JPS63123847A - コンクリ−ト用吸水性骨材及びそれを使用するコンクリ−ト強化施工法 - Google Patents
コンクリ−ト用吸水性骨材及びそれを使用するコンクリ−ト強化施工法Info
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- JPS63123847A JPS63123847A JP26959886A JP26959886A JPS63123847A JP S63123847 A JPS63123847 A JP S63123847A JP 26959886 A JP26959886 A JP 26959886A JP 26959886 A JP26959886 A JP 26959886A JP S63123847 A JPS63123847 A JP S63123847A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B20/00—Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
- C04B20/10—Coating or impregnating
- C04B20/1018—Coating or impregnating with organic materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、吸水性骨材、特に所定時間の経時後に水分を
吸収するコンクリート用吸水性骨材及びそれを使用する
コンクリート強化施工法に関する。
吸収するコンクリート用吸水性骨材及びそれを使用する
コンクリート強化施工法に関する。
(従来の技術)
コンクリートの打設、特に建築現場のように断面が複雑
であったり薄いもの、またml筋量の多い部材用のコン
クリートを打設する場合、打設に必要な流動性を得るた
めに、コンクリートに対して過剰な水が配合される。す
なわち、従来このような用途のコンクリートには、セメ
ントの硬化に必要な水分量であるセメントの30%以下
の水に対して、40〜60%の水が配合されている。
であったり薄いもの、またml筋量の多い部材用のコン
クリートを打設する場合、打設に必要な流動性を得るた
めに、コンクリートに対して過剰な水が配合される。す
なわち、従来このような用途のコンクリートには、セメ
ントの硬化に必要な水分量であるセメントの30%以下
の水に対して、40〜60%の水が配合されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このように過剰の水を配合したコンクリ
ートには種々の問題が生じてくる。まず、第1に、過剰
な水の配合によって、全体の水/セメント比が大きくな
ることは、硬化コンクリートの強度低下につながる。
ートには種々の問題が生じてくる。まず、第1に、過剰
な水の配合によって、全体の水/セメント比が大きくな
ることは、硬化コンクリートの強度低下につながる。
さらに、コンクリートへの過剰な水の添加は、ブリージ
ングの原因となる。そして、ブリージングが発生すると
、ブリージング水によってコンクリート上部の水/セメ
ント比が大きくなり、この部分の強度が低下し、脆弱な
レイタンス層が形成され、ブリージング水の移動に伴っ
て骨材や鉄筋の下面の空隙を作ってペーストの付着を妨
げ、コンクリート全体の耐力が低下し、さらにはコンク
リート表面をブリージング水が流れるためにコンクリー
ト直仕上に移るまでの時間が非常に長くなり、全作業時
間が長くなる等の問題が生じる。
ングの原因となる。そして、ブリージングが発生すると
、ブリージング水によってコンクリート上部の水/セメ
ント比が大きくなり、この部分の強度が低下し、脆弱な
レイタンス層が形成され、ブリージング水の移動に伴っ
て骨材や鉄筋の下面の空隙を作ってペーストの付着を妨
げ、コンクリート全体の耐力が低下し、さらにはコンク
リート表面をブリージング水が流れるためにコンクリー
ト直仕上に移るまでの時間が非常に長くなり、全作業時
間が長くなる等の問題が生じる。
このような過剰水の添加による問題点を解決するために
、従来よりコンクリートに減水剤等の混和剤を添加して
コンクリートの流動性を低下させずに水の配合量を減ら
