JPS63132411A - エネルギ−蓄積型点火コイル - Google Patents

エネルギ−蓄積型点火コイル

Info

Publication number
JPS63132411A
JPS63132411A JP61279328A JP27932886A JPS63132411A JP S63132411 A JPS63132411 A JP S63132411A JP 61279328 A JP61279328 A JP 61279328A JP 27932886 A JP27932886 A JP 27932886A JP S63132411 A JPS63132411 A JP S63132411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
ignition coil
iron core
type ignition
energy storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61279328A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0715853B2 (ja
Inventor
Shinji Oyabu
真二 大藪
Eiichi Uno
宇野 鋭一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP61279328A priority Critical patent/JPH0715853B2/ja
Priority to GB878727309A priority patent/GB8727309D0/en
Priority to GB8727392A priority patent/GB2199193B/en
Publication of JPS63132411A publication Critical patent/JPS63132411A/ja
Publication of JPH0715853B2 publication Critical patent/JPH0715853B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines
    • H01F2038/122Ignition, e.g. for IC engines with rod-shaped core

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関に搭載するエネルギー蓄積型点火コイ
ル、更に詳しくはディストリビュータを用いない点火装
置に適用され、各プラグに対応して特にプラグに直接組
み付けて使用するのに好適な点火コイルに関する。
(従来の技術〕 従来周知のごとく、エネルギー蓄積、型点火コイルは第
10図に示すごとき点火装置として使用される。即ち、
第10図において点火コイルaの1次コイルミ1にはバ
ッテリのような直流型rj、bからトランジスタのごと
きスイッチ手段Cを介して電流が供給され、この電流に
基づくエネルギーが1次コイルa、を介して鉄心dに磁
気エネルギーとして蓄積され、点火時間になると点火時
期制御手段eによってスイッチ手段CがOFFにされこ
れまで1次コイル、111に流れていた電流が急激に遮
IiI′rされることにより(この遮断されるときの電
流を遮断電流と称す)、2次コイルミ2に高電圧を生じ
させ点火プラグgに飛火させるのである。
そして、この種の点火コイルとしては、種々の構成、形
状のものが考案され実用に供されているが、その基本構
造は1次コイルおよび2次コイルを巻装する鉄心の形状
によってほとんど決定されてしまい、I字形鉄心を用い
る開磁路タイプ(第11図参照)とU字形鉄心を用いる
閉磁路タイプ(第12図参照)との2種類に分けられる
この両タイプの点火コイルは自ずと異なる特徴を有する
。即ち、第11図に示す開磁路タイプのものは、1字形
鉄心d、の上に1次コイルミ1および2次コイルミ2を
巻装するだけであり、構造簡単である反面、開磁路特有
の性質で磁束f0が一定の領域を通らずに点火コイル周
辺を適宜のループを描いて還流する為に、漏洩磁束が大
きい上、この磁束[。が鎖交し得る導体りがコイル近傍
に存在するとかかる導体りに渦電流l。が発生しエネル
ギーが消費される結果、変換効率(1次側に蓄積された
エネルギーと2次側より出力されるエネルギーの比)が
小さくなり、点火性能が低下するという欠点が生じる。
したがって、特に点火コイルを内燃機関に搭載する場合
には、点火コイルとシリンダブロック等の金属体(導体
)との距離を十分保つ必要があり、搭載面で種々な制約
を招くことになる。
これに対し、第12図に示す閉磁路タイプのもの、例え
ば2個のE字形鉄心dz 、dzを必要とするものは、
構造が複雑化する欠点を有するが、磁束f、が鉄心外に
ほとんど漏れない為、内燃機関のどこに搭載しても点火
性能が変化することがないという利点を有する。加えて
、結果として漏洩磁束が少なくなる分だけ変換効率が増
大し出力エネルギーも増える為、点火コイルの小型軽量
化が可能となる。
しかして、エネルギー蓄積型点火コイルは、鉄心の磁気
