JPS6313680Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6313680Y2
JPS6313680Y2 JP11305779U JP11305779U JPS6313680Y2 JP S6313680 Y2 JPS6313680 Y2 JP S6313680Y2 JP 11305779 U JP11305779 U JP 11305779U JP 11305779 U JP11305779 U JP 11305779U JP S6313680 Y2 JPS6313680 Y2 JP S6313680Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
inverter
capacitor
voltage
rectifier circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11305779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5631499U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11305779U priority Critical patent/JPS6313680Y2/ja
Publication of JPS5631499U publication Critical patent/JPS5631499U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6313680Y2 publication Critical patent/JPS6313680Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、螢光灯等の放電灯を高周波で点灯
する装置に関する。
螢光灯等の放電灯を2〜3kHz以上の周波数で、
いわゆる高周波点灯を行なうことにより、放電灯
の発光効率が増加することが知られており、さら
に放電灯の点灯装置として従来から一般に使用さ
れていたチヨークコイル等で構成される安定器の
軽量、小形化などを目的として、インバータを使
用して放電灯を高周波点灯する点灯装置が提案さ
れている。第1図および第2図は、この種の従来
装置を示す。
第1図において、1は交流電源、2は整流回
路、3は平滑用のコンデンサ、4はインバータ、
5は負荷の放電灯である。第1図の装置に於て、
交流電源1から供給される商用周波数の電源は、
整流回路2によつて全波整流され、平滑用のコン
デンサ3によつて平滑されるので、インバータ4
の入力電圧は、第3図ロに示す様な直流電圧とな
る。この直流をインバータ4によつて高周波の交
流に変換し、負荷の放電灯5を点灯する。この
為、負荷の放電灯5には連続的な高周波電流が流
れる。しかし第1図の装置の場合には、コンデン
サ3は大容量のものが必要であり、この部品の体
積が大きくなつてしまう。さらに、大容量のコン
デンサを接続する為に、交流電源1側からみる
と、この装置は低力率になつており、交流電源側
では配線工事その他のコスト面で不利になつてし
まう。
次に第2図に示す装置について説明する。第2
図に於て、1は交流電源、2は整流回路、4はイ
ンバータ、5は負荷の放電灯である。この装置の
動作も第1図に示す装置とほぼ同様に、交流電源
1から供給される商用周波数の電源は整流回路2
によつて全波整流される。整流回路2の出力は、
全波整流された脈流であり、この電圧を第3図イ
に示す。インバータ4は、この脈流を高周波の交
流に変換し負荷の放電灯5を点灯する。第2図に
示す装置では、整流回路に対して、平滑用のコン
デンサを備えていないので、この装置は交流電源
側からみて高力率にすることができる。ところ
が、負荷が螢光灯等の放電灯でる場合、インバー
タ4の出力電圧は整流回路2の出力電圧が低くな
ると低下し、ついには放電灯5の放電を維持でき
なくなつてしまう。すなわち、第3図イの位相θ0
近くで放電灯5の電流は減少し、アーク放電を持
続しくなる。次に整流回路2の出力電圧が上昇し
てゆくと、インバータ4の出力電圧も上昇し、あ
る電圧に達すると放電灯5は再点孤し、再び放電
電流が流れる。第3図イの位相θ0で放電灯5に電
流が流れなくなり、位相θ1で放電灯5が再点孤し
放電電流が流れることを示す。以上の様に第2図
に示す装置では、力率は高くなるが放電灯の電流
が流れなくなる休止期間が存在するので、高周波
点灯を行なうことによる放電灯の発光効率の増加
は、第1図に示す装置に比べ少なくなつてしま
う。
以上の様に、従来の装置では、第1図に示す装
置の様に大容量の平滑用コンデンサを必要とし、
力率が低くなつてしまうか、あるいは第2図に示
す装置の様に放電灯の電流に休止期間が存在して
