JPS6312039Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6312039Y2
JPS6312039Y2 JP425383U JP425383U JPS6312039Y2 JP S6312039 Y2 JPS6312039 Y2 JP S6312039Y2 JP 425383 U JP425383 U JP 425383U JP 425383 U JP425383 U JP 425383U JP S6312039 Y2 JPS6312039 Y2 JP S6312039Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport vehicle
rod
shaft
piece
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP425383U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59110768U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP425383U priority Critical patent/JPS59110768U/ja
Publication of JPS59110768U publication Critical patent/JPS59110768U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6312039Y2 publication Critical patent/JPS6312039Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) この考案は、下面に車輪を設けて移動自在な運
搬車を、周囲の床面よりも少し高い床面を有する
収納室内に円滑に出納させられる運搬車出納装置
の改良に関する。
(背景技術) 例えば、被滅菌物を載置した運搬車をそのまま
蒸気滅菌器内に収納後蓋を閉じて、運搬車ごと滅
菌作業を行なう場合がある。ところが、このよう
な蒸気滅菌器の床板の厚さは、10cm前後もあるた
め、単に蒸気滅菌器を床面上に置いただけだと滅
菌器の床面の周囲の床面よりもそれだけ高くな
り、運搬車の収納作業を行ない難くなる。このた
め、従来は第1図に示すように、蒸気滅菌器1を
載置する部分の床面を、床板2の板厚分だけ掘り
下げて蒸気滅菌器の床面6の高さと周囲の床面7
の高さとを一致させ、被滅菌物3を載置した運搬
車4の車輪5が、両床面間を円滑に移動できるよ
うにしている。ところが、このように床面を掘り
下げることは面倒なだけでなく、掘り下げた分だ
け床の強度が弱くなるため、別途床の補強手段を
構じなければならなず、しかも蒸気滅菌器の扉8
の開閉を可能とするために特殊な開閉機構を要す
る。
このような不都合を解消するため、蒸気滅菌器
の床面と周囲の床面との高さを不同にしたまま、
運搬車の収納、取出しを容易ならしめる考案とし
て実用新案登録第1344557号(実公昭55−5402号)
の考案がある。この考案による運搬車出納装置は
第2〜5図に示すように、蒸気滅菌器1の両側壁
内面に、この滅菌器1内に進入する運搬車4の底
面9を支承する複数のローラ10,10を同じ高
さ位置に設け、運搬車4の底面に固定した支持片
11に、下端に車輪5を設けたステム12を軸1
3を中心として回動自在に取付け、上記ステム1
2には支持片11の側面に突出したピン14と係
合してこのステム12を車輪作動位置に固定する
かぎ片15を設け、このかぎ片15の先端には横
方向に突出するロツド16を設け、蒸気滅菌器1
の床面6の入口部分には、このロツド16と衝合
して上記かぎ片15を上方に回動させ、このかぎ
片15とピン14との係合を解く衝合片17を固
定している。
このように構成するから、運搬車4をロツド1
6を前にして蒸気滅菌器内に進入させると、まず
運搬車4の底面9がローラ10,10上に乗り、
運搬車4がこのローラ10,10に支持される。
次いで、ロツド16と衝合片17との衝合により
ピン14とかぎ片15との係合が外れ、車輪5を
保持したステム12が軸13を中心とする回動自
在となり、運搬車4が更に蒸気滅菌器1内に進入
する際に車輪が邪魔となることが無い。また、運
搬車4を蒸気滅菌器1から引き出す場合には、車
輪5が滅菌器1の床面6から外れると、車輪5の
重量によりステム12が軸13を中心として下方
に回動し、ピン14とかぎ片15とが係合して車
輪5が運転車4の重量を支えられる状態に保持さ
れる。
ところが、上述のように構成され作用する先考
案の運搬車出納装置に於いては、依然として次に
述べるような不都合があつた。即ち、運搬車4を
滅菌器1内から引き出す際に、ピン14とかぎ片
15とが完全に係合しないうちに運搬車4の底面
9がローラ10,10から外れると、運搬車の重
