JPS63134858A - エンジンのスタ−タ - Google Patents
エンジンのスタ−タInfo
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- JPS63134858A JPS63134858A JP28282186A JP28282186A JPS63134858A JP S63134858 A JPS63134858 A JP S63134858A JP 28282186 A JP28282186 A JP 28282186A JP 28282186 A JP28282186 A JP 28282186A JP S63134858 A JPS63134858 A JP S63134858A
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Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は樹脂製ピニオンを用いたエンジンのスタータに
関し、とくにピニオンの耐久性の向上にかかわる。
関し、とくにピニオンの耐久性の向上にかかわる。
[従来の技術]
汎用エンジン、船外機、雪上車などの小型エンジンには
、軸方向の寸法がコンパクトで搭載性に優れた慣性噛み
込み式のスタータが好的に用いられている。
、軸方向の寸法がコンパクトで搭載性に優れた慣性噛み
込み式のスタータが好的に用いられている。
この方式のスタータでは、近年エンジンのクランク軸に
取付けられたリングギア(エンジンギア)はアルミニウ
ム合金製とされ、フライホイールと一体成形されている
。これにともないリングギアと噛み合うピニオンは、プ
ラスチック装が用いられ、スタータの軽1化が図られて
いる。しかるに樹脂製ピニオンは、金fX製ビニオンと
比較して強度的に弱く、割れ易く、摩耗が早いという問
題点がある。
取付けられたリングギア(エンジンギア)はアルミニウ
ム合金製とされ、フライホイールと一体成形されている
。これにともないリングギアと噛み合うピニオンは、プ
ラスチック装が用いられ、スタータの軽1化が図られて
いる。しかるに樹脂製ピニオンは、金fX製ビニオンと
比較して強度的に弱く、割れ易く、摩耗が早いという問
題点がある。
[発明が解決しようとする問題点]
この問題を解消するため、実開昭56−77649号公
報においては、ピニオン本体の先端に耐衝撃部材である
化学成形材質量を埋め込んだスタータのビニオンが提案
されている。しかるにビニオンに樹脂を使用した場合、
樹脂製ビニオン本体に耐衝撃部材を埋め込むことになり
、ビニオン本体による耐衝撃部材の結合強度ないし保持
強度が不」−分であり、脱落し易い欠点があった。
報においては、ピニオン本体の先端に耐衝撃部材である
化学成形材質量を埋め込んだスタータのビニオンが提案
されている。しかるにビニオンに樹脂を使用した場合、
樹脂製ビニオン本体に耐衝撃部材を埋め込むことになり
、ビニオン本体による耐衝撃部材の結合強度ないし保持
強度が不」−分であり、脱落し易い欠点があった。
本発明の目的は、樹脂製ピニオン本体と耐衝撃部材との
結合強度が十分大ぎくとれ、これにより樹脂装ビニオン
本体の摩耗、割れ等の耐久性が改善できるエンジンのス
タータを提供することにある。
結合強度が十分大ぎくとれ、これにより樹脂装ビニオン
本体の摩耗、割れ等の耐久性が改善できるエンジンのス
タータを提供することにある。
[問題貞を解決するための手段]
上記目的達成のため本発明のエンジンのスタータは、第
1図に示すごとく、電動機と、該電動機の出力軸に装着
され、始動時前進してエンジンのクランク軸に取付けら
れた金属製リングギアに噛み込むビニオン5とを備える
エンジンのスタータにおいて、前記ビニオン5を樹脂製
ピニオン本体6と、該ピニオン本体6に固着され、その
前面61および内周面63を衝撃から保護する金属製カ
バー7とで構成する手段を採用した。
