JPS63118290A - 感熱発色性記録体 - Google Patents

感熱発色性記録体

Info

Publication number
JPS63118290A
JPS63118290A JP61263889A JP26388986A JPS63118290A JP S63118290 A JPS63118290 A JP S63118290A JP 61263889 A JP61263889 A JP 61263889A JP 26388986 A JP26388986 A JP 26388986A JP S63118290 A JPS63118290 A JP S63118290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
group
alkyl group
nitrobenzoic acid
recording paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61263889A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Furuguchi
古口 実
Nobuyuki Hirai
信之 平井
Shinji Yoshinaka
吉中 信二
Toshiyuki Tanaka
利行 田中
Yutaka Onishi
豊 大西
Takeo Obitsu
帯津 武夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nisson Kako Co Ltd
Original Assignee
Shin Nisson Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Nisson Kako Co Ltd filed Critical Shin Nisson Kako Co Ltd
Priority to JP61263889A priority Critical patent/JPS63118290A/ja
Priority to US07/079,456 priority patent/US4826806A/en
Priority to CH1711/90A priority patent/CH677232A5/de
Priority to GB8718076A priority patent/GB2194545B/en
Priority to DE3725258A priority patent/DE3725258C2/de
Priority to CH2927/87A priority patent/CH678428A5/de
Priority to BE8700854A priority patent/BE1003079A5/fr
Priority to FR8710911A priority patent/FR2602238B1/fr
Priority to FR878715793A priority patent/FR2612921B1/fr
Publication of JPS63118290A publication Critical patent/JPS63118290A/ja
Priority to US07/305,554 priority patent/US4954631A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/10Amino derivatives of triarylmethanes
    • C09B11/24Phthaleins containing amino groups ; Phthalanes; Fluoranes; Phthalides; Rhodamine dyes; Phthaleins having heterocyclic aryl rings; Lactone or lactame forms of triarylmethane dyes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/136Organic colour formers, e.g. leuco dyes
    • B41M5/145Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
    • B41M5/1455Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring characterised by fluoran compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
    • B41M5/323Organic colour formers, e.g. leuco dyes
    • B41M5/327Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
