JPS63116146A - 高速処理可能なハロゲン化銀写真感光材料及びその現像方法 - Google Patents

高速処理可能なハロゲン化銀写真感光材料及びその現像方法

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JPS63116146A
JPS63116146A JP26229686A JP26229686A JPS63116146A JP S63116146 A JPS63116146 A JP S63116146A JP 26229686 A JP26229686 A JP 26229686A JP 26229686 A JP26229686 A JP 26229686A JP S63116146 A JPS63116146 A JP S63116146A
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silver halide
halide photographic
gelatin
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emulsion layer
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JP26229686A
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Akio Suzuki
昭男 鈴木
Satoru Nagasaki
長崎 悟
Eiji Yoshida
英二 吉田
Masumi Hosaka
保坂 益美
Nobuaki Tsuji
辻 宣昭
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高速処理可能なハロゲン化銀写真感光材料に
関する。特に、超迅速処理に供した場合でも、高感度で
耐圧性及び粒状性にすぐれるハロゲン化銀写真感光材料
に関する。
〔従来の技術〕
近年、ハロゲン化銀写真感光材料の消費量は、増加の一
途をたどっている。このためハロゲン化銀写真感光材料
の現像処理枚数が増加し、−層の現像処理の迅速化、つ
まり同一時間内での処理量を増加させることが要求され
ている。
上記の傾向は、X線感光材料、例えば医療用X線フィル
ムの分野でも見受けられる。即ち、定期健康診断の励行
などにより診断回数が急増すると共に、診断を一層正確
なものとするために検査項目が増加し、X線写真投影枚
数が増加している。
一方、診断結果を、出来る丈早く受診者に知らせる必要
もある。
即ち、従来よりも迅速に現像処理して、診断に供する要
望が強い。特に血管造影撮影、術中撮影等は、本質的に
少しでも短時間で写真を見る必要がある。
上記の医療界の要望を満たすには、診断の自動化(撮影
、搬送など)を促進すると共に、X線フィルムを一層迅
速に処理する必要がある。
しかし、超迅速処理を行うと、(a)?W度が充分でな
い(感度、コントラスト、最高濃度の低下)、(b)定
着が充分に行われない、(c)フィルムの水洗が不充分
である、(d)フィルムの乾燥が不充分である、等の問
題を生ずる。そして、定着不足、水洗不足はフィルム保
存中に色調が変化し、画質を低下させる原因になる。
これらの問題を解決する一つの方法は、ゼラチン量を減
らすことである。しかしながら、ゼラチン量の少ないフ
ィルムは、写真画像の粒状性が劣化する性質を有してい
る。
また、フィルム同士でのこすれ、或いはフィルムが他の
物質でこすられた場合、現像処理後に他の部分よりも濃
度の高い、所謂すり傷黒化を生じ易くなるという問題が
ある。
上記の如く超迅速処理が望まれているわけであるが、本
明細書でいう超迅速処理とは、自動現像機にフィルムの
先端を挿入してから現像槽、渡り部分、定着槽、渡り部
分、水洗槽、渡り部分、乾燥部分を通過してフィルムの
先端が乾燥部分から出て来るまでの全時間〔換言すれば
、処理ラインの全長(m)をライン搬送速度(m/se
c、)で割った商(sec、))が、20秒〜60秒で
ある処理を言う。ここで渡り部分の時間を含めるべき理
由は、当業界ではよく知られていることであるが、渡り
部分に於いてもその前のプロセスの液がゼラチン膜中に
膨潤している為に実質上処理工程が進行していると見な
せる為である。
特公昭51−47045号明細書には、迅速処理におけ
るゼラチン量の重要性の記載があるが、処理時間は渡り
部分も含めた全処理時間が60秒〜120秒であり、6
0秒を超える処理時間であると考えられる。
しかし、この処理時間では、近年の超迅速処理の要望を
満たすことはできない。
また最近では、特に医療X線検査の増加に伴い、医学界
はもとより国際的世論として被曝線量の軽減が強く要求
されている。このため少ないX線量で精密な映像が得ら
れる写真材料、つまり一層高感度の写真材料の開発が望
まれている。
同一粒径で感度を上げる方法、つまり増悪方法について
は多種多様の技術がある。適切な増感技術を用いれば、
同一粒径のまま、つまり力ヴアリング・パワーを維持し
つつ、感度を高められることが期待される。この技術と
しては、例えば、1−フェニル−3−ピラゾリドン類、
ハイドロキノン類、メトール類等の現像主薬を感光材料
中に内蔵することが例えば、特公昭44−23383、
特公昭60−47575、特開昭50−39928、特
開昭52−11029、特開昭60−134232 、
特開昭60−154247号明細書等に記載されている