しまうものであつた。
この考案は上記欠点を除去しようとするもの
で、大容量の平滑用コンデンサでなく小容量のコ
ンデンサを使用することを可能にした放電灯点灯
装置を提供しようとするものである。
下図面に基づいてこの考案による装置を説明す
る。第4図に於て1は交流電源、2は整流回路、
4はインバータ、5は負荷の放電灯、8はスイツ
チ要素を含む充放電装置、9はコンデンサであ
る。また、第5図はこの考案の装置に使用される
充放電装置8を具体化した一例である。第5図に
於て10はトランジスタ、11は定電圧素子、1
2はスイツチ要素としてのシリコン・シンメトリ
カル・スイツチ(以下SSSと称す)19と20は
ダイオード、9はコンデンサである。第4図の装
置の充放電装置8が第5図の様に構成されてお
り、交流電源1が投入されると、整流回路2の直
流出力電圧がインバータ4に印加され、つぎにイ
ンバータ4によつて変換された高周波電圧が放電
灯5に印加されて放電灯5を高周波で点灯する。
このとき、トランジスタ10は、定電圧素子11
の端子電圧に応じてコンデンサ9を充電する。こ
の充電電圧は第6図イに示す電圧V2である。第
6図イの実線は、整流回路2の出力端子電圧、す
なわちインバータ4の入力端子電圧を示す。第6
図イに示す位相θ2でSSS12がブレークオーバー
し導通すると、インバータ4にはコンデンサ9に
充電されていた電荷が供給され、すなわちインバ
ータ4の入力端子電圧はV2の電位まで上昇し、
その後、コンデンサ9の充電電荷の放出とともに
徐々に低下する。その後、交流電源の次の半サイ
クルで位相θ3で、コンデンサ9からの放電は停止
し、再び交流電源1から整流回路2を介した直流
出力電圧によつてインバータ4は動作する。以上
の様な動作を繰返し、放電灯5はほぼ休止期間の
ない持続的な点灯をし、さらに、コンデンサ9の
容量は通常の平滑用コンデンサに比べて小容量で
すみ、かつ、交流電源1からみて、点灯装置を高
い力率に維持することができる。また、第6図イ
に示す様にコンデンサ9から充放電装置を介して
インバータ4に供給する電圧は、整流回路2の直
流出力電圧のピーク値V1よりも低い値V2に設定
されているので、位相θ2での放電灯5の瞬時電力
もあまり増大することがない。第6図ロは、放電
灯5の電流の包絡線を示し、位相θ2での放電灯電
流の瞬時値A2は整流回路2の直流出力電圧のピ
ーク値付近での値A1より低くなつている。
ここで、ダイオード19はSSS12を使用した
時のコンデンサ9の充電電荷によるトランジスタ
10への逆電圧印加を阻止する働きを行なう。ま
た、ダイオード20は、SSS12が導通し、これ
を介してコンデンサ9が充電されることを防止す
るものである。スイツチ要素としてSSS12を用
いずにダイオード20だけを用いる場合は、コン
デンサ9はその電圧が整流回路2の出力電圧より
高くなる時に放電を開始する。このような構成に
した場合も上記の説明と様に動作するが、トラン
ジスタ10への逆電圧印加防止のダイオード19
は当然ながらこの時はなくても済む。コンデンサ
9に対し、チヨークコイル等のインピーダンスを
直列に接続することは、従来から整流回路でコン
デンサインプツト形に対するチヨークインプツト
形として知られている技術であり、この考案でも
チヨークインプツト形整流回路と同様の利点を生
ずるのでさしつかえない。
第7図はこの考案に使用される充放電装置の他
の実施例を示し、トランジスタ10、定電圧素子
11、スイツチ要素であるSSS12、ダイオード
19,20より構成され、この場合もコンデンサ
9の充電電圧は第6図イに示す様にV2<V1であ
る値V2に設定することができる。上記の説明で
は定電圧素子11として定電圧ダイオードを使用
する場合を示したが、これに限定されることはな
く、バリスタ等の素子あるいは、他の電圧発生手
段を使用してもよい。また第8図はこの考案に使
用される充放電装置の異なる実施例を示し、サイ
リスタ13がトリガ素子14によつてトリガされ
導通する位相を、交流電源1の半サイクルの後半
の適当な位相に選定することによつてコンデンサ
9の充電電圧を所定値に設定することができる。
また第9図はさらに異なる充放電装置を示し、
コンデンサ9に対する充電は、ダイオード15で
行ない、放電はスイツチ要素としてトランジスタ
16を用いるものであり、やはり第6図イに示す
様な動作を行なわせることができる。第10図
は、さらに他の実施例を示し、定電圧素子11の
導通後、コンデンサ17および抵抗18によつて
適当な時定数を有して、トランジスタ16を導通
させるので、インバータ4の入力端子電圧は第1
1図の実線で示す様な、なめらかな波形とするこ
とができる。この考案の装置に使用される充放電
装置は実施例に示したものに限定されず、整流回
路2の直流出力電圧のピーク値V1よりも低い電
圧をインバータ4へ供給できる装置を用いて適切
