JP2889764B2 - 貯水槽用ボールタップ - Google Patents

貯水槽用ボールタップ

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JP2889764B2
JP2889764B2 JP4200857A JP20085792A JP2889764B2 JP 2889764 B2 JP2889764 B2 JP 2889764B2 JP 4200857 A JP4200857 A JP 4200857A JP 20085792 A JP20085792 A JP 20085792A JP 2889764 B2 JP2889764 B2 JP 2889764B2
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貴哉 南山
真彦 栗田
弘敏 長岡
恭男 前田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯水槽用ボールタッ
プ、特にパイロット式の貯水槽用ボールタップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貯水槽に設けられる貯水槽用ボー
ルタップとして種々の構造のものが提供されており、代
表的なものとして特開昭60−105724号公報に示
されるようなものがある。このものは、図13に示され
るに示されるように貯水槽1内の水面に浮遊する浮子2
により開閉されるパイロット弁3を給水栓本体4の前部
に備えており、給水栓本体4に後部を軸着して前方に延
びるアーム7の後端にパイロット弁3が設けられてお
り、アーム7の先部に浮子2が設けられた構造となって
いる。そして、貯水槽1内の水位の変動に伴って浮子4
が上下移動することでパイロット弁3が開閉されて貯水
槽1内への給水が自動的に行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、浮子2はアーム7を介して給水栓本
体4前方に取付けられているため、給水栓本体4前方に
浮子2の配置スペースが必要となり、ボールタップ自体
が大型化するという問題があり、また、アーム7は給水
栓本体4に対して軸着されていることから水位の上昇、
下降に伴って軸着部分を中心として回転運動を行う。従
って、給水栓本体4前方の回転運動範囲内に他の部材、
例えば、サイホン管50や洗浄用レバー51のアーム5
2やアーム52に取付けられた玉鎖53等の部材がある
と、浮子2がこれらの部材に接触して運動が妨げられ、
正常動作に支障をきたすこととなり、貯水槽1の大きさ
や内部部材の配置が大きく制限されるという問題があっ
た。
【0004】このため、本出願人は特願平3−2031
42号に示されるものを先に出願している。このもの
は、図14に示されるように給水栓本体4より垂下され
た給水管5に浮子2が上下動自在に取着されており、給
水栓本体4のパイロット弁3を開閉するシャフト6が浮
子2に挿通されており、シャフト6に設けられた凹凸状
の係止部60にクリップ70を係止して浮子2の高さ位
置を規制することでコンパクト化を図りながら水位調整
を手間取ることなく簡易に行なうことができるようにな
っている。
【0005】しかしながら、このものにおいては水位調
整は簡単であり、上方への飛び出しもなくコンパクトで
あるが、動作がすべらかでなく貯水槽1内の水位が設定
よりも低くなることがあるという問題があった。これ
は、水位が上昇すると浮子2は給水管5及びシャフト6
の両方に沿いながら上昇するが、シャフト6の外面形状
が凹凸であるために浮子2がクリップの取付け位置まで
上昇する前に浮子2がシャフト6の凹凸に引っ掛かり、
これによって設定の水位に達する前に止水されてしまう
という問題があった。
【0006】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、コンパクトであって、取付制限が少なく、大
きいスペースを必要とすることなく浮子の高さ調整を簡
易に行うことができ、設定された水位の位置で浮子を確
実に動作させることができる貯水槽用ボールタップを提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、貯水槽1内の水面付近に浮遊する浮子
2により開閉されるパイロット弁3を給水栓本体4に備
えたパイロット式の水槽用ボールタップにおいて、先端
が貯水槽1底部近くまで延びて開口する給水管5を給水
栓本体4より導出し、給水管5をガイドとして上下方向
に移動自在となるように給水管5に浮子2を取着し、給
