JPS63115731A - シングルフエ−サ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、片面段ボールシートを製造するシングルフェ
ーサに係り、特に波形の異なる片面段ボールシートを適
宜切替えて製造できるシングルフェーサに関する。

「従来の技術」 従来のシングルフェーサは、波形の形状や寸法、つまり
フルートを変える時、不用となった上下で一対の段ロー
ルを作業員がその都度、本体から取外して、必要となっ
た別の段ロールを組付けていた。しかしこの交換は、作
業員の手数と、多くの作業能力を必要とし、又作業時間
も多（必要として不便なものであった。

近年、これを解消すべく、特開昭６０−１０４３２５号
公報、特開昭６１−５４９２６号公報や特開昭６１−１
４１５４０号公報記載の第１のシングルフェーサ、特開
昭６１−１４１５３７号公報記載の第２のシングルフェ
ーサ、更に特開昭６１−１４１５３６号公報記載の第３
のシングルフェーサが提案された。上記第１のシングル
フェーサは、波形の異なる二対の段ロールを回転板に付
設し、フルート替えに際し、回転板を回転させ、新たに
必要とするフルートに対応する段ロールのうち、の下段
ロールをプレスロールに圧接させるようにしている。し
かし、この形式のシングルフェーサは、回転板を回転さ
せてフルート替えを行うものであるから、各段ロールに
対して接続されるベきスチーム管や吸引用のためのバキ
ューム管との継ぎ部分の構造が、回転板の回転によって
も、スチームの供給が可能に、又吸引可能にしなければ
ならないので複雑なものになり、特に段ロールの対数が
増えるほど複雑になり、又段ロールの対数が増えるに伴
って回転板も大型になり、この結実装置全体が大型化し
て占有床面積が増大するといった問題がある。上記第２
のシングルフェーサは、径大なプレスロールを用い、該
プレスロールの周囲に複数対の段ロールを配設し、必要
とするフルートの段ロールのうち下段ロールを圧接する
ようにしたものである。しかし、この形式のシングルフ
ェーサは、フルートを切替えるための制御機構が簡易で
はなるが、径大なプレスロールの周囲に複数対の段ロー
ルを配設する関係上、プレスロールと段ロールのみで可
成りの据付は面積を占有し、段ロールの対数を増加させ
るに従って、プレスロールが径大化し、又該プレスロー
ルの周囲に配置する段ロールが占有する面積も増加し、
更に中芯用原紙及びその送り出し装置も段ロールの対数
だけ必要となって装置全体の大型化を招いていた。更に
、上記第３のシングルフェーサは、第１のシングルフェ
ーサと第２のシングルフェーサとを組合せた形式のもの
で、径大なプレスロールの周囲の回転板に複数対の段ロ
ールを配設したものである。そしてフルート替えを行う
時は、プレスロールを中心にして回転板を回転させて、
必要とするフルートの段ロールを予め定めた位置に位置
させた後、下段ロールをプレスロールに圧接させるべく
移動させて、所定のフルートの片面段ボールシートを製
造するものである。しかし、この［のシングルフェーサ
においても、上記ｍｌのシングルフェーサ及び第２のシ
ングルフェーサと同様に、各段ロールに対するスチーム
管やバキューム管の継ぎ部分などの周辺の機構や構造が
複雑化し、又段ロールの対数が増えるに従って大型化し
て床面積の占有率が増大するといった問題があった。

「発明が解決しようとする課題」 そこで、本発明は上記事情に鑑み、フルート替えが可能
に段ロールの対数を増加させても、各段ロールに接続す
べきスチーム管やバキューム管の継ぎ部分など周辺の機
構や構造の複雑化を招くことがないことはもとより、段
ロールの対数の増加によっても、大型化せず占有面積が
増加するといったことがないシングルフェーサを提供す
ることを目的とする。

「発明が解決しようとする手段」 本発明は、上記目的を達成するために、段成形をする上
下一対の段ロールと、中芯の段頂にライナーを貼着する
プレスロールとから成るシングルフェーサにおいて、波
形の異なる複数対の段ロールを摺動部材に設けると共に
、該摺動部材をフレームに対し、上記複数対の段ロール
のつち各下段ロールとプレスロールとを適時圧接可能に
直線移動が自在に設けたシングルフェーサを特徴とする
ものである。

「作用」 本発明は、上記手段において、フルートを替える時に、
摺動部材をフレームに対して摺動させて、必要とするフ
ルートに対応する波型の一対の段ロールのうちの下段ロ
ールをプレスロールに圧接させてフルート替えを行うよ
うにしたものである。