    • B41M5/3275Fluoran compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁波の近赤外部領域にも吸収を有する発色が
利用される感熱発色性記録体に関する。さらに詳しくは
、オリゴアニリン骨格を置換基として有するフルオラン
化合物を発色性染料とし、ニトロ安息香酸金属塩を顕色
剤とする感熱発色性記録体に関する。
〔従来の技術〕
近時エレクトロニクスおよび情報管理システム両者の発
展に関連して可視光線の長波長部分から近赤外部にかけ
ての波長の電磁波に感応する記碌読み取シ装置が多用さ
れる趨勢にある。
そこで、それ自体は無色であるが酸性物質の作用によっ
てこのような波長範囲の電磁波を吸収する色素を形成す
る種々の発色性染料が提案されている。即ちそのような
性質を有する化合物としてフタライを系の化合物が特開
昭51−121,035号、特開昭51−121,03
7号、特開昭51−121,038号、特開昭55−1
15,448号、特開昭55−115.449号、特開
昭55−115,450号、特開昭55−115,45
1号、特開昭55−115,452号、特開昭55−1
15,456号、特開昭57−16ス979号、特開昭
58−157,779号、特開昭60−8,364号、
特開昭60−2ス589号公報などによって知られてお
シ、またチオフルオラン系の化合物が特開昭59−14
8,695号公報によって、フルオレ/系の化合物が特
開昭59−199.757号、ヨーロッパ特許出願公開
筒124377号会報によって知られている。
一方、本発明者等は最近オリゴアニリン骨格を置換基と
して3−位に有するフルオラン化合物が酸性物質によっ
て発色し、且つ近赤外部の電磁波をも吸収するので広い
用途をもつ記録体になシうることを見出した。(特願昭
60−126149号、特願昭61−181224号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが従来の記録体よシ近赤外部の電磁波をよシ強く
、且つさらに長波長域においても吸収する発色性記録体
についての要望が近年高まってきた。
〔問題を解決する為の手段〕
そこで、本発明者等は先に提案したオリがアニリン骨格
を置換基として3位に有するフルオラン化合物の発色性
をさらに研究し、顕色剤としてニトロ安息香酸金属塩を
使用する場合には該フルオラン化合物の可視部から近赤
外部にかけての発色が、フルオラン系物質の顕色剤とし
て通常使用されるフェノール性物質を使用した場合よシ
も近赤外部領域の電磁波吸収域をよシ長波長域にまで拡
大し、且つ可視部領域の吸収も強くなることを見出し本
発明を完成した。
即ち、本発明は一般式 (式中R1,R2,R3およびR4はそれぞれ独立に水
素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、アルキル基
、シクロアルキル基、ベンジル基またはフェニル基を表
わし、さらにR1とR2および玲とへはそれぞれ結合し
て環Aと共に置換基を有してもよいナフタレン環を形成
してもよ<、n個のR5は相互に同一または相異っても
よく、それらはハロゲン原子または低級アルキル基を表
わし、(mxp+1)個の氏は相互に同一または相異っ
てもよく、それらはハロゲン原子、シアノ基、アルキル
基、アリール基、R80−1P290co−またはアリ
ール基またはアラルキル基を表わしs R9はアルキル
基を表わし、R10,R11はそれぞれ独立に水素原子
、アルキル基またはアリール基を表わし、(m+1)個
のR7は同一または相異ってもよく、それらは水素原子
、低級アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表
わし、nおよびpはそれぞれ0または1乃至3を表わし
、mは1乃至3を表わす)で表わされるオリゴアニリン
骨格を置換基として有するフルオラン化合物を発色性染
料とし、ニトロ安息香酸金属塩を顕色剤として使用する
感熱発色性記録体を提案するものである。
近時商品の流通管理の手段としてバーコードの利用が盛
になって来た。
そしてそのマーキングの読み取りに関しては、その装置
が安価であることから半導体レーデ−を利用する読み取
シ装置が多用される趨勢にあり、そして半導体レーザー
は波長が650nm以上の可視光線および近赤外線を発
するので、この装置で読み取られるマーキングはこの波
長範囲の可視光線または近赤外線を吸収するものでなけ
ればならない。また同時に、インストアーマーキングに
おいては、発色が完全に行われたことを確認するために
は、発色が最も明瞭に認識できる黒色であることが望ま
しい。
一般式(1)で表わされるオリゴアニリン骨格を置換基
として有するフルオラン化合物は従来の顕色剤(例えば
フェノール化合物類)によっても黒色に発色し、且つ近
赤外部の電磁波をも吸収する物質である。そして、従来
の顕色剤の代わシにニトロ安息香酸金属塩を使用すると
