JPS63121129A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS63121129A
JPS63121129A JP26629086A JP26629086A JPS63121129A JP S63121129 A JPS63121129 A JP S63121129A JP 26629086 A JP26629086 A JP 26629086A JP 26629086 A JP26629086 A JP 26629086A JP S63121129 A JPS63121129 A JP S63121129A
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JP
Japan
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film layer
titanate
titanium dioxide
protective film
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP26629086A
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English (en)
Inventor
Minoru Ichijo
稔 一條
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記
録媒体の製造方法に関し、さらに詳しくは、耐久性およ
び耐食性に優れた前記の磁気記録媒体の製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記録媒体は、
通常、金属もしくはそれらの合金などを真空蒸着、スパ
ッタリング等によって基体フィルム上に被着してつくら
れ、高密度記録に適した特性を有するが、反面磁気ヘッ
ドとの摩擦係数が大きくて摩耗や損傷を受は易く、また
空気中で徐々に酸化を受けて最大磁束密度などの磁気特
性が劣化するなどの難点がある。
このため、従来から強磁性金属薄膜層上に種々の保護膜
層を設けるなどして耐久性および耐食性を改善すること
が行われており、たとえば、チタン酸エステルを強磁性
金属薄膜層上に被着した後、相対湿度が40%RH以下
の低湿度の条件下で乾燥して、酸化チタンからなる皮膜
を設けることが提案されている。(特開昭57−147
133号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、この種の酸化チタンからなる皮膜は、溶剤を
乾燥させる際にガサガサになってしまって緻密な膜が得
られず、未だ耐久性および耐食性を充分に改善すること
ができない。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明はかかる現状に鑑み種々検討を行った結果なさ
れたもので、強磁性金属薄膜層の表面にチタン酸エステ
ルを真空蒸着した後、大気中で加水分解することによっ
て、網目構造を有する高分子化された稠密で強靭な二酸
化チタンからなる保護膜層を設け、耐久性および耐食性
を充分に改善したものである。
この発明において、強磁性金属薄膜層上に形成される二
酸化チタシからなる保護膜層は、チタン酸エステルを真
空蒸着した後、大気にさらし、加水分解して形成される
。チタン酸エステルとしては、一般式Ti  (OR)
4  (但し、Rはアルキル基またはアリール基である
。)で表されるものが好適なものとして使用され、加水
分解速度、蒸気圧などの点から、特に前記一般式のRが
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘプチル
基、イソプロピル基などの炭素数が7以下のアルキル基
からなるチタン酸エステルが好ましく使用される。
この種のチタン酸エステルは、水または湿った空気にさ
らされると急速に加水分解を起こし、同時に縮合して巨
大分子に成長し、網目構造を有する二酸化チタンとなる
。しかして、強磁性金属薄膜層上に被着された前記のチ
タン酸エステルが、大気中で加水分解されると、チタン
酸エステルの加水分解が速やかに行われて、高分子化さ
れた網目構造を有する二酸化チタンからなる保護膜層が
形成され、このようにして形成された二酸化チタンから
なる保護膜層は、強磁性金属薄膜層との接着性が極めて
よく、さらに緻密で力水効果を有するため、強磁性金属
薄膜層上に強固に被着されて、耐久性および耐食性が充
分に向上される。
このようにして、チタン酸エステルを真空蒸着によって
強磁性金属薄膜層上に被着した後、行われる加水分解は
、20〜60℃の温度で、相対湿度が20%RHより高
く80%RHより低い雰囲気下に、数十秒ないし数分間
さらして行うのが好ましく、相対湿度が20%RH以下
の低湿度条件下では、チタン酸エステルの加水分解速度
が遅く生産性が劣る。同様に温度が20℃以下では、チ
タン酸エステルの加水分解速度が遅く生産性が劣る。ま
た相対湿度を90%RH以上にすると、加水分解速度が
速すぎ、アルコール等の加水分解生成物が膜から充分に
脱離する前に架橋が進行して低密度の膜になる。温度を
60℃以上にした場合も同様に、加水分解速度が速すぎ
、アルコール等の加水分解生成物が膜から充分に脱離す
る前に架橋が進行して低密度の膜になる。
このようにして形成された二酸化チタンからなる保護膜
層の層厚は、50〜1000人の範囲内にするのが好ま
しく、薄すぎると耐久性および耐食性を充分に向上でき
ず、厚すぎるとスペーシングロスが大きくなって電磁変
