JPS63119841A - 界面活性剤組成物 - Google Patents

界面活性剤組成物

Info

Publication number
JPS63119841A
JPS63119841A JP61141625A JP14162586A JPS63119841A JP S63119841 A JPS63119841 A JP S63119841A JP 61141625 A JP61141625 A JP 61141625A JP 14162586 A JP14162586 A JP 14162586A JP S63119841 A JPS63119841 A JP S63119841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lysophosphatide
fatty acid
acid ester
polyglycerin fatty
surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61141625A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0439374B2 (ja
Inventor
Satoru Fujita
哲 藤田
Eiji Nakai
英二 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Nippon Shoji Co Ltd
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Nippon Shoji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK, Nippon Shoji Co Ltd filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP61141625A priority Critical patent/JPS63119841A/ja
Priority to US07/048,013 priority patent/US4849132A/en
Priority to ES198787107069T priority patent/ES2029809T3/es
Priority to AT87107069T priority patent/ATE65939T1/de
Priority to DE8787107069T priority patent/DE3771923D1/de
Priority to EP87107069A priority patent/EP0245871B1/en
Publication of JPS63119841A publication Critical patent/JPS63119841A/ja
Priority to GR91401361T priority patent/GR3002752T3/el
Publication of JPH0439374B2 publication Critical patent/JPH0439374B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品等に用いる界面活性剤の改質、特にポリグ
リセリン脂肪酸エステルの各種界面活性能の改良法に関
するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕ポリ
グリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンの重合度およ
びこれに結合する脂肪酸の種類、数により、広い範囲の
親水・親油性バランス(HLB)を有する界面活性作用
を発揮するため、乳化、分散、可溶化、浸透、起泡等の
性能を示す界面活性剤として広く食品、化粧品等に利用
されており、生分解性も良好で安全性が認められている
界面活性剤である。
一般に食用油脂等の乳化に適する界面活性剤のHLBは
水中油型乳化で7〜9、油中水型乳化で3〜5と言われ
ているが、ポリグリセリン脂肪酸エステルの内HLB9
未満のものについては、酸性の水溶液、或いは食塩等の
無機塩の水溶液に溶解せず、そのままでは食用油脂の乳
化には不適当である。
また、浸透力、分散力は界面活性剤として重要な性質で
あるが、HLB9未満のポリグリセリン脂肪酸エステル
の浸透力、分散力は小さく十分な界面活性作用が得られ
ない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は、HLB9未満のポリグリセリン脂肪酸
エステルの上記の如き欠点を改良し、耐酸性、耐塩性、
乳化力、分散力、浸透力の改善された界面活性剤組成物
を提供することにある。
本発明の界面活性剤組成物は必須の構成成分として、H
L B 9未満のポリグリセリン脂肪酸エステルとリゾ
フォスファチドを必須の構成成分として含有し、上記ポ
リグリセリン脂肪酸エステルとリゾフォスファチドの重
量割合が40/60〜9515、好ましくは50150
〜90/10であることを特徴とするものである。
本発明の組成物の必須の構成成分の一つであるHLB9
未満のポリグリセリン脂肪酸エステルとしては重合度4
以上のポリグリセリンと炭素原子数12〜22の飽和お
よび/または不飽和の脂肪酸とのモノ、ジ、ポリエステ
