JPS63118428A

JPS63118428A - 排水集合管

Info

Publication number: JPS63118428A
Application number: JP61264103A
Authority: JP
Inventors: 朴　鳳權
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-11-07
Filing date: 1986-11-07
Publication date: 1988-05-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は中高層建築物の各階層を垂直方向に貫通する排
水木管と、各階層の排水用の枝管とを接合する排水集合
管の改良に関する。

（従来の技術）一般に集合住宅やホテル、ビルなどの中高層建築物では
、各種の衛生、又は厨房設備器具からの排水を総合的に
集中させて下水道に導く手段が採られており２例えば、
第５図に示すように、建築物の各階層を貫通する排水本
管ｌと、各種の衛生又は厨房設備器具２を順次水平方向
でつなぐ枝管３とを各階層毎に排水集合管４で接合し、
各階層での排水を排水本管ｌに集中させる排水配管シス
テムとなっている。また排水本管ｌの最上部には通気口
５が設けられ、最下部は排水桝６等へ接続される。この
ような排水配管システムでは、多量の排水が排水本管１
を急速に流下するために、排水騒音が発生したり、また
落下衝撃が非常に大きくなる他、排水本管１内に負圧が
発生した場合に、衛生又は厨房設備器具２のトラップの
封水が破られてしまう。そのため、従来にあっては、そ
のほとんどが排水集合管４の内壁に羽根板を突設し、排
水本管ｌおよび枝管３から流れ込んでくる排水を強制的
に旋回させ、排水本管ｌの内壁に沿って流下する低速の
管壁流を形成するなどして上記の問題点を解決していた
。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、このような従来の排水集合管にあっては
、その内壁に流路内へ突き出た羽根板を設けた構造とな
ワていたので、この羽根板に排水中に混入して流れてく
る異物が引掛かってしまう虞れがあり、排水配管を詰ま
らせる原因となる場合があった。

そこで、本発明の技術的課題は、排水騒音の発生および
落下衝撃、更にはトラップの封水破壊の防止を確保しつ
つ、排水配管の詰まりを確実に防止する点にある。

（問題点を解決するための技術的手段）本発明は上記技
術的課題の解決のために、本体の上端部および下端部に
は建築物の各階層を貫通する排水本管が接続されると共
に、本体の胴部には排水用の枝管が接続されてなる排水
集合管において、上記本体の上部に接続される排水本管
の下方に連続して本体内に挿入され下端部を上記胴部内
に開放した内筒管を設け、この内筒管の下端部には内径
が下方に向かって拡大する拡開部を形成したことを手段
としている。

（作用）上述の手段によれば、排水集合管の内部には詰まりの原
因となる突起物がないので、排水がスムーズに行なわれ
ると共に、排水本管の上方から流下した管壁流の排水は
内筒管の下端部に形成した拡開部の内壁と排水の間に生
じる粘性作用によって外方に向かう排水の放射誘導がな
され、排水本管の内壁に沿９て流下する管壁流が形成さ
れることになる。

（実施例）以下添付図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図乃至第３図に示す本発明の実施例において、排水
集合管７は大径円筒状の胴６１１９およびその下部にテ
ーパ部ｌＯを有する本体８と、この本体８の肩部１１を
通して本体′８内に下半部が挿入され下端部を胴部９の
内部に開放した内筒管１２とで構成される０本体８の上
端部および下端部には建築物の各階層を貫通する上部排
水木管１３ｔ５よび下部排水本管１４がそれぞれ接続さ
れるが、上部排水本管１３との接続ては、内筒管１２の
上端部に上部排水本管１３の下端部を管継手等によって
連結している０両者の接続において、上記内筒管１２は
上部排水木管１３と同一径の部材によって形成されてお
り、実質的には上部排水本管１３がそのまま連続して本
体８内に挿入された構造となっている。上部排水木管１
３と同一径の部材によって形成される下部排水本管１４
との接続では、本体８のテーパ部ｌＯの下端から一体に
延びる下部接続管１７に下部排水本管１４の上端部を管
継手等によって連結している。

