JPS63121217A - マイカシ−ト - Google Patents

マイカシ−ト

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Publication number
JPS63121217A
JPS63121217A JP26805686A JP26805686A JPS63121217A JP S63121217 A JPS63121217 A JP S63121217A JP 26805686 A JP26805686 A JP 26805686A JP 26805686 A JP26805686 A JP 26805686A JP S63121217 A JPS63121217 A JP S63121217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mica
paper
sheet
scales
reinforcing sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP26805686A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 綏
田中 喜昭
利一郎 家田
上原 五郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagara Seishi KK
Lignyte Co Ltd
Original Assignee
Nagara Seishi KK
Lignyte Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagara Seishi KK, Lignyte Co Ltd filed Critical Nagara Seishi KK
Priority to JP26805686A priority Critical patent/JPS63121217A/ja
Publication of JPS63121217A publication Critical patent/JPS63121217A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0366Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野1 本発明は、電気絶縁板やプリント配線基板など電気用の
積層板の基材として主に用いられるマイカシートに関す
るものである。
[従来の技術] MpXl板はその優れた電気絶縁性能に基づいて電気絶
縁板やプリント配線基板などとして多用されている。こ
の8を層板は、基材に熱硬化性樹脂のフニスなど樹脂液
を含浸させて乾燥することによって作成したプリプレグ
を複数枚重ね、これを加熱加圧してMM成形することに
よって製造される。
ここで、積層板の電気絶縁性能は基材に含浸する樹脂に
大きく左右されると共に基材自体によっても大きく影響
を受ける。そこで、従来上り基材としては紙やガラス布
が主として使用されているが、電子部品の高密度実装化
などに伴って高い電気絶縁性能が積層板に要求される場
合には、このような高い電気絶縁性能を満足することの
できる基材材料として雲母すなわちマイカを用いること
が注目されている。このマイカは鱗片状の微小フレーク
の形態として提供されており、マイカを基材材料として
使用する場合はマイカの鱗片を分散したスラリーを抄造
して、マイカの鱗片を集成することによってマイカペー
パーを作成し、このマイカペーパーを基材として使用す
る試みがなされている。
ここで、基材に熱硬化性の樹脂液を含浸させて乾燥する
ことによってプリプレグを作成するにあたって、長尺の
基材を連続して送りつつ樹脂液中に通して浸漬すること
によって基材中に熱硬化性樹脂液を含浸させ、さらに基
材を連続して送りつつ乾燥機中に通して加熱することに