、驚くべきことにその発色は上記吸収の波長域をさらに
著しく長波長側に拡大するのである。
このことは近赤外部の電磁波の吸収を利用する記録読み
取シ装置にとってきわめて好都合のことである。
前記一般式(Dの置換基の定義におけるアルキル基は炭
素数1〜8個の直鎖″!たは分枝鎖のアルキル基であシ
、低級アルキル基および低級アルコキシ基のアルキル基
は炭素数1〜5個のアルキル基である。シクロアルキル
基は5tたは6員環の基であり、ベンジル基およびフェ
ニル基はへロrン原子、低級アルキル基または低級アル
コキシ基を置換−基として有していてもよく、さらにR
1とR2あるいは亀とR4と環Aとが形成するナフタレ
ン環の置換基はハロデフ原子または低級アルキル基でち
る。アリール基はフェニル基またはす7テル基であって
、それらは低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
ルキル基で置換されていてもよいアミノ基、ハロダン原
子および水酸基からなる群から選ばれた1個以上の置換
基で置換されてもよい。
アラルキル基中のアルキレン基は炭素原子数1乃至3の
側鎖を有してもよいアルキレン基であり、そのフェニル
基は低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロダン原子
および水酸基からまる群から選ばれた置換基で置換され
ていてもよい。
上記のような置換基を有してもよい一般式(1)で表わ
されるフルオラン化合物としては、例えば下記に示すよ
うなフルオラン化合物が挙げられるがこれらには限定さ
れない。
ろ−(4′−フェニルアミノフェニルアミノ)−6−メ
チル−7−クロロフルオラン、3− (4’−フェニル
アミノフェニルアミノ)−7−メチルフルオラン、 3−(al −(4//−メトキシフェニルアミノ)フ
エニルアミノ:l −5,6−ベンゾフルオラン、3−
[4’−(4’−メトキシフェニルアミノ)フェニルア
ミノコ−6−クロロフルオラン、3− C4’ −(4
’−フェニルアミノフェニルアミノ)フェニルアミノコ
−6−メチル−7−クロロフルオラン、 3−[4’−(4’−フェニルアミノフェニルアミン)
フェニルアミノ〕−7−メチルフルオラン、3− [:
 4’ −(4’−フェニルアミノフェニルアミノ)フ
ェニルアミノコ−6−ベンジルフルオラン、 3− (4’ −(4#−フェニルアミノフェニルアミ
ノ)フェニルアミノ〕−7−シクロアルキルフルオラン
、 3− (4’ −(4’−フェニルアミノフェニルアミ
ノ)フェニルアミノ〕−7−クロロフルオラン、3−(
4’−(4’−フェニルアミノフェールアミノ)フェニ
ルアミノ)−6−クロロフルオラン、3−(4’−(4
’−フェニルアミノフェニルアミノ)フェニルアミノ)
−5,7−ジクロロフルオラン、 3−(4’−(4#−フェニルアミノフェニルアミノ)
フェニルアミノ] −7−5ec−オクチルフルオラ/
、 3−(4’−(,4’−フェニルアミノフェニルアミノ
)フェニルアミノ〕−7−7二二ルフルオラ/、 3−C4’ −(4’−フェニルアミノフェニルアミノ
)フェニルアミノ) −6,7−シメチルフルオラン、 3− (4’ −(4”−フェニルアミノフェニルアミ
ノ)フェニルアミノ) −5,6−ベンゾフルオラン、 3− [4’ −(4’−フェニルアミノフェニルアミ
ノ)フェニルアミノ] −7,8−ベンゾフルオラン、 3−[4’−(4”−(4”−メチルフェニルアミノ)
フェニルアミノ)フェニルアミノ)−6−/チル−7−
クロロフルオラン、 3− (4’ −(4#−フェニルアミノフェニルアミ
ノ) + 27−メチルフェニルアミノコ−6−メチル
−7−クロロフルオラン、 3−(4’−(4’−フェニルアミノフェニルアミノ)
フェニルアミノ〕−7−メドキシフルオラン、 3− (4’ −(4’−(4”−メチルフェニルアミ
ノ)−3“−シアノフェニルアミノ)フェニルアミノコ
−6−メチルフルオラン、 3− [4’ −(4’−フェニルアミノ−3〃−メト
キシ−6〃−メチルフェニルアミノ)フェニルアミノ〕
−7−クロロフルオラン、 3−(4’−(4’−(2”−カルボキシメチルフェニ
ルアミノ)フェニルアミノ)フェニルアミノ〕−7−メ
チルフルオラン、 3−(4’−(4’−フェニルアミノ−3#−メチルフ
ェニルアミノ) + 27−メチルフェニルアミノコ−
6−メfルー7−クロロフルオラン、3−(4’−(4
”−7二二ルアミノフエニルアミノ) −2′、bl−
ジクロロフェニルアミノ〕−7−メチルフルオラン、 3−(4’−(4“−(4#′−フェニルアミノフェニ
ルアミノ)フェニルアミノ)フェニルアミノコ−6−メ
チル−7−クロロフルオラン、 3− (4’ −(41−(4/#−フェニルアミノフ
ェニルアミノ)フェニルアミノ)フェニルアミノ〕−7
−メチルフルオラン。
一方、本発明で用いるニトロ安息香酸金属塩のニトロ安
息香酸とはニトロ安息香酸それ自体の他に塩素原子のよ
