JPS6313380Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6313380Y2
JPS6313380Y2 JP1982113603U JP11360382U JPS6313380Y2 JP S6313380 Y2 JPS6313380 Y2 JP S6313380Y2 JP 1982113603 U JP1982113603 U JP 1982113603U JP 11360382 U JP11360382 U JP 11360382U JP S6313380 Y2 JPS6313380 Y2 JP S6313380Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
blow
blazer
gas
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982113603U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5917211U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11360382U priority Critical patent/JPS5917211U/ja
Publication of JPS5917211U publication Critical patent/JPS5917211U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6313380Y2 publication Critical patent/JPS6313380Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エンジンの燃焼室からクランク室に
漏洩したブローバイガスを、ブレザ装置の油分離
手段で油分離してから、連通路及び吸気系統を経
て燃焼室に還元し、ここで燃焼させて無害化して
から、大気中に排出するようにしたエンジンのブ
ローバイガス燃焼室還元装置に関する。
〈従来技術〉 本考案は、その基本構造として、例えば第1図
に示すように、エンジン1のブローバイガスに混
合した油分を分離除去するブレザ装置7をエンジ
ン1の弁腕室6に付設し、ブレザ装置7のブレザ
室17の入口18を弁腕室6に明けてエンジン1
のクランク室3に連通し、ブレザ室17の出口2
3をブレザケース16に明けて連通路8を介して
燃焼室2の吸気系統9に連通し、これにより燃焼
室2からクランク室3に漏洩したブローバイガス
を、ブレザ装置7の油分離手段22で油分離して
から、連通路8及び吸気系統9を経て燃焼室2に
還元するように構成したエンジンのブローバイガ
ス燃焼室還元装置に関する。
従来のこの構造のブローバイガス燃焼室還元装
置としては、実公昭47−26760号公報に示す構造
のものがある。
即ち、エンジンのヘツドカバーに配設したフリ
ーザ室から2本の連通路を導出し、一方の連通路
をエアクリーナに連通するとともに、もう一方の
連通路をベンチレーシヨンバルブを介して吸気管
に連通し、また、クランク室から導出した連通路
を逆止弁を介してエアクリーナに連通したもので
あり、ベンチレーシヨンバルブは吸気管の負圧が
大きいほど連通路の通路断面積が減少するように
作用し、逆止弁はエアクリーナからクランク室の
方向にのみ開くように作用する。
また、特公昭46−23977号公報の第2図に示す
構造のものもある。
即ち、エンジンのヘツドカバーに配設したブレ
ザ装置のブレザ室から連通路を導出し、この連通
路をコントロールバルブを介して吸気管に連通
し、また、クランク室から導出した長い連通路を
油分離具を介してエアクリーナに連通したもので
あり、コントロールバルブは吸気管の下流側に発
生する吸気負圧に従つて流量を調節するように作
用し、エアクリーナの空気を長い連通路によりク
ランク室へ導入し、コントロールバルブの流量処
理能力が低下してブローバイガスがエアクリーナ
側へ逆流することがあるため、上記長い連通路に
油分離具を設けてある。
また、基本構造は本考案と異なるが、実開昭48
−79927号公報に示すエンジンのブローバイガス
還元装置がある。
即ち、エンジンのクランクケースに配設したブ
レザ装置のブレザ室から連通路を導出し、この連
通路を排気管内に設けたベンチユリー部に連通
し、また、クランク室から導出したエア吸入装置
を大気中に連通したものであり、エア吸入装置を
介してクランク室内に新気を補充し、かつ、この
新気によりクランク室内の潤滑油の冷却を図る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、これら構造では、次の問題(1)及び(2)
がある。
(1) 実公昭47−26760号公報に示す構造ではブリ
ー室から導出される2本の連通路の途中部に、
