JPS63151649A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents

合わせガラス用中間膜

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JPS63151649A
JPS63151649A JP29676486A JP29676486A JPS63151649A JP S63151649 A JPS63151649 A JP S63151649A JP 29676486 A JP29676486 A JP 29676486A JP 29676486 A JP29676486 A JP 29676486A JP S63151649 A JPS63151649 A JP S63151649A
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JP
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weight
copolymer
laminated glass
modified product
ethylene
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JP29676486A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Iwashita
敏行 岩下
Shoji Aoki
青木 昭二
Kazuhiko Minowa
一彦 蓑輪
Hayashi Kurosawa
黒沢 林
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
    • B32B17/10Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/1055Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
    • B32B17/10743Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer containing acrylate (co)polymers or salts thereof

Landscapes

  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り炙二立■月±1 本発明はエチレン系共重合体をグラフト共重合させるこ
とによって得られる変性物を電子線照射させてなる合わ
せガラス用中間膜に関するものであり、耐水性、耐熱性
、耐衝撃性および接着加工作業性がすぐれているばかり
でなく、透明性も良好であり、しかも耐白化性もすぐれ
ている合わせガラスを製造し得る中間膜を提供すること
を目的とするものである。
良東ム且遣 自動車などの車輌、建築材料、船舶さらに衝撃作用をと
もなう設備などに使われている合わせガラスは、軽量化
、防振性向上、安全性向上などの目的で、二枚のガラス
板の間に熱可塑性樹脂(たとえば、ブチラール樹脂)を
中間層として介在させた後、加熱・圧着させて得られる
合わせガラスが用いられるようになっている。
該合わせガラス用中間膜として、たとえば、ブチラール
樹脂100重量部に可塑剤を25〜40重量部を加える
ことによって柔軟性を付与し、かつ耐衝撃性を改良して
いるものが提案されている(たとえば、特開昭47−1
2743号公報)。しかし、この可塑化ブチラール樹脂
膜は膜表面の粘着性が強いためにブロッキング防止の目
的で膜表面に重炭酸ソーダなどの粉末を散布させている
。このために接着加工をするさいに作業性が劣るという
欠点を有している。
さらに、これらのブチラール樹脂、セルローズ系樹脂の
ほかにもエチレン系の共重合体として種々提案されてい
る。その代表例として、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(特開昭49−28fllO号公報)、エチレン−メチ
ルメタクリレート共重合体(特開昭48−7!3817
号公報)、・エチレ゛ンーアクリル酸共重合体(特開昭
47−739θ号公報)、エチレン−酢酸ビニル共重合
