JPS631314B2 - - Google Patents

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JPS631314B2
JPS631314B2 JP52158647A JP15864777A JPS631314B2 JP S631314 B2 JPS631314 B2 JP S631314B2 JP 52158647 A JP52158647 A JP 52158647A JP 15864777 A JP15864777 A JP 15864777A JP S631314 B2 JPS631314 B2 JP S631314B2
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JP
Japan
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triamino
pteridine
general formula
compounds
triamterene
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Application number
JP52158647A
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English (en)
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JPS5384993A (en
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Kunaufu Hainritsuhi
Mutsuchuraa Erunsuto
Deiitaa Fuerugaa Kaaru
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Roehm GmbH Darmstadt
Original Assignee
Roehm GmbH Darmstadt
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Publication date
Application filed by Roehm GmbH Darmstadt filed Critical Roehm GmbH Darmstadt
Publication of JPS5384993A publication Critical patent/JPS5384993A/ja
Publication of JPS631314B2 publication Critical patent/JPS631314B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D475/00Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems
    • C07D475/06Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems with a nitrogen atom directly attached in position 4
    • C07D475/08Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems with a nitrogen atom directly attached in position 4 with a nitrogen atom directly attached in position 2
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/16Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for liver or gallbladder disorders, e.g. hepatoprotective agents, cholagogues, litholytics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/10Antioedematous agents; Diuretics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/12Antihypertensives

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  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規プテリジン化合物に関する。 利尿作用物質の古典的な適応分野は、浮腫治療
である。良好な治療効果は、例えば塩分排泄剤
(狭義には:塩分排泄作用を直接に腎臓細管中へ
のナトリウム再吸収の阻止によつて発揮し、アニ
オン、主として塩素イオンとして排泄する物質)
を用いて得られた。 塩分排泄剤の血圧低下作用の発見で、適応分野
は著しく拡大された。殊に因果関係のある治療が
なくかつ全ての高血圧症の約80%に達する特発性
血圧亢進症の治療の場合、塩分排泄剤は確固たる
地位を有する。このグループの重要な代表例は、
クロロチアジド及びヒドロクロロチアジドのよう
なベンゾチアジアジン誘導体である。患者の電解
質代謝に影響があるために、ベンゾチアジアジン
誘導体の使用は不利な制約を受ける。当面の肝臓
ないしは腎臓疾患の場合、このグループの作用物
質による治療は、実際重大な危険を意味する。更
に、継続使用の際には危険な電解質−及び液体代
謝障害(低塩素血症、低カルシウム血症、低カリ
ウム血症及びアルカロージス)が発生しうる。特
に望ましくないのは、塩分排泄剤の単独治療的使
用の場合におけるカリウムイオンの損失である。 従つて、“カリウム節約性”利尿剤を開発する
ことが試みられた。目的方向は、(正常の物質代
謝において生理的に有意義に)腎臓細管中のナト
リウム再吸収及びカリウム分泌を促進する副腎皮
質ホルモン アルドステロンの競合的阻止にあ
る。この目的は、ステロイド誘導体スピロノラク
トンで若干達成されたが、治療には大きい用量が
要求される(1日あたり0.2〜1g)。競合的アル
ドステロン阻止に関する作用のない他の“カリウ
ム節約性”利尿剤として、アミロリド(N−アミ
ジノ−3・5−ジアミノ−6−クロル−ピラジン
−カロキサミド)及びトリアムテレン(2・4・
7−トリアミノ−6−フエニルプテリジン)が見
い出された。 トリアムテレンは、浮腫及び高血圧治療におい
て単独治療ならびに例えば塩分排泄剤と組合せて
極めて重要な作用物質であることが証明された。
引続き、トリアムテレンの作用機構及び物質代謝
に関する実験が行なわれた。ネズミの唾液腺の主
排泄管(その上皮は機能上末梢腎臓細管に類似す
る)のモデル実験で、トリアムテレンがナトリウ
ムイオン再吸収を完全に遮断し、カリウムイオン
分泌が半分に減少することが判明した。唾液腺排
泄管のモデル実験は、腎臓における所見と完全に
一致して進行し、トリアムテレン作用型の“カリ
ウム節約性”利尿作用の確実な指標と見なすこと
ができる〔H.Knauf他、“Europ.J.Clin.Invest.”