したり、コンクリートの型枠に透水性を持たせて、ブリ
ージング水を外部へ逃す工夫が行なわれているが、いず
れも過剰水の添加による問題を完全に解決することはで
きなかった。
、従来よりコンクリートに減水剤等の混和剤を添加して
コンクリートの流動性を低下させずに水の配合量を減ら
したり、コンクリートの型枠に透水性を持たせて、ブリ
ージング水を外部へ逃す工夫が行なわれているが、いず
れも過剰水の添加による問題を完全に解決することはで
きなかった。
すなわち、本発明の目的は、コンクリート打設に必要な
流動性を損なわずに、しかも過剰水によって引き起こさ
れる従来のコンクリートの問題点を解決することにある
。
流動性を損なわずに、しかも過剰水によって引き起こさ
れる従来のコンクリートの問題点を解決することにある
。
(問題点を解決するための手段)
そこで本発明者らは、上記の問題点を解決するべく研究
を重ねた結果、セメントの硬化後にコンクリート内部で
過剰水分を吸収して固定することができれば、未硬化状
態のコンクリートの流動性を損なわずに、しかもブリー
ジング水の生成も防いで、ブリージングに伴う問題も解
決できることに想到し、本発明をなすに至った。
を重ねた結果、セメントの硬化後にコンクリート内部で
過剰水分を吸収して固定することができれば、未硬化状
態のコンクリートの流動性を損なわずに、しかもブリー
ジング水の生成も防いで、ブリージングに伴う問題も解
決できることに想到し、本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、(1)経時融解材で表面被覆した吸
水性骨材から成ることを特徴とするコンクリート用吸水
性骨材及び、(2)コンクリートのブリージング水生成
時に融解する経時融解材で表面被覆した吸水性骨材から
成るコンクリート用吸水性骨材を、打設現場でコンクリ
ートに混入してからコンクリートを打設することを特徴
とする吸水性骨材を使用するコンクリート強化施工法で
ある。
水性骨材から成ることを特徴とするコンクリート用吸水
性骨材及び、(2)コンクリートのブリージング水生成
時に融解する経時融解材で表面被覆した吸水性骨材から
成るコンクリート用吸水性骨材を、打設現場でコンクリ
ートに混入してからコンクリートを打設することを特徴
とする吸水性骨材を使用するコンクリート強化施工法で
ある。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明のコンクリート用吸水性骨材として用いられる吸
水材には、例えば(ア)特開昭58−154710号に
記載の三級アミン基を有するビニル単量体とカルボキシ
ル基を有するビニル単量体から成る両性高吸水性樹脂、
特開昭61−83204号に記載の酸性ビニル単量体と
塩基性ビニル単量体から成る耐塩性に優れたビーズ状高
吸水性樹脂等の吸水能力が約30倍にも達する有機吸水
材、あるいは(イ)いわゆる乾燥材と呼ばれるシリカゲ
ル、ゼオライト、無水石膏等又は(つ)軽量骨材等の多
孔質材料があげられるが、もちろんこれに限定されるも
のではなく、コンクリート中の余剰水に対する吸水能力
のあるもので、コンクリート成分に対して不活性なもの
であれば何でもよい。
水材には、例えば(ア)特開昭58−154710号に
記載の三級アミン基を有するビニル単量体とカルボキシ
ル基を有するビニル単量体から成る両性高吸水性樹脂、
特開昭61−83204号に記載の酸性ビニル単量体と
塩基性ビニル単量体から成る耐塩性に優れたビーズ状高
吸水性樹脂等の吸水能力が約30倍にも達する有機吸水
材、あるいは(イ)いわゆる乾燥材と呼ばれるシリカゲ
ル、ゼオライト、無水石膏等又は(つ)軽量骨材等の多
孔質材料があげられるが、もちろんこれに限定されるも
のではなく、コンクリート中の余剰水に対する吸水能力
のあるもので、コンクリート成分に対して不活性なもの
であれば何でもよい。
本発明の吸水性骨材に被覆使用する経時融解材は、コン
クリート中へ本発明の吸水性骨材を混入する段階では、
吸水材を被覆してセメントの硬化に必要な水分を吸水す
ることを妨げ、所定時間の経過後、ブリージング水が生
成するようになってから融解して、内蔵吸水材に反応余
剰水分を吸水させるものである。このような経時融解材
としては、例えばゼラチンを基材とするカプセル、親水
