JPS63128032A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents

合わせガラス用中間膜

Info

Publication number
JPS63128032A
JPS63128032A JP27409086A JP27409086A JPS63128032A JP S63128032 A JPS63128032 A JP S63128032A JP 27409086 A JP27409086 A JP 27409086A JP 27409086 A JP27409086 A JP 27409086A JP S63128032 A JPS63128032 A JP S63128032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
modified product
laminated glass
weight
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27409086A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Iwashita
敏行 岩下
Shoji Aoki
青木 昭二
Yoshihiro Mogi
茂木 義博
Hayashi Kurosawa
黒沢 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP27409086A priority Critical patent/JPS63128032A/ja
Publication of JPS63128032A publication Critical patent/JPS63128032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレン系共重合体をグラフト共重合させるこ
とによって得られる変性物を電子線照射させてなる合わ
せガラス用中間膜に関するものであり、#水性、耐熱性
、耐衝撃性および接着加工作業性がすぐれているばかり
でなく、透明性も良好であり、しかも耐白化性もすぐれ
ている合わせガラスを製造し得る中間膜を提供すること
を目的とするものである。
ええ支且遺 自動車などの車輌、建築材料、船舶さらに衝撃作用をと
もなう設備などに使われている合わせガラスは、軽量化
、防振性向上、安全性向上などの目的で、二枚のガラス
板の間に熱可塑性樹脂(たとえば、ブチラール樹脂)を
中間層として介在させた後、加熱・圧着させて得られる
合わせガラスが用いられるようになっている。
該合わせガラス用中間膜として、たとえば、ブチラール
樹脂100重量部に可塑剤を25〜40重量部を加える
ことによって柔軟性を付与し、かつ耐衝撃性を改良して
いるものが提案されている(たとえば、特開昭47−1
2743号公報)、シかし、この可塑化ブチラール樹脂
膜は膜表面の粘着性が強いためにブロッキング防止の目
的で膜表面に重炭酸ソーダなどの粉末を散布させている
。このために接着加工をするさいに作業性が劣るという
欠点を有している。
さらに、これらのブチラール樹脂、セル口−ズ系樹脂の
ほかにもエチレン系の共重合体として種々提案されてい
る。その代表例として、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(特開昭48−28810号公報)、エチレン−メチル
メタクリレート共重合体(特開昭48−79817号公
報)、エチレン−アクリル酸共重合体(特開昭47−7
396号公報)、エチレン−酢酸ビニル共重合体のけん
化物(特開昭49−100105号公報)、エチレン−
アクリル酸共重合体の金属塩(特開昭50−25134
2号公報)およびエチレン−メタクリル酸共重合体(特
開昭49−59115号公報)があるが、得られる合わ
せガラスの透明性、耐白化性、接着性および耐貫通性の
点でかならずしも満足すべきものではない。
その上、エチレンとアクリル酸エステルまたは酢酸ビニ
ルにエチレン性不飽和カルボン酸あるいはその無水物を
グラフト共重合させることによって得られる変性物を合
