JPS63126720A - 合成樹脂製屈曲中空成形品の製造方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、合成樹脂製中空成形品、殊に二次元または
三次元的な合成樹脂パイプ、ダクトなどの中空成形品の
製造装置、より詳細にはブロー成形方法による合成樹脂
製中空成形品の製造方法及び装置に関する。

〈従来技術とその問題点〉 この種の製造装置としては、特開昭５５−２１２３９号
公報に、押出機のダイヘッドと、型締装置間で移送され
る下金型が、ターンテーブルに２個設置してあり、この
ダイヘッドをパリソン押出位置にセットされた下金型に
対してｘ、ｙ、ｚ各軸方向への移動用のモータの駆動制
御により、前後、左右、上下動可能に装備さた製造装置
が記載され開示されているが、この製造装置では下金型
のターンテーブルの駆動、ダイヘッドの移動に大きな駆
動力が必要であると共に、その移動機構は製造装置全体
を複雑、大型化し、かつダイヘッドのパリソン押出用下
向きノズルから押出された溶融パリソンを下金型の二次
元または三次元的に刻設したキャビティ内に倣い受入れ
るには、ダイヘッドの移動御部プログラムを精度の高い
ものとせねばならず、製造装置は高価なものとなる。こ
の種の他の例としては特開昭６１−４１５２２号公報の
ものが有る。

一方、前記と相違し押出機のパリソン押出機用横向きノ
ズルを完全に固定し、下金型を前後、左右、上下自在に
移動させ、パリソンを下金型のキャビティに沿い収納す
る製造装置が、特開昭５３−５６２６２号公報に開示さ
れているが、前記ノズルは横向きのため、押出された直
後の溶融パリソンが、下方へだれ、表裏フィルム同士が
吹込み成形以前に相互に融着してしまう虞れがあると共
に、複雑な形状の金型キャビティへのパリソンの倣い開
始を位置決めするのし上手間がかかると共に、パリソン
をこのキャビティに能率良く倣わせ送り込むには今−歩
の感がある。

更に、曲がり部を有する中空成形品の肉厚を均一にすべ
く下金型のキャビティ内にパリソン位置規制用のピンが
上下型の型合わせ動作に応じて前記キャビティ内から退
避可能に設けた装置として特開昭６０−１８３２８号公
報が有るが、下金型のキャビティ内にパリソン位置規制
用のピンが設けであるため、上下型の型合わせ毎でブロ
ー成形時にピンを後退せねばならず曲がり部を有する中
空成形品の成形方法は中々面倒であり、かつ装置も複雑
である。

また、特公昭６１＝３２１２８号公報における雌、雄−
組の成形用割金型の接合面は凹の屈曲部キャビティと、
凸の屈曲部キャビティに各々成形され、雌金型のキャビ
ティ内にパリソン空気吸引用の小孔が適宜数設けである
一方、雄金型のキャビティ内に加熱空気吹き出し用の小
孔が適宜数設けてあり、パリソンを先ず空気吸引用の小
孔で雌金型に向けて吸引すると共に、雄金型をパリソン
に向けて前進送りしつつ前記加熱空気吹き出し用の小孔
から加熱空気を吹き出し、パリソンを雌金型のキャビテ
ィに押圧するごとく雌金型にパリソンを吸着後、雌雄金
型を型締し、パリソンをこのキャビティ形状、即ち曲管
状にブロー成形するものであり、この曲管の成形方法で
は、雄、雌金型に前記小孔群を穿設せねばならず、これ
ら金型の構造が複雑になると共に金型への空気吸引及び
加熱空気吹き出し用の附帯設備が必要となり、また成形
できる曲管の形状もほぼくの字形の物に限定され、その
汎用性に今−歩の感がある。

前記特公昭６１−３２１２８号より分割された先行技術
である特開昭６１−１７９７１８号公報においては、−
組の成形用割り金型間に押出機のダイよりパリソンを垂
下供給し、これに対して水平方向より、成形すべき曲管
の形状に符合する形状の凸屈曲面部を先端に有する案内
具をパリソンに向けて前進させ、パリソンをこの案内具
の凸屈曲面部に形成した溝に倣って押圧変形させつつ、
これら割り金型のキャビティの半割り曲管形状部に接近
させた後、案内具を後退させ、この間に曲管に変形させ
たパリソンを一方の割り金型のキャビティ内に設けた適
宜数の空気吸引用小孔を介してキャビティに吸着させ、
この状態で一組の成形用割り金型を型締めし、パリソン
を曲管にブロー成形するものであり、前記親出願同様、
金型の構造は複雑であると共に、案内具は曲屈曲面とし
てあるため、略前進方向に凸のくの字の曲管形状以外は
正確にパリソンをブロー成形出来ない欠点を有している
。