1図に示すごとく、電動機と、該電動機の出力軸に装着
され、始動時前進してエンジンのクランク軸に取付けら
れた金属製リングギアに噛み込むビニオン5とを備える
エンジンのスタータにおいて、前記ビニオン5を樹脂製
ピニオン本体6と、該ピニオン本体6に固着され、その
前面61および内周面63を衝撃から保護する金属製カ
バー7とで構成する手段を採用した。
[作用および発明の効果]
上記手段を採用したことにより本発明のエンジンのスタ
ータはつぎの作用および効果を有する。
ータはつぎの作用および効果を有する。
本発明のエンジンのスタータは、出り軸の始動時、出力
軸に¥A着されたビニオンは、出力軸とビニオンとのヘ
リカルスプラインによる慣性、またはマグネチックジッ
トによる押圧等によって、前方(リングギア方向)に飛
び出す。飛び出した樹脂製ピニオン本体は、金属製リン
グギアにスムーズに噛み込むか、金属製リングギアの側
面に衝突する。この衝突の場合に金属製カバーに大きい
衝撃荷重が加わるが、樹脂製ピニオン本体には直接衝撃
荷重が加わらない。
軸に¥A着されたビニオンは、出力軸とビニオンとのヘ
リカルスプラインによる慣性、またはマグネチックジッ
トによる押圧等によって、前方(リングギア方向)に飛
び出す。飛び出した樹脂製ピニオン本体は、金属製リン
グギアにスムーズに噛み込むか、金属製リングギアの側
面に衝突する。この衝突の場合に金属製カバーに大きい
衝撃荷重が加わるが、樹脂製ピニオン本体には直接衝撃
荷重が加わらない。
また樹脂製ピニオン本体は、出力軸の始動時、回転しな
がら前進するが、樹脂製ピニオン本体の内周面にも金属
製カバーを固着しているので、樹脂製ピニオン本体の内
周面が他の部材とII!擦し、摩耗することが防止でき
る。このため、樹脂製ピニオン本体と金属製カバーの結
合強度が」−分大きくとれ、これにより樹脂製ピニオン
本体の摩耗、割れに対する耐久性が改善できる。
がら前進するが、樹脂製ピニオン本体の内周面にも金属
製カバーを固着しているので、樹脂製ピニオン本体の内
周面が他の部材とII!擦し、摩耗することが防止でき
る。このため、樹脂製ピニオン本体と金属製カバーの結
合強度が」−分大きくとれ、これにより樹脂製ピニオン
本体の摩耗、割れに対する耐久性が改善できる。
[実施例]
本発明のエンジンのスタータの一実施例を図に基づき説
明する。
明する。
第1図は本発明のスタータのビニオンを示し、第2図お
よび第3図はこのビニオンを適用した車両用エンジンの
慣性噛み込み式スタータを示す。
よび第3図はこのビニオンを適用した車両用エンジンの
慣性噛み込み式スタータを示す。
Aは本発明のエンジンのスタータを適用した車両用エン
ジンの慣性噛み込み式スタータ、2は通常エンジンのク
ランク軸に取付けられるアルミニウム合金製の金属製リ
ングギアである。
ジンの慣性噛み込み式スタータ、2は通常エンジンのク
ランク軸に取付けられるアルミニウム合金製の金属製リ
ングギアである。
スタータ八は、電動機1と、該電動11の出力軸(アー
マチュアシャフト)3にヘリカルスプライン嵌合された
スリーブ4と、該スリーブ4に摺動および回転可能に外
嵌され、出力軸3が始動したとき金属製リングギア2に
噛み込むビニオン5と、スリーブ4とビニオン5との間
に介在された軸方向の衝撃吸収機構8および多板式摩擦
クラッチ9とからなる。
マチュアシャフト)3にヘリカルスプライン嵌合された
スリーブ4と、該スリーブ4に摺動および回転可能に外
嵌され、出力軸3が始動したとき金属製リングギア2に
噛み込むビニオン5と、スリーブ4とビニオン5との間
に介在された軸方向の衝撃吸収機構8および多板式摩擦
クラッチ9とからなる。
電動機1は、周知の構成を有し、磁性体により円筒状に
形成されたヨーク11、その先端に嵌め込まれたフロン
トカバー13、ヨーク11の後端に嵌め込まれたリアカ
バー15を備え、出力軸3にはアーマデユア17が設け
られている。また出力軸3には該フロントカバー13に
近接してアウタヘリカルスプライン31が設けられ、先