よって熱硬化性樹脂液を乾燥させ、そしてこれを定尺に
切断することでおこなわれるのが、現在では一般的な製
造工法となっており、このような連続した工程によって
プリプレグの生産性を向上させることができるに至って
いる。しかしながらマイカペーパーを基材として用いる
場合、マイカペーパーに熱硬化性樹脂液を含浸させるに
あたって熱硬化性樹脂液中にマイカペーパーを浸漬する
と、マイカペーパー内への熱硬化性樹脂液の浸透に伴っ
て集成されているマイカの鱗片が分離され、ベーパー状
の形態を保持できなくなってしまうことになり、またマ
イカペーパーに熱硬化性樹脂液を浸漬して乾燥機に連続
して送る間にマイカペーパーには張力が加わることにな
るが、熱硬化性!(血液の浸透によってマイカ鱗片が分
離された状態にあるマイカペーパーはこの張力に到底耐
えることができず破れてしまうことになる。
そこで本出願人等は従前に特願昭60−297652号
において、マイカの鱗片が集成されて形成されるマイカ
ペーパーの表面に補強シートを積層して構成したマイカ
シートを提供するに至っている。すなわちこのものでは
、補強シートの積層でマイカペーパーにおけるマイカ鱗
片の集成力を高め、樹脂液を含浸させてもマイカペーパ
ーは樹脂液の浸透によってベーパーの形態が保持されな
くなることを防止することができると共に、マイカペー
パーの張力低下を補強シートで補強することができ、こ
の結果樹脂液の含浸や乾燥を一連の連続した工程でおこ
なうことを可能にすることができるのである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしこのマイカシートにおけるマイカペーパーはマイ
カの鱗片が集成されたものであり、マイカの形態はこの
ように鱗片であるためにマイカは層状に密に重なって集
成されることになる。従ってマイカペーパーはマイカ鱗
片が密に集成された状態にあって、マイカ鱗片間に樹脂
液は浸透され難くてマイカペーパーへの樹脂液の浸透性
が悪く、マイカシーFへの樹脂液の含浸不良が発生する
という問題があり、あるいは樹脂液の含浸を十分におこ
なわせるためには樹脂液へのマイカシートの浸漬に長時
間を必要として生産性が低下するという問題などがある
E間flI点を解決するための手段] 本発明は上記問題を解決することを目的としてなされた
ものであって、本発明に係るマイカシートは、マイカの
鱗片が集成されさらにこの集成されたマイカの鱗片間に
繊維が混在されて形成されるマイカペーパーの表面に、
液浸透性を有する補強シートがMi層されて成ることを
特徴とするものであり、以下本発明の詳細な説明する。
マイカ(雲母)としては、天然マイカと合成マイカのい
ずれでも用いることができ、特に限定されるものではな
いが第1表にマイカの種類と化学組成を示す。これらの
ものを単独であるいは複数種を岨み合わせて使用するこ
とができる。
(以下余白) このマイカは鱗片状に粉砕した状態で用いられるもので
、その粒子は50メツシユ以下、好ましくは100メツ
シユ以下に′i!4整されるのがよい。
粒径が50メツシユを超える場合にはマイカ鱗片を集成
して作成されるマイカペーパーの表面が粗くなる場合が
ある。
このマイカ鱗片を集成することによってマイカペーパー
を作成することができるが、本発明ではこの集成の際に
マイカ鱗片間に繊維を混在させるようにしてマイカペー
パーを作成するものであり、この繊維としてはマイカペ
ーパーの電気Ja緑性能等を低下させることがないもの
であれば、任意の天然や人造の有機系及び無機系の繊維
を用いることができるが、例えばパルプ、ガラス繊維や
セラミック繊維等の無Wi系繊維、ポリエステルa、*
やナイロン繊維等の合成繊維、アラミツド繊維やフェノ
ール樹脂繊維(カイノール繊維)等の耐熱合成繊維等が
好適である。この繊維は後述するように、マイカペーパ
ーにおける層状に集成されるマイカ鱗片間に微少な隙間
を生じさせて、マイカペーパーへの樹脂液の浸透性を向
上させるために用いるものであり、このような作用を効
