JPH0845754A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JPH0845754A
JPH0845754A JP6194899A JP19489994A JPH0845754A JP H0845754 A JPH0845754 A JP H0845754A JP 6194899 A JP6194899 A JP 6194899A JP 19489994 A JP19489994 A JP 19489994A JP H0845754 A JPH0845754 A JP H0845754A
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JP
Japan
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terminal
coil
internal combustion
ignition coil
combustion engine
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Pending
Application number
JP6194899A
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Inventor
Toshiro Suzuki
敏郎 鈴木
Makoto Mase
真 間瀬
Hitoshi Takeuchi
仁司 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/505,390 priority patent/US5714922A/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P13/00Sparking plugs structurally combined with other parts of internal-combustion engines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines
    • H01F2038/122Ignition, e.g. for IC engines with rod-shaped core

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  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない部品点数で、二次ターミナルを容易且
つ確実に高圧ターミナルに接続し得る内燃機関用点火コ
イルを提供する。 【構成】 コア2,3に一次コイル12及び二次コイル
22を巻装し、ケース1内に収容する。二次ボビン21
の鍔部にY字状の二次ターミナル8の基部8bを固定
し、この基部に二次コイルの巻線の端部を接続する。有
底筒体形状の接続部を有する高圧ターミナル7を、その
開口側が二次ターミナルと対向するようにケースに固定
する。この高圧ターミナルの中空部に二次ターミナルを
圧入すると、一対の脚部8a,8aはその復元力によっ
て中空部の内壁面に押接され、接続状態を維持する。
尚、各脚部に突出部8cを設けることとしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用点火コイルに
関し、特にコアに一次コイル及び二次コイルを巻装し、
これらをケース内に収容する点火コイルに係る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の点火コイルは、コアに一次コ
イル及び二次コイルが巻装されたもので、一次コイルは
コネクタを介して一次電流を制御する制御回路に接続さ
れ、二次コイルは高圧ターミナルを介して点火プラグに
接続される。具体的には、一次コイルの巻線は両端が一
対の一次ターミナルに接続され、二次コイルの巻線は一
端が一次ターミナルに接続されると共に他端が二次ター
ミナルを介して高圧ターミナルに接続される。
【0003】このような点火コイルに関し、特開平3−
257908号公報には、高圧ターミナルに接続する2
次巻線の端子を、ボビンのつばに固着した2次補助端子
と、巻線後にこの2次補助端子に組み付ける2次端子と
に分離することにより、2次巻線を巻線後自動的に自動
巻線機によって2次巻線の端部を2次補助端子にからげ
