JPS63127187A - 感温作動素子 - Google Patents

感温作動素子

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Publication number
JPS63127187A
JPS63127187A JP27375686A JP27375686A JPS63127187A JP S63127187 A JPS63127187 A JP S63127187A JP 27375686 A JP27375686 A JP 27375686A JP 27375686 A JP27375686 A JP 27375686A JP S63127187 A JPS63127187 A JP S63127187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
actuating element
sensitive
niti
alloy
Prior art date
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Pending
Application number
JP27375686A
Other languages
English (en)
Inventor
澤田 和夫
悟 高野
奥田 繁
和彦 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、熱弾性型マルテンサイト変態をするNiT
i系合金からなる感温作動素子に関するものである。
[従来の技術および発明が解決しようとする問題点] 熱を感知して作動する感温作動素子としては、熱弾性型
マルテンサイト変態をする、いわゆる形状記憶合金から
なるものが従来より知られている。
熱弾性型マルテンサイト変態をする合金としては、NI
 Tl系合金やCu −Zn −A 11系合金が知ら
れているが、Ni Tl系合金をこのような感温作動素
子として用いる場合には、その熱伝導率が小さいために
、雰囲気温度に対する応答が遅いという問題点があった
。(のため、温度上昇に対して応答さする場合には、パ
ルス通電加熱等の通電によるジュール発熱で合金の温度
を上げ応答性を高めるなどの工夫がなされていた。
また、このような工夫を施すと新たに別の問題を生じた
。すなわら、Ni Tl系合金を用いて密着形状を記憶
したコイルばねの感温作動素子とした場合に、通電加熱
することによりコイルが収縮し、コイルを形成する巻線
が互いに接触してショートするという問題点を生じた。
Ni Ti系合金からなる感温作動素子を温度下降に対
して応答させる場合にも、やはり応答性を・高めるため
、空冷もしくは水冷などの冷却手段またはヒートシンク
などを挾み込むなどの工夫がなされていた。雰囲気温度
に対する応答性の問題は、特に温度下降に対して応答さ
せる場合に重要な問題となった。また、感温作動素子が
線径の太いワイヤや、あるいは厚みのある板状体である
場合には、さらに内部への熱伝導が悪くなるため、かか
る問題が顕著なものとなった。
それゆえに、この発明の目的は、雰囲気温度に対する応
答性が改良され、かつ通電°加熱した場合にもショート
しないようなNi Ti系合金からなる感温作動素子を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この発明では、上述の問題点を解消するため、Ni T
i系合金の表面にダイヤモンド被ぬをHQ 4ノること
を特徴としている。
ダイヤモンド被膜は、結晶質であってもよいし、いわゆ
る1−カーボンと称されるようなアモルファス状態のも
のであってもよい。また、被覆方法は、この発明におい
て特に限定されないが、NiTi系合金の再結晶温度以
下で被覆可能な方法が好ましい、このような方法として
、たとえば、プラズマCVD法や光CVD法等が挙げら
れる。この場合、次式に例示する化学反応により生成す
るダイヤモンドをNi Tl系合金の周囲に堆積させる
CH鴫十H2→C(ダイヤモンド)+382[作用] ダイヤモンドは熱伝導率が高く、またNi Tl系合金
の表面に設けられたダイヤモンド被膜には多数の凹凸が
形成されており、外部と接する表面積が大きくなってい
るので、この発明の感温作動素子は、周囲に対する熱伝
導が素♀く行なわれ、雰囲気温度に対する応答性が改善
される。
結晶質ダイヤモンドの熱伝導率は、I−カーボンよりも
高いので、より高速の温度応答性を求める場合には、ダ
イ・ヤモンド被膜を結晶質とすることが好ましい。
また、ダイヤモンドは電気絶縁性が高いので、この発明
の感温作動素子は、互いに接触し合っても接触点間でシ
ョートすることはない。1−カーボンの電気絶縁性は、
結晶質ダイヤモンドよりも優れているので、特に高い電
気絶縁性の必要な用途には、アモルファス状態の1−カ
ーボンからなるダイヤ”[ンド被膜を設けることが好ま
しい。
[実施例1 実施例1 20%冷間加工したTl−55111!%Ni合金線の
表面酸化層を機械的にラッピングして除去した後、マイ
クロ波(2450MHz )プラズマCVD法により、
C1(4および1」2を原料として、結晶質のダイヤモ
ンド被膜を0.5μmの厚みでコーティングし、第1図
に示すような断面を有する線材を作成した。第1図にお
いて、1はNiTi合金線、2はダイヤモンド被膜を示
す。
コーティングの際の線材の温度は500℃であり、線材
を線の軸方向に対して直線状に延ばした形状に保持しな
がら加熱することにより、コーティングとともに形状記
憶処理を施し感)a作e素子とした。比較として、ダイ
ヤモンド被膜をコーティングしていない線材も、同じ温
度で加熱し形状記憶処理を施し感温作動素子とした。
以上のようにして得られた感温作動素子を室温で曲げ変
形して所定の形状とした後、ドライヤで加熱して熱応答
性を評価した。その結果、この発明の感温作動素子は、
比較のダイヤモンド被膜をコーディングしていない感温
作動素子に比べ、約1.2倍の速度で元の直線形状に回
復し、優れた熱応答性を示した。
mしし 30%冷間加工した40.O重jji%Tl −55重
量%Ni−5,0重量%Cu合金板の表面酸化層を酸洗
浄により除去した一後、エキシマレーザを用いた光CV
D法により、CH,を原料ガスとして、結晶質のダイ(
7モンド被膜を0.7μmの厚みでコーティングし、第