果的に発揮させるうえで繊維径30μ以下、繊m艮5〜
50mta程度の範囲の寸法のものが好ましい、また樹
脂含浸の際のマイカペーパーの形態の保持はマイカペー
パーに積層される補強シートでおこわなれるために繊維
にマイカペーパーの形態保持の作用を斯待する必要はな
く、繊維はマイカペーパーへの樹脂液の浸透性が確保さ
れる量が配合されればよいものであり、例えばマイカ鱗
片100重量部に対して10重量部〜100重量部程度
が望ましい、10重量部未満であると樹脂液の浸透性の
向上の効果が不十分であり、また100重量部を超える
とマイカペーパーの電気絶縁特性がa維によって影響さ
れる傾向が生じる。そして本発明ではこのマイカペーパ
ーの表面に補強シートを積層し、マイカペーパーを補強
シートによって補強したマイカシートとして用いる。補
強シートとしては、マイカシートを積層板の基材として
用いる場合にマイカペーパーへの熱硬化性樹脂液の含浸
を阻害することがないように、樹脂液を浸透させる性質
を有する繊維質のものなどが用いられるもので、例えば
紙やガラス繊維の織布や不織布で形成されるガラス布、
その他天然#la維や合成繊維の布、アスベスト布等を
使用することができる。ここで、補強シートはマイカペ
ーパーに混在させるようにした繊維と同じ材質の繊維の
形成するようにするのが好ましく、このようにすればマ
イカペーパーと補強シートとの伸縮挙動の差を小さくす
ることができ、マイカシートに反りやねじれが発生する
ことを防止することができる。
またマイカペーパー1を補強シー)2で補強してマイカ
シー)Aを作成するにあたって、第1図に示すようにマ
イカペーパー1の片面に補強シート2を積層するように
する他、fjIJ2図に示すようにマイカペーパー1の
両面に補強シート2を積層するようにしても、また第3
図に示すように二枚のマイカペーパー1,1の表面間に
サンドイッチされた状態で補強シート2を積層するよう
にしてもよい、さらに複数枚のマイカペーパー1と複数
枚の補強シート2とを交互に積層して多層構成のマイカ
シートAを作成することもできるものであり、要するに
マイカペーパー1と補強シート2との組み合わせは何等
限定されず任意である。補強シート2はマイカペーパー
1を補強するに十分な厚みを有するものであればよい。
ここで、マイカペーパー1と補強シート2とを積層して
マイカシー)Aを作成するにあたって、マイカペーパー
1と補強シート2とを接着剤を用いることなく積層する
ことが、電気絶kk特性などに与える接着剤の影響を排
除できるために望ましく、例えばマイカ鱗片の水性スラ
リーを抄造することによってマイカ鱗片を集成すること
でマイカペーパー1を作成すると同時に補強シート2と
の積層をおこなうようにして接着剤を用いる必要なく積
層をおこなうことができる。
第4図はマイカシー)Aを作成するための抄造装置の一
例を示すもので、バラ)10には紙パルプやあるいはガ
ラス繊維などのa継材を水に分散したスラリー4が供給
され、このスラリー4は丸網第1の表面で濾過されて繊
維材が丸網第1の表面に残留して抄造され、この繊維材
の抄造M6は無限帯状のフェルト12の表面に転写され
る。またバット13にはマイカ鱗片と少量の繊維とを水
に分散したスラリー3が供給され、このスラリー3は丸
網14の表面で濾過されてマイカ鱗片と繊維とが丸網1
4の表面に残留して抄造され、そしてこのマイカ鱗片を
主体とする抄造層5はフェルト12の表面に付着された
繊維材の抄造層6の表面に転写される。このようにして
第5図に示すようにフェルト12の表面に繊維材の抄造
層6にマイカ鱗片の抄造層5をM/@させた状態の抄造
シート7として付着させた状態でフェルト12の走行と
ともに送り、そして抄造シート7をフェルト12から剥
離してロール等でプレスして脱水し、さらに乾燥機等に
よって乾燥したのちに巻き取ることによって、マイカ鱗
片の抄造層5が乾燥されて形成されるマイカペーパー1
