JPS6312430Y2 - - Google Patents

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JPS6312430Y2
JPS6312430Y2 JP8387981U JP8387981U JPS6312430Y2 JP S6312430 Y2 JPS6312430 Y2 JP S6312430Y2 JP 8387981 U JP8387981 U JP 8387981U JP 8387981 U JP8387981 U JP 8387981U JP S6312430 Y2 JPS6312430 Y2 JP S6312430Y2
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JP
Japan
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magnetic sheet
tension plate
sheet
bank
magnetic
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JP8387981U
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JPS57195666U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フレキシブルな磁気シートと磁気
ヘツドとの当りを改善したシートレコーダに関す
る。
一般に、シートレコーダにおいて、磁気シート
に対する磁気ヘツドの当て方は、第1図および第
2図に示すようになつている。すなわち、磁気シ
ート1を固定側のテンシヨンプレート2上にその
まま載置し、その磁気シート1の中心部をテンシ
ヨンプレート2の中心を貫通する回転軸3端に固
定するとともに、テンシヨンプレート2に半径方
向に穿設した長孔4内を移動する磁気ヘツド5
を、前記磁気シート1の下面に接触させるように
している。また、前記テンシヨンプレート2は磁
気シート1を回転させることによつて生じる遠心
力とエアーの流れによつて磁気シート表面を円滑
に張る機能を有する。さらに、磁気ヘツド5はテ
ンシヨンプレート2の上面より約10ミクロン突出
していて、磁気シート1との接触を維持するよう
になつている。
ところが、この磁気シート1に対する磁気ヘツ
ド5の当り方は極めて微妙で、磁気シート1の柔
軟性や回転速度などに応じて変位する。例えば、
磁気シート1の回転が高速になると、磁気ヘツド
5の突き上げ作用が働いて、磁気シート1が定常
的に波状にうねるスタンデイングウエーブ現象を
起こしてしまう。このため磁気シート1がテンシ
ヨンプレート2上でばたつき、結果としてこれが
磁気ヘツド5とのスペーシングロスとなり、記録
再生特性の悪化を招くこととなる。
ところで、この磁気シート1の磁気ヘツド5に
対する当りを悪くする原因をみると、磁気シート
1の回転によつて、この磁気シート1とテンシヨ
ンプレート2との間隙に生じるエアーが、これら
の外周方向にそのまま流出するため、この間隙中
にそのエアーの流れを乱す凸部すなわち磁気ヘツ
ド5があると、そのエアーが磁気シート1の周辺
で乱流となり、これにより磁気シート1がばたつ
いてしまう。
また、10〜数10ミクロン程度の薄い磁気シート
1にあつては、遠心力を受けて多少の張力が作用
するとはいえ、磁気シート1が磁気ヘツド5に当
接すると、磁気シート1面はその接触抵抗のため
反作用の力を受け、フリーな状態にある磁気シー
ト1をたたいたことと同じ状態になる。これによ
つて、剛性との相関で、磁気シート1のスタンデ
イングウエーブ現象が生じることにある。
そこで、この考案は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたせのであつて、テンシヨン
プレートの磁気シート外周に対応する部分にリン
グ状のバンクを突設することにより、磁気シート
の回転によつて生じるエアーの流れと磁気シート
のテンシヨンを適当に得るようにして、磁気シー
トの磁気ヘツドに対する当りを安定化、適正化し
たシートレコーダを提供するものである。
以下、この考案の実施例を図面について具体的
に説明する。
第3図はこの考案にかかるシートレコーダのテ
ンシヨンプレート11の平面図である。また第4
図および第5図はこの考案にかかるテンシヨンプ
レート11に磁気シート12を載せた状態におけ
る上記第3図のA−A線断面図である。