量によりステム12が勢い良く倒れ、運搬車が傾
いたり倒れたりして、運搬車上の被滅菌物が落下
して破損したり、或は作業者が負傷したりする原
因となつてしまう。
(本考案の目的) 本考案は上述のような不都合を解消し、かぎ片
とピンとが完全に係合しているか否かを一目で判
別でき、しかも完全に係合していない場合には容
易にこれらを係合させることのできる運搬車出納
装置を提供することを目的としている。
(本考案の構成) 本考案の運搬車出納装置は、車輪の保持と解除
とを制御するかぎ片の動きと連動して上下動する
揺動軸に一端を枢着した連結片の他端を、運搬車
の前後方向に亘つて摺動自在に設けたロツドの途
中に枢着し、ロツドの端部は運搬車を構成する下
部フレームの外側面から出入自在としている。
(本発明の作用) 上述のように構成される本考案の運搬車出納装
置に於いては、運搬車を収納庫に押し込む際にか
ぎ片の上方への回動に伴つて揺動軸が上方に移動
すると、この揺動軸と連結片を介して結合された
ロツドが運搬車の前後方向に亘つて移動して、こ
のロツドの端部が下部フレームの外側面から突出
する。また、運搬車を収納庫から引き出す際にか
ぎ片が車輪を起立位置に保持する状態に回動する
と、上記ロツドが逆方向に移動してその端部が下
部フレームの外側面から引込む。このため、ロツ
ドが下端フレームの外側面に突出しているか否か
によつて車輪が完全に保持されているか否かを判
別することができ、車輪の保持が不完全な場合に
は、上記ロツドを下部フレーム内に押し込めば、
かぎ片による車輪保持を完全にすることができ
る。
(本考案の実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
第6図以下は本考案の実施例を示しており、第
6図は運搬車の側面図、第7図は第6図の右方か
ら見た図、第8図は同じく上方から見た平面図、
第9図はこの運搬車に装着する車輪の保持と解除
との制御装置の部分斜視図、第10図はこの制御
装置を組込んだ状態を示す第6図のB部拡大図、
第11図は第10図の右方から見た半部縦断面
図、第12図は車輪が使用状態に保持された場合
の運搬車を示す下部側面図、第13図はこの状態
を車輪と制御装置の一部とを除いて示す底面図、
第14〜15図は車輪が不使用状態の場合を示す
第12〜13図同様の図である。
金属管を曲げ加工して成る運搬車の本体18の
底面の前後部分には、下方が開口した矩形箱状の
保持箱19が、この本体18のほぼ全幅に亘つて
設けられている。この保持箱19の両側部に1対
ずつそれぞれ間隔をあけて固定された垂下壁2
0,20に掛け渡した軸21によりこの垂下壁2
0,20の間に吊り下げた保持体22の下面に
は、車輪5を有するキヤスタ23が固定されてい
る。一方、運搬車のほぼ全幅に亘つて設け、両端
をそれぞれ保持体22の下部に支承した軸24に
は、中間部下面に係止凹部25を形成したかぎ片
15の一端が枢支されている。更にこのかぎ片1
5の他端には、上記軸24と同様に運搬車4のほ
ぼ全幅に亘つて設けた揺動軸26が設けらてい
る。かぎ片15は、このような両軸24,26の
両端部近くに設けられており、この両軸24,2
6の中央部分は、1対の略三角形状の揺動板2
7,27が間隔をあけて固定され、両板27,2
7の下端部に、ローラ28が両板27,27に掛
け渡した軸29により支持されている。また、揺
動軸26に一端を枢着した連結片30の他端は、
前記保持箱19に運搬車4の長さ方向に亘る摺動
を自在に支承されたロツド31の中間部分に枢着
して、揺動軸26の上下動と上記保持体22の回
動とに伴つてこのロツド31が運搬車4の長さ方
向に摺動するように構成している。このロツド3
1の端部に固着した短杆39は、運搬車本体18
の前後下部の角パイプ32に設けた通孔33に挿
入されている。更に、垂下壁20,20の揺動軸
26寄りの下端部には、この揺動軸26の最下降
時にかぎ片15の係止凹部25と係合する係止杆
34が、両垂下壁20,20に掛け渡して設けて
いる。37は、軸24の途中に固定したクランク
体で、このクランク体37の端部側面に突出した
係止ピン38と保持箱19との間に引張ばねを設
けて、軸24にかぎ片15を下方に回動させよう
とする弾力を付与している。
一方、このような運搬車を搬入する蒸気滅菌器
1の両側壁内面には、第2〜5図に示した先考案
の場合と同様に運搬車4の本体18の底面9を支
承する複数のローラ10,10を同じ高さ位置に
設け、床面6の入口中央部分には、断面が山形と
なるように中央が高くなつた衝合片17が固定さ
れている。
なお、車輪の保持とその保持解除とを制御する
機構は、運搬車の前後の車輪で独立して設けるも
のとし、更に図示の例に於いては、本体18の前
面または後面に出入する計4本のロツド31,3
1aを2本1組として第13図及び第15図に示
すように互いに連結片35,35により連結し、
各ロツド31,31が本体18の前面と後面とで
同時に出入するようにして、各車輪の保持状態を