ルの一種または二種以上の混合物が好ましい、炭素原子
数1)以下の脂肪酸のポリグリセリン脂肪酸エステルの
場合は乳化、分散の性能について本発明のリゾフォスフ
ァチド添加の効果が余り見られないし、炭素原子数23
以上の脂肪酸は余り一般的ではない。
本発明の必須の構成成分であるリゾフォスファチドは、
構成脂肪酸としては炭素原子数8以上が好ましく、アシ
ル基の位置はα、βのいずれでも良い。かかるリゾフォ
スファチドとしては天然のL型のもの、合成のラセミ体
のもの、いずれも使用できる。
天然物由来のリゾフォスファチドは、生物体内にジアシ
ルフォスファチドに伴って存在することが知られており
、例えば大豆、ナタネ、小麦等の穀物の脂質、動物細胞
の脂質中に含有されており、また、卵黄等の動物脂質や
大豆等の植物脂質中のジアシルフォスファチドに豚の膵
液や蛇I中のフォスフォリバーゼA−2または細菌等の
フォスフォリパーゼA−1を作用させて加水分解し、発
生した脂肪酸をアセトン等で除去し、要すればシリカゲ
ルクロマト等によって精製して製造することもできる(
特開昭46−13263、同52−136966、同5
8−51853)、この場合、得られたリゾフォスファ
チドを適当な溶媒中でニッケル等の触媒の存在下水素添
加を行えば、より酸化安定性の良い界面活性剤が得られ
る。
また、ジャーナル・オブ・アメリカン・オイル・ケミス
ト・フサイ年子0月号81年10月号886〜888頁
にはフォスフォリパーゼA−2を作用させる条件を種々
変化させて各種組成のリゾフォスファチドが得られるこ
とが記載されている。
更に、エチルアルコール等の溶媒を使用してジアシルフ
ォスファチドを分画し、これを原料としてリゾフォスフ
ァチドを得ることもできる。その他、ジャーナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー188巻471〜47
6頁(1951)に記載の卵黄からフォスファチジルコ
リンを得る方法、特公昭60−16、同59−4265
5、同57−123496、同56−23997に記載
の方法によるフォスファチジルコリンを得る方法等も本
発明に応用できる。この様な天然型のリゾフォスファチ
ドは光学活性が左旋性であり、動物に対する経口投与の
場合の安全性も確認されている(ジャーナル・サイエン
ス・オブ・フード・アンド・アグリカルチャー、32@
451〜458頁)。
また、本発明で用いるフォスファチド類の分析法として
は、シンレイヤークロマト法、TLC−FID法(イヤ
トロスキャン法)、高速液体クロマト法等がある。
本発明で用いるリゾフオスファチドは、上記のようにし
て得ることができるが、本発明においては、リゾフォス
ファチド<a>が実質的にリゾフォスフ1チジルコリン
からなるものを用いるのが好ましく、更にリゾフオスフ
ァチド(a)はりゾフォスファチジルエタノールアミン
を含有していても良く、又、少量のりゾフォスファチジ
ルイノシトール、リゾフォスフアチジン酸、リゾフォス
フ1チジルコリンからなる群から選ばれる一種以上のリ
ゾフォスファチドを含有していても良い。
更に天然物からリゾフォスファチド(a)を製造する場
合は、製造法の特質上、通常上記リゾフォスファチド(
a)と対応するジアシルフォスファチド(b)を含有す
る場合が多いが、これらを含有する場合はフォスファチ
ド全量〔(a)+(b)〕に対してリゾフオスファチド
(a)の訃が30重量%以上であると酸性溶液中でも効
果が有るので好ましく、特に、40重量%以上であると
強酸性、高濃度塩溶液であっても効果が有るので好まし
い。
−a的にはリゾフォスファチドのフォスファチド全量に
対する量が多い程、リゾフォスファチドの使用型は少量
で済む傾向がある。
本発明の組成物において、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ルとりゾフオスファチドの配合比率は重量比率で40/
60〜9515、好ましくは40/60〜90/10.
特に好ましくは40/60〜80/20であり、リゾフ
ォスファチドが5未満であると本発明の改善効果がなく
、一方、リゾフォスファチドが60より多いと、性能の
低下は特にないが高価となり好ましくない。
本発明の組成物を得る方法としては特に限定されないが
、例えばポリグリセリン脂肪酸エステルとリゾフォスフ
ァチドの混合物の水溶液または水性ペーストとするか、
更に、減圧下で?1mして半固形乃至固形とするか、ア
ルコール等の溶媒に溶解して使用するか、溶解後余り加
熱せずに乾燥して流動体または固体として使用する等の
方法がある。
本発明の組成物には本発明の目的を逸脱しない範囲でそ
の他の界面活性剤を併用できる。
また、可溶性蛋白質、ペプチド、多illが共存すると
乳化、分散等の性能が向上するので本発明の組成物には
それらを共存させるのが好ましい。
本発明の界面活性剤組成物は各種の用途に利用できるが
、その例としては、醤油、ウースターソース、野菜の塩
漬、福神漬等の漬物、果実ジュース、ヨーグルト等の醗
酵孔、ドレッシング、マヨネーズ、佃煮、畜肉・魚肉等
の加工品、化粧品等無機塩類、有機酸等を含有する組成
物に適用する例が挙げられ、効果としては動植物油脂、
植物精油、パラフィン等の油性物質の乳化、ココアパウ
ダー、インスタント食品粉末、カラシ粉、ワサビ粉等の
香辛料、パラオキシ安息香酸ブチル等の防黴剤、各l!