体のけん化物(特開昭49−100105号公報)、エ
チレン−アクリル酸共重合体の金属塩(特開昭50−2
5842号公報)およびエチレン−メタクリル酸共重合
体(特開昭49−59115号公報)があるが、得られ
る合わせガラスの透明性、耐白化性、接着性および耐貫
通性の点でかならずしも満足すべきものではない。
その上、エチレンとアクリル酸エステルまたは酢酸ビニ
ルにエチレン性不飽和カルボン酸あるいはその無水物を
グラフト共重合させることによって得ら糺る変性物を合
わせガラスの中間膜として使用することが提案されてい
る(特開昭60−284348号公報)。しかし、この
変性物と複数のガラス板と接合するさいにこの中間膜で
ある変性物の厚さを均一にコントロールさせることが難
しい。
しかしながら、得られる中間膜を介在させた合わせガラ
スをたとえば60℃以上の温度で比較的長時間(たとえ
ば、38時間)放置させると、該中間膜が白化するとい
う問題がある。
が    し  −る。  へ 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち前記のごとき特性がすぐれているのみなら
ず、簡易な方法によって比較的高い温度で長時間放置し
たとしても耐白化性が良好(白濁しない)であり、かつ
合わせガラスを製造するために複数のガラスと接合させ
たとしても厚さを均一にコントロールすることが容易な
中間膜を得ることである。
。 占    るため    ゛よび 本発明にしたがえば、これらの問題点は、エチレンと共
重合割合が10〜45重量%である「(メタ)アクリル
酸エステルまたはカルボン酸ビニルエステル」〔以下「
コモノマー成分(1)」 と云う〕との共重合体に「α
、β−不飽和カルボン酸またはその無水物」 〔以下「
コモノマー成分(2)」と云う〕をグラフト共重合させ
ることによって得られた変性物100重量部に対して0
.O1〜5.0重量部のジベンジリデンソルビトールま
たは置換ジベンジリデンソルビトールを混合させること
によって得られる混合物のシートを電子線照射させるこ
とによって得られる合わせガラス用中間膜、 によって解決することができる。以下、具体的に説明す
る。
(A)コモノマー成分(1)およびその共重合割合本発
明において使われる共重合体の共重合成分であるコモノ
マー成分(1)は(メタ)アクリル酸エステルまたはカ
ルボン酸ビニルエステルであり、代表的なものの一般式
は下式〔(1)式および(II)式〕で示されるものが
あげられる。
CH2=C(I) 0OR2 CH2=CH(II) COR3 (I)式および(II )式において、R1は水素原子
またはメチル基であり、R2およびR3は炭素数が1な
いし20個の直鎖状または分岐のアルキル基である。
該コモノマー(1)の代表例としては、メチルアクリレ
ート、メチルメタアクリレート、エチルアクリレート、
エチルメタアクリレート、n−ブチルアクリレート、n
−オクチルアクリレート、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ビニルブチレート、ビニルステアレートおよび酪
酸ビニルがあげられる。
本発明のエチレンとコモノマー成分(1)トノ共重合体
中のコモノマー成分(1)の共重合割合は10〜45重
量%であり、13〜40重量%が好ましく、特に15〜
40重量%が好適である。この共重合体中のコモノマー
成分(1)の共重合割合が10重量%未満では、得られ
る中間膜の透明性がよくない。
一方、45重量%を越えた共重合体を使用したとしても
、本発明の特徴は発現するが、製造上および経済上好ま
しくない。
(B)共重合体 本発明において用いられる共重合体はエチレンとコモノ
マー成分(1)とを500〜2,500 Kg/ c 
m″の超高圧下、 120〜280℃の温度において、
必要に応じて連鎖移動剤を用い、撹拌機付オートクレー
ブまたはチューブラ−リアクターでパーオキサイド(有
機過酸化物)などの遊離基発生剤を使用してラジカル重
合させることによって得られる。この共重合体の製造方
法についてはよく知られている。
この共重合体のメルトフローインデックス(JIS  
K7210にしたがい1条件4で測定、以下r MFR
J と云う)は、一般には0.05〜5Hg/10分で
あり、 0.1〜500g/10分が望ましく、とりわ