。これらの化合物は、感度を増加させるのに有効な手段
である。しかし、これらの化合物を含有した感光材料は
、ローラー搬送型自動現像機で処理されたときに粒状性
の劣化が著じるしいという問題点を有している。
〔発明の目的〕
本発明の第1の目的は、高速処理した場合、例えば上記
したように全処理時間が20秒〜60秒である超迅速処
理を行った時にも上述の従来技術の問題点を解消できて
、かつ感度、粒状性に優れたハロゲン化銀写真感光材料
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、ゼラチン量が少なくてもすり傷
黒化や圧力減感が少ないハロゲン化銀写真感光材料を提
供することにある。
〔発明の構成〕
上記した本発明の目的は、支持体上に少なくとも一層の
感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む親水性コロイド層を有
するハロゲン化銀写真感光材料において、前記親水性コ
ロイド層が3−ピラゾリドン類、ハイドロキノン類、ノ
何ドロキノン類の酸化体、及びアミノフェノール類から
成る群より任意に選ばれた化合物の少なくとも1種を含
有し、かつ前記ハロゲン化銀写真感光材料のメルチイン
ク゛・タイムが5分以上30分以下であり、かつ感光性
ハロゲン化銀乳剤層を含む親水性コロイド層を有する側
のゼラチン量が2.00〜3.20 g / rrlで
あることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料によっ
て達成された。また、この感光材料を、硬膜材を含んだ
現像液で処理する本発明の方法により、上記目的は一層
有効に達成される。
なお本発明のハロゲン化銀写真材料は、現像し得るに有
効量の現像主薬を含む現像液で処理されるものであって
、アルカリまたはアルカリ性塩類からなり、現像主薬を
実質的に有効量含まなし1通常アクチベーターと呼ばれ
る活性化処理液で現像する迅速処理を目的とする写真材
料とは区別される。
以下本発明の構成について、更に詳しく説明する。
本発明に用いられる3−ピラゾリドン類の代表的なもの
は米国特許2289367号、同2685516号、同
2751297号、同2772282号、英国特許第6
79677号、同679678号、及びジャーナル・オ
ブ・オルガニックケミストリー26巻、2803頁(1
961年)等に記載されている。かかる3−ピラゾリド
ン類の代表的なものは下記一般式により表すことが出来
る。
一般式 在にR,R’ R” R3及びR4はアルキル基(好ま
しくは1〜4炭素原子)及びクロロ−置換アルキルの如
く置換低級アルキル基;水素原子;アリール基及び置換
アリール基(例えばフェニル、クロロフェニル、P−ト
リール、ナフチル、β−ヒドロキシエチルフェニル等)
;複素環式基例えば硫黄、窒素又は酸素の如き異項原子
を少なくとも1個有するものを表す。3−ピラゾリドン
類の具体例としては下記の1−1〜1−8のものが含ま
れる。但し本発明で用いる化合物はこれらのみに限られ
るものではない。
1−1 1−フェニル−3−ピラゾリドン1−2 1−
フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン 1−3 1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリドン 1−4  1−(3−クロロフェニル)−4−メチル−
3−ピラゾリドン 1−5  1−(4−)リル)−4−メチル−3−ピラ
ゾリドン 1−6 1−フェニル−4,4−ビス(ヒドロキシメチ
ル)−3−ピラゾリドン 1−7 1−フェニル−4−ヒドロキシメチル−4−メ
チル−3−ピラゾリドン 1−8 1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ビラゾ
リドン 次に本発明において用いられる典型的なハイドロキノン
類もしくはその酸化体側を以下2−1〜2−8に示す。
但し、本発明で用いる化合物はこれらのみに限られるも
のではない。
υ 次に本発明において用いられるアミノ−フェノール類の
具体例を、以下3−1〜3−5に示す。
但し本発明で用いる化合物は、これらのみに限定される
ものではない。
IJ 上記の3−ピラゾリドン類、ハイドロキノン類、ハイド
ロキノン類の酸化体、アミノ−フェノール類から選ばれ
た化合物は1種又は2種以上を、水あるいはメタノール
、エタノール、ジメチルホルムアミドのような水と混和
する有機溶媒の重液あるいは混液に溶解して、ハロゲン
化銀乳剤や他の親水性コロイド溶液に添加される。これ
らの化合物の添加量はハロゲン化銀1モルに対し0.0
01〜0.03モルの範囲がよく、好ましくは0.00
2〜0.02モルの範囲である。
これらの化合物は支持体に対してハロゲン化銀乳剤層の
側の任意の層の少なくとも1層に添加され、保存安定性
の上で乳剤層に含有させるのが最も好ましいが、乳剤層
に隣接又は非隣接の他の親水性コロイド層に含有させて
もよい、これらの化合物の添加時期は乳剤、親水性コロ
イド溶液の塗布迄の任意の時期でよいが、乳剤に添加す
る場合は乳剤の熟成終了後に添加するのが好ましい、又
これらの化合物を乳剤、親水性コロイド溶液のいずれに
添加する場合でも、それぞれの溶液のpHを6以下に調
節後に添加するのがよい。
これらの化合物は、経時性向上のために酸化防止剤と併
用することが望ましい、酸化防止剤としては、ベンゼン