先ず、第3図において、テンシヨンプレート1
1はシートレコーダ本体に固定されて取付けられ
ている。
このテンシヨンプレート11の中心には、この
プレート11の中心を貫通して回転軸13が設け
られている。この回転軸13の上端には、シート
嵌合部が設けられており前記磁気シート12の中
心を保持している。そして、この回転軸13が駆
動機構により回転操作されることにより磁気シー
ト12がテンシヨンプレート11上において回転
操作される。14,15は大径および小径のリン
グ状のバンクであり、前記テンシヨンプレート1
1の外周縁側にバンク14が又内周縁側にバンク
15が取付けられている。そして、これら両バン
ク14,15間のテンシヨンプレート11には、
このテンシヨンプレート11を上下に貫通する複
数の通気孔16,17がリング状に配設されてい
る。すなわち、通気孔16は上記バンク14の内
周縁側に沿つて、又通気孔17は上記バンク15
の外周縁側に沿つてリング状に上記テンシヨンプ
レート11を貫通して複数配設されている。18
は磁気ヘツド19が移動する長孔である。
従つて、このシートレコーダは、上記テンシヨ
ンプレート11上に載置される上記磁気シート1
2に対して、その下面側で磁気ヘツド19が上記
長孔18内において上記磁気シート12の径方向
に対向移動させることができ、上記磁気ヘツド1
9によつて高速回転する磁気シート12に情報信
号を記録又は再生することができるようになつて
いる。
次に、第4図は、上述のように構成されたテン
シヨンプレート11において、磁気シート12と
上記テンシヨンプレート11間のエアーの流れを
解かり易くした原理的な断面図である。この第4
図に示すように、本考案にかかるテンシヨンプレ
ート11にあつては、これの上に磁気シート12
を載せて回転させると、この磁気シート12とテ
ンシヨンプレート11との間のエアーの流れ方向
は矢印a方向となり、通気孔17より吸い込まれ
るエアーとともに通気孔16からテンシヨンプレ
ート11外に排出される。
すなわち、磁気シート12が回転させられる
と、磁気シート12とテンシヨンプレート11と
の間のエアーは遠心力によつて磁気シート12の
外周側へ導かれる。しかし、磁気シート12とテ
ンシヨンプレート11と間の外周縁側には、上記
バンク14が形成されており、上記エアーの外周
への逃げが防止され、上記バンク14の内周壁に
突き当たつたエアーは上記バンク14の内周縁に
おいて上記テンシヨンプレート11に設けられる
通気孔16から強制的に排出される。
また、上記バンク15は、磁気シート12とテ
ンシヨンプレート11間に流入されるエアーを上
記通気孔17からだけとし、エアーが多方向から
不規則に流入するのを防いでいる。そして、この
ように磁気シート12とテンシヨンプレート11
間に流入されるエアーに方向性を与えることによ
りテンシヨン変動の安定化を図り、上記磁気シー
ト12に加わるテンシヨン効率を高めるように作
用させている。
また、前記磁気シート12に回転により、この
磁気シート12の上面においてもエアーは遠心力
によつて矢印b方向に流れるが、このエアーは何
ら磁気シート12に対し拘束力を与えていない。
従つて、第5図に示すように、記録又は再生時
であつて磁気シート12が高速の定常回転状態に
あつては、前記エアーの矢印a方向の流れること
によつて、この磁気シート12とテンシヨンプレ
ート11間の気圧密度が減少し、上記磁気シート
12がテンシヨンプレート11側に吸い寄せられ
る。一方、外周のバンク14と磁気シート12外
周との間にはエアー層の発生による乱流が生じ
ず、ほぼ接触に近い状態となる。つまり、矢印a
方向のエアーの流れによつて、磁気シート12が
バンク14,15間でテンシヨンプレート11側
に引張力が与えられ、これにより磁気ヘツド19
に対する磁気シート12の当りが安定化するので
ある。
ところで、上記矢印a方向のエアーの流れによ
つて生じるバンク14と磁気シート12周辺との
密着力が増大しすぎると、磁気シート12がシー
トプレート11の上面に張り付いてしまつたり、
大きな回転力の負荷損失となる場合がある。この
結果、回転軸の駆動モータをパワーアツプする必
要が生じ、効率が悪くなる場合が考えられる。
そこで、かかる場合には、第6図に示すよう
に、磁気シート12の外周にのぞむテンシヨンプ
レート11上の一部に例えば高さが1ミリ以内の
突起20を一体に取付けることによつて、磁気シ
ート12のテンシヨンプレート11に対する吸い
着き力の過剰を防止できる。すなわち、その突起
20の部位でエアーの流れが生じ、今までバンク