わせガラスの中間膜として使用することが提案されてい
る(特開昭80−264348号公報)、しかし、この
変性物と複数のガラス板と接合するさいにこの中間膜で
ある変性物の厚さを均一にコントロールさせることが難
しい。
しかしながら、得られる中間膜を介在させた合わせガラ
スをたとえば60℃以上の温度で比較的長時間(たとえ
ば、36時間)放置させると、該中間膜が白化するとい
う問題がある。
、1が  しよ−と る・・ ベ 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち前記のごとき特性がすぐれているのみなら
ず、簡易な方法によって比較的高い温度で長時間放置し
たとしても耐白化性が良好(白濁しない)であり、かつ
合わせガラスを製造するために複数のガラスと接合させ
たとしても厚さを均一にコントロールすることが容易な
中間膜を得ることである。
。 占     ため   ゛よび 本発明にしたがえば、これらの問題点は、エチレンと共
重合割合が10〜45重量%である「(メタ)アクリル
酸エステルまた。はカルボン酸ビニルエステル」〔以下
「コモノマー成分(1)」と云う〕との共重合体に「α
、β−不飽和カルポン酸またはその無水物」 〔以下「
コモノマー成分(2)」と云う〕をグラフト共重合させ
ることによって得られた変性物のシートを電子線照射さ
せることを特徴とする合わせガラス用中間膜。
によって解決することができる。以下、具体的に説明す
る。
(A)コモノマー成分(1)およびその共重合割合本発
明において使われる共重合体の共重合成分であるコモノ
マー成分(1)は(メタ)アクリル酸エステルまたはカ
ルボン酸ビニルエステルであり1代表的なものの一般式
は下式〔(1)式および(TI )式〕で示されるもの
があげられる。
CH2= C(1) 0OR2 CH2=CH(II) COR5 (I)式および(II )式において、R,は水素原子
またはメチル基であり、R2およびR3は炭素数が1な
いし20個の直鎖状または分岐のアルキル基である。
該コモノマー(+)の代表例としては、メチルアクリレ
ート、メチルメタアクリレート、エチルアクリレート、
エチルメタアクリレート、n−ブチルアクリレート、n
−オクチルアクリレート、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ビニルブチレート、ビニルステアレートおよび酪
酸ビニルがあげられる。
本発明のエチレンとコモノマー成分(1)との共重合体
中のコモノマー成分(1)の共重合割合は10〜45重
量%であり、13〜40重量%が好ましく、特に15〜
40重量%が好適である。この共重合体中のコモ/マー
成分(1)の共重合割合が10重量%未満では、得られ
る中間膜の透明性がよくない。
一方、45重量%を越えた共重合体を使用したとしても
、本発明の特徴は発現するが、製造上および経済上好ま
しくない。
(8)共重合体 未発明において用いられる共重合体はエチレンと−ff
モ/−2−成分(1)とを500〜2,500 Kg/
 c m’の超高圧下、 120〜280℃の温度にお
いて、必要に応じて連鎖移動剤を用い、撹拌機付オート
クレーブまたはチューブラ−リアクターでパーオキサイ
ド(有機過酸化物)などの遊離基発生剤を使用してラジ
カル重合させることによって得られる。この共重合体の
製造方法についてはよく知られている。
この共重合体のメルトフローインデックス(JTS  
K7210にしたがい、条件4で測定、以下r MFR
J と云う)は、一般には0.05〜500 g/10
分であり、 0.1〜500 g/10分が望ましく、
とりわけ0.1〜300 g710分が好適である。 
 MFRが0.5g710分未満の共重合体を用いるな
らば、後記の変性物のMFRが低くなり過ぎるために成
形性がよくない。
(C)コモノマー成分(2)およびその使用割合このエ
チレンとコモノマー成分(1)との共重合体にコモノマ
ー成分(2)をグラフト共重合させることによって本発
明の変性物を得ることができる。
このコモノマー成分(2)は通常炭素数が多くとも20
個(好ましくは、16個以下)のα、β−不飽和カルポ
