JPS62216670A - 回転霧化静電塗装方法 - Google Patents

回転霧化静電塗装方法

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JPS62216670A
JPS62216670A JP6009086A JP6009086A JPS62216670A JP S62216670 A JPS62216670 A JP S62216670A JP 6009086 A JP6009086 A JP 6009086A JP 6009086 A JP6009086 A JP 6009086A JP S62216670 A JPS62216670 A JP S62216670A
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液体塗料を回転霧化ヘッドを用いて霧化放散
し、静電作用を利用して、霧化された塗料を被塗装体に
付着させる回転霧化静電塗装方法に関する。
(従来の技術) 自動車の車体の表面に、その全体に亙って均一に塗料を
塗布する塗装を施す場合等において、静電塗装法が採用
されている。静電塗装法は、被塗装体とそれに対向配置
された塗料を霧化放散する噴霧器との間に直流高電圧を
印加して静電界を形成し、噴霧器から霧化放散された塗
料を帯電させ、静電吸着作用を利用して被塗装体に付着
させるものである。このような静電塗装法の採用により
、被塗装体に対する塗料の付着効率を向上させることが
でき、従って、塗料のロスを低減できることになる。
斯かる静電塗装法による塗装が行われる際、被塗装体が
金属である場合には、通常、メラミンアルキド樹脂系塗
料等の焼付は乾燥型の塗料が用いられる。被塗装体に塗
布された焼付は乾燥型の塗料は、例えば、140℃程度
の加温雰囲気中で硬化せしめられる。これに対し、被塗
装体がプラスチックス等の耐熱性が比較的低い材料から
成るものである場合には、例えば、アクリル樹脂系の塗
料主剤と硬化剤とから成る二液型塗料が用いられる。
そして、被塗装体に塗布された二液型塗料は、一般に、
常温で乾燥及び硬化するものとされ、良好な被塗装体に
対する付着性が得られて、塗装面が光沢、硬度及び耐候
性に優れたものとなる。
上述の如くの利点を有する二液型塗料は、塗料主剤と硬
化剤とが混合された状態とされると比較的短時間で硬化
が生じるため、一般に、塗料主剤と硬化剤とが別個に用
意され、被塗装体に対する塗装が施される直前に混合さ
れるものとなされる。
従って、斯かる二液型塗料が用いられての静電塗装法に
よる塗装が行われるにあたっては、通常、塗料主剤と硬
化剤とを混合するミキサが設けられ、塗料主剤と硬化剤
とがミキサによって混合された後に噴霧器に供給されて
、噴霧器による二液型塗料の霧化放散が行われようにさ
れる。このため、塗料主剤の色替えが要求される場合に
は、ミキサに新たな色の塗料主剤と硬化剤とを供給する
に先立ち、ミキサ内に付着した従前の二液型塗料を除去
すべくミキサの洗浄を行うことが必要とされ、二貫した
塗装作業工程において、ミキサの洗浄に費やされる時間
的なロスが比較的大となってしまうという問題がある。
このため、例えば、特開昭57−45370号公報ある
いは特開昭59−228960号公報にも記載されてい
る如く、直流高電圧が印加されるとともに高速で回転す
るベル型の回転霧化ヘッドを備え、この回転霧化ヘッド
の内周面に対して複数のノズルから二液型塗料を成す塗
料主剤及び硬化剤を夫々供給するようになして、回転霧
化ヘッド内で塗料主剤と硬化剤とを混合させ、それによ
って得られる二液型塗料を回転霧化ヘッドの回転による
遠心力によって霧化放散させるものとされた、噴霧器及
び塗料主剤と硬化剤とを混合するミキサの組合せを用い
ないものとされた回転霧化静電塗装装置が提案されてい
る。このような回転霧化静電塗装装置においては、塗料
主剤及び硬化剤を夫々供給する主剤供給ノズル及び硬化
剤供給ノズルの他に、シンナー等の洗浄剤を供給する洗
浄剤供給ノズルが、その開口端を回転霧化ヘッドの内周
面の近傍に位置させて配される構成がとられる。そして
、塗料主剤の色替えを行うにあたっては、主剤供給ノズ
ル及び硬化剤供給ノズルからの塗料主剤及び硬化剤の供
給を停止した後、洗浄剤供給ノズルから供給される洗浄
剤によって回転霧化ヘッドの内周面の洗浄が行われて、
塗料主剤の色替えのための準備がなされ、塗料主剤の色
替えに伴う塗装作業工程中の時間的なロスが著しく低減