け0.1〜300 g710分が好適である。  MF
Rが0.5g/10分未満の共重合体を用いるならば、
後記の変性物のMFRが低くなり過ぎるために成形性が
よくない。
(C)コモノマー成分(2)およびその使用割合このエ
チレンとコモノマー成分(1)との共重合体にコモノマ
ー成分(2)をグラフト共重合させることによって本発
明の変性物を得ることができる。
このコモノマー成分(2)は通常炭素数が多くとも20
個(好ましくは、16個以下)のα、β−不飽和カルボ
ン酸またはその無水物である。
該コモノマー成分(2)の代表例としては、アクリル斂
、メタアクリル醸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン
酸、シトラコン酸、無水マレイン酸、ナディック酸■(
3,6−ニンドメチレンー1.2,3.6−チトラヒド
ローシスーフタル酸)、無水イタコン酸および無水シト
ラコン酸があげられる。
100重量部の前記共重合体に対するコモノマー成分(
2)の使用割合は得られる変性物の物性および経済性の
点から0.05〜5.0重量部が望ましく、とりわけ0
.1〜5.0重量部が好適である。
([))変性物およびその製造方法 本発明の変性物を製造するには、種々の公知の方法(た
とえば、溶液法、懸濁法、溶融法)によるいずれの製造
方法を採用することができ−る。
これらの製造方法のうち、その−例として溶融法によっ
て説明すると、一般の合成樹脂の分野において使用され
ている溶融混線機(たとえば、押出機)を用いて、前記
共重合体、コモノマー成分(2)および後記のラジカル
開始剤を溶融混練しながら処理することによって得るこ
とができる。このさいの混線温度は使用する共重合体お
よびラジカル開始剤の種類によって異なるが、使われる
共重合体の融点以上ないし330℃以下の温度範囲であ
る。一般には120〜270℃である。ラジカル開始剤
としては、2.5−ジエンチル−2,4−ジ(第三級ブ
チルパーオキシ)ヘキサン、2.5−ジメチル−5,5
−ジ(第三級ブチルパーオキシ)ヘキシン−3およびベ
ンゾイルパーオキサイドのごとき有機過酸化物があげら
れる。
(E)ジベンジリデンソルビトール系化合物また1本発
明において用いられるジベンジリデンソルビトール系化
合物は、その代表的なものとして一般式が下式〔(■)
式〕で示されるものがあげられる。
0−C)1 CH−0H CH2−OH (IV)式において、R1およびR2は同一でも異種で
もよく、水素原子、塩素原子または炭素数が1〜8個(
好ましくは、 1〜8個)のアルキル基からなる群から
えらばれる。好ましいジベンジリデンソルビトール系化
合物の代表例としては、ジベンジリデンソルビトールな
らびにモノまたはジ−メチルジベンジリデンソルビトー
ル、エチルジベンジリデンソルビトール、プロピルジベ
ンジリデンソルビトール、ブチルジベンジリデンソルビ
トール、ヘキシルジベンジリデンソルビトールおよびク
ロルジベンジリデンソルビトールがあげられる。また、
R1およびR2のいずれかがアルキル基であり、他のR
1およびR2が水素原子、塩素原子または他のアルキル
であるジベンジリデンソルビトールも使用することがで
きる。
該ジベンジリデンソルビトール系化合物を前記変性物に
添加することにより、該変性物の白化性が減少し、透明
性が改良する。
(F)混合割合 変性物100重量部に対するジベンジリデンソルビトー
ル系化合物の混合割合は0.01〜5.0重量部であり
、0.05〜2.0重量部が望ましく、とりわけ0.1
〜1.0重量部が好適である。100重量部の変性物に
対するジベンジリデンソルビトール系化合物の混合側・
合が0.01重量部未満では、透明性の改良効果がみら
れない、一方、5.0重量部を越えて添加したとしても
、さらに透明性の向上がみられず、コスト的でも不利で
ある。
(G)混合方法 本発明の合わせガラス用中間膜を製造するにあたり、変
性物とジベンジリデンソルビトール系化合物を均一に混
合させる。混合方法としては、オレフィン系重合体の分
野において一般に行なわれているヘンシェルミキサー、
タンブラ−のごとき混合機を使ってトライブレンドして
もよく、バンバリー、押出機およびロールミルのごとき
混練機を用いて溶融混練させる方法があげられる。この
さい、あらかじめトライブレンドし、得られる混合物を