空隙を零にすることができない宿命にある。このような
観点から、開磁路、閉磁路、両タイプを比較してみると
、まず、基本的性能面では次の関係式 %式%() ・入力エネルギー(El) EI=%・L、・I、′        ・・・・・・
・・・■[1+:1次コイルの遮断電流] ・出力エネルギー(E2) E2=μ(E、−巻線抵抗による損失−磁気回路による
損失)         ・・・・・・・・・■〔μ:
結結合係数 法り、閉は路タイプの方が出力エネルギーE2が大とな
る。つまり、両タイプにおいて鉄心断面積S、1次コイ
ル巻数nをそれぞれ同じくすると閉磁路タイプは鉄心の
長さが長くなる為この磁路長2の増加分に相応して出力
エネルギーE2が増大するわけである。
ところが設計・製作面より考察すると、閉磁路タイプの
ものは、1次コイルの遮断電流が所定値を越えると磁束
が飽和してしまうという特質をもつうえ、磁気空隙長の
わずかなばらつきにより性能が大きく変化してしまい、
寸法管理が煩雑であるのに対し、開磁路タイプのものは
、同一断面積ならかなり高い遮断電流値まで磁束飽和が
生じない為、得られる性能もほとんどばらつかない。な
お、閉磁路タイプのものはエネルギー蓄積部である磁気
空隙長が小さく、ここに大きな力が働く為磁気音が出る
という問題が発生している。
以上を要約すると、従来の開磁路型点火コイルと閉磁路
型点火コイルとは、次のごとき相反する利害得失を有す
る。
〈開磁路タイプ〉 (1)漏れ磁束による性能低下有(デメリット)(2)
磁束飽和および磁束飽和による性能のばらつき無くメリ
ッ]・) (3)コイルの体格大で性能小(デメリット)(4)構
造が簡単(メリット) (5)磁気音が出にくい(メリット) く閉磁路タイプ〉 (1)漏れ磁束による性能低下無(メリット)(2)磁
束飽和および磁束飽和による性能のばらっき有(デメリ
ット) (3)コイルの体格小で性能大(メリット)(4)構造
が煩雑(デメリット) (5)磁気音が出易い(デメリット) 上述のことから、従来においては、その利害得失を総合
勘案しながら、開磁路、閉磁路の両り°イブを適宜使い
分けていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが近年、この種点火コイルにも、性能、価格、体
格、設計・製造・組付面等のあらゆる面でますます過酷
で厳しい要求が課せられるようになってきており、これ
らの諸要求を充足する点火コイルの早期実現が当業者の
緊急かつ最重要課題となっている。
そこで、本発明の目的は、前述の開磁路タイプと閉磁路
タイプの両者の利点を併せもつ点火コイルを提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] そのため本発明では、鉄心自体の構造およびかかる鉄心
と特に1次コイルとの関係を工夫し、第1の脚部と第2
の脚部とこれら両脚部の一端同志を結合する連結部とを
一体的に有し、前記両脚部の他端が磁気空隙を介して互
いに対向する開放端を形成しているU字形鉄心と、 前記第1の脚部に巻装され、1次電流の供給を受ける1
次コイルと、 前記鉄心を介して前記1次コイルと磁気的に結合される
と共に前記点火プラグに電気的接続され、前記1次コイ
ルの1次電流が遮断されることによって高電圧が誘起さ
れる2次コイルとを備え、前記第1の脚部は前記開放端
が前記1次コイルより軸方向に突出して磁極部を形成し
ている点火コイルとする。
〔作用および効果〕
これにより、鉄心はU字形鉄心1個でよいから、構造が
簡単である。鉄心は一端が開放しており、一種の開磁路
を形成するから、磁束飽和が生じにくく、かつ磁気空隙
のばらつきによる性能変化がない。鉄心の磁路長を閉磁
路並に長(とれ、かつ1次コイルの全巻数を有効に活用
して性能を得ることができるから、小さな体格で大なる
性能が得られる。
〔実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例について説明する。
第1実施例を示す第1A図、第1B図および第2図にお
いて、点火コイル全体が符号100で示されている。1
次コイルボビン1の外周には幅の大きい1個の溝101
が設けられ、この溝101に1次コイル2が巻線されて
おり、また2次コイルボビン3の外周には幅の小さい多
数の溝301が設げられていて、2次コイル゛4がこれ
らの溝301に各巻きが直列結線構成となるようにして
分割巻きされている。これら両ボビン1.3は、いずれ
も熱可塑性樹脂のごとき絶縁材料にて一体成形された成
形品で、中央に一端が閉塞された孔102.302を有
する縦断面図U字状の全体形状をなしており、1次コイ
ル2を巻線された1次コイルボビン1が2次コイルボビ
ン3の内側つまり孔302に嵌め込まれている。その際
、1次コイルボビン1が2次コイルボビン3に対して、
同心的に装着されかつ所定の嵌大長さとなるように、1
次コイルボビン1には、両端部分に2次コイルボビン3
の内周面と嵌合するガイド部103,104が形成され
ていると共に開放端側に2次コイルボビン3の開放側端
面に当接するつぼ部105が形成されている。このつば
部105にはコネクタ部105aが一体形成されていて