性ゼラチン、澱粉オブラート等がある。また経時融解材
の融解時間は、材料組成、被覆層厚等の選択によって適
宜に調整できるが使用するコンクリートの配合組成によ
って決定すべきものである。
クリート中へ本発明の吸水性骨材を混入する段階では、
吸水材を被覆してセメントの硬化に必要な水分を吸水す
ることを妨げ、所定時間の経過後、ブリージング水が生
成するようになってから融解して、内蔵吸水材に反応余
剰水分を吸水させるものである。このような経時融解材
としては、例えばゼラチンを基材とするカプセル、親水
性ゼラチン、澱粉オブラート等がある。また経時融解材
の融解時間は、材料組成、被覆層厚等の選択によって適
宜に調整できるが使用するコンクリートの配合組成によ
って決定すべきものである。
上記のような吸水材と経時融解材を使って本発明の吸水
性骨材を製造する方法は、特に限定されるものではない
が、例えば■吸水性骨材を経時融解材(例えばゼラチン
水溶液)に浸漬して表面にその被膜を形成させる方法、
■吸水性骨材を加熱して経時融解材の粉体又は液霧を飛
散させた室内に落下させ、吸水材の表面に経時融解材の
層を形成させる方法、■医薬用の軟カプセル剤のように
2枚の経時融解材シートの間に吸水材を入れて、両側か
ら金型で圧してシートを接着させると同時に型で打ち抜
いて作る方法、■浅い椀状の殻に成形した経時融解材の
1つに吸水材を入れ、接合面を水で湿らせてから他の殻
をこの上に置いて接着させる方法等によって製造しても
よい。
性骨材を製造する方法は、特に限定されるものではない
が、例えば■吸水性骨材を経時融解材(例えばゼラチン
水溶液)に浸漬して表面にその被膜を形成させる方法、
■吸水性骨材を加熱して経時融解材の粉体又は液霧を飛
散させた室内に落下させ、吸水材の表面に経時融解材の
層を形成させる方法、■医薬用の軟カプセル剤のように
2枚の経時融解材シートの間に吸水材を入れて、両側か
ら金型で圧してシートを接着させると同時に型で打ち抜
いて作る方法、■浅い椀状の殻に成形した経時融解材の
1つに吸水材を入れ、接合面を水で湿らせてから他の殻
をこの上に置いて接着させる方法等によって製造しても
よい。
さらに本発明方法は、前記吸水性骨材を使用してコンク
リートの打設を行うものであるが、この場合、経時融解
材の融解時間を選択することにより、コンクリート中の
セメントの硬化に必要な水分は吸収せずに、セメントの
硬化後に、コンクリートの流動性を得るために添加した
余剰水だけを吸水材で吸収させることが必要である。こ
のためには、あらかじめ使用する配合のコンクリートの
打設からブリージング水の生成までの時間を測定し、こ
の時間で経時融解材を使って製造した吸水性骨材をコン
クリートの打設直前に未硬化コンクリートへ混入すると
よい、このような条件を満たす融解時間は、もちろんコ
ンクリート配合によって異なるが、例えば10分〜30
分程度である。
リートの打設を行うものであるが、この場合、経時融解
材の融解時間を選択することにより、コンクリート中の
セメントの硬化に必要な水分は吸収せずに、セメントの
硬化後に、コンクリートの流動性を得るために添加した
余剰水だけを吸水材で吸収させることが必要である。こ
のためには、あらかじめ使用する配合のコンクリートの
打設からブリージング水の生成までの時間を測定し、こ
の時間で経時融解材を使って製造した吸水性骨材をコン
クリートの打設直前に未硬化コンクリートへ混入すると
よい、このような条件を満たす融解時間は、もちろんコ
ンクリート配合によって異なるが、例えば10分〜30
分程度である。
(作 用)
既に述べたように、コンクリート中には、セメントの硬
化反応に必要な水、電気的に結合した水、ブリージング
によって生成した水が含まれるが、本発明の吸水性骨材
は、コンクリートに配合することによって、ブリージン
グ水の生成時の表面の経時融解材が水で融解する結果、
内蔵吸水材がセメントの硬化に必要のない余剰水のみを
吸収することとなる。そのため、余剰水が配合されたコ
ンクリート配合物を使用しても、その水和硬化時には理
想的な水/セメント比となって、高強度のコンクリート
製品が得られるのである。
化反応に必要な水、電気的に結合した水、ブリージング
によって生成した水が含まれるが、本発明の吸水性骨材
は、コンクリートに配合することによって、ブリージン