く問題点を解決するための手段〉 この発明は押出機から押出成形され両端を閉止された所
定長さのパリソンを水平な搬送テーブル上で水平に横倒
支持し、この搬送テーブルの水平移動に伴い、下金型に
隣接した位置にパリソンを搬送し、次いで、この搬送テ
ーブル面からこれと隣接した前記下金型のキャビティー
位置まで、これらの上面に沿って水平移動可能に装備し
たパリソン押圧部材によって、搬送テーブル面上の前記
パリソンを、前記搬送テーブルの移動方向と直角な方向
で、下金型に刻設したキャビティの外周縁に沿いその合
わせ面に植設した固定ピンに突当たるまで移動させ、前
記押圧部材の前面の前記キャビティの外周縁形状に符合
して形成した倣い押圧面で、このパリソンを下金型のキ
ャビティ形状に倣い変形させ、該パリソンを下金型キャ
ビティに入れ、この状態で前記パリソン内に加圧空気吹
込み針を刺し込み、上金型を下金型に合わせ、かつ前記
下金型の固定ピンを上金型の逃げ穴に収納した状態で、
上下金型のキャビティ内に収納したパリソンを屈曲中空
成形品にブロー成形加工することを特徴とする合成樹脂
製屈曲中空成形品の製造方法とすることにより、前記問
題点を解決し、金型キャビティ内にパリソンを簡嘔な機
構により確実に導き、所望形状の合成樹脂製中空成形品
を製造出来るようにした方法である。

第２の発明は押出機で押出成形された所定長さのパリソ
ンを上下金型のキャビティ内に供給し、屈曲中空成形品
をブロー成形する製造袋口において、 押出機の固定ダイヘッドの下方に、このダイヘッドから
押出成形されるパリソンを受取り水平に支持する搬送テ
ーブルが、水平往復移動可能に機枠に装備され、この搬
送テーブルの前進方向前方には、この搬送テーブルの移
動方向と直角方向で、下金型に形成したキャビティの幅
方向へ前記搬送テーブル面上からキャビティ位置までこ
れらの上面に沿い水平往復動可能な押圧部材が機枠に装
備してあり、この前記搬送テーブルが下金型に接する側
と反対側の前記キャビティの外周縁に沿い、下金型の合
わせ面に複数のパリソン屈曲用の固定ピンが植設してあ
り、これら固定ピンの逃げ孔が。

上金型の合わせ面に穿設してあり、前記押圧部材の前面
は、前記固定ピンと向かい合い、前記下金型のキャビテ
ィの外周縁形状に符合して形成した押圧面としてあり、
前記押出機の固定ダイヘッドの近傍には、パリソン一端
を密封切断するカッターが設けてあり、上下金型の合わ
せ位置にはキャビティ内のパリソンに突き刺さる圧力空
気注入針が機枠に前記上、下金型に対して進退自在に設
けてあることを特徴とする合成樹脂製屈曲中空成形品の
製造装置とすることにより、前記問題点を解決し、金型
キャビティ内にパリソンを簡単な機構により確実に導き
、所望形状の合成樹脂製中空成形品を製造出来るように
した装置である。

