JPS63130937A - 摩擦用板 - Google Patents

摩擦用板

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JPS63130937A
JPS63130937A JP27747286A JP27747286A JPS63130937A JP S63130937 A JPS63130937 A JP S63130937A JP 27747286 A JP27747286 A JP 27747286A JP 27747286 A JP27747286 A JP 27747286A JP S63130937 A JPS63130937 A JP S63130937A
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Yukinori Yamashita
幸典 山下
Koichi Iwata
岩田 幸一
Masatake Sakagami
正剛 阪上
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、摩擦用板、特に航空機、鉄道、自動車、産業
用機械等のブレーキの摩擦用板に関するものである。
(従来技術) 炭素繊維強化炭素材(以下CFRC,!:略記する)を
摩擦用板に用いたブレーキが航空機等に使用されており
、従来の金属材料を用いた摩擦用板に比ベブレーキの軽
量化と性能向上を実現している。
CFRC同志の摩擦は非常に速いすべり速度においても
安定かつ高い摩擦係数を示し、温度による摩擦係数の変
動も小さい利点がある。更にCFRCは耐熱性、熱伝導
に優れているため多量の摩擦熱を発生する様な条件下で
も使用可能である。
またCFRCは機械的強度についても優れているため金
属材料等による補強板を用いずCFRC単体で摩擦用板
として使用できる。
(発明が解決しようとする問題点) 以上のようにCFRCは優れた摩擦性能を発揮する反面
、耐摩性に劣る欠点もある。航空機の摩擦用板に用いら
れるCFRCは金属系摩擦用板に比較して耐摩性に優れ
ていると言われているが、これは摩擦材の摩擦面温度4
00℃以上の領域での摩耗であって低温特に100℃付
近においてはCFRCの摩耗は極めて悪い。更に繊維直
径10μm未満の炭素繊維を用いたC’FRCの摩耗か
特に大きかった。
上記に鑑み本発明は、このような耐摩性の問題を、しか
も機械的強度その他の特長を損うことなく、解消するた
め開発されたものである。以下詳細に本発明を説明する
CFRCの摩耗を改善する方法として理由は明らかでな
いが、繊維直径10μm以上の炭素繊維を用いることが
有効である。炭素繊維の強度と繊維直径は第1表に示す
関係があり、耐摩性を改善するために繊維直径10μm
以上の炭素繊維を使用すれば炭素繊維の価格が増加する
か又は炭素繊維の強度を低下させる結果になってしまう
。具体的には繊維直径10μm以上かつ引張り強度20
0に97mm2以上の炭素繊維を用いれば非常に高価で
該繊維を用いたCFRCは高価格なものとなり極めて限
られた分野の摩擦用板にしか使用できない。
又一方繊維直径10μm以上で安価な炭素繊維を用いた
CFRCは機械的強度に劣り、それ単体では摩擦用板と
して使用できない。
そこで本発明者は耐摩性に優れる繊維直径10μm以上
かつ安価な炭素繊維を用いたCFRCに摩擦用板に要求
される機械的強度を付加させることにより、安価かつ耐
摩性が良好かつ機械的強度に優れるCFRC製摩擦用板
を得たものである。
第  1  表 (問題点を解決するための手段) 即ち本発明の摩擦用板は、少くとも1つの面が摩擦面で
ある、炭素繊維強化炭素材で出来た摩擦用板において、
該板が、繊維直径10μm以上の炭素繊維を用いた炭素
材と繊維直径10μm未満かつ引張り強度200Kg/
wa2以上の強度を持つ炭素繊維を用いた炭素材の2種
の炭素材を用い、これら炭素材を層間を結合して積層体
を一体に成形した炭素繊維強化炭素材より構成され、か
つ繊維直径10μm以上の炭素繊維を用いた炭素材が摩
擦面であることを特徴とするものである。
上記を具体例で説明する。
第1〜2図は本発明の一具体例であって、二つの面が摩
擦面となっている摩擦用円板を示しており、摩擦される
面には繊維直径10μm以上の炭素繊維を用いたCFR
C材(1)が、又円板の芯部には繊維直径10μm未満
かつ引張り強度200に4/1an2以上の炭素繊維を
用いたCFRC材(2)が用いられている。
第3〜4図は本発明の他の一具体例であって、一つの面
が摩擦面となっている摩擦用バンドを示しており、(1
)および(2)に用いるCF RCは第1〜2図のもの
と同一である。