2図に示すような断面を有する板状体を作成した。
コーティングの際、合金板の温度は470℃とし、フラ
ットな形状に保持しながら、コーティングするとともに
形状記憶処理を施し感温作動素子とした。また、比較ど
して、ダイヤモンド被膜をコーティングしていない合金
板についても、同じ温度で形状記憶処理を施し感温作動
素子とした。
これらの感温作動素子を室温で曲げ変形して所定の形状
とした後、65℃の温水に浸漬して、熱応答性を評価し
た。その結果、この発明の感温作動素子は、比較のダイ
ヤモンド被膜をコーティングしていない感温作動素子に
比べ、約1.5倍の速度で元のフラットな形状に回復し
、優れた熱応答性を示した。
実施例3 35%冷間加工したl”1−54.4重・聞%Ni合金
線の表面酸化層を機械的にラッピングして除去した侵、
エキシマレーデを用いた光CVD法により、結晶質ダイ
ヤモンド被膜を0.5μmの厚みでコーティングした。
この線材を冷間で密71形状にコイリングし【固定した
後、真空中で400℃、30分間の形状記憶処理を施し
感温作!l]素子とした。また、比較としてダイヤモン
ド被膜をコーディングしていない合金線についても同様
に、密着形状にコイリングして形状記憶処理を施し感温
作動素子とした。
以上のようにして得られた感温作動素子をバイアススプ
リングと組合わせCアクブーユエータとした。感温作動
素子にパルス通電加熱して、このアクチュエータを2方
向動作させ、感温作動素子の熱応答性を評価した。
その結果、この発明の感温作動素子は、比較のダイヤモ
ンド被膜をコーティングしていない感温作動素子に比べ
、通電をオン状態とした温度上昇時で約1.5倍、通電
をオフ状態とした温度下降時で約2倍の動作速度を示し
た。
また、比較の感温作動素子は、通電の際コイルを形成す
る巻線がnいに接触してショートしたのに対し、この発
明のダイ1アモンド被膜をコーティングした感温作動素
子は、密着状態となってもショートによる異常発熱を起
こすことはなかった。
以上の実施例では、ダイヤモンド被膜とし゛【結晶質の
ものを例示したが、アモルファス状態の1−力−ボンの
ダイヤモンド被膜をコーティングしてもよい。この場合
、特に電気絶縁性において優れた効果を発揮させること
ができる。
また、光CVD法として、実施例ではエキシマレーザを
用いたものを例示したが、その他の光CVD法であって
もよいことは言うまでもない。
しかしながら、低い温度で、ダイヤモンド被膜をコーデ
ィングできる方法であれば、冷間加工されたNi Tl
系合金の強度を低下させることはないので、形状記憶特
性、特に繰返し形状記憶特性の面からは、プラズマCV
D法やエキシマレーザを用いた光CVD法が好ましい。
また、コーティングの際のNi Ti系合金の加熱温度
を適宜選択することにより、ダイヤモンド被膜のコーデ
ィングと形状記憶処理とを同時に行なうことができ、製
造工程の簡略化を図ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の感温作動素子は、NI
 Tl系合金の周囲に熱伝導率の高いダイヤモンド被膜
が設けられているので、優れた温度特性を発揮する。特
に、温度下守に対する応答性において優れた効果が得ら
れる。
また、ダイヤモンド被膜は電気絶縁性を有するので、電
気絶縁性が要求される用途において、この発明の感温作
動素子は有効に利用され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の感温作動素子の線材の
断面を示す図である。第2図は、この発明の他の実施例
の板状感温作動素子の断面を示す図である。 図において、1はNI T+合金線、2はダイA7モン
ド肢膜、3はNI Ti Cu合金板、4はダイA7モ
ンド被膜を示す。 (1より1  ン 7+) 第1図 第2図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱弾性型マルテンサイト変態をするNiTi系合
    金からなる感温作動素子において、NiTi系合金の表
    面にダイヤモンド被膜を設けることを特徴とする、感温
    作動素子。
  2. (2)前記NiTi系合金は、Niが50〜60重量%
    で残部がTiよりなるNiTi系合金またはNiTi系
    合金のNiもしくはTiの一部がFe、Co、V、Zr
    、AlおよびCuからなる群より選ばれた1種以上の元
    素で置換されたNiTi系合金であることを特徴とする
    、特許請求の範囲1項記載の感温作動素子。
  3. (3)前記ダイヤモンド被膜が、プラズマCVD法によ
    り形成されたものであることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項記載の感温作動素子。
  4. (4)前記ダイヤモンド被膜が、光CVD法により形成
    されたものであることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項記載の感温作動素子。
  5. (5)前記NiTi系合金が10%以下の冷間加工を施
    されていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記
    載の感温作動素子。
JP27375686A 1986-11-17 1986-11-17 感温作動素子 Pending JPS63127187A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115537764A (zh) * 2022-10-14 2022-12-30 哈尔滨工业大学 金刚石与金属的连接方法、焊接接头及微波窗

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115537764A (zh) * 2022-10-14 2022-12-30 哈尔滨工业大学 金刚石与金属的连接方法、焊接接头及微波窗
CN115537764B (zh) * 2022-10-14 2024-04-02 哈尔滨工业大学 金刚石与金属的连接方法、焊接接头及微波窗

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