グ水の生成時の表面の経時融解材が水で融解する結果、
内蔵吸水材がセメントの硬化に必要のない余剰水のみを
吸収することとなる。そのため、余剰水が配合されたコ
ンクリート配合物を使用しても、その水和硬化時には理
想的な水/セメント比となって、高強度のコンクリート
製品が得られるのである。
なおこの他、本発明の吸水性骨材の使用方法としては、
従来のセルフレベリング工法における下地コンクリート
のブリージング水による問題点に対する解決方法として
、本発明の吸水性骨材を水混合率の少ないセルフレベリ
ング材に混入して、このセルフレベリング材を下地コン
クリートのブリージング水の生成中に下地コンクリート
の表面に流布してからタッピングすることにより、セル
フレベリング材中の吸水性骨材によって下地コンクリー
トのブリージング水を吸収させ、短い工期で強度の高い
スラブを形成させることができる。
従来のセルフレベリング工法における下地コンクリート
のブリージング水による問題点に対する解決方法として
、本発明の吸水性骨材を水混合率の少ないセルフレベリ
ング材に混入して、このセルフレベリング材を下地コン
クリートのブリージング水の生成中に下地コンクリート
の表面に流布してからタッピングすることにより、セル
フレベリング材中の吸水性骨材によって下地コンクリー
トのブリージング水を吸収させ、短い工期で強度の高い
スラブを形成させることができる。
また、下地コンクリートに本発明の吸水性骨材を混入し
て打設し、直ちにセルフレベリング材の流布及びタッピ
ングを行うことにより、やはり短い工期で強度の高いス
ラブを形成することができる。
て打設し、直ちにセルフレベリング材の流布及びタッピ
ングを行うことにより、やはり短い工期で強度の高いス
ラブを形成することができる。
次に実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
(実施例)
吸水材としての加温した軽量骨材(吸水率約10%)を
、親水性ゼラチン液霧を飛散させた室内に落下させて軽
量骨材の表面に親水性ゼラチン層を形成させ、本発明の
コンクリート用吸水性骨材を得た。
、親水性ゼラチン液霧を飛散させた室内に落下させて軽
量骨材の表面に親水性ゼラチン層を形成させ、本発明の
コンクリート用吸水性骨材を得た。
次に、ポルトランドセメント50kg、砂100に、、
前記コンクリート用吸水性骨材78kg、混和剤8kg
、水26kgからなるコンクリート混合物を型枠内へ流
し込んだ、コンクリート混合物の流動性は良く、流し込
みは良好に実施できた。
前記コンクリート用吸水性骨材78kg、混和剤8kg
、水26kgからなるコンクリート混合物を型枠内へ流
し込んだ、コンクリート混合物の流動性は良く、流し込
みは良好に実施できた。
比較例として、コンクリート用吸水性骨材の代わりに砕
石140 kg(ただし、この容量は実施例のコンクリ
ート用吸水性骨材と同Jl)を用いたコンクリート混合
物を型枠内へ流し込み打設した。
石140 kg(ただし、この容量は実施例のコンクリ
ート用吸水性骨材と同Jl)を用いたコンクリート混合
物を型枠内へ流し込み打設した。
コンクリートの硬化にしたがって、比較例のコンクリー
トは、表面にブリージング水の生成が認められたが、本
発明実施例の吸水性骨材を使用したコンクリートでは、
ブリージング水の生成はほとんど認められなく、打設後
6時間における硬化コンクリートの強度は格段に増大し
、また材令7日における強度は比較例の約3割増の値を
示した。
トは、表面にブリージング水の生成が認められたが、本
発明実施例の吸水性骨材を使用したコンクリートでは、
ブリージング水の生成はほとんど認められなく、打設後
6時間における硬化コンクリートの強度は格段に増大し
、また材令7日における強度は比較例の約3割増の値を
示した。
(発明の効果)
以上の説明より明らかなように、本発明のコンクリート
用吸水性骨材は、コンクリート内で所要時間経過後にセ
メントの水和硬化反応に不要な余剰水をセメントから吸
収分離するので、硬化コンクリートの水/セメント比が
低くなって打設コンクリートの発生強度が高まり、さら
に余剰水がコンクリート内で吸水性骨材に集中吸収され
て固定されるのでブリージング水がほとんど発生しない
。
用吸水性骨材は、コンクリート内で所要時間経過後にセ