14の全周に亘つて作用していたテンシヨンがそ
の部位で緩み、磁気シート12の回転負荷を減少
できる。なお、この場合において、磁気ヘツド1
9を接触させる部位をその突起20がある部位か
らずらせるように、設置位置の選定を任意に行
う。つまり、磁気ヘツド19が当たる部分にのみ
強いテンシヨンをかけ、他に過剰なテンシヨンを
欠けないように工夫する。また、磁気シート12
の回転軸13における支持高さを、各バンク1
4,15の高さよりも稍低く設定すると、回転軸
13が内側のバンク15より低いことにより磁気
シート12とプレート11の中心軸付近からの吸
い込みが防げ、通気孔17から有効にエアーを吸
い上げることができる。
なお、前記磁気シート12は塩化ビニール等の
帯電しやすい合成樹脂シートからなるので、これ
の各バンク14,15の材料として導電材料を用
いることが望ましい。
以上説明した如く、この考案によれば、固着さ
れたテンシヨンプレート上に回転磁気シートを支
持させ、上記シートの下面に磁気ヘツドを径方向
に対向移動させて記録又は再生を行うシートレコ
ーダにおいて、前記磁気シートの外周付近に対応
する位置のテンシヨンプレート上にリング状に突
設されたバンクと、上記バンクの内方の上記テン
シヨンプレート上に少なくとも2つの同心円上に
配設されたそれぞれ複数個の通気孔部とを備え、
上記通気孔部の内周側通気孔から上記磁気シート
と上記テンシヨンプレートの間隙を通り上記通気
孔部の外周側通気孔へ向かう空気流通路を設けた
ことによつて、磁気シート外周からのエアーの通
過を防止することができ、磁気シートのスタンデ
イングウエーブを未然に防止して、磁気シートの
テンシヨンプレートに対する適度な吸着力を生起
せしめることができる。よつて、上記磁気シート
の磁気ヘツドに対する当りを適正化、安定化し、
磁気シートに対する記録、再生特性の改善を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のテンシヨンプレートの正面断面
図、第2図は同じく平面図である。第3図はこの
考案におけるテンシヨンプレートの平面図、第4
図は第3図のA−A線における断面図、第5図は
高速回転時の磁気シートの変形状態を示す第4図
と同部位の断面図であり、第6図は他の実施例の
平面図である。 11……テンシヨンプレート、12……磁気シ
ート、13……回転軸、14,15……バンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固着されたテンシヨンプレート上に回転磁気シ
    ートを支持させ、上記シートの下面に磁気ヘツド
    を径方向に対向移動させて記録又は再生を行うシ
    ートレコーダにおいて、 前記磁気シートの外周付近に対応する位置のテ
    ンシヨンプレート上にリング状に突設されたバン
    クと、 上記バンクの内方の上記テンシヨンプレート上
    に少なくとも2つの同心円上に配設されたそれぞ
    れ複数個の通気孔部とを備え、 上記通気孔部の内周側通気孔から上記磁気シー
    トと上記テンシヨンプレートの間隙を通り上記通
    気孔部の外周側通気孔へ向かう空気流通路を設け
    たことを特徴とするシートレコーダ。
JP8387981U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6312430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8387981U JPS6312430Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8387981U JPS6312430Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57195666U JPS57195666U (ja) 1982-12-11
JPS6312430Y2 true JPS6312430Y2 (ja) 1988-04-09

Family

ID=29879274

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JP8387981U Expired JPS6312430Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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