ン酸またはその無水物である。
該コモノマー成分(2)の代表例としては、アクリル酸
、メタアクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン
酸、シトラコン酸、無水マレイン酸、ナディック酸(I
り(3,El−エンドメチレン−1,2,3,6−チト
ラヒドローシスーフタル酸)、無水イタコン酸および無
水シトラコン酸があげられる。
ioo重量部の前記共重合体に対するコモノマー成分(
2)の使用割合は得られる変性物の物性および経済性の
点から0.05〜5.0重量部が望ましく、とりわけ0
.1〜5.0重量部が好適である。
(D)変性物およびその製造方法 本発明の変性物を製造するには、種々の公知の方法(た
とえば、溶液法、懸濁法、溶融法)によるいずれの製造
方法を採用することができる。
これらの製造方法のうち、その−例として溶融法によっ
て説明すると、一般の合成樹脂の分野において使用され
ている溶融混線4!1(たとえば、押出機)を用いて、
前記共重合体、コモノマー成分(2)および後記のラジ
カル開始剤を溶融混練しながら処理することによって得
ることができる。このさいの混練温度は使用する共重合
体およびラジカル開始剤の種類によって異なるが、使わ
れる共重合体の融点以上ないし330℃以下の温度範囲
である。一般には120〜270℃である。ラジカル開
始剤としては、2,5−ジエンチル−2,4−ジ(第三
級ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−5
,5−ジ(第三級ブチルパーオキシ)ヘキシン−3およ
びベンゾイルパーオキサイドのごとき有機過酸化物があ
げられる。
本発明の合わせガラス用中間膜を製造するさい、前記の
変性物のままシート状に成形して電子線を照射させても
よく、この変性物に後記の組成割合でカルボン酸エステ
ル系可塑剤を混合し、この混合物をシート状に成形して
電子線照射させてもよい。
(F)カルボン酸エステル系可塑剤 本発明において用いられるカルボン酸エステル系可塑剤
は一般にプラスチックに使われているものが使用される
。該可塑剤については、ラバーダイジェスト社編 ゛便
覧 ゴム・プラスチック配合薬品” (ラバーダイジェ
スト社、昭和49年発行)、第145頁ないし第181
頁に種類、物性などが記載されている。
該カルボン酸エステル系可塑剤の代表例としては、フタ
ル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、トリメリー2ト酸、クエン酸、オレイ
ン酸、リシノール酸、ステアリン酸およびラウリン酸の
ごときカルボン酸と炭素数が2〜40個のアルコールと
のエステルがあげられる。これらの可塑剤の代表例とし
ては、ジ(イソ)ブチルOフタレート、ジヘキシル・フ
タレート、ジイソデシル・2タレート、ブチル・オクチ
ル・フタレート、ジー2−オクチノ、し・2タレート、
オクチルeデシル・フタレート、ブチル・フタリル・ブ
チル・グリコレート、ジー(2−エチルヘキシル)アジ
ペート、オクチル参デシル−7ジペート、ベンジルオク
チル・アジペート。
ジー(2−エチルヘキシル)アゼレート、ジイソオクチ
ル・アゼレート、ジ(イソ)オクチル・セバケート、ジ
ー(2−エチルヘキシル)マレート、ジノニル・マレー
ト、ジー(2−エチルヘキシル)フマレート、トリー(
2−エチルヘキシル)トリメリテート、トリイソデシル
・トリメリテート、トリイソオクチル・トリメリテート
、トリー n−ブチル・シトレート、アセチル・トリー
(2−エチルヘキシル)シトレート、メトキシφエチル
・オレート、テトラヒドロ・フルフリル・オレート、ブ
チル・アセチル・リシルレート、グリセリル−モノリシ
ルレート、グリセリル・モノステアレート、ジエチレン
グリコール・ジステアレートがあげられる。さらに、ブ
チル・ココナツト・アルキル・フタレート、植物油脂肪
酸のエステル、ポリエチレングリコール番ジー(2−エ
チルφヘキソエート)も使用することができる。
(F)組成割合 前記共重合体100重量部に対するカルボン酸エステル
系可塑剤の混合割合は1.0〜30重量部であり 2.