うなハロゲン原子、低級アルキル基、アリール基、アラ
ルキル基のような置換基で置換された誘導体を含めた意
味であり、また複数個のニトロ基を有していてもよい。
そして具体的には0−lm−またはp−ニトロ安息香酸
、2−クロロ−4−ニトロ安息香酸、2−クロロ−5−
二トロL?iL香酸、 4−クロクー3−ニトロ安息香
酸または4−クロロ−2−二トロ安息香酸をあげること
ができる。また金属塩は多価の金属の塩ならばいかなる
ものでもよく、亜鉛または錫の塩等が好ましい。
そして、このようなニトロ安息香酸金属塩をある種の発
色剤の顕色剤として使用することは知られておシ、例え
ばフルオラン系化合物の顕色剤として使用することは特
開昭61−66690号公報に、またエーテル類または
アルコール類と併用して支持体上に塗布することが特公
昭53−18921号公報に記載されている。しかし々
から、フルオラン系特にオリがアニリン鎖置換のフルオ
ラン系化合物の顕色剤として使用することは知られてい
ない。
一般式(I)で表わされるフルオラン化合物に対するニ
トロ安息香酸金属塩の使用割合は前者1重量部に対して
後者0.1乃至10重量部でよく、好ましくは前者1重
量部に対して後者1乃至5重量部である。
本発明の感熱記録体においてはニトロ安息香酸金属塩ま
たはその誘導体と他の通常の感熱記録紙の製造に使用さ
れている顕色剤とを併用することも勿論可能である。例
えばビスフェノールA%p−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ル、4−ヒドロキシ−4′−ジ−プローキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4′−n−ブトキシ−ジ−
フェニルスルホ/、ビス(p−ヒドロキシフェニルチオ
エトキシ)−メチレンなどを挙げることができるがこれ
らのみに限られるものではない。
一般式(1)で表わされるフルオラン化合物は単品で使
用し得ることは勿論であるがそれらの化合物を混合使用
することも可能であシ、また従来既知の通常の発色性染
料または/および前記した文献に記載されている発色時
において近赤外部にも吸収を有する発色性染料と混合使
用することも可能である。
一般式(1)で表わされるフルオラン化合物を使用して
感熱記録紙を製造する方法は、既知の発色性染料の場合
と同様であシ、例えば特公昭39−27579号、特公
昭43−4160号、#会昭45−14039号あるい
は特開昭59−7087号公報などに記載されている方
法に準じて製造することができる。
即ち、例えば一般式(1)本発明のフルオラン化合物ま
たはそれと他の発色性染料との混合物の微粒子および顕
色剤酸性物質の微粒子を水溶性結合剤の水溶液中に分散
させた懸濁液を紙に塗布して乾燥することによって発色
性の優れた感熱記録紙が得られる。そして上記懸濁液中
に増感剤を添加した場合には極めて高感度の感熱記録紙
を得ゐことができる。この懸濁液はさらに填料、分散剤
、発色画儂安定化剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤
、消泡剤、光安定剤、螢光増白剤などをも含有させるこ
とができる。
これらの方法に従って製造された記録紙は必要に応じて
その表面に保護層を設けることができ、また裏面に粘着
層を設けてラベルとしての使用を便利にすることもでき
る。
またこれらの方法に従って製造された記録材料は例えば
図書、文書などの複写、電子計算機、ファクシミリ、バ
ーコード、券売機、ラベルなどに利用され、またさらに
高密度に入力された情報、例えば肉眼では記録の情報が
わからない偽造防止、複製防止、解錠装置あるいはレー
デ−ディスク等にも応用できその利用分野は広い。
〔発明の効果〕
一般式(1)で表わされるフルオラン化合物とニトロ安
息香酸金属塩との組み合せからなる本発明の感熱発色性
記鎌体は極めて特異な発色特性を有するものである。そ
の特異な発色特性を第1図、第2図および第3図に表わ
す。
第1図は、実施例1および比較例1で得られたものであ
って、一般式(1)で表わされる化合物として3−(4
’−フェニルアミノフェニルアミノ)−7−メチルフル
オランを使用し、顕色剤として本発明における4−ニト
ロ安息香酸亜鉛塩(実施例1)と一般に使用されている
フェノール系のビスフェノールA(比較例1)を使用し
て製造した感熱記録紙lおよび■を発色させた発色部の
反射吸収曲線である。第1図のこれら反射吸収曲線は一
般に使用されているフェノール系顕色剤よシも本発明の
ニトロ安息香酸金属塩が近赤外部の電磁波吸収域を長波
長に拡張することを明らかに示している。
第2図は実施例2で得られたものであって、一般式(I
)で表わされるフルオラン化合物として3−(4’(4
’−フェニルアミノフェニルアミノ)フェニルアミノ]
−6−メチル−7−クロロフルオランを使用し、その1
重量部に対し、4−二トロ安息香酸亜鉛塩を1,2およ
び6重量部の使用割合で製造した感熱記録紙I11.!
