JPS63130545A - 3−メチルフエノ−ル類の製造方法 - Google Patents

3−メチルフエノ−ル類の製造方法

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JPS63130545A
JPS63130545A JP61274874A JP27487486A JPS63130545A JP S63130545 A JPS63130545 A JP S63130545A JP 61274874 A JP61274874 A JP 61274874A JP 27487486 A JP27487486 A JP 27487486A JP S63130545 A JPS63130545 A JP S63130545A
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acid
methyl
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heteropoly acid
reaction
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Akira Takeshita
明 竹下
Shinzaburo Masaki
正木 真三郎
Takeo Fujii
健夫 藤井
Toru Tokumaru
徳丸 融
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、3−メチル−4,6−ジターシャリブチルフ
ェノールを脱ブチル化することにより、3−メチル−6
−ターシャリブチルフェノール(以下3M6Bと略記す
る)及び/又は3−メチルフェノール(以下MCL と
略記する)(以下、これら3 M 6 BとMCLを合
わせて3−メチルフェノール類という)を製造する方法
に関するものである。 3M6Bは、酸化防止剤、安定化剤、紫外線吸収剤、農
薬、染料等の中間体として使用されている。 又、MCL は農薬、染料、感熱色素、安定化剤の中間
体として使用される。
【従来の技術及びその問題点】
3−メチル−4,6−ジターシャリブチルフェノール(
以下3M46Bと略記する。)の脱ブチル化により、3
−メチルフェノール類を製造する方法は、よく知られて
おり、一般に、その時に使用される触媒として、硫酸、
アルミニウムフェルレート、アルミニラムクレゾレート
等のほか珪藻上、白土、シリカアルミナ、強酸性イオン
交換樹脂等が知られている。 しかし、これらの触媒は、たとえば硫酸の場合、脱ブチ
ル化を起こすと共に、自身が反応してフェノールスルホ
ン酸類が副生じ、収率の低下をまねくだけでなく、得ら
れた3−メチルフェノール類を蒸留等により取り出す前
には、中和処理が必要であるが、この時に発生する無機
塩は蒸留操作を円滑に進める上で、しばしば障害となっ
ている。 又、フェノールスルホン酸類と生成したイソブチレンが
反応した物質は、蒸留操作時、悪影響を及ぼすので中和
処理後に無害化せねばならないが、そのために高温過酷
な処理を必要とする。 本発明者らは、上記実情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果
、触媒としてヘテロポリ酸を使用することによって高収
率で、かつ工業的有利に目的物が得られる事を見出し、
本発明を完成するに至ったものである。
【問題点を解決するための手段】
本発明の目的は、本発明に従って、31゜146Bをヘ
テロポリ酸の存在下、脱ブチル化反応させることにより
3−メチルフェノール類を製造することによって達成さ
れる。 以下、本発明の詳細な説明する。 く触媒〉 本発明は、触媒としてヘテロポリ酸を用いることを必須
の要件とするものである。本発明にいうヘテロポリ酸と
は、無機酸と結合してできるポリ酸のうち、2種以上の
金属によって生成される酸をいい、一般的には1種の金
属(またはへテロ原子〉を中心として、それに酸素等を
介して他の金属(ポリ原子)が配位して形成されたもの
の総称である。ここで、ヘテロ原子としては、ホウ素、
アルミニウム、ケイ素、リン、チタン、ゲルマニウム、
ヒ素、ジルコニウム、スズ、テルルなどを例示すること
ができる。また、ポリ原子としてはモリブデン、タング
ステン、バナジウム又はニオブ等を例示することができ
る。 具体的には、モリブドリン酸、モリブドケイ酸、モリブ
ドヒ酸、モリブドテルル酸、モリブドアルミン酸、クン
ゲストケイ酸、タングストリン酸、タングストホウ酸、
タングストチタン酸、タングストスズ酸等であり、これ
らのなかでもモリブドリン酸、モリブドケイ酸、クンゲ
ストリン酸、タングストケイ酸等が好ましく用いられる
。なお、これらのヘテロポリ酸は、通常水和物の形で用
いられる。 触媒の使用量は、3M46B に対して0.01〜lO
重量%、好ましくは0.1〜5重量%、より好ましくは
0.1〜1重量%である。 く反応条件〉 本発明における反応温度は、140〜280℃、好まし
くは160〜250℃である。 3M6Bを主目的とする場合は、比較的低温側、すなわ
ち140〜200℃、好ましくは160〜180 ℃で
実施すると良い。 MCLを主目的とする場合は、比較的高温側、すなわち
160〜280℃、好ましくは180〜250 ℃で実
施すると良い。 反応温度は使用する触媒量と組合わて工業的に有利な反
応時間となる様に決めることができる。 反応時間は通常0.5〜4時間で充分である。 本発明の反応様式は、常圧、加圧もしくは減圧の回分式
または連続式いずれでも可能であることは言うまでもな
い。また、本発明の反応は窒素、ヘリウム、アルゴン等