される。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の如くの回転霧化静電塗装装置が用いられて被塗装
体に対する塗料の塗布が行われる場合、回転霧化ヘッド
の内周面に供給された塗料主剤及び硬化剤は、回転霧化
ヘッドが真速で回転することにより生じる遠心力により
瞬時に回転霧化ヘッドの端縁部に達し、そこから飛散せ
しめられることになる。このため、主剤供給ノズル及び
硬化剤供給ノズルの夫々の開口端から回転霧化ヘッドの
内周面に別個に供給される塗料主剤及び硬化剤が、個々
に回転霧化ヘッドの端縁部から飛散せしめられることに
なり、その結果、回転霧化ヘッドにより塗料主剤と硬化
剤とが適正に混合されて霧化放散される状態が得られな
い事態が生じる虞がある。
そして、塗料主剤と硬化剤とが霧化状態において適正に
混合されていない場合には、それらの塗料主剤及び硬化
剤が付着することになる被塗装体が、その塗装面に部分
的な塗料主剤あるいは硬化剤の過不足を生は、そのため
、塗装面の光沢、硬度及び耐候性等に斑を伴うものとな
ってしまうという不都合がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、静電塗装用回転霧化ヘッド
に対して塗料主剤と硬化剤とを、あるいは、複数種の塗
料を個別に一供給して、それらが回転霧化ヘッドから飛
散せしめられるものとなすにあたり、回転霧化ヘッドに
より塗料主剤と硬化剤とが、もしくは、複数種の塗料が
適正に混合されて霧化放散される状態が得られ、それに
より、被塗装体に対する塗料の塗布が一様に行われて、
被塗装体の塗装面が光沢、硬度及び耐候性等における斑
のない優れたものとなるようにできる回転霧化静電塗装
方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る第1の回転霧化
静電塗装方法は、塗料主剤及び硬化剤から成る塗料を霧
化放散する開放端を有したカップ内面状の接液面を備え
る静電塗装用回転霧化ヘッドを、その接液面により包囲
される回転軸線をもって回転するものとすべく駆動する
とともに、接液面に塗料主剤と硬化剤とを夫々個別の供
給通路を通じて同時に供給して、接液面に供給された塗
料主剤及び硬化剤が、回転霧化ヘッドの回転軸線に直交
する方向に重なる夫々の層を形成しつつ、接液面の開放
端に向って移動するようになすものとされる。
また、本発明に係る第2の回転霧化静電塗装方法は、複
数種の塗料を霧化放散する開放端を有したカップ内面状
の接液面を備える静電塗装用回転霧化ヘッドを、その接
液面により包囲される回転軸線をもって回転するものと
すべく駆動するとともに、接液面に複数種の塗料の夫々
を個別の供給通路を通じて同時に供給して、接液面に供
給された上記複数種の塗料が、回転霧化ヘッドの回転軸
線に直交する方向に重なる夫々の層を形成しつつ、接液
面の開放端に向って移動するようになすものとされる。
(作 用) 上述の如くの本発明に係る回転霧化静電塗装方法によれ
ば、回転駆動される回転霧化ヘッドの接液面に対して、
塗料主剤と硬化剤、あるいは、複数種の塗料の夫々が、
例えば、複数の供給ノズルの夫々により形成される個別
の供給通路を通じて、接液面上を回転霧化ヘッドの回転
軸線に直交する方向に重なる夫々の層を形成しつつ接液
面の開放端に向って移動するものとなるように、同時に
供給される。そして、接液面上で例えば2重層を形成し
た塗料主剤及び硬化剤、あるいは、接液面上で多重層を
形成した複数種の塗料は、2重層あるいは多重層を形成
した状態で接液面の開放端から霧化放散される。それに
より、霧化された塗料の微粒子の各々が2重層もしくは
多重層を形成するものとなり、その結果、回転霧化ヘッ
ドにより塗料主剤と硬化剤とが、もしくは、複数種の塗
料が適正に混合されて霧化放散される状態が得られ、被
塗装体に対する塗料の塗布が均一に行われることになる
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は、本発明に係る回転霧化静電塗装方法の実施に
使用される静電塗装装置の一例を概略的に示す。
第1図に示される静電塗装装置においては、回転霧化ヘ
ッド2が、カップ状部4及びカップ状部4の中央部に設
けられたハブ6から構成されている。カップ状部4は、
大径開口端部4a及び小径開口端部4bを有し、それら
の間におけるカップ状内周面が接液面5とされている。
そして、カップ状部4の大径開口端部4aの内面側が、