水管5と略平行に配されるシャフト6を上下動自在に浮
子2の端部に挿通し、給水栓本体4に設けられたパイロ
ット弁3よりパイロット弁3を開閉操作するアーム7を
突設し、このアーム7と、上記シャフト6の上部とを回
動自在に連結し、シャフト6の長手方向に沿って上下多
段に複数の係止部8を設け、浮子2の上部に係止部8に
係止される被係止部9を設け、上記係止部8に取着され
るクリップ10にて浮子2に設けられた被係止部9をシ
ャフト6に設けられた複数の係止部8のうちいずれかに
係脱自在に係止したものである。
【0008】また、浮子2に挿通されるシャフト6を角
棒材にて形成し、シャフト6に設けられる係止部8をシ
ャフト6の長手方向に対して直交するように上下多段に
穿設された通孔8aにて形成し、浮子2に設けられたシ
ャフト挿通孔11の開口縁に被係止部9を形成する一対
の突起9aをシャフト6を挟んで立設し、各突起9aに
シャフト6に穿設された通孔8aの位置と対応するよう
に係止孔12を穿設し、一方の突起9aの巾寸法を他方
の突起9aの巾寸法よりも大きくして他方の突起9aの
端部に係止突起13を形成し、基板14のほぼ中央より
基板14と直交するように係止棒15を突設し、少なく
とも基板14の一端より先端に係止爪16を有する側板
17を上記係止棒15と略平行に突設してクリップ10
を形成し、突起9aに取着されるクリップ10の係止棒
15を各突起9aに設けられた係止孔12及びシャフト
6に設けられた通孔8aに挿合し、クリップ10に設け
られた係止爪16を他方の突起9aの端部に設けられた
係止突起13に着脱自在に係止するようにしてもよい。
【0009】
【作用】しかして、貯水槽1内の水位の変動に伴って浮
子2が給水管5に沿って上下移動するものであり、貯水
槽1内の水が使用されて水位が下がると浮子2が下降
し、この浮子2の下降によってシャフト6が下降すると
共にシャフト6と連結されたアーム7が引かれてパイロ
ット弁3が開いて給水管5より貯水槽1内に給水が行わ
れる。また、給水が行われるに伴って貯水槽1内の水位
が上昇してくると水位の上昇によって浮子2が給水管5
に沿って上昇し、この浮子2の上昇によってシャフト6
が上昇すると共にシャフト6に連結されたアーム7が通
常位置に戻ってパイロット弁3が閉じられて貯水槽1内
への給水が止められる。そして、クリップ10の取付け
位置を変更して係止部8への被係止部9の係止位置を変
えて高さ位置を変えることでシャフト6に固定される浮
子2の高さ位置を簡易に変更して水位の高さ調整を簡易
に行なうことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。貯水槽1内に収納配置される貯水槽用ボール
タップは、図1に示されるように給水栓本体4と、アー
ム7を介して給水栓本体4に設けられたパイロット弁3
に連結されたシャフト6と、給水栓本体4より垂下され
た給水管5に挿着されると共にシャフト6に連結固定さ
れた浮子2とで主体が構成されている。
【0011】給水栓本体4は、図1、図4に示されるよ
うに給水部18と吐水部19と、これらを連絡する通水
路20とによって構成されている。また、給水栓本体4
は前端部に通水路20と連通する開口部21が設けられ
ていると共に開口部21と同芯上で且つ開口部21より
小径の主弁座22が設けられ、開口部21が蓋23によ
って閉塞されており、蓋23と主弁座22との間には主
弁体24が設けられている。蓋23は開口部21外周に
螺着された袋ナット25により固定されており、主弁体
24はこの蓋23と開口部21との間において主弁座2
2に対して相対的に挟持されている。ここで、主弁体2
4はゴム板のような弾性を有する部材によって形成され
ている。蓋23は主弁体24に向いて凹状に形成されて
おり、主弁体24の背後には圧力室26が形成されてい
る。また、蓋23には小径なパイロット穴27が穿設さ
れており、パイロット穴27を介して圧力室26と給水
栓本体4外部とが連通されていると共に上記パイロット
穴27の蓋23外面側の開口縁部にパイロット弁座28
が突出した状態で形成されている。さらに、蓋23はそ
の外面部にパイロット弁座28を挟んで左右に相対向す
る一対の支持片29aを有するアーム取付部29を備え
ており、アーム取付部29は袋ナット25を挿通して前
方へ延び、上記支持片29a間にアーム7前端上部を軸
着すると共に軸着部30下方の前端面にはパイロット弁
座28に対してパイロット弁体31が設けられ、アーム
7の運動によってパイロット弁3を開閉するようになっ
ている。アーム7はアーム取付部29から給水栓本体4
