JPS631299B2 - - Google Patents

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JPS631299B2
JPS631299B2 JP54052561A JP5256179A JPS631299B2 JP S631299 B2 JPS631299 B2 JP S631299B2 JP 54052561 A JP54052561 A JP 54052561A JP 5256179 A JP5256179 A JP 5256179A JP S631299 B2 JPS631299 B2 JP S631299B2
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JP
Japan
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gas
oxygen
dichloroethane
hydrogen chloride
reactor
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JP54052561A
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Regutoke Gyuntaa
Shorutsu Hararudo
Shuuharuto Kuruto
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Publication date
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Publication of JPS54154703A publication Critical patent/JPS54154703A/ja
Publication of JPS631299B2 publication Critical patent/JPS631299B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
    • C07C17/15Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens with oxygen as auxiliary reagent, e.g. oxychlorination
    • C07C17/152Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens with oxygen as auxiliary reagent, e.g. oxychlorination of hydrocarbons
    • C07C17/156Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens with oxygen as auxiliary reagent, e.g. oxychlorination of hydrocarbons of unsaturated hydrocarbons
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塩化水素及び分子状の酸素含有ガ
ス、特に空気を用いエチレンをガス相で、高めた
温度で、担体上に存在する塩化銅()から成る
触媒の存在下に流動層でオキシ塩素化し、その際
反応ガスを加圧下に2つの凝縮工程で冷却し、そ
の後凝縮せる1・2−ジクロルエタン及び水を取
り出し、未反応原料ガス及び不活性ガスは大部分
循環させることによつて1・2−ジクロルエタン
を製造する方法に関する。
公知のオキシ塩素化は次の反応式に従つて行な
われる: 2C8H4+O2+4HCl →2CH2Cl−CH2Cl+2H2O 西ドイツ国特許公告公報第161870号にはすで
に、エチレン1.6〜2.5モルを塩化水素2.0モル及び
酸素0.6〜1.0モルと一酸化炭素0.5〜3.0モルの存
在下に銅−酸化アルミニウム触媒を用いて反応さ
せ、同時にCOの一部をCO2に酸化するこのよう
な方法が記載されている。反応生成物の凝縮後
に、未反応出発物質は経済性を維持するために循
環させねばならない。流動床を保持するには循環
ガス中のCO濃度が一定であることが必要である
が、これは特別に製造した触媒上でCOをCO2
酸化し、苛性ソーダ液での洗浄により二酸化炭素
を除去することによつて達成される。
前記方法においては、エチレン及び一酸化炭素
の含量が高いため自然分解を阻止するために純粋
な酸素を添加する場合に安全予防手段を維持する
ことが不利である。更に、酸化によつて形成され
た二酸化炭素を循環ガスから洗浄除去しなければ
ならないことも欠点である。引続きジクロルエタ
ン及び別の塩素化炭化水素は別個の方法で洗浄水