i顔料粉末等の分散化、或いはこれら分散化されるよう
な粉末等に本発明の組成物を水やアルコール等に溶解し
たものを含浸或いは噴霧により付着させて被覆し易分散
化を計る等の効果がある。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示すが、本発明は実施例に制限
されるものではない。
尚、各実施例で得た水性ペースト(本発明組成物を含む
)についての各試験中のリゾフォスファチドの%は純分
換算であり、ポリグリセリン脂肪酸エステルとリゾフォ
スファチドの合計量に対する値である。
実施例1 市販大豆燐脂質からアセトン沈澱、含水エタノール分画
により70%のジアシルフォスファチジルコリンを含有
するフォスファチドを得、これに豚膵臓フォスフォリパ
ーゼA−2(ノボ社製、レシターゼl0L)を作用させ
、発生脂肪酸をアセトンで除去しアルコールにより分画
し、珪酸カラムとアルコールにより更に分画してリゾフ
ォスファチジルコリン95%、リゾフォスファチジルエ
タノールアミン2%を含有するフォスファチドを得た。
このフォスファチドとHLB8のポリグリセリン脂肪酸
エステル(版本薬品製、SYグリスターMS・310.
主たる構成脂肪酸はステアリン酸、ポリグリセリンの重
合度は4)とを各種重量割合で混合後25重量%(水性
ペースト中の固形分濃度)の水性ペーストを得た。
fil耐酸、耐塩性試験 各ペース1−4gを水に溶解して200m1とし、この
水溶液1部に対し、水(対照) 、pH3の0゜2Mフ
タル酸パンファー(酸性液)、20%食塩水(塩溶液)
各々1部を加え、60℃に10分間加熱した後、放冷し
て720nmの透光度を測定した。
結果はポリグリセリン脂肪酸エステルのみの場合で8%
(対照)、或いは界面活性剤の分離浮上が見られた(酸
性液、塩溶液)が、リゾフォスファチドが30%の場合
対照で82%、酸性液で75%、塩溶液で79%であっ
た。また、40%以上では対照(87%)と酸性液、塩
溶液の差は殆ど認められなかった。
(2)コーンサラダ油・醤油の乳化安定性試験各ペース
ト2g1コーンサラダ油50g、こいくち醤油56gを
日本精機型ホモゲナイザーAM−8により55℃、13
000回転/分、6分間乳化する。乳化液をガラスシリ
ンダーに取り20℃を8時間、40℃を16時間の割合
でサイクルするインキエイ−ター中に保存して状態を観
察した。
ポリグリセリン脂肪酸エステルのみの場合は30日後に
8%の油層が分離したが、リゾフォスファチドを10%
含有する場合は2%で、20%以上含有する場合は60
日後にも殆ど油分の分離は無かった。
(3)界面活性試験 各ペース1−4gを水に溶解し200m1とし、この水
溶液の25℃における表面張力(協和科学製表面張力計
CBVP、A−3による)と浸透力(木材法キャンパス
ディスク法による)を浸透時間として測定した。
ポリグリセリン脂肪酸エステルのみの場合、表面張力は
36.9dyne/Cm、浸透時間は30分以上である
のに対し、リゾフォスファチドを20%含有する場合は
表面張力31.2dyne/ c m、浸透時間4分3
2秒、40%の場合は表面張力30.8dyne/cm
、浸透時間は3分3秒であった。
(4)無機微粉末の分散力試験 各ペースト2gを水に溶解し250m1とし、この水溶
液20m1と顔料用チタンホワイトIgをネスラー管に
取り、上下に激しく振盪して分散させた後、室内に静置
して分散および沈降状態を観察した。更に、30%食塩
水5mlを加えて再び振盪した後、室内に放置し分散お
よび沈降状態を観察した。
ポリグリセリン脂肪酸エステルのみの場合は食塩水の添
加の有無に係わらず20分後に凝集沈降したが、リゾフ
ォスファチドを10%含有するものは食塩水無添加では
1時間後も殆ど沈降せず、20%以上では食塩水の添加
の有無に佳わらず1時間後も安定な分散を示した。
超微粒炭酸カルシウムについても同様に試験した所、ポ
リグリセリン脂肪酸エステルのみの場合は直ちに凝集沈
降し、特に食塩水添加の場合は、ポリグリセリン脂肪酸
エステルを添加すると凝集、沈降が単純な食塩水よりも
早くなったが、リゾフォスファチドを20%以上含有す
るものは2時間後も安定な分散を示した。
実施例2 実施例1で使用したリゾフォスファチドとHLB7のポ
リグリセリン脂肪酸エステル(版本薬品製、SYグリス