を回り込むように一旦横へ出てからその後、後方へ延
び、図2に示されるように接続ピン32を介してシャフ
ト6に接続されている。給水管5と略平行に配されるシ
ャフト6は上下動自在に給水管5に取付けられた浮子2
の端部に挿通されており、上部は接続ピン32によって
アーム7の端部と回動自在に連結されている。
【0012】角棒材にて形成されるシャフト6にはシャ
フト6の長手方向に沿って所定間隔毎に上下多段に複数
の係止部8が設けられている。この係止部8はシャフト
6の長手方向と直交するように上下多段に通孔8aを穿
設して形成されている。図示された実施例にあってはシ
ャフト6は角棒材にて形成されるようになったものにつ
いて示しているが、このもののみに限定されるものでは
なく丸棒材にて形成されるようになっていてもよいもの
である。
【0013】浮子2は図5に示されるように下面が開口
する箱状に形成されており、端部には給水栓本体4より
垂下された給水管5が挿通される給水管挿通孔33が設
けられており、給水管挿通孔33と近接して給水管挿通
孔33の側方にはシャフト6が挿通される凹溝11aが
凹設され、この凹溝11aによってシャフト挿通孔11
が形成されている。浮子2の上面は一部を除いてほぼフ
ラットとなっており、凹溝11aの上端の開口縁からは
上方に向けて一対の突起9aが突設されている。各突起
9aには上記シャフト6に穿設された通孔8aと略同径
の係止孔12が穿設されている。
【0014】浮子2とシャフト6とを連結固定するクリ
ップ10は、図3に示されるように基板14と、基板1
4の一端より突設された係止棒15と、係止棒15と略
平行となるように係止棒15とほぼ同一長さで突設され
た側板17とで主体が構成されている。側板17の先端
の内側面には傾斜部34が設けられ、この傾斜部34に
よって側板17の先部には係止爪16が設けられてい
る。そして、クリップ10は係止棒15を突起9aに穿
設された係止孔12とシャフト6に穿設された通孔8a
に挿通し、係止爪16を他方の突起9aに設けられた係
止突起13に係止することで浮子2とシャフト6とを連
結した状態で突起9aに取付けられるようになってい
る。ここで、突起9aの係止孔12とシャフト6の通孔
8aとを合致させて係止孔12及び通孔8aに係止棒1
5を挿通することでシャフト6と浮子2とがクリップ1
0によって連結されるものであるが、突起9aの係止孔
12に位置合わせされることとなる通孔8aの位置を任
意の位置のものを選んで係止孔12の位置と合致させ、
この通孔8aと係止孔12に係止棒15を挿入すること
で浮子2の高さ位置を任意の高さ位置に設定することが
できるようになっている。
【0015】そして、浮子2の高さ位置を変える場合に
は浮子2を任意の高さで保持し、この状態で突起9aの
係止孔12とシャフト6の通孔8aとを位置合わせして
通孔8aと係止孔12にクリップ10の係止棒15を挿
入し、側板17の係止爪16を突起9aに設けられた係
止突起13に係止することでクリップ10によって浮子
2とシャフト6とを連結固定することができるものであ
る。そして、シャフト6の下部側に位置する通孔8aの
部分でクリップ10にて浮子2とシャフト6とを連結固
定することで図8(a)に示されるように浮子2の高さ
位置を低くすることができ、これによって貯水槽1内の
水位を低く設定した状態とすることができるものであ
り、また、シャフト6の上部側に位置する通孔8aの部
分でクリップ10にて浮子2とシャフト6とを連結固定
することで図8(b)に示されるように浮子2の高さ位
置を高くすることができ、これによって貯水槽1内の水
位を高く設定した状態とすることができるものである。
【0016】しかして、貯水槽1内の水位が下がって浮
子2が下降するとアーム7が回動してパイロット弁3を
開いて給水が開始されるものであり、また、図9に示さ
れるように水位が上がって浮子2の浮力によってアーム
7が元の位置に戻るとパイロット弁7が閉じられて給水
が停止される。上記ボールタップの動作は従来のパイロ
ット式のボールタップと基本的に同じであるが、図4に
基づいて詳述すると給水部18は、図4中中心付近のD
部の奥方にあり、D部で左に折れ曲がった水は主弁体2
4と主弁座22との間の隙間Eを通り、矢印にて示され
るように流れて給水管5より貯水槽1内に供給される。
ここで、水の一部はダイアフラム孔35を通り、圧力室
26を満たしパイロット孔27からも出ていく。
【0017】今、パイロット孔27をパイロット弁体3
1で塞ぐと圧力室26の圧力が上昇し、主弁体24が紙
面右方向に押圧される。これによって隙間Eがなくなり