第6巻、第43頁、1976年参照〕。さらに、トリア
ムテレンは心臓保護効果を有する。トリアムテレ
ンの不整脈防止効果は、モルモツトの摘出された
乳頭筋の心筋単繊維につき電気生理学的測定によ
つて証明することができる。〔B.Ju¨deritz他、
“Verh.Dtsch.Ges.Kreislaufforschung”、第41巻、
第305頁、1975年〕。 トリアムテレンは副作用の点でも利尿剤の治療
上の要件を良好に満足するが、なお良好な作用物
質を求めて実験はさらに進んだ。トリアムテレン
の看過できない欠点は、例えばその水溶性が僅か
で、有効な、腸管外適用が不可能であるというこ
とである。それで、プテリジン構造から出発し
て、置換基を系統的に変えて、構造と(利尿)作
用との間の関係を求める実験が実施された〔J.
Weinstock他、J.Med.Chem.第11巻、第573頁〜
第579頁、1968年〕。 これらの実験には、トリアムテレンの公知の代
謝基質の1つである2・4・7−トリアミノ−6
−(p−ヒドロキシフエニル)−プテリジンも使用
された。この場合所見では、利尿作用が認められ
なかつた(Weinstock他、上記文献、第578頁以
降)。 検査したトリアムテレン誘導体が顕著な利尿作
用を示した限りでは、例えばトリアムテレンのp
−トルイル同族体のような非極性置換基を有する
ような化合物であつた。これに反して、極性基、
例えばアミノ基又はニトロ基を有する誘導体は、
ワインシユトツク(Weinstock)の所見によれば
(上記文献第表)利尿作用を有しない。 意外なことに、一般式: 〔式中Rは水素又は薬学的に無害な塩を表わす〕
で示される2・4・7−トリアミノ−6−(p−
ヒドロキシフエニル)−プテリジン(A)はす
でに僅かな濃度で顕著な利尿及びカリウム保留効
果が有していることが見出された。この場合、カ
リウム節約作用は定量試験でトリアムテレンの作
用よりも顕著である。また、化合物2・4・7−
トリアミノ−6−(p−ヒドロキシフエニル)−プ
テリジンは、ヒドロキシル化されていない物質
(トリアムテレン)と比較して、殊に生理的に認
容性塩の形で改良された水溶性を示す。 更に、一般式中Rが主として、SO3H−基及
びそれから誘導された塩を除く親水性基を表わす
化合物、即ち一般式B: で示される化合物は、化合物Aの一般的作用方
向にある薬学的に使用しうる特性を有する。但
し、R′は基低級アルカノイルオキシ基、(モノ−
もしくはポリ−)ヒドロキシアルキルオキシ基を
表わすか又はカルボキシ基によつて置換されたア
ルカノイル基を表わす。一般式Bの化合物が特
にすぐれており、該化合物は化合物トリアムテレ
ンならびに一般式Aの化合物に比して改良され
た水溶性を有する。 一般式Aの化合物の製造は公知であるかもし
くは公知方法によつて行なうことができる。一般
式Bの化合物の製造は、自体公知方法で、例え
ば (a) 化合物2・4・6−トリアミノ−5−ニトロ
ソ−ピリミジン(式の化合物)と一般式: 〔式中、Rは水素又は薬学的に無害な塩あるい
は低級アルカノイル基、(モノ−もしくはポリ
−)ヒドロキシアルキル基又はカルボキシルに
よつて置換されたアルキル基を表わす〕で示さ
れる置換フエニルアセトニトリル化合物との反
応によるか、又は一般にあまり使用されない方
法として (b) 一般式: XR 〔式中、Rは上記のものを表わし、Xはアシル
化/アルキル化の際に離脱基として作用するも
の、特に塩素、臭素もしくはRが
【式】 (但し、R1は水素又は場合によつては炭素原
子数1〜4を有する枝分れしたアルキル基を表
わす)を表わす場合に、
【式】 基(但し、R2は一般にR1基と同じ意味を有す
る)をも表わす〕で示される化合物と、Rがナ
トリウム又はカリウムのようなアルカリカチオ
ンを表わす(一般式A′の化合物)か、又は
Rが水素を表わす一般式Aで示される化合物
とを酸受容体の存在下に反応させることによつ
て行なうことができる。 一般式Bの化合物の製造に使用することので
きる方法及び反応条件の選択は、特にそれぞれ式
A、、及びの出発物質の相対的な入手し
易さならびに副生成物形成の確率(例えば、アミ
ノ官能基の反応による)、分離及び後処理を実施
