JPS6337095Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6337095Y2
JPS6337095Y2 JP10306483U JP10306483U JPS6337095Y2 JP S6337095 Y2 JPS6337095 Y2 JP S6337095Y2 JP 10306483 U JP10306483 U JP 10306483U JP 10306483 U JP10306483 U JP 10306483U JP S6337095 Y2 JPS6337095 Y2 JP S6337095Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
supply passage
agent
curing agent
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10306483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6013266U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10306483U priority Critical patent/JPS6013266U/ja
Publication of JPS6013266U publication Critical patent/JPS6013266U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6337095Y2 publication Critical patent/JPS6337095Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主剤と硬化剤との2液を混合してな
る2液性塗料の噴霧装置に関するものである。
一般に、ポリウレタン樹脂塗料、不飽和ポリエ
ステル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料等の反応硬化
型塗料は溶剤分が少なく、塗膜の硬化乾燥の際に
熱エネルギを必要とせず、常温で反応硬化が可能
なことから、例えばプラスチツクの塗装等の分野
で使用されている。
ところで、このような反応硬化型の塗料は主剤
と硬化剤との2液を混合することにより形成され
る2液性塗料であつて、主剤と硬化剤とを混合し
た状態を保つたまま所定時間経過すると、次第に
主剤と硬化剤とが反応して硬化してしまい、塗装
不能となつてしまうことになる。そこで、かかる
塗装前の塗料の硬化を防止するために、噴霧機に
供給する直前で主剤と硬化剤とを混合するように
したものが従来から知られている。
しかしながら、かかる従来技術の方式によつて
も噴霧機には主剤と硬化剤とを混合した状態で供
給されるようになつているから、塗装作業が所定
時間中断する場合にはその都度噴霧機を洗浄しな
ければならず、しかもこの洗浄は完全に行なう必
要があるからその作業が著しく面倒である欠点が
あつた。また、事故等により噴霧機が洗浄されな
いままの状態で放置された場合には塗料が噴霧機
中で反応硬化してしまい、噴霧機を使用不能の状
態とならしめる欠点もあつた。
そこで、主剤の噴霧ノズルと硬化剤の噴霧ノズ
ルとの2つのノズルを使用してそれぞれ被塗物に
向け主剤および硬化剤を別々に噴霧し、該被塗物
の表面でそれらを混合させるようにしたものも知
られている。
しかしながら、このように構成すると主剤と硬
化剤との混合比率が被塗物の部位によつては変化
して塗料の硬化むらを生じ、塗膜の均質性が損な
われることになり、このため塗装品質が低下する
欠点があると共に、2個の噴霧ノズルを使用する
関係上噴霧装置全体の構成が複雑になる欠点もあ
つた。
本考案は叙上の点に鑑みなされたもので、1個
の噴霧ノズルから主剤と硬化剤とを別々に噴出さ
せ、噴出後にそれらを均一に混合し得るようにし
た2液性塗料の噴霧装置を提供することを目的と
するものである。
前述の目的を達成するために本考案に係る2液
性塗料の噴霧装置は被塗物に向け主剤を噴霧させ
る噴霧ノズルと、該噴霧ノズルから噴霧された主
剤を微粒化する霧化エア供給通路と、主剤の噴霧
パターンを成型するシエーピングエア供給通路
と、該霧化エア供給通路またはシエーピングエア
供給通路に接続された硬化剤供給配管と、該硬化
剤供給通路から供給される硬化剤を微粒化する微
粒化機構とを備え、前記硬化剤供給通路から前記
霧化エア供給通路またはシエーピングエア供給通
路に供給される硬化剤微粒子を前記噴霧ノズルか
ら噴霧される主剤微粒子と共に前記被塗物に向け
飛行させる構成としたことをその特徴とするもの
である。
以下、図面に基づき本考案の実施例について説
明する。
図中、1は噴霧機本体、2は該噴霧機本体1の
先端部に設けたノズル部を示し、該ノズル部2は
噴霧機本体1の先端開口を施蓄するように挿嵌さ
れたボデイ3と、該ボデイ3の先端側に該ボデイ
3に螺合して設けられた主剤噴霧ノズル4と、該
主剤噴霧ノズル4を囲むようにボデイ3の先端側
端面に設けられたエアノズル5とで構成され、該
エアノズル5はボデイ3の先端外周面に螺合する
保持リング6を介してボデイ3に保持されてい
る。
また、ボデイ3には空所7が形成されており、
前記主剤噴霧ノズル4にも一端がボデイ3の空所
7に開口し、他端が主剤噴霧ノズル4のノズル口
4Aに開口する空所8が設けられており、該各空
所7,8を貫通する状態に針状電極9が設けられ
ている。該針状電極9はその一端がノズル口4A
を貫通して外部に突出せしめられ、他端は螺旋部
9Aとなつてボデイ3にプラグ10を介して接続
した高電圧ケーブル11と電気的に接続されてい