、ここに一対のターミナル106.107が固設されて
いる。
これらターミナルは第10図の回路図からも明らかなご
とく、一方のターミナル106が1次コイル2および2
次コイル4の一端を電源に接続するためのものであり、
他方のターミナル107が1次コイル2の他端をスイッ
チ手段に接続するためのものであって、コイルの端末が
適宜結線される。
なお、両ボビン1,3の中央孔102.302はいずれ
も角柱状の孔となっている。
2次コイルボビン3の多数の溝301は開放端側に向っ
て次第に溝深さが深くなっており、2次コイル4の各巻
きもそれに伴って巻数が順次多くなっている。また、2
次コイル4の巻幅は1次コイル2の巻幅に比して若干大
きくなっている程度で実質的に同じである。さらに、2
次コイルボビン3の底部303にはねじ孔304が形成
されており、このねじ孔にのぞむようにターミナル30
5が埋設されている。このターミナル305は先端がボ
ビン3より露出しており、ここに2次コイル4の他端4
aが結線されている。
上記の1次コイル2を巻線された1次コイルボビン1お
よび2次コイル4を巻線された2次コイルボビン3はコ
イルケース5に収納されている。
このケース5は熱硬化性樹脂のごとき構造用絶縁材料に
て成形され一端が開口するカップ形状をなしており、そ
の底部501に2次コイルボビン3の底部303が着座
するようになっている。また、底部501中央には孔5
06が形成されており、ここに高圧端子6が嵌入されて
いる。高圧端子6は一端がねじ部6aとなっており、こ
のねじ部6aが2次コイルボビン3の底部303のねじ
孔304に螺着されると共にターミナル305と電気的
に接続される。高圧端子6の他端はカップ収受は部6b
となっており、コイルケース5の底部501より膨出す
る管状部502内に突出している。
このカップ収受は部6bにばばね7の一端が装入される
。このばね7は前記の高圧端子6と内燃機関8のシリン
ダブロック80に装着された点火プラグ9とを電気的接
続するためのものであり、コイルケース5の管状部50
2と点火プラグ9とはゴムのごときシール部材10にて
連結される。点火プラグ9はシリンダブロック80の各
気筒801に対応して、プラグホール802内に配置さ
れている。
一方、コイルケース5の筒状部分503には、開口端側
から鉄心11を嵌挿できるように、一対の角柱状の孔5
04,505が形成されている。
鉄心11は、ブレス打抜品である薄肉鋼板を適当枚数積
層してなる成層鉄心で、全体として、3本の脚部111
,112.113と相隣る脚部の一点同志を結合する連
結部114,115とを有するE字形をなしているが、
中央の脚部111がその両側の脚部112,113に比
して2倍の横幅(積厚が同じであるから2倍の横断面積
となる)を有しており、実質的には、一方の脚部112
と一方の連結部114と中央脚部111の半分とからな
る第1のU字形部分と、他方の脚部113と他方の連結
部115と中央脚部111の残り半分とからなる第2の
U字形部分との両U字形部分が一体に連なった構造とな
っている。
鉄心11は中央脚部111が1次コイルボビン1の中央
孔102に、他の脚部112,113がコイルケース5
の孔504,505にそれぞれ嵌入されている。前記の
名札102および504゜505の深さは鉄心11の各
脚部111,112゜113の長さに応じて選定されて
いる。
しかして、コイルケース5には、その開放端側から、2
次コイル4が巻線された2次コイルボビン3および1次
コイル2が巻線された1次コイルボビン1を順次組み付
けた状態で、コイルケース5と各ボビン1,3とのすき
間に、熱硬化性樹脂のごとき注型絶縁材料12が注入含
浸され硬化されている。なお、鉄心11は最後に1次コ
イルボビン1の中央孔102およびコイルケース5の孔
504.505に嵌挿される。このように鉄心11が注
型絶縁材料12に埋設されない構造は冷熱サイクル下に
おいて有利となる。
上記構成において、本発明の主要部をなす鉄心11と1
次コイル2との関係について、特に第2図に基づき更に
補足説明すれば、鉄心11の中央脚部111は前述のご
とく横幅W1が他の脚部112.113の横幅Wz 、
Wx (W2=W3)の2倍となっており、ここに1次
コイル2が巻装されているが、先端(開放端)が1次コ
イル2より軸方向に所定長さYだけ突出して磁掻部11
1aを形成している。そしてこの磁極部分111aの長
さYは、他の脚部112,113の横幅W2.W3と実
質的に等しくされている。即ち、長さYの磁極部分11
1aは÷4を気空隙Gを介して他の脚部112.113
の先端部分と対向しており、この対向面積Q(長さY×
積厚)と脚部112.113の横断面積R〔横幅W2 
(w:l)x積厚〕とが等しくなるようにされている。
上記寸法関係は効率面で重要である。本発明者の究明に
よれば、Q≧Rの寸法関係を満足する限り、所期の目的
が達せられる。
点火コイルの性能を左右する1次インダクタンスL1は
前述の一般式■より L+ =に−3−1・n2 で求められ、鉄心の全長rを有効に利用して1次コイル
の巻数をかせぐことになる。従って上記構成において中
央脚部111の(n極部111aにも1次コイル2を巻