することのできる容易さに関する考慮に依存す
る。例えば変法(a)による合成の条件下で置換基R
は十分に安定であることに注意すべきである。 方法(a)による一般式Bの化合物の製造は、次
のように行なうことができる: 式の化合物を反応条件下で不活性な適当な反
応媒体、例えばジメチル−ホルムアミド又はN・
N−ジメチル−アセトアミド中で、特にアルカリ
金属水酸化物又はアルカリ金属アミドもしくは低
級アルコールのアルカリアルコラートの存在下
に、例えば2−エトキシエタノールのようなアル
コキシアルカノールもしくはメタノール中で高め
た温度で、場合によつては懸濁液中で一般式の
化合物と反応させる。 反応時間は、例えば還流温度で作業する場合に
一般にできるだけ短くする。後処理は常法で行な
うことができる。 抽出物及び/又は最終製品の分解は、例えば可
能な反応温度の下限で作業するか、例えばカリウ
ム−第3級ブトキシドのような僅かな求核性を有
するアルカリ金属アルコラートを使用することに
よつて予防することができる。 この場合、方法(b)によつて一般式Bの化合物
の製造は、次のように行なうことができる:適当
な不活性溶剤、例えばアセトニトリルのようなニ
トリル、N・N−ジメチルホルムアミド、ヘキサ
メチル燐酸トリアミドのようなアミド、第3級ブ
タノールのようなアルコール、ピリジン、N・N
−ジメチルアニリンのようなアミン、場合によつ
ては溶剤の混合物ないしは懸懸液中の一般式
A′の化合物に、有利に撹拌しながら室温と120℃
ないしは溶剤の沸点との間の温度で一般式の化
合物を、場合によつては前記のような適当な溶剤
中で場合によつては酸受容剤、例えばトリエチル
アミン、N・N−ジメチルアニリン、N−メチル
モルホリンのような第3級アミンの添加下に加え
る。 該反応を完結させるためになお一定時間、例え
ば2〜24時間撹拌し、その後バツチを常法で後処
理することができる。 一般式Aの化合物中でRが水素を表わす場合
及び一般式の化合物XRがカルボキシル基を含
有する場合には、一般式Bに変換するための反
応(水脱離下)は縮合剤、特にジシクロヘキシル
カルボジイミドの使用下で行なう。反応は、アセ
トン、ピリジン等のような適当な絶対無水の不活
性溶剤中で、特に加熱しながら場合によつては例
えば14日のような長時間にわたつて実施すること
ができる。 一般式A′、、及びの出発化合物は周
知であるかないしは該化合物は公知方法によつて
又は自体公知方法と同様に製造することができ
る。 一般式の化合物は、一般に比較的高融点の結
晶性化合物である(部分的に分解)。該化合物は
例えば水溶液から、場合によつてはホルムアミ
ド、アセトニトリルを添加し、場合によつては蟻
酸、酢酸又は燐酸のような酸をも添加して再結晶
することができる。 式Aの化合物(2・4・7−トリアミノ−6
−(p−ヒドロキシ−フエニル)−プテリジン=
“p−ヒドロキシ−トリアムテレン”)及びその生
理学的に認容性の塩、殊にナトリウム塩、カリウ
ム塩、リチウム塩、ならびに生理学的に危険のな
い(薬理的作用が同じ)塩基及び禁忌作用のない
アミン及びグアニジン、例えばN−アルキル置換
エタノールアミン及び(塩基性)誘導体、ならび
にプロパノール−2−アミン及び(塩基性)誘導
体との塩及び一般式Bの化合物は、重要な医薬
である。該化合物は、カリウム保留作用と同時に
すぐれた利尿作用ならびに腎外性、殊に心臓保護
作用を有する。p−ヒドロキシ−トリアムテレン
が顕著である。 該化合物は技術水準、例えばトリアムテレンよ
りもすぐれており、従つて真の技術の豊富化を表
わす。利尿作用とカリウム保留作用とを直接に比
較するためには、クナウフ(Knauf)(上記文献
中)によるネズミの顎下リンパ腺の主排泄管の上
皮についての研究を使用することができる。心臓
保護効果の指標として、例えばリユーデリツツ
(Lu¨deritz)(上記文献中)によるモルモツト及び
イヌの摘出された心臓組織の電気生理学的研究を
利用することができる。 更に、一般式の化合物は、良好な水溶性のた
めにトリアムテレンよりもすぐれている。著しく
改良された水溶性は、一般に強い造塩作用(強塩
基性又は酸性)を有する基を有する一般式の化