な値に設定すれば、スイツチ要素としてSSSの他
にもサイリスタ等で構成してもよい。第12図、
第13図、第14図はこの考案の装置に使用され
るインバータ4の異なる構成例を示すが、インバ
ータ4としては要するに負荷の放電灯5を高周波
点灯しかつ出力電流がインバータ4の入力直流電
圧にほぼ対応して変化するものであればよい。
放電灯5がフイラメントの予熱を必要とする螢
光灯などの場合は、それぞれ適当な予熱手段を設
ければよいことは勿論である。また、充放電装置
8からインバータ4への電圧供給開始時の電圧
V2は、第10図に示す実施例以外の場合の様に
急峻な立上りを有するものでは、放電灯5の瞬時
電力変化が大きくなりすぎてしまうことを避ける
などの理由から、0.5V1<V2<0.9V1程度が良好
である。さらに、高周波点灯を行なうことによる
放電灯の発光効率の増加を第1図の従来装置のよ
うに高くするには、急峻な立上りを有しない(例
えばSSS12を使用せずダイオード20のみ使用
したり、第10図の実施例など)場合にも、約
0.5V1<V2<0.9V1程度が良好である。
ここで、0.5V1<V2<0.9V1とすることが望ま
しい理由につき更に詳細に説明する。まず0.5V1
<V2とする理由については、インバータの入力
直流電圧のV2の値と整流回路の直流出力電圧V1
との比との負荷の螢光灯の発光効率との関係を実
験的に調べたところ、第15図に示される結果が
得られた。ここでV1,V2はそれぞれ第16図に
おけるV1,V2である。
第15図に示される様に放電灯の発光効率は、
略0.5V1<V2の領域で効率の上昇は飽和する現象
が見られる。つまり0.5<V2/V1でないと充分な
発光効率が得られない。従つて、V2の値は略
0.5V1<V2を満足するように設定する必要があ
る。
次にV2<0.9V1とする根拠について述べる。ま
ず急峻な立上りを有しない入力直流電圧の場合に
つき第17図に基いて説明すると、V2の値とコ
ンデンサ9の容量により、インバータの入力直流
電圧波形は異なるが、V2=0.9V1とし、コンデン
サ9の容量が十分に大きい場合(第17図の曲線
a)は、たとえ、このコンデンサ9にチヨークコ
イルを直列接続しても交流電源1側から見た力率
は、高々0.8程度である。この力率を、さらに高
くするには、コンデンサ9の容量を小さくし、第
17図の曲線b或いはcの如くする必要がある。
しかし、cの如く電圧が低下すると、0.5V1<V2
の説明において述べた様に放電灯の発光効率の上
昇が十分でなくなる恐れがある。従つて、第17
図の曲線bの様にコンデンサ9の容量を設定して
も、力率を高く、通常は約0.85以上に維持するた
めには、ほぼV2<0.9V1でなければならない。
次に急峻な立上りを有する直流電圧の場合にき
第6図イを参照して説明する。インバータの入力
直流電圧として位相θ2で急峻な立上りがある場合
について述べる。
V2の値を高くし、かつ交流電源1側から見た
力率を高く維持するためには、コンデンサ9の容
量を小さくするか、或いはコンデンサ9の電荷の
放電開始位相θ2を遅くする方法がある。前者のコ
ンデンサ9の容量を小さくする方法では、電圧が
低下し放電灯の発光効率向上が小さくなる恐れが
ある。後者の位相θ2を遅くする方法は、θ2の前後
で、放電灯の電流すなわち、電力が急激に変化す
る。この時、放電灯の電圧の応答は、やや時間遅
れが生じ、放電灯の電流は、インバータの入力直
流電圧変化にほぼ対応して増加するので結果とし
て、θ2付近での放電灯の瞬時電力増加が非常に大
きくなる。
なおこの電力増加はV2が低ければ当然少ない
ことは明らかである。インバータで放電灯を点灯
する時、放電灯の始動時の放電開始時には、定常
状態より大きな瞬時電力が必要とされる。一般に
この種のインバータは、この放電開始時の瞬時電
力負荷に耐える様に設計されている。そこでほぼ
V2=0.9V1であれば、この時の放電灯の最大瞬時
電力は位相θ2を遅くした悪条件でも、放電灯の始
動時の最大瞬時電力と同等以下となる。
これらの点からV2<0.9V1であることが必要と
なる。
以上の様にこの考案の装置によれば、大容量の
平滑用コンデンサを使用せず、小さな容量のコン
デンサを使用するだけで放電灯の電流を連続的に
流すことができ、交流電源からみて高い力率を維
持することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の放電灯点灯装置を
示す回路図、第3図はその動作を説明する為の
図、第4図および第5図はこの考案による放電灯
点灯装置の構成を示す回路図、第6図はその動作
を説明する為の図、第7図、第8図、第9図およ
び第10図はこの考案による放電灯点灯装置に使
用される充放電装置の異なる構成例を示す回路
図、第11図はこの考案の装置の動作を説明する
為の図、第12図、第13図および第14図はこ
