JPS63128342A - 新規なカプラ−を含有するハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

新規なカプラ−を含有するハロゲン化銀写真感光材料

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JPS63128342A
JPS63128342A JP27488986A JP27488986A JPS63128342A JP S63128342 A JPS63128342 A JP S63128342A JP 27488986 A JP27488986 A JP 27488986A JP 27488986 A JP27488986 A JP 27488986A JP S63128342 A JPS63128342 A JP S63128342A
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木村 寿彦
Toyoaki Masukawa
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津田 泰夫
Noritaka Nakayama
中山 憲卓
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
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    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発色現像主薬酸化体をスカベンジしうる還元剤
をカップリング反応により放出する新規なカプラーを含
有するハロゲン化銀写真感光材料に関する。
[発明の背景] 近年ハロゲン化銀カラー写真感光材料の高感度化と高画
質化の研究はl5O1600のカラーフィルムに見られ
るようにして高感度と高画質という相反する問題を克服
し、大きな成果をあげてきたが、これには、ハロゲン化
銀粒子成長の高度な制御および増感技術の進歩の他、高
い反応性を有する2当量カプラーや現像抑制剤放出カプ
ラー(DIRカプラー)等の機能性素材が重要な役割を
果してきた。
しかしながら高感度化には必須の高反応性2当量カプラ
ーも画質、特に粒状性を悪化させることが知られている
また、ハロゲン化銀粒子の現像抑制により画質改良を行
なうDIRカプラーは添加量を多くすると感度の低下を
引き起こすため、使用量が限定されている。従って高感
度と高画質とを同時に改善するという目標をさらに進展
させることは従来技術の改良ばかりでは困難となってき
ているのが現状である。そこでカップリング反応した後
、移動性の色素を生じ、見かけ上粒状性を改良するカプ
ラーが特開昭57−82837号、同57−17950
号等に提案されているが、色素が移動することによる鮮
鋭性の劣化と粒状性の改良は同レベルであり画質の本質
的な改良とはなり得ない。
また、特開昭56−135841号、同56−1337
34号、米国特許第4,310,618号、R,D、(
リサーチ・ディスクロージャー) 19,633号等に
は画像形成カプラーを無色カプラーもしくは現像液に可
溶性のカプラーで保護したブロックトカプラーが開示さ
れている。これらのカプラーは画像形成に必要な量の発
色現像主薬酸化体を消費するだけでなく、余分な発色現
像主薬酸化体をスカベンジする能力を併わせ持っており
、通常の2当量カプラーに見られるような高反応性数の
色素雲の高密度化が妨げるので粒状性に有利であるが、
保護カプラーがカップリング反応した後画像形成カプラ
ーが放出されるため感度の低下が著しく高感度用には適
さない。
発色現像主薬酸化体をスカベンジ能 ら特開昭55−72158号、同59−5247号、同
58−156932号、同58−156932号等に記
載されている汚染防止剤や英国特許第1284649号
記載の白色カプラー等の使用も考えられるが、露光量と
は無関係に一様に分布するので感度低下を起こす、従っ
てハロゲン化銀乳剤層には極微量の使用しかできず画質
改良効果は期待できない。
一方、発色現像主薬酸化体を画像形成カプラーと競争的
にカップリング反応することで発色現像主薬酸化体をス
カベンジし微細な色素雲を形成するカプラーが英国特許
第1546837号、特開昭52−150631号、同
57−111537号等に記載されているが、スカベン