スルフィン酸およびその誘導体、無機の亜硫酸塩および
ホルマリン付加物等が有用である。
本明細書でいうメルティング・タイムとは、1cs X
 2 amに切断したハロゲン化銀写真感光材料を50
℃の水酸化ナトリウム1.5重量%水溶液中に浸漬した
とき、該ハロゲン化銀写真感光材料を構成する少なくと
も一層のハロゲン化銀乳剤層が融解し始めるまでの時間
を言う。
ハロゲン化銀写真感光材料を本発明の現像方法で現像す
る場合、用いられる現像液には、硬膜剤が含まれること
が必要である。その硬膜剤の化合物例としては、例えば
ジアルデヒド系硬膜剤またはその重亜硫酸塩付加物を用
いることができる。
その具体例を挙げればグルタルアルデヒド、α−メチル
グルタルアルデヒド、β−メチルグルタルアルデヒド、
マレインジアルデヒド、サクシンジアルデヒド、メトキ
シサクシンジアルデヒド、メチルサクシンジアルデヒド
、α−メトキシ−β−エトキシグルタルアルデヒド、α
−n−ブトキシグルタルアルデヒド、α、α−ジメトキ
シサクシンジアルデヒド、β−イソブロピルサクシンジ
アルデヒド、α、α−ジエチルサクシンジアルデヒド、
ブチルマレインジアルデヒド、又はこれらの重亜硫酸塩
付加物などがある。これら具体的化合物は、1種又2種
以上混合して用いることができる。ジアルデヒド化合物
は処理される写真層の感度が抑えられない程度に、また
乾燥時間が著しく長くならない程度の量で用いられる。
具体的には現像液It’当り1〜50gがよく、好まし
くは3〜10gである。なかでもグルタルアルデヒドま
たはその重亜硫酸塩付加物が最も一般的に使用される。
本発明の好ましい一実施態様は、支持体上の感光性ハロ
ゲン化銀乳剤層を有する側の親水性コロイド層(ハロゲ
ン化銀乳剤層を包含する)のゼラチン量が2.00〜3
.10g/m2である態様である。この範囲であると、
ゼラチン量が2.00’g/rrfより少ない場合に比
し塗布故障が少なく 、3.10g / mより多い場
合に比し乾燥性が良好である。そしてゼラチン量はより
好ましくは2.40〜2.90 g /ffであり、2
.50〜2.80 g / n’fが最も好ましい。こ
のような態様をとることにより感度、黄色汚染等を一層
改良することができる。
本発明の好ましい一実施態様として、ハロゲン化銀乳剤
層に使用されるハロゲン化銀粒子の平均粒径が0.30
〜1.20μm1より好ましくは0.40〜1.00μ
m、最も好ましくは0.40〜0.80 p mである
態様を挙げることができる。
本明細書において、ハロゲン化銀粒子の粒子サイズとは
、等しい体積の立方体に換算したときの稜の長さをいい
、平均粒子サイズはその算術平均である。
本発明において、塗布時の湿潤膜厚は、好ましくは35
〜85μmの範囲が適当であるが、より好ましくは40
〜75μmの範囲であり、最も好ましいのは45〜70
μmである。湿潤膜厚が厚過ぎると乾燥時の負荷が大き
くなるため、乾燥熱量の増大、塗布速度の低下等の対策
が必要となることがあり、住産コスト、生産性等を低下
させてしまう、逆に湿潤膜厚が薄過ぎると故障のない均
一な塗布が困難となる場合がある。
本明細書でいう湿潤膜厚とは、1種又は2種以上の塗布
液を同時に重層して支持体上に塗布する際には、それら
の塗布液の塗布直後(換言すれば乾燥が始まる前の状態
)の湿潤状態の膜の厚さくμm)の合計をいう。(−時
期に一層しか塗布しない場合は、この−層の塗布直後の
湿潤状態の膜の厚さである)。この湿潤膜厚(μm)は
次の式で求められる。即ち、 湿潤膜W、(μm)−(塗布液の供給量の合計(1/w
in、) X 1000) / (塗布速度(m/mi
n、)X塗布幅(鋼))で求められる。
また本明細書でいう湿潤膜厚は、塗布が数次にわたった
場合には、即ち塗布、乾燥後にその上に更に塗布を行う
という場合には、それぞれの塗布における塗布液の厚み
をいう。
本発明の好ましい実施Li様として感光性ハロゲン化銀
乳剤層の側にある親水性コロイド層が2層以上からなる
場合、その最上層を形成する塗布液の表面張力が該最上
層と隣接する親水性コロイド層を形成する塗布液の表面
張力よりも6 dyne / Cl11以上小さい条件
で塗布される態様が挙げられる。
この表面張力の差はより好ましくは8dyne/cm以
上であり、10dyne/car以上であることが最も
好ましい、。
このような表面張力の差を得るには最上層には少なくと
も1種の界面活性剤を使用すればよい。
最上層の隣接層には界面活性剤を用いても、また用いな
くてもよく、用いる場合は、最上層に用いるものと同じ
ものでも、異なったものを用いるのでもよい。
界面活性剤としては、例えばサポニン(ステロイド系)
、アルキレンオキシド誘導体、グリシドール誘導体、多
価アルコールの脂肪酸エステル類、糖のアルキルエステ
ル類などの非イオン性界面活性剤;カルボキシ基、スル
ホ基、ホスホ基、硫酸エステル基、リン酸エステル基等
の酸性基を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミ
ノアルキルスルホン酸類、アミノアルキル硫酸又はリン
酸エステル類、アルキルベタイン類、アミンオキシド類
などの両性界面活性剤;アルキルアミン塩類、脂肪族あ
るいは芳香族第4級アンモニウム塩類、ピリジニウム、
イミダゾリウムなどの複素環第4級アンモニウム塩類及
び脂肪族又は複素環を含むホスホニウム又はスルホニウ
ム塩類などのカチオン界面活性剤、含フツ素界面活性剤