端には周溝32が形成されている。また出力軸3の先端
には、スリーブ4゛およびビニオン5の前進を規制する
ビニオンストップカラー35が外嵌され、周溝32に嵌
め込まれた輪止め33に係止されて取り付けられている
。
形成されたヨーク11、その先端に嵌め込まれたフロン
トカバー13、ヨーク11の後端に嵌め込まれたリアカ
バー15を備え、出力軸3にはアーマデユア17が設け
られている。また出力軸3には該フロントカバー13に
近接してアウタヘリカルスプライン31が設けられ、先
端には周溝32が形成されている。また出力軸3の先端
には、スリーブ4゛およびビニオン5の前進を規制する
ビニオンストップカラー35が外嵌され、周溝32に嵌
め込まれた輪止め33に係止されて取り付けられている
。
スリーブ4は、金ff1lJであり、その内周は、後部
にアウタヘリカルスプライン31に螺合するインナヘリ
カルスプライン41が設けられ、前部にはメタルベアリ
ング43が嵌め込まれている。このスリーブ4は、出力
軸3に滑動および回転自在に外嵌され、ビニオンストッ
プカラー35との間に?、Y設されたリターンスプリン
グ37により後方に付勢されている。スリーブ4の外周
には、中間部に突条45が周設され、先端には周溝46
が設けられ、後部にはインナヘリカルスプライン41と
槍なるようアウタセレーション47が形成されている。
にアウタヘリカルスプライン31に螺合するインナヘリ
カルスプライン41が設けられ、前部にはメタルベアリ
ング43が嵌め込まれている。このスリーブ4は、出力
軸3に滑動および回転自在に外嵌され、ビニオンストッ
プカラー35との間に?、Y設されたリターンスプリン
グ37により後方に付勢されている。スリーブ4の外周
には、中間部に突条45が周設され、先端には周溝46
が設けられ、後部にはインナヘリカルスプライン41と
槍なるようアウタセレーション47が形成されている。
ビニオン5は、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂
等のプラスチック類でスリーブ4の前部に軸方向の連動
および回転が可能な状態で外嵌された樹脂製ビニオン本
体6と、該樹脂製ビニオン本体6の前部61、歯先62
および内周面63に接着、圧入、インサート成形等によ
り固着された金属製リングギア2と同一材質のアルミニ
ウム合金製の金属製カバー7とからなる。
等のプラスチック類でスリーブ4の前部に軸方向の連動
および回転が可能な状態で外嵌された樹脂製ビニオン本
体6と、該樹脂製ビニオン本体6の前部61、歯先62
および内周面63に接着、圧入、インサート成形等によ
り固着された金属製リングギア2と同一材質のアルミニ
ウム合金製の金属製カバー7とからなる。
樹脂製ビニオン本体6の内周面63の前部64は、金属
製カバー7の内周部71を固着し、樹脂製ピニオン本体
6の後部65は、段66を介して径大の環状空間67と
されている。また樹脂製ビニオン本体6の後端からやや
径大の円形断面を有する外筒68が軸方向に延設されて
一体成形されるとともにその内周にインナスプライン6
9が形成されている。
製カバー7の内周部71を固着し、樹脂製ピニオン本体
6の後部65は、段66を介して径大の環状空間67と
されている。また樹脂製ビニオン本体6の後端からやや
径大の円形断面を有する外筒68が軸方向に延設されて
一体成形されるとともにその内周にインナスプライン6
9が形成されている。
金属製カバー7は、0.5m+a〜2.0mmの厚さで
樹脂製ビニオン本体6に固着されている。金属製カバー
7は、内周部71の内周面72がスリーブ4とのスリー
ブ状摺動面73とされ、前部74が円環板状部75とさ
れ、その外周76に樹脂製ピニオン本体6の歯先62に
沿って歯面77を形成し、樹脂製ピニオン本体6の前面
61に固着された円環板状部75の内周から後部78へ
向かってスリーブ部7つを形成している。
樹脂製ビニオン本体6に固着されている。金属製カバー