特公昭46−23977号公報の第2図に示す構造で
はブレザ室と吸気管とを連通する連通路、及び
クランク室とエアクリーナとを連通する長い連
通路の途中部に、水が溜り、この溜り水がエン
ジン停止中に冬の寒気で氷結して上記各連通路
部分を閉塞してしまうと、エンジンの始動後に
燃焼室からクランク室に漏洩したブローバイガ
スは逃げ場を閉ざされ、クランク室の内圧が異
常に上昇する。このため、クランク室内に貯え
た潤滑油がエンジンの各部の組付用合せ面から
外部に圧し出され、潤滑不足でエンジンを短時
間のうちに焼付かせてしまう問題が発生する。
また、例えば、連通路8が短い等で、連通路
8が閉塞されにくい構造になつていても、燃焼
室2からクランク室3へのブローバイガスの漏
洩量が過多になつ場合には、上記と同様に、ク
ランク室3の内圧が異常に上昇して、エンジン
の焼付事故の問題が発生する。
ところが、従来では、この問題の解決策が施
されていない。
この問題の解決策として、本考案者は先に、
クランク室の内圧の異常高圧を検出することに
基づき、警報を発するとともに、エンジンを自
動停止させることを考えた。
しかし、そのための装置が複雑で高価につく
うえ、そのままエンジンを運転したい事情があ
る場合でもそうすることができない欠点があ
る。
(2) 実開昭48−79927号公報に示す構造では連通
路が閉塞してクランク室の内圧が異常上昇する
と、エア吸入装置がクランク室内のブローバイ
ガスを大気中に逃がすように作用するものの、
クランク室にブレザ装置とエア吸入装置とを
別々に付設するので、構造が複雑になり、実施
が高価になる。
本考案は、ブレザ室と燃焼室の吸気系統とを連
通する連通路の途中部が閉塞してブローバイガス
の逃げ場が無くなつ場合に、又は、連通路が閉塞
されなくても燃焼室からクランク室へのブローバ
イガスの漏洩量が過多になつ場合に、クランク室
の内圧が異常に上昇して潤滑油が外部に流出する
という事故が発生するのを確実に防止し、かつ、
このための装置を簡単で安価なものにすることを
目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、例え
ば、第1図乃至第3図に示すように構成したもの
である。
即ち、クランク室3の内圧の異常上昇時にクラ
ンク室3内のブローバイガスを大気中に排出する
ブローバイガス排出手段24をブレザ装置7に付
設し、ブローバイガス排出手段24のブローバイ
ガス排出孔25をブレザケース16に明けるとと
もに、ブレザ装置7の油分離手段22を介してブ
レザ室17の入口18に連通したものである。
〈作用〉 次に、その作用を説明する。
クランク室3の内圧の異常上昇時には、ブレザ
装置7に付設したブローバイガス排出手段24に
より、クランク室3内のブローバイガスはブレザ
室17の入口18を通り、ブレザ装置7の油分離
手段22で油分離された後、ブレザケース16に
明けたブローバイガス排出孔25を経て、大気中
に排出される。
〈実施例〉 次に、本考案の実施例を第1図乃至第4図に基
づき説明する。
第1図は水冷縦形直列多気筒デイーゼルエンジ
ンにおけるブローバイガス燃焼室還元装置を示
し、そのエンジン1の主燃焼室2からクランク室
3に漏洩したブローバイガスは、クランク室3・
動弁カム室4・タペツト孔5及び弁腕室6を順に
通過するうちに、そこに浮遊する霧状の潤滑油を
含み、ブレザ装置7でその油分の殆んどを分離除
去してから、連通管8を通つて吸気系統9の始端
の油浴式エアクリーナ10に吸込まれ、ブレザ装
置7で分離しきれなかつた僅かな残留油分がエア
クリーナ10の油溜室11及びエレメント12で
細かく分離除去された後、吸気マニホールド1
3、吸気ポート14を経て燃焼室2に吸入され、
ここで燃焼され無害化されてから、大気中に排出
される。
ブレザ装置7及びブローバイガス排出手段24
はエンジン1のヘツドカバー15の上部に設けら
れ、第2図及び第3図に示すように構成される。
即ち、ブレザケース16がヘツドカバー15の
上壁から上向きに膨出して形成されている。ブレ
ザケース16内のブレザ室17の下端部に入口1
8が、防油板19を介して弁腕室6に連通する状
態に明けられており、弁腕室6から更にタペツト
孔5、動弁カム室4を介してクランク室3に連通
されている。
ブレザ室17内の下半部にはスチールウール層
20が、その上半部にはブレザ室17より幅狭ま
の門形の防油板21が設けられており、このスチ
ールウール層20と門形の防油板21とで、油分
離手段22が構成されている。
ブレザ室17の出口23は、門形の防油板21
の右外方でブレザケース16に開口し、連通管8
を介して吸気系統9の始端のエアクリーナ10に
連通されている。
そして、ブレザ室17の入口18から入り込ん
だブローバイガスは、スチールウール層20を経
て出口23に至る。
また、ブローバイガス排出手段24としてブロ
ーバイガス排出孔25が門形の防油21の左外方