矢印方向への水の流れが止められる。ここで、圧力室2
6と上流側のD部との圧力はダイアフラム孔35で連通
されているために同じものとなっているが、主弁体24
に作用する面積が異なるために主弁体24は紙面右側に
押し付けられることとなる。
【0018】次にパイロット孔27を開放すると圧力室
24内の水はダイアフラム孔35より排水されて圧力室
26の圧力が下がるために主弁体24は紙面左方向に押
され、隙間Eが確保される。従って、貯水槽1内に給水
がほぼ完了して浮子2が上昇し、パイロット弁3がパイ
ロット孔27を塞ぐと給水管5からの吐水が止まり、ま
た、貯水槽1内の水が使用されて無くなった場合には浮
子2が下がりパイロット孔27が開かれて給水管5より
貯水槽1内に給水が行なわれるものである。
【0019】図10は他の実施例を示すものであり、こ
のものにあっては、クリップ10が浮子2に仮止め状態
で保持させることができるようになっており、浮子2の
高さ調整時にクリップ10を浮子2より取り外したりす
る必要がないようになっている。このクリップ10は基
板14の中央より基板14と直交するように係止棒15
を突設し、基板14の両端よりそれぞれ側板17を突設
して形成されている。各側板17の基端にはクリップ1
0を手で掴みやすいようにするための滑り止め部40が
形成されている。
【0020】浮子2に設けられる一対の突起9aのう
ち、一方の突起9aには側板17に設けられた係止爪1
6が係止される係止凹部41が設けられており、係止凹
部41の基部には傾斜部42が設けられている。他方の
突起9aにはクリップ10を引いた時に係止爪16が抜
け止めされた状態で係合される係止段部43が設けられ
ている。ここで、一方の突起9aの上部には図11に示
されるように上方に向けて開放される切り欠き44が設
けられており、シャフト6の通孔8aと突起9a係止部
孔12とを位置合わせする場合に通孔8aと係止孔12
の位置がクリップ10を取付けた状態であっても切り欠
き44を介して斜め上方から見えるようになっており、
通孔8aと係止孔12との位置決めを目視によって簡易
に行なうことができるようになっている。
【0021】そして、浮子2をシャフト6に連結する場
合には図10(a)に示されるように通孔8aと係止孔
12に係止棒15を挿通するようにして側板17の係止
爪16を突起9aに係止することでシャフト6と浮子2
とが連結されるものであり、浮子2を任意の高さに固定
することができるものである。また、浮子2の高さ位置
を変える場合には側板17の基端に設けられた滑り止め
部40を手で掴んでクリップ10を外側方に引くことで
クリップ10の係止棒15が引き抜かれた状態となり、
シャフト6の通孔8aと突起9aの係止孔12との連結
が解除されて浮子2がフリーの状態となる。この状態で
各側板17に設けられた係止孔12は突起9aに設けら
れた係止段部43に抜け止めされた状態で係止されるこ
ととなり、クリップ10は浮子2より外れることなく浮
子2とシャフト6との連結を解除した状態で浮子2に取
付けられた状態となるものである。ここで、突起9aに
設けられた係止凹部40の基端には傾斜部42が設けら
れており、この傾斜部42の存在によってクリップ10
を外側方に引くだけで係止爪16が係止凹部40より楽
に外れるようになっている。そして、浮子2の高さ位置
を変えて再度浮子2とシャフト6とを連結する場合には
シャフト6の通孔8aと突起9aの係止孔12との位置
を合わせてクリップ10を内側方に向けて押し込むだけ
でクリップ10にてシャフト6と浮子2とを手間取るこ
となく簡易に連結することができるものであり、クリッ
プ10を貯水槽1内に落としたりすることがないように
なっている。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように、先端が貯水槽底
部近くまで延びて開口する給水管を給水栓本体より導出
し、給水管をガイドとして上下方向に移動自在となるよ
うに給水管に浮子を取着し、給水管と略平行に配される
シャフトを上下動自在に浮子の端部に挿通し、給水栓本
体に設けられたパイロット弁よりパイロット弁を開閉操
作するアームを突設し、このアームと、上記シャフトの
上部とを回動自在に連結し、シャフトの長手方向に沿っ
て上下多段に複数の係止部を設け、浮子の上部に係止部
に係止される被係止部を設け、上記係止部に取着される
クリップにて浮子に設けられた被係止部をシャフトに設
けられた複数の係止部のうちいずれかに係脱自在に係止
してあるので、コンパクトであって、取付制限が少な
く、大きいスペースを必要とすることなく浮子の高さ調