ジ能力が低く充分な画質改良効果は得られない。
また、特開昭57−138636号、同61−5364
3号、同61−84646号、同61−86751号、
同61−102646号、同61−102647号、同
 61−107245号、同 61−113060号に
は発色現像主薬酸化体をスカベンジしうる還元剤をイメ
ージワイズに放出することで感度低下がなく、より微細
で均質な色素雲を形成できるカプラーが開示されている
が、記載された例示化合物はスカベンジ能がまだ低くか
つスカベンジャー放出速度が充分ではないので、より高
いスカベンジ能力を有する還元剤放出カプラーが望まれ
てきた。
また還元剤を感光材料中に内蔵することによる感光性ハ
ロゲン化銀乳剤の減感や汚染も問題であり、より安定な
還元剤放出カプラーが望まれてきた。
[発明の目的] 本発明の目的は、保存時に安定で、現像時に発色現像主
薬酸化体をスカベンジする能力が高い還元剤を充分な速
度で放出する新規なカプラーを含有し、粒状性および鮮
鋭性に優れ、しかも感度が高く、汚染が少ないハロゲン
化銀写真感光材料を提供することである。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、下記一般式[I]で表わされるを
カプラー含有するハロゲン化銀写真感光材料を提供する
ことによって達成される。
一般式[I] 式中、Aは炭素原子数10以上のバラスト基を有するカ
プラー残基を表わす。R1はベンゼン環に置換可能な基
を表わす。mおよびnはそれぞれ1または2を表わす。
mが2の時、R1は各々同一でも異なっていてもよく、
またR1同志で環を形成してもよい。但し、(R+ >
IIIの炭素原子数の総和は10以上である。
[発明の具体的構成] 前記一般式[I]で表わされるカプラーについて説明す
る。
Aで表わされるカプラー残基は、イエローカプラー残基
、マゼンタカプラー残基、シアンカブラ−残基または実
質的に無色のカプラー残基であり、好ましくは下記一般
式[I[]〜[■]で表わされるカプラー残基である。
式中、R2はアルキル基、アリール基またはアリールア
ミノ基を表わす。R3はアリール基を表わし、好ましく
はフェニル基である。R4はアルキル基またはアリール
基を表わす。R5はアルキル基、アシルアミノ基、アリ
ールアミノ基またはウレイド基を表わす。R6はアシル
アミノ基、アルキルスルホンアミド基、アルキル基また
はアルコキシ基を表わす。R7はアルキル基またはアリ
ール基を表わす。R8はアシルアミノ基、カルバモイル
基またはウレイド基を表わす。R9はアルキル基、アル
コキシ基、ハロゲン原子またはアシルアミノ基を表わす
。Rhoは置換アミノ基、アシルアミノ基、炭酸アミン
基、スルホンアミド基またはヒドロキシル基を表わす。
lはO〜2の整数を表わす。kはOまたは1を表わす。
R2〜R1oで表わされる各基は置換基を有するものも
含み、好ましい置換基としては、例えばハロゲン原子、
ニトロ基、カルボキシル基、アルコキシ基、スルホンア
ミド基、アルキル基、アリール基等が挙げられる。
R2〜Rhoは通常バラスト基と呼ばれ、親油性の調節
基であり、本発明では、一般式[I[]におけるR2と
R3、一般式[1[[]におけるR4とR5、一般式[
IV]におけるR5とR6、一般式[V]におけるR4
とR7、一般式[vI]におけ・るR4とR7、一般式
[VI]におけるR8と(Rs)1 および一般式[■
]におけるR8と(R10)Kの各々における炭素原子
数の総和は10以上であり、特に好ましくは12〜40
である。
前記一般式[I]において、R1で表わされるベンゼン
環に置換可能な基としては例えばハロゲン原子、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アシルアミノ基、ス
ルホンアミド基、スルファモイル基、カルバモイル基、
ニトロ基等が挙げられるが、好ましくはアルキル基、ア
ルコキシ基、アシルアミノ基およびスルホンアミド基で
ある。
nは1または2を表わすが、好ましくは1である。
前記一般式[I]において、−OHは一〇−Aに対して
オルト位またはパラ位に少なくとも一つ有するのが好ま
しく、更に好ましくはパラ位に有するものである。
前記一般式[I]において、(R1)liの炭素原子数
の総和は10以上であるが、好ましくは12〜40であ
る。
従来、還元剤放出カプラーの還元剤部分は前述の特許明
細書中の化合物例にあるように比較的低分子のものがよ