0〜30重量部が望ましく、とりわけ2.0〜25重量
部が好適である。100重量部の共重合体に対するカル
ボン酸エステル系可塑剤の混合割合が1.0重量部未満
では、透明性および白化性の改良効果がみられない、一
方、30重量部を越えて添加したとしても、さらに効果
の向上がみられず、ブリードおよび樹脂物性の低下、中
間膜相互の粘着などの弊害があられれる。
(G)混合方法 本発明の合わせガラス用中間膜を製造するにあたり、共
重合体と前記可塑剤を均一に混合させる。混合方法とし
ては、オレフィン系重合体の分野において一般に行なわ
れているヘンシェルミキサー、タンブラ−のごとき混合
機を使ってトライブレンドしてもよく、バンバリー、押
出機およびロールミルのごとき混練機を用いて溶融混練
させる方法があげられる。このさい、あらかじめトライ
ブレンドし、得られる混合物を溶融混練させることによ
ってより均一な混合物を得ることができる。
この混合物を製造するにあたり、オレフィン系重合体の
分野において一般に使われている酸素。
光(紫外線)および熱に対する安定剤、帯電防止剤、滑
剤、核剤、顔料(着色剤)、加工性改良剤ならびに粘着
性改良剤のごとき添加剤を本発明の合わせガラス用中間
膜が有する特性(物性)をそこなわない範囲で添加して
もよい。
(l()シートの製造 本発明の合わせガラス用中間膜を製造するにあたり、前
記の変性物または変性物と可塑剤との組成物をシートに
成形する。シートの成形は熱可塑性樹脂の分野において
一般に用いられているT−グイフィルム、インフレーシ
□ン法およびカレンダー法によるフィルムを製造するさ
いに広く使用されている押出機を使ってフィルム状ない
しシート状に押出させることによって肉薄物を得ること
ができる。このさい、押出温度は300℃以下である。
以上あいずれの場合でも、肉薄物を製造した後、肉薄物
間または肉薄物と引取ロールなどとの接着を防止するた
めに水冷ロールまたは水槽中に急冷させることによって
透明性の良好な肉薄物が得られる。このようにして得ら
れる肉薄物の厚さは一般には5ミクロンないし2■層で
あり、 5ミクロンないし 1.5層層が望ましく、と
りわけ10ミクロンないし1.0+imが好適である。
(J)電子線架橋 このようにして得られるシートを電子線架橋させること
によって本発明の合わせガラス用中間膜を製造すること
ができる。
該電子線架橋を実施させる方法としては、コツククロフ
ト型、コツククロフトワルトン型、バンプグラフ型、絶
縁コア変圧器型、直線型、ダイナミドロン型、高周波型
、エレクトロカーテン型などの各種電子線加速器から電
子線を放出させる方法があげられる。照射線量は必要と
される被照射物の性能によって広い範囲で変えることが
できる。一般には 0.5〜200 M rad テあ
り、1.0〜200 Mradが望ましく、とりわけ1
.0〜150 M radが好適である。照射線量が0
.5Mrad未満では、架橋度が不充分である。一方、
200Mradを越えると1分子切断を生じ、架橋物の
物性が低下する。また、加速電圧は通常50〜100O
KVであり。
100〜100OKVが好マシく特ニ100〜300K
Vが好適である。
架橋時の雰囲気としては必要に応じて不活性ガス中で行
なうことが望ましい、この不活性ガスの代表例としては
、窒素、炭酸ガス、ヘリウムなどがあげられる。
このようにして得られる合わせガラス用中間膜はガラス
との接着性がすぐれているのみならず、耐熱水性および
耐貫通性も良好であり、しかも透明性がすぐれており、
さらに接着加工作業性も良好である。
また、以上の方法で得られる肉薄物の一部を染料で染色
してもよい。
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において使った変性物は下記
のようにして製造したグラフト共重合体である。
メチルメタクリレートの共重合割合が20.5重量%で
あるエチレン−メチルメタクリレート共重合体(MFR
9,1g/10分、以下rEMMAJと云う)100重
量部に2.0重量部の無水マレイン橢およゾo、sl 
1部のジクミルパーオキサイドをあらかじめヘンシェル
ミキサーを使って3分間トライブレンドを行なった。こ
の混合物を二輪のベント付押出機(径 30a+m)を
用いて樹脂温度が180℃および50回転/分の条件下
で溶融混練し、無水マレイン酸がグラフト共重合された
変性物〔以下「変性物(A)」 と云う〕を製造した。
この変性物(A)の一部を 180°Cにおいて6時間
減圧下で乾燥を行なった。核Ia気共鳴および赤外吸収
スペクトル法によって求めた無水マレイン酸のグラフト
量は1.35重量%であった(参考例1)。
参考例1において使用したEMMAのかわりに、メチル
メタクリレートの共重合割合が8.2重量%であるエチ
レン−メチルメタクリレート共重合体(MFR8,2g
/lG分)を用いたほかは、参考例1と同様にトライブ
