JP2801978B2 - 貯水槽用ボールタップ - Google Patents

貯水槽用ボールタップ

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JP2801978B2
JP2801978B2 JP20314491A JP20314491A JP2801978B2 JP 2801978 B2 JP2801978 B2 JP 2801978B2 JP 20314491 A JP20314491 A JP 20314491A JP 20314491 A JP20314491 A JP 20314491A JP 2801978 B2 JP2801978 B2 JP 2801978B2
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真彦 栗田
貴哉 南山
弘敏 長岡
恭男 前田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯水槽用ボールタッ
プ、特にパイロット式の貯水槽用ボールタップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貯水槽に設けられる貯水槽用ボー
ルタップとして種々の構造のものが提供されており、代
表的なものとして特開昭60−105724号公報に示
されるようなものがある。このものは、図7、図8に示
されるに示されるように貯水槽1内の水面に浮遊する浮
子4により開閉されるパイロット弁7を給水栓本体3の
前部に備えており、給水栓本体3に後部を軸着して前方
に延びるアーム8の後端にパイロット弁7が設けられて
おり、アーム8の先部に浮子4が設けられた構造となっ
ている。そして、貯水槽1内の水位の変動に伴って図中
想像線にて示されるように浮子4が上下移動することで
パイロット弁7が開閉されて貯水槽1内への給水が自動
的に行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、浮子4はアーム8を介して給水栓本
体3前方に取付けられているため、給水栓本体3前方に
浮子4の配置スペースが必要となり、ボールタップ自体
が大型化するという問題があり、また、アーム8は給水
栓本体3に対して軸着されていることから水位の上昇、
下降に伴って軸着部分を中心として回転運動を行う。従
って、給水栓本体3前方の回転運動範囲内に他の部材、
例えば、サイホン管30や洗浄用レバー31のアーム3
2やアーム32に取付けられた玉鎖33等の部材がある
と、浮子4がこれらの部材に接触して運動が妨げられ、
正常動作に支障をきたすこととなり、貯水槽1の大きさ
や内部部材の配置が大きく制限されるという問題があっ
た。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、コンパクトであって、取付制限が少なく、大
きいスペースを必要とすることなく浮子の高さ調整を簡
易に行うことができる貯水槽用ボールタップを提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、貯水槽内の水面付近に浮遊する浮子に
より開閉されるパイロット弁を給水栓本体に備えたパイ
ロット式の水槽用ボールタップにおいて、先端が貯水槽
1底部近くまで延びて開口する給水管2を給水栓本体3
より導出し、給水管2をガイドとして上下方向に移動自
在となるように給水管2に浮子4を取着し、給水管2と
略平行に配されるシャフト5を上下動自在に浮子4の端
部に挿通し、シャフト5の上部を給水栓本体3に設けら
れたガイド筒6に挿通し、給水栓本体3に設けられたパ
イロット弁7よりパイロット弁7を開閉操作するアーム
8を突設し、このアーム8と、上記ガイド筒6より突出
するシャフト5とを直交する方向で回動自在に連結し、
ガイド筒6と浮子4との間に位置するシャフト5の中間
部に浮子4の上昇移動位置を制限する位置決め部材25
を配設し、この位置決め部材25を上下移動自在となる
ようにシャフト5の長手方向に沿って設けられたねじ部
26に螺着したものである。
【0006】
【作用】しかして、貯水槽1内の水位の変動に伴って浮
子4が給水管2に沿って上下移動するものであり、貯水
槽1内の水が使用されて水位が下がると浮子4が下降
し、この浮子4の下降によってシャフト5が下降すると
共にシャフト5と連結されたアーム8が引かれてパイロ
ット弁7が開いて給水管2より貯水槽1内に給水が行わ
れる。また、給水が行われるに伴って貯水槽1内の水位
が上昇してくると水位の上昇によって浮子4が給水管2
に沿って上昇し、この浮子4の上昇によってシャフト5
が上昇すると共にシャフト5に連結されたアーム8が通
常位置に戻ってパイロット弁7が閉じられて貯水槽1内
への給水が止められる。また、係止部26への被係止部
27の係止位置を変えてクリップ25の高さ位置を変え
ることで上昇する浮子4の上限位置を簡易に変更するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。図1は本発明の一実施例を示す斜視図であ