溶融混練させることによってより均一な混合物を得るこ
とができる。
この混合物を製造するにあたり、オレフィン系重合体の
分野において一般に使われている酸素、光(紫外線)お
よび熱に対する安定剤、帯電防止剤、滑剤、核剤、顔料
(着色剤)、加工性改良剤ならびに粘着性改良剤のごと
き添加剤を本発明の合わせガラス用中間膜が有する特性
(物性)をそこなわない範囲で添加してもよい。
(H)シートの製造 本発明の合わせガラス用中間膜を製造するにあたり、前
記の変性物または変性物と可塑剤との組成物をシートに
成形する。シートの成形は熱可塑性樹脂の分野において
一般に・用いられているT−グイフィルム、インフレー
ション法およびカレンダー法によるフィルムを製造する
さいに広く使用されている押出機を使ってフィルム状な
いしシート状に押出させることによって肉薄物を得るこ
とができる。このさい、押出温度は300℃以下である
以上のいずれの場合でも、肉薄物を製造した後、肉薄物
間または肉薄物と引取ロールなどとの接着を防止するた
めに水冷ロールまたは水槽中に急冷させることによって
透明性の良好な肉薄物が得られる。このようにして得ら
れる肉薄物の厚さは一般iこは5ミクロンないし2II
IIBであり、 5ミクロンないし 1 、5mmが望
ましく、とりわけ10ミクロンないし1.0mmが好適
である。
(J)電子線架橋 このようにして得られるシートを電子線架橋させること
によって本発明の合わせガラス用中間膜を製造すること
ができる。
該電子線架橋を実施させる方法としては、コツククロフ
ト型、コツククロフトワルトン型、バンプグラフ型、絶
縁コア変圧器型、直線型、ダイナミドロン型、高周波型
、エレクトロカーテン型などの各種電子線加速器から電
子線を放出させる方法があげられる。照射線量は必要と
される被照射物の性能によって広い範囲で変えることが
できる。一般には 0.5〜200 M radであり
、 1.0〜200Mradが望ましく、とりわけ 1
.0〜+50Mradが好適である。照射線量が0.5
Mrad未満では、架橋度が不充分である。一方、  
200Mradを越えると、分子切断を生じ、架橋物の
物性が低下する。また、加速電圧は通常50〜100O
KVであり、 100〜100OKVが好ましく特ニ1
00〜800KVが好適である。
架橋時の雰囲気としては必要に応じて不活性ガス中で行
なうことが望ましい、この不活性ガスの代表例としては
、窒素、炭酸ガス、ヘリウムなどがあげられる。
このようにして得られる合わせガラス用中間膜はガラス
との接着性がすぐれているのみならず、耐熱水性および
耐貫通性も良好であり、しかも透明性がすぐれており、
さらに接着加工作業性も良好である。
また、以上の方法で得られる肉薄物の一部を染料で染色
してもよい。
び 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において使った変性物は下記
のようにして製造したグラフト共重合体であり゛、また
使用したジベンジリデンソルビトール系化合物を下記に
示す。
〔(A)“変性物〕
メチルメタクリレートの共重合割合が22.5i量%で
あるエチレン−メチルメタクリレート共重合体(MFR
8,9g/lG分、以下rEMMAJと云う)100重
量部に2.0重量部の無水マレイン酸および0.5重量
部のジクミルパーオキサイドをあらかじめヘンシェルミ
キサーを使って3分間トライブレンドを行なった。この
混合物を二軸のベント付押出41!(径 30mm)を
用いてシリンダ一温度が(C1120℃、C2180℃
、C3170℃、04 170℃、05  180℃)
およびダイス温度が180℃および50回回転性の条件
下で溶融混練し、無水マレイン酸がグラフト共重合され
た変性物〔以下「変性物(a)」と云う〕を製造した。
この変性物(a)の一部を160℃において8時間減圧
下で乾燥を行なった。核磁気共鳴および赤外吸収スペク
トル法によって求めた無水マレイン酸のグラフト量は1
.12重量%であり、このグラフト物のMFRは0.8
g710分であった(参考例1)。
参考例1において使用したEMMAのかわりに、メチル
メタクリレートの共重合割合が7.8重量%であるエチ
レン−メチルメタクリレート共重合体(MFR7,2g