るようにした内燃機関用点火コイルが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の内燃
機関用点火コイルは、従来の点火コイルが2次端子(二
次ターミナル)を巻線終了後に組み付けることとしてい
たため、2次巻線の端部を2次端子に接続する作業を自
動巻線機によって行なうことが不可能であることを課題
とし、自動化を目的として提案されたものである。
【0005】然し乍ら、上記公報に記載の装置において
は、高電圧の出力経路が2次コイルから2次補助端子及
び2次端子(更に抵抗器)を介して高圧ターミナルに至
ることとなり構造が複雑になるというだけでなく、部品
点数の増加によりコストアップとなり自動化による利益
が相殺されることになる。また、上記公報に記載の装置
における2次端子は、同公報第3図(A)に7で示され
ているように同図の左右両端にエッジ部が形成されてお
り、同公報第2図に示されているようにケース内に組み
付けられるとエッジ部が突出した状態となる。従って、
この2次端子のエッジ部に電界集中が生じ高電圧がリー
クするおそれがある。これに対し、耐電圧を確保し得る
寸法に設定すると装置が大型となり、新たな問題を惹起
する。
【0006】そこで、本発明は少ない部品点数で、二次
ターミナルを容易且つ確実に高圧ターミナルに接続し得
る内燃機関用点火コイルを提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の別の目的は、高圧ターミナ
ルへの接続部における高電圧リークを防止し得る構造の
内燃機関用点火コイルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ケース内に収容するコアと、該コアに巻
装する一次コイル及び二次コイルと、該二次コイルに接
続し高電圧を出力する高圧ターミナルとを備えた内燃機
関用点火コイルにおいて、前記二次コイルを巻回するボ
ビンの鍔部に固定する導電体の基部と、該基部から略平
行に延出する一対の脚部を有し平面視Y字状に形成して
成り、前記二次コイルの巻線の端部を前記基部に接続す
る二次ターミナルを備え、前記高圧ターミナルの一端に
有底筒体形状の接続部を形成し、該接続部の開口側が前
記二次ターミナルと対向するように前記ケースに固定す
ると共に、前記接続部の中空部の内壁面に前記一対の脚
部が接触するように前記二次ターミナルを配置すること
としたものである。
【0009】前記内燃機関用点火コイルにおいて、請求
項2に記載のように、前記二次ターミナルの一対の脚部
の先端に、夫々相反する方向に突出する突出部を形成
し、該突出部を形成した部分の前記二次ターミナルの幅
を前記高圧ターミナルの前記中空部の内径より大に形成
し、前記突出部が前記中空部の内壁面に接触するように
前記二次ターミナルを配置するとよい。
【0010】また、請求項3に記載のように、前記内燃
機関用点火コイルにおいて、前記高圧ターミナルの前記
接続部の開口周縁部を曲面に形成することが望ましい。
【0011】
【作用】本発明の内燃機関用点火コイルにおいては、コ
アに一次コイル及び二次コイルが巻装され、ケース内に
収容される。二次コイルを巻回するボビンの鍔部には、
Y字状の二次ターミナルの基部が固定され、この基部に
二次コイルの巻線の端部が接続される。一方、高圧ター
ミナルは、有底筒体形状の接続部の開口側が二次ターミ
ナルと対向するようにケースに固定される。この高圧タ
ーミナルの中空部に二次ターミナルが圧入されると、一
対の脚部の先端の間隙が狭められた状態で収容されるの
で、一対の脚部はその復元力によって中空部の内壁面に
押接され、接続状態が維持される。而して、点火コイル
が構成され、その一次コイルに供給される一次電流が断
続すると、コアに磁束変化が生じ、二次コイルに高電圧
が誘起され、二次ターミナルを介して高圧ターミナルか
ら出力される。
【0012】請求項2に記載のように二次ターミナルの
一対の脚部の先端に突出部を形成したものにおいては、
二次ターミナルの幅と高圧ターミナルの中空部の内径と
の寸法関係から、高圧ターミナルの中空部内で一対の脚
部に復元力が生ずるので、先端の突出部の外側面が中空
部の内壁面に押接され、接続状態が維持される。
【0013】更に、請求項3に記載のように高圧ターミ
ナルの開口周縁部が曲面に形成されている場合には、開
口端面が平面である場合と異なり、エッジ部を構成する
ことがないので、開口周縁部が高圧ターミナルの二次タ
ーミナルとの接続部において最外側に位置する部分であ