から除去しなければならない。
西ドイツ国特許公告公報第1518930号、同第
1518931号及び同第1518932号には、エチレン、酸
素及び塩化水素をモル比(1.02〜1.2):(0.5〜
1.0):20で200℃〜250℃及び0.7〜3.5バールで
CuCl2/Al2O3触媒を用い流動層で反応させる方
法が記載されている。反応ガスは第1凝縮工程で
70℃〜100℃に冷却し、第2凝縮工程で0℃〜40
℃に冷却する。非凝縮性ガス分から、残留1・2
−ジクロルエタンを有機溶剤で洗浄除去し、それ
からジクロルエタンを脱着塔中で分離する。なお
塩素化炭化水素分及び有機溶剤を含有する洗浄ず
みのガスは燃焼させるか又は直接大気中に放出す
る。
廃ガス量は、酸素担体として有利に空気を使用
する場合には大きく、可燃性化合物の含量は小さ
いので、燃焼に必要な温度を維持するためには、
外部燃料、例えば重油を使用しなければならな
い。
廃ガスを直接大気中に放出するのは、塩素化炭
化水素及び別の炭化水素、例えば溶剤の含量にか
んがみ、環境汚染防止法にもとづき現在殆んど実
施できない。
著しく大きい廃ガス量を取扱う場合にはこれら
の難点以外に、不可避的にエチレン、ジクロルエ
タン及び有機溶剤の損失も生じる。
最後に、西ドイツ国特許公開公報第2626133号
には、非凝縮性ガス80〜98容量%を洗浄すること
なく循環させる、エチレンのオキシヒドロクロル
化による1・2−ジクロルエタンの循環製造法が
記載されている。循環ガスは、エチレン及び酸素
それぞれ約0.1〜10容量%及び1・2−ジクロル
エタン20容量%未満を含有する循環ガス2〜20容
量%をそのつど系から取出す。ジクロルエタン及
び水を実質的に反応ガスから除去するために、反
応ガスを順次に冷却塔中で82℃〜121℃に、第1
冷却器中で32℃〜49℃にかつ第2冷却器中で27℃
〜38℃に冷却する。この方法においては、酸化ガ
スとして実質的に純粋な酸素を使用する。
酸素は、西ドイツ国特許公開公報第2626133号
に記載の方法では出発物質の流れにより直接反応
帯域中へ添加され、従つて安全性が危険視され
る。それというのも、実質的に純粋な酸素とエチ
レンとが合流することは殆んど避けられないから
である。実質的に純粋な酸素を反応器の前で循環
ガスに添加することも、西ドイツ国特許公開公報
第2626133号の実施例に記載された循環ガスのガ
ス組成では発火の危険があるために不可能であ
る。この種のガス混合物の爆発下限は極めて低
く、実際ガス混合物中の酸素含有量により、可燃
性ガス、即ちエチレン、1・2−ジクロルエタ
ン、一酸化炭素及び有機副生成物の総和として計
算して3.0〜6.0容量%である。これらエチレン、
一酸化炭素、1・2−ジクロルエタン及び有機副
生物の低い爆発下限により著しい難点が生じ、こ
れは従来全ての循環ガス法が工業的に重視されな
かつた理由でもある。
前記方法の欠点は西ドイツ国特許(特許出願番
号第P2718878・9号及び同第P2742409・5号)
に記載の方法によつて解決される。これら特許発
明は、塩化水素及び分子状の酸素含有ガス、特に
空気を用いてエチレンをガス相で高めた温度で、
担体上の塩化銅()から成る触媒の存在下に流
動層でオキシ塩素化し、その際反応ガスを圧力下
に2つの凝縮工程で冷却し、さらに凝縮した1・
2−ジクロルエタンと水を取り出し、未反応原料
ガス及び不活性ガスは大部分循環させることによ
つて1・2−ジクロルエタンを製造する方法に関
し、この方法は原則として、反応ガスを第3凝縮
工程で加圧下に温度5〜18℃に、たんに循環ガス
中に1・2−ジクロルエタン0.5〜3容量%、特
に0.5〜1.5容量%が残留する程度に冷却し、かつ
消費された酸素を純粋な酸素を反応器の前で直接
循環ガスに供給することによつて補充することを
特徴とする。
西ドイツ国特許(特許出願番号第P2718878・
9及び同第P2742409・5号)に記載の方法のも
う1つの特徴は次の点にある、即ち (a) 循環ガス中の可燃性成分エチレン、1・2−
ジクロルエタン、一酸化炭素及び有機副生成物
の全含量を、 1 出発物質エチレン、酸素及び塩化水素をモ
ル比(1.00〜1.10):(0.50〜0.70):2.00で使
用し、 2 触媒を用いて一酸化炭素を50〜100モル%、
特に60〜90モル%まで二酸化炭素に酸化し、
かつ 3 循環ガス中の必要な不活性ガスの含量を計
算量の空気及び/又は不活性ガスの供給によ
り維持する ことによつて3〜6容量%の(酸素含量25〜
12容量%の場合)爆発下限以下の値に調節し; (b) エチレン、1・2−ジクロルエタン、一酸化
炭素及び有機副生物の可燃性成分を自体公知の
方法で常用の吸着剤を用いて単独又は一緒に、
部分的又は完全に循環ガスから、純粋な酸素を
添加する前に除去し; (c) 循環ガスの量をコンスタントに維持すること