でブレザケース16に開口している。
連通管8が氷結などで閉塞している状態でエン
ジンを始動した場合に、または、エンジン運転時
に燃焼室2からクランク室3へのブローバイガス
の漏洩量が過多になつた場合に、クランク室3に
ブローバイガスが蓄積してその内圧が異常上昇し
始める。
この時に、ブローバイガスの逃げ場としては、
ブレザケース16に明けたブローバイガス排出孔
25しかなく、ブローバイガスはブレザケース1
6内に入り込みスチールウール層20を通過して
油分離された後、ブローバイガス排出孔25から
大気中に排出される。
このように、クランク室3の内圧が異常上昇し
始めると、クランク室3内のブローバイガスがブ
ローバイガス排出手段24により大気中に逃がさ
れることから、クランク室3内は異常昇圧するこ
とが防がれ、クランク室3内に貯えられた潤滑油
26がエンジン1の各部の組付用合せ面27.2
8.29…から外部に圧し出されることが無い。
また、連通管8の閉塞もブローバイガス漏洩の
過多も生じない正常運転時には、ブレザ室17内
のブローバイガスにエアクリーナ12からの吸引
力が作用しており、ブローバイガスは吸気系統9
側に吸引されてブローバイガス排出孔25からは
流出しない。
上記実施例の一部を次のように変更することも
考えられる。
A ブローバイガス排出孔25に流量検出器又は
警笛を連結して、この流量検出器又は警笛によ
りクランク室3の内圧の異常上昇の有無を知る
ことができるようにする。
B ブローバイガスに混入した油分を特に細かく
分離除去したい場合合には、連通管8の途中部
にサイクロン式又はその他の形式のオイル分離
器を介装する。
C 連通管8の終端部を吸気マニホールド13又
は吸気ポート14に連結しかえる。
D 連通管8の終端部をエアクリーナ10に対し
て、第4図に示すa乃至eのうちのどれか一つ
の状態に連結する。
〈効果〉 本考案は、上記のように構成され、作用するこ
とから、次の効果を奏する。
イ 即ち、連通路が閉塞し、または燃焼室からク
ランク室へのブローバイガスの漏洩量が過多に
なるなどして、クランク室の内圧が異常上昇し
始めたときに、クランク室のブローバイガスが
ブローバイガス排出手段から大気中に逃がされ
るので、クランク室の内圧が異常上昇すること
を確実に防止できる。
従つて、クランク室の内圧の異常上昇のため
クランク室内に貯えられた潤滑油が外部に圧し
出され、これにより潤滑不足で短時間のうちに
エンジンが焼付くという事故を無くすことがで
きる。
ロ しかも、ブローバイガス排出孔をブレザ装置
の油分離手段を介してブレザ室の入口に連通し
たので、クランク室の内圧の異常上昇時にブロ
ーバイガス排出手段によつて大気中に排出され
るブローバイガスは上記油分離手段で油分離さ
れたものになり、ブローバイガスによる大気汚
染やエンジンの汚れが防止される。
ハ その上、そのためには、ブローバイガス排出
手段をブレザ装置に付設するだけで済み、この
ブローバイガス排出手段はその油分離手段とし
てブレザ装置の油分離手段を利用し、かつ、ブ
ローバイガス排出孔をブレザケースに明けると
ともにブレザ室の入口に連通しただけの簡単で
小形な構造であり、安価で容易に実施できる。
その上、エンジンをそのまま運転したい事情が
ある場合には、自由に運転することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はエンジ
ン全体の縦断正面図、第2図は第1図部拡大
図、第3図は第2図−線断面図、第4図は連
通管の終端をエアクリーナに接続する部分の種々
の態様を示す第1図部相当図である。 1……エンジン、2……燃焼室、3……クラン
ク室、6……弁腕室、7……ブレザ装置、8……
連通路、9……吸気系統、16……ブレザケー
ス、17……ブレザ室、18……17の入口、2
2……油分離手段、23……17の出口、24…
…ブローバイガス排出手段、25……ブローバイ
ガス排出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン1のブローバイガスに混合した油分を
    分離除去するブレザ装置7をエンジン1の弁腕室
    6に付設し、ブレザ装置7のブレザ室17の入口
    18を弁腕室6に明けてエンジン1のクランク室
    3に連通し、ブレザ室17の出口23をブレザケ
    ース16に明けて連通路8を介して燃焼室2の吸
    気系統9に連通し、これにより燃焼室2からクラ
    ンク室3に漏洩したブローバイガスを、ブレザ装
    置7の油分離手段22で油分離してから、連通路
    8及び吸気系統9を経て燃焼室2に還元するよう
    に構成したエンジンのブローバイガス燃焼室還元
    装置において、クランク室3の内圧の異常上昇時
    にクランク室3内のブローバイガスを大気中に排
    出するブローバイガス排出手段24をブレザ装置