ター TS−500、主たる構成脂肪酸はステアリン酸
、ポリグリセリンの重合度6)とを各種重量割合で混合
後25重量%の水性ペーストを得た。
(1)コーンサラダ油・食塩水の乳化安定性試験実施例
1と同様に試験した所、ポリグリセリン脂肪酸エステル
のみの場合は3日後に7%の油層が分離したが、リゾフ
ォスファチドを10%含有する場合は1%で、20%で
は2ケ月後に2%で、30%では殆ど認められなかった
実施例3 実施例1で使用したフォスフ1チドとHLB 4のポリ
グリセリン脂肪酸エステル(版本薬品製、SYグリスタ
ー TS−310、主たる構成脂肪酸はステアリン酸、
グリセリンの重合度は4)とを各種重量割合で混合後2
0重量%の水性ペーストを得た。
(1)コーンサラダ油・醤油の乳化安定性試験各ペース
l−2,5gを使用して、実施例1と同様に試験した所
、ポリグリセリン脂肪酸エステルのみの場合は3日で乳
化が完全に破壊されたが、リゾフォスファチドを10%
含有する場合は7日後に10%の油分の分離が見られ、
20%以上では1ケ月後も油分の分離は殆ど認められな
かった。
実施例4 市販大豆燐脂質からアセトン沈澱を行って得た脱脂燐脂
質にレシターゼ10−Lを作用させ、イソプロピルアル
コール・ヘキサン混液でフォスファチドを抽出しアセト
ン処理して脱脂肪した。これをアルコールで抽出しりゾ
フォスファチジルコリン52%、リゾフォスファチジル
エタノールアミン14%総すゾフォスファチド69%の
フォスファチドを得た。
このリゾフォスファチドとSYグリスターMS−310
を各種重量割合で混合して20重量%の水性ペーストを
得た。
fll耐酸、耐塩性試験 各ベース1−5gを使用して実施例1と同様に720n
mの透光度を測定した。
結果はポリグリセリン脂肪酸エステルのみの場合で8%
(対照)或いは界面活性剤の分離浮上が見られたく酸性
液、塩溶液)が、リゾフォスファチドが32%の場合対
照で75%、酸性液で62%、塩溶液で45%、リゾフ
ォスファチドが41%の場合対照で80%、酸性液で7
4%、塩溶液で67%、リゾフォスファチドが51%の
場合対照で86%、酸性液で82%、塩溶液で82%で
大差無かった。
(2)界面活性試験 実施例1と同濃度で同様に試験を行った所、ポリグリセ
リン脂肪酸エステルのみの場合、表面張力は35,9d
yne/Cm、浸透時間は30分以上であるのに対し、
リゾフォスファチドを15%含有する場合は表面張力3
0.8dyne/cm、浸透時間8分23秒、32%含
有する場合は表面張力29.4dyne/cm、浸透時
間3分48秒、51%の場合は表面張力29.5dyn
e / c m、浸透時間は2分36秒であった。
(3)コーンサラダ油・醤油の乳化安定性試験実施例1
と同濃度で同様に試験を行った所ポリグリセリン脂肪酸
エステルのみの場合は30日後に8%の油層が分離した
が、リゾフォスファチドを15%含有する場合は1%、
23%以上では殆ど認められなかった。
(4)無4a微粉末の分散力試験 実施例1と同濃度で同様に試験を行った所、顔料用チタ
ンホワイトの場合は、ポリグリセリン脂肪酸エステルの
みの場合、食塩水の添加のを無に係わらず20分後に凝
集沈降したが、リゾフォスファチドを15%含有するも
のは食塩水無添加では3時間後も殆ど沈降せず、23%
以上では食塩水を添加しても1時間後も安定な分散を示
した。
超微粒炭酸カルシウムの場合は、ポリグリセリン脂肪酸
エステルのみの場合、直ちに凝集沈降し、特に食塩水添
加の場合は、ポリグリセリン脂肪酸エステルを添加する
と凝集、沈降が単純な食塩水よりも早くなったが、リゾ
フォスファチドを15%以上含有するものは食塩水無添
加の場合、2時間後も安定な分散を示し、32%以上含
有するものは食塩水を添加しても2時間後も安定な分散
を示した。
実施例5 実施例4と同様の方法で得たりゾフォスファチジルコリ
ン45%とりゾフオスフプチジルエタノールアミン9%
を主とし、総すゾフオんファチド含量56%のフォスフ
ァチドとSYグリスターTS−500とを各種重量割合
で混合し20!(1%の水性ペーストとした。
+1)コーンサラダ油・醤油の乳化安定性試験実施例1
と同濃度で同様に試験した所、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルのみの場合は3日後に7%の油層分離が見られた