、ポリオキシエチレン基を有する含フツ素界面活性剤等
を用いることができる。
次に、本発明の感光材料の感光性ハロゲン化銀乳剤層に
用いられるハロゲン化銀粒子の粒子サイズ分布は任意で
あるが、単分散であってもよい。
ここで単分散とは、95%の粒子が数平均粒子サイズの
±60%以内、好ましくは40%以内のサイズに入る分
散系である。
本発明における感光性ハロゲン化銀乳剤層が含むハロゲ
ン化銀粒子は、ハロゲン化銀粒子の重量または粒子数で
少なくとも80%が規則正しい構造または形態の粒子で
あることが好ましい。
ここで、構造または形態が規則正しいハロゲン化銀粒子
とは、双晶面等の異方的成長を含まず、全て等方的に成
長する粒子を意味し、例えば立方体、14面体、正八面
体、12面体、球型等の形状を有する。かかる規則正し
いハロゲン化銀粒子の製法は、例えばジャーナル・オブ
・フォトグラフィック・サイエンス(J、Pbot、S
ci、)、 5 、332(1961)、ベリヒテ・デ
ル・ブンゼンゲス・フイジーク・ヘミ(Ber、Bun
senges、Phys、Chem、) +6’L 9
49(1963)、インターナシラナル・コンブレス・
オプ・フォトグラフィック・サイエンス・オブ・トウキ
ヨウ(Intern、Congress Phot、S
ci、Tokyo)(1967)等に記載されている。
本発明の実施に際しては別々に形成した2種以上のハロ
ゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
またこれらのハロゲン化銀粒子またはハロゲン化銀乳剤
中には、イリジウム、タリウム、パラジウム、ロジウム
、亜鉛、ニッケル、コバルト・ウラン、トリウム、スト
ロンチウム、タングステンプラチナの塩(可溶性塩)の
内、少なくとも1種類が含有されるのが好ましい、その
含有量は、好ましくは1モルp/Igあたり10−6〜
10−1モルである。
特に好ましくは、タリウム、パラジウム、イリジウムの
塩の内の少なくとも1種類が含有されることである。こ
れらは単独でも混合しても用いられ、その添加位置(時
間)は任意である。これにより、閃光露光特性の改良、
圧力減感の防止、潜像進光の防止、増感その他の効果が
期待される。
本発明の実施に際しては、上記の如き化学増感前の粒子
成長中に、保護コロイドを含む母液のpAgが少なくと
も10.5以上である態様を好ましく採用できる。特に
好ましくは11.5以上の非常にブロムイオンが過剰な
雰囲気を一度でも通過させる。
このようにして(111)面を増加させて粒子を丸める
ことにより、本発明の効果を一層高めることができる。
このような粒子の(111)面は、その全表面積に対す
る割合が5%以上であることが好ましい。
この場合、上記p/igとする時期は、全添加銀量の約
273を添加終了した後であって、化学増感前に通常行
われているいわゆる脱塩工程前であることが望ましい。
なお、pAgが10.5以上である雰囲気での熟成は、
2分以上行うことが好ましい。
本発明の好ましい態様として、感光性ハロゲン化銀乳剤
層が実質的に沃臭化銀からなり、多層構造を存するハロ
ゲン化銀粒子からなるハロゲン化銀写真乳剤層であって
、該ハロゲン化銀粒子の任意の隣接するそれぞれ均質な
ヨード分布を有する2層(被覆層間または、内部核と被
覆層との間)の平均ヨード含有率の差が10モル%以上
がよぐ、最表層の平均沃化銀含有率が10モル%以下が
よく、かつ該ハロゲン化銀粒子が化学増感されたハロゲ
ン化銀乳剤層である態様がある。ハロゲン化銀粒子全体
での平均沃化銀含有量は10モル%以下が好ましく、6
モル%以下がより好ましい。
内部核が沃臭化銀からなる場合、均質な固溶相であるこ
とが好ましい。ここで均質であるとはより具体的には以
下のように説明できる。
すなわち、ハロゲン化銀粒子の粉末のX線回折分析を行
った時、Cu−にβχ線を用いて沃臭化銀の面指数(2
00)のピークの半値巾がΔ2θ=0.30(deg)
以下であることを意味する。なお、このときのディフラ
クトメーターの使用条件はゴニオメータ−の走査速度を
ω(deg / IRin)、時定数をr (sec)
、レジービンゲス′リット巾をγ(nu++)としたと
きにωT≦10である。
内部核のハロゲン組成としては、沃素の平均含有率は好
ましくは40モル%以下であるが、より好ましくは0〜
20モル%である。
本発明は化学増感されているハロゲン化銀粒子について
好ましくl適用できる。
化学増感のためには、例えばH,Fr1eser li
ディー・グルンドラーゲン・デル・フォトグラフイッシ
エン・ブロツェセ・ミツト・ジルベルハロゲニーデン(
Die Grundlagen der Photog
raphischenProzesse 1IIit 
Silberhalogeniden )、アカデイミ
ッシエ・フェアラーゲセルシャフト(Akademis
cheVeragaesel 1schaf t) 1
968年、675〜734頁に記載の方法を用いること
ができる。
本発明の好ましい一実施態様は、本発明の感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層に、下記一般式(Il、(n)及び(II
I)で表される化合物群から選ばれた少な(とも1種の
増感色素を添加したものである。
一般式(I)、(II)、(III)の化合物のいずれ
かを用いる態様を採用すると、オルソ増感されるので、