装すると当初の1次コイル2の巻数Nに対して前記の磁
極部分111aに巻装するコイル部分の巻数N1が増加
するため前記−最式■に従えば、 L、=に、・S −N (N+N、) 2となって、性
能が向上するはずである。
しかるに1次コイル2を磁極部分111aに巻装しても
あまり性能が向上しないということが判明した。鉄心1
1はE字形(或いはU字形)といえども開磁路タイプの
一種であるため、第3図に示すように矢印のごとき主磁
束Fが生じるものと考えていたが、実際には第4図に示
すごとく、その磁路の最小ループ(コアギャップが最小
となるところ)である前述磁極部分111aと他の脚部
112.113の先端部分112a、113aとの対向
面間に主磁束が発生し易く、このため磁極部分111a
のところに1次コイルを巻装しても磁束が有効磁束とし
てあまり働かないのであった。
さらに深くその動作を観察してみると、E字形(或いは
U字形)鉄心における巻線位置によって、そのインダク
タンスしに差異のあることも判明した。その事実を第5
図により説明する。第5図(a)に示すごとく、ある一
定巻幅、一定巻数のコイルCを鉄心11の中央脚部11
1に対して巻装するに際し、中央脚部111の根元から
の位置(巻線位置A)を変化させた。コイルCを第5図
(b)に示すごとく中央脚部111の最も根元に近いと
ころに巻いた場合(A=O)、このときのインダクタン
スをL=1とすると、第5図(C)に示すごとくコイル
Cを中央脚部Litの先端付近に巻いた場合(A=1)
には驚くことにはそのインダクタンスが%のL = 0
.5になってしまい、巻線位置AとインダクタンスLと
の間に第5図(d)に示すごとき比例関係が成立した。
つまり、同一巻数ならインダクタンスLの大きさは中央
脚部111の先端付近に巻く程低く、もしエネルギー蓄
積型コイルの入力エネルギー(前記■弐)を大きくする
ために1次インダクタンスL1のみを大きくすることを
考えると、第6図のような構成、即ち1次コイル2と2
次コイル4とを、1次コイル2が中央脚部111の根元
部分に、2次コイル4が先端側にそれぞれ位置するよう
に直列配置する構造が一番有効であることがわかった。
なお、上記実施例では、鉄心11の各脚部111.11
2,113の長さを同じくしているが、Q≧Rを満足す
る限り、各要部の長さを任意に異ならせてもよいことは
勿論である。
本発明の数値的性能例として、本発明による半閉磁路タ
イプと従来の開磁路タイプ(第11図)および閉磁路タ
イプ(第12図)との体格及び性能比較を次の表に示す
(以下余白) 比較表 上記表から明らかなごとく、鉄心の断面と1次コイルの
巻線抵抗を固定し比較してみると、第11図に示された
開磁路タイプのものは1、磁路長lが短い為に所望のイ
ンダクタンスLを得る為には巻数を増やす必要があり、
その結果巻線重量が増えるのみならず、巻径が大きくな
る為、それを囲繞する樹脂量も増大し、総重量の大きな
ものとなる。また、第12図に示された閉磁路タイプの
ものは(H路長Pが長い為、巻数は少なくてよいが、開
磁路タイブとは逆に鉄心の重量が大きくなり、結果的に
開磁路タイブとほぼ同じ総重量となる。
これに対し、本発明になる半閉磁路タイプのものは鉄心
重量と樹脂重量と巻線重量とのバランスがとれて小型軽
量のものとなった。
さらに、漏洩磁束、エネルギー得失等の他の項目につい
ては、本発明による半閉もイl路タイプのものは、開磁
路タイプおよび閉磁路タイプのそれぞれのメリットを併
有することになり、総合的にみると構造簡単で小型、軽
量、高性能の点火コイルを実現できることが理解されよ
う。
なお、上記の第1図に示す実施例において、点火コイル
100は、シリンダブロック80のプラグホール802
に収納されており、かつ管状部502でシール部材10
によって点火プラグ9に取り付けられているため、コイ
ルケース5の外周iのプラグホール802の内周面との
隙間やシール部材10の硬度、シール部材10と管状部
502および点火プラグ9との嵌着度を適宜選定するこ
とにより、点火コイル100をプラグホール802内に
保持することができる。
もっとも、第7図に示すごとく、コイルケース5の外周
にねじ部5aを設けると共に、プラグホール802の内
周にもねじ部802aを設け、両者を螺着するとか、第
8図に示すごとく、コイルケース5の外周に取付ステー
5bを設け、シリンダブロック80にポル)5cで締め
付けることによって、点火コイル100を積極的にシリ
ンダブロック80に固定するようにすれば、一層効果的
である。
以上点火コイルlOOを、シリンダブロック80のプラ
グホール802に収納しかつ点火プラグ9に直接取り付
ける例について詳述したが、これに限定されることなく
その他に種々な取付形態を採用し得ることは勿論である
。例えば、点火コイル100を内燃機関以外の適宜な取
付場所に取り付けたり、内1関に取り付けるにしてもプ
ラグホール以外の例えばバンク部に取り付けてもよく、
これらの取付形態をとる場合には、点火コイル100の
管状部502の高圧端子6と点火プラグ9とを高圧コー
ト゛で電気的接続すればよい。
また、上記実施例では、鉄心として、一対のU字形鉄心
を実質的に一体化したE字形鉄心を用いる場合について
