JPS63116776A

JPS63116776A - 噴霧装置の回転型霧化頭内への塗料供給方法

Info

Publication number: JPS63116776A
Application number: JP61261065A
Authority: JP
Inventors: Takakazu Yamane; 貴和山根; Yoshio Tanimoto; 谷本　義雄
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1986-10-31
Filing date: 1986-10-31
Publication date: 1988-05-21
Anticipated expiration: 2010-11-01
Also published as: JPH07100150B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は塗装用噴霧装置の回転型霧化頭内に塗料の主剤
と硬化剤とを供給する方法に関するものである。

（従来技術）従来、回転型霧化頭（以下、単に霧化頭という）内に塗
料を供給する場合、一般的には、主剤と硬化剤とを予め
混合して塗料を形成し、このＩＦＩをポンプで′霧化頭
内に送り込む方法をとっている。

しかしこの方法では、硬化剤による塗料の硬化時間が短
いことから、この塗料が供給通路内で硬化し、ポンプ等
の敢陣の原因となっていた。

また、この問題を解決するために、特開昭５７−４５３
７０号公報に示されているように、主剤と硬化剤を別々
のパイプで霧化頭内に供給する１ノ法が提案された。と
ころがこの方法によると、２本のパイプが並んで霧化頭
に接続されるため、霧化頭が大型化する。このため、狭
い場所で使いにくい等、塗装作業上不利となり、とくに
ロボットによる塗装作業の場合に作１１０に制約を焚ｔ
」る等の難点があった。

（発明の目的）そこで本発明は、塗料の主剤と硬化剤を霧化頭内に単一
のパイプにて未ｉｌ〜合状態で供給でき、しかも霧化頭
内での混合性の良い噴霧装置ジノの回転型霧化頭内への
塗料供給方法を１２供するしのである。

（発明の構成）本発明は、回転型霧化頭内にこの霧化頭の背面側から単
一の塗料供給パイプを臨ませ、塗料を形成する主剤と硬
化剤を、上記塗料供給パイプ内をそれぞれ層流としてＷ
４層状態で流して上記回転型霧化頭内に供給づ゛るもの
である。

これにより、塗料の主剤と硬化剤とが単一のパイプにて
未祿合状態、すなわち塗料の硬化が抑制された状態で霧
化頭内に送り込まれることとなる。

（実施例）第１図に本発明方法を実施するための噴霧装置（塗装機
）としての静電塗装四を示している。同図において、１
は霧化頭、２はこの霧化頭１を回転させるエアベアリン
グターボモータ（以下、エアモータと略記する）、３は
モータハウジングである。

霧化頭１は、エアモータ２によって回転駆動されるミニ
ベル１１と、このミニベル１１の外周に配置されたシェ
ーピングエアノズル１２と、さらにこのシェーピングエ
アノズル１２の外周に配置されたシェーピングエアリン
グ１３とから成っている。ミニベル１１は、内空部がラ
ッパ状に先広がりに形成され、この内空部に円板状の仕
切板１４が設けられて、この仕切板１４の後方に混合室
１５が形成されている。仕切板１４は、外周部の周方向
複数個所に噴出孔１４ａ・・・を右し、混合室１５内の
塗料が、ミニベル１１の回転に伴う遠心力によりこの噴
出孔１４ａ・・・を通って前方に噴霧されるようになっ
ている。

一方、シェーピングエアノズル１２とシェーピングエア
リング１３との間にエア通路１６が形成され、このエア
通路１６が、モータハウジング３に穿設されたエア通路
、およびこのエア通路に接続されたエア供給管くいずれ
も図示せｆ）を介してコンプレッサ等の高圧エア供給源
に接続される。

これらによって、シェービングシステムが構成され、エ
ア通路１６を通って霧化頭１先端から噴出される高圧エ
アによって、塗料のミニベル１１からの噴霧角度が一定
に規制される。

エアモータ２は、モータハウジング３の内空部に固定さ
れた固定子２１と、この固定子２１の中心部に挿通され
た中空の回転軸２２と、この回転軸２２の後端部に固着
されたフィン２３とから成り、回転＠２２の先端に霧化
頭１のミニベル１１が、回転軸２２と一体回転可能に取
付けられている。回転＠２２は、フィン２３に後方から
高圧エアが噴きつけられることによって高速で回転する
。