特に圧力減感及びすり傷黒化について一層の改良がなさ
れる。即ち、レギュラータイプは高感度を要する脚部用
に大粒子を用いているため、圧力減感及びすり傷黒化性
能が悪かったのであるが、このようなオルソタイプでは
色素増感により高感度化されるため、用いるハロゲン化
銀粒子を小さくすることができる。この結果、圧力減感
及びすり傷黒化性能を一層改良することができるわけで
ある。
一般式(I)、(If)及び(III)は下記に示す通
りである。
一般式 〔一般式中、R1、R2およびR1は各々置換もしくは
非置換のアルキル基、アルケニル基または了り−ル基を
表し、少なくともR+とR3の内1つはスルホアルキル
基またはカルボキシアルキル基である。
XI−はアニオン、2.及びz2は各々置換または非置
換の炭素環を完成するに必要な非金属原子群、nは1ま
たは2を表す。(但し、分子内塩を形成するときはnは
1である。)〕 (n) Q。
〔一般式中R4およびpsは各々置換もしくは非置換の
アルキル基、アルケニル基またはアリール基を表し、少
なくともR4とRSO内いずれかはスルホアルキル基ま
たはカルボキシアルキル基である。
R4は水素原子、低級アルキル基またはアリールを表す
。x2−はアニオン、2.及びz2は各々置換または非
置換の炭素環を完成するに必要な非金属原子群、nは1
または2を表す、(但し、分子内塩を形成するときはn
は1である。)〕 〔一般式中R7及びR,は各々置換もしくは非置換の低
級アルキル基、R8及びP、。は各々低級アルキル基、
ヒドロキシアルキル基、スルホアルキル基またはカルボ
キシアルキル基、Xl−はアニオン、Zl及びz2は各
々置換または非置換の炭素環を完成するに必要な非金属
原子群、nは1または2を表す。(但し、分子内塩を形
成するときはnは1である。)〕 各一般式中、zI、ztが完成する炭素環としては、置
換または非置換のベンゼン環やナフタレン環などの芳香
族が好ましい。
各一般式で示される化合物の具体例は特開昭61−80
237号公報に記載があり、本発明の実施に際して、該
公報記載の化合物の任意のものを好ましく用いることが
できる。
本発明において上記一般式(1)、(II)、〔■、〕
で示される化合物の添加総量はハロゲン化銀1モルに対
し、10■〜900■の範囲で用いることができる。特
に、60■〜600■が好ましい。
また上記一般式(I)、(II)、(III)で示され
る化合物の添加位置は、感光材料製造中の任意の位置で
よい0例えば化学熟成前、化学熟成中、化学熟成終了後
、塗布以前であればどこでもよい。
本発明の感光材料の感光性ハロゲン化銀乳剤層に用いら
れる写真乳剤には、感光材料の製造工程、保存中あるい
は写真処理中のカプリを防止し、あるいは写真性能を安
定化させる目的で種々の化合物を含有させることができ
る。
また本発明の感光材料には親水性コロイド層にフィルタ
ー染料として、あるいはイラジェーション防止、ハレー
ション防止その他種々の目的で水溶性染料を含有してよ
い、その場合に、染料について媒染剤を用いることがで
き、例えばそれらのカチオン性ポリマーなどによって媒
染されてもよい。
本発明の写真感光材料の写真乳剤層には感度上昇、コン
トラスト上昇、または現像促進の目的で、例えばポリア
ルキレンオキシドまたはそのエーテル、エステル、アミ
ンなどの誘導体、チオエーテル化合物、チオモルフォリ
ン類、四級アンモニウム塩化合物、ウレタン誘導体、尿
素誘導体、イミダゾール誘導体、等を含んでもよい。
本発明の感光材料の乳剤層・中間層・保護層等の親水性
コロイド層に用いることのできる結合剤または保護コロ
イドとしては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、そ
れ以外の親水性コロイドも単独あるいはゼラチンと共に
用いることができる。
本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他の親水性
コロイド層に無機または有機の硬膜剤を含有してよい。
本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他の親水性
コロイド層に寸度安定性の改良などの目的で、水不溶ま
たは難溶性合成ポリマーの分散物を含むことができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には保護層が好まし
く設けられるが、この保護層は親水性コロイドからなる
層であり、使用される親水性コロイドとしては前述した
ものが用いられる。また保護層は、単独であっても重層
となっていてもよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の乳剤層または保護
層中に、好ましくは、保護層中にはマント剤及び/また
は平滑剤などを添加してもよい。
本発明の写真感光材料には、その他必要に応じて種々の
添加剤を用いることができる。例えば、現像促進剤、蛍
光増白剤、色カブリ防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤など
である。具体的には、リサーチ・ディスクロージ+ −
(Research Disclosure)、第17
6巻、22〜31頁(RD −17643,1978年
)に記載されたものを用いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、他に必要に応