る。そして、針状電極9は空所7内で支持部材1
2により支持されかつ空所8内ではガイド13に
支持部材12の先端部と共に支持されている。一
方、空所7内は支持部材12とガイド13との間
に主剤溜14が形成されており、該主剤溜14に
はボデイ3に設けた主剤通路15が開口し、該主
剤通路15には主剤供給配管(図示せず)が接続
されるようになつている。そして、ガイド13に
はその外周部に軸方向に複数の溝13A,13
A,……が形成され、該溝13Aによつて主剤溜
14からノズル口4Aへの主剤流通路が形成され
る。
さらに、16は噴霧機本体1内に設けた霧化エ
ア用のエアパイプで、該エアパイプ16の一端は
エア配管を介して圧気源(共に図示せず)に接続
され、他端はボデイ3に穿設した霧化エア通路1
7の一端に接続されている。該霧化エア通路17
の他端は主剤噴霧ノズル4に半径方向に穿設した
環状エア通路18、軸方向に穿設したエア通路1
9を介して主剤噴霧ノズル4とエアノズル5との
間に形成したエア室20に連通している。そし
て、アエノズル5にはノズル口4Aを囲むように
霧化エアの噴出口21が形成され、該噴出口21
を介して霧化エアを噴出させることによりノズル
口4Aから噴霧される主剤の微粒化を促進するこ
とができるようになつている。
22は噴霧パターン成形用のシエーピングエア
を供給するエアパイプを示し、該エアパイプ22
はその一端がエアパイプ16と同様エア配管を介
して圧気源と接続されており、他端はボデイ3に
穿設したシエーピングエア通路23と接続されて
いる。該シエーピングエア通路23の他端はボデ
イ3とエアノズル5との間に形成された環状エア
通路24と連通している。さらに、エアノズル5
には図中上下方向に前記シエーピングエア通路2
3と連通する2本のエア通路25,25が穿設さ
れ、該エア通路25の先端はシエーピングエアの
噴出口26が互いに対向するように穿設されてい
る。そして、該噴出口26からシエーピングエア
を噴出することによりノズル口22から噴霧され
た主剤のパターンが小判状に成形される。
次に、27はボデイ3に穿設した硬化剤供給通
路を示し、該硬化剤供給通路27はその一端が硬
化剤供給配管(図示せず)を取付ける継手28に
接続され、他端は霧化エア通路17に開口してい
る。そして、該霧化エア通路17にはその硬化剤
供給通路27が開口する部位に絞り29が設けら
れており、このように硬化剤供給通路27を絞り
29の配設部位に開口させることによつてベンチ
ユリ機構が構成され、霧化エアが霧化エア通路1
7内を流れたときに霧吹き現象により硬化剤供給
通路27から供給される硬化剤が微粒化され、霧
化エアに搬送されるようになつている。
本考案は前述の構成を有するもので、次にその
作動について説明する。
まず、主剤を主剤通路15を介して供給する
と、主剤溜14、溝13Aを介してノズル口4A
から吐出される。これと同時にエアパイプ16,
22にそれぞれ霧化エアおよびシエーピングエア
の供給する。また、硬化剤供給通路27にも硬化
剤を供給すると共に高電圧ケーブル11を介して
針状電極9に高電圧を印加する。これにより、エ
アパイプ16から供給されたエアは霧化エア通路
17中の絞り29を通過する際に此部に開口する
硬化剤供給通路27内の硬化剤を該霧化エア通路
17内に霧吹き状態で吸引し、このようにして微
粒状となつた硬化剤は霧化エアに搬送されて、順
次環状エア通路18、エア通路19を介してエア
室20に導入され、噴出口21から噴出される。
そして、このようにして噴出された霧化エアによ
りノズル口4Aから吐出された主剤を微粒化させ
ると共に、当該主剤微粒子中に霧化エアに搬送さ
れた硬化剤微粒子を混合させる。そして、このよ
うにして混合した2液からなる塗料は針状電極9
の先端に形成されるイオン化圏域を通過する間に
所定の電位に帯電せしめられ、被塗物に向け飛行
塗着する。さらに、エアパイプ22から、シエー
ピングエア通路23、環状エア通路24、エア通
路25を介して噴出口26からシエーピングエア
が噴出せしめられるから、前述のようにして混合
した塗料微粒子はそのパターンが小判状に成形さ
れると共に、該シエーピングエアの作用により主
剤と硬化剤との混合状態がさらに均一化される。
しかも、エアパイプ16から供給される霧化エ
アのエア圧が一定であれば、硬化剤供給通路14
から霧化エア通路17内に吸引される硬化剤の量
もほぼ一定となるから、主剤と硬化剤との混合比
の制御も容易に行なうことができる。
なお、前述の実施例では硬化剤供給通路27を
霧化エア通路17に開口させるように構成した
が、エア通路19、エアパイプ16、該エアパイ
プ16に接続される配管等他の霧化エア供給通路
に設けてもよく、またシエーピングエア通路2
3、エアパイプ22等からなるシエーピングエア
供給通路に設けてもよい。さらに、硬化剤微粒化
機構として絞り29からなるベンチユリ機構のも
のを示したが、これに代えて硬化剤を液圧で霧化
させて霧化エア供給通路またはシエーピングエア
供給通路に供給してもよい。さらにまた、霧化エ
ア供給通路には硬化剤を供給し、シエーピングエ
ア供給通路には添加剤を供給するように構成する
こともできる。さらに、噴霧装置としては針状電
極9に高電圧を印加する静電噴霧方式のものを示
したが、これに代えて機械霧化方式のものを用い
ることができるのは勿論である。
以上詳細に説明したように、本考案に係る2液
性塗料の噴霧装置によれば、主剤を噴霧ノズルか
ら噴霧させ、硬化剤を霧化エアまたはシエーピン
グエアに搬送させて噴霧させ、該主剤微粒子と硬
化剤微粒子とを噴霧装置から噴霧した後に混合さ
せる構成としたから、噴霧装置内または噴霧装置
に供給される前に塗料が反応硬化するのを確実に
防止し得ると共に、主剤微粒子と硬化剤微粒子と