7は、内周部71の内周面72がスリーブ4とのスリー
ブ状摺動面73とされ、前部74が円環板状部75とさ
れ、その外周76に樹脂製ピニオン本体6の歯先62に
沿って歯面77を形成し、樹脂製ピニオン本体6の前面
61に固着された円環板状部75の内周から後部78へ
向かってスリーブ部7つを形成している。
金属製カバー7は、スリーブ4と一体成形されていても
良く、その場合には金属製カバー7の内周面72にアウ
タヘリカルスプライン31に螺合するインナヘリカルス
プラインを設ける。また樹脂製ビニオン本体6と金[1
カバー7との嵌合部60.70は、嵌め合い強度を増す
ために、スプライン嵌合化、凸凹化、鋸歯状化すると良
い。
良く、その場合には金属製カバー7の内周面72にアウ
タヘリカルスプライン31に螺合するインナヘリカルス
プラインを設ける。また樹脂製ビニオン本体6と金[1
カバー7との嵌合部60.70は、嵌め合い強度を増す
ために、スプライン嵌合化、凸凹化、鋸歯状化すると良
い。
軸方向の衝撃吸収機構8は、スリーブ4の突条45およ
び周溝46に嵌め込まれた輪止め81からなる樹脂製ピ
ニオン本体6の軸方向の変位範囲の規制手段82と、こ
の間に配された樹脂製ピニオン本体6の段66および突
条45の間に配され、樹脂製ビニオン本体6を前方(リ
ングギア方向)にfJ95するスプリング83とからな
る。
び周溝46に嵌め込まれた輪止め81からなる樹脂製ピ
ニオン本体6の軸方向の変位範囲の規制手段82と、こ
の間に配された樹脂製ピニオン本体6の段66および突
条45の間に配され、樹脂製ビニオン本体6を前方(リ
ングギア方向)にfJ95するスプリング83とからな
る。
摩擦クラッチ9は、樹脂製ビニ1ン木休6の外筒68の
インナスプライン69にスプライン嵌合されたア「フタ
スプライン91を備え、スリーブ4の外周の突条45の
後に係止されて外嵌されたクラッチプレート92と該ク
ラッチプレート92にsm係合するI!jr!A面およ
び該FJt!!面をクラッチプレート方向に付勢する付
勢手段を備えた摩擦力付与機構93とからなる。
インナスプライン69にスプライン嵌合されたア「フタ
スプライン91を備え、スリーブ4の外周の突条45の
後に係止されて外嵌されたクラッチプレート92と該ク
ラッチプレート92にsm係合するI!jr!A面およ
び該FJt!!面をクラッチプレート方向に付勢する付
勢手段を備えた摩擦力付与機構93とからなる。
摩擦力付与III構93は、スリーブ4のアウタセレー
ション47に噛み合うインナセレーション94を有し、
クラッチプレート92とのStm面となる前面95に摩
擦材96が接着された摩擦プレート97、該FJ擦プレ
ート97に背設され、!!J擦プリプレート9フラッチ
プレート92方向に付勢する付勢手段である朋ばね98
、および前記スリーブ4の後端部外周に設けられた周溝
49に嵌め込まれた皿ばねの係止用輪止め99からなる
。
ション47に噛み合うインナセレーション94を有し、
クラッチプレート92とのStm面となる前面95に摩
擦材96が接着された摩擦プレート97、該FJ擦プレ
ート97に背設され、!!J擦プリプレート9フラッチ
プレート92方向に付勢する付勢手段である朋ばね98
、および前記スリーブ4の後端部外周に設けられた周溝
49に嵌め込まれた皿ばねの係止用輪止め99からなる
。
本実施例のエンジンのスタータAの作用を図に基づき説
明する。
明する。
このスタータAは、電動機1の停止中は、ビニオン5が
第2図に実線で示した位置に静止している。電動I!1
1のアーマチユア17に通電がなされると回転力が発生
し、出力軸3が回転を始める。この時スリーブ4を含む
ビニオン5は、慣性のためヘリカルスプライン31.4
1の作用で回転力と同時に軸方向の分力が加わり、リタ
ーンスプリング37を圧縮して回転しながら前方(リン
グギア2方向)に飛び出す。
第2図に実線で示した位置に静止している。電動I!1
