JPS6313293A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用する誘導加熱調理器に関
するものである。

従来の技術 従来の技術におけるこの種の誘導加熱調理器の回路図を
第５図に示す。第５図において、１は直流電源、２は電
流リプルを低減するだめの限流コイルで、直流電源１と
ともに電源回路３を構成している。４は加熱コイル、５
は加熱コイル４０両端に接続したコンデンサ、６と７は
スイッチング素子で、例えばトランジスタで構成してい
る。８はスイッチング素子６．７のオンオフを制御する
制御回路、１１は鍋である。

次に第６図を参照しながら従来の技術における動作を説
明する。第６図は第５図に示した誘導加熱調理器のスイ
ッチング素子６．７の端子電圧マ１　、マ２および電流
ｉ４．ｉ２の定常動作および停止時の波形図である。定
常動作においては、スイッチング素子６および７を交互
にオンさせることにより、加熱コイル４とコンデンサ５
の共振を励起し、第６図のｏ＜ｔ＜ｔｓに示した安定な
動作が継続される。しかしながら、定常動作から停止さ
せる場合、すなわちスイッチング素子６．７を同時にオ
フにする時、限流コイル２に於て蓄積されているエネル
ギーにより、図に示したようにスイッチング素子６．了
の端子電圧マ４．ｖ２に非常に高いスパイク電圧が発生
することになる。

発明が解決しようとする問題点 このように従来の構成においては、動作停止時において
スイッチング素子６．７に非常に高いスパイク電圧が印
加され、スイッチング素子６，７を破壊に到らしめたり
、スイッチング素子６，７に耐圧の非常に高いものが要
求されるという問題点があった。

本発明は、前記問題点に鑑み、動作停止時において発生
するスパイク電圧によるスイッチング素子の破壊を防止
するとともに、スイッチング素子の耐圧設定を定常動作
時に発生する電圧程度にすることを目的とする。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の誘導加熱調理器は、
直流電源と限流コイルを直列接続して構成した電源回路
と、中点端子を前記電源回路の一方の端子に接続した加
熱コイルと、前記加熱コイルの両端子間に接続したコン
デンサと、前記加熱コイルの両端から前記電源回路の他
方の端子にそれぞれ接続したスイッチング素子と、前記
スイッチング素子のオン・オフを制御する制御回路と、
前記スイッチング素子に印加されるスパイク電圧からス
イッチング素子を保護する素子保護手段とを有する構成
としたものである。

作用 本発明は、上記した構成により、動作停止時においてス
イッチング素子に印加されるスパイク電圧が素子保護手
段の作用により設定値以上にならないようにしたり、ま
たはスノくイク電圧のピーク値を低減させるようにする
ものである。

実施例 以下本発明の一実施例について面直を参照しながら説明
する。第１図は、本発明の一実施例における誘導加熱調
理器の回路である。第１図において、１は直流電源、２
は電流リプルを低減するための限流コイルで、直流電源
１と直列接続して電源回路３を構成している。４は中点
端子または一方の端子を電源回路３の一方の端子に接続
した加熱コイル、５は加熱コイル４の両端子間に接続し
たコンデンサ、６と７はスイッチング素子で、例えばト
ランジスタで構成しており、加熱コイル４の両端から電
源回路３の他方の端子にそれぞれ接続している。８はス
イッチング素子６．７のオン・オフを制御する制御回路
、９および１０はツェナーダイオードで、ダイオード１
１．１２と直列に接続して電圧制限手段を構成し、これ
をスイッチング素子６，７に並列に接続している。１３
は鍋である。

次に第２図を参照しながら本発明の一実施例における動
作を説明する。第２図は第１図に示した誘導加熱調理器
のスイッチング素子６．７の端子電圧マ　、Ｖおよび電
流ｉ、、ｉ２の定動作および停止時の波形図である。定
常動作においては、スイッチング素子６および７を交互
にオンさせる二とにより、加熱コイル４とコンデンサ６
の共振を励起し、第２図のｏくｔくｔｓに示す安定な動
作が継続される。また動作停止時においては、限流コイ
ル２において蓄積されているエネルギーにより、スイッ
チング素子６．７の両端にスパイク電圧が発生するが、
図に示したとおり、スイッチング素子６．７に並列に接
続されたツェナーダイオード９，１ｏおよびダイオード
１１．１２により設定される電圧に制限されることにな
る。

本実施例において、スイッチング素子は逆阻止型のトラ
ンジスタとしたが、逆導通型も含め他のスイッチング素
子でもよいことは明らかである。

まこ、本実施例においては電圧制限手段を、ツェナーダ
イオードおよびダイオードの直列接続としたが、他の手
段によっても、またスイッチング素子が電圧制限手段の
機能を兼ねる場合においても、同様の効果を得ることは
明らかである。

上記実施例では、スイッチング素子に印加されるスパイ
ク電圧からスイッチング素子を保護する素子保護手段と
して電圧制限手段を用いているものであるが、第３図、
第４図に示すように、スイッチング素子６．７に並列に
コンデンサ１４゜１５を接続した構成としてもよい。こ
の実施例では、動作停止時においては、限流コイル２に
おいて蓄積されているエネルギーがコンデンサ１４゜１
５に充電され、スパイク電圧のピーク値を低減するもの
であり、先の実施例と同様な効果が得られるものである
。

発明の効果 以上の実施例からも明らかな様に、本発明の誘導加熱調
理器によると、動作停止時においてスイッチング素子に
印加されるスパイク電圧を、予め設定した電圧制限手段
の設定値以下にしたり、電圧のピーク値を低減させるこ
とが可能となり、従ってスイッチング素子の破壊を防止
するとともに、スイッチング素子の耐圧設定を定常動作
時に発生する電圧程度にすることが可能となり、その実
用的効果は犬なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における誘導加熱調理器の回
路図、第２図は第１図に示した誘導加熱調理器の動作波
形図、第３図は他の実施例における回路図、第４図は同
動作波形図、第５図は従来図 の技術における誘導加熱調理器の回路面、第６図は第５
図に示した誘導加熱調理器の動作波形図である。 １・・・・・・直流電源、２・・・・・・限流コイル、
３・・・・・・電源回路、４・・・・・・加熱コイル、
６・・・・・・コンデンサ、６．７・・・・・・スイッ
チング素子、８・・・・・・制御回路、９．１０・・・
・・ツェナーダイオード、１１．１２・・・・・・ダイ
オード、１３・・・・・鍋、１４．１５・・・・・・コ
ンデンサ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１志気　
ＩＬ２！ 葱　２　図 第　３　図 第４図 第５図 第６図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）直流電源と限流コイルを直列接続して構成した電
   源回路と、中点端子または一方の端子を前記電源回路の
   一方の端子に接続した加熱コイルと、前記加熱コイルの
   両端子間に接続したコンデンサと、前記加熱コイルの両
   端から前記電源回路の他方の端子にそれぞれ接続したス
   イッチング素子と、前記スイッチング素子のオン・オフ
   を制御する制御回路と、前記スイッチング素子に印加さ
   れるスパイク電圧からスイッチング素子を保護する素子
   保護手段とを有する誘導加熱調理器。
2. （２）素子保護手段は、電圧制限手段からなる特許請求
   の範囲第１項記載の誘導加熱調理器。
3. （３）スイッチング素子が、電圧制限手段の機能を兼ね
   る特許請求の範囲第２項記載の誘導加熱調理器。
4. （４）素子保護手段は、スイッチング素子に並列に接続
   したコンデンサからなる特許請求の範囲第１項記載の誘
   導加熱調理器。