合物において考慮される。 この点で、特にフエノール化酸素に対してβ位
中にアミン残基ないしはアンモニウム基が存在す
るような、一般式Bの化合物を挙げることがで
きる。特に、qがフエノール化酸素に対しβ位中
に窒素原子が存在するように定められている一般
式Bの化合物が挙げられる。 従つて、適当な治療剤での本発明による一般式
の化合物は、殊に該化合物が塩の形で存在する
場合、経口投与の他に腸管外投与にも好適であ
る。 一般式の化合物は適応症の種類及び患者の個
人的必要性によつて配量することができる。 トリアムテレンに比して改良された利尿作用の
結果、実地において使用される用量は一般にトリ
アムテレンの用量よりも低い;従つて、トリアム
テレンの常用量を一般式の作用物質の用量範囲
の上限と考えることができる。 新規の化合物から医薬調剤は常法で製造するこ
とができ、該調剤は普通の担体及び助剤を含有す
ることができる。該調剤は、例えば錠剤、カプセ
ル、糖衣丸等のような経口投与に好適な固体調剤
である。経口投与には、担体材料として、例えば
マンニツト、乳糖、有機又は無機カルシウム塩等
のような薬学的に不活性の固体物質を使用するこ
とができる。結合剤としては、特にポリビニルピ
ロリドン、ゼラチン又はセルロース誘導体が好適
である。その他の添加剤としては、例えば澱粉又
はアルギン酸のような錠剤崩壊剤、例えばステア
リン酸又はその塩のような滑剤、及び例えばタル
ク又はコロイド状珪酸のような無機の流動剤、な
らびに味覚調整剤等を使用することができる。 作用物質は常法で助剤と混合し、湿潤又は乾燥
状態で顆粒にすることができる。使用した添加剤
の種類に従つて、場合によつては単なる混合によ
つて直接に錠剤にしうる粉末を得ることもでき
る。顆粒又は粉末はそのままカプセルに詰める
か、又は常法で錠剤芯にプレス成形することがで
きる。 腸管外投与の場合、治療剤を同様に常法で調製
し、投与することができる。 次の実施例は、一般式Bの化合物の製造を詳
説するために使用されるが、本発明は該方法に限
定されるものではない。 製造例 1 2・4・7−トリアミノ−6−(p−アセト
キシ−フエニル)−プテリジンの製造 金属ナトリウム410mgを撹拌下で2−エトキ
シ−エタノール100ml中に溶かす。これに撹拌
しながら順次に2・4・6−トリアミノニトロ
ソピリミジン1100mg及びp−アセトキシベンジ
ル−シアニド1140mgを加え、撹拌しながら沸騰
するまで加熱する。混合物の色は、紫色から褐
色に変わる。還流下に2時間沸騰した後、加熱
を中止し、反応混合物を冷却させる。引続き、
2−エトキシエタノールの70〜80%をアスピレ
ータ真空で取出し、残分を水500mlにとる。4
回エーテル抽出した後に、2N塩酸でPH5に調
節する。析出した沈殿物を吸引濾別し、僅かの
水冷アセトンで洗浄し、10%酢酸から再結晶す
る。更に、シリカゲルカラムに通して精製を行
なうことができる。319〜321℃で分解する(炭
化)2・4・7−トリアミノ−6−(p−アセ
トキシ−フエニル)−プテリジンが得られる。 反応は、有利に、メタノール中のアルカリア
ルコラートの使用下に行なうこともできる。 2 2・4・7−トリアミノ−6−(p−2−ヒ
ドロキシエトキシフエニル)−プテリジンの製
造 金属ナトリウム460mgを撹拌下に、2−エト
キシ−エタノール150ml中に溶かす。これに順
次に撹拌しながらトリアミノ−ニトロソピリミ
ジン3.1g(0.02モル)及びp−(2−ヒドロキ
シエトキシ)−フエニルアセトニトリル3.5g
(0.02モル)を加え、撹拌しながら水浴中で60
℃に加熱する。該混合物の色は、紫色から明る
い褐色に変化する。14時間撹拌した後に、反応
は終結した。該混合物を冷却させる。未反応の
2・4・6−トリアミノ−ニトロソピリミジン
を吸引濾別し、透明な溶液を乾涸するまで濃縮
する。沈澱物を熱いアセトンにとり、石油エー
テルと混合することによつて粗生成物を沈殿さ
せる。精製は、まずブタノールから再結晶し、
次に珪酸ゲル乾燥カラム(珪酸ゲル60、
Merck社製)上で分離することによつて行な
う。2・4・7−トリアミノ−6−(p−2−
ヒドロキシエトキシフエニル)−プテリジンが