上記内筒管１２は若干の肉厚を有する円筒部材によって
形成されており、その下端部には下方に向かって内径が
次第に拡大する拡開部１８が形成される。この拡開部ｌ
Ｂは下端部の全周に亘って形成されると共に、第２図に
示すように、排水の流線１９に沿った滑らかな曲面２０
として形成されている。そのため、水の粘性作用によっ
て曲面２０に沿った流れが形成され、外向きの放射誘導
が付与されることになる。

一方、上述の本体８の胴部９には建築物の各階層に配管
された枝管２１，２２の端部がそれぞれ接続されている
が、この枝管２１，２２との接続では、胴部９の周壁に
一体成形された接続枝管２３．２４に管継手等によって
連結されている。

また、この実施例において、枝管２１，２２は、第３図
に示すように、本体８の中心から偏位した部位に接続さ
れており、枝管２１，２２から流れ込んでくる排水を本
体８内に接線方向より流入させて旋回流を発生できるよ
うにしである。

従って、このような構成からなる排水集合管７にあって
は、第４図に示すように、上部排水本管１３を流下して
きた排水は、内筒管１２の下端部に形成された拡開部１
８の放射誘導作用によって外方に広がり、本体８の胴部
９およびテーパ部１０の各内壁に衝突した後、内壁に沿
って流れ落ち、そのまま下部排水本管１４の内壁に沿っ
て流下していく、また、枝管２１，２２から排水集合管
７に流れ込んでくる排水は、本体８内に接線方向に流入
してくる結果、本体８の内壁に沿う旋回流が形成され、
上部排水本管１３からの流下排水と一緒になって管壁流
を形成する。このような管壁流の形成によつて下部排水
本管１４を流れる排水はその粘性によって流速が低下し
、排水騒音の発生および落下衝撃が軽減される他、管壁
流によって管内中心部には空気柱が形成されるため、排
水木管内が略大気圧に保たれ、トラップの封水破壊を防
止できる。また、本実施例に係る排水集合管７では、本
体８内の流路には従来のような羽根板による邪魔物がな
く、内筒管１２の下部が挿入されているだけなので、上
部排水本管１３８５よび枝管２１，２２からの流路が確
保され、排水中に混入した異物が引掛かることもなく、
スムーズな排水の流れが得られることになる。

（効果）以上説明したように、本発明に係る排水集合管によれば
、本体内に上部排水木管に連続する内筒管を設け、この
内筒管の下端部に下方に向かりて内径が拡大する拡開部
を形成したから、この拡開部での排水放射誘導作用によ
って流速の低下した管壁流を形成することができ、排水
騒音の発生。

落下衝撃およびトラップの封水破壊を確実に防止できる
。また、排水集合管の内部には、詰まりの原因となる邪
魔板が取り除かれているので、流路が十分に確保される
上に、排水中に混入される異物が引掛かるといったこと
もなく、スムーズな排水が確保できるといった効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る排水集合管の断面図、第２図は第
１図中Ａ部拡大図、第３図は第１図中ｍ−ｍ線断面図、
第４図は排水の流れを示す説明図、第５図は中高層建築
物における排水配管図である。７・・・排水集合管８・−・本体９・・・胴部１２−・・内筒管１３−・・上部排水木管１４−・・下部排水木管１８・・・拡開部特許出願人　　　朴　　　鳳　　櫂１、ｉ：、、］・、、−゛、ｊ第１１１１１３−・・）−もＰ排Ａ（ヰ奮１４・・・下もＰ排水本看１８・・・す広聞舒第２図第４図第５ト

Claims

【特許請求の範囲】本体の上端部および下端部には建築物の各階層を貫通す
る排水本管が接続されると共に、本体の胴部には排水用
の枝管が接続されてなる排水集合管において、上記本体の上部に接続される排水本管の下方に連続して
本体内に挿入され下端部を上記胴部内に開放した内筒管
を設け、この内筒管の下端部には内径が下方に向かって
拡大する拡開部を形成したことを特徴とする排水集合管
。