接液面5の開放端とされている。カップ状部4とハブ6
との接続部には、多数の透孔8が形成されている。
また、ハブ6におけるカップ状部4の小径開口端部4b
側に位置する端部には、回転霧化ヘッド2を回転駆動す
るためのエアモータ11の、小径開口端部4bを介して
カップ状部4内に伸びる回転軸12が接続されている。
このエアモータ11によって、回転霧化ヘッド2は、カ
ップ状部4の接液面5に包囲され、ハブ6及び回転軸1
2の中央部を貫通する回転軸線をもって、高速で回転さ
れる。
エアモータ11には、ブラケット14が固定されており
、ブラケット14の所定位置には、塗料供給ノズル部1
6が、その開口部17をカップ状部4の小径開口端部4
bを通じて接液面5に近接せしめて、取り付けられてい
る。この塗料供給ノズル部16には、塗料供給用パイプ
20a及び20bの夫々の一端及び硬化剤供給用パイプ
20cの一端が接続されている。塗料供給用バイブ20
a及び20bは、夫々、流量調整器22及び23、及び
、ポンプ26及び27が設けられて、それらの他端が塗
料槽32及び33内に挿入されるものとなされている。
また、硬化剤供給用パイプ20Cは、流量調整器24及
びポンプ28が設けられて、その他端が硬化剤槽34内
に挿入されるものとなされている。
塗料槽32及び33には、異種の塗料主剤あるいは塗料
が貯留され、例えば、塗料槽32に赤色顔料を含むアク
リル樹脂系塗料から成る塗料主剤が貯留されて、塗料槽
33に白色顔料を含むアクリル樹脂系塗料から成る塗料
主剤が貯留される。
また、硬化剤槽34内には、例えば、イソシアネート系
の硬化剤が貯留される。そして、流量調整器22〜24
は、塗料供給用バイブ20a及び20b内を流れる塗料
主剤、及び、硬化剤供給用パイプ20c内を流れる硬化
剤の量の調整を夫々独立に行うことができるものとされ
ている。
さらに、ブラケット14には、洗浄液供給ノズル18が
、その開口端18aをカップ状部4の小径開口端部4b
を通じて接液面5に近接せしめて、取り付けられている
。この洗浄液供給、ノズル18には、洗浄液供給用パイ
プ35の一端が連結されており、洗浄液供給用パイプ3
5は、流M調整器36及びポンプ37が設けられ、その
他端が、シンナー等の洗浄液が貯留された洗浄液槽38
内に挿入されるものとなされている。
第2図は、上述の塗料供給ノズル部16及びその周、囲
を拡大して示す。この第2図に示される塗料供給ノズル
部16の具体的−例においては、塗料供給ノズル部16
が、塗料供給ノズル16a及び16bと硬化剤供給ノズ
ル16cとで構成されており、塗料供給ノズルL6a及
び16b及び硬化剤供給ノズル16cは、夫々、塗料供
給用バイブ20a及び20b及び硬化剤供給用パイプ2
0Cの各々の一端に連結されている。そして、これら塗
料供給ノズル16a及び16bと硬化剤供給ノズルL6
cとは、回転霧化ヘッド2におけるカップ状部4の接液
面5の近傍において、塗料供給ノズル部16の開口部1
7を形成する夫々の開口端17a、17b及び17cが
、回転霧化ヘッド2の回転軸線に直交する方向、即ち、
カップ状部4の半径方向に積み重ねられるように配され
ている。
なお、図示されていないが、カップ状部4及びハブ6か
ら成る回転霧化ヘッド2と被塗装体との間には、例えば
、回転霧化ヘッド2側を負極側とする直流高電圧が印加
されるようになされている。
上述の如くに構成された静電塗装装置を使用して、本発
明に係る回転霧化静電塗装方法の一例に基づいての被塗
装体に対する塗装を行うにあたりては、先ず、エアモー
タ11を作動させ、回転霧化ヘッド2を、上述されたカ
ップ状部4の接液面5に包囲され、ハブ6及び回転軸1
2の中央部を貫通する回転軸線をもって、例えば、20
000〜30000 rpmの回転数で回転する状態と
なす。このとき、回転霧化ヘッド2には、被塗装体を基
準にして、例えば、−90kVの電位を有するものとな
るように、直流高電圧が印加される。
斯かる状態において、例えば、ポンプ27及び28を作
動させ、塗料槽33に貯留された白色顔料を含むアクリ
ル樹脂系塗料主剤、及び、硬化剤槽34に貯留されたイ
ソシアネート系硬化剤を、塗料供給用バイブ20b及び
硬化剤供給用バイブ20cを通じて、塗料供給ノズル部
16における塗料供給ノズル16b及び硬化剤供給ノズ
ル16Cに導く。その際、塗料主剤と硬化剤との重量比
が3:1となるように流!t1M整器23及び24によ
る調量を行う。
そして、塗料供給ノズル部16における塗料供給ノズル