く効　果〉 本件合成樹脂製屈曲中空成形品の製造方法において、押
出機から押出成形され両端を閉止された所定長さのパリ
ソンを水平な搬送テーブル上で水平に横倒支持し、この
搬送テーブルの水平移動に伴い、下金型に隣接した位置
にパリソンを搬送し、次いで、この搬送テーブル面から
これと隣接した前記下金型のキャビティ位置まで、これ
らの上面に沿って水平移動可能に装備したパリソン押圧
部材によって、搬送テーブル面上の前記パリソンを、前
記搬送テーブルの移動方向と直角な方向で、下金型に刻
設したキャビティ外でその外周縁に沿いその合わせ面に
植設した固定ピンに突当たるまで移動させ、前記押圧部
材の前面の前記キャビティの外周縁形状に符合して形成
した倣い押圧面で、このパリソンを下金型のキャビティ
形状に倣い変形させ、該パリソンを下金型のキャビティ
内に入れ、この状態で前記パリソン内に加圧空気吹込み
針を刺し込み、加圧空気を吹き込み予備成形した後、上
金型を下金型に合わせ、かつ前記下金型の固定ピンを上
金型の逃げ穴に収納した状態で、上下金型のキャビティ
内に位置するパリソンを屈曲中空成形品にブロー成形加
工するため、上、下金型の構造を複雑にすることなく、
前記押出機から搬送されてくるパリソンを前記押圧部材
の往復動により下金型のキャビティ内に円滑に供給する
ことが出来るとともに、下金型のキャビティ外でその外
周縁に沿いその合わせ面に植設した固定ピンに、押圧部
材の倣い押圧面でこの搬送されてきたパリソンを押し当
て変形させるため、仮りにキャビティがＳの字、Ｗの字
状のように平面凹凸に屈曲した形状であっても、また少
なくとも二次元的に屈曲した形状であっても、対応する
キャビティ形状に完全にパリソンを倣い変形でき、かつ
キャビティに空気吸引用、加熱空気吹き出し用の小孔を
全く穿設する必要なく、所望の屈曲中空管を製造できる
。

下金型のキャビティに供給されるパリソンの両端は、既
に前記搬送テーブル上で閉止され、この状態でパリソン
を下金型のキャビティ内に収納するため、上、下金型を
あわせてブロー成形加工する際に、従来のように金型内
でパリソン上端を喰い切る工程を必要とせず単にキャビ
ティが刻設された構造簡単な上、下金型を利用して、屈
曲管を製造できる。

次に本件合成樹脂製屈曲中空成形品の製造装置において
、前記製造方法を実施できる上に、前記下金型のキャビ
ティの外でその外周縁に沿い、下金型の合わせ面に複数
のパリソン屈曲用の固定ピンが植設してあり、これら固
定ピンの逃げ孔が、上金型の合わせ面に穿設してあるた
め上、下金型を合わせブロー成形する際に、前記固定ピ
ンを合わせ面から退避させ埋没させる複雑な退避機構を
下金型内に組み込む必要がなく、また、前記押圧部材の
前面は、前記固定ピンと向かい合い５前記下金型のキャ
ビティの外周縁形状に符合して形成した押圧面としてあ
り、かつ押圧部材が前記搬送テーブルの移動方向と直角
方向で、下金型に形成したキャビティの幅方向へ前記搬
送テーブル面上からキャビティ位置までこれらの上面に
沿い水平往復動可能に機枠に装備してあるため、所定長
さの空気封入パリソンを下金型のキャビティ真上に、金
型からの空気の吸引作用、熱風吹き出し作用を伴わずに
、純機械的に供給し、かつ固定ピンにパリソンを押し当
てることで、対応するキャビティ形状に正確に倣い変形
できる。

更に、上下金型の合わせ位置にはキャビティ内のパリソ
ンに突き刺す圧力空気注入針が機枠に進退自在に設けで
あるため、固定ピンと押圧部材により両側からはさまれ
、倣い変形したパリソン内にその一端部からブロー成形
以前に圧力空気を注入でき、この圧力空気により、パリ
ソンを下金型のキャビティ内に完全に密着収納させるこ
とができ、この状態で上、下金型を合わせ、前記圧力空
気を注入で予備成形されたパリソンをブロー成形し、所
望形状の屈曲管を製造することができる。

〈実施態様〉 本件製造装置に係る発明の代表的な実施態様を図に基づ
き説明する。

第１図、第２図において、Ａは押出機であり、この押出
機Ａの下向きの固定ダイ１０の下方に、このダイヘッド
１０から下方へ押出成形されるパリソンＰを受取り水平
に支持するヒータ内蔵の搬送テーブル２０が、このダイ
ヘッド１ｏ下から下金型３０の間で水平往復移動可能に
機枠１１に装備されている。

４０はパリソン押圧部材であり、駆動装置である流体圧
シリンダ装置により、前記搬送テーブル２０の移送方向
に対して直角な方向で、この搬送テーブル２０の水平な
上面からこれと隣接した下金型３０のキャビティ３１位
置まで、この搬送テーブル２０と下金型３０の各上面に
沿い水平往復移動可能に、前記搬送テーブル２０の前進
方向前方位置において前記機枠１１に装備されている。