が、リゾフォスファチドを12%含有するものは1ケ月
後に1%、19%以上含有するものは2力月後にも油層
の分離は殆ど見られなかった。
実施例6 アセトンで脱脂した大豆燐脂質にレシターゼ10Lを作
用せしめた後、再びアセトン処理して脂肪酸を除いたも
のを乾燥して、リゾフォスファチジルコリン24%、リ
ゾフォスファチジルエタノールアミン8%を含み総すゾ
フォスファチド含量が37%のフォスファチドとSYグ
リスターMS−310を各種重量割合で混合し20重量
%の水性ペーストとした。
+1)耐酸性試験 実施例1と同濃度で同様に720nmの透光度を測定し
た。
結果はポリグリセリン脂肪酸エステルのみの場合で8%
(対照)或いは界面活性剤の分離浮上が見られた(酸性
液)が、リゾフォスファチドが20%の場合対照で48
%、酸性液で49%、リゾフォスファチドが27%以上
では対照と酸性液で差が無かった。
〔発明の効果〕
本発明の効果は比較的親水性の低いポリグリセリン脂肪
酸エステルの欠点である強酸性溶液、食塩等の塩溶液で
の不安定性が改良され、安定に食用油脂等を乳化できる
界面活性剤組成物を提供したことにある。
又、HLB9未満のポリグリセリン脂肪酸エステルの弱
点である分散力、浸透力が改善され、しかも比較的安価
な界面活性剤組成物を提供したことにある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)HLB9未満のポリグリセリン脂肪酸エステル及
    びリゾフォスファチドを必須の構成成分として含有し、
    上記ポリグリセリン脂肪酸エステルとリゾフォスファチ
    ドとの重量割合が40/60〜95/5であることを特
    徴とする界面活性剤組成物。
  2. (2)HLB9未満のポリグリセリン脂肪酸エステルが
    、重合度4以上のポリグリセリンと炭素原子数12〜2
    2の飽和および/または不飽和の脂肪酸とのモノ、ジ、
    ポリエステルの一種または二種以上の混合物である事を
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の界面活性剤
    組成物。
  3. (3)リゾフォスファチド(a)が、リゾフォスファチ
    ジルコリンを主成分とし、リゾフォスファチジルエタノ
    ールアミンを含有し、且つリゾフォスファチジルイノシ
    トール、リゾフォスフアチジン酸、リゾフォスファチジ
    ルセリンからなる群から選ばれる一種以上のリゾフォス
    ファチドを含有するものであり、これらリゾフォスファ
    チド(a)が該リゾフォスファチド(a)と対応するジ
    アシルフォスファチド(b)を更に含む場合はフォスフ
    ァチド全量〔(a)+(b)〕に対してリゾフォスファ
    チド(a)の量が30重量%以上である事を特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載の界面活性剤組成物。
  4. (4)リゾフォスファチド(a)が実質的にリゾフォス
    ファチジルコリン(モノアシルフォスファチジルコリン
    )であり、該リゾフォスファチド(a)がジアシルフォ
    スファチド(b)を更に含む場合は、フォスファチド全
    量〔(a)+(b)〕に対してリゾフォスファチド(a
    )の量が30重量%以上である事を特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載の界面活性剤組成物。
JP61141625A 1986-05-16 1986-06-18 界面活性剤組成物 Granted JPS63119841A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61141625A JPS63119841A (ja) 1986-06-18 1986-06-18 界面活性剤組成物
US07/048,013 US4849132A (en) 1986-05-16 1987-05-08 Surfactant composition having improved functions
ES198787107069T ES2029809T3 (es) 1986-05-16 1987-05-15 Una composicion de tensioactivo.