と繊維材の抄造/16が乾燥されて形成される補強シー
ト2とが積層されたマイカシートAを得ることができる
。このようにして、抄造の際にマイカペーパー1と補強
シート2とを積層させることができるために、接着剤を
泪いる必要なくマイカペーパー1と補強シート2とを積
層一体化してマイカシートAを製造することができるの
である。第4図の装置においては第1図に示す構造のマ
イカシー)Aを製造することができるが、繊維材のスラ
リー4を供給するバット10を一対用いることによって
第2図に示す構造のマイカシートAを、マイカ鱗片のス
ラリー3を供給するバット13を一対用いることによっ
て第3図に示す構造のマイカシー)Aをそれぞれ製造す
ることができる。
第4図の装置においては、マイカペーパー1と補強シー
ト2とをそれぞれ抄造する際に積層するようにしたもの
であるが、第6図に示す装置においては、フェルト12
の表面に添わせで長尺の補強シート2を供給し、マイカ
鱗片と少量の繊維とを配合したスラリー3が供給される
バット13において丸網14にマイカ鱗片の抄造層5を
抄造させてこのマイカ鱗片の抄造層5を補強シート2の
表面に献写し、このようにして補強シート2の表面にマ
イカ鱗片の抄造層5を積層することで!@7図に示すよ
うに作成される積層シート8をロール等でプレスして脱
水し、さらに乾燥機等によって乾燥したのちに巻き取る
ことによって、マイカ鱗片の抄造層5が乾燥されて形成
されるマイカペーパー1と補強シート2とが積層された
マイカシートAを得ることができるようにしたものであ
る。
このものにあっても抄造の際にマイカペーパー1と補強
シート2とは積71されることになるために、接着剤を
用いる必要なくマイカペーパー1と補強シート2とを積
層一体化してマイカシートAを製造することができるこ
とになるものである。第6図の装置においては第1図に
示す構造のマイカシー)Aを製造することができるが、
補強シート2にマイカ鱗片の抄造層5を積層させたのち
にこの抄造層5の表面にさらに補強シート2を重ねて積
層させることによって第2図に示す構造のマイカシート
Aを、またフェルト12の表面にマイカ鱗片の抄造層5
を付着させたのちにこの抄造wI5の表面に補強シート
2を重ねて積層させ、さらにこの補強シー0ト2の表面
にマイカ鱗片の抄造層5を付着させて積層することによ
って第3図に示す構造のマイカシートAをそれぞれ得る
ことがでさることになる。
(以下余白) 上記のようにしてマイカペーパー1と補強シート2とを
1層して得たマイカシー)Aは、電気絶縁板やプリント
配線基板などの電気用積層板における基材として用いる
ことができる。そしてマイカシー)Aを積層板における
基材として用いる場合、マイカシートAによってまずプ
リプレグ15を作成する。第8図はプリプレグ15を作
成rる装置の一例を示すもので、長尺のマイカシー)A
を連続して繰り出しつつ、熱硬化性樹脂液16中に通し
て浸漬させ、マイカシー)A内に熱硬化性樹脂液16を
含浸させる。ここで、熱硬化性樹脂液16としては、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、エリア樹脂、メラミン樹
脂、不飽和ボリエステルム4脂、ポリイミド樹脂、ビス
マレイミド・トリアジン樹脂、フェノール・アラルキル
樹脂など任意の熱硬化性樹脂のワニスを、単独あるいは
2種以上組み合わせて用いることができる。そしてマイ
カシー)Aを熱硬化性樹脂液16中に浸漬すると、熱硬
化性樹脂液16はマイカペーパー1内に直接浸透したり
、あるいは液浸透性に形成される補強シート2を通して
マイカペーパー゛1に浸透して含浸されることになる。
このとき、マイカ鱗片が層状に集成されて形成されるマ
イカペーパー1において、集成されるマイカ鱗片間には
繊維が混在されていてこの繊維によってマイカ鱗片間に
′4!1mな間隙が形成されている。従って熱硬化性樹
脂液16はこの間隙からマイカ鱗片間に入り込むことが
