JP2776951B2 - 回転霧化静電塗装装置 - Google Patents

回転霧化静電塗装装置

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JP2776951B2 JP2086321A JP8632190A JP2776951B2 JP 2776951 B2 JP2776951 B2 JP 2776951B2 JP 2086321 A JP2086321 A JP 2086321A JP 8632190 A JP8632190 A JP 8632190A JP 2776951 B2 JP2776951 B2 JP 2776951B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は回転霧化静電塗装装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、自動車の車体表面にその全体に亘って均一に
塗料を塗布する塗装を施す場合においては、静電塗装装
置が用いられている。かかる静電塗装装置による静電塗
装にあっては、被塗装体とそれに対向配置された塗料を
霧化放散する噴霧器との間に直流高電圧を印加して静電
界を形成し、噴霧器から霧化放散された塗料に帯電さ
せ、静電吸着作用を利用して被塗装体に付着させるよう
になっている。
かかる静電塗装は、被塗装体がプラスチック等の比較
的耐熱性に劣る材料からなるものである場合には、例え
ばアクリル樹脂系の塗料主剤と硬化剤とからなる2液混
合型塗料が用いられる。そして、被塗装体に塗布された
2液混合型塗料は、一般に、常温で乾燥及び硬化するも
のとされ、被塗装体に対する良好な付着性が得られて、
塗装面が光沢、硬度及び耐候性に優れたものとなる。
そのような2液混合型塗料を用いて静電塗装を行うも
のとして、直流高電圧が印加されるとともに高速で回転
駆動されるベル型の回転霧化ヘッドを備え、この回転霧
化ヘッドの内周面に対して複数のノズルから、シンナー
等の希釈液にて希釈され2液混合型塗料をなす希釈塗料
主剤及び希釈硬化剤をそれぞれ供給するようにして、回
転霧化ヘッド内で希釈塗料主剤と希釈硬化剤とを混合さ
せ、それによって得られる2液混合型塗料を回転霧化ヘ
ッドの回転による遠心力によって霧化放散させる回転霧
化静電塗装装置が知られている。
ところが、そのような装置では、希釈塗料主剤と希釈
硬化剤が回転霧化ヘッドの内周面に別々に供給され、回
転霧化ヘッドの端縁部から別々に飛散せしめられること
となり、その結果、回転霧化ヘッドにより希釈塗料主剤
と希釈硬化剤とが適正に混合されて霧化放散される状態
が得られないことが生じるおそれがある。しかして、塗
料主剤と硬化剤とが霧化状態において適正に混合されて
いない場合には、それらの塗料主剤及び硬化剤が付着す
ることになる被塗装体の塗装面に部分的に塗料主剤ある
いは硬化剤の過不足が生じ、そのため、被塗装体の塗装
面の光沢、硬度及び耐候性に問題が生じる。
そこで、本出願人は、そのような問題を解消するため
に、接液面の近傍において複数の供給ノズルの各々の開
口端を、接液面に供給された塗料主剤及び硬化剤が接液
面上で回転霧化ヘッドの回転軸線に直交する半径方向に
積み重なるように配設することにより、塗料主剤と硬化
剤とを適正に混合して霧化放散させることができる回転
霧化静電塗装装置を提案している(特開昭62−216661号
公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、例えば2液混合型ウレタン塗料は、塗料主
剤と硬化剤の混合比率は、塗料の色によって、例えば3:
1(赤色),4:1(白色),6:1(クリヤー)等と異ってい
るのが通例である。
そのため、塗料の色を変えるために塗料主剤と硬化剤
の混合比率を変更した場合には、変更前と同一の供給条
件ですなわち塗料主剤、硬化剤を希釈液でもって変更前
と同一の割合で希釈し変更前と同一径のノズルでもって
希釈塗料主剤と希釈硬化剤とを供給すると、希釈塗料主
剤と希釈硬化剤とのノズルよりの吐出速度の比率が異な
り、塗料の色に応じて塗料主剤と硬化剤とを一定の混合
比率とすることができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、塗料の色
(塗料主剤と硬化材との混合比率)にかかわりなく、安
定した2液混合が可能である回転霧化静電塗装装置を提