り、図2は断面図を示している。図中3は給水栓本体で
あり、給水部9と吐水部10と、これらを連絡する通水
路11とによって構成されている。また、給水栓本体3
は前端部に通水路11と連通する開口部12が設けられ
ていると共に開口部12と同芯上で且つ開口部12より
小径の主弁座13が設けられ、開口部12が蓋14によ
って閉塞されており、蓋14と主弁座13との間には主
弁体15が設けられている。蓋14は開口部12外周に
螺着された袋ナット16により固定されており、主弁体
15はこの蓋14と開口部12との間において主弁座1
3に対して相対的に挟持されている。ここで、主弁体1
5はゴム板のような弾性を有する部材によって形成され
ている。蓋14は主弁体15に向けて凹状に形成されて
おり、主弁体15の背後には圧力室17が形成されてい
る。また、蓋14には小径なパイロット穴18が穿設さ
れており、パイロット穴18を介して圧力室17と給水
栓本体3外部とが連通されていると共に上記パイロット
穴18の蓋14外面側の開口縁部にパイロット弁座19
が突出した状態で形成されている。さらに、蓋14はそ
の外面部にパイロット弁座19を挟んで左右に相対向す
る一対の支持片20aを有するアーム取付部20を備え
ており、アーム取付部20は袋ナット16を挿通して前
方へ延び、上記支持片20a間にアーム8前端上部を軸
着すると共に軸着部21下方の前端面にはパイロット弁
座19に対してパイロット弁体22が設けられ、アーム
8の運動によってパイロット弁7を開閉するようになっ
ている。また、アーム8はアーム取付部20から給水栓
本体3を回り込むように一旦横へ出てからその後、後方
へ延び、図3に示されるように接続ピン23を介してシ
ャフト5に接続されている。給水管2と略平行に配され
るシャフト5は上下動自在に給水管2に取付けられた浮
子4の端部に挿通されており、上部は給水栓本体3より
突設されたガイド筒6に挿通され、ガイド筒6より上方
に突出した先部がアーム8の端部と回動自在に連結され
ている。シャフト5の中間部にはシャフト5の長手方向
に沿ってねじ部26が設けられており、ねじ部26には
位置決め部材25が取付けられている。33は浮子4が
脱落するのを防止するための浮子止めである。位置決め
部材25は中央にねじ孔25aが設けられたナットのよ
うにリング体25bによって構成されており、ねじ孔2
5a内にシャフト5を挿通するようにしてシャフト5に
設けられたねじ部26と螺合することで上下動自在にシ
ャフト5に取付けられている。
【0008】そして、位置決め部材25の高さ位置を変
える場合には位置決め部材25を回転させてねじ部26
への螺合深さを調整して上下動させることで高さ位置を
自在に調整できるものであり、位置決め部材25の高さ
位置を調整することで位置決め部材25にて上限位置が
制限される浮子4の高さ位置を自在に調整できるもので
あり、取付部分において浮子4の上限位置を簡易に調整
して貯水槽1内の水位に簡単に対応させることができる
ようになっている。そして、位置決め部材25を回転さ
せて位置決め部材25を下部側に位置させることで図4
(a)に示されるように浮子4の高さ位置を低くして貯
水槽1内の水位が低く設定される場合に対応することが
でき、また、位置決め部材25を回転させて位置決め部
材25を上部側に位置させることで図4(b)に示され
るように浮子4の高さ位置を高くして貯水槽1内の水位
が高く設定される場合に対応することができるようにな
っている。ここで、浮子4は貫通孔4aに給水管2を挿
通するようにして給水管2に取付けられており、給水管
2に沿って上下移動するようになっている。
【0009】しかして、貯水槽1内の水位が下がって浮
子4が下降するとアーム8が回動してパイロット弁7を
開いて給水が開始されるものであり、また、水位が上が
って浮子4の浮力によってアーム8が元の位置に戻るこ
とでパイロット弁7が閉じられて給水が停止される。図
5、図6に水位変動に伴う浮子4の動作状態を示し、図
6は水位下降時、図5は水位上昇時の状態を示してい
る。
【0010】上記ボールタップの動作は従来のパイロッ
ト式のボールタップと基本的に同じであるが、詳述する
と貯水槽1内の水位の低下に伴って浮子4が下降すると
シャフト5を介してアーム8が下向きに移動してパイロ
ット弁7が開くこととなり、圧力室17内の水が排出さ
れる。これによって通水路11の一次側の圧力が圧力室
17内の圧力より大きくなり、主弁体15が主弁座13
から押し離されて開弁し、一次側の水は二次側に流れ、
吐水部10から給水管2を介して貯水槽1内に給水が行
われる。
【0011】そして、貯水槽1内の水位の上昇により浮
子4が上がるとシャフト5を介してアーム8が上に移動
し、パイロット弁7が閉まって圧力室17の圧力が一次
側より大きくなり、主弁体15が主弁座13に押し付け
られて給水が停止される。このとき、穴径の関係からパ