の不活性気体の雰囲気下においても実施できる。 く反応後の処理) 反応後の処理は、析出する触媒を分離することにより、
再使用可能である。 分離する手段としては、濾過あるいは遠心分離あるいは
デカンタ−など通常の分離手段で充分に目的を達するこ
とができる。 あるいはまた、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなど
のアルカリで中和することにより触媒を無害化できる。 これにより、硫酸触媒使用時の様なフェノールスルホン
酸類の副生がないため、中和処理も高温にする必要がな
く、緩和な条件で充分である。 あるいは更に、水洗、分液によっても系内に存在するヘ
テロポリ酸を除くこともできる。 触媒除去あるいは無害化後の反応物は、通常の蒸留操作
を実施することにより、高純度の3M6B及び/又はM
CLを得ることができる。又、未反応の3M46Bは再
利用することができ、原料3M46Bに対するこれらの
成分の合計はほぼ定量的である。
【発明の効果】
本発明方法で用いるヘテロポリ酸によって副反応が極め
て少なく、また反応終了後、析出するヘテロポリ酸を系
内から取り出すことによって、反応に再使用することも
でき、ヘテロポリ酸のコストを低くすることができる。 又、触媒として硫酸を使用した時の様なスルホン化物等
の不純物がなく、極めて高い収支で反応を実施すること
ができる。
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定さ
れるものではない。 尚、実施例中部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を意
味する。 実施例 1 3M46B 100部を温度計、撹拌機付きのフラスコ
に入れ、タングストケイ酸0.1部(0,1重量%対3
M46B)を加えて160℃まで昇温した。同温度にて
2時間保温した。留出するインブチレンガスは深冷・ト
ラップに導いて回収した。 次いで、反応混合物を冷却し、触媒を濾過して分離した
ところ74.5部の油状物が得られた。この油状物の組
成をガスクロマトグラフィーにより分析したところ以下
の通りであった。 3M46B        5.2% 3M6B        92.5% MCL         2.3% また、回収されたインブチレン量は、25.0部であっ
た0 目的生成物の3M6Bは、減圧精留により反応混合物か
ら沸点128〜131 t /20mmHgの留分とし
て得られる。 実施例 2 3M46B 100部を温度計、撹拌機付きのフラスコ
に入れ、タングストケイ酸0.3部(0,3重量%対3
M46B)を加えて200℃まで昇温した。同温度にて
2時間保温した。留出するイソブチレンガスは深冷・ト
ラップに導いて回収した。 次いで、反応混合物を冷却し、触媒を濾過して分離した
ところ49.0部の油状物が得られた。この油状物の組
成をガスクロマトグラフィーにより分析したところ以下
の通りであった。 3M46B         0% 3M6B        1.2% MCL        97.0% また、回収されたインブチレン量は、50.2部であっ
た。ソーダ灰で中和後、目的生成物のMCLを減圧精留
により反応混合物から100〜bm)Ig の留分とし
て得られる。 実施例 3〜8 実施例1と同様の反応器と反応方法により実施した結果
を表−1に示す。 比較例 3M46B 100部を温度計、撹拌機付きのフラスコ
に入れ、98%硫酸0.1部(0,1重量%対3M46
B)を加えて170℃まで昇温した。同温度にて2時間
保温した。100〜110 ℃の温度でソーダ灰0.1
6部加え、5時間保温して中和した。71.5部の油状
物を得た。 この油状物の組成をガスクロマトグラフィーにより分析
したところ以下の通りであった。 3M46B       15.8% 3M6B        74.0% MCL                 8,0 %
その他      2.2% 3M46B、 3M6B、 MCL の合計収率は94
.0%と低く、その他成分にはクレゾールスルホン化物
が含まれていた。 以  上

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3−メチル−4,6−ジターシャリブチルフェノ
    ールをヘテロポリ酸の存在下に脱ブチル化反応させるこ
    とを特徴とする3−メチル−6−ターシャリブチルフェ
    ノール及び/又は3−メチルフェノールの製造方法。
  2. (2)ヘテロポリ酸の使用量が、3−メチル−4,6−
    ジターシャリブチルフェノールに対して0.01〜10
    重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
  3. (3)ヘテロポリ酸の使用量が、3−メチル−4,6−
    ジターシャリブチルフェノールに対して0.1〜5重量
    %であることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載
    の方法。
  4. (4)脱ブチル化反応温度が、140〜280℃である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項に記
    載の方法。
  5. (5)脱ブチル化反応温度が、160〜250℃である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の方法。
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