メントの水和硬化反応に不要な余剰水をセメントから吸
収分離するので、硬化コンクリートの水/セメント比が
低くなって打設コンクリートの発生強度が高まり、さら
に余剰水がコンクリート内で吸水性骨材に集中吸収され
て固定されるのでブリージング水がほとんど発生しない
。
このため従来ブリージング水の発生に伴って生じていた
問題点、すなわちコンクリート上部の強度低下、脆弱な
レイタンス層の形成、ブリージング水の移動に伴う骨材
や鉄筋の付着強度の低下等の問題がすべて解消される。
問題点、すなわちコンクリート上部の強度低下、脆弱な
レイタンス層の形成、ブリージング水の移動に伴う骨材
や鉄筋の付着強度の低下等の問題がすべて解消される。
さらに本発明の吸水性骨材を使用するコンクリ−トの強
化施工法によれば、打設時のコンクリートの流動性は良
好で流し込み成形が容易であるにも拘わらず、ブリージ
ング水がほとんど発生しないので従来のような養生の必
要がなく、短い工期で強度の高いコンクリートが得られ
るものである。
化施工法によれば、打設時のコンクリートの流動性は良
好で流し込み成形が容易であるにも拘わらず、ブリージ
ング水がほとんど発生しないので従来のような養生の必
要がなく、短い工期で強度の高いコンクリートが得られ
るものである。
Claims (3)
- (1)経時融解材で表面被覆した吸水性骨材から成るこ
とを特徴とするコンクリート用吸水性骨材。 - (2)吸水性骨材が、軽量骨材、吸水性ポリマー、シリ
カゲル、ゼオライト、無水石膏から成る群より選択され
たものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のコンクリート用吸水性骨材。 - (3)コンクリートのブリージング水生成時に融解する
経時融解材で表面被覆した吸水性骨材から成るコンクリ
ート用吸水性骨材を、打設現場でコンクリートに混入し
てからコンクリートを打設することを特徴とする吸水性
骨材を使用するコンクリート強化施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26959886A JPS63123847A (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 | コンクリ−ト用吸水性骨材及びそれを使用するコンクリ−ト強化施工法 |
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JP26959886A JPS63123847A (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 | コンクリ−ト用吸水性骨材及びそれを使用するコンクリ−ト強化施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS63123847A true JPS63123847A (ja) | 1988-05-27 |
JPH0575709B2 JPH0575709B2 (ja) | 1993-10-21 |
Family
ID=17474592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26959886A Granted JPS63123847A (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 | コンクリ−ト用吸水性骨材及びそれを使用するコンクリ−ト強化施工法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPS63123847A (ja) |
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- 1986-11-14 JP JP26959886A patent/JPS63123847A/ja active Granted
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JPH0575709B2 (ja) | 1993-10-21 |
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