「実施例」 以下に、本発明に係るシングルフェーサの一実施例を図
面に基づき説明する。図面において、１はシングルフェ
ーサのフレーム、２は中芯、３はライナー、４はシング
ルフェーサによって製造された片面段ボールシートであ
る。フレーム１の両側壁間には、適数個のプレヒータ５
〜７及びガイドロール８〜１０を回転自在に軸支させで
ある。

ブレヒータ５〜７は、ロール内にスチームを送給するか
、若しくはロール内に電熱ヒータを有して加熱させてい
る。又、フレーム１の両側壁には、一端を支点して揺動
自在な取付はアーム１１．１１を軸支させ、取付はアー
ム１１．１１間にプレスロール１２を回転自在に軸支さ
せる。一方の取付はアーム１１の他端には油圧シリンダ
１３のピストンロッドＬ３ａを連結する。油圧シリンダ
１３はフレーム１に揺動自在に軸支させである。）レー
ム１の両側壁には、ある一定の斜角をもって上下方向に
延びるガイド孔１４．Ｌ４を形成する。

ガイド孔１４．１４内には、板状の摺動部材１５゜１５
をガイド孔Ｌ４．Ｌ４の長手方向に移動可能に嵌入させ
る。ガイド孔１４．１４内で摺動部材１５．１５が摺動
する寛内機構は、ガイド孔１４゜１４の孔縁に凹溝を設
け、一方摺動部材１５．１５に突起を設け、凹溝と突起
とを互いに嵌入させて、摺動部材１５．１５の摺動を案
内させる。上記凹溝と突起との形成形式も互いに係合す
るものであればどのようなものでも可能である。摺動部
材１５．１５は油圧シンリダ３０のピストンロッド３０
ａに連結されている。油圧シリンダ３０はフレーム１に
据え付けられている。上記摺動部材１５．１５間には、
複数対の上段ロール１６．１８と下段ロールＩＬＩ！１
とを回転自在に設ける。

上段ロール１６．１８は、一端を支点として揺動する取
付はアーム２０．２０間に回転自在に軸支させである。

一方の取付はアーム２０の他端には、油圧シンリダ２１
のピストンロッド２１ａを係止自在に設ける。油圧シリ
ンダ２１はフレーム１に揺動自在に軸支させである。上
記各上段ロール１６．１８及び下段ロール１７．１９に
はスチーム源からフレキシブルチューブを介してスチー
ムが送給されるようになっている。一方、上記プレスロ
ール１２にもスチーム源からフレキシブルチューブを介
してスチームが送給されるようになっている。上記各下
段ロール１７．１９に適宜間隔をおいて、周回する吸引
溝２２．２２・・・を適数個設けておき、かつ吸引溝２
２にはダクト状の吸引口２３を配置する。吸引口２３は
、段成形後の中芯２が接しない下段ロール１７．１９の
一例部分に位置させて摺動部材１５．１５に固設する。

一方、対を為す上段ロール１６．１８及び下段ロール１
７．１９のうち何れかが片面段ボールシートを製造すべ
く予め定めた位置に保持されている時に、上記吸引口２
３と接続されるバキューム管２４をフレーム１に設けて
おく、バキエー管２４はバキューム装置に接続されてい
るとは勿論である。バキューム管２４と吸引口２３とは
、フルート替えの時、作業員がボルトで相互間を接続す
るか、若しくはバキューム管２４の継ぎ口２４Ｈの付近
をベローズ状に形成しておき、エアシリンダなどで継ぎ
口２４ａを吸引口２３に圧接させて、吸引口２３とバキ
ューム管２４とを自動的に接続するようにする。一方上
記フレーム１内には糊パン２５、糊付ロール２６及びド
クターロール２７から成るグルーマシン２８を有してい
る。グルーマシン２８は、ガイドレールと該ガイドレー
ル上を走行するローラにより片面段ボールシートを製造
すべき位置にある下段ロール１７．１９に対して接離自
在に配設されている。グルーマシン２８の走行は、油圧
シリンダ２９の駆動で行うようになっている。

油圧シリンダ２９に代えてモータにより自走する形式で
あってもよいことは勿論である。上記プレスロール１２
の回転は、一方の取付はアーム１１に従動ギア３１を設
けておき、プレスロール１２と下段ロール１７．１９と
の圧接方向に取付はアーム１１が揺動した時、従動ギア
３１が原動ギアと噛合するように設ける。父上段ロール
１６．１８、下段ロール１７．１９及びグルーマシン２
８の各ロール２６．２７もチェーンなどの動力伝達機構
を介在させて、摺動若しくは移動によっても回転駆動で
きるようになっている。

尚、図面において、摺動部材１５．１５の上部に配置し
た上段ロール１６及び下段ロール１７はＡフルート用に
してあり、又摺動部材１５．１５の下部に配置した上段
ロール１８及び下段ロール１９はＥフルート用にしであ
る。