でき、マイカペーパー1内に良好に浸透されることにな
る。また、このようにマイカペーパー1に熱硬化性樹脂
8第16を含浸させる際に、マイカペーパー1への熱硬
化性樹脂液16の浸透によってマイカペーパー1内のマ
イカ鱗片の集成力が弱められることになるが、マイカペ
ーパー1は補強シート2の8層層によってマイカ鱗片の
集成力が高められており、マイカペーパー1は熱硬化性
樹脂液16の浸透によってペーパー形態が保持されなく
なるようなおそれはない。
このようにして熱硬化性樹脂液16を含浸したマイカシ
ートAは連続して送られ、オープンなどの乾燥機17内
に導入される。このように熱硬化性樹脂液16を含浸し
たマイカシートAを乾燥機17へと送るにあたって、マ
イカシー)Aには張力が加わることになるが、熱硬化性
樹脂液16の含浸によってマイカ鱗片の集成力が弱めら
れているマイカペーパー1は上記のように補強シート2
で補強され、この張力を補強シート2によって受けるこ
とができることになり、マイカペーパー1が破れてマイ
カシー)Aに破損が生じるようなことを防止することが
できることになる。そしてマイカシートAを乾燥1i1
7内に通すことによって加熱し、マイカシー)Aに含浸
した熱硬化性樹脂を乾燥して半硬化させ、マイカシー)
Aを基材とするプリプレグ15を得ることができる。こ
のプリプレグ15はさらに切断装置18によって所定の
寸法に切断される。
次に、このようにして所定寸法に形成したマイカシート
Aを基材とするプリプレグ15を例えば第9図(a)の
ように所要の枚数で重ね、これを熱盤間にセットし加熱
加圧する積層成形をおこなうことによって、プリプレグ
15内の樹脂が溶融硬化して複数枚のマイカシートAが
積層接着され一体化された電気絶縁板Bとしての積層板
を第9図(b)のように得ることができる。
また、上記のように所定寸法に形成したマイカシートA
を基材とするプリプレグ15を第10図(a)のように
所要の枚数で重ねると共にプリプレグ15の最外層表面
に銅箔やアルミニウム箔などの金属箔19を重ね、これ
を熱盤間にセットし加熱加圧する積層成形をおこなうこ
とによって、プリプレグ15内の樹脂が溶融硬化して複
数枚のマイカシー)Aが積層接着され一体化された絶縁
基板20としての積層板の表面に金属箔19が積層接着
されたプリント配線基板Cを第10図(b)のように得
ることができ、そして金属?i19をエツチングするな
どして回路形成をすることによってプリント配線板を作
成することができる。
尚、マイカシー)Aは$1図乃至第3図等の種々の態様
で作成されるが、上記電気絶縁板Bやプリント配線基板
Cをgl造するにあたって、これら種々の態様で作成し
たマイカシートAをそれぞれ基材とするプリプレグ15
を単独あるいは任意複数種の組み合わせで積層して用い
ることができるものである。またプリント配線板を作成
するにあたって、多層プリント配線板として製造する場
合において、内層回路体と外層回路体とはプリプレグで
形成されるボンディングシートによって積層一体化させ
るが、このボンディングシートの基材として本発明に係
るマイカシートAを用いることができるのはいうまでも
ない。
上記のように形成される電気絶縁板Bやプリント配線基
板Cにあって、これらのものはマイカシー)Aを基材と
して形成されているものであるために、高い電気絶縁性
を備えたものとすることができる。しかもマイカは鱗片
板状の形態を有していて、マイカシートAにおけるマイ
カペーパー1ではこのマイカは層状に集成された状態に
あり、このためにマイカペーパー1は面内等方性となっ
て成形後における反りやねじれがないと共に寸法安定性
に優れ、電気絶縁板Bやプリント配線基板Cにおける反
りやねじれを低減できると共に寸法安定性を向上させる
ことができることになる。加えてマイカはその硬度が低
(、電気絶縁板Bやプリント配線基板Cの後加工が容易
になり、例えばスルーホールの孔あけ加工時の発熱を小
さく抑えることができてスミアの発生を低減することか
