JPS63126849A - p−ヒドロキシフエニルグリシンの製造法 - Google Patents

p−ヒドロキシフエニルグリシンの製造法

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JPS63126849A
JPS63126849A JP27282686A JP27282686A JPS63126849A JP S63126849 A JPS63126849 A JP S63126849A JP 27282686 A JP27282686 A JP 27282686A JP 27282686 A JP27282686 A JP 27282686A JP S63126849 A JPS63126849 A JP S63126849A
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JP
Japan
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ammonium salt
salt
ammonium
hydroxyphenylglycine
additive
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Pending
Application number
JP27282686A
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English (en)
Inventor
Akihiro Mashiba
真柴 昭宏
Tadashi Fujii
正 藤井
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発F14ハp−ヒドロキシフェニルグリシンの製造法
に関する。
p−ヒドロキシフェニルグリシンはβ−ラクタム系抗生
物質たとえばアモキシシリン、セフイドロキシル、セフ
ァトリジンなどに用いられるD−p−ヒドロキシフェニ
ルグリシンの原料として極めて重要な化合物である。
〔従来の技術〕
p−ヒドロキシマンデル酸のアルカリ金属塩をアンモニ
アあるいはアンモニウム塩と水溶液中。
100℃〜135℃に加熱して反応させる方法は既に知
られている(特開昭55−15414号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記方法(特開昭55−15414号)は、溶
媒の沸点以上の反応温度であり、かつ。
圧力1.75 Kp / cm2(G)というきびしい
条件であるために、原料である塩化アンモニウムおよび
副生ずる食塩による反応容器の腐食がはなはだ激しいと
いう欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、上記方法を改良してp−ヒドロキ
シフェニルグリシンの工業的製造に適した方法とするべ
く鋭意検討した結果、p−ヒドロキシマンデル酸をアン
モニウム塩とし、水溶媒中で80℃以上100℃未満に
加熱すれば反応容器を腐食することなくp−ヒドロキシ
フェニルグリシンを生成せしめること、無機酸あるいは
有機酸のアンモニウム塩を併用すると、p−ヒドロキシ
フェニルグリシンを高収率で得ることができること等の
驚くべき結果を見出した。
本発明は、上記知見により完成されたものである。本発
明を更に詳細に説明すると、原料であるp−ヒドロキシ
マンデル酸アンモニウムti必f Lも高純度である必
要はない。又、結晶として単離されたものばかりでなく
、この化合物合成終了後の溶液をそのtま使用しても何
ら差支えない。
反応温度は80℃以上100℃未満であれば特に制限は
ないが80℃〜95℃が好ましい。反応は通常50〜4
0時間で完結する。
添加剤として使用する無機酸あるいは有機酸のアンモニ
ウム塩は水溶液中、80℃以上において解離を起こすも
のであれば特に制限はない。添加剤の具体的代表剤とし
ては、ギ威アンモニウム。
酢酸アンモニウム、シュウ酸アンモニウム、安息香酸ア
ンモニウム等の有機酸アンモニウムおよびリン酸−アン
モニウム、リン酸二アンモニウム。
ホウ酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、硫酸アンモニ
ウム、塩化アンモニウム等の無機酸アンモニウムが挙げ
られるが、酢酸アンモニウムおよびリン酸二アンモニウ
ムが好ましい。
アンモニウム塩の使用量は原料のp−ヒドロキシマンデ
ル酸アンモニウム1モルに対し、 −塩基酸のアンモニ
ウム塩を使用する場合は約2〜10モル、好ましくは約
5〜5モルがよく、又、多塩基酸のアンモニウム塩を使
用する場合は結合するアンモニアのモル数が前記と同じ
モル数となるよりな甘がよい。
反応液からの目的物の単離は通常の方法でよく極めて容
易に高品質のp−ヒドロキシフェニルグリシンを得るこ
とができる。即ち1反応終了後10℃〜15℃に冷却し
て析出した結晶を戸数するだけでよい。このとき必要に
応じて水およびア七トンにて洗浄すればより一層効果的
である。
〔発明の効果〕
本発明によると水の沸点以下という穏和な条件下で反応
させるために、従来の方法では避けられなかった反応容
器の腐食を大幅に減少させることができること1反応機
内に必要以上な圧力がかからないことから特殊な耐圧容
器を用いなくても安全に作業が行なえることなど工業的
製造法としては優れた効果を有している。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 ガラス製耐圧容器にp−ヒドロキシマンデル酸アンモニ
ウム4−5 ? (24,o mmol) 、酢酸アン
モニウム5.5 ff (72mmol)および水5・
52を加え90℃で、55時間反応させる。反応後反応
液を冷却し、析出した結晶をF取し、水洗し、乾燥させ
る。!:、P−ヒドロキシフェニルグリシン3・2t(
収率80%)が得られる。このものはNMR。
工Rにおいて別途合成した標準品と完全に一致した。な
お、P液、洗液を合したP液中にp−ヒドロキシフェニ
ルグリシンが高速液体クロマトグラフィーにより確認さ
れ、定量した結果0.39 (収率7.5%)含まれて
いた。単離したp−ヒドロキシフェニルグリシンと合せ
ると、収率は87.5%となる。
実施例2〜5 酢酸アンモニウムに変えて種々の添加剤を加え実施例1
と同様に反応を行い、同様に処理すると次表のような結
果が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)水溶媒中、p−ヒドロキシマンデル酸アンモニウム
    あるいはp−ヒドロキシマンデル酸アンモニウムと添加
    物との混合物を密閉容器中、80℃以上100℃未満に
    加熱することを特徴とするp−ヒドロキシフェニルグリ
    シンの製造法。 2)添加物が有機酸あるいは無機酸のアンモニウム塩で
    ある特許請求の範囲第1項のp−ヒドロキシフェニルグ
    リシンの製造法。 3)添加物が酢酸アンモニウム又はリン酸二アンモニウ
    ムである特許請求の範囲第1項のp−ヒドロキシフェニ
    ルグリシンの製造法。
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