整を簡易に行うことができるものであり、さらに、クリ
ップによって浮子をシャフトの任意の高さ位置に連結す
ることができ、このように浮子をシャフトの任意の高さ
位置に連結することで浮子の上下移動によるパイロット
弁の開閉をシャフトを介して給水栓にダイレクトに伝え
ることができ、設定された水位の位置で浮子を確実に動
作させて水位の調整を行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断した正面図で
ある。
【図2】同上の一部破断した側面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】同上の給水栓本体の内部構造を示す断面図であ
る。
【図5】浮子を示すものであり、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は下面図であ
る。
【図6】他の実施例における平面図である。
【図7】同上の正面図である。
【図8】浮子の作用を示すものであり、(a)は水位調
整時の浮子の位置が最下位の状態を示す一部破断した正
面図、(b)は水位調整時の浮子の位置が最上位の状態
を示す一部破断した正面図である。
【図9】同上の動作状態を示す正面図である。
【図10】クリップの他の実施例を示すものであり、
(a)は浮子とシャフトとを固定した状態の断面図、
(b)は浮子とシャフトの連結を解除した状態の断面図
である。
【図11】同上に用いられる浮子の断面図である。
【図12】図11におけるB−B線断面図である。
【図13】従来例の一部破断した正面図である。
【図14】他の従来例の正面図である。
【符号の説明】
1 貯水槽 2 浮子 3 パイロット弁 4 給水栓本体 5 給水管 6 シャフト 7 アーム 8 係止部 8a 通孔 9 被係止部 9a 突起 10 クリップ 11 シャフト挿通孔 12 係止孔 13 係止突起 14 基板 15 係止棒 16 係止爪 17 側板
フロントページの続き (72)発明者 前田 恭男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 1/33 F16K 31/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水槽内の水面付近に浮遊する浮子によ
    り開閉されるパイロット弁を給水栓本体に備えたパイロ
    ット式の水槽用ボールタップにおいて、先端が貯水槽底
    部近くまで延びて開口する給水管を給水栓本体より導出
    し、給水管をガイドとして上下方向に移動自在となるよ
    うに給水管に浮子を取着し、給水管と略平行に配される
    シャフトを上下動自在に浮子の端部に挿通し、給水栓本
    体に設けられたパイロット弁よりパイロット弁を開閉操
    作するアームを突設し、このアームと、上記シャフトの
    上部とを回動自在に連結し、シャフトの長手方向に沿っ
    て上下多段に複数の係止部を設け、浮子の上部に係止部
    に係止される被係止部を設け、上記係止部に取着される
    クリップにて浮子に設けられた被係止部をシャフトに設
    けられた複数の係止部のうちいずれかに係脱自在に係止
    して成ることを特徴とする貯水槽用ボールタップ。
  2. 【請求項2】 浮子に挿通されるシャフトを角棒材にて
    形成し、シャフトに設けられる係止部をシャフトの長手
    方向に対して直交するように上下多段に穿設された通孔
    にて形成し、浮子に設けられたシャフト挿通孔の開口縁
    に被係止部を形成する一対の突起をシャフトを挟んで立
    設し、各突起にシャフトに穿設された通孔の位置と対応
    するように係止孔を穿設し、一方の突起の巾寸法を他方
    の突起の巾寸法よりも大きくして他方の突起の端部に係
    止突起を形成し、基板のほぼ中央より基板と直交するよ
    うに係止棒を突設し、少なくとも基板の一端より先端に
    係止爪を有する側板を上記係止棒と略平行に突設してク
    リップを形成し、突起に取着されるクリップの係止棒を
    各突起に設けられた係止孔及びシャフトに設けられた通
    孔に挿合し、クリップに設けられた係止爪を他方の突起
    の端部に設けられた係止突起に着脱自在に係止して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の貯水槽用ボールタッ
    プ。
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