/10分)を用いたほかは、参考例1と同様にトライブ
レンドおよび溶融混線を行なった。得られた変性物〔以
下「変性物(b)」と云う〕の一部を減圧下で乾燥させ
た。参考例1と同様に求めた無水マレイン酸のグラフト
量は1.28重量%であり、MFRは0−5 g / 
10分であった(参考例2)。
参考例1において使用したENMAのかわりに、エチル
アクリレートの共重合割合が23.7重量%であるエチ
レン−エチルアクリレート共重合体共重合体(MFR4
1,2g/l(1分)を使い、また無水マレイン酸のか
わりに2.0重量部の無水イタコン酸を用いたほかは、
参考例1と同様にトライブレンドおよび溶融混練を行な
った。得られた変性物〔以下「変性物(C)」と云う〕
の一部を減圧下で乾燥させた。この変性物(C)の核磁
気共鳴および赤外吸収スペクトル法によって求めた無水
イタコン酸のグラフト量は1.08重量%であり、MF
Rは2.f1g/10分であった(参考例3)。
酢酸ビニルの共重合割合が25.0重量%であるエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(MFR20,5g/10分)
  100重量部に2.0重量部のメタアクリル酸およ
び0.5i[(i1部のベンゾイルパーオキサイドをあ
らかじめヘンシェルミキサーを使って3分間トライブレ
ンドを行なった。この混合物を二軸のベント付押出機(
径 30mm)を用いてシリンダ一温度が(C1120
℃、C2120℃、03 130℃、C4130℃、C
5135℃)およびダイス温度が135℃および50回
回転性の条件下で溶融混練し、メタアクリル酸がグラフ
ト共重合された変性物〔以下「変性物(d)」と云う〕
を製造した。
この変性物(d)の一部を160°Cにおいて6時間減
圧下で乾燥を行なった。核磁気共鳴および赤外吸収スペ
クトル法によって求めたメタアクリル酸のグラフト量は
0.86重量%であり、  MFRは 1.8g710
分であった(参考例4)。
参考例1において使ったEMMAのかわりに、メチルメ
タクリレートの共重合割合が23.7重量%であるエチ
レン−メチルメタクリレート共重合体(MFR17,3
g / 10分)を用い、また無水マレイン酸のかわり
に2.0重量部のマレイン酸を使用したほかは、参考例
1と同様にトライブレンドおよび溶融混線を行なった。
得られた変性物〔以下「変性物(e)」と云う〕の一部
を40℃において減圧下で乾燥させた。参考例1と同様
に求めたマレイン酸のグラフト量は1.0B重量%であ
り、 MFRは0.9g/10分であった(参考例5)
〔(B)ジベンジリデンソルビトール系化合物フジベン
ジリデンソルビトール系化合物として、ジベンジリデン
ソルビトール(以下r DBSJ と云う)、メチルジ
ベンジリデンソルビトール(以下rMe −oasJ 
と云う)、エチルジベンジリデンソルビトール(以下r
Et−DBSJと云う)、プロピルジベンジリデンソル
ビトール(以下rPr−DBSJ と云う)およびP−
クロロジベンジリデンソルビトール(以下rCI−DB
SJと云う)を用いた。
実施例 1〜11.比較例 1〜9 第9表に種類が示されている各変性物100重量部なら
びに第1表に種類および混合量が示されているジベンジ
リデンソルビトール系化合物をあらかじめヘンシェルミ
キサーを使って3分間トライブレンドを行なった。得ら
れた各混合物を押出機(径 40■)を用いて230°
Cの温度で溶融混線を行なった。得られた各混合物をT
ダイを備えたシート成形機を使用して樹脂温度が230
℃において厚さが0.78111のシートを製造した。
このようにして得られた各シートをエネルギーサイエン
スインコーボレーティ)’ (EnergyScien
ce Incorporated、)社製のエレクトロ
カーテン型の電子線加速機を用い、窒素雰囲気下で加速
電圧が185KVまたは175KVおよび照射線量が8
0Mradまたは90Mrad  (片面ずつ均等に当
てた合計照射線量)で電子線照射を行なった。
このようにして得られた各シートをあらかじめそれぞれ
の表面が脱脂された二枚のガラス板(厚さ 2.5■l
)の間に介在させ、140℃で10km/cm″(ゲー
ジ圧)の加圧下で20分間接着を行ない、合わせガラス
を製造した。
得られた各合わせガラスをそれぞれのガラス間のせん断