いと考えられていたが、本発明者等は従来の常識より更
に高分子側、つまり(R+ )Itの炭素原子数の総和
が上記範囲で、しかも還元剤部分が本発明の構造を有す
るものが、特異的に強いスカベンジ効果を示す事を見い
出した。また前記カプラー残基との組み合わせにより分
散性、未処理フィルムの保存杆、発色感度に優れ、かつ
鮮鋭性を劣化させることなく粒状性を改良する分子構造
を見い出したものである。
次に、前記一般式[I]で表わされるカプラー(以下、
本発明のカプラーという。)の代表的具次に本発明のカ
プラーの合成例について説明する。
合成例1(例示化合物(4)の合成) 例示化合物(4) チッ素気流下61(]の(a )と35oの2,5−ジ
ーt−オクチルハイドロキノンを2001QのN。
N−ジメチルホルムアミドに溶解し、撹拌下6Qの水酸
化カリウムを加え、室温で3時間反応させた後希塩酸中
に注いだ。酢酸エチルで抽出後、シリカゲルを使用した
カラムクロマトにより精製し、38oの例示化合物(4
)のカラメルを得た。
(1)中間体(e)の合成 50(+の(b)と23(+の(c )をN、N−ジ希
塩酸中にあけ、得られた結晶を減圧で濾取し、中間体(
d )を得た。
水を含んだままの中間体(d )を300−のエタノー
ルに溶解し、30(lの水酸化ナトリウムを加え、空温
で4時間撹拌した後希塩酸中に注入して、酢酸エチルで
反応物を抽出しシリカゲルを使用したカラムクロマトグ
ラフィーにより主成分を分離した。淡黄色カラメルの中
間体(e )を46g1だ。
IR,NMR,FD−Mass により構造を確認した
(2)中間体(f )の合成 400の中間体(e)を300.12のピリジンに溶解
し、チッ素気流下32(+のp−ブトキシフェニルスル
ホニルクロリドを加え、室温で4時間反応後希塩酸中に
注ぎ、濾過後、シリカゲルを使用したカラムクロマトグ
ラフィーにより41gの中間体(f)を得た。
IR,NMR,FD−Massにより構造を確認した。
(3)例示化合物(24)の合成 40gの中間体(f)を400i12のエタノールに溶
解し、    パラジウム−炭素触媒を5g加え常圧水
添を行なった。得られた中間体(0)を300dの酢酸
エチルに溶解し、7gのp−ブトキシフェニルスルホニ
ルクロリドと5gのピリジンを加え、室温で3時間反応
させた後溶媒を留去した。2001gのエタノールに溶
解し、15(Jの水酸化ナトリウムと少量の水を加えて
4時間室温了・撹拌した後希塩酸中に注ぎ、得られた結
晶を再結晶し、例示化合(24)を25o得た。
IR,NMR,FD−Massにより構造を確認本発明
のカプラーは青感光性乳剤層、緑感光性乳剤層、赤感光
性乳剤層の仙、保護層、中間層等任意の層に含有できる
が、少なくとも1つの感光性乳剤層に含有することが好
ましい。
本発明のカプラーは単独でも、2種以上併用してもよい
。本発明のカプラーの使用司はハロゲン化銀1モル当り
1 X 10−”〜1モル、好ましくは0、005〜0
.1モルである。
また、本発明のカプラーは、本発明外のカプラーと併用
してもよく、その場合、本発明外のカプラーは本発明の
カプラー1モル当り0.01〜100モル、好ましくは
0.5〜10モル用いられる。
本発明のカプラーをハロゲン化銀写真感光材料に含有さ
せるには、固体分散法、ラテックス分散法、水中油滴型
乳化分散法等、種々の方法を用いることができる。例え
ば水中油滴型乳化分散法は、上記カプラーを通常、沸点
約150℃以上の高沸点有機溶媒(例えばフタル酸エス
テル、リン酸エステル等)に、必要に応じて低沸点、及
び/又は水溶性有機溶媒を併用して溶解し、ゼラチン水
溶液などの親水性バインダー中に界面活性剤を用いて乳
化分散した後、目的とする親水性コロイド層中に添加す
ればよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、単色用のもので
も多色用のものでもよい。多色用ハロゲン化銀写真感光
材料の場合には、減色法色再現を行うために、通常は写
真用カプラ′−としてマゼンタ、イエロー及びシアンの
各カプラーを含有するハロゲン化銀乳剤層ならびに非感
光性層が支持体上に適宜の層数及び層順で積層した構造
を有しているが、該層数及び層順は重点性能、使用目的
によって適宜変更してもよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられるハロゲ
ン化銀としては臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀
、及び塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用される
任意のものを用いることができる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、硫黄増感法、
セレン増感法、還元増感法、貴金属増感法などにより化
学増感される。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、写真業界にお
いて、増感色素として知られている色素を用いて、所望
の波長域に光学的に増感できる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、画像安定剤、
カブリ防止剤、硬膜剤、可塑剤、ラテックス、界面活性
剤、色カブリ防止剤、紫外線吸収剤、マツ゛ト剤、滑剤
、帯電防止剤等の添加剤を任意に用いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、種々のカラー現
像処理を行うことにより色素画像を形成することができ
る。。
[発明の効果] 本発明は、保存時に安定で、現像時に発色現像主薬酸化
体をスカベンジする能力が高い還元剤を充分な速度で放
出する新規なカプラーを含有したので、粒状性および鮮
鋭性に優れ、しかも感度が高く、汚染が少ないハロゲン
化銀写真感光材料が得られた。
[実施例] 以下、本発明の具体的実施例について説明する。
実施例−1 下引加工したセルローストリアセテートフィルム支持体
上に、沃臭化銀乳剤(A(lI6モル%、平均粒径0.
8μm1塗布銀量1.20 /1’ ) 、表−1に示
すカプラー(ハロゲン化銀1モルに対し0.1モル)、
トリクレジルフォスフェート(カプラーと同量)、ゼラ
チン(3(]/i’)からなる感光性乳剤層を塗設し、
試料1〜試料10を作成した。
これら試料にセンシトメトリー用露光を与えて、下記の
ようなカラー現像処理を行った。得られたシアン画像に
対するセンシトメトリーの結果を表−1に示す。なお感
度はカブリ+081の濃度を得るための露光量の逆数の
相対値を示す。
また、色素画像を得た試料の濃度0.5の部分のRMS
粒状度を、サクラマイクロデンシトメーターPDM−5
タイプAR(小西六写真工業(株)製)で25μ×10
μのアパーチャーを用いて走査した時の濃度値の変動の
標準偏差の1000倍として求め表−1に示した。
別に、各々の試料を矩形波チャートに密着させて赤色濃
度として1.0になるように露光し、前記のカラー現像
処理を行った。得られた色素画像試料を前記デンシトメ
ーターにて、各空間周波数毎のMTFを求めた。表−1
に空間周波数20本/+nmにおけるMTFの値を示す
また、各々の試料を、前記カラー現像処理のうち漂白工
程のみを省略した処理を行ない、銀画像と色素画像との
混存した試料を得て、最高発色濃度部分の現像銀量をX
線回折法により求め、発色濃度との比(発色効率)を算
出した。表−1に発色効率の相対値を示す。発色現像で
カプラーより放出されたスカベンジャー成分のスカベン
ジ能力の大きいほど発色効率は低下する。
処理工程       処理時間 発色現像       3分15秒 漂   白            6分30秒水  
 洗           3分15秒定  着   
    6分30秒 水   洗           3分15秒安定化 
    1分30秒゛ 乾   燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の如くで
ある。
発色現像液組成: 4−アミノ−3−メチル−N− エチル−N−(β−ヒドロキシ エチル)−アニリン硫酸塩      4.8g無水亜
硫酸ナトリウム       0.14(1ヒドロキシ
アミン・1/2硫酸塩   1.98q無水炭酸カリウ
ム         28.85(1無水炭酸水素カリ
ウム       3.460無水亜硫酸カリウム  
      5.1h臭化カリウム         
   1・16(1塩化ナトリウム         
 0.14(にトリロトリ酢酸・3ナトリウム塩 (1水塩)              1 、200
水酸化カリウム           1.480水を
加えて11とする。
漂白液組成: エチレンジアミン四酢酸鉄(III) アンモニウム塩          100. OQエ