によつて触媒量の均質な流動化を保証し; (d) 触媒能率を、反応器前の循環ガス中の酸素含
量を変えることによつて12〜25容量%に制御
し; (e) 循環ガスの組成を反応器前で酸素供給後に連
続的に分析により監視し; (f) 反応ガスを圧力下に第1凝縮工程で70℃〜
100℃に、第2凝縮工程で37℃〜40℃に冷却す
ることである。
詳細は、西ドイツ国特許(特許出願番号第
P2718878・9号及び同第P2742409・5号)は、
エチレンを塩化水素及び分子状の酸素含有ガス、
特に空気を用いガス相で温度200℃〜250℃で担体
上の塩化銅()から成る触媒の存在下に流動床
中でオキシ塩素化し、その際反応ガスを圧力下に
第1凝縮工程で70℃〜100℃に、かつ第2凝縮工
程で0℃〜40℃に冷却し、それから凝縮した1・
2−ジクロルエタン及び水を取出し、未反応出発
ガス及び不活性ガスを主として循環させる1・2
−ジクロルエタンの製造法において、反応ガスを
第2凝縮工程で37℃〜40℃に冷却しかつ第3凝縮
工程で圧力下に5〜18℃間の温度に、たんに1・
2−ジクロルエタンなお0.5〜3容量%、特に0.5
〜1.5容量%が循環ガス中に残存する程度に冷却
し、かつ純粋な酸素を反応器の前で直接循環ガス
に供給することによつて消費した酸素を補充する
ことを特徴とする特殊な作業法をも包含する。
出発ガスエチレン:酸素:塩化水素のモル比は
有利に(1.00〜1.04):(0.50〜0.60):2.00である。
反応は特に0.7〜3.5バールの圧力下で実施され
る。この同じ圧力範囲は3つの凝縮工程において
も有効である。触媒としては例えば西ドイツ国特
許公告公報第1518932号に記載のCuCl2/Al2O3
媒が使用される。循環ガスは苛性ソーダ液で洗浄
せず、直接反応器に戻す。
西ドイツ国特許(特許出願番号第P2718878・
9号及び同第P2742409・5号)に記載された方
法では、1・2−ジクロルエタンを除去した反応
ガスの循環及び純粋な酸素を循環ガスに添加する
ことによる反応で消費された酸素の補充が配慮さ
れている。これらの方法に与えられた運転条件を
維持すれば、純粋な酸素を循環ガスに供給した後
及び引続き酸素/循環ガス混合物を約150℃に加
熱した後に、ガス混合物の低い爆発下限に達しな
いことが保証されている。この下限は低いので、
循環ガスが反応器に入る前の循環ガス中の1・2
−ジクロルエタンの濃度が高い利点は、制限され
て利用しうるにすぎない。従つて、すでに西ドイ
ツ国特許(特許出願番号第P2742409・5号)に
おいて、循環ガスを芳香族炭化水素で洗浄するこ
とが提案されている。また、前記した爆発下限が
低い場合でも、循環ガスの酸素量を高めることに
よつて反応器中の反応成分の変換率を高めること
は不可能である。それというのもこれによつて迅
速に循環ガスの臨界組成に到達するからである。
ところで、塩化水素及び純粋な酸素の供給個所
の変更は、西ドイツ国特許(特許出願番号第
P2718878・9号及び同第P2742409・5号の両方
の方法に比較して方法及びその安全性に対し有利
に作用することが判明した。
従つて、本発明は、西ドイツ国特許(特許出願
番号第P2718878・9号及び同第P2742409・5号)
の方法に比して、塩化水素及び分子状の酸素含有
ガスを用いてエチレンをオキシ塩素化し、その際
予熱した塩化水素気流を全部又は部分的に150℃
〜200℃に加熱した循環ガス気流に導入し、引続
き純粋な酸素を循環ガス流に、反応器中への塩化
水素の供給個所と循環ガスの入口個所との間で供
給することによつて1・2−ジクロルエタンを製
造する改良方法に関する。
酸素は一般に温度20℃〜150℃で循環ガス流に
供給され、塩化水素は温度150℃〜200℃に予熱さ
れている。
本発明方法の優れた実施態様によれば、純粋な
酸素は、循環ガス、塩化水素及び酸素からなる全
ガス量に対して10〜30容量%の含量になるまで循
環ガス流に供給される。
本発明により塩化水素を循環ガスに供給するこ
とによつて流動床触媒中での反応成分の反応経過
は変化しない。さもないときは、前記した手段に
よつて、循環ガス流に関与する全部のガス及び可
燃性物質の濃度を減少させ、従つてガス混合物の
爆発の危険を低下させる。更に、本発明による方
法は、供給すべき純粋な酸素量を高くすることが
でき、これによつて現存する装置において容量増
加を達成するという利点を有する。酸素量の増加
によつて、循環ガスと塩化水素との混合物中の酸
素濃度は僅かに増加する。それというのも、酸素
及び塩化水素自体一定のモル比で添加されるから
である。従前の方法で実施された、純粋な酸素を
循環ガスと合する前に予熱するのは、本発明方法
では、酸素は循環ガスと塩化水素との混合物に、
前記混合物成分を適当に予熱した場合に冷時に添
加することができるので不必要である。混合工程
は公知方法で、例えばベンチユリ管を用いて行な