なお、回転軸２２はエアベアリング、すなわち回転＠２
２と固定子２１との間の隙間部分に噴き込まれる高圧エ
アによって回転自在に支持される。

また、モータハウジング３内には、エアモータ２の後方
に継手部材４が設けられ、この継手部材４と、エアピー
タ２の固定子２１およびモータハウジング３とが連結ボ
ルト５ａ、５ｂによって連結されている。固定子２１に
は、モータハウジング３内に導入された高電圧ケーブル
６がバネ６１およびコネクタピン６２を介して接触し、
高電［トがこの固定子２１、回転＠２２を通して霧化頭
１のミニベル１１に加えられる。この高電圧によりミニ
ベル１１内のり料がプラスに帯’、１ｆされ、噴霧され
たこの塗わ１が、マイブスに帯電された被塗装面に吸着
される。

７は霧化頭１のミニベル１１に塗Ｆｌ（主剤および硬化
剤）を供給する塗料供給パイプで、この塗料供給パイプ
７が、回転４１１１２２の中空部に挿通され、その前端
がミニベル１１の混合室１５内に背面側から導入され、
後端が継手部材４内にど）人されている。継手部材４に
は、塗料供給パイプ７の後端に直線状に連続する第１通
路４１と、同パイプ７に対して直角方向にのびる第２通
路４２とが設けられている。一方、モータハウジング３
にも、第１通路３１および第２通路３２が、それぞれ継
手部材４の第１通路４１、第２通路４２に連通ずる状態
で穿設され、このエータハウジング３の第１通路３１に
主剤供給ホース８、第２通路３２に硬化剤供給ホース９
がそれぞれ接続されている。

主剤供給ボース８は主剤が収容された主剤タンクに、硬
化剤供給ホース９は硬化剤が収容された硬化剤タンクに
それぞれポンプ等を介し−Ｃ＞ｉ続され（この接続シス
テムについては後述する）、主剤が上記主剤供給ボース
８、第１通路３１．４１を介して、また硬化剤が硬化剤
供給ホース９、第２通路３２．４２を介してそれぞれ塗
料供給パイプ７に送り込まれ、同パイプ７を通ってミニ
ベル１１の混合室１５に供給される。

このとき、主剤および硬化剤は、塗料供給パイプ７内で
それぞれ層流状態となり、主剤層と硬化剤層とに分かれ
た’ｆＪＡ層状態で同パイプ７内を流れる。いいかえれ
ば、この階層状態が得られるように主剤と硬化剤の供給
条件（レイノズル数）が設定される。

レイノズル数１犬ｅは、Ｄ＝塗料供給パイプ７の内径、ｕ：ｉ速、ρ：密度、μ
：粘度の関係において、Ｒｃ＝Ｄｕρ／μ で与えられ、このレイノズル数がある値（臨界レイノズ
ル数）を超えない範囲で層流状態となる。

そして、主剤と硬化剤がいずれもこの層流状態となるこ
とにより、第２図に示すようにこれらが塗料供給パイプ
７内を主剤層と硬化剤層の上下二層に分かれた階層状態
で流れる。第２図において、黒塗りで表した部分が硬化
剤の流れ、白抜きで表した部分が主剤の流れをそれぞれ
示す。

また、第３図には、硬化剤の混合率が小さい場合に適す
る供給パターンとして、硬化剤が塗料供給パイプ７内の
中心部を線状に流れ、これの周囲を主剤が流れる階層状
態での供給パターンを示している。この場合、モータハ
ウジング３および継手部材４の第１通路３１．４１が硬
化剤の通路、第２通路３２．４２が主剤の通路となる。

また、継手部材４の第１通路４１は、硬化剤がパイプ中
心部に入り込むように、先端部分が絞られている。

このように、主剤と硬化剤とを単一の塗料供給パイプ７
にて霧化頭１のミニベル１１に供給するため、このパイ
プ接続のために霧化頭１に橙保すべきスペースが小さく
てすみ、その分、霧化頭１の小形化が可能となる。しか
も、主剤と硬化剤とが、塗料供給パイプ７内を階層状態
、すなわちＨいに混ざり合わない状態で流れるため、こ
のパイプ内での硬化反応が抑制される。