16b及び硬化剤供給ノズル16cに夫々導かれた塗料
主剤及び硬化剤を、塗料供給ノズル16bの開口端17
b及び硬化剤供給ノズル16Cの開口端17cから同時
に噴出させ、高速で回転する回転霧化ヘッド2における
カップ状部4の接液面5に対して供給する。このとき、
塗料供給ノズル16bの開口端17b及び硬化剤供給ノ
ズル16cの開口端17cは、第2図に示される如く、
カップ状部4の接液面5の近傍において、回転霧化ヘッ
ド2の回転軸線に直交する方向、即ち、カップ状部4の
半径方向に重ねられて配されているので、塗料供給ノズ
ル16bの開口端17bから噴出する塗料主剤と、硬化
剤供給ノズル16Cの開口端17cから噴出する硬化剤
とを、回動する接液面5上の略同−位置に衝突させるこ
とになる。
このようにして、回動する接液面5上の略同−位置に衝
突せしめられた塗料主剤と硬化剤とは、その後、接液面
5に沿って移動せしめられて、カップ状部4とハブ6と
の接続部に形成された多数の透孔8を介してカップ状部
4の大径開口端部4aに向かう流れを形成する。そして
、斯かる接液面5上の略同−位置に衝突せしめられて接
液面5に沿って流れる塗料主剤及び硬化剤は、回転霧化
ヘッド2の高速回転に伴う遠心力の作用を受けて、第1
図に示される如くに、接液面5上において、例えば、両
者のうちで比重が大である塗料主剤が接液面5に接する
層Faを形成し、比重が小である硬化剤が塗料主剤の層
Faに接する層Fiを形成する。即ち、塗料主剤及び硬
化剤が、接液面5上において回転霧化ヘッド2の回転軸
線に直交する方向に重ねられる夫々の層を形成して、接
液面5の開放端に向かって移動していくものとなるので
ある。
そして、カップ状部4の大径開口端部4a、即ち、接液
面5の開放端に、層Fa及び層Fiを形成して到達した
塗料主剤及び硬化剤は、回転霧化ヘッド2の高速回転に
伴う遠心力により、接液面5の開放端から、微粒子Rを
形成して霧化放散される。その際、塗料主剤及び硬化剤
は層Fa及び層Fiを形成している状態のまま霧化放散
されるので、微粒子Rの夫々が塗料主剤及び硬化剤の夫
々の層を含むものとなり、回転霧化ヘッド2におけるカ
ップ状部4の大径開口端部4aから、塗料主剤及び硬化
剤とが適正に混合された状態で霧化された塗料が放散さ
れることになる。
従って、被塗装体の表面には、白色顔料を含むアクリル
樹脂系塗料主剤とイソシアネート系硬化剤とが3:1の
重量比をもって混合されて得られる塗料が均質に付着せ
しめられての塗装が施される。
このようにして被塗装体に対する白色顔料を含むアクリ
ル樹脂系塗料主剤を用いての塗装を施した後、他の被塗
装体に赤色顔料を含むアクリル樹脂系塗料主剤を用いて
の塗装を施すべく、塗料主剤の色替えを行うにあたって
は、ポンプ27及び28の作動を停止させて、塗料槽3
3及び硬化剤槽34からの塗料主剤及び硬化剤の供給を
停止するとともに、洗浄液供給用バイブ35に設けられ
たポンプ37を作動させる。これにより、洗浄液槽38
に貯留されたシンナー等の洗浄液を、洗浄液供給用バイ
ブ35を通じ、流量調整器36を介して洗浄液供給ノズ
ル18に導く。そして、洗浄液供給ノズル18に導かれ
た洗浄液を、洗浄液供給ノズル18の開口端18aから
回転する回転霧化ヘッド2におけるカップ状部4の接液
面5に供給して、回転霧化ヘッド2内の洗浄を行う。
その後、ポンプ37の作動を停止させるとともにポンプ
26及び28を作動させ、塗料槽32及び硬化剤槽34
に貯留された赤色顔料を含むアクリル樹脂系塗料主剤及
びイソシアネート系硬化剤を、塗料供給用バイブ20a
及び硬化剤供給用バイブ20cを通じ、流量調整器22
及び24による調量を行って、塗料供給ノズル部16に
おける塗料供給ノズル16a及び硬化剤供給ノズル16
Cに導き、さらに、塗料供給ノズル16a及び硬化剤供
給ノズル16cに夫々導かれた塗料主剤及び硬化剤を、
塗料供給ノズル16aの開口端17a及び硬化剤供給ノ
ズル16cの開口端17cから同時に噴出させ、高速で
回転する回転霧化ヘッド2におけるカップ状部4の接液
面5に対して供給する。このときにも、塗料供給ノズル
16aの開口端1’?a及び硬化剤供給ノズル16cの
開口端17Cは、第2図に示される如く、カップ状部4
の接液面5の近傍において、回転霧化ヘッド2の回転軸
線に直交する方向、即ち、カップ状部4の半径方向に重
ねられて配されているので、塗料供給ノズル16aの開
口端17aから噴出する塗料主剤と、硬化剤供給ノズル
