JPS6313395Y2 - - Google Patents

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JPS6313395Y2
JPS6313395Y2 JP2483883U JP2483883U JPS6313395Y2 JP S6313395 Y2 JPS6313395 Y2 JP S6313395Y2 JP 2483883 U JP2483883 U JP 2483883U JP 2483883 U JP2483883 U JP 2483883U JP S6313395 Y2 JPS6313395 Y2 JP S6313395Y2
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JP
Japan
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rotor
oil
annular groove
rotary
passage
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JP2483883U
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JPS59130029U (ja
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロータリピストンエンジンにおけるロ
ータの冷却装置の改良に関するものである。
一般に、ロータリピストンエンジンにおいては
偏心軸に形成したオイル噴出通路からロータ内部
の中空部に向けて、オイルを噴出供給して、ロー
タ全体をほぼ均一に冷却するようにしている。
(実公昭56−46003号公報参照) 一方、トロコイド内周面を有するロータハウジ
ングとその両側に配置されたサイドハウジングと
からなるケーシング内を多角形状のロータが遊星
回転運動する構成のロータリピストンエンジンに
おいては、その燃料室の形状、混合気の流れ等に
原因して、ロータ回転方向後方のトレーリング側
の部分でノツキングが生じることが一般に良く知
られている。
本出願人は、さらに実験を重ねてゆき、その結
果ノツキングが生じる箇所がロータリセスのトレ
ーリング側切上り部であることを確認した。
その箇所でノツキングが生じる理由としては、
一つには、ロータの回転に伴なう混合気の流れに
よりトレーリング側への火災伝播が妨げられ、そ
の火災の前面がロータリセスのトレーリング側切
上り部の位置で停滞することにより、特にその部
分が加熱されてヒートポイントになると考えられ
る。もう一つには、その切上り部の表面に加工上
細かい凹凸があり、ヒートポイントになりやすい
ことが考えられる。
したがつて、従来の様にロータ内部の中空部に
向けて、ほぼ均一にオイルを供給するようにした
だけのものにおいては、ノツキングが生じるロー
タリセスの切上り部を効果的に冷却することがで
きず、その結果ノツキングが生じているものであ
つた。
本考案はこれに鑑みてなされたもので、ロータ
リセスのトレーリング側切上り部を他の部分より
集中的に冷却して、その部分がヒートポイントに
ならないようにして、ノツキングの発生を防止す
ることができるロータリピストンエンジンの冷却
装置を提供することを目的としている。
本考案に係わるロータリピストンエンジンの冷
却装置は、ロータ内部の中空部にオイルを供給し
てロータを冷却する一方、偏心軸のロータジヤー
ナル部もしくはロータの軸受メタル部の少なくと
も一方に環状溝を形成し、該環状溝にオイルを圧
送して軸受部の潤滑を行なうようにしたロータリ
ピストンエンジンにおいて、一端が上記環状溝に
開口し他端がロータリセスのトレーニング側切上
り部の背後に位置する中空部に開口して、上記ロ
ータリセスのトレーリング側切上り部の背後に集
中的にオイルを供給する連通路を設けたことを特
徴とするものである。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。第1図、第2図、第3図は本考案
の一実施例を示す図面である。
1はロータリピストンエンジンにおけるロー
タ、2はロータ1のロータボス部、3はロータボ
ス部2の内周に嵌着されたロータ軸受メタル部、
4はロータ軸受メタル部3に嵌挿してロータ1を
支承する偏心軸、5はその内周で偏心軸4を支承
する固定ギア、6は固定ギア5と噛合するロータ
ギア、7aはサイドハウジング、7bはロータハ
ウジングである。8はエンジンにより駆動される
オイルポンプ(図示せず)からのオイルを送るた
めに偏心軸4の中心に設けられたオイル通路、9
は偏心軸4に形成された噴出通路であつて、一端
がオイル通路8に、他端はロータ1の内部に向つ
て開口し、ロータ内部にオイルを供給してロータ
を冷却するように構成されている。噴出通路9に
はオイル通路8を流れるオイルが設定圧以上にな
ると、すなわちエンジン回転数が設定値以上にな
ると開く制御弁11が介設されている。12はロ
ータ1を支承する偏心軸4に形成されたロータ軸
受メタル部3およびロータジヤーナル部4aの潤
滑用の給油通路であつて、一端はオイル通路8に
他端はロータ軸受メタル部3の中央に形成された
環状溝3bに開口している。
また、ロータリセス13にあるロータリセスの
トレーリング側切上り部13aの背後に位置する
中空部10Aに一端が開口し、他端が環状溝3b
に連通した連通路14が形成されている。該連通
路14はロータボス部2に貫通したボス貫通路1
4aと、ロータ軸受メタル部3に貫通したロータ
軸受メタル部貫通路14bとから構成されてい