詳述したが、1つのU字形鉄心を用いて点火コイルを構
成することもでき、その1例を第9図に示す。第9図に
おいて、U字形鉄心11は一端が連結部114で結合し
ている第1の脚部111と第2の脚部112とが同一長
で、第1の脚部111が1次コイルボビン1の孔102
に嵌挿されている。1次コイルボビン1の外周には2次
コイルボビン3が嵌合しており、このボビン3は支持部
31を有していて、ここに高圧コード取付用キャップ2
0が取り付けられ、その高圧端子21と2次コイル4と
が結線される。以上の各部品はコイルケース5に収納さ
、熱硬化性樹脂のごとき注型絶縁材料12が注入含浸さ
れ硬化さされている。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明になるエネルギー蓄積型点火コイルの
一実施例を示す縦断面図、第1B図は前記点火コイルの
鉄心組付前における上面図、第2図は前記点火コイルの
主要部の拡大断面図、第3図および第4図は前記点火コ
イルの磁気機能の説明に供する模式的断面図、第5図(
a)、 (b)、 (c)、 (d)は前記点火コイル
のインダクタンス性能の説明に供する模式的断面図およ
び特性図、第6図は本発明の変形例を示す模式的縦断面
図、第7図および第8図は前記点火コイルの取付例を示
す要部断面図、第9図は本発明点火コイルの他の実施例
を示す模式的縦断面図、第1O図はエネルギー蓄積型点
火コイルを用いた点火装置の電気回路図、第11図およ
び第12図はそれぞれ従来周知のエネルギー蓄積型点火
コイルを示す模式的縦断面図である。 g・・・点火プラグ、2・・・1次コイル、4・・・2
次コル、11・・・鉄心、111・・・第1の脚部をな
す中央脚部、112,113・・・第2の脚部、114
,115・・・連結部、1lla・・・磁極部、G・・
・磁気空隙。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関に装着された点火プラグに高電圧を供給
    するエネルギー蓄積型点火コイルにおいて、第1の脚部
    と第2の脚部とこれら両脚部の一端同志を結合する連結
    部とを一体的に有し、前記両脚部の他端が磁気空隙を介
    して互いに対向する開放端を形成しているU字形鉄心と
    、 前記第1の脚部に巻装され、1次電流の供給を受ける1
    次コイルと、 前記鉄心を介して前記1次コイルと磁気的に結合される
    と共に前記点火プラグに電気的接続され、前記1次コイ
    ルの1次電流が遮断されることによって高電圧が誘起さ
    れる2次コイルとを備え、前記第1の脚部は前記開放端
    が前記1次コイルより軸方向に突出して磁極部を形成し
    ていることを特徴とするエネルギー蓄積型点火コイル。
  2. (2)前記2次コイルは前記1次コイルの外周に巻装さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    エネルギー蓄積型点火コイル。
  3. (3)前記鉄心はU字状の磁性板を積層して形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエネ
    ルギー蓄積型点火コイル。
  4. (4)前記鉄心は第1のU字部と第2のU字部とからな
    り、第1の脚部同志が一体形成されてE字形状をなして
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエネ
    ルギー蓄積型点火コイル。
  5. (5)前記磁極部の前記第2の脚部との対向面積Qと、
    前記鉄心の最小有効磁路断面積Rとが、実質的にQ≧R
    の関係式を満足することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のエネルギー蓄積型点火コイル。
  6. (6)内燃機関に装着された点火プラグに高電圧を供給
    するエネルギー蓄積型点火コイルにおいて、第1の脚部
    と第2の脚部とこれら両脚部の一端同志を結合する連結
    部とを一体的に有し、前記両脚部の他端が磁気空隙を介
    して互いに対向する開放端を形成しているU字形鉄心と
    、 前記第1の脚部に巻装され、1次電流の供給を受ける1
    次コイルと、 前記鉄心を介して前記1次コイルと磁気的に結合され、
    前記1次コイルの1次電流が遮断されることによって高
    電圧が誘起される2次コイルと、前記鉄心、前記1次コ
    イルおよび前記2次コイルを囲繞し、前記鉄心の開放端
    側において高電圧導出部を有する電気絶縁体と、 前記高電圧導出部に配設され、前記2次コイルと前記点
    火プラグとの電気的接続に供される高圧端子とを備え、 前記第1の脚部は前記開放端が前記1次コイルより軸方
    向に突出して磁極部を形成していることを特徴とするエ
    ネルギー蓄積型点火コイル。
  7. (7)前記電気絶縁体は、筒状部と前記高電圧導出部を
    有しこの筒状部の一端を閉塞する底部とを備えたケース
    と、このケースに装填され、前記鉄心、前記1次コイル