16cの開口端17Cから噴出する硬化剤とを、回動す
る接液面5上の略同−位置に衝突させることになる。
従って、この場合にも、上述の場合と同様にして、塗料
主剤及び硬化剤が、接液面5上において回転霧化ヘッド
2の回転軸線に直交する方向に重ねられる夫々の層を形
成して接液面5の開放端に向かって移動していき、接液
面5の開放端から霧化放散される。それにより、回転霧
化ヘッド2におけるカップ状部4の大径開口端部4aか
ら、塗料主剤及び硬化剤とが適正に混合された状態で霧
化された塗料が放散されることになり、被塗装体の表面
には、赤色顔料を含むアクリル樹脂系塗料主剤とイソシ
アネート系硬化剤とが所定の重量比をもって混合されて
得られる塗料が均質に付着せしめられての塗装が施され
る。
なお、第1図に示される静電塗装装置において、ポンプ
26.27及び28を同時に作動させ、塗料槽32及び
33に貯留された赤色顔料を含むアクリル樹脂系塗料主
剤及び白色顔料を含むアクリル樹脂系塗料主剤、及び、
硬化剤槽34に貯留されたイソシアネート系硬化剤を、
塗料供給用パイプ20a及び20b、及び、硬化剤供給
用バイブ20cを通じて、塗料供給ノズル部16におけ
る塗料供給ノズル16a及び16b、及び、硬化剤供給
ノズル16cに夫々導き、さらに、塗料供給ノズル16
a及び16b、及び、硬化剤供給ノズル16cに夫々導
かれた塗料主剤及び硬化剤を、塗料供給ノズル16a及
び16bの開口端17a及び17b、及び、硬化剤供給
ノズル16cの開口端17cから同時に噴出させ、高速
で回転する回転霧化ヘッド2におけるカップ状部4の接
液面5に対して供給するようにしてもよい。斯かる場合
には、塗料供給ノズル16a及び16bの開口端17a
及び17bから夫々噴出する塗料主剤と、硬化剤供給ノ
ズルi6cの開口端17cから噴出する硬化剤とを、回
動する接液面5上の略同−位置に衝突させることになる
そして、斯かる場合には、塗料供給ノズル16a及び1
6bの開口端17a及び17bから夫々噴出される2種
の塗料主剤が混合されたものと硬化剤が、接液面5上に
おいて回転霧化ヘッド2の回転軸線に直交する方向に重
ねられる夫々の層を形成して接液面5の開放端に向かっ
て移動していき、接液面5の開放端から霧化放散される
。それにより、被塗装体の表面には、赤色顔料を含むア
クリル樹脂系塗料主剤と白色顔料を含むアクリル樹脂系
塗料主剤とイソシアネート系硬化剤とが、所定の重量比
をもって混合されて得られる塗料が均質に付着せしめら
れての塗装が施される。
さらに、上述の例とは異なり、第1図に示される静電塗
装装置における塗料槽32及び33に、例えば、メラミ
ンアルキド系塗料等の赤色塗料及び白色塗料が夫々貯蔵
されるようになし、本発明に係る回転霧化静電塗装方法
を適用して、被塗装体に対するこれら2種の塗料の混合
塗装を行うこともできる。
斯かる場合には、ポンプ26及び27を作動させ、塗料
槽32及び33に貯留された赤色塗料及び白色塗料を、
塗料供給用パイプ20a及び20bを通じ、流量調整器
22及び23による調量を行って、塗料供給ノズル部1
6における塗料供給ノズル16a及び16bに夫々導き
、さらに、塗料供給ノズル16a及び16bに導かれた
塗料の夫々を、塗料供給ノズル16a及び16bの開口
端17a及び17bから同時に噴出させ、高速で回転す
る回転霧化ヘッド2におけるカップ状部4の接液面5に
対して供給する。斯かる場合には、塗料供給ノズル16
a及び16bの開口端17a及び17bから夫々噴出す
る塗料を、回動する接液面5上の略同−位置に衝突させ
ることになる。
そして、この場合には、塗料供給ノズル16a及び16
bの開口端17a及び17bから夫々噴出される2種の
塗料が、接液面5上に、その比重に応じて、回転霧化ヘ
ッド2の回転軸線に直交する方向に重ねられる夫々の層
を形成して接液面5の開放端に向かって移動していき、
接液面5の開放端から霧化放散される。それにより、被
塗装体の表面には、赤色塗料と白色塗料とが、所定の重
量比をもって混合されて得られる混合塗料が均質に付着
せしめられての塗装が施される。
次に、上述の如くに、2種の塗料が回転霧化ヘッド2に
おけるカップ状部4の接液面5に衝突せしめられる場合
における、各塗料の接液面5における衝突地点間の距離
りと被塗装体の塗装状態との関係を、第3図に示される
グラフを参照して述べる。
第3図のグラフは、横軸に距離りがとられ、また、縦軸
に、Hunterの色差式に基づいた色差計を用いて算
出された、被塗装体の塗装面と2種の塗料が充分に混合