Vおよび■を発色させた発色部の反射吸収曲線を表わし
たものである。第3図は比較例2で得られたものであっ
て、実施例2で使用したフルオラン化合物の代わシにオ
リがアニリン骨格を有していない3−シクロヘキシルメ
チルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランを使
用し、以下実施例2と同様に操作して得られた感熱記録
紙■。
■および■の発色部の反射吸収曲線を表わしている。
第2図の反射吸収曲線は本発明に使用するオリプアニリ
ン骨格を置換基として有するフルオラン化合物の発色の
吸収波長域が4−二トロ安息香酸亜鉛塩の使用割合の増
加に伴ない、近赤外部の長波長側に著しく拡張するとい
う特異性を有していることを示すものであるが、第3図
の反射吸収曲線においてはそのような吸収波長域の拡張
は僅少である。
〔実施例〕
次に実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれら
によって限定されるものでは表い。
(塗布液の調製) 0分散液A類(発色剤) 化合物1. 3− (4’−フェニルアミノフェニルア
ミノ)−7−メチルフルオラ/ #  2. 3− (4’ −(4”−フェニルアミノ
フェニルアミノ)フェニルアミノコ−6 −メチル−7−クロロフルオラン #  5. 3−(4’−フェニルアミノフェニルアミ
ノ)−6−メチル−7−クロロフ ルオラン 1 4、 3−[4’−(4’−フェニルアミノフェニ
ルアミノ)フェニルアミノ〕−7 −メチルフルオラン 1 5、 N−シクロヘキシルメチルアミノー6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 化合物1〜5を用いて、上記組成の分散液5程を調製し
た。それぞれを分散液A−1、A−2、A−3、A−4
およびA−5とする。
0分散液B類(顕色剤) 次表の組成の顕色剤分散液B−1、B−2、B−3、B
−4およびB−5を調製した。
B−I  B−2B−3B−4B−5 −一一一一−−−−−−−噛−−一一一−−−−−−−
噂p−ニトロ安息香酸  3.5  7.0  1α5
 −  −亜鉛塩 ビスフェノールA    −−−IQ、5クレー   
     15.0  11,5   8.0    
B、0   8.015係ポリビニル   4t5  
4t5  41.5  415  415アルコール水
溶液 水         40.0  4αo  4αo 
 4αo  4α0(注)単位CI’) 分散液A類液およびB類液の調製はそれぞれの組成の混
合物をガラスピーズ(径1〜t5瓢)150Iと共にポ
リエチレン瓶に入れ、密橙してRed Devi1社製
ペイントコンディショナーにて、数時間摩砕した。
発色剤分散液A類と顕色剤分散液B類とを前者1重量部
に対し、後者2重量部の割合で混合して塗布液とした。
実施例 1 前記分散液A−1とB−3とからなる塗布液を白色原紙
に塗布、乾燥して感熱記録紙■を製造した。この感熱記
録紙Iを乾熱試験器(株式会社キシノ科学機械製)を用
いて、200℃の温度で5秒間両面加熱して発色させた
。この発色した色は黒色であった。
この感熱記録紙夏の発色部について反射吸収曲線(波長
400〜1300nm)および反射率(700゜800
.900および101000nを測定し、また未発色部
については反射率−(前記に同じ)を測定した。測定に
は分光光度計(日立製作新製、U−3400型およびそ
の付属の積分球)を使用した。
この反射吸収曲線を第1図に、これら反射率を第1表に
比較例1と共に示す。
比較例 1 前記分散液A−1とB−5とからなる塗布液をつくり、
実施例1と同様に操作して感熱記録紙■を製造した。さ
らに実施例1と同様にしてその感熱記録紙■の発色部に
ついては反射吸収曲線および反射率を、未発色部につい
ては反射率を測定した。
この反射吸収曲線を第1図に、これら反射率を第1表に
実施例1と共に示す。
第1表 反射率(チ) 700nm 800nm 900nm 11000n感
熱記録紙I 発色部  6.8  19.5   72
.1  98.3(実施例1)未発色部  95.0 
 99.5  100  100感熱記録紙■ 発色部
  11.8  42.5   89   98.4(
比較例1)未発色部  97.2  100  100
  100第1図および第1表によって、本発明に使用
するオリゴアニリン骨格を置換基として有するフルオラ
ン化合物が、顕色剤としてニトロ安息香酸金属塩を使用
することによシ、顕色剤としてフェノール性化合物を使
用した場合にくらべて、長波長域の近赤外部電磁波を強
く吸収する発色を現わすことが明らかに示される。
実施例 2 前記分散液A−2とB−1,B−2およびB−3とから
なる3種の組み合せの塗布液をつ〈シ、実施例1と同様
に操作して、それぞれの感熱記録紙I11.IVおよび
Vを製造した。さらに実施例1と同様にしてこれら感熱
記録紙111.NおよびVを発色させ、その発色部につ
いては反射吸収曲線および反射率を、未発色部について