供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 請求項(1)の発明は、回転駆動される回転霧化ヘッ
ドの接液面の略同一部位に、2液混合型塗料の塗料主剤
と硬化剤とを供給するものにおいて、上記接液面に、互
いに異なる複数色の塗料主剤のうちの1色を供給する塗
料主剤供給手段と、上記接液面に硬化剤を供給する硬化
剤供給手段と、上記塗料主剤供給手段又は硬化剤供給手
段によって供給される塗料主剤又は硬化剤の少なくとも
一方に対して所定量の希釈液を混合させて希釈塗料主剤
又は希釈硬化剤の少なくとも一方を生成する希釈液混合
手段と、該希釈液混合手段に連係され、上記接液面に供
給される希釈塗料主剤及び希釈硬化剤の供給速度比率が
上記塗料主剤供給手段が供給する塗料主剤の塗色に関係
なく略一定となるように、希釈液混合手段による希釈液
の塗料主剤又は硬化剤の少なくとも一方に対する混合量
を調整する制御手段とを有する構成とする。
請求項(2)の発明は、回転駆動される回転霧化ヘッ
ドの接液面の近傍において2液混合型塗料の塗料主剤及
び硬化剤をそれぞれ該接液面上で上記回転霧化ヘッドの
軸線に直交する半径方向に積み重なるように供給する第
1及び第2供給ノズルが配設されたものにおいて、上記
第1又は第2供給ノズルの少なくとも一方が、直径の異
なる複数種類のノズルを有し、互いに異なる複数色の塗
料主剤のうちの1色の塗料主剤が希釈液にて希釈された
希釈塗料主剤と、上記硬化剤が希釈液にて希釈された希
釈硬化剤との上記第1及び第2供給ノズルからの供給速
度比率が、上記塗料主剤の塗色に関係なく略一定となる
ように、上記第1又は第2供給ノズルの少なくとも一方
のノズルを変更するノズル変更手段とを有する構成とす
る。
(作用) 請求項(1)の発明によれば、制御手段によって、希
釈塗料主剤及び希釈硬化剤の供給速度比率が塗料主剤の
塗色に関係なく略一定となるように希釈液混合手段によ
る希釈液の混合量が調整されるので、接液面に供給され
る塗料主剤及び硬化剤の混合比率を適切値に安定させ、
良好な塗装皮膜を得ることができる。
請求項(2)の発明によれば、ノズル変更手段による
ノズルの変更により、第1及び第2供給ノズルから接液
面への希釈塗料主剤及び希釈硬化剤の供給(吐出)速度
比率が略一定となり、希釈塗料主剤と希釈硬化剤との接
液面上における回転霧化ヘッドの軸線に直交する半径方
向の層状化が確実に維持される。この結果、塗料主剤及
び硬化剤が接液面の開放端から重なった状態で霧化放散
されるため、両者の混合比率が常に適切値となり、より
一層良好な塗装皮膜を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明す
る。
実施例1 回転霧化静電塗装装置の全体構成を示す第1図におい
て、1は回転霧化ヘッドで、カップ状部2及び該カップ
状部2の中央部に配設されたハブ3とから構成されてい
る。カップ状部2は、大径開口端部2aと小径開口端部2b
とを有し、それらの間におけるカップ状内周面が接液面
2cとされている。
また、4は回転霧化ヘッド1を回転駆動するためのエ
アモータで、小径開口端部2bを介してカップ状部2内に
延びる回転軸4aを有し、その先端部がハブ3に接続され
ている。
このエアモータ4によって、回転霧化ヘッド1は、ハ
ブ3及び回転軸4aの中央部を貫通する回転軸線をもっ
て、高速で回転されるように構成されている。
エアモータ4には、ブラケット6が固定されており、
ブラケット6の所定位置には、塗料供給ノズル7が、そ
の開口部をカップ状部2の小径開口端部2bを通じて接液
面2cに近接せしめて取付けられている。
この塗料供給ノズル7は、塗料主剤供給用ノズル部7a
と硬化剤供給用ノズル部7bとを有し、回転霧化ヘッド1
におけるカップ状部の接液面2cの近傍において、それら
の開口部は、後述の如く接液面2cに供給された塗料主剤
(希釈塗料主剤)及び硬化剤(希釈硬化剤)が接液面2c
上で上記回転霧化ヘッド1の回転軸線に直交する方向す
なわちカップ状部2の半径方向に積み重なるように上下
に重ねられて配設されている。各ノズル部7a,7bには、
塗料主剤供給用パイプ8及び硬化剤供給用パイプ9の一
端が接続されている。
塗料主剤供給用パイプ8の他端部はスタティックミキ
サ10及びカラーチェンジバルブ11を介して、分岐パイプ
12,13,14,15,16,17を経て第1乃至第3塗料主剤槽21,2