この搬送テーブル２０が前記した金型３ｏに接する側と
反対側の前記下金型３０のキャビティ３１の外周縁に沿
い、かつこのキャビティ３１の外側で、下金型３０の合
わせ面、即ち上面には、複数のパリソン屈曲用の固定ピ
ン３２が垂直に植設してあり、好適には、前記押圧部材
４０の前面に向は凸となるキャビティ３１の外周縁部分
にのみこの固定ピン３２を配置する。

これら固定ピン３２の逃孔３３は、前記下金型３０と対
の上金型３４の合わせ面に穿設してある。

前記押圧部材４０の前面は、前記固定ピン３２と向かい
合い、前記下金型３０のキャビティ３１の外周縁形状に
符合して、即ち前記３１の水平面内で二次元的に前記３
１の輪郭形状に符合して形成した押圧面４１としてある
。

前記ダイヘッド１０の近傍には、前記搬送テーブル２０
上に載置され、ダイヘッド１０に連なるパリソンＰ端部
を密封切断するカッター５０が設けである。

前記上下金型３０．３４の合わせ位置には、キャビティ
３０内の空気封入パリソンＰ０にその一端部から突き刺
さる圧力空気注入針６０が前記機枠１１に上下金型３０
．３４に対して進退自在に設けである。

く作　用〉 前記のように構成した本件製造装置の作用を、前記実施
態様に基づいて、本件製造方法と併せて説明する。

二次元的に屈曲した屈曲管を製造する時には、先ず前記
ダイヘッド１０より下向きに押し出されるパリソンのＰ
の先端を、前記搬送テーブル２゜の上面で受け、この搬
送テーブル２ｏの前進動によりパリソンＰを押圧部材４
０方向へ水平に搬送する。この搬送開始直後に、このパ
リソンＰの先端を前記カッター５０で密封する。以後、
搬送テーブル２０の前進動中、前記ダイヘッド１０がら
パリソンＰ内に圧力空気を送り続け、かっヒータにより
パリソンＰを加温しパリソンＰの形状を円筒形状に維持
し、ダイヘッド１ｏから押し出され搬送テーブル“２０
上で載置されるパリソンＰの長さが所定寸法に達した時
に、パリソンＰを前記カッター５０によりダイヘッド１
０よりで密封切断し、両端が閉止された空気封入パリソ
ンＰ。とする。

このパリソンＰ。を更に搬送テーブル２ｏにより前進送
りし、前記押圧部材４０の前面に送り込んだ状態で、搬
送テーブル２ｏをこの位置に停止する。次いで、押圧部
材４０をこの搬送テーブル２０上面に沿い下金型３０に
向は前進させ、前記空気封入パリソンＰ０を、上金型３
４が上昇離反した状態の下金型３０のキャビティ３１上
へ供給すると同時に、前記押圧面４１によりこの空気封
入パリソンＰ、を前記固定ピン３２に押し付け。

下金型３０のキャビティ３１の平面輪郭形状に倣い変形
させる。

この際、前記圧力空気封入針６０を下金型３゜のキャビ
ティ３２内に位置する空気封入パリソンＰ０の一端部に
突き刺し、この空気封入パリソンＰ０内に圧力空気を供
給し、はゾ完全に空気封入パリソンＰ０を下金型３ｏの
キャビティ３１の内面に密着する如く予備成形する。

次いで、押圧部材４０を下金型３０外へ後退させ、かつ
搬送テーブル２ｏを後退させ原位置へ復帰させるととも
に、上金型３４を下金型３ｏに合わせ、通常通り、前記
収納したパリソンＰ０　をブロー成形し、上下金型３０
．３４のキャビティ形状を有する所望屈曲中空管を、パ
リソンの喰い切り工程なしに製造する。このように製造
した屈曲中空管は、上下金型３０．３４から取り出され
。

閉止されたその両端部を必要に応じて切断し、例えば自
動車空調用のダクトとして使用される。

次に、三次元的に屈曲した屈曲管を製造する時には、上
、下金型３０．３４のキャビティ３１が三次元的に屈曲
したものを使用し、また前記搬送テーブル２０として、
その上面が５例えば下金型３０のキャビティ３１形状の
垂直面への投影形状に符合して屈曲形成された搬送テー
ブル２０を用意し、かつ前記押圧面４１が前記キャビテ
ィ３１の形状の水平面への投影形状に符合して屈曲形成
してある押圧部材４０を使用する。以下の製造方法は、
前記二次元屈曲管の場合と同様である。