換特性が劣化するおそれがある。
強磁性金属薄膜層の形成材料としては、Co。
F e SN i等の金属、Go−NiSCo−Cr。
Fe−Co、、Fe−Co−Cr5 Co−Pt5CO
−Ti等の合金、あるいはこれらの金属および合金の酸
化物、およびC0−PSCo−Ni−Pなどの強磁性材
が使用され、これらの強磁性材からなる強磁性金属薄膜
層は、真空蒸着、イオンブレーティング、スパッタリン
グ、メッキ等の手段によって基体上に被着形成される。
また、磁気記録媒体としては、ポリエステルフィルム、
ポリイミドフィルムなどのプラスチックフィルム等を基
体として用いた磁気テープ、プラスチックフィルム、ア
ルミニウム板およびガラス板などからなる円盤を基体と
して用いた磁気ディスクや磁気ドラムなど、磁気ヘッド
と摺接する構造の種々の形態を包含する。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 厚さ10μmのポリエステルフィルムを真空蒸着装置に
装填し、lXl0()−ルの真空下でコバルトを加熱蒸
発させ、400人/secの析出速度で斜め入射蒸着し
てポリエステルフィルム上に厚さ1000人のコバルト
からなる強磁性金属薄膜層を形成した。次いで、これを
真空蒸着装置に装填し、3X10−5)−ルの真空下で
、チタン酸イソプロピルを90℃の温度で加熱して蒸発
させ、強磁性金属薄膜層上にチタン酸イソプロピルを真
空蒸着した。しかる後、40℃、80%RHの雰囲気に
50秒間さらして、チタン酸イソプロピルを加水分解し
、強磁性金属薄膜層上に厚さ190人の二酸化チタンか
らなる保護膜層を形成した、。その後、所定の巾に裁断
して第1図に示すようなポリエステルフィルム1上に、
強磁性金属薄膜層2および二酸化チタンからなる保護膜
層3を、順次に積層形成した磁気テープAをつくった。
実施例2 実施例1における保護膜層の形成において、チタン酸イ
ソプロピルに代えて、チタン酸ブチルを同量使用した以
外は、実施例1と同様にして二酸化チタンからなる厚さ
が220人の保護膜層を形成し、磁気テープAをつくっ
た・ 実施例3 実施例1における保護膜層の形成において、チタン酸イ
ソプロピルに代えて、チタン酸ブチルを同量使用し、蒸
発温度を90℃から120℃に変更した以外は、実施例
1と同様にして二酸化チタンからなる厚さが280人の
保護膜層を形成し、磁気テープAをつくった。
比較例1 実施例1と同様にしてポリエステルフィルム上に強磁性
金属薄膜層を形成した後、これを、チタン酸イソプロピ
ルをn−へキサンにIg/fの濃度で溶解した溶液中に
、ディップ法に基づいて浸漬した。しかる後、50℃、
60%RHの雰囲気に50秒間さらして、乾燥すると同
時にチタン酸イソプロピルを加水分解し、強磁性金属薄
膜層上に厚さ180人の二酸化チタンからなる保護膜層
を形成した。しかる後、所定の巾に裁断して磁気テープ
をつくった。
比較例2 実施例1において、保護膜層の形成を省いた以外は、実
施例1と同様にして磁気テープをつくった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
耐久性および耐食性を試験した。耐久性試験は、スチル
試験を行い、強磁性金属薄膜層が剥離するまでのスチル
耐久時間を測定して行った。また耐食性試験は得られた
磁気テープを60℃、90%RHの条件下に一周間放置
して飽和磁化を測定し、放置前の磁気テープの飽和磁化
を100%とし、これと比較した値でその劣化率を調べ
て行った。
下表はその結果である。
表 〔発明の効果〕 上表から明らかなように、実施例1ないし3で得られた
磁気テープは、比較例1および2で得られた磁気テープ
に比し、いずれもスチル耐久時間が長くて、飽和磁化の
劣化率が小さく、このことからこの発明によって得られ
る磁気°記録媒体は、耐久性および耐食性が一段と向上
されていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によって得られた磁気テープの部分拡
大断面図である。 1・・・ポリエステルフィルム(基体)、2・・・強磁
性金属薄膜層、3・・・保護膜層、A・・・磁気テープ
(磁気記録媒体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基体上に金属もしくはそれらの合金からなる強磁性
    金属薄膜層を形成し、この強磁性金属薄膜層上にチタン
    酸エステルを真空蒸着した後、加水分解して、網目構造
    を有する高分子化された二酸化チタンからなる保護膜層
    を形成することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
JP26629086A 1986-11-07 1986-11-07 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPS63121129A (ja)

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JP26629086A JPS63121129A (ja) 1986-11-07 1986-11-07 磁気記録媒体の製造方法

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JPS63121129A true JPS63121129A (ja) 1988-05-25

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