じて、アンチハレーション層、中間層、フィルター層な
どを設けることができる。
本発明の写真感光材料において写真乳剤層その他の層は
、写真感光材料に通常用いられている可撓性支持体の片
面または両面に塗布されて具体化されることができる。
本発明の写真感光材料において、写真乳剤層その他の親
水性コロイド層は種々の塗布法により支持体上または他
の層上に塗布できる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、具体的にはXr
ay感光材料、リス感光材料、黒白撮影感光材料、カラ
ーネガ感光材料、カラー反転感光材料、カラー印画紙、
コロイド・トランスファー・プロセス、銀塩拡散転写プ
ロセス、ダイトランスファープロセス、銀色素漂白法の
各々に用いられる感光材料、プリントアウト感材、熱現
像用感材などとして用いることができる。
写真像を得るためのh光は、通常の方法を用いて行えば
よい。
本発明の感光材料の写真処理には、例えばリサーチ0デ
イスクロージヤー(Research Disclos
ure)第176号、25−30頁の(RD −176
43)に記載されているような、種々の方法及び種々の
処理液のいずれをも適用することができる。
本発明の写真感光材料の写真乳剤層には色形成カプラー
、すなわち発色現像処理において芳香族1級アミン現像
薬(例えば、フェニレンジアミン誘導体や、アミノフェ
ノール誘導体など)との酸化カップリングによって発色
しうる化合物を含んでもよい。
また色補正の効果をもつカラードカプラーあるいは現像
にともなって現像抑制剤を放出するカプラー(いわゆる
DIRカプラー)であってもよい。
、 またDIRカプラー以外にも、カップリング反応の
生成物が無色であって、現像抑制剤を放出する無呈色D
IRカップリング化合物を含んでもよい。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお
、本発明は実施例に限定されるものでないことはいう迄
もない。
実施例−1 まず、沃化銀2.5モル%を含む沃臭化銀乳剤をに対し
て塩化金酸塩8X10−’モル、チオ硫酸ナトリウム7
X10−”モル、チオシアン酸アンモニウム7X10−
’モルを加え、最適に金・硫黄増感を行い、4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a、7−チトラザインデ
ン2X10−”モルで安定化し、第1表に示すゼラチン
量になるようにゼラチン濃度を調整し、第1表に示す化
合物を添加した。
この乳剤と共に、硬膜剤を加えた第1表に示すゼラチン
量の保WtNをスライド・ホッパー法にて下引済みのポ
リエステル・フィルム支持体の両面に同時に支持体から
順にハロゲン化銀乳剤層(粘度11cp+表面張力35
dyn/cm、塗布膜厚50/jm)、保護層(粘度1
1cp、表面張力25dyn/備、塗布膜厚20μm)
を塗布速度60m/winで2層同時に重層塗布し、試
料魚1〜Th20を得た。vA量は、いずれも55■/
drdであった。使用した硬膜剤はホルムアルデヒド及
びグリオキザールであった。
それぞれの試料は以下の方法で測定したメルティング・
タイムが第1表に示した値になるように硬膜剤量を調整
した。
即ち1cmX2cmに切断した試料を50℃に保った1
、5%の水酸化ナトリウム溶液に浸してから乳剤層が溶
出し始めるまでの時間をメルティング・タイムとした。
また感度及びカブリの測定を以下のように行った。即ち
試料を濃度傾斜を鏡対称に整合した2枚の光学ウェッジ
に挟み、色温度5,400″′にの光源で両側から同時
にかつ等量、1/12.5秒間露光する。
処理は次の工程に従い、全処理時間が45秒であるロー
ラ搬送型の現像自動機を用いて行った。
処理温度   処理時間 ′ 挿入      1.2秒 現像+渡り   35℃    14.6秒定着+渡り
   33℃     8.2秒水洗+渡り   25
℃     7.2秒スクイズ  40℃    5.
7秒 乾燥  45℃  8.1秒 合計     45.0秒 現像液はグルタルアルデヒドを含んだ下記現像液−1、
定着液はXF(小西六写真工業側製)を使用した。
得られた特性曲線からベース濃度十カプリ濃度+1.0
における露光量を求め、相対感度を求めた。
現像液−1 また、得られた試料の一組を60℃、20%RHの恒温
、恒温雰囲気中に72時間入れ、経時性能の代用として
、上記の方法でカプリを求めた。更に別の一組を50℃
、80%RHの恒温、恒温雰囲気中に72時間入れ、カ
プリ部分を用いて黄色汚染の程度も測定した。その測定
方法は、小西六写真工業製の光学濃度計PDA−65を
用い、前記試料のカブリ部分の青色光透過濃度で表した
。従って上記青色光透過濃度が高い程、黄色汚染が劣っ
ていることを示す。
度が、1.0における現像銀粒子の荒れの程度を目視評
価した。1 (劣)〜5 (優)の5段階表示で表した
。3〜5では問題ないが1〜2では実用に耐えない。
また乾燥性を以下のように評価した。即ち上記の45秒
自動現像処理を行い、乾燥部分を通過して来た試料に対
して、手ざわり、他の試料とのクツツキの程度等を総合
評価し、1 (劣)〜5 (優)の5段階表示で表した
。3〜5では問題ないが1〜2では実用に耐えない。
また各試料について、上記の45秒自動現像機のライン
・スピードを〃に落として、従来の90秒処理の感度も
求めた。以上の結果を第2表に示した。