運搬車4の前部と後部とのいずれでも判別できる
ようにしている。このように、車輪の保持状態を
前後部のいずれでも判別できるようにすると、運
搬車を両扉式の蒸気滅菌器(未消毒の被滅菌物を
載せた運搬車を搬入する扉と消毒済の被滅菌物を
載せた運搬車を取り出す扉とが反対側にあるも
の。)に搬入し取出す際に便利である。但し、こ
の場合、蒸気滅菌器内から運搬車を取り出す際
に、車輪が完全に保持状態となる前に本体18の
底面9がローラ10,10から外れないようにす
るため、本体18の後面下部に第6図に示すよう
な延長部36を設ける。
次に、上述のように構成される運搬車出納装置
の作用について説明する。
まず、運搬車を蒸気滅菌器1内に収納する場合
は、揺動板27,27の下端のローラ28を、車
輪5,5よりも前方に位置させてこの運搬車を蒸
気滅菌器内に押し込む。この押し込み作業によ
り、まず運搬車の本体18の底面が蒸気滅菌器1
の両内側面のローラ10,10に乗り、次いで上
記ローラ28が滅菌器1の入口部分床面の衝合片
17に乗り上げ、揺動板27,27を介きして揺
動軸26が上方に移動し、この揺動軸26に一端
を枢着したかぎ片15が軸24を中心として第1
0図で反時計方向に少し回動し、このかぎ片15
の係止凹部25と係止杆34との係合が外れ、車
輪5を有するキヤスタ23を固定した保持体22
が軸21を中心として第10図で時計方向に回動
自在となる。この状態で更に運搬車4を蒸気滅菌
器1内に押し込むと、車輪5が蒸気滅菌器1の床
板に乗り上げる際に保持体22が第12図の状態
から第14図の状態にまで時計方向に回動し、車
輪5は円滑に室内の床面7から一段高い蒸気滅菌
器の床面6に乗り上げることができる。この際、
かぎ片15の反時計方向の揺動に伴つて連結片3
0がロツド31を押し、それまで角パイプ32の
通孔33内に入つていた短杆39がこの通孔33
外に少し突出し、保持体22が回動可能な状態と
なつたことを示し、更に保持体22が時計方向に
回動すると、かぎ片15、連結片30を介してロ
ツド31がより角パイプ32外に向けて押されて
車輪が持ち上げられたことを示す。
次に、運搬車4を蒸気滅菌器1内から取り出す
場合は、本体18をローラ10,10の上を移動
させ、車輪5が滅菌器1の床面6から外れると、
保持体22がキヤスタ23の重量により第10図
の反時計方向に回動し、クランク体37に設けた
引張ばねにより軸24を介して下方に弾圧されて
いるかぎ片15の係止凹部25が係止杆34と係
合し、車輪5を設けたキヤスタ23を使用可能状
態に保持する。この際、車輪が完全に下降してい
なかつたり、或はかぎ片15の係止凹部25と係
止杆34との係合が不完全であつたりして、運搬
車4をローラ10,10から外すと危険な場合
は、ロツド31,31a端部の短杆39が本体下
部の角パイプ32の通孔33の外に突出した状態
となるため、この短杆39の端面を押せば車輪5
を完全に下降させ、更に係止凹部25と係止杆3
4とを係合させることができる。
なお、以上の実施例に於いては、蒸気滅菌器に
運搬車を出納する場合について説明したが、大型
冷蔵庫その他の収納庫に於いても同様に構成でき
ることは先考案の場合と同様である。
(本考案の効果) 本考案の運搬車出納装置は以上に述べた通り構
成され作用するので、周囲の床面との間に段差の
ある収納庫への運搬車の出納を容易かつ完全に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の運搬車および収納庫の設置要領
を示す縦断側面図、第2〜5図は先考案に係る運
搬車出納装置を示しており、第2図は車輪部の側
面図、第3図は第2図のA−A断面図、第4図は
車輪部の正面図、第5図は収納庫入口の下部内面
を示す斜視図、第6〜15図は本考案の実施例を
示しており、第6図は運搬車の全体構成を示す側
面図、第7図は第6図の右方から見た図、第8図
は同じく上方から見た半部平面図、第9図は車輪
の保持と解除との制御装置の部分斜視図、第10
図はこの制御装置を組込んだ状態を示す第6図の
B部拡大図、第11図は第10図の右方から見た
半部縦断面図、第12図は車輪が使用状態に保持
された場合の運搬車の下部側面図、第13図はこ
の状態を車輪と制御装置の一部とを除いて示す底
面図、第14〜15図は車輪が不使用状態の場合
を示す第12〜13図同様の図である。 1:蒸気滅菌器、2:床板、3:被滅菌物、
4:運搬車、5:車輪、6,7:床面、8:扉、
9:底面、10:ローラ、11:支持片、12:
ステム、13:軸、14:ピン、15:かぎ片、
16:ロツド、17:衝合片、18:本体、1
9:保持箱、20:垂下壁、21:軸、22:保
持体、23:キヤスタ、24:軸、25:係止凹
部、26:揺動軸、27:揺動板、28:ロー
ラ、29:軸、30:連結片、31,31a:ロ
ツド、32……角パイプ、33:通孔、34:係
止杆、35:連結片、36:延長部、37:クラ
