JPS63122220A - 反応性イオン・エッチング装置用電極及びこの電極を用いた反応性イオン・エッチング装置 - Google Patents

反応性イオン・エッチング装置用電極及びこの電極を用いた反応性イオン・エッチング装置

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JPS63122220A
JPS63122220A JP62179284A JP17928487A JPS63122220A JP S63122220 A JPS63122220 A JP S63122220A JP 62179284 A JP62179284 A JP 62179284A JP 17928487 A JP17928487 A JP 17928487A JP S63122220 A JPS63122220 A JP S63122220A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 この発明は、平行板反応性イオン・エッチングに関する
ものであり、特にエッチ速度の均一性の増大に関するも
のである。
B、従来技術 平行板反応性イオン・エッチング(RI E)において
、2枚の板、すなわち上下の電極板(それぞれ陽性およ
び陰性)が、圧力を制御したチェンバ内に置かれている
。エツチングすべき1枚または複数のウェハを下部電極
板上に置き、2枚の板の間の高周波(RF)電圧によっ
て生じるイオンを衡突させる。反応種と呼ばれるイオン
源としてCF4等の不活性気体を2枚の板の間に導入す
る。
RIE法では、上部電極板をチェンバに接地し、RF電
圧源は下部電極板に接続する。この装置は、下部電極に
数百ボルトの負の自己バイアスを形成させ、これがプロ
セス・ガスから生成する反応性ガスを加速させて、電極
上のウェハに垂直に当てる。このようにして、反応性ガ
スは衝突により、化学的、物理的にウェハと反応する。
このウェハとの化学・物理相互作用によって、適当なプ
ロセス拳ガスを使用すれば、ウェハ上のパターンの垂直
、または異方性エツチングが行なわれる。エツチングさ
れるべき区域を画定するフォトレジスト・マスクの下の
横方向のエツチングはほとんどない。
このように、RIE法を使用すれば、微細なライン幅を
得ることができる。
C0発明が解決しようとする問題点 RIEの問題点の1つは、陰極上に置いたウェハのバッ
チ内で薄膜のエッチ速度を均一にすることである。測定
によれば、薄膜のエッチ速度は、陰極の中心近くのウェ
ハに比較して、陰極の周縁近くのウェハのほうがかなり
大きい゛ことがわかった。このエッチ速度の不均一は、
半導体の大量生産でRIEを容易に実施することができ
ないほど、著しいことが多い。プロセス・ガス中の反応
種の局部的消耗により、ガスを導入する場所からの距離
によって、エッチ速度が変わるという理論に基づいて、
RIEチェンバ内のプロセス・ガスの分布を均一にする
ことにより、エツチングの均一性を改良しようとする試
みがなされている。プロセス・ガスが、チェンバ内の反
応種を消耗させないことがわかったので、これらの試み
は効果がない。
同様に板の間隔を変えても、エツチングの均一性は変化
しない。
プラズマ・エツチングも、チェンバ内に板を置いた同様
の装置を使用するが、RF電源は上部電極に接続され、
異なるタイプのエツチングが行なわれる。プラズマ・エ
ツチング(RIEを使用しない)における下部電極にか
なりの負の自己バイアスがないと、ウェハとは化学反応
に似た等方性反応を生じる。このため、マスクの下に横
方向のエツチングが起こり、微細なライン幅を得るため
には、この方法は使用できない。プラズマ・エツチング
では、RIEの場合のような衝突は起こらない。RIE
と反対に、プラズマ・エツチングの場合は、化学種生成
ガスの分布が重要である。米国特許第4297162号
明細書では、ガスを分布させるために、上部電極板に複
数の穴を設けている。この穴は、ガスの分布のためのみ
に用いるものである。上記の特許では、上部電極板を湾
曲させて、エツチングの均一性を増大させている。
RIE装置では、このようなガス分布機構は必要ない。
D0問題点を解決するための手段 この発明では反応性イオン拳エツチング(RIE)にお
いて、エッチ速度を均一にすることができる。この発明
のRIEシステムは、上部の電導性陽極板と、下部の電
導性陰極板を設けた、圧力を制御したチェンバを有する
。エツチングされるウェハは、高周波(RF)電圧源に
接続した下部電極板上に置かれる。ガスは、チェンバ中