されて得られる混合塗料が極めて均質に塗布された標準
塗装板との色差ΔEがとられており、距離りを設定して
色差ΔEを求める実験を、距離りを異ならせて繰り返し
た結果を示すものである。この実験結果から、2種の塗
料の接液面5における衝突地点が相互に離隔する程、被
塗装体の塗装面と標準塗装板との色差ΔEが大となって
、被塗装体の塗装状態が不均質なものとなり、2種の塗
料の接液面5における衝突地点が略同−である場合には
、色差ΔEが極めて小となって、被塗装体の塗装面が、
均質な塗装が施された良好なものとなることが明瞭に理
解される。
これよりして、2種の塗料を回転霧化ヘッド2における
カップ状部4の接液面5の略同−位置に衝突させること
になる、本発明に係る回転霧化静電塗装方法に従っての
静電塗装が行われる場合には、被塗装体の塗装面を極め
て優れたものとすることができることになる。
上述の第1図に示される静電塗装装置における塗料供給
ノズル部16は、第2図に示されるものの他に、例えば
、第4図及び第5図に示される如(の具体構成を有する
ものとされてもよい。
第4図に示される塗料供給ノズル部16の具体構成例に
おいては、塗料供給ノズル部16が、塗料供給ノズル5
0a及び50bと硬化剤供給ノズル50cとで形成され
、塗料供給ノズル部16の開口部17を形成することに
なる、これら塗料供給ノズル50a及び50b及び硬化
剤供給ノズル50cの夫々の開口端51a、51b及び
51cは、回転霧化ヘッド2におけるカップ状部4の接
液面5に近接した位置にあって、偏平な形状を有するも
のとされて、回転霧化ヘッド2の回転軸線に直交する方
向、即ち、カップ状部40半径方向に積み重ねられるよ
うに配されている。斯かる例のもとでは、接液面5上に
おける塗料主剤及び硬化剤の夫々の層形成、もしくは、
2種の塗料の夫々の層形成がより一層促進される。
また、第5図に示される塗料供給ノズル部16の具体構
成例においては、塗料供給ノズル部I6が、塗料供給ノ
ズル52a及び52bと硬化剤供給ノズル52cとで形
成され、硬化剤供給ノズル52cの先端部が透孔40を
介して塗料供給ノズル52b内に挿入され、さらに、塗
料供給ノズル52bの先端部が透孔42を介して塗料供
給ノズル52a内に挿入されている。そして、塗料供給
ノズル52a及び52b及び硬化剤供給ノズル52cの
夫々の先端部が多重層を形成するものとされた、塗料供
給ノズル部16の開口部17を形成することになる、塗
料供給ノズル52a及び52b及び硬化剤供給ノズル5
2cの夫々の開口端53a、、53b及び53cが、回
転霧化ヘッド2におけるカップ状部4の接液面5に近接
した位置において、回転霧化ヘッド2の回転軸線に直交
する方向に積み重ねられたことになる部分を有するもの
とされている。
ところで、第1図に示される静電塗装装置において、回
転霧化ヘッド2の内部に、カップ状部4の小径開口端部
4bを通じて挿入される塗料供給ノズル部16が、第2
図、第4図及び第5図に示される例の如く、回転霧化ヘ
ッド2の回転軸線に対して略平行に伸びるように配され
る場合には、カップ状部4の接液面5に対する塗料供給
ノズル部16からの塗料主剤等の供給量が比較的大とさ
れる場合には、塗料供給ノズル部16から噴出された塗
料主剤等がハブ6に衝突すること等に起因して、カップ
状部4の接液面5上において塗料主剤等の脈流が形成さ
れる虞がある。斯かる塗料主剤等の脈流が形成されると
、カップ状部4の接液面5の開放端から霧化成敗される
微粒子の夫々についての塗料主剤と硬化剤との含有状態
、あるいは、2種の塗料の混合状態が不均一なものとな
ってしまうという不都合を生じる虞がある。
斯かる不都合の回避が意図される場合には、塗料供給ノ
ズル部16は、例えば、第6図A及びBに示される如く
の具体構成を有するものとされる。
この具体構成例においては、塗料供給ノズル部16が塗
料供給ノズル54a及び54bと硬化剤供給ノズル54
cとで形成され、塗料供給ノズル部16の開口部17を
形成することになる、これら塗料供給ノズル54a及び
54b及び硬化剤供給ノズル54cの夫にの開口@55
a、55b及び55cは、カップ状部4の接液面5に対
向する状態で、回転霧化ヘッド20回転軸心に沿う方向
に隣接配列されるものとなされる。このため、塗料供給
ノズル54a及び54b及び硬化剤供給ノズル54Cの
夫々の先端部は、第6図Bに示される如く、カップ状部
4の接液面5に向けて折曲されている。この場合、塗料