2,23、洗浄用シンナー槽24、エアポンプ25及び希釈用シ
ンナー槽26に接続されている。分岐パイプ12,13,14,17
には、レギュレータ27,28,29,30及びポンプ31,32,33,34
が配設され、それらを制御手段としての制御装置35が制
御するようになっている。一方、硬化剤供給用パイプ9
の他端部も、スタティックミキサ41、分枝パイプ42a、4
2bをを有する分岐パイプ42を介して硬化剤槽43及び希釈
用シンナー槽26に接続され、各枝パイプ42a,42bには、
レギュレータ44,45及びポンプ46,47が配設され、それら
を前述した制御装置35が制御するようになっている。
第1乃至第3塗料主剤槽21,22,23には、異種の塗料主
剤が貯溜され、例えば第1塗料主剤槽21には赤色顔料を
含むアクリル樹脂系塗料からなる塗料主剤が貯溜され、
第2塗料主剤槽22には白色顔料を含むアクリル樹脂系塗
料からなる塗料主剤が取溜され、第3塗料主剤槽23には
クリア顔料を含むアクリル樹脂系塗料からなる塗料主剤
が貯溜されている。硬化剤槽43内には、例えばイソシア
ネート系の硬化剤が貯溜されている。しかして、塗料主
剤、硬化剤及び希釈液(シンナー)との比率は次の表1
に示す通りである。
上述の如く、上記レギュレータ27,28,29及びポンプ3
1,32,33により、接液面2cに1色の塗料主剤を供給する
塗料主剤供給手段が、また上記レギュレータ44及びポン
プ46により、接液面2cに硬化剤を供給する硬化剤供給手
段が、さらに上記レギュレータ30,45及びポンプ34,47に
より、上記塗料主剤及び硬化剤に対して所定量の希釈液
を混合させて希釈塗料主剤及び希釈硬化剤をそれぞれ生
成する希釈液混合手段がそれぞれ構成されている。
なお、レギュレータ27,28,29,44及び30,45によって、
各分岐パイプ12,13,14,17及び枝パイプ42a,42bを流れる
塗料主剤、硬化剤及び希釈液の量の調整を独立して行う
ことができるように構成されている。
また、ブラケット6には、洗浄液供給ノズル51が、そ
の開口端をカップ状部2の小径開口端部2bを通じて接液
面2cに近接せしめて取付けられている。この洗浄液供給
ノズル51には、洗浄液供給用パイプ52の一端が連結され
ており、洗浄液供給用パイプ52にはレギュレータ53及び
ポンプ54が配設され、その他端が、シンナー等の洗浄液
が貯溜された洗浄液槽55内に挿入されている。
上記のように構成すれば、被塗装体に対する塗装を行
うには、まず、エアモータ4が作動せしめられ、回転霧
化ヘッド1が上述されたカップ状部2の接液面2cに包囲
され、ハブ3及び回転軸4aの中央部を貫通する回転軸線
をもって、例えば20000〜30000rpmで回転される状態と
する。このとき、回転霧化ヘッド1には、被塗装体を基
準にして、例えば−90kVの電圧を有するものとなるよう
に直流電圧が印加される。
かかる状態において、例えば赤色の塗色を行う場合に
は、ポンプ31,34,46,47が作動せしめられ、塗料槽21に
貯溜された塗料主剤及び硬化剤槽43に貯留された硬化剤
が、それぞれチェンジバルブ11の制御によって、塗料主
剤供給用ノズル部7a及び硬化剤供給ノズル部7bに導かれ
る。
このとき、塗料主剤供給ノズル部7a及び硬化剤供給ノ
ズル部7bの管径が2:1とすると、吐出量を4:1にしなけれ
ば、希釈塗料主剤と希釈硬化剤との吐出速度の割合が変
化して、塗料主剤と硬化剤とが所定の混合比率とならな
い。そこで、総吐出量を200cc/minとすると、塗料主剤
供給ノズル部7aより希釈塗料主剤が160cc/min(塗料主
剤120cc/min、希釈液40cc/min)、硬化剤供給ノズル部7
bより希釈硬化剤が40cc/min(硬化剤40cc/min、希釈液0
cc/min)それぞれ吐出するように制御装置35によって制
御される。すなわち、各塗料主剤及び硬化剤に対する希
釈液の混合量の調整によって、希釈塗料主剤と希釈硬化
剤との供給(吐出)速度比率が変化せずに所定の混合比
率が得られるように制御される。なお、塗料全体として
見れば、塗料主剤、硬化剤、希釈液の混合比率は一定の
割合に維持されている。
しかして、その一例を表2に示す。
そして、塗料主剤供給用ノズル部7a及び硬化剤供給用
ノズル部7bに導かれた希釈塗料主剤及び希釈硬化剤は、
開口端から、所定の混合比率となる一定の吐出速度で噴
出され、高速で回転する回転霧化ヘッド1におけるカッ
プ状部2の接液面2cに対して供給される。
