JPS6313366Y2 - - Google Patents

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JPS6313366Y2
JPS6313366Y2 JP1480582U JP1480582U JPS6313366Y2 JP S6313366 Y2 JPS6313366 Y2 JP S6313366Y2 JP 1480582 U JP1480582 U JP 1480582U JP 1480582 U JP1480582 U JP 1480582U JP S6313366 Y2 JPS6313366 Y2 JP S6313366Y2
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JP
Japan
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camshaft
shaft diameter
connecting rod
valve
circumferential surface
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JP1480582U
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English (en)
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JPS58118204U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの動弁カム軸に関し、このカ
ム軸の耐久性を維持しながらエンジン全体を小型
化することを目的とする。
従来、動弁カム軸は、クランク軸に連動して往
復運動するコンロツド大端部に干渉しないよう
に、クランク軸からその軸心を離しているが、そ
れだけエンジン全体の形状が大きくなる欠点がで
てくる。
従来では、第5図及び第6図に示すように、ク
ランク軸53に連接されたコンロツド大端部56
の回転面が動弁カム軸54の基礎軸径57内に干
渉するように両軸の軸間距離を短縮するととも
に、同期回転時に干渉するおそれのあるカム軸の
周面部分62を基礎軸径57から凹み形状60に
することにより、動弁カム軸とコンロツド大端部
とが接当しないようにしてエンジン全体を小型化
したものがある。(実公昭56−48882号公報)。
しかし、動弁カム軸54の一部を基礎軸径より
凹ませているので、この部分でのねじり強度及び
曲げ強度が低下して、耐久性に乏しいものにな
る。
従つて、この耐久性を向上しようとすれば、動
弁カム軸の基礎軸径を太くした上で、凹み状態を
施す必要があるので、カム軸とクランク軸との軸
間距離が大きくなつてエンジンの小型化をそれほ
ど図れないことになる。
本考案は斯かる欠点を解消するもので、クラン
ク軸に連動されたコンロツド大端部の回転面がカ
ム軸の基礎軸径内に干渉する寸法に両軸の軸間距
離を小さくとり、この干渉するおそれのあるカム
軸の周面部分を基礎軸径から後退させて凹み形状
とするとともに、干渉のおそれのない側の周面部
分を基礎軸径から進出させて膨らみ形状にするこ
とにより、クランク軸の軸間距離を小さく保つて
エンジンを小型化するとともに、カム軸に形成し
た凹み形状に伴う軸強度の低下を膨らみ状態で補
つて、カム軸全体の耐久性を高く維持するもので
ある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図は空冷エンジンの要部切欠底面図、第2
図はクランク軸及び動弁カム軸の連動状態を示す
エンジンの要部断面図、第3図は動弁カム軸の斜
視図であつて、空冷エンジン1のシリンダに嵌挿
するピストンはコンロツド17を介してクランク
軸3に連動する。
即ち、クランク軸3に形成したクランクアーム
18同士を結ぶクランクピン19にコンロツド小
端部20と大端部6が互いに嵌合しあつて、ボル
ト21で固定して回動自在に枢支される。
エンジンのクランク室2内に架着されるクラン
ク軸3の左方上部に動弁カム軸4をクランク軸3
に平行に設けて両軸3,4を調時伝動装置5で
2:1の回転伝動比で同期連動するように構成
し、ピストンが吸入、圧縮、爆発、排気の4サイ
クルをもつて2往復する過程において、動弁カム
軸4が一回転して、コンロツド大端部6がこのカ
ム軸4の外周を二回通過するようにする。
動弁カム軸4とクランク軸3の軸間距離8を、
クランク軸3に連接されたコンロツド大端部6の
回転面9がカム軸4の基礎軸径7内に干渉する寸
法に設定する。
そして、この干渉する動弁カム軸4の軸心方向
部の周面において、同期回転時にコンロツド大端
部6に干渉するおそれのある周面部分12を基礎
軸径7から後退させて、その干渉を避けるような
凹み形状10にするとともに、その干渉のおそれ
のない周面部分14を基礎軸径7から進出させて
凹み状態部分10による強度低下を補う膨らみ形
状11に形成する。
上記膨らみ形状周面部分11は、カム軸に形成
する動弁カム15の周面16より外側に出張らな
い大きさに設定すれば、動弁カムの切削仕上げ時
にこの出つ張りが支障にならない。
又、膨らみ形状の態様としては、第2図に示す
ように基礎軸径7に対し対称に突出させても良
く、他方、第4図に示すように基礎軸径7に対し
非対称に形成して、近接する動弁カム15の長軸
方向への突出量を長くし、短軸方向への突出部P