供給ノズル54a及び54b及び硬化剤供給ノズル54
cの夫々の先端部の折曲の程度は、開口端55a、55
b及び55Cから噴出される塗料主剤等の接液面5に対
する噴出角度が、60度以上程度とされるのが望ましい
斯かる構成が採られる場合には、塗料供給ノズル54a
及び54b及び硬化剤供給ノズル54Cから噴出する塗
料主剤等の量が比較的大なるものとされる場合にも、そ
の塗料主剤等が、直接、カップ状部4の接液面5に衝突
することになり、それがハブ6に衝突すること等に起因
してカップ状部4の接液面5において脈流を形成する事
態が回避される。
また、第1図に示される静電塗装装置において、塗料供
給ノズル部16が、第2図、第4図、第5図あるいは第
6図A及びBに示される具体構成例を採る場合の如く、
その開口部17を形成するものとなる塗料供給ノズル及
び硬化剤供給ノズルの夫々の開口端が、相互隣接状態に
おかれるものとされる場合には、塗料供給ノズル部工6
の開口部17において塗料主剤と硬化剤との反応による
硬化が生じ、それにより、塗料供給ノズル部16からの
塗料主剤及び硬化剤の適正な供給が妨げられる事態が生
じる虞がある。
斯かる事態の回避が意図される場合には、塗料供給ノズ
ル部16は、例えば、第7図A及びBに示される如くの
具体構成を有するものとされる。
この具体構成例においては、塗料供給ノズル部16が塗
料供給ノズル56a及び56bと硬化剤供給ノズル56
cとで形成され、塗料供給ノズル部16の開口部17を
形成することになる、これら塗料供給ノズル56a及び
56b及び硬化剤供給ノズル56cの夫々の開口端57
a、57b及び57cが、相互間に微小な離隔距離をも
って、回転霧化ヘッド2の回転軸線に直交する方向に重
ねられて配されている。さらに、この例においては、塗
料供給ノズル56a及び56b及び硬化剤供給ノズル5
6cの夫々の先端部が、開口端57a、57b及び57
cをカップ状部4の接液面5に対向せしめるように折曲
されている。
斯かる構成が採られる場合には、塗料供給ノズル56a
及び56b及び硬化剤供給ノズル56cの夫々の開口端
57a、57b及び57cが離隔配置されているので、
塗料主剤と硬化剤が開口端57a、57b及び57cの
周囲において硬化を生じる事態が防止される。そして、
塗料供給ノズル56aの開口端57aもしくは塗料供給
ノズル56bの開口端57b、あるいは、その両者から
噴出する塗料主剤と硬化剤供給ノズル56cの開口端5
7cから噴出する硬化剤とは、カップ状部4の接液面5
に衝突する以前に空中で合流して、カップ状部4の接液
面5上の略同−位置に衝突するものとなる。
なお、上述の例においては、塗料供給ノズル部16を形
成する塗料供給ノズル56a及び56b及び硬化剤供給
ノズル56cの夫々の開口端57a、57b及び57c
が、回転霧化ヘッド2の回転軸線に直交する方向に重ね
られて配されているが、例えば、第8図に示される如く
、塗料供給ノズル部16が塗料供給ノズル58a及び5
8bと硬化剤供給ノズル58cとで形成され、塗料供給
ノズル部16の開口部17を形成することになる、これ
ら塗料供給ノズル58a及び58b及び硬化剤供給ノズ
ル58cの夫々の開口端59a、59b及び59cが、
相互間に微小な離隔距離をもって、回転霧化ヘッド2の
回転軸線の周囲を巡る円周に沿う方向に配されるものと
されてもよい。
さらに、第1図に示される静電塗装装置における回転霧
化ヘッド2の内部において、上述の如くに、塗料供給ノ
ズル部16の形状あるいは配置が工夫されて、塗料供給
ノズル部16から供給される塗料主剤及び硬化剤、もし
くは、2種の塗料が、回転霧化ヘッド2におけるカップ
状部4の接液面5上の略同−位置に衝突するようにされ
、それによって、接液面5上に塗料主剤と硬化剤との、
もしくは、2種の塗料の夫々の適正な層が形成されるよ
うになされるにあたっては、塗料主剤等が接液面5にお
いて脈流を形成することを防止すべく、接液面5におけ
る塗料主剤等に対する流動抵抗が小とされることが望ま
れる。
斯かる接液面5における塗料主剤等に対する流動抵抗の
低減が意図される場合には、回転霧化ヘッド2は、例え
ば、第9図に示される如くの具体構成を有するものとさ
れる。
この具体構成例においては、回転霧化ヘッド2は、それ
を構成するカップ部4の接液面5に、塗料供給ノズル部
16から供給される塗料主剤等に対する流動抵抗を低減
するための表面処理層44が形成されている。斯かる表
面処理[44は、例えば、フッ素樹脂を塗布することに