イロット弁7にかかる力は一次側の圧力に比べて非常に
小さく、直接一次側の圧力を押さえる方法に比べて浮子
4の大きさを小さくすることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように、先端が貯水槽底
部近くまで延びて開口する給水管を給水栓本体より導出
し、給水管をガイドとして上下方向に移動自在となるよ
うに給水管に浮子を取着し、給水管と略平行に配される
シャフトを上下動自在に浮子の端部に挿通し、シャフト
の上部を給水栓本体に設けられたガイド筒に挿通し、給
水栓本体に設けられたパイロット弁よりパイロット弁を
開閉操作するアームを突設し、このアームと、上記ガイ
ド筒より突出するシャフトとを直交する方向で回動自在
に連結し、ガイド筒と浮子との間に位置するシャフトの
中間部に浮子の上昇移動位置を制限する位置決め部材を
配設し、この位置決め部材を上下移動自在となるように
シャフトの長手方向に沿って設けられたねじ部に螺着し
ているので、従来デッドスペースとなっていた給水管の
設置部分に給水管と共に浮子を配置することができ、し
かも浮子の運動方向を給水管に沿った上下方向とするこ
とができることから浮子の運動により専有される空間も
小さくできるものであり、ボールタップ自体を小型化す
ることができ、貯水槽の大きさ、形状、他部材の取付位
置などの制限を少なくしてボールタップの取付けを行う
ことができるものである。また、浮子の高さ位置を設定
するための部分はシャフトの中間部に設けられており、
この部分によって浮子の高さ位置を調整することができ
るようになっているため、既存の部材を利用して浮子の
高さ位置を調整する部分を形成することができ、浮子の
高さ調整用のスペースを別途に設ける必要がないもので
あり、小型化を図りながら浮子の高さ調整を簡易に行う
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断した部分斜視
図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上のシャフトとアームの連結状態を示す分解
斜視図である。
【図4】同上のシャフトへの位置決め部材の取付状態を
示すものであり、(a)は浮子の上昇時の上限位置を低
く設定した場合の部分側面図であり、(b)は浮子の上
昇時の上限位置を高く設定した場合の部分側面図であ
る。
【図5】同上の浮子の動作状態を示すものであり、上昇
状態を示す側面図である。
【図6】同上の浮子の動作状態を示すものであり、下降
途中の状態を示す側面図である。
【図7】従来例の一部切欠した部分断面図である。
【図8】同上の全体構成図である。
【符号の説明】
1 貯水槽 2 給水管 3 給水栓本体 4 浮子 5 シャフト 6 ガイド筒 7 パイロット弁 8 アーム 25 位置決め部材 26 ねじ部
フロントページの続き (72)発明者 前田 恭男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−117972(JP,A) 実開 昭60−175972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 1/33 F16K 31/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水槽内の水面付近に浮遊する浮子によ
    り開閉されるパイロット弁を給水栓本体に備えたパイロ
    ット式の水槽用ボールタップにおいて、先端が貯水槽底
    部近くまで延びて開口する給水管を給水栓本体より導出
    し、給水管をガイドとして上下方向に移動自在となるよ
    うに給水管に浮子を取着し、給水管と略平行に配される
    シャフトを上下動自在に浮子の端部に挿通し、シャフト
    の上部を給水栓本体に設けられたガイド筒に挿通し、給
    水栓本体に設けられたパイロット弁よりパイロット弁を
    開閉操作するアームを突設し、このアームと、上記ガイ
    ド筒より突出するシャフトとを直交する方向で回動自在
    に連結し、ガイド筒と浮子との間に位置するシャフトの
    中間部に浮子の上昇移動位置を制限する位置決め部材を
    配設し、この位置決め部材を上下移動自在となるように
    シャフトの長手方向に沿って設けられたねじ部に螺着し
    て成ることを特徴とする貯水槽用ボールタップ。
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WO2012019347A1 (zh) * 2010-08-12 2012-02-16 厦门立业卫浴工业有限公司 进水阀浮桶上下调整装置
FR3024475B1 (fr) * 2014-08-01 2016-11-25 Siamp Cedap Reunies Dispositif de toilettes

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