を低く抑えても差し支えない。更に、このコンロ
ツド大端部により干渉を受ける軸心方向部分のカ
ム軸の断面積Aは基礎軸径7の断面積より大きく
設定すると、カム軸の耐久性を高く維持できる。
以下、本考案の効果を述べると、クランク軸と
動弁カム軸とを近接させてその軸間距離を短くし
た上で、コンロツド大端部に基礎軸径が干渉する
おそれがある動弁カム軸の周面部分を、この干渉
から避けるために凹み形状にするとともに、干渉
のおそれがない周面部分を逆に膨らみ形状に形成
しているので、エンジンを小型化できるうえ、動
弁カム軸のねじり強度及び曲げ強度を従来に比し
て大きく改善して、耐久性を高く維持することが
できる。
又、動弁カム軸の鍛造時に、この干渉周面部分
の凹み形状と膨らみ形状の加工が同時にできるの
で、別途加工工程を設けることを要せず、安価に
実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空冷エンジンの要部切欠底面図、第2
図はクランク軸及び動弁カム軸の連動状態を示す
エンジンの要部断面図、第3図は動弁カム軸の斜
視図、第4図は本考案の他の実施例を示す動弁カ
ム軸の縦断面図、第5図は従来例を示す第3図相
当図、第6図は従来例を示す第2図相当図であ
る。 1……エンジン、2……クランク室、3……ク
ランク軸、4……動弁カム軸、5……調時伝動装
置、6……コンロツド大端部、7……基礎軸径、
8……軸間距離、9……コンロツド大端部の回転
面、10……凹み形状、11……膨らみ形状、1
2……干渉のおそれのあるカム軸の周面部分、1
4……干渉のおそれのない周面部分、15……動
弁カム、16……カムの周面、A……動弁カム軸
の干渉部分の断面積。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジン1のクランク室2内にクランク軸3
    と動弁カム軸4とを平行に設けて、両軸3,4
    を調時伝動装置5で2:1の回転伝動比で同期
    連動するように構成し、クランク軸3に連接さ
    れたコンロツド大端部6の回転面9がカム軸4
    の基礎軸径7内に干渉する寸法に両軸3,4の
    軸間距離8を設定し、コンロツド大端部6に基
    礎軸径7が干渉する動弁カム軸4の軸心方向部
    分の周面において、同期回転時にコンロツド大
    端部6に干渉するおそれのある周面部分12を
    基礎軸径7から後退させて、その干渉を避ける
    凹み形状10にするとともに、その干渉のおそ
    れのない周面部分14を基礎軸径7から進出さ
    せて凹み形状部分10による強度低下を補う膨
    らみ形状11に形成した事を特徴とするエンジ
    ンの動弁カム軸。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載した動
    弁カム軸において、コンロツド大端部6に基礎
    軸径7が干渉する動弁カム軸4の軸心方向部分
    の断面積Aを基礎軸径7内の断面積よりも大き
    く設定したもの。 3 実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に
    記載した動弁カム軸において、前記膨らみ形状
    周面部分11をこれの近くに位置する動弁カム
    15の周面16より外側に出張らない大きさに
    設定したもの。
JP1480582U 1982-02-04 1982-02-04 エンジンの動弁カム軸 Granted JPS58118204U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1480582U JPS58118204U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 エンジンの動弁カム軸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1480582U JPS58118204U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 エンジンの動弁カム軸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58118204U JPS58118204U (ja) 1983-08-12
JPS6313366Y2 true JPS6313366Y2 (ja) 1988-04-15

Family

ID=30027260

Family Applications (1)

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JP1480582U Granted JPS58118204U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 エンジンの動弁カム軸

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JP (1) JPS58118204U (ja)

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JPS58118204U (ja) 1983-08-12

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