われる。
次に、本発明方法を添付図面につき詳説する: 導管1及び予熱器2を経て、エチレンは流動層
反応器7に供給される。それと同時に、所定量の
塩化水素ガスの一部は導管3及び予熱器4を経て
エチレンガス流と混合した後反応器7に導入さ
れ、塩化水素ガスの残量は導管30を通り導管2
5の循環ガスと混合するか、又は塩化水素の全量
が導管3及び30を経て導管25の循環ガスに供
給される。導管5及び予熱器6を通つて空気は反
応器7に導入される。反応器7中には塩化銅
()触媒が存在する。オキシ塩素化は発熱反応
であり、温度は熱水循環によつて例えば220℃〜
235℃に維持される。この場合、全系中の圧力は
約3バールである。ガスはサイクロンを通り、導
管8を経て第1凝縮工程9に入り、ここでガスは
分離槽12からポンプ17及び導管18を通る反
応水で約80℃に冷却される。この際、消費されな
い塩化水素及び大量の反応水が凝縮する。導管1
0及び冷却器11(第2凝縮工程)を通つてガス
は約40℃に冷却される。1・2−ジクロルエタン
と残留水は凝縮し、分離槽12中で粗分離され
る。水は凝縮工程9に戻され、導管26により後
処理のために取り出される。粗製ジクロルエタン
は分離槽12から導管15及びポンプ16を経て
精製工程に取り出される。未凝縮ガス分は冷却器
13(第3凝縮工程)中で5〜18℃の温度に、ガ
ス中に1・2−ジクロルエタン0.5〜3容量%が
残留する程度に冷却される。分離器14中で、後
凝縮された1・2−ジクロルエタンが捕集され、
分離槽12に戻される。残留ガスは、導管20、
圧縮機21、導管22、予熱器24及び導管25
を経て反応器7に戻される。予熱された循環ガス
と塩化水素ガスとの混合物が導管25を通つて反
応器7に入る前に、導管23により導管25中の
混合物に酸素が、塩化水素、循環ガス及びO2
混合物中の全O2が10〜30容量%になる程度に温
度20℃〜150℃で強い混合下に供給される。圧縮
機21の後方には、さらに液体又は固体の吸着剤
を有する吸着装置27を接続することができ、該
装置に有利に全非凝縮性ガスを通す。循環ガス中
に発火性混合物が生成するのを阻止するために、
ガス組成を反応器の前で酸素添加後に連続的に分
析して監視する。必要なガス量が得られた後、導
管5による空気の供給が制限される、すなわち系
中の窒素含量がほぼ一定にとどまる程度の空気し
か供給されない。ガス量を一定に維持するため
に、導管19ないしは28によりエチレンをCO
とCO2とに燃焼するのに相当するガス量を取り出
し、自体公知の方法で後処理する。不活性ガスは
導管29によつて添加することができ、この場合
不活性ガスの供給は分析により監視されたガス組
成に依存して自動的に制御することができる。
次の実施例に記載した結果は、直径3.0m及び
高さ29.9mの流動層反応器において得られたもの
である。触媒として、酸化アルミニウムに担持さ
れた、銅約4重量%を有する塩化銅()を使用
した。触媒量は平均48700Kgであつた。
例 1 エチレン、塩化水素及び酸素(空気)をモル比
1.04:2.00:0.55で使用し、それぞれ145℃〜150
℃に予熱し、次の反応器の分配底に供給した。反
応分は触媒により発熱下に反応して主として1・
2−ジクロルエタンが生じた。発生する反応熱は
高圧水冷却器を用い蒸気の製造下に導出した。反
応器中の温度は223℃であり、圧力は3バールで
あつた。3工程の凝縮によつて反応ガスを冷却
し、粗製ジクロルエタン及び水は凝縮し、第3工
程では約17℃に冷却した。第3凝縮工程の廃ガス
は容量%で次の組成を有していた: 酸 素 8.0 窒 素 33.3 一酸化炭素 2.5 二酸化炭素 53.0 1・2−ジクロルエタン 2.1 エチレン 0.62 その他の可燃性成分 <0.5 ガス混合物の全ての可燃性成分の総和は5.72容
量%であつた。このガス混合物(循環ガス)を
5.5バールに圧縮し、166℃に加熱し、導管30に
より166℃に加熱された塩化水素と混合した。公
知構造の混合装置によつて、ガス混合物(循環ガ
ス−塩化水素)に導管23により温度20℃の純粋
な酸素を混和した。その際、塩化水素及び酸素を
同じくモル比2.00:0.55で配量した。反応器に入
る前に循環ガス−塩化水素−酸素のガス混合物は
150℃の温度を有し、混合物中の可燃性物質の総
和は3.25容量%に減少し、混合物の酸素含有量は
13.8容量%であつた。
エチレンの変換率は99.82%であり、1・2−
ジクロルエタンの収率は使用したエチレン量に対
して理論値の96.72%であつた。触媒能率は、触
媒1Kg当り毎時1・2−ジクロルエタン280gで
あつた。
例 2 例1と同様に実施するが、導管30によつて供
給される塩化水素量をまず約30容量%上昇させ、
その後引続き導管23により配量される酸素量を
同様に約30容量%だけ危険なく高めることができ