第2表 (注)本発明をO印、本発明でないものをx印で表した
第2表から明らかなように、本発明に係る試料は感度、
カブリ、粒状性、乾燥性等が総合的に優れており、超迅
速処理適性のあることが判る。
また従来の90秒処理との比較においては、従来のシス
テム(試料隠1又は阻2)と比べて高怒度でありながら
、処理時間を〃に短縮でき、処理能力が2倍になってい
ることが判る。
実施例−2 多層構造を有するハロゲン化銀粒子E2〜E6の調製に
ついて述べる。45℃、pAg−11,0、I)H−9
,0に保ちつつ、3.ONのアンモニア性硝酸銀溶液と
臭化カリウムと沃化カリウム2.5モル%を含む溶液を
ゼラチン溶液中にダブルシェフ)法で添加した。添加速
度は、粒子の成長に伴って徐々に速めた。
得られた乳剤は、平均粒径0.65μmの八面体単分散
乳剤であった。この乳剤粒子をコアとして更にpAg=
11.0、pH= 9.0でアンモニア性硝酸銀溶液と
臭化カリウム溶液とをダブルジェット法で添加して純臭
化銀のシェルを形成した。平均粒径0.70μmの八面
体分散乳剤であった。この乳剤をE−2とした。
次にE−2とほぼ同様な製法であるが、沃化カリウムと
臭化カリウムの比率を変化させ、かつシェル後の平均沃
化銀含量を揃えるようにコア粒径を変化させ、同一サイ
ズになるように混合初期の添加速度を調節し、沃化銀を
5モル%、10モル%、25モル%または40モル%量
含む八面体沃臭化銀乳剤を調製した。この後の工程はE
−2と全く同様にして、平均粒径0.70μmの八面体
単分散乳剤を調製し、それぞれE−3、E−4、E−5
、E−6とした。E−1及びE−2〜E−6に対して実
施例−1と同様に、但し第3表に示す化合物(44)で
増感色素で色増感を行い、化学増感を行い、塗布を行い
、試料11h21〜!1h37を得た。但し銀量は43
■/drrfとし、硬膜剤をグルオキザールのみに変え
て、ゼラチン量を実施例−1と同様にして第3表に示す
ように調整し、第3表に示す化合物を添加した。試料の
内容を第3表に示した。
これらの試料を実施例−1と同様に評価した。
また圧力減感及びすり傷黒化の測定を、以下のように行
った。即ち、圧力減感は各試料を23℃。
35%R,Hで3時間調湿後、その条件下で曲率半径2
CImで約280度折曲げた。折曲げて3分後に光学ウ
ェッジを用いて、タングステンランプを光源として17
10秒間露光を行い、現像を行った。
そして黒化濃度1.0に於ける折り曲げによって生じた
減感部分と、折曲げを行わなかった部分の濃度1.0と
の濃度差ΔDで表した。即ちこの値の小さい程、圧力減
感が小さいことになる。
一方すり傷黒化の測定は、試料を23℃、55%RHで
4時間調湿した後、半径0.3ミルのサファイア針で連
続的に荷重を変えて引掻き、現像を行って、黒化の始ま
る荷重(g)で表した。即ち値が小さい程、すり傷黒化
が弱いことを示している。
以上の結果を第4表に示した。
第4表から明らかなように、本発明に係り、かつ感光性
ハロゲン化銀乳剤層が、前記特定の多層構造の沃臭化銀
粒子であって前記一般式で表される増感色素で光学増感
されたハロゲン化銀粒子を含む試料は、感度、乾燥性、
粒状度、耐圧性等が総合的に優れており、超迅速処理適
性のあることが判る。
従来の90秒処理との比較においては、従来のシステム
(試料隘21)に対して高感度でありながら処理時間を
Aに短縮でき、処理能力が2倍になっていることが判る
実施例−3 コア粒子はE−3〜 B−6と同様に行い、沃化i艮を
5モル%、10モJし%、25モJし%または40モル
%を含む八面体沃臭化銀乳剤を調製した。これらにE−
2と同様であるがシェル沃化銀を0.50モル%含むこ
とだけを変えて平均粒径0.70μmの八面体単分散乳
剤を調製し、それぞれE−7、E−8、E−9、E−1
0とした。
これらの乳剤に対して実施例−2と同様に、化合物(2
)及び比較色素■〜■で色増感を行い、化学増悪を行い
、塗布を行い、試料!1h38〜11h46を得た。但
し硬膜剤は2.4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3
,5−トリアジンを用いた。試料の内容を第5表に示し
た。
これらの試料を実施例−2と同様に評価し、その結果を
第6表に示した。
第6表から明らかなように、本発明に係り、かつ感光性
ハロゲン化銀乳剤層が前記特定の多層構造の沃臭化銀粒
子を含む試料は、感度、粒状度、圧力減感、すり傷黒化
等が総合的に優れていること、および前記一般式で表さ
れる増感色素で増感した場合に特に感度が高いことが判
る。また従来の90秒処理との比較においては、従来の
システム(試料阻38)以上の感度でありながら処理時
間をAに短縮でき、処理能力が2倍になっていることが
判る。
比較色素■ tHs 比較色素■ 比較色素■ 実施例−4 60℃、pAg= 8.0、pH−2,0にコントロー
ルしつつ、ダブルジェット法で平均粒径0.20μmの
沃化銀2.0モル%を含む沃臭化銀単分散立方晶乳剤を
得た。この乳剤の一部をコアとして用い、以下のように
成長させた。即ちこのコア粒子とゼラチンを含む溶液に
40℃、pAg 8.0、pH9,5でアンモニア性硝
酸銀溶液と沃化カリウムと臭化カリウムを含む溶液とを
ダブルジェット法で加え、沃化銀を5モル%、10モル
%、25モル%または40モル%含む第1被覆層を形成
した。そしてそれぞれの乳剤に、更にE−2と全と同様
にして、ただし、pAgを9.0とする点とpHを8.
