、114・・・増幅器、115・・・
第1の加算器、116・・・第2の加算器、117・・
・積分器、118・・・変換回路、119・・・位相制
、120・・・一次進み遅れ回路、121・・・第3の
加算器、122・・・高速性系統電圧検出器、123・
・・第4の加算器、200・・・主回路トランス、20
1・・・計器用変圧器、202・・・計器用変流器、3
00・・・電力系統母線。 出願人代理人 佐 藤 −雄 第3図 第4図 (O)(b) (C) 佑5 図 第8 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、電力系統母線に接続された遅相無効電力あるいは進
相無効電力を発生する無効電力補償装置の出力を調整す
る制御装置において、 電力系統の系統電圧を検出する系統電圧検出器からの検
出電圧と、系統電圧の基準を設定する電圧基準設定器か
らの設定電圧との第1の電圧偏差を算出する第1の加算
器と、 無効電力補償装置に流れる電流を検出し増幅しスロープ
リアクタンス信号をうる無効電力補償装置電流検出器お
よび増幅器と、 第1の電圧偏差とスロープリアクタンス信号を加算する
第2の加算器と、 第2の加算器からの入力を比例積分する積分器と、 第1の電圧偏差を導入し、電力系統の系統電圧が過渡時
に電圧擾乱を高速に抑制する信号を導出する伝達関数を
そなえる一次進み遅れ回路と、積分器出力と一次進み遅
れ回路の出力を加算する第3の加算器と、 第3の加算器の出力信号を受け入れ、その信号が表わす
無効電流に対応する遅相無効電力を発生する無効電力補
償装置のサイリスタへの点弧角の信号を演出する変換回
路と、 変換回路からの信号によりサイリスタへ点弧パルスを送
出する位相制御回路と、 を具備することを特徴とする無効電力補償装置の制御装
置。 2、電力系統の系統電圧を高速に検出する高速性系統電
圧検出器を別に設け、 この高速性系統電圧検出器により検出された電圧と電圧
基準設定器からの設定電圧の第2の偏差電圧を算出する
第4の加算器を備え、 一次進み遅れ回路は第4の加算器出力のみを導入し、そ
の一次進み遅れ回路で演出した一次進み遅れ信号を第2
の加算器へ加えるとともに、積分器出力を直接に変換回
路へ導入する 特許請求の範囲第1項記載の無効電力補償装置の制御装
置。 3、積分器出力を第3の加算器を介して変換回路へ与え
るとともに、一次進み遅れ回路の出力を第3の加算器の
みに加える 特許請求の範囲第2項記載の無効電力補償装置の制御装
置。 4、第1の電圧偏差が所定値以上のときのみ一次進み遅
れ回路が動作する不感帯回路を、一次進み遅れ回路の前
段に設ける 特許請求の範囲第1項記載の無効電力補償装置の制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28107286A JPS63136915A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 無効電力補償装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28107286A JPS63136915A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 無効電力補償装置の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63136915A true JPS63136915A (ja) | 1988-06-09 |
Family
ID=17633926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28107286A Pending JPS63136915A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 無効電力補償装置の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63136915A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223212A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Alps Electric Co Ltd | 成形金型装置 |
-
1986
- 1986-11-26 JP JP28107286A patent/JPS63136915A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223212A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Alps Electric Co Ltd | 成形金型装置 |
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