    および前記2次コイルを前記ケースに固着する絶縁材料
    とからなることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
    のエネルギー蓄積型点火コイル。
  8. (8)前記筒状部は、その開放側端部に一端が開口し軸
    方向に延びる鉄心挿入孔を有しており、この孔に前記鉄
    心の第2の脚部が嵌挿されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項記載のエネルギー蓄積型点火コイル。
  9. (9)前記底部は、前記高電圧導出部を形成する管状部
    分を有しており、この管状部分が前記点火プラグに取り
    付けられていることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    記載のエネルギー蓄積型点火コイル。
  10. (10)前記ケースは、前記筒状部の外周に取付部分を
    有しており、この取付部分で前記内燃機関に固定されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載のエネ
    ルギー蓄積型点火コイル。
JP61279328A 1986-11-21 1986-11-21 エネルギ−蓄積型点火コイル Expired - Lifetime JPH0715853B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61279328A JPH0715853B2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 エネルギ−蓄積型点火コイル
GB878727309A GB8727309D0 (en) 1986-11-21 1987-11-20 Ignition coil
GB8727392A GB2199193B (en) 1986-11-21 1987-11-23 Ignition coil

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61279328A JPH0715853B2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 エネルギ−蓄積型点火コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63132411A true JPS63132411A (ja) 1988-06-04
JPH0715853B2 JPH0715853B2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=17609646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61279328A Expired - Lifetime JPH0715853B2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 エネルギ−蓄積型点火コイル

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0715853B2 (ja)
GB (2) GB8727309D0 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5101803A (en) * 1989-11-10 1992-04-07 Nippondenso Co., Ltd. Ignition coil
US5268663A (en) * 1990-07-30 1993-12-07 Nippondenso Co., Ltd. Ignition coil assembly directly applied to ignition plug for internal combustion engine
US5360080A (en) * 1990-09-04 1994-11-01 Nissan Motor Company, Ltd. Vehicle vibration control system
JP2006294673A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Mitsubishi Electric Corp 変圧器中身支持装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3727459C2 (de) * 1987-08-18 1999-02-11 Bayerische Motoren Werke Ag Zündsystem für Brennkraftmaschinen
FR2652196B1 (fr) * 1989-09-15 1992-01-31 Valeo Electronique Connectique haute-tension d'une bobine d'allumage, en particulier pour moteur a combustion interne de vehicule automobile.