で軽、スルーホールの信頼性を高めることができるもの
である。
[実施例] 次に本発明を実施例によって具体的に説明する。
K1箆L 10001の水にクラフトパルプを25Kg配合したス
ラリー4を第4図に示すi置のバット10に供給し、ま
た1ooo1の水にマイカ鱗片(マスコバイト、粒度が
200メツシユ以下で粒径が10〜150μ)を15k
g及びクラフトバルブを5kg配合したスラリー3を第
4図に示す装置のバット13に供給し、各スラリー3,
4から抄造した抄造M5,6を第5図のように積層した
状態でフェルト12の表面に付着させ、この抄造層5,
6が積層された抄造シート7をプレスして脱水したのち
に乾燥機で乾燥して、秤量が300 g/ m”のマイ
カペーパー1と秤量が15g/m”の補強シート2とし
ての紙とが積層一体化されたマイカシートAを得た。
このようにして得たマイカシートAに第8図の装置によ
って第2表の配合の熱硬化性樹脂ワニス16を含浸させ
た。このときマイカシートAの送り速度を熱硬化性樹脂
ワニス16中でのマイカシー)Aの滞留時間が1分とな
るように設定した。
このときのマイカシー)Aへの熱硬化性樹脂ワニス16
の含浸量を第3表に示す。
上記のようにマイカシートAに熱硬化性1(ffiワニ
ス16を含浸させたのちに、さらに120“Cで5分間
加熱乾燥すると共に所定寸法に切断することによってマ
イカシートAを基材とする厚み0゜25mmのプリプレ
グ15を得た。そしてこのプリプレグ15を6枚重ねる
と共に35μの銅箔を重ね、これをタッチ圧で150℃
、20分の条件で加熱加圧成形したのちさらに10kg
f/am2.150℃、60分間の条件で厚み1.2m
mとなるように加熱加圧成形して、両面銅張りのプリン
ト配線基板Cを得た。
支(九L 10001の水にマイカ鱗片(マスコバイト、粒度が2
00メツシユ以下で粒径が10〜150μ)を12kg
、ffラス繊維(繊維径7μ、繊m艮30ωl)を8に
、配合したスラリー3を第6図に示す装置のバット13
に供給し、補強シート2としての秤量20g/l第12
のガラスペーパーをフェルト12の表面に添わせて送り
つつ、スラリー3から抄造した抄造層5を補強シート2
の表面に付着させ、このように補強シート2に抄造Wi
5を積層させて得られた!¥$7図に示す積層シート8
をプレスして説水したのちに乾燥機で乾燥して、マイカ
ペーパー1の秤量が3001/m2のマイカシー)Aを
得た。
このようにして得たマイカシー)Aに実施例1と同様に
して熱硬化性樹脂ワニス16を含浸させると共に乾燥す
ることによって、マイカシートAを基材とする厚み0.
28mmのプリプレグ15を得た。このときのマイカシ
ー)Aへの熱硬化性樹脂ワニス16の含浸量を第3表に
示す。
このプリプレグ15を用いて実施例1と同様にして厚み
1 、2 ma+の両面銅張りプリント配線基板Cを得
た。
思息」ロー スラリ−3にクラフトパルプを配合しない他は実施例1
と同様に抄造して、秤量が300g/l第12のマイカ
ペーパー1と秤量が151r/第12の補強シートとし
ての紙が積層一体化されたマイカシートAを得た。この
ようにして得たマイカシー)Aに実施例1と同様にして
熱硬化性樹脂ワニス16を含浸させると共に乾燥するこ
とによって、マイカシートAを基材とする厚み0.25
m論のプリプレグ15を得た。このときのマイカシー)
Aへの熱硬化性樹脂ワニス16の含浸量を第3表に示す
このプリプレグ15を用いて実施例1と同様にして厚み
1.2mmの両面銅張りプリント配線基板Cを得た。
志里1」− スラリー3にプラス繊維を配合しない池は実施例2と同
様に抄造して、補強シートとしての秤量20 g/ v
a”のプラスペーパーに秤量が280g/m”のマイカ
ペーパー1が積層一体化されたマイカシー)Aを得た。
このようにして得たマイカシートAに実施例1と同様に
して熱硬化性樹脂ワニス16を含浸させると共に乾燥す
ることによって、マイカシートAを基材とする厚み0.