のポートから導入され、ウェハに衝突してエツチングし
、所要のパターンを形成する反応種を与える。エッチ速
度の均一性は、チェンバに接地した上部電極板にあるパ
ターンの穴を形成することにより得られる。強化された
プラズマのグローが穴のF[に発生して、反応種の局部
的発生が増大し、その結果ウェハ上のエッチ速度がかな
り均一になる。
穴は、各穴によってエッチ速度が増大した領域が均一に
混合して、下部電極板の広い領域にわたって、薄膜全体
が増大するような位置に設ける。これにより、増大した
エッチ速度は、陰極の中心近くのエッチ速度よりすでに
高かった陰極周縁近くのエッチ速度と一致する。この補
償作用により、下部電極板上のすべてのウェハの薄膜の
エッチ速度、がきわめて均一になる。
陽極に形成する穴の好ましい配置の1つは、下部電極板
の中心に同心の2つの同心円上である。
各穴の周辺に発生する強化されたプラズマ・グローによ
り、下部電極板上のウェハを均一にエツチングするため
の活性が十分に強い種が得られる。
チェンバ内のガスの圧力は、各穴の周囲に発生するプラ
ズマ・グローの量を制御するために調節される。最初、
RF電圧差を下部電極板に印加する時チェンバ内の圧力
を約100ミリトルに高めてグローを開始させる。次に
、圧力を所要の操作圧力(通常10〜50ミリトル)に
下げ、強化したプラズマ領域が自然に持続するようにす
る。この圧力はまた、強化されたプラズマ・グローが発
生しないように減少させることもある。プラズマ・グロ
ー、したがって反応種の生成速度は、ガス循環の場合と
反対に、圧力の調整により、またプラズマ・エツチング
と同様に、板間隔により制御される。このシステムは、
圧力を制御することで均一な動作方式または従来の動作
方式でエツチングを行なうことができる。RFを印加す
る前に、圧力を約10ミリトルに下げることにより、グ
ロー状態は発生しない。
E、実施例 平行板プラズマ反応器の概略を、第1図の10で示す。
反応器10は、側壁14および下部陰極板16で画定し
た円筒形の導電性チ゛エンパ12からなる。陰極板1B
は、高周波(RF)源18に接続されている。陰極板1
6は、絶縁体19を介して側壁14にも接している。導
電性の上部陽極板20は側壁14に接続され、側壁14
は接地されているので、上部陽極板20は、RF源に対
して接地される。チェンバの直径は、電極板1゛6およ
び20よりわずかに大きい。
複数の半導体ウェハ22は、各ウェハの平坦な表面が下
部陰極板16に接触し、各ウェハの他の平坦な表面、す
なわちエツチングされる面は、上部陽極板20に向いて
いる。1実施例では、多結晶シリコン・ウェハが用いら
れる。代表的な方法では、マスキング材料、すなわちフ
ォトレジストの層が用いられる。フォトレジストは、約
5000オングストロームの多結晶シリコンを付着させ
たウェハにコーティングする。フォトレジスト層には、
写真技法により、パターンを形成させる。
残ったフォトレジストは、薄膜の所定の領域をRIEに
よるエツチングから保護する。その後、酸によりフォト
レジストを除去すると、多結晶シリコンがエツチングさ
れない領域が残る。
多結晶シリコンのエツチング種使用するCF4.5iC
Q4等の、化学的に活性な化合物を生成する。プロセス
・ガスを、ガス人口24からチェンバ内に導入する。下
部電極板16の中央に設け、たポンプ・ポート25は、
チェンバ12内の圧力制御に用いる。このポンプ番ポー
ト25は、通常の真空ポンプおよび制御装置27に接続
されている。
周波数13.56MHz1ピーク間電圧約1000vの
RF電力を、ガスの存在下で下部電極板16に供給する
と、ガスはCF4からはフッ素、5iCu。からは塩素
といった反応種を放出する。
これらの反応種はウェハに衝突し、ウェハを異方性エツ
チングする。このことは、上記のフォトレジストでマス
キングされていないウェハの部分に垂直エツチングが生
じることを意味する。
RIEで行なわれる他の方法では、5IO2のエツチン
グにはCF 4、CHF a等、有機薄膜のエツチング
には02 、その他フッ素、塩素、臭素等の反応種を含
有するガスが用いられる。他の周波数および電圧の電力
仕様により所要の結果が得られることは周知の通りであ
る。
第1図のRIE装置では、上部電極板20に、下部電極
板16に向かって開口する開口部26等の1つまたは複
数の物理的な工夫がなされている。
装置10の操作中に、29で示した高度に活性のプラズ
マ領域が上部電極板20と下部電極板1eの間の開口部
28の周囲に発生する。この開口部の下のウェハのエッ