る。ボス貫通路14aはロータリセスのトレーリ
ング側切上り部13aの付近に対向して開口設置
されている。
以上のような構成による本考案の作動を以下に
示す。
エンジン回転数が低く制御弁11が閉じている
ときは中空部10,10Aにはオイルは全く流入
せずロータの温度は比較的高温に保たれる。また
エンジン回転数が高く制御弁11が開くと中空部
10,10Aには均一にオイルが供給され、ロー
タ温度は適度に冷却される。また、オイル通路8
および給油通路12を経て環状溝3bに圧送され
るオイルは、この環状溝3bを周回してロータ軸
受メタル部3とロータジヤーナル部4aを潤滑す
る。
本考案の特徴部分である連通路14の作用効果
を以下に示す。環状溝3b内のオイルは、連通路
14を通つて、ほぼ連続的にロータリセスのトレ
ーリング側切上り部13aの背後に位置する中空
部10Aに供給され、かつ連通路14の中空部1
0A側の開口部はロータのトレーリング側切上り
部13A付近に対向しているので、その部分にオ
イルが集中的に供給される。したがつて、ロータ
1のロータリセスのトレーリング側切上り部13
aは集中的に冷却されるので、ロータ1の他の部
分を過冷却することなく、ロータのトレーリング
側切上り部13aがヒートポイントにならないよ
うにして、ノツキングの発生を防止することがで
きる。
また本実施例では軸受メタル部3に環状溝3b
を形成したがロータジヤーナル部4aに形成した
ものであつてもよい。さらに、工作上の制約によ
り連通路4を偏心軸4の軸線方向に対して斜めに
設けているが、偏心軸4の軸線方向に対して垂直
に設けてもよく、その方がロータリセスのトレー
リング側切上り部13aの中央にオイルを噴射供
給することができ、冷却効果は増す。
以上から明らかなように、ロータリセスのトレ
ーリング側切上り部の背後をオイルによつて集中
的に冷却するような連通路を設けたために、ロー
タリセスのトレーリング側切上り部を集中的に冷
却して、ノツキングの発生を防ぐことができる。
なお、その場合ロータリセスのトレーリング側切
上り部以外を過冷却させることがないので、冷却
損失を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる実施例の要部の切断側
面図、第2図は第1図の−断面図、第3図は
ロータのロータフランク面を示す正面図である。 1……ロータ、3……ロータの軸受メタル部、
3b……環状溝、4a……ロータジヤーナル部、
10,10A……中空部、13……ロータリセ
ス、13a……ロータリセスのトレーリング側切
上り部、14……連通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータ内部の中空部にオイルを供給してロータ
    を冷却する一方、偏心軸のロータジヤーナル部も
    しくはロータの軸受メタル部の少なくとも一方に
    環状溝を形成し、該環状溝にオイルを圧送して軸
    受部の潤滑を行なうようにしたロータリピストン
    エンジンにおいて、一端が上記環状溝に開口し他
    端がロータリセスのトレーリング側切上り部の背
    後に位置する中空部に開口して、上記ロータリセ
    スのトレーリング側切上り部の背後に集中的にオ
    イルを供給する連通路を設けたことを特徴とする
    ロータリピストンエンジンの冷却装置。
JP2483883U 1983-02-21 1983-02-21 ロ−タリピストンエンジンの冷却装置 Granted JPS59130029U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2483883U JPS59130029U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 ロ−タリピストンエンジンの冷却装置

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JP2483883U JPS59130029U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 ロ−タリピストンエンジンの冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59130029U JPS59130029U (ja) 1984-08-31
JPS6313395Y2 true JPS6313395Y2 (ja) 1988-04-15

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ID=30155855

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2483883U Granted JPS59130029U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 ロ−タリピストンエンジンの冷却装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068276Y2 (ja) * 1986-04-25 1994-03-02 マツダ株式会社 ロ−タリピストンエンジンの潤滑装置
JPH0511320Y2 (ja) * 1986-10-20 1993-03-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59130029U (ja) 1984-08-31

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