の混合が均一に行なわれるから、被塗物に塗着し
た塗料の硬化が均質となり、塗膜が一定の高品質
な塗装を得ることができる等の諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す噴霧装置の縦断
面図である。 1……噴霧機本体、2……ノズル部、3……ボ
デイ、4……主剤噴霧ノズル、4′……ノズル口、
5……エアノズル、14……主剤溜、15……主
剤通路、16,22……エアパイプ、17……霧
化エア通路、18,24……環状エア通路、1
9,25……エア通路、20……エア室、21,
26……噴出口、22……シエーピングエア通
路、27……硬化剤供給通路、28……継手、2
9……絞り。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被塗物に向け主剤を噴霧させる噴霧ノズル
    と、該噴霧ノズルから噴霧された主剤を微粒化
    する霧化エア供給通路と、主剤の噴霧パターン
    を成型するシエーピングエア供給通路と、該霧
    化エア供給通路またはシエーピングエア供給通
    路に接続された硬化剤供給配管と、該硬化剤供
    給通路から供給される硬化剤を微粒化する微粒
    化機構とを備え、前記硬化剤供給通路から前記
    霧化エア供給通路またはシエーピングエア供給
    通路に供給される硬化剤微粒子を前記噴霧ノズ
    ルから噴霧される主剤微粒子と共に前記被塗物
    に向け飛行させるように構成してなる2液塗料
    の噴霧装置。 (2) 前記微粒化機構をベンチユリ機構で形成して
    なる実用新案登録請求の範囲(1)項記載の2液性
    塗料の噴霧装置。
JP10306483U 1983-07-01 1983-07-01 2液性塗料の噴霧装置 Granted JPS6013266U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10306483U JPS6013266U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 2液性塗料の噴霧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10306483U JPS6013266U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 2液性塗料の噴霧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6013266U JPS6013266U (ja) 1985-01-29
JPS6337095Y2 true JPS6337095Y2 (ja) 1988-09-30

Family

ID=30242640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10306483U Granted JPS6013266U (ja) 1983-07-01 1983-07-01 2液性塗料の噴霧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6013266U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6013266U (ja) 1985-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6250567B1 (en) Apparatus and method for spraying single or multi-component material
US5565241A (en) Convergent end-effector
US3759450A (en) Fluid mixing and spraying apparatus
PL160684B1 (pl) Sposób i urzadzenie do wytwarzania warstwy poliuretanowej na powierzchni, zwlaszcza formy PL PL PL
WO1992017279A1 (en) Spray gun nozzle head
US4073436A (en) Mixing and/or dispersing and spraying arrangement
RU2152265C2 (ru) Насадок
JPS6337095Y2 (ja)
WO2009104543A1 (ja) 塗装装置
EP0411830B1 (en) Low pressure air atomizing spray gun
JP3223032B2 (ja) 静電塗装機
JPS59228960A (ja) 回転霧化静電塗装装置
JPS63240961A (ja) スプレ−ガン
JPH0222051Y2 (ja)
JPS63116776A (ja) 噴霧装置の回転型霧化頭内への塗料供給方法
JPH02160067A (ja) 2液用スプレーガン
JPH08131906A (ja) 内部混合式スプレーガンの塗料堆積防止用ノズルセット
JPS58133854A (ja) 塗装装置
JP2005028204A (ja) スプレーガンの補助装置
JP2558243Y2 (ja) 内部混合式エアスプレーガン
JPH0410937Y2 (ja)
JPS58124560A (ja) 静電塗装装置
JPH03202166A (ja) 霧化装置および塗装装置
AU2015200691B2 (en) Fluid through needle for applying multiple component material
JPS625241Y2 (ja)