〈実施態様特有の効果〉 前記は搬送テーブル２０によるパリソンの搬送時に、パ
リソンを加温する製造方法の態様においては、この搬送
中にパリソンが冷却固化せず、上下金型への搬送、成形
に支障をきたすおそれがない。搬送テーブル２０上で所
定長さの両端閉止のパリソンＰ０　を製造する製造方法
の態様においては、押出機から下金型へのパリソンＰ０
の搬送工程と、このパリソンＰ０の製造工程を単一の搬
送テーブル２ｏ上において行なえるため、全体の製造方
法を簡単にできる。

前記押圧部材４０に対して凸となる前記キャビティ３１
の外周縁部分に沿ってのみ、前記固定ピン３２を、この
下金型３０の合わせ面に植設した製造装置の態様なおい
ては、少ない本数の固定ピン３２により、２次元屈曲管
を適確に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明に係るもので、第１図はこの製造方法の
代表的な実施態様の概略平面図、第２図は搬送テーブル
、押圧部材と下金型の関係を示す概略正面図、第３図は
その平面図、及び第４図は押出機の固定ダイヘッドと搬
送テーブルの関係を示す概略正面図である。 図中の主な記号の説明 １０・・・・固定ダイヘッド、 ２０・・・・搬送テーブル。 ３０・・・・下金型、　　　　３２・・・・固定ピン。 ４ｏ・・・・押圧部材。 手続補正書　　　６ 昭和６１年１２月２４日 特許庁長官　黒田明雄　殿　−菖 １、事件の表示 昭和６１年特許願第２７３６９５号 ２、発明の名称 合成樹脂製屈曲中空成形品の製造方法及びその装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所　　埼玉県用ロ市上青木４−１１−８名称　　株式
会社　プ　ラ　コ　− 代表者杉浦祥吉 ４、代理人〒１０４ 東京都中央区八重洲２−６−１３幸田ビル、補正の内容 明細書において、下記事項を補正する。 １）第９頁４行目と５行目間に次の文言を加入する。 「　また、ダイより円筒状のパリソンを開いている金型
間へ垂下供給し、そのパリソンの片面のみが下金型のキ
ャビティに沿い接触し移動させていく前記特開昭５５−
２１２３９号、特開昭６１−４１５２２号各公報記載の
従来技術においては、溶融状態にあるパリソンのうち、
下金型のキャビティに接触した側が、他の非接触側より
速く冷却され、パリソン全体が片影れしその形状が、吹
き込み成形以前に崩れ易く、パリソン外表面に撓み、し
わが発生し易くなる。加えて、下金型のキャビティに接
触する側のパリソン片面においても、下金型に最初に接
触するパリソン先端部と、最後に接触するパリソン末端
部とでは。 下金型に接触し冷却される時間に差が生じパリソンの肉
圧が不均一となる傾向がある。この肉圧差を解消すべく
下金型にパリソン保温用ヒータを装着することも一考で
あるが、逆に吹込み成形時における金型の冷却時間に長
くなり、全体の成形時間が長くなる欠点を有している。 ２）第１８頁１０行目及び１１行目を次の通り訂正する
。 「パリソンＰ内に圧力空気を送り続け、かつ前記搬送テ
ーブル２０内に埋設したヒータにより搬送テーブル２０
上面に押し出され載置されたパリソンＰの下面を加温し
、パリソンＰの搬送テーブル２０と接触した下面側がそ
の上面側より先に冷却するのを阻止し、パリソンＰの全
体形状を円」 ３）第２０頁１８頁乃至２０行目を次の通り補正する。 「では、搬送テーブル２０上において所定寸の両端閉止
した前記パリソンＰ０全体をその押出し時から下金型３
０への搬送中、一様な温度に加温し、温度差による偏肉
、しわの発生を解消し、前記ダイヘッド１０から押出さ
れたパリソンＰ。を片崩れなく円筒形状を維持した状態
で下金型３０側へ搬送でき、前記押圧部材４０によりこ
の円筒形状のパリソンＰ０　を一括して挿入でき、下金
型のキャビテとパリソンＰ０の接触時間をその全長にわ
たり均一化し、金型内での吹込み成形以前にパリソンＰ
０　を金型内で加温する工程及び省略でき、金型でパリ
ソンの冷却固化のみを行えば良くなり、製品の生産能率
を向上できる。 また、搬送テーブル２０上で所定長さの両端閉止の」