チレンジアミン四酢酸 2アンモニウム塩         10.Oc)臭化
アンモニウム         iso、og氷酢酸 
             10.0d水を加えて11
とし、アンモニア水を用いてpH6,0に調整する。
定着液組成: チオ硫酸アンモニウム       175.0Q無水
亜硫酸ナトリウム       8.6gメタ亜硫酸ナ
トリウム       2.3g水を加えて1rとし、
酢酸を用いてp)−16,0に調整する。
安定化液組成: ホルマリン(37%水溶液)      1.5.ρコ
ニダックス(小西六写真工業 株式会社製)             7.511水
を加えて12とする。
表−1 ** 試料NO12を100とした相対値表−1(続き
) * 試料N0.1’及び5′をそれぞれ100とした相
対値** 試料N0.1’及び5′をそれぞれ100と
した相対値***試料N0.2’及び5′をそれぞれ1
00とした相対値比較カプラー (C−1) (C−2) (C−3) (C−4) (M−2) l (M−3) CI! (Y−1) Cσ (Y−2)         。。
(CH3)、CC0CHCONH←之=≧0    −
  cooc、□H25 表−1の結果から、比較カプラーのうちC−3、C−4
は、発色効率から明らかなようにスカベンジ能力が不十
分であり、そのためRMS粒状性、MTF鮮鋭性の改良
が不十分である。原因は明らかではないが、恐らくスカ
ベンジャーがフィルム外に流出し易い為にスカベンジで
きないものと考えられる。またC−5もRMS粒状性、
MTF鮮鋭性の改良が不充分であり、全体の画質改良効
果は小さい。
また、同様にM−3およびY−2をそれぞれ用いた試料
も比較のM−1,M−2およびY−1に対して画像改良
効果が小さく、感度が低い。
一方、本発明のカプラーは、スカベンジ能力が十分強く
、RMS粒状性、鮮鋭性が改良され、かつ感度も高いの
が明らかである。
なお、上記色素画像試料を、サクラ力う−ペーパーに1
0倍に引伸して、プリントしCPK−18P(小西六写
真工業■製)カラーペーパー現像処理を行ない、目視で
粒状性を判断したところ比較カプラーを用いた試料に比
べて本発明のカプラーを用いた試料は、目視でも良好な
粒状であることが認められた。
実施例−2 下引加工したセルローストリアセテートフィルムからな
る透明支持体上に、下記の各層を順番に塗設することに
より試料−11を作製した。ハロゲン化銀カラー写真感
光材料中への添加量は112当りのものを示し、またハ
ロゲン化銀乳剤とコロイド銀は銀に換算して示した。) 層1・・・黒色コロイド銀0,4g及びゼラチン3gを
含有するハレーション防止層 層2・・・0.07!]の2.5−ジ−t−オクチルハ
イドロキノン(汚染防止剤HQ−1)を溶解した0、 
04(+のジ−n−ブチルフタレート(以下DBPと略
す)及び1.2gのゼラチンを含有している中間層 層3・・・1,5Qの低感度赤感光性沃臭化銀乳剤(A
(114モル%)、1.6gのゼラチン並びに0.80
+)の比較シアンカプラー、C−1,0,028(lの
1−ヒドロキシ−4−[4−(1−ヒドロキシ−8−ア
セトアミド−3,6−ジスルホ−2−ナフチルアゾ)フ
ェノキシ]−N−[δ−(2゜4−ジ−t−アミルフェ
ノキシ)ブチル−2−ナフトアミド・ジナトリウム(カ
ラードシアンカプラー、CC−1)及びo、 oigg
のα−(1−フェニル−5−テトラゾリルチオ)−4−
オクタデセニルスクシンイミド−1−インダノン (DIR物質D−1)を溶解した0、4gのトリクレジ
ルフォスフェート(以下 TCPと略す)を含有している低感度感光性乳剤層 層4・・・1.1gの高感度赤感光性沃臭化銀乳剤(A
(]I7モル%)、1.2gのゼラチン並びに0.23
0の比較シアンカプラー(C−1)、0.02017の
カラードシアンカプラー(CG−1>及びo、 ot3
gのDIR物質(D−1>を溶解した0、15(+のT
CPを含有している高感度赤感光性乳剤層 層5・・・0.07(Jの2.5−ジ−t−オクチルハ
イドロキノン(汚染防止剤HQ−1>を溶解した0、 
04Qのジ−n−ブチルフタレート(以下DBPと略す
)及び1.2gのゼラチンを含有している中間層 層6・・・1,6gの低感度緑感光性沃臭化銀乳剤(A
(IT:5モル%)、1.7Qのゼラチン並びに0.3
0(lの1− (2,4,6−トリクロロフエニル)−