より得られるフッ素樹脂塗膜、ニッケル及びフッ素樹脂
が含有されたメッキ層であるニッケル・フッ素樹脂含有
メッキ層、あるいは、溶融状態とされたモリブデン粒子
が吹付けられて得られるモリブデン溶射層等により形成
される。このとき、表面処理層44が形成されるカップ
状部4の接液面5の表面は、その表面粗さが比較的小な
るものとなるようにされ、例えば、表面粗さを最大高に
よって示す最大表面粗さHmaxが0.5μ以下の値を
とるものとされる。
なお、上述の第1図に示される静電塗装装置において、
塗料供給ノズル部16は、塗料供給ノズルに加えて硬化
剤供給ノズルを含むものとされているが、斯かる塗料供
給ノズル部16に代えて、複数の塗料供給ノズルのみで
形成される塗料供給ノズル部を用いることもできる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る回転霧化静
電塗装方法によれば、静電塗装用回転霧化ヘッドに対し
て塗料主剤と硬化剤とを、あるいは、複数種の塗料を個
別に供給して、それらを回転霧化ヘッドから飛散させる
にあたり、回転霧化ヘッドの接液面に供給される塗料主
剤及び硬化剤、あるいは、複数種の塗料が、接液面にお
いて回転霧化ヘッドの回転軸線に直交する方向に重なる
夫々の層を形成しつつ接液面の開放端に向って移動し、
接液面の開放端から霧化放散されるものとなされるので
、塗料主剤と硬化剤とが、もしくは、複数種の塗料が適
正に混合されて霧化放散される状態が得られ、それによ
り、被塗装体に対する塗料の塗布が一様に行われるよう
にすることができ、被塗装体の塗装面を光沢2硬度及び
耐候性等における斑のない優れたものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転霧化静電塗装方法の一例の実
施に使用される静電塗装装置の一例を示す概略構成図、
第2図、第4図及び第5図は第1図に示される静電塗装
装置における塗料供給ノズル部の具体構成例の説明に供
される一部破断面を含む斜視図、第3図は第1図に示さ
れる静電塗装装置が使用されて本発明に係る回転霧化静
電塗装方法の一例に基づいての塗装がなされた被塗装体
の塗装状態の説明に供されるグラフ、第6図、第7図及
び第8図は第1図に示される静電塗装装置における塗料
供給ノズルの他の具体構成例の説明に供される一部破断
面を含む斜視図及び断面図、第9図は第1図に示される
静電塗装装置における回転霧化ヘッドの具体構成例の説
明に供される断面図である。 図中、2は回転霧化ヘッド、4はカップ状部、5は接液
面、11はエアモータ、16は塗料供給ノズル部、17
は開口部、20a及び20bは塗料供給用パイプ、20
cは硬化剤供給用バイブ、32及び33は塗料槽、34
は硬化剤槽、44は表面処理層である。 第1図 第3図 0.5   1.0   1.S   L(am)第6
図 ノ スルちp 開口部 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塗料主剤及び硬化剤から成る塗料を霧化放散する
    開放端を有したカップ内面状の接液面を備える静電塗装
    用回転霧化ヘッドを、上記接液面により包囲される回転
    軸線をもって回転するものとすべく駆動し、上記回転霧
    化ヘッドの接液面に上記塗料主剤及び上記硬化剤の夫々
    を個別の供給通路を通じて同時に供給して、上記回転霧
    化ヘッドの接液面に供給された上記塗料主剤及び上記硬
    化剤が、上記回転霧化ヘッドの回転軸線に直交する方向
    に重なる夫々の層を形成しつつ、上記接液面の開放端に
    向って移動するようにしたことを特徴とする回転霧化静
    電塗装方法。
  2. (2)複数種の塗料を霧化放散する開放端を有したカッ
    プ内面状の接液面を備える静電塗装用回転霧化ヘッドを
    、上記接液面により包囲される回転軸線をもって回転す
    るものとすべく駆動し、上記回転霧化ヘッドの接液面に
    上記複数種の塗料の夫々を個別の供給通路を通じて同時
    に供給して、上記回転霧化ヘッドの接液面に供給された
    上記複数種の塗料が、上記回転霧化ヘッドの回転軸線に
    直交する方向に重なる夫々の層を形成しつつ、上記接液
    面の開放端に向って移動するようにしたことを特徴とす
    る回転霧化静電塗装方法。
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