AT87107069T ATE65939T1 (de) 1986-05-16 1987-05-15 Oberflaechenaktive zusammensetzung mit veraenderten funktionen.
DE8787107069T DE3771923D1 (de) 1986-05-16 1987-05-15 Oberflaechenaktive zusammensetzung mit veraenderten funktionen.
EP87107069A EP0245871B1 (en) 1986-05-16 1987-05-15 Surfactant composition having improved functions
GR91401361T GR3002752T3 (en) 1986-05-16 1991-09-19 Surfactant composition having improved functions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61141625A JPS63119841A (ja) 1986-06-18 1986-06-18 界面活性剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63119841A true JPS63119841A (ja) 1988-05-24
JPH0439374B2 JPH0439374B2 (ja) 1992-06-29

Family

ID=15296389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61141625A Granted JPS63119841A (ja) 1986-05-16 1986-06-18 界面活性剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63119841A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633028A (en) * 1979-08-28 1981-04-03 Nippon Oil & Fats Co Ltd Compounded emulsifier using for fats and oils for roll in
JPS5670826A (en) * 1979-11-15 1981-06-13 Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk Oil-in-polyhydric alcohol type emulsion composition
JPS5851853A (ja) * 1981-09-18 1983-03-26 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd リン脂質混合物の処理法
JPS6295132A (ja) * 1985-10-21 1987-05-01 Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk 多価アルコ−ル中油型乳化組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633028A (en) * 1979-08-28 1981-04-03 Nippon Oil & Fats Co Ltd Compounded emulsifier using for fats and oils for roll in
JPS5670826A (en) * 1979-11-15 1981-06-13 Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk Oil-in-polyhydric alcohol type emulsion composition
JPS5851853A (ja) * 1981-09-18 1983-03-26 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd リン脂質混合物の処理法
JPS6295132A (ja) * 1985-10-21 1987-05-01 Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk 多価アルコ−ル中油型乳化組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0439374B2 (ja) 1992-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1056201A (en) Stabilized oil-and water-containing emulsions
US4849132A (en) Surfactant composition having improved functions
JP4741350B2 (ja) 酸性水中油型乳化食品およびその製造方法、抗酸化材、ならびに呈味改善材
CA2432998C (en) Microemulsions
US4794015A (en) Process for emulsifying fat or oil into aqueous phase comprising soy sauce as the main component
AU2002231724A1 (en) Microemulsions
US4957768A (en) Food emulsion
EP0384976B1 (en) Glycerophospholipid composition having enhanced surface-active properties
JPS63119841A (ja) 界面活性剤組成物
JPS6354926A (ja) 界面活性剤組成物
JPH0439375B2 (ja)
JPH0439373B2 (ja)
JPS6351930A (ja) 界面活性剤組成物
JPS6391306A (ja) 界面活性を有する静菌性組成物
JP2821779B2 (ja) リゾレシチン組成物
EP0303970B1 (en) Surfactant composition having improved functions
JPS63166425A (ja) 耐塩性界面活性剤組成物
JPH07289193A (ja) 油中水型乳化油脂組成物及びそれを含有する食品
JPH11276876A (ja) 界面活性剤
JP3650168B2 (ja) リゾ化リン脂質組成物及びその製造法
JP2512521B2 (ja) 乳化油性食品の安定化剤
EP0375785B1 (en) Lipid composition having enough safety and strong surface activity
JPH02172528A (ja) 乳化剤
JP3616700B2 (ja) 卵黄リン脂質組成物
JPH0998743A (ja) 油焼けを起こしにくい煮干の製造法