の考案の装置に使用されるインバータの異なる構
成例を示す回路図、第15図はインバータの入力
電圧と整流回路の出力電圧のピーク値との比と発
効効率との関係を示す図、第16図は第15図に
おけるインバータの入力電圧と整流回路の出力電
圧を示す図、第17図は急峻な立上りを有しない
インバータの入力電圧波形を示す図である。なお
図中同一同一符号は同一または相当部分を示す。 図中1……交流電源、2……整流回路、4……
インバータ、5……放電灯、8……充放電装置、
9……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流電源に接続されて全波整流を行なう整流回
    路の直流出力を高周波交流に変換した後に負荷の
    放電灯を点灯するインバータを備えスイツチ要素
    を含む充放電装置を介して前記整流回路の出力端
    子にコンデンサを接続し、前記充放電装置は前記
    交流電源の各半サイクルの後半の位相で前記コン
    デンサの電荷の放電を開始して前記インバータに
    供給し、かつ前記コンデンサの放電開始時の前記
    インバータへの供給電圧は、前記交流電源によつ
    て前記整流回路に生じられた直流出力電圧のピー
    ク値よりも低くなる様に設定された装置におい
    て、前記コンデンサの放電開始時のインバータへ
    の供給電圧V2は、整流回路に生じる直流出力電
    圧のピーク値V1に対し、約0.5V1<V2<0.9V1
    あることを特徴とする放電灯点灯装置。
JP11305779U 1979-08-17 1979-08-17 Expired JPS6313680Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11305779U JPS6313680Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11305779U JPS6313680Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5631499U JPS5631499U (ja) 1981-03-27
JPS6313680Y2 true JPS6313680Y2 (ja) 1988-04-18

Family

ID=29345373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11305779U Expired JPS6313680Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6313680Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5631499U (ja) 1981-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6744222B2 (en) Discharge lamp lighting apparatus and lamp apparatus
JPS6313680Y2 (ja)
JPH0564432A (ja) 電源装置
JPS6046637B2 (ja) 電源装置
JPH0580311B2 (ja)
JPH0631680Y2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JP2821844B2 (ja) 交流アーク放電灯点灯用電源装置及び点灯方法
JP2802529B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPS6337584B2 (ja)
JP2511878B2 (ja) 電源装置
JP2903518B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2705010B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH0372195B2 (ja)
JP3378117B2 (ja) 点灯装置
JPH048918B2 (ja)
JPH0514479Y2 (ja)
JPH0319680B2 (ja)
JPH07327370A (ja) 蛍光灯高周波点灯装置の電源整流回路
JP2000012254A (ja) 放電灯点灯装置
JPH0117351B2 (ja)
JPH0744840B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH11224786A (ja) 放電灯点灯装置
JP2000358383A (ja) 整流平滑形電源装置
JP2000184741A (ja) インバ―タ装置
JPS58204498A (ja) 放電灯点灯装置