JPS6312290Y2 - - Google Patents

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JPS6312290Y2
JPS6312290Y2 JP10841684U JP10841684U JPS6312290Y2 JP S6312290 Y2 JPS6312290 Y2 JP S6312290Y2 JP 10841684 U JP10841684 U JP 10841684U JP 10841684 U JP10841684 U JP 10841684U JP S6312290 Y2 JPS6312290 Y2 JP S6312290Y2
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JP
Japan
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valve
ball valve
valve chamber
ball
chamber
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JP10841684U
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JPS6123573U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は過流出防止弁、特に、過流出防止弁の
主体内に形成される弁室の上部と下部とでその直
径が相違し、弁室上部が弁室下部にくらべて一段
小さくなつた形式の過流出防止弁に関するもので
ある。
(従来技術及びその問題点) 上記した形式の過流出防止弁は第4図の如き構
成で、主体1内に形成した弁室11の下部は球弁
2に対して十分な余裕のある内径に設定され、こ
の余裕は過流出防止弁の作動流量との関係で所定
の値に設定される。
他方、上部は小径部12となり、その下流端
(上端)が弁座口13となる。
このものでは、弁室11内の流量が一定の流量
値、すなわち、作動流量に達すると球弁2がガス
流により持ち上げられて小径部12から弁座口1
3に達しこの弁座口が球弁2により閉塞されて、
ゴム管の外れ等の異常時にガス回路が自動的に遮
断されることとなる。
また、この過流出防止弁では、弁室11の上部
が小径部12となつていることから、球弁2の動
作の過程において、この小径部では増速せしめら
れ、しかも弁座口13に対する同心性が高められ
た状態で移動する。従つて、球弁2がその作動時
に確実に弁座口13に嵌入することとなり、いわ
ゆる、チヤタリングが防止できる。
球弁の嵌入が確実であることから、いつたん弁
座口13に嵌入した球弁2は上流側に脱出しにく
く、過流出防止弁の下流側に生じる球弁嵌入時の
圧力波の影響により、球弁2が弁座口13から脱
出せしめられる事態が防止できるからである。
ところが、上記構成の過流出防止弁を例えば、
実開昭57−167970号のガスコツク等の旋回流が生
じやすいガス回路中に挿入した場合には、球弁の
作動時において作動不良が生じる。
特に、ガスコツクの下流側に接続したガスゴム
管が一部焼損する場合のように、徐々に通常状態
から過流出状態に変化する場合に生じやすく、作
動流量以上の過流出状態になつても次の理由で球
弁が弁座口に嵌入しないこととなるのである。
すなわち、過流出防止弁を挿入するガス回路3
の流路条件が特殊で、ガスが旋回流となつて弁室
11内に流入した場合、作動流量に近付いた流量
条件下では、球弁2が球弁受け5上でゆつくり自
転及び公転する。
さらに、ガス流量が増加すると、球弁2の公転
に伴うガス流の旋回傾向が助長され、球弁の旋回
速度が増すとともに球弁は弁室11内を上方に移
動する。
ガス流量が作動流量値に達した時点では、球弁
は弁室11の断面積変化部となる段部14に一致
した位置にまで上昇するが、球弁2の旋回による
遠心力が過大で球弁はこの段部を乗り越えること
ができず、球弁が作動しないこととなるのであ
る。
(技術的課題) 本考案は、このような『弁室内の上部が小径部
で弁室下部が大径部となり前記両部分の間に段部
が形成され、この弁室内に球弁を自由状態に収容
した形式の過流出防止弁』において、過流出防止
弁内に旋回流が生じる条件下での球弁の作動不良
を防止するため、弁室内における旋回流を生じに
くくさせるとともに、ガスの流れが旋回状態にな
つても球弁が旋回しないようにすることをその技
術的課題とする。
(手段) 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は『弁室下部の側壁又はその近傍に
弁室軸線に平行な旋回阻止突条を設け、この旋回
阻止突条の内側縁と降下状態における球弁との間
に所定の間隙を設けた』ことである。
(作用) 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
弁室下部では、球弁と弁室壁面に形成された突
条との間に余裕があるが、この突条が弁室壁面に
弁室軸線と平行に形成されていることから、過流
出防止弁挿入部の流路でのガスの流れが旋回流と
なつたり、あるいは、弁室内に旋回状態で流入し
たとしても、この突条がガスの流れを軸線方向に
案内すべく作用し、旋回流が緩和される。
又、旋回流によつて球弁が旋回せしめられたと
しても、突条が旋回を阻止するように作用すると
ともに突条が形成された分、球弁の旋回範囲が小
さくなるから、旋回による球弁の遠心力が小さく