1のアーマチユア17に通電がなされると回転力が発生
し、出力軸3が回転を始める。この時スリーブ4を含む
ビニオン5は、慣性のためヘリカルスプライン31.4
1の作用で回転力と同時に軸方向の分力が加わり、リタ
ーンスプリング37を圧縮して回転しながら前方(リン
グギア2方向)に飛び出す。
飛び出したビニオン5は、第2図に1点m線で示した位
置まで進み、金属製リングギア2にスムーズに噛み込む
かまたは金属製リングギア2の側面に衝突する。いずれ
の場合にも樹脂製ピニオン本体6の前面61、歯先62
に固着した金属製カバー7の円環板状部75、歯面77
に大きい衝撃荷重が加わり、樹脂製ビニオン本体6には
直接衝撃荷重は加わらない。ここで金属製カバー7がリ
ングギアと同一材質のアルミニウム合金製であるため、
金属製カバー7はリングギアとの耐衝撃性に優れる。
置まで進み、金属製リングギア2にスムーズに噛み込む
かまたは金属製リングギア2の側面に衝突する。いずれ
の場合にも樹脂製ピニオン本体6の前面61、歯先62
に固着した金属製カバー7の円環板状部75、歯面77
に大きい衝撃荷重が加わり、樹脂製ビニオン本体6には
直接衝撃荷重は加わらない。ここで金属製カバー7がリ
ングギアと同一材質のアルミニウム合金製であるため、
金属製カバー7はリングギアとの耐衝撃性に優れる。
またビニオン5は、出力軸3の始動時、回転しながら前
進するので、スリーブ4と摩擦し、摩耗する。この場合
も樹脂製ビニオン本体6の内周面63にも金属製カバー
7のスリーブ部7つを固着しているので、樹脂製ビニオ
ン本体6の内周面63が直接スリーブ4どF?擦し、摩
耗することを防止できる。
進するので、スリーブ4と摩擦し、摩耗する。この場合
も樹脂製ビニオン本体6の内周面63にも金属製カバー
7のスリーブ部7つを固着しているので、樹脂製ビニオ
ン本体6の内周面63が直接スリーブ4どF?擦し、摩
耗することを防止できる。
また樹脂製ビニオン本体6の前面61、歯先62J3よ
び内周面63に金属製カバー7の円環板状部75J3よ
び内周部72を接着、圧入、インリート成形等により固
着しているので、固着面積が大きくとれ、結合強度が1
分大きくとれる。このため樹脂製ビニオン本体6の前面
61、歯先62は衝撃荷重より保護され、樹脂製ビニオ
ン本体6の内周面63は摩耗より保護され、金属製カバ
ー7の1悦落も防止でき、ビニオン5の耐久性が向上で
きる。
び内周面63に金属製カバー7の円環板状部75J3よ
び内周部72を接着、圧入、インリート成形等により固
着しているので、固着面積が大きくとれ、結合強度が1
分大きくとれる。このため樹脂製ビニオン本体6の前面
61、歯先62は衝撃荷重より保護され、樹脂製ビニオ
ン本体6の内周面63は摩耗より保護され、金属製カバ
ー7の1悦落も防止でき、ビニオン5の耐久性が向上で
きる。
ざらに衝撃荷重のうち軸方向成分は衝撃吸収機構8によ
り吸収され、回転方向の衝撃荷重は摩擦クラッチ9が滑
ることにより吸収される。
り吸収され、回転方向の衝撃荷重は摩擦クラッチ9が滑
ることにより吸収される。
摩擦クラッチ9は、金属製リングギア2と樹脂製ピニオ
ン本体6との噛み合いの瞬間やスタータAの惰性回転中
の再起動による再噛み合い時に生じる過大W!i撃時に
滑るよう設定されている。、m撃吸収標構8による衝撃
荷重の吸収力により、樹脂製ビニオン本体6の割れ、摩
耗が防止され、ピニオンの耐久性が向上できる。1 樹脂製ビニオン本体6が金属製リングギア2と噛み合っ
た後は、出力軸3の回転力により金属製リングギア2が
駆動されエンジンの始動がなされる。エンジンが自刃回
転し始めると、ヘリカルスプライン31.41の作用で
樹脂製ビニオン本体6J)iよびスリーブ4は後方へ押
し戻され、金属製リングギア2と樹脂製ピニオン本体6
との噛み合いは解除される。。
ン本体6との噛み合いの瞬間やスタータAの惰性回転中
の再起動による再噛み合い時に生じる過大W!i撃時に
滑るよう設定されている。、m撃吸収標構8による衝撃