っても、高電圧リークを防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の内燃機関用点火コイルの実施
例を図面を参照して説明する。先ず、本発明の一実施例
に係る点火コイルの全体構成を説明すると、図4に示す
ように筐体のケース1に柱体のプラグキャップ30が接
続されている。ケース1内には図5に示すようにコア2
及びコア3が収容され、これらによって略日字状の磁路
が構成される。コア2は一次コイルアセンブリ10及び
二次コイルアセンブリ20に内蔵され、コア3はこれら
を囲繞するように配設されている。
【0015】ケース1はインサート樹脂成形によってコ
ア3を一体的に収容して成る合成樹脂製の筐体で、コア
3の内側に一次コイルアセンブリ10及び二次コイルア
センブリ20を収容する空間が郭成されている。ケース
1は上面が開放し、側壁に開口部1aが形成され、これ
に一次コイルアセンブリ10の支持部15が嵌合するよ
うに構成されており、これと反対側にフランジ部1fが
延出形成されている。ケース1の底部には筒体の二次コ
ネクタ部1cが形成されており、この中に有底筒体形状
の接続部7cを有する高圧ターミナル7が収容され、固
定されている。即ち、高圧ターミナル7には中空部7a
が形成されており、開口周縁部7bは図3に示すように
球面に形成されている。
【0016】二次コネクタ部1cは高圧タワーと呼ば
れ、これにプラグキャップ30の一方の開口端が嵌着さ
れるように構成されている。プラグキャップ30は、図
5に示すように導電体の中継ターミナル31が、高電圧
に耐え得るゴム等の絶縁体で被覆されたもので、両端に
凹部が形成されている。上記のように、一方の開口端は
二次コネクタ部1cに接続されてケース1と一体とな
り、他方の開口端は点火プラグ(図示せず)に接続され
る。この点火プラグに接続する側の凹部にはスプリング
32が収容されており中継ターミナル31に電気的に接
続されている。
【0017】ケース1内に収容されるコア3は環状の鉄
心で、無方向性珪素鋼板が複数積層されたものである
が、方向性珪素鋼板を用いることとしてもよい。一方、
コア2は平面視T字状の鉄心で、圧延方向が本体部の軸
方向である方向性珪素鋼板が複数積層されたものであ
る。
【0018】一次コイルアセンブリ10は、インサート
樹脂成形によって、図5に示すようにコア2並びに一次
ターミナル(代表して6aで表す)及び一対のコネクタ
ターミナル6cが一体的に収容されると共に、一次ボビ
ン11、保持部13、連結部14、支持部15及びコネ
クタ部16が形成されている。一次ボビン11はコア2
の本体部回りに形成され、両端に鍔部11a,11bが
形成されており、これらを介して、後述する二次ボビン
21の中空部に嵌合するように構成されている。そし
て、一次ボビン11には、鍔部11a,11b間に一次
コイル12の巻線が二層もしくは四層に巻回される。一
次コイル12の巻線は一次ターミナル6aに巻き付けら
れ、半田接合される。尚、コネクタターミナル6cの一
方は図示しないバッテリに接続され、他方は図示しない
制御回路、通称イグナイタに接続される。
【0019】一次ボビン11に隣接する保持部13は、
永久磁石5をコア2に当接するように保持するもので、
永久磁石5は一次コイル12の通電時にコア2,3に形
成される磁束の方向と反対の方向となるように配置され
る。この永久磁石5としては残留磁束密度が大で減磁さ
れにくいサマリウム−コバルト(Sm−Co)系金属の
焼結体の希土類マグネットが用いられるが、ネオジウム
(Nd)系マグネットを用いることとしてもよい。更
に、支持部15に連結してコネクタ部16が形成され、
連結部14に一次ターミナル6aが立設されると共に、
コネクタ部16内にコネクタターミナル6cが保持さ
れ、これらのターミナル6a,6cを一体的に接続する
導体が連結部14、支持部15及びコネクタ部16に埋
設されている(図示省略)。
【0020】二次コイルアセンブリ20は、二次ボビン
21に二次コイル22が巻装されて成る。二次ボビン2
1は軸方向に所定間隔毎に複数の鍔部21aが形成され
た断面略矩形の樹脂製筒体であり、これらの鍔部21a
間に複数の溝が形成されており、これらの溝内に二次コ
イル22の巻線が図5の右側から左側へ順次巻回されて
いる。二次ボビン21の鍔部21aの一つが幅広の鍔部
21dとされ、この鍔部21dに突出部21eが形成さ
れており、その先端に形成された溝に二次ターミナル8
が固定されている。そして、二次ボビン21の中空部に
一次コイルアセンブリ10の一次ボビン11部分が挿入