このとき、希釈塗料主剤と希釈硬化剤とが、回転する
接液面7c上の略同一部位に衝突せしめられ、接液面2cに
沿って流れる希釈塗料主剤と希釈硬化剤とは、回転霧化
ヘッド1の高速回転に伴う遠心力の作用を受けて、比重
の大小の関係により希釈塗料主剤と希釈硬化剤とが回転
軸線に直交する方向に重ねられて夫々の層を形成しなが
ら、接液面2cの開放端に向かって移動していくことにな
る。
しかして、回転霧化ヘッド1の高速回転に伴う遠心力
により、接液面2cの開放端から微粒子を形成して霧化放
散され、希釈塗料主剤と希釈硬化剤とが重なったまま霧
化放散され、塗料主剤と硬化剤とが適正に混合された状
態で、被塗装体の表面に付着せしめられ、塗装が行われ
る。
また、塗料主剤の変更による色変え例えば白色への色
変えを行う場合には、まず、ポンプ31,44の作動が停止
され、塗料主剤槽21及び硬化剤槽43からの塗料主剤及び
硬化剤の供給が停止されるとともに、洗浄液供給用パイ
プ52に設けられたポンプ54が作動せしめられる。
これにより、洗浄液槽55に貯溜されたシンナー等の洗
浄液が、洗浄液供給用パイプ52を通じてレギュレータ53
を介して洗浄液供給ノズル51に導かれる。
そして、洗浄液供給ノズル51に導かれた洗浄液が、洗
浄液供給ノズル51の開口端部から回転する回転霧化ヘッ
ド1におけるカップ状部2の接液面2cに供給されて、回
転霧化ヘッド1内の洗浄が行われる。
その後、ポンプ54の作動が停止されるとともに、ポン
プ32,34,44,47が作動せしめられ、白色の希釈塗料主剤
と希釈硬化剤とがノズル部7a,7bを通じて供給され、白
色の塗装が行われる。
上記実施例のほか、第2図に示すような塗装装置に対
しても同様に適用することができる。
すなわち、エアベアリングターボモータ61によって回
転駆動される中空の回転軸62内を貫通して、上記回転軸
62の先端部に固定された回転霧化ヘッド63(ミニベル)
の接液面63aに、希釈塗料主剤及び希釈硬化剤を供給す
る供給パイプ64が配設されている。
供給パイプ64の下流端は、希釈塗料主剤を供給する主
剤供給パイプ65と、希釈硬化剤を供給する硬化剤供給パ
イプ66とに分岐され、各パイプ65,66には、第1図に示
す装置のパイプ8,9がそれぞれ接続され、塗料主剤、硬
化剤及び希釈液が所定の割合で混合された塗料が供給パ
イプ64を通じて接液面63aに供給されるようになってい
る。なお、67はシェーピングエアリング、68はシェーピ
ングエアノズルである。
実施例2 本例は、塗料主剤の変更によって主剤供給用ノズルを
変更するようにしたものである。実施例1と同一の構成
要素については同一の符号を用い、その詳細な説明を省
略する。
第3図乃至第5図において、可動部材71がモータ72に
よって回動可能となっており、その可動部材71に同一円
周上に径の異なる3つの主剤供給ノズル73,74,75が配設
されている。これによって、モータ72にて可動部材71を
回動させることによって、主剤供給ノズル73,74,75の径
を変更して、主剤供給ノズル73,74,75と硬化剤供給ノズ
ル76との管径の比を変更できるようになっている。すな
わち、上記モータ72によりノズル変更手段が構成されて
いる。このモータ72により管径を変更することで、希釈
塗料主剤と希釈硬化剤との供給速度比率が同一に維持さ
れる。次に各色についての、管径の比の一例を示す。
上記可動部材71の部位で、塗料主剤と希釈液が所定の
割合で混合されている塗料を貯溜する第1乃至第3主剤
槽77,78,79に一端部が接続される各分岐パイプ80,81,82
の他端部のいずれか1つが、主剤供給ノズル73,74,75の
いずれか1つと接続されるようになっている。各分岐パ
イプ80,81,82の途中にはポンプ83,84,85及びレギュレー
タ86,87,88が介装されている。また、主剤供給ノズル7
3,74,75の上側には硬化剤供給ノズル76が設けられ、こ
の硬化剤供給ノズル76の一端部が、硬化剤と希釈液とが
所定の割合で混合されてなる硬化剤槽89に接続され、途
中にポンプ90及びレギュレータ91を介装されたパイプ92
の他端部が直接に接続されている。そして、主剤供給ノ
ズル73,74,75のうちの塗料主剤の塗色に応じて選択され
た1つは、接液面2cに供給された塗料主剤(希釈塗料主
剤)及び硬化剤(希釈硬化剤)が接液面2c上で上記回転
霧化ヘッド1の回転軸線に直交する方向であるカップ状