ンク体、38:係止ピン、39:短杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 収納庫の両側壁内面に、この収納庫内に進入す
    る運搬車4の底面9を支承する複数のローラ1
    0,10を設け、運搬車4の底面に固定した垂下
    壁20に、キヤスタ23を取付ける保持体22の
    上端を横の軸21により枢着し、保持体22の下
    部に一端を枢着し中間部下面に係止凹部25を設
    けたかぎ片15の他端を、揺動軸26に枢着し、
    かぎ片15の揺動に伴なつてその係止凹部25に
    係脱する係止杆34を垂下壁20に突設し、揺動
    軸26に一端を枢着した連結片30の他端を、運
    搬車の本体18の前後方向に摺動自在で、その摺
    動に伴なつて端部が本体18の端面から出入する
    ロツド31の途中に枢着し、上記かぎ片15の両
    端をそれぞれ枢着した軸24と揺動軸26とに上
    部を固定した揺動板27の下端に、ローラ28を
    枢着し、収納庫の入口部床面には、運搬車の搬入
    時にこのローラ28を上方に案内する衝合片17
    を固定して成る運搬車出納装置。
JP425383U 1983-01-18 1983-01-18 運搬車出納装置 Granted JPS59110768U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP425383U JPS59110768U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 運搬車出納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP425383U JPS59110768U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 運搬車出納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59110768U JPS59110768U (ja) 1984-07-26
JPS6312039Y2 true JPS6312039Y2 (ja) 1988-04-07

Family

ID=30135848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP425383U Granted JPS59110768U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 運搬車出納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59110768U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59110768U (ja) 1984-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8336760B2 (en) Parcel box for receiving and keeping parcels in a theftproof manner
US4405278A (en) Self-emptying dump box
US8740056B2 (en) Parcel box for receiving and keeping parcels in a theftproof manner
US2672218A (en) Swingable grocery cart having an outwardly opening side
JP3226266B2 (ja) ロック機構付底開閉式ボックスコンテナ
JPS6312039Y2 (ja)
US5655484A (en) Calf handling apparatus
JPH0930423A (ja) 搬送台車における荷物リフターのロック機構
JP4432109B2 (ja) 運搬車の安全搬出システム
JP3818090B2 (ja) 運搬車収容装置
JP2603482Y2 (ja) 輸送用コンテナ
JPS6118764Y2 (ja)
JP3637531B2 (ja) 輸送車の荷台構造
JPH084920Y2 (ja) 配膳車
JPH041641Y2 (ja)
JP2591707Y2 (ja) 荷物等自動受け渡しボックス
JP3106702U (ja) ショッピングカート
JP2601500Y2 (ja) ごみ用コンテナ
JPS5821809Y2 (ja) 搬送台車の収納箱
JPS6213880Y2 (ja)
JP2705362B2 (ja) 収納物品用カバーを有する回転棚装置
JP3787270B2 (ja) 馬匹運搬車
JPH0232096Y2 (ja)
JPS6328908Y2 (ja)
JPH11139322A (ja) 運搬車出納装置