チ速度は、詔そらく活性の高いプラズマ領域によって反
応性のエツチング種の密度が高(なるため増大する。
工実施例における開口部26は、上部電極板20に直径
1/2インチ(1,27cm)の穴をあけたものである
。各開口部26に生じる高度に活性なプラズマ領域は、
開口部26の周囲に半径約1インチ(2,54cm)の
発光する半球影領域として見える。この領域は、RIE
で通常見られるプラズマ・グローより明るく輝く。上下
の電極板の間隔は3.5インチ(8,89cm)である
。この間隔は、全体のエッチ速度を増減するために変化
させることができる。
開口部の好ましい配列を第2図に示す。第2図では、上
部電極板30の2つの同心円上に開口部が設けられてい
る。外側の円の開口部32は、直径2フインチ(68,
58cm)の上部電極板の中心から7.75インチ(1
9,89cm)の距離に20’  (0,349ラジア
ン)おきに配列されている。内側の円の開口部34は、
θO@ (1,047ラジアン)おきに配列されている
。開口部32はエッチ速度を増大させる。開口部の配列
、およびこれに対応する開口部の下のエッチ速度によっ
て、従来の平坦な上部電極板を使用する場合より、均一
なエツチングが行なわれる。従来の平坦な上部電極板で
は、各種の通常の条件下で、板の外縁部の下のほうが、
中心に近い部分よりもエッチ速度が約70%速い。開口
部を有する改良された電極板によれば、全表面上のエッ
チ速度が、従来の電極板の外縁部の下の速いエッチ速度
に近くなる。
平行板プラズマ反応器は、シリコンの下部電極板と、ア
ルミニウムの上部電極板を一有する。RIEにより多数
のウェハをエツチングする装置は、周知のものであり、
Plasma Therm、 Inc、からパッチ・シ
ステム2484.24B2.248Bが、Tylan/
Tokudaからバッチ・システムTRIE−808、
TRIE−555、TRIE−303が市販されている
単一ウェハ用のRIE装置も、この改良により有利にな
る。
開口部は上部電極板に丸い穴をあけたものについて述べ
たが、形状の異なる他の開口部もこの発明の範囲内であ
る。正方形または三角形の開口部も、同様に強化された
プラズマ舎グローを与える。
開口部を面取りすることも考えられる。開口部の分布は
、1つの大きいウェハ、または上述のような複数のウェ
ハ上に所要のエッチ速度が得られるように、簡単な実験
によって変えることができる。
開口部の大きさは正確に述べたが、異なる大きさの開口
部も考えられる。
上部電極板30に、さらに物理的な工夫を加えても、所
要のプラズマ・グローを発生させることができる。これ
らには、同様の直径の開口部を、下部電極板に向かって
あけたものであるが、上部電極板30を全部貫通してい
ないものがあ条。また、板80から下部電極板に向かっ
て突起を有するものも可能である。プラズマ・グローの
面積を増大するものであれば、どのような方法もエッチ
速度を増大させるために使用することができる。
下部電極板上に所要のエッチ速度を得るための開口部ま
たは突起の大きさ、形状およびこれらを混合して使用す
ることは、簡単な実験によって決めることができる。こ
のようなエッチ速度は、均一な速度を必要としない場合
は均一である必要はないが、これらの工夫により、均一
なエッチ速度を得るのに、すぐれた手段を与える。
第3図は、ポンプ・ポート42を有する下部電極板40
と、その上にのせた複数のウェハの部分上面図である。
10枚の3174インチ(8゜26c+++)・の多結
晶シリコン・ウェハを、上述の寸法の、開口部のない上
部電極を用いて、フッ素イオンによるエツチングをした
。エツチングの時間は、多結晶シリコン被膜の厚みの5
0%を除去するのに十分であり、エツチング前後の薄膜
の厚みを測定することにより、エツチングの均一性を計
算することができた。RIEチェンバ内の圧力は40ミ
リトルとした。プロセス・ガスはCF4と5iCQ+の
混合ガスを用いた。陰極には−40−〇vの負の自己バ
イアスが印加された。
1枚のウェハ44当たりXで示す5カ所の位置のエツチ
ングの深さを測定した。エッチ速度は、電極板40の周
縁に近いほど、エツチングの深さが大きいことで示され
るように、最大になった。
正規化したエツチングの深さは、ポンプ・ポート42の
近くの約1.02から、周縁近くの1゜88までの範囲
に分布した。はぼ半円の線46は  。
平均のエツチング深さ1.1を示す。ポンプ・ポート4
2を中心とし、半径が増加する半円である線48.50
.52および54は、平均の正規化深さ、1.2,1.