レンドおよび溶融混線を行なった。得られた変性物〔以
下「変性物(B)」と云う〕の一部を減圧下で乾燥させ
た。参考例1と同様に求めた無水マレイン酸のグラフト
量は1.28重量%であった(参考例2)。
参考例1において使用したEHMAのかわりに、エチル
アクリレートの共重合割合が22.8重量%であるエチ
レン−エチルアクリレート共重合体共重合体(MFR4
2g/10分)を使い、また無水マレイン酸のかわりに
2.0重量部の無水イタコン酸を用いたほかは、参考例
1と同様にトライブレンドおよび溶融混線を行なった。
得られた変性物〔以下「変性物(C)」と云う〕の一部
を減圧下で乾燥させた。この変性物(C)の核磁気共鳴
および赤外吸収スペクトル法によって求めた無水イタコ
ン酸のグラフト量は1.02重量%であった(参考例3
)。
酢酸ビニルの共重合割合が25.0重量%であるエチレ
ン−88ビニル共重合体(MFR32,9g/10分)
100重量部に2.0重量部のメタアクリル酸および0
.5重量部のベンゾイルパーオキサイドをあらかじめヘ
ンシェルミキサーを使って3分間トライブレンドを行な
った。この混合物を二軸のベント付押出機(径 30■
)を用いて樹脂温度が130°Cおよび50回転/分の
条件下で溶融混練し、メタアクリル酸がグラフト共重合
された変性物〔以下「変性物(D)」と云う〕を製造し
た。この変性物(D)の一部を160℃において6時間
減圧下で乾燥を行なった。核磁気共鳴および赤外吸収ス
ペクトル法によって求めたメタアクリル酸のグラフト量
は0.86重量%であった(参考例4)。
参考例1において使ったEMMAのかわりに、メチルメ
タクリレートの共重合割合が23.7重量%であるエチ
レン−メチルメタクリレート共重合体(MFR17,3
g / 10分)を用い、また無水マレイン酸のかわり
に2.0重量部のマレイン酸を使用したほかは、参考例
1と同様にトライブレンドおよび溶融混線を行、なった
、得られた変性物〔以下「変性物(E)」と云う〕の一
部を減圧下で乾燥させた。参考例1と同様に求めたマレ
イン酸のグラフトaは1.06重量%であった(参考例
5)。
実施例 1〜13.比較例 1〜11 第1表に種類が示されている各変性物100重量部に対
して第1表に種類および添加量が示されている可塑剤を
あらかじめヘンシェルミキサーを使って3分間トライブ
レンドを行なった。得られた各混合物を押出機(径 4
0■)を用いて200°Cの温度で溶融混練を行なった
。得られた各混合物をTダイを備えた押出機(径 40
層l、ダイス幅30cm、回転数 85回転/分)を用
いてシリンダ一温度が(C,100℃、C2130℃、
c3170℃)およびダイス温度が160℃の条件で厚
さが0 、76+araのシートを製造した。
このようにして得られた各シートをエネルギーサイエン
スインコーポレーティF (Energ7Scienc
e Incorporated )社製のエレクトロカ
ーテン型の電子線加速機を用い、窒素雰囲気下で加速電
圧が1f15KVまたは+75KVおよび照射線量が8
0Mradまたは90Mrad  (片面ずつ均等に当
てた合計照射線量)で電子線照射を行なった。
このようにして得られた各シートをあらかじめそれぞれ
の表面が脱脂された二枚のガラス板(厚さ 2.5−m
)の間に介在させ、 140℃で10km/cm’(ゲ
ージ圧)の加圧下で20分間接着を行ない、合わせガラ
スを製造した。
得られた各合わせガラスをそれぞれのガラス間の 18
0度剥離試験をJIS  K13854にしたがって測
定した。また、ヘーズ(曇価)をASTM  [+−1
003にしたがって測定し、白化性は60℃の温度にお
いて36時間アニールさせた後、上記の方法でヘーズを
測定した。さらに、耐貫通性試験をJIS  R321
2にしたがい、 4mの高さから落下させて測定した。
また、耐熱水性試験をJIS  R3212にしたがっ
て測定した。また、二枚の前記のガラス板の間に介在さ
せた中間膜(シート)の厚みを二枚のガラス板の厚さを
差引くことによって求めた。それらの結果を第1表に示
す。
なお、全実施例ならびに比較例3および4によって得ら
れた合わせガラス板の耐貫通性試験を行なったが、いず
れも貫通しなかった。一方、その他の比較例によって得
られた合わせガラスは。
いずれも貫通した。比較例3および4によって得られた
合わせガラスの中間膜は電子線照射を行なったにもかか
わらず、全実施例およびその他の比較例によって得られ
た合わせガラスに比べて透明性がよくない、また、全実
施例ならびに比較例3および4ならびに電子線照射をし
ない比較例1および2によって得られた中間膜は比較例
5ないしlOによって得られた中間膜に比べ、厚さが均
一であり、目的とする膜厚のものが得られた。
全実施例によって得られた合わせガラスの耐熱水性試験
を行なったが、いずれも変化を認めることができなかっ
た。