荷重の吸収力により、樹脂製ビニオン本体6の割れ、摩
耗が防止され、ピニオンの耐久性が向上できる。1 樹脂製ビニオン本体6が金属製リングギア2と噛み合っ
た後は、出力軸3の回転力により金属製リングギア2が
駆動されエンジンの始動がなされる。エンジンが自刃回
転し始めると、ヘリカルスプライン31.41の作用で
樹脂製ビニオン本体6J)iよびスリーブ4は後方へ押
し戻され、金属製リングギア2と樹脂製ピニオン本体6
との噛み合いは解除される。。
さらに本実施例は、樹脂製ビニオン本体6の内部(本実
施例では樹脂製ビニオン本体6の内周とスリーブ4の外
周との間に設けた環状空間67)に樹脂製ビニオン本体
6を前方にイ」勢するスプリング83を配設しているの
で、樹脂製ビニAン本体6とスプリング83とが軸方向
に重なるため、スタータへの軸方向の寸法の短縮が可能
となる効果を有する。
施例では樹脂製ビニオン本体6の内周とスリーブ4の外
周との間に設けた環状空間67)に樹脂製ビニオン本体
6を前方にイ」勢するスプリング83を配設しているの
で、樹脂製ビニAン本体6とスプリング83とが軸方向
に重なるため、スタータへの軸方向の寸法の短縮が可能
となる効果を有する。
また本実施例は、etaクラッヂ9をインナヘリカルス
プライン41ど軸方向に重ねて配置しているので、スタ
ータAの軸方向の寸法をコンパクトにできる効果も有す
る。。
プライン41ど軸方向に重ねて配置しているので、スタ
ータAの軸方向の寸法をコンパクトにできる効果も有す
る。。
イ)本実施例では、樹脂製ビニオン本体6の前面61、
歯先62の衝撃荷重の吸収に金属製カバー7と衝撃吸収
機構8を適用したが、衝撃吸収機構8を設りないで金l
i1製カバー7のみで樹脂製ビニA゛ン本体6の前面6
1、歯先62の衝撃?i?lΦの吸収を行っても良い。
歯先62の衝撃荷重の吸収に金属製カバー7と衝撃吸収
機構8を適用したが、衝撃吸収機構8を設りないで金l
i1製カバー7のみで樹脂製ビニA゛ン本体6の前面6
1、歯先62の衝撃?i?lΦの吸収を行っても良い。
口)本実施例では、金属製カバーを一体成形により設け
たが、2分割以上のものでも良い。
たが、2分割以上のものでも良い。
ハ)本実施例では、本発明のエンジンのスタータに車両
用エンジンの慣性噛み込み式スタータを適用したが、空
気調和装置の冷媒圧縮磯の駆動用エンジンのスタータで
も良い。
用エンジンの慣性噛み込み式スタータを適用したが、空
気調和装置の冷媒圧縮磯の駆動用エンジンのスタータで
も良い。
二)本実施例では、本発明のエンジンのスタータに車両
用エンジンの慣性噛み込み(ベンディング)式スタータ
を適用したが、マグネチックシフト式スタータ、コア4
シャル式スタータでも良い。
用エンジンの慣性噛み込み(ベンディング)式スタータ
を適用したが、マグネチックシフト式スタータ、コア4
シャル式スタータでも良い。
ホ)本実施例では、クラッチプレートが、外筒に軸方向
の変位が可能で回転方向の変位を阻止した状態で連結さ
れているが、クラッチプレートがスリーブに軸方向の変
位が可能で回転方向の変位を阻止した状態で連結され、
摩擦力付与手段が外筒側に連結されていても良い。
の変位が可能で回転方向の変位を阻止した状態で連結さ
れているが、クラッチプレートがスリーブに軸方向の変
位が可能で回転方向の変位を阻止した状態で連結され、
摩擦力付与手段が外筒側に連結されていても良い。
へ〉外筒68とクラッチプレート92どの連結、および
摩擦プレート97とスリーブ4との連結は、ともに軸方
向の相対変位を許容し回転方向の相対変位を阻止する連
結手段ならスプライン嵌合、セレーション嵌合以外であ
っても良い。
摩擦プレート97とスリーブ4との連結は、ともに軸方
向の相対変位を許容し回転方向の相対変位を阻止する連
結手段ならスプライン嵌合、セレーション嵌合以外であ
っても良い。
ト)摩擦プレート97の付勢手段としては、ダイヤフラ
ムスプリング、ウェーブスプリング、コイルスプリング