なる。
このように、旋回流の旋回状態が緩和され、し
かも、球弁の旋回による遠心力も小さくなるか
ら、遠心力によつて球弁の軸線方向移動を阻止す
る力が極端に小さくなる。
(効果) 球弁の旋回があつてもその旋回に伴う遠心力が
極端に小さくなるから、又、突条に相当する分、
段部と球弁の係合が少なくなるから、旋回流の生
じる条件下においても、球弁が円滑に下流側に移
動せしめられることとなり、このような条件下で
の作動不良が防止できる。
旋回流が緩和されることから、突条の頂部と弁
室壁面との間隔と球弁の直径との間に余裕があつ
ても作動不良が防止できることとなり、球弁が膨
潤しても弁室内で突条と対向壁面間にひつかかて
しまうような不都合も生じない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第3図に基づ
いて説明する。
第1図に示す第1実施例のものは、過流出防止
弁の主体1内に形成した弁室11の下部側壁に突
条としての一つのリブ4を形成したもので、その
高さは、弁室上部の小径部12との間に生じる段
部14の高さより僅かに小さく設定してある。
この場合には、リブ4の高さが段部14のそれ
にほぼ一致することから、球弁2が旋回しても、
このリブによつて段部14と球弁2との係合が外
れることとなり、旋回動作が連続することがこの
リブ自体によつて防止できる。
次に、第2,3図に示す実施例のものは、3個
のリブ4,4を弁室11の壁面に突設したもの
で、この場合はリブ4,4の高さを段部14のそ
れの半分程度に設定してある。
このものでは、このリブ4,4によつて球弁2
の旋回範囲が小さくなり、しかも、三つのリブに
よつてガス流が効果的に直線方向に案内されるこ
ととなる。
さらに、第5図,第6図に示す第3実施例のも
のは球弁受け5と突条とを一体化させたもので、
金属線材からなる直径辺51、環状部52及び垂
直辺53により球弁受け5を形成したもので、前
記垂直辺53が突条となる。
この球弁受け5は主体1の下端内周に形成した
凹溝15にその環状部52が嵌合されて主体1と
一体化されるもので、第5図の取付状態におい
て、垂直辺51が上記第1,第2実施例における
リブ4と同じ作用をする。この場合には、主体の
内壁に特殊な加工を施す必要がなく、球弁受け5
を変更するだけで所期の目的が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の断面図、第2図
は第2実施例の断面図、第3図はX−X断面図、
第4図は従来例の説明図、第5図,第6図は第3
実施例の説明図であり、図中 1……主体、11……弁室、12……小径部、
13……弁座口、14……段部、2……球弁、3
…… 、4……リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弁室内の上部が小径部で弁室下部が大径部と
    なり前記両部分の間に段部が形成され、この弁
    室内に球弁を自由状態に収容した形式の過流出
    防止弁において、弁室下部の側壁又はその近傍
    に弁室軸線に平行な旋回阻止突条を設け、この
    旋回阻止突条の内側縁と降下状態における球弁
    との間に所定の間隙を設けた過流出防止弁。 突条を弁室の下端部に設けた球弁支持用部材
    から弁室下部側壁に添つて延長させた垂直辺と
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の過流
    出防止弁。
JP10841684U 1984-07-17 1984-07-17 過流出防止弁 Granted JPS6123573U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10841684U JPS6123573U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 過流出防止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10841684U JPS6123573U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 過流出防止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6123573U JPS6123573U (ja) 1986-02-12
JPS6312290Y2 true JPS6312290Y2 (ja) 1988-04-08

Family

ID=30667608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10841684U Granted JPS6123573U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 過流出防止弁

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JP (1) JPS6123573U (ja)

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Publication number Publication date
JPS6123573U (ja) 1986-02-12

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