は反射率を測定した。なおこれら感熱記録紙の発色はい
づれも黒色であった。
これら反射吸収曲線を第2図に、反射率を第2表に示す
。第2表については比較例2と共に示す。
比較例 2 前記分散液A−5とB−1,B−2およびB−3とから
なる3種の組み合せの塗布液をつくシ、実施例1と同様
に操作してそれぞれの感熱記録紙■、■および■を製造
した。
さらに実施例1と同様にして、これら感熱記録紙■、■
および■を発色させ、その発色部については反射吸収曲
線および反射率を、未発色部については反射率を測定し
た。
これら反射吸収曲線を第3図に、反射率を第2表に示す
。第2表については実施例1と共に示す。
第2表 反射率(%) 第2表および第2図と第3図との比較から顕色剤として
使用するニトロ安息香酸金属塩はその使用割合の増加に
伴い、本発明に使用するオリゴアニリン骨格を置換基と
して有するフルオラン化合物の発色を近赤外部の長波長
側に著しく拡張するが、ニトロ安息香酸金属塩のこのよ
う外性質は従来一般に使用されているフルオラン化合物
においては殆んど現われないことが解る。
実施例 3 前記分散液A−3とB−3とからなる塗布液をつくり、
実施例1と同様に操作して感熱記録紙■を製造した。さ
らに実施例1と同様にしてこの感熱記録紙■を発色させ
、その発色部の反射率を測定したところ6.8’J/7
00nm 、 14.8%/BOOnm。
57.6%/900−および94.5チ/1000皿で
あった。
なお、この発色部の色は黒色であった。
実施例 4 前記分散液A−4とB−3とからなる塗布液をつくり、
実施例1と同様に操作して感熱記録紙Xを製造した。さ
らに実施例1と同様にして、この感熱記録紙Xを発色さ
せその発色部の反射率を測定したところ、6.5チ/7
00nm、10.4チ/800皿、28.1%/900
nmおよび598%/11000nであった。
なおこの発色部の色は黒色であった。
実施例 5 前記分散液A−2とB−4とからなる塗布液をつくり、
実施例1と同様に操作して感熱記録紙象を製造した。さ
らに実施例1と同様にしてこの感熱記録紙Xを発色させ
その発色部の反射率を測定したところ8.6%/700
nm、 15.3fj/800皿、36.2%/900
nmおよび67.3%/11000nであった。なお、
この発色部の色は黒色であった。
【図面の簡単な説明】
添付図面第1〜3図はいずれも感熱記録紙の加熱発色部
の反射吸収曲線を示す。 第1図において、曲線aは感熱記録紙Iの、そして曲線
すは感熱記録紙■の発色部の反射吸収曲線を示す。 第2図において、曲線Cは感熱記録紙■の、曲線dは感
熱記録紙■の、そして曲線eは感熱記録紙Vの発色部の
反射吸収曲線を示す。 第3図において、曲線では感熱記録紙■の、曲線gは感
熱記録紙■の、そして曲線りは感熱記録紙■の発色部の
反射吸収曲線を示す。 特許比a人 新日曹化工株式会社 外2名 一波長(1荒)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1、R_2、R_3およびR_4はそれぞれ
    独立に水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ア
    ルキル基、シクロアルキル基、ベンジル基またはフエニ
    ル基を表わし、さらにR_1とR_2およびR_3とR
    _4はそれぞれ結合して環Aと共に置換基を有してもよ
    いナフタレン環を形成してもよく、n個のR_5は相互
    に同一または相異つてもよく、それらはハロゲン原子ま
    たは低級アルキル基を表わし、(m×p+1)個のR_
    6は相互に同一または相異つてもよく、それらはハロゲ
    ン原子、シアノ基、アルキル基、アリール基、R_8O
    −、R_9OCO−または▲数式、化学式、表等があり
    ます▼を表わし、R_8は水素原子、アルキル基、アリ
    ール基またはアラルキル基を表わし、R_9はアルキル
    基を表わし、R_1_0およびR_1_1はそれぞれ独
    立に水素原子、アルキル基またはアリール基を表わし、
    (m+1)個のR_7は同一または相異つてもよく、そ
    れらは水素原子、低級アルキル基、アリール基またはア
    ラルキル基を表わし、nおよびpはそれぞれ0または1
    乃至3の整数を表わし、mは1乃至3の整数を表わす)
    で表わされるオリゴアニリン骨格を置換基として有する
    フルオラン化合物を発色性染料とし、ニトロ安息香酸金
    属塩を顕色剤とする感熱発色性記録体。
JP61263889A 1986-07-31 1986-11-07 感熱発色性記録体 Pending JPS63118290A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61263889A JPS63118290A (ja) 1986-11-07 1986-11-07 感熱発色性記録体