3.1.4および1.6を示す。
線46〜54は、エッチ速度のよく画定された勾配を示
し、電極板40の中心付近で最低となり、周縁近くで最
高となった。
第4図は、ポンプΦポート62を育する下部電極板80
で、複数のウェハ64の正規化エッチ深さを示したもの
である。同じエツチング条件であったが、上部電極板に
第2図に示すような開口部を設けることにより、はるか
に均一なエッチ速度が得られた。同じプロセス・ガスと
同じ電圧を使用し、チェンバ内の圧力は各穴の周囲にグ
ローを発生させるため瞬間的に100ミリトルに上昇さ
せた。2〜3秒後に、圧力を40ミリトルに低下させた
第5図に示す結果は、第4図のものより良好に見える。
これは、エツチングされるウェハの次に、隣りにエツチ
ングされるウェハがないように、ダミーのウェハを使用
したためである。第4図では隣接するウェハのないウェ
ハの縁部は、正規化したエッチ速度より幾分速いエッチ
速度を示す。これはRIE処理では典型的なものである
。実際の生産では、第5図に示すように、ダミーのウェ
ハを使用しても、すべてのウェハは隣接するウェハを有
する。第5図の結果は、第2図に示す陽極を使用した平
均的な操作の代表例である。均一性は代表的なもので、
操作パラメータを変化しても、著しい変化はない。均一
性は、電圧、圧力またはガス濃度等のどのパラメータの
坦合せよりも、主として上部電極板の穴の関数である。
    −F0発明の効果 この発明でエッチ速度の均一性が増大する以外の重要な
利点の1つは、速度の上昇である。すべてのウェハが、
従来技術による電極板周縁に近い所でのみ得られるのと
同じ速いエッチ速度でエツチングされるため、ウェハの
加工バッチの生産性が増大する。この発明により、RI
Eが大量生産に実用されるようになり、異方性エツチン
グの利点が生じる。このようなエツチングを使用すれば
、大量生産でもさらにライン幅を減少させることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によるRIE装置の略図、第2図は
、第1図の装置の上部電極板の上面図、第3図は、多結
晶シリコン薄膜の正規化したエッチ深さを示す従来技術
による下部電極板の上面図、第4図は、複数のエツチン
グされたウェハの正規化されたエッチ深さを示す。第1
図の装置の下部電極板の上面図、 第5図は、エツチングされるウェハの縁部に隣接してダ
ミーのウェハを使用した、複数のエツチングされたウェ
ハの正規化されたエッチ深さを示す第1図の装置の下部
電極板の上面図である。 10・・・・反応器、16・・・・陰極板、企O・・・
・陽極板、22・・・・半導体ウェハ、26・・・・開
口部、29・・・・プラズマ領域。 出願人  インターナシロナル・ビジネス・マシーンズ
・コーポレーシロン 復代理人 弁理士  合  1)  潔11図 従廠技術によるウェハのエッチ深さく叡1図第3E

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、反応性イオン・エッチング装置用電極において、少
    なくとも1つの開口を設けて、プラズマ・グローの発生
    を可能にし、前記開口付近のエッチ速度を増大させるよ
    うにしたことを特徴とする前記電極。 2、室内に設けられてエッチングされる物体を支持する
    電極と、この電極に高周波電力を与える手段と、前記室
    内に設けられて前記電極と対向し且つ前記室に電気的に
    接続された電極と、前記室に気体を供給する手段と、を
    備えた反応性イオン・エッチング装置において、 前記室に電気的に接続された前記電極に、少なくとも1
    つの開口を設けて、プラズマ・グローの発生を可能にし
    、前記開口付近のエッチ速度を増大させるようにしたこ
    とを特徴とする、前記装置。
JP62179284A 1986-11-03 1987-07-20 反応性イオン・エッチング装置 Expired - Lifetime JP2628554B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/926,299 US4810322A (en) 1986-11-03 1986-11-03 Anode plate for a parallel-plate reactive ion etching reactor
US926299 1986-11-03

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Publication Number Publication Date
JPS63122220A true JPS63122220A (ja) 1988-05-26
JP2628554B2 JP2628554B2 (ja) 1997-07-09

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EP (1) EP0266604A3 (ja)
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