黄帯褐色の結晶として得られる。 250℃で分解開始。 Rf値=0.55で単一、珪酸ゲル薄層板上で流展剤
クロロホルム/メタノール(70:30)中。 C14H15N7O2(MG.313.3) 3 2・4・7−トリアミノ−6−(p−2・3
−ジヒドロキシ−プロポキシ−フエニル)−プ
テリジンの製造 例2の化合物と同じようにして、2・4・7
−トリアミノ−6−(p−2・3−ジヒドロキ
シプロポキシ−フエニル)−プテリジンも製造
することができる。 Rf値=0.50で単一、珪酸ゲル−薄層板上で流展
剤クロロホルム/メタノール(70:30)中。 C15H17N7O3(分子量341.3) 4 2・4・7−トリアミノ−6−(p−スクシ
ノイル−フエニル)−プテリジンの製造 乾燥アセトンにコハク酸0.63g(0.0055モ
ル)、p−ヒドロキシトリアムテレン1.35g
(0.005モル)ならびにジシクロヘキシルカルボ
ジイミド1.12g(0.05モル)を加え、14日間水
分排除下に沸騰するまで加熱する。反応を中断
し、溶剤を除去する。生じた沈殿物を数回エー
テルで洗浄する。残留する沈殿物をできるだけ
少量のDMFにとり(5〜10ml)、4倍量のアセ
トンで稀釈する。該溶液をセフアデツクス
(Sephadex)−LH20−カラム(Pharmacia社
製)上に、アセトン中に懸濁させて加える。最
終生成物は溶離する際初流出物後に現われる。
アセトン溶液を濃縮することによつて2・4・
7−トリアミノ−6−(p−スクシノイル−フ
エニル)−プテリジンが得られる。 Rf値=0.30、珪酸ゲル−薄層板上で流展剤クロ
ロホルム/メタノール(70:30)中。 5 2・4・7−トリアミノ−6−(p−アジピ
ノイル−フエニル)−プテリジンの製造 例4の化合物と同じようにして、2・4・7
−トリアミノ−6−(p−アジピノイルフエニ
ル)−プテリジンも製造することができる。 Rf値=0.31、珪酸ゲル−薄層板上で流展剤クロ
ロホルム/メタノール(70:30)中。 一般式の出発化合物の製造は、例えば次の例
によつて行なうことができる: p−(2−ヒドロキシエトキシ)−フエニルアセト
ニトリルの製造 p−ヒドロキシフエニルアセトニトリル5gを
メチルエチルケトン250ml中に溶かす。これに、
2−ブロムエタノール7g及び炭酸カリウム23g
を加える。混合物を48時間還流しながら撹拌下に
加熱する。反応終結後に、炭酸カリウム及び生成
した臭化カリウムを濾別する。沈殿物をアセトン
で後洗浄し、洗浄アセトンを反応混合物と一緒に
する。 透明な溶液を10〜15mlにまで濃縮する。エーテ
ルにとり、1/100N苛性ソーダ溶液で振出する。
エーテル相を炭酸ナトリウム上で乾燥し、その後
にエーテルを留去する。p−(2−ヒドロキシエ
トキシ)−フエニルアセトニトリルは黄色の油状
物として得られる。 Rf値=0.70、珪酸ゲル−薄層板上で流展剤アセト
ン/四塩化炭素(1:1)中。 p−(2・3−ジヒドロキシプロポキシ)−フエニ
ルアセトニトリルの製造 p−(2−ヒドロキシエトキシ)−フエニルアセ
トニトリルと同じようにして、p−(2・3−ジ
ヒドロキシプロポキシ)−フエニルアセトニトリ
ルも製造することができ、この際に苛性ソーダ溶
液での振出の代りに水での振出を行なう。生成物
は水相中に存在し、その濃縮の際に無色の結晶性
沈殿物が析出する。 Rf値=0.60、珪酸ゲル−薄層板上で流展剤アセト
ン/四塩化炭素(1:1)中。 次の実施例は、本発明による化合物から治療剤
を調製することを説明するためのものである: (a) 胃液抵抗性錠剤の製造 錠剤芯を製造するには、次の組成を使用する
ことができる: 2・4・7−トリアミノ−6−(p−アセトキ
シフエニル)−プテリジン(作用物質) 15mg ステアリン酸マグネシウム 10mg タルク 12mg エーロジル 8mg 乳糖顆粒 95mg 乳糖、微細結晶性 55mg 玉濁黍澱粉 25mg セルロース顆粒 80mg 該成分を強力ミキサー(Lo¨dige型)中で混
合し、重量300mgの錠剤に圧縮成形する。破壊
強度6.5〜8.5(ERWEKA破壊強度試験機で測
定。水中で37℃で崩壊:2.5分)を有する錠剤
が得られる。 胃液抵抗性コーテイングをつくるには、錠剤