されると、二次ボビン21に対し一次ボビン11が両端
で支持され、一次ボビン11と二次ボビン21との間の
軸方向及び幅方向の相対移動が規制されるように接合さ
れる。
【0021】二次ボビン21の図5の右端の鍔部21a
には、ダイオード(図示せず)を介して一次ターミナル
6aに接続される補助ターミナル4が固着されており、
この補助ターミナル4に二次コイル22の巻線の巻始め
が巻き付けられ、半田接合されている。二次コイル22
の巻線の巻き終り22aは、図1、図2及び図5に示す
ように二次ターミナル8に巻き付けられ、半田接合され
ている。この二次ターミナル8は、図3に拡大して示す
ように、リン青銅等の弾性導電体の板体が平面視Y字状
にプレス成形されたもので、基部8bと、この基部8b
から略平行に延出する一対の脚部8a,8aを有する。
そして、基部8bは図1及び図2に示すように二次ボビ
ン21の突出部21eに固定され、脚部8a,8aは二
次ボビン21の軸に対し直交する方向に延出しており、
ケース1に組み付けられたときに脚部8a,8aが高圧
ターミナル7の中空部7a内に圧入される。
【0022】二次ターミナル8には、図3に明らかなよ
うに、脚部8a,8aの各々の先端に突出部8cが形成
されており、その外側面が中空部7aの内壁面に接触す
るように構成されている。即ち、二次ターミナル8の突
出部8cが形成された部分の常態時の幅(図3にWで示
す)は、高圧ターミナル7の中空部7aの最狭部の内径
(図3にDで示す)より大に形成されている。従って、
二次ターミナル8が中空部7a内に圧入されると、脚部
8a,8aの先端の間隙が狭められた状態で収容され、
図3に二点鎖線で示す状態から実線で示す状態に変位す
る。従って、二次ターミナル8はその復元力によって突
出部8cの外側面が中空部7aの内壁面に押接される。
尚、突出部8cは本実施例では円弧状に形成されている
が、これに限らずどのような形状としてもよい。
【0023】而して、上記の構成になる点火コイルの組
み付けに当たっては、上記一次コイルアセンブリ10に
対し二次コイルアセンブリ20が組み付けられ、上述の
一次コイルアセンブリ10及び二次コイルアセンブリ2
0における種々のターミナルとの半田接合が行なわれ
る。即ち、これらの半田結合は一次コイルアセンブリ1
0及び二次コイルアセンブリ20がケース1内に収容さ
れる前に行われる。
【0024】次に、一次コイルアセンブリ10及び二次
コイルアセンブリ20が、図5に示すようにケース1内
に収容されると、二次ターミナル8の脚部8a,8a
(図1)が高圧ターミナル7の中空部7a内に圧入さ
れ、ケース1の開口部1aに一次コイルアセンブリ10
の支持部15が嵌合すると共に、コア3の内側にコア2
及び永久磁石5が嵌合する。このように組み付けられた
後、ケース1内の空間に熱硬化性の合成樹脂、例えばエ
ポキシ樹脂が充填、硬化されて樹脂部9(この表面を図
5に破線で示す)が形成される。これにより、一次コイ
ル12及び二次コイル22が含浸固着されると共に二次
コイル22の出力高電圧に耐え得る絶縁性が確保され
る。
【0025】上記の構成になる本実施例の点火コイルに
おいては、例えば図5の永久磁石5の右側がN極となっ
ており、磁束の流れはコア2,3内を巡回し閉ループと
なっている。一次コイル12が図示しない制御回路によ
り通電され一次電流が供給されると、磁束の流れは永久
磁石5の磁化方向と逆方向となる。そして、一次電流が
遮断されると二次コイル22に逆起電力が誘起され30
乃至40kvの高電圧が発生する。この高電圧は二次タ
ーミナル8、高圧ターミナル7、更に中継ターミナル3
1及びスプリング32を介して点火プラグ(図示せず)
に印加される。而して、点火プラグの先端の電極部にお
いて火花放電が生じ、燃焼室(図示せず)内の圧縮混合
気が着火される。
【0026】本実施例の点火コイルにおいては、上述の
ように二次ターミナル8は板状プレス品でありエッジ部
が存在するので、この部分に電解集中が生じ得る。しか
し、二次ターミナル8は高圧ターミナル7の中空部7a
の内壁面より内側(中心側)に位置し、脚部8a,8a
は中空部7a内に収容されており、ケース1内に対して
露出する部分は基部8bの一部分のみであるので、高電
圧リークを抑えることができる。しかも、最外側に位置
し従来のエッジ部に対応する部分である高圧ターミナル
7の開口周縁部7bは、曲面に形成されており、エッジ
部が存在しないので電解集中が生じ難く、従って高電圧