3−[3−(2゜4−ジ−t−アミルフェノキシアセト
アミド)ベンゼンアミド]−5−ピラゾロン(マゼンタ
カプラーM−1)、0.20(1の4,4′−メチレン
ビス−(1−(2゜4.6−1−リクロロフェニル)−
3−[3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシアセト
アミド)ベンゼンアミド]−5−ピラゾロン(マゼンタ
カプラー、M−2)、0.066CIの1− (2,4
,6−トリクロロフエニル)−4−(1−ナフチルアゾ
)−3−(2−クロロ−5−オクタデセニルスクシンイ
ミドアニリノ)−5−ピラゾロン(カラードマゼンタカ
プラー、CM−1)及び0.025aの2−(1−フェ
ニル−5−テトラゾリルチオ)−4−(2,4−ジ−t
−アミルフェノキシアセトアミド)−1−インダノン (DIR物質D−2)の3種のカプラー及びDIR物質
を溶解した0、3gの TCPを含有している低感度緑感光性乳剤層 層7・・・1.5gの高感度緑感光性沃臭化銀乳剤(A
!+ I : 7モル%)、1.90のゼラチン並びに
0.093gのマゼンタカプラ=(M−1>、0.09
4gのマゼンタカプラー(M−2)、0.049(lの
カラードマゼンタカプラー(CM−1)及びo、 oo
ggのDIR物質(D−2)を溶解した 0、 12(lのTCPを含有する高感度緑感光性乳剤
層 層8・・・0.2Qの黄色コロイド銀、0.2gの汚染
防止剤(HQ−1)を溶解した0、11(lのDBP及
び2H+のゼラチンを含有するイエローフィルタ一層 層9・・・0.95(]の低感度青感光性沃臭化銀乳剤
(AgI:4モル%)  1.9(]のゼラチン並びに
1.84(lのα−[4−(1−ベンジル−2−フェニ
ル−3,5−ジオキソ−1,2,4−1−リアゾリジニ
ル)]−]α−ピバロイルー2−クロロー5[γ−(2
,4−ジ−t−アミルフェノキシ)ブタンアミド]アセ
トアニリド(イエローカプラーY−1)及び0.025
gのDIR物質(D−2)を溶解した0、 93(1の
DBPを含有する低感度青感光性乳剤層 層10・・・1.2gの高感度青感光性沃臭化銀乳剤(
IJIニアモル%)、2.0gのゼラチン並びに0.4
6(]のイエローカプラー(Y−1)及びo、 oog
gのDIR物質(D−2)を溶解した0、 23(lの
DBPを含有する高感度青感光性乳剤層 層11・・・2.3gのゼラチンを含有する保護層試料
−11の層3の比較カプラーC−1の半分を比較カプラ
ーC−3,C−4,C−6,C−7および本発明の例示
化合物22.23,24゜30の等モルで置き換えた以
外は試料−11と同様にして試料−12〜19を作成し
た。
゛ 得られた試料を実施例−1と同様にカラー現像処理
を行ない、さらに実施例−1と同様にRMS粒状性(た
だし発色濃度0.8) 、MT F鮮鋭性(ただし30
本/n+m>を求めた。
また、発色画像試料をサクラ力う−ペーパーに10倍に
引伸して、カラーペーパー現像処理(CPK−18P)
を行ない、目視で粒状性を判断し1〜5のグレードで心
理的粒状性を評価した数値の大きい程良好である。
表−2 比較カブ?−C−6 表−2より明らかなように本発明のカプラーを用いた試
料16〜19はRMS粒状性、MTF鮮鋭性ともに優れ
ておりかつプリント粒状性も良好であり、画質改良効果
が優れていることが判る。
一方、比較カプラーC−3,0−4を使用した試料12
.13は粒状性改良効果はほとんどなく通常の、2当量
カプラーに近いと考えられる。また、移動性色素を形成
するC−6,0−7を使用した試料14.15は見かけ
上RMS粒状性を改良するが、プリントで評価した心理
的粒状性を悪化させており粒状性の真の改良にならない
ばかりか、MTF鮮鋭性を著しく劣化させている。
実施例−3 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に下記に示す
ような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層カ
ラー写真要素試料20を作成した。
第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層。
第2層:中間層 2.5−ジ−t−オクチルハイドロキ ノンの乳化分散物を含むゼラチン層。
第3層:低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層平均粒径0.