    7に付設し、ブローバイガス排出手段24のブロ
    ーバイガス排出孔25をブレザケース16に明け
    るとともに、上記油分離手段22を介してブレザ
    室17の入口18に連通したことを特徴とするエ
    ンジンのブローバイガス燃焼室還元装置。
JP11360382U 1982-07-26 1982-07-26 エンジンのブロ−バイガス燃焼室還元装置 Granted JPS5917211U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11360382U JPS5917211U (ja) 1982-07-26 1982-07-26 エンジンのブロ−バイガス燃焼室還元装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11360382U JPS5917211U (ja) 1982-07-26 1982-07-26 エンジンのブロ−バイガス燃焼室還元装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5917211U JPS5917211U (ja) 1984-02-02
JPS6313380Y2 true JPS6313380Y2 (ja) 1988-04-15

Family

ID=30262910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11360382U Granted JPS5917211U (ja) 1982-07-26 1982-07-26 エンジンのブロ−バイガス燃焼室還元装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5917211U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038176Y2 (ja) * 1984-12-19 1991-02-28
JPH038177Y2 (ja) * 1985-01-22 1991-02-28

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4726760U (ja) * 1971-02-06 1972-11-27
JPS612251U (ja) * 1984-06-12 1986-01-08 洋二 岡田 マグネツト付き下着

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4879927U (ja) * 1971-12-28 1973-10-01

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4726760U (ja) * 1971-02-06 1972-11-27
JPS612251U (ja) * 1984-06-12 1986-01-08 洋二 岡田 マグネツト付き下着

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5917211U (ja) 1984-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6218643Y2 (ja)
JPS6237933Y2 (ja)
US5129371A (en) Cam cover oil separator for crankcase ventilation
JPS6337452Y2 (ja)
JP2008215214A (ja) ブローバイガス還元装置及びそのブローバイガス還元装置を備えた内燃機関
JPS58200019A (ja) 内燃機関
JPS6313380Y2 (ja)
JPS59126014A (ja) 内燃機関のブロ−バイガス換気装置
JPS6220658Y2 (ja)
JPS6224737Y2 (ja)
CN104948262A (zh) 一种油气分离器
JPS6220659Y2 (ja)
JPH0610109Y2 (ja) エンジンのブローバイガス燃焼室還元装置
JP4294949B2 (ja) ロッカーカバー
JP2540860Y2 (ja) ブローバイガス還流装置
JP3013389B2 (ja) エンジンのブリーザ室構造
JPH0519525Y2 (ja)
CN204851377U (zh) 一种油气分离器
JPH0216008Y2 (ja)
JPH0610645A (ja) 内燃機関のブローバイガス還流装置
JP3222256B2 (ja) エンジンのブローバイガス還元装置
JPS6126571Y2 (ja)
US20220056825A1 (en) Breather/check valve oil and air separator system and method
JPS6218644Y2 (ja)
JP2004137921A (ja) 内燃機関のブローバイガス還流装置