30mmのプリプレグ15を得た。このときのマイカシ
ー)Aへの熱硬化性樹脂ワニス16の含浸量を第3表に
示す、このプリプレグ15を用いて実施例1と同様にし
て厚み1 、2 !IIIの両面銅張りプリント配線基
板Cを得た。
」&九 秤fi164g/m”のクラフト紙を基材としで用い、
これに実施例1と同様にして熱硬化性りf脂ワニスを含
浸して乾燥することによって厚みが0゜25mmの紙基
材プリプレグを作成した。このときのクラフト紙基材へ
の熱硬化性樹脂ワニス16の含浸量を第3表に示す。こ
のプリプレグを用いて実施例1と同様にして成形して厚
み1.2第11mの両面銅張りプリント配線基板Cを得
た。
上記実施例1及び2、比較例1及び2、従来例において
得たプリント配線基板Cについて、種々の特性をJIS
  C6481に基づいて測定した結果を第3表に示す
(以下余白) 第3表の結果、マイカシートを基材として用いた実施例
1.2のものにあっては、体積抵抗率や表面抵抗率の項
目に見られるように紙を基材として用いた従来例のもの
よりも電気絶縁性が大幅に向上していることが確認され
、さらに高周波特性に関する誘電率やtanδの項目に
見られるように、各実施例のものは従来例のものよりも
特性が向上していることが確認される。また実施例1.
2におけるマイカシートへの熱硬化性樹脂ワニスの含浸
量は比較例1,2のものよりも向上しており、この結果
実施例1,2のものでは電気的特性が比較例1.2のも
のよりも向上していることが確認される。特に比較例1
,2のものではマイカシートへの樹脂ワニスの含浸状態
が表面部分では良好であるが内部への含浸は少なくて空
気層が発生しており、この結果耐熱性試験でふくれが発
生するものであった。
[発明の効果] 上述のように本発明におけるマイカシートは、マイカの
鱗片が1に成されたマイカペーパーの表面に液浸透性を
有する補強シートを積層して形成したものであるから、
マイカペーパーにおいては補強シートの積層によってマ
イカ鱗片の集成力が高められており、マイカシートに樹
脂液を含浸させてもマイカペーパーは樹脂液の浸透によ
ってペーパー形態が保持されなくなるようなおそれがな
いと共に樹脂液の浸透によるマイカペーパーの張力低下
を補強シートで補強することができ、樹脂液の含浸や乾
燥を一連の連続した工程においておこなうことができる
ものであってマイカを基材として電気絶縁性の優れた積
層板の製造を生産性よくおこなうことができるものであ
る。しかもマイカペーパーにおいては集成されたマイカ
鱗片間に繊維が混在されているので、この繊維によって
マイカ鱗片間に間隙を形成させることができ、樹脂液を
この間隙からマイカ鱗片間に入り込ませることがでさて
マイカペーパー内に樹脂液を良好に浸透させることがで
きるものであり、樹脂液の含浸不良のおそれがないと共
に樹脂液の含浸量を確保するために長時間の浸漬をおこ
なうような必要がないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれ本発明に係るマイカシート
の正面図、第4図はマイカシートの製造の装置の一例を
示す一部の概略図、第5図はフェルトに抄造シートを抄
き上げた状態の断面図、第6図はマイカシートの製造の
装置の他の一例を示す一部の概略図、第7図は積層シー
トの断面図、ttIJ8図はプリプレグの91造の装置
を示す概略図、第9図(a)(b)は電気絶縁板の製造
の各工程の断面図、第10図(a)(b)はプリント配
線基板の製造の各工程の断面図である。 1はマイカペーパー、2は補強シートである。 以上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マイカの鱗片が集成されさらにこの集成されたマ
    イカの鱗片間に繊維が混在されて形成されるマイカペー
    パーの表面に、液浸透性を有する補強シートが積層され
    て成ることを特徴とするマイカシート。
  2. (2)繊維はガラス繊維であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のマイカシート。
  3. (3)補強シートは紙であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載のマイカシート。
  4. (4)補強シートはガラス布であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載のマイカシート。
  5. (5)マイカペーパーの片面に補強シートが積層された
    特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載のマ
    イカシート。
  6. (6)マイカペーパーの両面に補強シートが積層された
    特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載のマ
    イカシート。
  7. (7)2枚のマイカペーパーの片面間に補強シートが積
    層された特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに
    記載のマイカシート。
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JP2010263147A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Fujitsu Ltd 電子機器用筐体

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