部2の半径方向に積み重なるように、上記モータ72によ
り硬化剤供給ノズル76の下側に位置付けられる。
上記のように構成すれば、実施例1と同様にして静電
塗装が行われるが、その場合、ノズル73,74,75とノズル
76とからの吐出速度の比率を、塗料の色にかかわりな
く、略一定にすることで、次の表4に示すように、色差
がきわめて小さくなる。なお、試験方法は、主剤側を
白、硬化剤側を赤に着色し、塗料主剤と硬化剤とを所定
の比率でもってホモミキサーを用いて2分間撹拌後塗布
して色差を調べた。
(発明の効果) 請求項(1)の発明は、接液面に供給される希釈塗料
主剤及び希釈硬化剤の供給速度比率が塗料主剤の塗色に
関係なく略一定となるように、希釈液混合手段による希
釈液の塗料主剤又は硬化剤の少なくとも一方に対する混
合量を制御するようにしたから、安定した2液混合が可
能となる。
請求項(2)の発明によれば、希釈塗料主剤と希釈硬
化剤との第1及び第2供給ノズルからの供給速度比率が
塗料主剤の塗色に関係なく略一定となるように、上記第
1又は第2供給ノズルの少なくとも一方のノズルを変更
するようにしたから、ノズル(ノズルの径)を変更する
という簡単な構成でもって、より一層安定した2液混合
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を例示するもので、第1図は実施
例1の概略構成図、第2図は変形例の説明図である。第
3図は実施例2の概略構成図、第4図は可動部材の正面
図、第5図は一部を断面にして示す要部斜視図である。 1,63……回転霧化ヘッド 2c……接液面 7a……塗料主剤供給用ノズル部 7b……硬化剤供給用ノズル部 27,28,29……レギュレータ(塗料主剤供給手段) 31,32,33……ポンプ(塗料主剤供給手段) 44……レギュレータ(硬化剤供給手段) 46……ポンプ(硬化剤供給手段) 30,45……レギュレータ(希釈液混合手段) 34,47……ポンプ(希釈液混合手段) 35……制御装置(制御手段) 73,74,75……主剤供給ノズル 72……モータ(ノズル変更手段) 76……硬化剤供給ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 5/00 - 5/16 B05B 12/00 - 12/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される回転霧化ヘッドの接液面の
    略同一部位に、2液混合型塗料の塗料主剤と硬化剤とを
    供給するものにおいて、 上記接液面に、互いに異なる複数色の塗料主剤のうちの
    1色を供給する塗料主剤供給手段と、 上記接液面に硬化剤を供給する硬化剤供給手段と、 上記塗料主剤供給手段又は硬化剤供給手段によって供給
    される塗料主剤又は硬化剤の少なくとも一方に対して所
    定量の希釈液を混合させて希釈塗料主剤又は希釈硬化剤
    の少なくとも一方を生成する希釈液混合手段と、 該希釈液混合手段に連係され、上記接液面に供給される
    希釈塗料主剤及び希釈硬化剤の供給速度比率が上記塗料
    主剤供給手段が供給する塗料主剤の塗色に関係なく略一
    定となるように、希釈液混合手段による希釈液の塗料主
    剤又は硬化剤の少なくとも一方に対する混合量を調整す
    る制御手段とを有することを特徴とする回転霧化静電塗
    装装置。
  2. 【請求項2】回転駆動される回転霧化ヘッドの接液面の
    近傍において2液混合型塗料の塗料主剤及び硬化剤をそ
    れぞれ該接液面上で上記回転霧化ヘッドの軸線に直交す
    る半径方向に積み重なるように供給する第1及び第2供
    給ノズルが配設されたものにおいて、 上記第1又は第2供給ノズルの少なくとも一方が、直径
    の異なる複数種類のノズルを有し、 互いに異なる複数色の塗料主剤のうちの1色の塗料主剤
    が希釈液にて希釈された希釈塗料主剤と、上記硬化剤が
    希釈液にて希釈された希釈硬化剤との上記第1及び第2
    供給ノズルからの供給速度比率が、上記塗料主剤の塗色
    に関係なく略一定となるように、上記第1又は第2供給
    ノズルの少なくとも一方のノズルを変更するノズル変更
    手段とを有することを特徴とする回転霧化静電塗装装
    置。
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