など他のスプリングが使用できる。
ムスプリング、ウェーブスプリング、コイルスプリング
など他のスプリングが使用できる。
さらにクラッチプレートと摩擦プレートとで形成される
クラッチ面は円錐面、周方向の波状面など平面以外であ
っても良い。
クラッチ面は円錐面、周方向の波状面など平面以外であ
っても良い。
チ)本実施例では、クラッチに多板式摩擦クラッチを適
用したが、クラッチにローラクラッチ、ラヂエットクラ
ッチ、スプラグクラッチ等を適用しても良い。
用したが、クラッチにローラクラッチ、ラヂエットクラ
ッチ、スプラグクラッチ等を適用しても良い。
第1図は本発明のエンジンのスタータの一実施例に適用
したピニオンを示寸断面図、第2図は本発明のエンジン
のスタータの一実施例を示す断面図、第3図は本発明の
エンジンのスタータの一実施例の要部の斜視図である。
したピニオンを示寸断面図、第2図は本発明のエンジン
のスタータの一実施例を示す断面図、第3図は本発明の
エンジンのスタータの一実施例の要部の斜視図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)電動機と、該電動機の出力軸に装着され、始動時前
進してエンジンのクランク軸に取付けられた金属製リン
グギアに噛み込むピニオンとを備えるエンジンのスター
タにおいて、 前記ピニオンは、樹脂製ピニオン本体と、該ピニオン本
体の前面および内周面に固着された金属製カバーとから
なることを特徴とするエンジンのスタータ。 2)前記金属製カバーは、前記リングギアと同一材質の
金属で設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のエンジンのスタータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28282186A JPS63134858A (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | エンジンのスタ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28282186A JPS63134858A (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | エンジンのスタ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63134858A true JPS63134858A (ja) | 1988-06-07 |
Family
ID=17657520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28282186A Pending JPS63134858A (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | エンジンのスタ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63134858A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014238078A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 株式会社デンソー | スタータ |
-
1986
- 1986-11-27 JP JP28282186A patent/JPS63134858A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014238078A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 株式会社デンソー | スタータ |
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