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）押出機から押出成形され両端を閉止された所定長さ
   のパリソンを水平な搬送テーブル上で水平に横倒支持し
   、この搬送テーブルの水平移動に伴い、下金型に隣接し
   た位置にパリソンを搬送し、次いで、この搬送テーブル
   面からこれと隣接した前記下金型のキャビティ位置まで
   、これらの上面に沿って水平移動可能に装備したパリソ
   ン押圧部材によって、搬送テーブル面上の前記パリソン
   を、前記搬送テーブルの移動方向と直角な方向で、下金
   型に刻設したキャビティ外でその外周縁に沿いその合わ
   せ面に植設した固定ピンに突当たるまで移動させ、前記
   押圧部材の前面の前記キャビティの外周縁形状に符合し
   て形成した倣い押圧面で、このパリソンを下金型のキャ
   ビティ形状に倣い変形させ、該パリソンを下金型のキャ
   ビティ内に入れ、この状態で前記パリソン内に加圧空気
   吹込み針を刺し込み、加圧空気を吹き込み予備成形した
   後、上金型を下金型に合わせ、かつ前記下金型の固定ピ
   ンを上金型の逃げ穴に収納した状態で、上下金型のキャ
   ビティ内に位置するパリソンを屈曲中空成形品にブロー
   成形加工することを特徴とする合成樹脂製屈曲中空成形
   品の製造方法。 ２）前記搬送テーブルによるパリソンの搬送時に、パリ
   ソンを加温する特許請求範囲第１項記載の合成樹脂製屈
   曲中空成形品の製造方法。 ３）前記パリソンの先端を先ず閉止し、次いでパリソン
   が所定長さに達するまで、搬送テーブルを水平移動させ
   た時点で、パリソン後端を切断封止し、所定長さの空気
   封入のパリソンとする特許請求の範囲第１項記載の合成
   樹脂製屈曲中空成形品の製造方法。 ４）押出機で押出成形された所定長さのパリソンを上下
   金型のキャビティ内に供給し、屈曲中空成形品をブロー
   成形する製造装置において、押出機の固定ダイヘッドの
   下方に、このダイヘッドから押出成形されるパリソンを
   受取り水平に支持する搬送テーブルが、前記ダイヘッド
   下から下金型の間を水平往復移動可能に機枠に装備され
   、この搬送テーブルの前進方向前方には、この搬送テー
   ブルの移動方向と直角方向で、下金型に形成したキャビ
   ティの幅方向へ前記搬送テーブル面上からキャビティ位
   置までこれらの上面に沿い水平往復動可能な押圧部材が
   機枠に装備してあり、この前記搬送テーブルが下金型に
   接する側と反対側の前記キャビティの外周縁に沿い、下
   金型の合わせ面に複数のパリソン屈曲用の固定ピンが植
   設してあり、これら固定ピンの逃げ孔が、上金型の合わ
   せ面に穿設してあり、前記押圧部材の前面は、前記固定
   ピンと向かい合い、前記下金型のキャビティの外周縁形
   状に符合して形成した押圧面としてあり、前記押出機の
   固定ダイヘッドの近傍には、パリソン一端を密封切断す
   るカッターが設けてあり、上下金型の合わせ位置にはキ
   ャビティ内のパリソンに突き刺さる圧力空気注入針が機
   枠に前記上下金型対して進退自在に設けてあることを特
   徴とする合成樹脂製屈曲中空成形品の製造装置。 ５）前記固定ピンは押圧部材に対して凸となるキャビテ
   ィの外周縁部分に沿ってのみ、下金型の合わせ面に植設
   してある特許請求の範囲第４項記載の合成樹脂製屈曲中
   空成形品の製造装置。 ６）前記上、下金型のキャビティ形状は二次元的に屈曲
   しており、前記搬送テーブルの上面は水平としてあると
   ともに、前記押圧部材の押圧面は水平面内で二次元的に
   キャビティ形状に符合して屈曲している特許請求の範囲
   第４項記載の合成樹脂製屈曲中空成形品の製造装置。 ７）前記上、下金型のキャビティ形状は三次元的に屈曲
   しており、前記搬送テーブルの上面は、前記キャビティ
   形状の垂直面への投影形状に符合して屈曲しており、ま
   た前記押圧部材の押圧面は前記キャビティ形状の水平面
   への投影形状に符合して屈曲形成してある特許請求の範
   囲第４項記載の合成樹脂製屈曲中空成形品の製造装置。