5とする点のみを変えて純臭化銀の第2被覆層を形成し
、平均粒径0.57μmの立方晶単分散沃臭化銀乳剤を
調製し、それぞれE−11、E−12、E−13、E−
14とした。
これらの乳剤の平均沃化銀含量は全て3.0モル%とし
た。
これらの乳剤に対して実施例−2と同様に化学増感、化
合物(46)で色増感、塗布を行い、試料阻47〜1l
h53を得た。但し硬膜剤はホルムアルデヒド及びグリ
オキザールを用いた。試料の内容を第7表に示した。
これらの試料を実施例−2と同様に評価し、その結果を
第8に示した。
第8表から明らかなように、本発明に係り、かつ感光性
ハロゲン化銀乳剤層が、前記特定の多層構造の沃臭化銀
粒子であって、前記一般式で表される増感色素で光学増
感されたハロゲン化銀粒子を含む試料は、感度、粒状度
、圧力減感、すり傷黒化等が総合的に優れている。また
従来の90秒処理との比較においては、従来のシステム
(試料隘51及びN144)以上の感度でありながら処
理時間を〃に短縮でき、処理能力が2倍になっているこ
とが判る。
実施例−5 実施例−4で得られた試料について、自動現像機のライ
ン・スピードを速めて30秒処理を行った。
その結果を第9表に示した。
第9表から明らかなように、本発明に係る試料は30秒
処理においても、従来システム(試料11h47の90
秒処理)に対して同等以上の感度を有しており、乾燥性
も問題なく、30秒処理適性のあること、およびこのよ
うな感光材料を用いることにより、従来システムに対し
て処理時間を173に短縮でき、したがって処理能力が
3倍になっていることが判る。
実施例−6 実施例−1で得られた試料の一部について、現像液−1
から硬膜剤であるグルタルアルデヒドを除いた現像液で
現像処理を行った。その結果を第10表に示した。
第10表と第2表との比較から明らかなように、グルタ
ルアルデヒドの無い系では本発明の効果は殆ど得られな
いことが判る。
第10表 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、高速処理した場合、
例えば全処理時間が20秒〜60秒である超迅速処理を
行った時にも従来技術の問題点を解消できて、かつ感度
、粒状性に優れた画像を得ることができ、また、ゼラチ
ン量が少なくてもすり傷黒化や圧力減感が少ないという
効果が得られる。
特許出願人   小西六写真工業株式会社代理人弁理士
   高   月     下手 続 争甫 正 書(
自発) 昭和62年9月28日 1、事件の表示  昭和61年特許願第262296号
住所  東京都新宿区西新宿1丁目26番2号ダイアパ
レス二番町506号 FAX  03 (221)1924 5、補正命令の日付 自発 6、補 正 の 対 象  明細書中、「発明の詳細な
説明」の欄。
7、補 正 の 内 容 別紙のとおり(1)明細書中
、第15真下から2行目のr2.00〜3.10g/%
Jをr2.oo〜3.20 g / rd Jと補正す
る。
(2)同第16頁第1行のr3.10g/耐」をr3.
20g/耐」と補正する。
(3)同第16頁第10行のr O,40〜0.80 
p m Jを「0゜40〜0.90μm」と補正する。
(4)同第25頁下から2行目に記載の(n)の式を下
記のように補正する。
([) 9゜ (5)同第41真下から6行目の「で増感色素で」を「
の増感色素で」と補正する。
(6)同第42頁第3表の欄外右下余白に下記を挿入す
る。
化合物(44) (一般式(It)で表される化合物例
で、特開昭61−80237号に記載の化合物(44)
に該当)(7)同第46頁第5行の「の内容を第5表に
示した。」を下記のように補正する。
「の内容を第5表に示した。
化合物(2)(一般式(I)で表される化合物例で、特
開昭61−80237号に記載の化合物(2)に該当)
Js 」 (8)同第52頁第5行の「の結果を第8表に示した。
」を下記のように補正する。
「の結果を第8表に示した。
化合物(46) (一般式(n)で表される化合物例で
、特開昭61−80237号に記載の化合物(46)に
該当)」 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体上に少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀乳
    剤層を含む親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写真
    感光材料において、前記親水性コロイド層が3−ピラゾ
    リドン類、ハイドロキノン類、ハイドロキノン類の酸化
    体、及びアミノ−フェノール類から成る群より任意に選
    ばれた化合物の少なくとも1種を含有し、かつ前記ハロ
    ゲン化銀写真感光材料のメルティング・タイムが5分以
    上30分以下であり、かつ感光性ハロゲン化銀乳剤層を
    含む親水性コロイド層を有する側のゼラチン量が2.0
    0〜3.20g/m^2であることを特徴とするハロゲ
    ン化銀写真感光材料。 2、支持体上に少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀乳
    剤層を含む親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写真
    感光材料であって、前記親水性コロイド層が3−ピラゾ
    リドン類、ハイドロキノン類、ハイドロキノン類の酸化
    体、及びアミノ−フェノール類から成る群より任意に選
    ばれた化合物の少なくとも1種を含有し、かつ前記ハロ
    ゲン化銀写真感光材料のメルティング・タイムが5分以
    上30分以下であり、かつ感光性ハロゲン化銀乳剤層を
    含む親水性コロイド層を有する側のゼラチン量が2.0
    0〜3.20g/m^2であるハロゲン化銀写真感光材
    料を、硬膜剤を含んだ現像液で処理することを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料の現像方法。
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