この本発明の摩擦用円板の製造法を第1〜2図に例とし
て示した摩擦用円板について工程順に説明する。
繊維直径10μm以上の炭素繊維と樹脂により熟成形さ
れた複合材(1)の円板と、繊維直径10μm未満かつ
引張り強度200Kg/wn2以上の炭素繊維をキi禰
→で樹脂により熱成形された複合材(2)の円板を作る
この時用いる樹脂としてはポリアクリロニトリル等の熱
可塑樹脂、石炭及び石油より生成されるピッチ、フェノ
ール、フラン等の熱硬化樹脂を用いることができる。
上記の2種の複合材の円板を積層する。積層は上記(2
)の複合材の円板を中央に、その両側に上記(1)の複
合材の円板を積層して第1〜2図で示す三重構造になる
ように行う。
該積層体を、複合体中の樹脂を軟化させる適度の温度に
加熱された金型中に挿入して積層体の層間に圧縮が加わ
るように加圧を行う。この時樹脂を軟化させて層間の接
着を行う。この積層体は必要に応じて樹脂の不融化処理
、硬化処理等を施す。
次に該積層体をカーボン製モールド中へ挿入して、但し
金型成形とカーボン製モールド成形の加圧方向が同一で
ある、該モールドを加圧出来る高温焼成炉中に設置して
カーボンの酸化が生じない非酸化性雰囲気中で加圧を加
えながら1500℃以上の温度までモールド中の積層体
を焼成する。
焼成中の昇温速度は樹脂の炭素化を考慮して選択する事
が重要である。具体的には800〜1000℃以下の温
度領域では樹脂の分解反応により多量のガスを放出する
為、急激な昇温を避けゆっくりした昇温が望ましくそれ
以降は比較的早い昇温か可能である。
上記金型中での積層体の接着工程であるが、この工程を
省略してカーボンモールド中で同様の接着工程を実施す
る事も可能である。
上記の1500℃以上の高温焼成した複合材は樹脂の炭
素化が完了しているのでCFRCとして得られる。又得
られたCFRCは第1〜2図の様に炭素繊維の直径によ
り三重構造のCFRGKなっており、その各々の層間界
面はほとんど失なわれており得られたCFRCは一体の
CFRCとなっている。
上記工程は第1〜2図に溢って説明を行ったもので円板
の積層について説明したが、積層体の形状を限定するも
のではない。
(作用) 上記の様に、安価かつ耐摩性に優れる繊維直径10μm
以主の炭素繊維を用いた炭素材と、機械的強度に優れた
引張り強度200Kg/−2以上のかつ繊維直径10μ
m未満の炭素繊維を用いた炭素材の二者を組合わせるこ
とにより、CFRC製摩擦用板に要求される耐摩耗性と
機械的強度の二点を同時に満足でき、価格的にも安価な
ものを得る事が可能となる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を述べる。
(実施例1) 第1〜2図に示される摩擦用円板を作った。(1)。
(1)部には繊維直径14.5μ、引張り強度74Kg
/m”、引張り弾性率37ON/m2の炭素繊維を用い
たCFRCであり、(2)部には繊維直径7μ、引張り
強度310恥/爾2、引張り弾性率23 TON/w2
の炭素繊維を用いたCFRCである。
該摩擦用円板を外径〆240鵡、厚み13m+  に加
工し、(1) 、 (1)部の各厚みを約1111II
Iとし、(2)部の厚みが約11mとなるようにした。
次に第3〜4図に示される摩擦用パッドを作った。(1
)部および(2)部は第1〜2図に示される摩擦用円板
の(1)部および(2)部と同一のCFRCとした。
摩擦用パッドの(1)部の厚みを2wIとし、(2)s
の厚みを13wnとした。
(1)部の一部分を切出し物性を測定したが見掛比重1
.55であった。
(2)部の一部分を切出し物性を測定したが見掛比重1
.70、曲げ強度1250 Kg/lxAであった。
上記の摩擦用円板と2個の摩擦用パッドをスポット型デ
ィスクブレーキにセットして摩擦試験・を行った。
摩擦試験は慣性制動方式で行ない、3.0Kg・m・s
ee 2の慣性荷重を摩擦用円板に与え、該円板を46
5 rpmで回転させ、該パッドの押付は力12 K9
/−を一定にして慣性制動を100回くり返した。その
時ローター中に埋込んだ熱電対によりローク一温度を測
温しローク一温度が100℃以下の時に制動が始まるよ
うにした。
1000回制動後の摩擦用パッドには1.26+!!1
1の摩耗があり、摩擦用円板には両面の摩耗を合わせ0
.30mmの摩耗が生じた。
(比較例1) 繊維直径14.5μ、引張り強度74Kg/■2、引張
り弾性率3 TON/■2の炭素繊維を用いたCFRC
を作り、実施例1と同じ寸法の摩擦用円板と摩擦用パッ
ドを作った。この時のCFRCの物性は見掛比重1.5
7、曲げ強度400 Kg/cdであった。゛この摩擦
用円板とパッドを実施例1と同一条件の摩擦試験を実施