のリークを回避し得る。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明によれば、
一個の二次ターミナルのみによって二次コイルを高圧タ
ーミナルに接続し得るように構成されているので、従来
装置に比し部品点数が低減される。しかも、高圧ターミ
ナルは有底筒体形状の接続部を有し、その中空部に二次
ターミナルが収容され、二次ターミナルの一対の脚部が
中空部の内壁面に接触するように構成されているので、
二次ターミナルと高圧ターミナルとの接続を容易且つ確
実に行なうことができ、点火コイルとして良好な組付性
を確保すると共に、安定した接続状態を維持することが
できる。
【0028】また、上記に加え、請求項2に記載のよう
に二次ターミナルの一対の脚部の先端に突出部が形成さ
れているものにおいては、一対の脚部が高圧ターミナル
の中空部内に圧入されると、その復元力によって突出部
の外側面が中空部の内壁面に押接され、強固に接触する
ので確実に接続状態を維持することができる。
【0029】更に、請求項3に記載のように高圧ターミ
ナルの開口周縁部が曲面に形成されている場合には、開
口端面が平面である場合と異なり、エッジ部を構成する
ことがないので、高電圧リークを確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る点火コイルの高圧ター
ミナル部分を拡大した正断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る点火コイルの高圧ター
ミナル部分を拡大した側断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る点火コイルにおける二
次ターミナルと高圧ターミナルの接続部の構造を拡大し
た正断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る点火コイルの斜視図で
ある。
【図5】本発明の一実施例に係る点火コイルの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケース 2,3 コア 5 永久磁石 6a 一次ターミナル 7 高圧ターミナル 7a 中空部, 7b 開口周縁部, 7c 接続部 8 二次ターミナル, 8a 脚部, 8b 基部,
8c 突出部 9 樹脂部 10 一次コイルアセンブリ 11 一次ボビン, 11a,11b 鍔部 12 一次コイル 20 二次コイルアセンブリ 21 二次ボビン, 21a 鍔部 22 二次コイル 30 プラグキャップ 31 中継ターミナル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に収容するコアと、該コアに巻
    装する一次コイル及び二次コイルと、該二次コイルに接
    続し高電圧を出力する高圧ターミナルとを備えた内燃機
    関用点火コイルにおいて、前記二次コイルを巻回するボ
    ビンの鍔部に固定する導電体の基部と、該基部から略平
    行に延出する一対の脚部を有し平面視Y字状に形成して
    成り、前記二次コイルの巻線の端部を前記基部に接続す
    る二次ターミナルを備え、前記高圧ターミナルの一端に
    有底筒体形状の接続部を形成し、該接続部の開口側が前
    記二次ターミナルと対向するように前記ケースに固定す
    ると共に、前記接続部の中空部の内壁面に前記一対の脚
    部が接触するように前記二次ターミナルを配置すること
    を特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 【請求項2】 前記二次ターミナルの一対の脚部の先端
    に、夫々相反する方向に突出する突出部を形成し、該突
    出部を形成した部分の前記二次ターミナルの幅を前記高
    圧ターミナルの前記中空部の内径より大に形成し、前記
    突出部が前記中空部の内壁面に接触するように前記二次
    ターミナルを配置することを特徴とする請求項1記載の
    内燃機関用点火コイル。
  3. 【請求項3】 前記高圧ターミナルの前記接続部の開口
    周縁部を曲面に形成することを特徴とする請求項1又は
    2記載の内燃機関用点火コイル。
JP6194899A 1994-07-26 1994-07-26 内燃機関用点火コイル Pending JPH0845754A (ja)

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