3μmlAg14モル%を含むAΩBr Iからなる 
 、 乳剤(乳剤■)・・・銀塗布量0.5(]/i2増感色
素増感色素銀1モルに対して 7.9X 10 ’−”モル シアンカプラー(C−8)・・・銀1モルに対して0.
1モル 第4層:高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層平均粒径0.
7μmSAg13モル%を含むAaBrIからなる 乳剤(乳剤■)・・・銀塗布量0.8(]/i2増感色
素増感色素銀1モルに対して 3.4X 10 ”モル シアンカプラー(C−8)・・・銀1モルに対して0.
2モル 第5層:中間11iii(1,L) 第2層と同じ、ゼラチン層。
第6層:低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層乳剤■・・・
銀塗布量1.0<1/l’増感色素■・・・銀1モルに
対して 4.3X 10−4モル 増感色素■・・・銀1モルに対して 2.9X 10−4モル マゼンタカプラー(M−1)・・・銀1モルに対して0
.05モル 第7層:高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層乳剤■・・・
銀塗布量1.0IJ/l’増感色素■・・・銀1モルに
対して 1.8X 10−今モル 増感色素■・・・銀1モルに対して 1.2X 10−斗モル マゼンタカプラー(M−1)・・・銀1モルに対して0
.15モル 第8層:イエローフィルタ一層 黄色コロイド銀と2.5−ジ−t−オ クチルハイドロキノンの乳化分散物と を含むゼラチン層。
第9層:低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層平均粒径0.
6μm、Ag73モル%を含むAg8rIからなる 乳剤(乳剤■)・・・銀塗布量0.417/m2イエロ
ーカプラー(Y−1>・・・銀1モルに対して0.3モ
ル 第10層:高感度青感性乳剤層 平均粒径1.θμm、lI3モル%を 含むA!+ Br Iからなる 乳剤(乳剤■)・・・銀塗布量0.8(+/12イエロ
ーカプラー(Y−1)・・・銀1モルに対して0.3モ
ル 第11層:第1保護層 紫外線吸収剤tJV−1、LJV−2と2.5−ジ−t
−オクチルハイドロキ ノンを含むゼラチン層。
第12層:第2保護層 沃臭化銀(A(111モル%、平均粒径0.06μ)・
・・銀塗布量0.3 (1/11’とポリメチルメタク
リレート粒子(直径 1.5μm)を含むゼラチン層。
試料20を作成するのに用いた化合物は下記のとおりで
ある。
増感色素−■ アンヒドロ−5,5’ −ジクロロ−9−エチル−3,
3′−ジー(3−スルホプロピル)チアカルボシアニン
ヒドロキシド 増感色素−■ アンヒドロ−5,5′−ジフェニル−9−エチル−3,
3′−ジー(3−スルホプロピル)オキサカルボシアニ
ンヒドロキシド 増感色素−■ アンヒドロ−9−エチル−3,3′−ジー(3−スルホ
プロピル)−5,6,5’ 。
6′−ジベンゾオキサカルボシアニンヒドロキシド V−1 V−2 前記試料−20の第3層および第4層のシアンカプラー
C−8の半分を等モルの比較カプラーC−9,0−10
および例示化合物25.28に代えた以外は試料−20
と同様にして試料−21〜24を作成した。
得られた試料を以下のカラー反転現像処理を行ない、カ
ラー画像を得た。
実施例−1と同様にRMS粒状性(赤色濃度1.0)と
MTF鮮鋭性(10本/Il1m)ヲ求メタ。
結果を表−3に示す。
処理工程 工程    時間      温度 第1現像   6分   38℃(±0.3)水   
洗     2分     38℃ (± 0.3)反
   転     2分     38℃ (± 0.