こうして、塗料供給パイプ７内を階層状態で流れた主剤
と硬化剤は、ミニベル１１の混合室１５に入り、遠心力
により混合されてミニベル１１から噴霧される。この場
合、主剤と硬化剤とが同一の塗料供給パイプ７から混合
室１５の同一位置に重なり合うようにして送り込まれる
ため、従来のように主剤と硬化剤とが別々のパイプから
別々の位置に送り込まれる場合と比較して、混合性が良
く、主剤と硬化剤とが温石なく湿ざり合った良好な混合
状態が得られる。ずなわち、主剤と硬化剤とは、塗料供
給パイプ７中では混合を抑制され、同パイプ７を出たと
きに効率良く混合される。なお、塗料供給パイプ７の先
端部を図示のように絞り込む形に曲げ形成しておけば、
主剤と硬化剤がより手なり合いながら混合室１５に入る
ため、−層旧合性が良いものとなる。また、このように
混合性が良いため、噴霧後にも所謂色むらのない良好な
塗装仕上がり状態が（ｑられる。

ところで、上記塗装機に対する塗料供給および洗浄シス
テムを第４図に例示している。ここでは、二種類（二色
）の主剤を塗装対象等に応じて使い分けるようにしてい
る。

Ａは第１主剤タンク、Ｂは第２主剤タンク、Ｃは硬化剤
タンクで、第１および第２両主剤タンクＡ、Ｂの出口が
、それぞれＩｎ圧送ポンプ１〕１゜Ｄ２、流量制御用の
レギュレータＥｔ　、　Ｅ２　、開閉弁Ｆ＋　、Ｆ２を
介して第１継手Ｇ１に接続され、この第１継手Ｇ１の出
口に主剤供給ホース８が接続されている。また、硬化剤
タンクＣの出口が、硬化剤圧送ポンプＤ３、レギュ開閉
弁２３．間閉弁Ｆ３を介して第２継手Ｇ２に接続され、
この第２継手Ｇ２の出口が硬化剤供給ホース９に接続さ
れている。こうして、塗装時に、１川開ｔｉＦ＋、Ｆ２
の切換作動によって第１主剤または第２主剤が、開閉弁
１：３の開放作動によって硬化剤がそれぞれ霧化頭１に
供給されるようになっている。

一方、１」（よ洗浄用シンナータンクで、このシンナー
タンクＨの出口にシンナー圧送ポンプＤ４が接続され、
このポンプＤ４の出口が二つに分岐され、一方が開閉弁
Ｆ４を介して第１継手Ｇ１に、他方が開閉弁Ｆ５を介し
て第２継手Ｑ２にそれぞれ接続されている。また、Ｉは
洗浄用エアポンプで、このポンプ１の出口が二つに分岐
され、一方が開閉弁Ｆ６を介して第１継￥０１に、他方
が開閉弁Ｆ７を介して第２継手Ｇ２にそれぞれ接続され
ている。こうして、シンナーとエアが交互に塗料供給通
路に流されて、同通路の洗浄が行なわれるようになって
いる。

なお、上記実施例では、主剤と硬化剤を、硬化剤が塗料
供給パイプの中心を流れる場合を除いて、上下の階層状
態で流すようにしたが、左右階層状態で流すようにして
もよい。

（発明の効果）上記のように本発明によるときは、単一の塗料供給パイ
プを霧化頭内にその背面側から臨ませ、塗料を形成する
主剤と硬化剤を、この単一の塗料供給パイプ内をｒ＠層
状態で流して霧化頭内に供給するため、霧化頭のパイプ
接続スペースが小さくてすむ。したがって、霧化頭を小
形化できるため、狭い場所でも使い易く、ロボットによ
る作業範囲が広がる等、塗装作業Ｆ有利となる。しかも
、０料供給パイプが甲−でありながら、同パイプ中では
主剤と硬化剤が混ざり合わないため、これらが霧化頭に
至るまでの硬化反応を抑制することができる。また、主
剤と硬化剤が階層状態で霧化頭内に送り込まれるため、
これらが霧化頭内で速かに効率良く混合され、混合むら
のない良好な混合状態、ひいては良好な塗装仕上がり状
態を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は水元用方法を実ｔＡするための噴霧装置（塗装
機）の断面図、第２図および第３図は同装置による塗料
供給方法二個を説明するための図、第４図は塗料供給シ
ステムの仝体構成を丞す図である。１・・・霧化頭、１１・・・霧化頭のミニベル、１５・
・・ミニベルのｕ合掌、７・・・塗料供給パイプ。

Claims

【特許請求の範囲】

１、回転型霧化頭内にこの霧化頭の背面側から単一の塗
料供給パイプを臨ませ、塗料を形成する主剤と硬化剤を
、上記塗料供給パイプ内をそれぞれ層流として階層状態
で流して上記回転型霧化頭内に供給することを特徴とす
る噴霧装置の回転型霧化頭内への塗料供給方法。