剥離試験をJIS  KB850にしたがって測定した
。また、ヘーズ(曇価)をASTM  0−1003に
したがって測定し、白化性は60℃の温度において38
時間アニールさせた後、そのまま15℃/時間の冷却速
度で除冷した。はぼ室温になった合わせガラスを上記の
方法で°ヘーズを測定した。さらに、耐貫通性試験をJ
IS  R3212にしたがい、4mの高さから落下さ
せて測定した。また、耐熱水性試験をJIS  R32
12にしたがって測定した。また、二枚の前記のガラス
板の間に介在させた中間膜(シート)の厚みを二枚のガ
ラス板の厚さを差引くことによって求めた。それらの結
果を第1表に示す。
(以下余白) なお、全実施例ならびに比較例1.3.4および5によ
って得られた合わせガラス板の耐貫通性試験を行なった
が、いずれも貫通しなかった。
一方、その他の比較例によって得られた合わせガラスは
、いずれも貫通した。全比較例によって得られた合わせ
ガラス用中間膜は、全実施例によって得られた合わせガ
ラスに比べて透明性がよくない、特に、比較例3および
4によって得られた合わせガラスは電子線照射を行なっ
たにもかかわらず、全実施例および他の比較例によって
得られた合わせガラスに比べて透明性がよくない、さら
に、全実施例ならびに比較例1.3,4および8によっ
て得られた中間膜は電子線照射をしない他の比較例によ
って得られた中間膜に比べて厚さが均一であり、目的と
する膜厚のものが得られた。
全実施例によって得られた合わせガラスの耐熱水性試験
を行なったが、いずれも変化を認めることができなかっ
た。
及1と肱ユ 本発明の合わせガラス用中間膜はその製造工程も含めて
下記のごとき効果を発揮する。
(1)中間膜(肉薄物)の耐熱性がすぐれているので高
温においての剥離が起こらない。
(2)中間膜の含水量がほとんどないので、貼り合わせ
工程において水分管理が容易であり、製造工程が簡易で
ある。
(3)中間膜の耐水性がすぐれているため、高湿度下お
よび水中における剥離が起こらない。
(4)中間膜の接着性がすぐれており、しかも合わせガ
ラスの耐貫通性が良好である。
(5)透明性がすぐれ、熱処理後の白化がみられない。
(6)厚さが均一であり、かつ目的とする膜厚のものが
得られる。
本発明の合わせガラス用中間膜は以上のごとき効果を発
揮するために多方面にわたって利用することが可能であ
る0代表的な用途として、自動車のフロントガラスなど
のガラス、建築物の窓枠、船舶などのガラス、自動車以
外の車輌などの合わせガラス用中間膜があげられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エチレンと共重合割合が10〜45重量%である(メタ
    )アクリル酸エステルまたはカルボン酸ビニルエステル
    との共重合体にα、β−不飽和カルボン酸またはその無
    水物をグラフト共重合させることによって得られた変性
    物100重量部に対して0.01〜5.0重量部のジベ
    ンジリデンソルビトールまたは置換ジベンジリデンソル
    ビトールを混合させることによって得られる混合物のシ
    ートを電子線照射させることによって得られる合わせガ
    ラス用中間膜。
JP29676486A 1986-12-15 1986-12-15 合わせガラス用中間膜 Pending JPS63151649A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072551A (ja) * 1992-12-17 1995-01-06 Sekisui Chem Co Ltd 中間膜及びそれを用いた合わせガラス

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5978958A (ja) * 1982-10-29 1984-05-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The 合わせガラス用中間膜組成物
JPS60264348A (ja) * 1984-06-08 1985-12-27 Kuraray Co Ltd 合せガラス

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