3)発色現像   6分   38℃(±0.3)調 
  整     2分     38℃ (± 0.3
)漂    白      6分      38℃ 
(± 0,3)定   着     4分     3
8℃ (± 0.3)水   洗     4分   
  38℃ (± 0.3)安   定     1分
          常温乾   燥 第1現像 、水            7001gテトラポリリ
ン酸ナトリウム     2g亜硫酸ナトリウム   
       20 (]ハイドロキノン・モノスルフ
ォネート 30 (1炭酸ナトリウム(1水塩)   
    30 (]]1−フェニルー4−メチルー4 −ドロキシメチル−3−ピラゾリドン 2g臭化カリウ
ム            2.50チオシアン酸カリ
ウム        1.2gヨウ化カリウム(0,1
%溶液)21Q水を加えて            1
000顧反  転 水                        
  7001fiニトリロ・N−N−N−トリ メチレンホスホン酸・6Na塩    3g塩化第1ス
ズ(2水塩)         1gp−アミノフェノ
ール       o、ig水酸化ナトリウム    
      8g氷酢酸              
 15d水を加えて            1000
11p発色現像 水                        
  700顧テトラポリリン酸ナトリウム      
2g亜硫酸ナトリウム          7g第3リ
ン酸ナトリウム(2水塩)36g臭化カリウム    
         1g沃化カリウム(0,1%溶液)
      90tffi水酸化ナトリウム     
     3gシトラジン酸           1
.5gN−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエ
チル)−3−メチル−3− メチル−4−アミノアニリン硫酸塩  11gエチレン
ジアミン           3Q水を加えて   
         1000d調整 水                        
  700.12亜硫酸ナトリウム         
 12 gエチレンジアミンテトラ酢酸 ナトリウム(2水塩)8g チオグリセリン          0,4−氷酢酸 
              3i12水を加えて  
          1000戴漂  白 水                        
  goo1pエチレンジアミンテトラ酢酸 ナトリウム(2水塩)         2.Oaエチ
レンジアミンテトラ酢酸 鉄(I)アンモニウム(2水塩)   120.0 (
]臭化カリウム          ioo、o g水
を加えて             1.OF2定  
着 水                        
   800dチオ硫酸アンモニウム       8
0.0g亜硫酸ナトリウム          5.0
g重亜硫酸ナトリウム        5.0g水を加
えて             i、oz安  定 水                        
  800dホルマリン(37重量%)       
5.Oi6界面活性剤溶液 (商品名コニダックス)        5.OiR水
を加えて             1.Oy比校カプ
ラー 表−3 表−3から明らかなように比較カプラーを用いた試料2
1,2.2は試料20に対してRMS粒状性、MTF鮮
鋭性共に改良効果は小さい。
一方、本発明のカプラーを用いた試料23゜24はRM
S粒状性、MTF鮮鋭性共に改良効果が顕著である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式[ I ]で表わされるカプラーを含有するこ
    とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは炭素原子数10以上のバラスト基を有する
    カプラー残基を表わす。R_1はベンゼン環に置換可能
    な基を表わす。mおよびnはそれぞれ1または2を表わ
    す。mが2の時、R_1は各々同一でも異なっていても
    よく、またR_1同志で環を形成してもよい。但し、(
    R_1)_mの炭素原子数の総和は10以上である。]
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