US5357233A (en) * 1991-08-23 1994-10-18 Nippondenso Co., Ltd. Ignition apparatus for internal combustion engine
IT1260977B (it) * 1993-08-10 1996-04-29 Magneti Marelli Spa Bobina di accensione ad ingombro trasversale ridotto.
FR2719941B1 (fr) * 1994-05-10 1996-07-05 Sagem Allumage Bobine d'allumage destinée à être montée sur une bougie pour l'alimentation électrique individuelle de cette bougie.
JPH0845754A (ja) * 1994-07-26 1996-02-16 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関用点火コイル
DE69720047T2 (de) * 1996-08-31 2003-09-04 Toyo Denso Kk Zündspulenvorrichtung für Verbrennungsmotor
JP3473817B2 (ja) 1996-10-18 2003-12-08 株式会社デンソー 内燃機関用点火コイル
DE19909211B4 (de) * 1998-03-24 2012-10-18 Pulse Gmbh Elektrische Stabzündspule
GB2339973B (en) * 1998-07-21 2003-02-26 Bremi Auto Elek K Bremicker Gm Electrical rod-type ignition coil
US6114933A (en) * 1999-09-08 2000-09-05 Visteon Global Technologies, Inc. Pencil ignition coil assembly module environmental shield
US6094122A (en) * 1999-09-08 2000-07-25 Ford Motor Company Mechanical locking connection for electric terminals
US6178957B1 (en) 1999-09-08 2001-01-30 Visteon Global Technologies, Inc. Pencil ignition coil assembly module

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1101065B (it) * 1978-11-13 1985-09-28 Magneti Marelli Spa Bobina d'accensione per autoveicoli
US4480377A (en) * 1982-09-27 1984-11-06 General Motors Corporation Method of making an ignition coil core
DE3411843A1 (de) * 1984-03-30 1985-10-10 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Fuer mehrkerzige und verteilerlose zuendanlagen in brennkraftmaschinen bestimmte zuendspule
JPH0793215B2 (ja) * 1985-03-25 1995-10-09 株式会社日立製作所 内燃機関の点火装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5101803A (en) * 1989-11-10 1992-04-07 Nippondenso Co., Ltd. Ignition coil
US5268663A (en) * 1990-07-30 1993-12-07 Nippondenso Co., Ltd. Ignition coil assembly directly applied to ignition plug for internal combustion engine
US5360080A (en) * 1990-09-04 1994-11-01 Nissan Motor Company, Ltd. Vehicle vibration control system
JP2006294673A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Mitsubishi Electric Corp 変圧器中身支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0715853B2 (ja) 1995-02-22
GB8727309D0 (en) 1987-12-23
GB2199193A (en) 1988-06-29
GB8727392D0 (en) 1987-12-23
GB2199193B (en) 1991-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63132411A (ja) エネルギ−蓄積型点火コイル
JPS5675962A (en) Ignition coil of internal combustion engine
US5128645A (en) Ignition coil for an internal combustion engine
US5128646A (en) Ignition coil for an internal combustion engine
US6188304B1 (en) Ignition coil with microencapsulated magnets
US6337616B1 (en) Ignition coil for internal-combustion engine
US5285761A (en) Ignition coil
US7098765B2 (en) Ignition coil having magnetic flux reducing inner structure
JPH097860A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2001210534A (ja) 内燃機関の点火コイル用閉磁路鉄心
JP2000243640A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2827046B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH08339928A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP3200794B2 (ja) 内燃機関の点火コイル
JP3200796B2 (ja) 内燃機関の点火コイル
JP3031158U (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH03136219A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP3369524B2 (ja) 内燃機関用モールド型点火コイル
JP3192170B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
KR900008215Y1 (ko) 자동차 엔진 점화코일용트랜스
JPH10275732A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2936239B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2827043B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2003158023A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP3040488U (ja) 内燃機関用点火コイル

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term