したが、−回目の制動でローターが破壊して試験が実施
できなかった。
(比較例2) 繊維直径7μ、引張り強度310 Kf/van2、引
張り弾性率23ToN/II+12ノ炭素繊維を用イタ
CF RCを作り、実施例1と同じ寸法の摩擦用円板と
摩擦用バンドを作った。この時のCFRCの物性は見掛
比重1.75、曲げ強度1350Kg/dであった。
この摩擦用円板とパッドを実施例1と同一条件の摩擦試
験を実施した。1000回制動後の摩擦用バンドには4
.40 mの摩耗かあり、摩擦用円板には両面の摩耗を
合わせ1.00mの摩耗があった。
(発明の効果) 以上の様に、本発明の摩擦用板は、従来のCFRC製摩
擦用板よりも安価かつ耐摩耗性に優れており、耐熱性お
よび軽さは従来のCFRCと同様に優れている。そして
本発明の摩擦用板は安価であるため従来品よりも広い用
途に用いる事ができる、具体的には航空機、鉄道、自動
車等のブレーキに用いることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の摩擦用円板の斜視的外観図
、第2図は第1図のA−A′部の断面図、第3図は本発
明の他の一実施例の摩擦用パッドの斜視的外観図、第4
図は第3図のB −B’部の断面図を夫々例示している
。 (1)・・・繊維直径10μ以上の炭素繊維を用いたC
FRC材、 (2)・・・繊維直径10μ未満かつ引張り強度200
 Kg/era2以上の炭素繊維を用いたCFRC材 第1図 第2図 オ 3 図 第4 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1つの面が摩擦面である、炭素繊維強
    化炭素材で出来た摩擦用板において、該板が、繊維直径
    10μm以上の炭素繊維を用いた炭素材と繊維直径10
    μm未満かつ引張り強度200Kg/mm^2以上の強
    度を持つ炭素繊維を用いた炭素材の2種の炭素材を用い
    、これら炭素材を層間は結合して積層体を一体に成形し
    た炭素繊維強化炭素材より構成されかつ繊維直径10μ
    m以上の炭素繊維を用いた炭素材が摩擦面であることを
    特徴とする摩擦用板。
JP27747286A 1986-11-19 1986-11-19 摩擦用板 Expired - Lifetime JPH0721296B2 (ja)

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JP27747286A JPH0721296B2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19 摩擦用板

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JP27747286A JPH0721296B2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19 摩擦用板

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JPS63130937A true JPS63130937A (ja) 1988-06-03
JPH0721296B2 JPH0721296B2 (ja) 1995-03-08

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ID=17584066

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JP27747286A Expired - Lifetime JPH0721296B2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19 摩擦用板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008539315A (ja) * 2005-04-26 2008-11-13 ボーグワーナー・インコーポレーテッド 摩擦材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008539315A (ja) * 2005-04-26 2008-11-13 ボーグワーナー・インコーポレーテッド 摩擦材料

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JPH0721296B2 (ja) 1995-03-08

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