芯上にラツカー懸濁液を塗布する。 40℃に予備加熱した芯4Kgに、 乾燥物質30%を有するポリアクリル樹脂ラツカ
ー懸濁液 100g 固形物120g及び水180gを有する顔料懸濁液
300g を含有するラツカー懸濁液を塗布する。 ポリアクリル樹脂ラツカーは、アクリル酸エ
チルエステルとメタクリル酸(1:1)とから
の共重合体を含有する。 顔料懸濁液は次の配合物を有する: タルク 50g 二酸化チタン 63g レーキ 42g ポリエチレンワツクス 90g 600゜、33%水中 乳化剤(Tween80) 30g、33%水中 チロース(Tylose)C30 200g、3%水中(水
溶性セルロースエーテル) セルロース 微細結晶性 15g 乳 糖 183g 抑泡性エマルジヨン 1g 水 326g 約40分のスプレー時間後に、胃液安定性>3時
間を有する錠剤が得られる。 2・4・7−トリアミノ−6−(p−アセトキ
シフエニル)プテリジンにつき記載したと同様の
方法で、一般式の他の化合物、例えば2・4・
7−トリアミノ−6−(p−ヒドロキシフエニル)
−プテリジン、 2・4・7−トリアミノ−6−(p−2−ヒド
ロキシエトキシフエニル)−プテリジン、 2・4・7−トリアミノ−6−(2・3−ジヒ
ドロキシ−プロポキシ−フエニル)−プテリジン、 2・4・7−トリアミノ−6−(p−スクシノ
イル−フエニル)−プテリジン、 2・4・7−トリアミノ−6−(p−アジピノ
イル−フエニル)−プテリジン、 も処方することができる。 腸管外投与に好適な型の医薬の製造 腸管外、殊に静脈内服用に好適な薬剤フオーム
の製造は、次のようにして行なうことができる: 2・4・7−トリアミノ−6−(p−ヒドロキ
シフエニル)−プテリジン25mgに室温でジメチル
アミノエタノールの10%水溶液10mlを加える。こ
の場合、作用物質は溶解するか、ないしは溶解し
はじめる。引続き、生理的食塩水で100mlに稀釈
する。透明で帯黄色のPH10.9の溶液が得られる。 2・4・7−トリアミノ−6−(p−ヒドロキ
シフエニル)プテリジンにつき記載したのと同様
の方法で、一般式の他の化合物、例えば2・
4・7−トリアミノ−6−(p−アセトキシフエ
ニル)−プテリジン、 2・4・7−トリアミノ−6−(p−2−ヒド
ロキシエトキシフエニル)−プテリジン、 2・4・7−トリアミノ−6−(2・3−ジヒ
ドロキシ−プロポキシ−フエニル)−プテリジン、 2・4・7−トリアミノ−6−(p−スクシノ
イル−フエニル)−プテリジン、 2・4・7−トリアミノ−6−(p−アジピノ
イル−フエニル)−プテリジン も処方することができる。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式B: 〔式中、R′は低級アルカノイルオキシ基、(モノ
    −もしくはポリ−)ヒドロキシアルキルオキシ基
    を表わすか又はカルボキシ基によつて置換された
    アルカノイル基を表わす〕で示されるプテリジン
    化合物。 2 2・4・7−トリアミノ−6−(p−アセト
    キシフエニル)−プテリジンである、特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。
JP15864777A 1977-01-03 1977-12-28 Novel pteridine compound and medical composition having diuretic efeect high blood pressure inhibiting effect and heart effct containing same Granted JPS5384993A (en)

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AU515140B2 (en) 1981-03-19
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FR2420345B1 (ja) 1983-01-28
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