た。反応器に入る前にガス混合物は温度150℃を
有し、可燃性物質の総和は2.9容量%であり、混
合物の酸素含量は14.7容量%に上昇した。エチレ
ン/塩化水素/酸素のモル比1.04:2.00:0.55を
維持するために、導管1により配量されるエチレ
ン量は結局約30容量%だけ増加した。
エチレンの変換率は99.84%であり、1・2−
ジクロルエタンの収率はエチレンの変換率に対し
て理論値の96.42%であつた。触媒能率は触媒1
Kg当り毎時1・2−ジクロルエタン360gであつ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施する装置の系統図であ
る。 2,4,6,24……予熱器、7……流動層反
応器、9……凝縮工程、11,13……冷却器、
12……分離槽、14……分離器、16,17…
…ポンプ、21……圧縮機、27……吸着装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化水素及び分子状の酸素含有ガス、特に空
    気を用いエチレンをガス相で高めた温度で担体上
    の塩化銅()から成る触媒の存在下に流動層で
    オキシ塩素化し、その際反応ガスを加圧下に2つ
    の凝縮工程で冷却し、凝縮した1・2−ジクロル
    エタンと水を取り出し、未反応の原料ガスと不活
    性ガスは大部分循環させ、第2凝縮工程の反応ガ
    スを第3凝縮工程で加圧下に5℃〜18℃の温度
    に、循環ガス中に1・2−ジクロルエタンがなお
    0.5〜3容量%残留する程度だけ冷却し、消費さ
    れた酸素を純粋な酸素を反応器前で循環ガスに直
    接供給することによつて補充することによつて
    1・2−ジクロルエタンを製造する方法におい
    て、予熱した塩化水素気流を全部又は部分的に
    150℃〜200℃に加熱した循環ガス流に導入し、引
    続き純粋な酸素を塩化水素の装入個所と反応器中
    への循環ガスの入口個所との間で循環ガス流に供
    給することを特徴とする、1・2−ジクロルエタ
    ンの製造法。 2 純粋な酸素を温度20℃〜150℃の循環ガス気
    流に供給する、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3 塩化水素気流を150℃〜200℃の温度に予熱す
    る、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方
    法。 4 純粋な酸素を循環ガス、塩化水素及び酸素か
    らなる全ガスにして10〜30容量%の含量になるま
    で循環ガス気流に供給する、特許請求の範囲第1
    項から第3項までのいずれか1項記載の方法。
JP5256179A 1978-05-02 1979-05-01 Manufacture of 1*22dichloroethane Granted JPS54154703A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19782819308 DE2819308A1 (de) 1978-05-02 1978-05-02 Verfahren zur herstellung von 1,2-dichloraethan

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Publication Number Publication Date
JPS54154703A JPS54154703A (en) 1979-12-06
JPS631299B2 true JPS631299B2 (ja) 1988-01-12

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ID=6038532

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5256179A Granted JPS54154703A (en) 1978-05-02 1979-05-01 Manufacture of 1*22dichloroethane

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US (1) US4265837A (ja)
EP (1) EP0005176B1 (ja)
JP (1) JPS54154703A (ja)
BR (1) BR7902626A (ja)
CA (1) CA1113507A (ja)
CS (1) CS210686B2 (ja)
DD (1) DD143425A5 (ja)
DE (2) DE2819308A1 (ja)
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