え1立立」 本発明の合わせガラス用中間膜はその製造工程も含めて
下記のごとき効果を発揮する。
(])中間膜(肉薄物)の耐熱性がすぐれているので高
温においての剥離が起こらない。
(2)中間膜の含水量がほとんどないので、貼り合わせ
工程において水分管理が容易であり、製造工程が簡易で
ある。
(3)中間膜の耐水性がすぐれているため、高湿度下お
よび水中における剥離が起こらない。
(4)中間膜の接着性がすぐれており、しかも合わせガ
ラスの耐貫通性が良好である。
(5)透明性がすぐれ、熱処理後の白化がみられない。
(6)厚さが均一であり、かつ目的とする膜厚のものが
得られる。
本発明の合わせガラス用中間膜は以上のごとき効果を発
揮するために多方面にわたって利用することが可能であ
る0代表的な用途として、自動車のフロントガラスなど
のガラス、建築物の窓枠、船舶などのガラス、自動車以
外の車輌などの合わせガラス用中間膜があげられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エチレンと共重合割合が10〜45重量%である(メタ
    )アクリル酸エステルまたはカルボン酸ビニルエステル
    との共重合体にα,β−不飽和カルボン酸またはその無
    水物をグラフト共重合させることによって得られた変性
    物のシートを電子線照射させることを特徴とする合わせ
    ガラス用中間膜。
JP27409086A 1986-11-19 1986-11-19 合わせガラス用中間膜 Pending JPS63128032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27409086A JPS63128032A (ja) 1986-11-19 1986-11-19 合わせガラス用中間膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27409086A JPS63128032A (ja) 1986-11-19 1986-11-19 合わせガラス用中間膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63128032A true JPS63128032A (ja) 1988-05-31

Family

ID=17536840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27409086A Pending JPS63128032A (ja) 1986-11-19 1986-11-19 合わせガラス用中間膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63128032A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63230757A (ja) 樹脂組成物
AU675958B2 (en) Extrudable vinylidene chloride polymeric film
EP0274748A2 (en) Resin compositions and their use for preparing shaped articles
US4472485A (en) Stretched composite film
JP2849439B2 (ja) 成形体および多層構造体
JP3953606B2 (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物延伸フィルムの製造法
KR0161751B1 (ko) 농업용 폴리염화비닐 적층필림 및 그 제조방법
JPH0577371A (ja) 積層フイルム
JPS63128032A (ja) 合わせガラス用中間膜
JP2860128B2 (ja) 樹脂組成物及びその用途
JPS5955743A (ja) 樹脂積層物の製造方法
JP2009138139A (ja) オレフィン系重合体延伸フイルム
JP2003326554A (ja) 表面加飾用アクリルフィルム及びそれで加飾された成形体
JPH09187892A (ja) 多層積層体
JP2860127B2 (ja) 樹脂組成物及びその用途
JPS63151649A (ja) 合わせガラス用中間膜
JP3189174B2 (ja) 複合延伸フィルム
JP2835085B2 (ja) 2軸配向剛性熱可塑性構造物
JPS6341137A (ja) 合わせガラス用中間膜
JPS5913537B2 (ja) ネツカソセイジユシソセイブツ
JPH0538793A (ja) 熱成形用ポリプロピレン系樹脂積層体フイルム
JP4266391B2 (ja) 多層構造体
JP2940633B2 (ja) 樹脂組成物及びその用途
JPH03112836A (ja) 合せガラス
JPS6355141A (ja) 合わせガラス用中間膜