US07/079,456 US4826806A (en) 1986-07-31 1987-07-29 Fluoran compounds and color forming recording materials using same
CH2927/87A CH678428A5 (ja) 1986-07-31 1987-07-30
GB8718076A GB2194545B (en) 1986-07-31 1987-07-30 Fluoran compounds and color forming recording materials using same
DE3725258A DE3725258C2 (de) 1986-07-31 1987-07-30 Fluoranverbindungen und farbbildende Aufzeichnungsmaterialien, die diese verwenden
CH1711/90A CH677232A5 (ja) 1986-07-31 1987-07-30
BE8700854A BE1003079A5 (fr) 1986-07-31 1987-07-31 Composes du fluorane et matieres d'enregistrement chromogenes qui les utilisent.
FR8710911A FR2602238B1 (fr) 1986-07-31 1987-07-31 Composes du fluorane et matieres d'enregistrement chromogenes les utilisant
FR878715793A FR2612921B1 (fr) 1986-07-31 1987-11-16 Composes derives du meta-aminophenol, leur procede de preparation
US07/305,554 US4954631A (en) 1986-07-31 1989-02-02 Fluoran compounds and color forming recording materials using same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61263889A JPS63118290A (ja) 1986-11-07 1986-11-07 感熱発色性記録体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63118290A true JPS63118290A (ja) 1988-05-23

Family

ID=17395660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61263889A Pending JPS63118290A (ja) 1986-07-31 1986-11-07 感熱発色性記録体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63118290A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2206218A (en) Photo- and heat-sensitive diazo recording material
JPS63118290A (ja) 感熱発色性記録体
JPH04164687A (ja) 感熱記録体
JPS5967083A (ja) 感熱記録材料
JPS62181361A (ja) 記録体
JPS63199268A (ja) 近赤外ロイコ染料及び該染料を含む記録材料
EP0364120B1 (en) A cycloalkene compound and a recording material using the compound
JPH0839935A (ja) 赤外レーザー用感熱記録材料及びそれを用いた画像形成方法
JPH02135264A (ja) シクロアルケン化合物及び、該化合物を使用する記録材料
JPS63267595A (ja) 感熱発色性記録体
JPS63170083A (ja) 感熱発色性記録体
JPS63256487A (ja) フルオラン化合物を用いた感熱発色性記録材料
JPS6337158A (ja) フルオラン化合物およびそれを使用した発色性記録体
JPS63109086A (ja) 感熱発色性記録体
JPH0624140A (ja) 感熱発色性化合物
JP3453908B2 (ja) 多色感熱記録材料
JPS59174386A (ja) 感熱記録材料
JPS63156790A (ja) 新規なフルオラン誘導体
JPS63145366A (ja) フルオラン化合物およびその発色性記録材料
JPH02143898A (ja) 感熱記録材料
JPH02106388A (ja) 感光感熱記録材料
JPS58136490A (ja) 感熱記録材料
JPH02188290A (ja) 記録材料
JPH0222092A (ja) 感熱記録体
JPS61228985A (ja) 感熱記録材料