上記構成において、まず図面に示す如く、Ａフルートの
片面段ボールシート４を製造しているものとする。この
状態では、摺動部材１５が油圧シリンダ３０によりガイ
ド孔１４の下端に位置している。そして、プレスロール
１２は油圧シリンダ１３によって下段ロール１７に圧接
している。−方、上段ロール１６は油圧シリンダ２１に
よって下段ロール１６と所定の圧力で噛合している。中
芯２は原紙ロールから繰出され、ガイドロール８を経た
後、プレヒータ５で予熱され、次にガイドロール９を介
して上段ロール１６と下段ロール１７との噛合部に送り
出される。ここで上段ロール１６と下段ロール１７とか
らの加熱を受けて、Ａフルートの段成形が行われ、バキ
ューム管２４から吸引口２３を経て吸引溝２２．２２・
・・が吸引されることにより段成形後の中芯２が下段ロ
ール１７の周面に吸着されて型崩れを防止される。次に
グルーマシン２８で中芯２の段頂に糊が転移される。一
方、ライナー３はプレヒータ６．７で予熱された後、プ
レスロール１２と下段ロール１７との圧接部に送り出さ
れ、上記中芯２に貼着された後、Ａフルートの片面段ポ
ールシート４がガイドロール１０を介して外部に繰出さ
れる。

次に、Ｅフルートに変更する場合は、予め中芯２を上段
ロール１６に下段ロール１７との噛合部の前段で切断す
ると共に、油圧シリンダ１３によってプレスロール１２
を下段ロール１７から離間させ、グルーマシン２８も油
圧シリンダ２９により下段ロール１７から離間させる。

父上段ロール１６は油圧シリンダ２１による下段ロール
１７への圧接を停止させると共に、油圧シリンダ２１の
ピストンロッド２１ａと取付はアーム２０の他端との連
結を解離する。この連結の解離は、油圧シリンダ２１の
ピストンロッド２１ａを短縮させると自動的に行われる
形式の他、作業員の手で行ってもよい、その後、油圧シ
リンダ３０により摺動部材１５．１５をガイド孔１４．
１４の上端の位置にまで移動させて保持する。次に油圧
シリンダ１３によりプレスロール１２を下段ロール１９
に圧接させると共に、油圧シリンダ２９によりグルーマ
シン２８を移動させて、糊付ロール２６を下段ロール１
９に接合させる。又、油圧シリンダ２１のピストンロッ
ド２１ａは、作業員の手で若しくはピストンロッド２１
ａの伸長でアーム２ｏの他端に係止させた後、油圧シリ
ンダ２１の駆動で上段ロール１８を下段ロール１９に所
定の圧力で噛合させる。そして中芯２を繰出して中芯２
の始端を上段ロール１８と下段ロール１９との噛合部に
装填し、以後上記と同様に、上段ロール１８と下段ロー
ル１９で中芯２をＥフルートの段成形をし、グルーマシ
ン２８で中芯２０段頂に糊を転移させた後、ライナー３
を中芯２に貼着してＥフルートの片面段ボールシート４
を製造する。

Ｅフルートの片面段ボールシートからＡフルートの片面
段ボールシートに変更するには、同様な手順でプレスロ
ール１２及びグルーマシン２８を摺動部材１５．Ｌ５の
摺動に支障のないように離間させた後、該摺動部材１５
．１５をガイド孔１４．１４の下端の位置にまで移動さ
せれば、上記と同様にフルート替えができる。

尚、本発明は、Ａフルート、Ｅフルートの段ロールの他
に、更に複数対の段ロールをも摺動部材に設けることが
でき、このような場合でも、摺動部材１５．１５及びフ
レームｌが上方に向かって長くなるのみで、床面積が増
大するといったことがない。この時、油圧シリンダ３０
に代えて数値制御されたモータを用いると効果的である
。又油圧シリンダ２１は、各上段ロール１６．１８に対
応した数だけ、予め摺動部材Ｌ５．Ｌ５に設けておくこ
とも可能である。

「発明の効果」 以上の如く、本発明に係るシングルフェーサによれば、
フルート替えが可能に段ロールの対数を増加させても、
各段ロールに接続すべきスチーム管やバキューム管の継
ぎ部分など周辺の機構や構造の複雑化を招くことがなく
、又大型化するといったこともなく占有面積が増大せず
に、小型でしかもフルート替えを自動的に行うのに頗る
好適である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るシングルフェーサの一実施例を示す
構成図である。 ■・・・フレーム　　　　２・・・中芯３・・・ライナ
ー　　　　４・・・片面段ボールシート５〜７・・・プ
レヒータ　８〜１０・・・ガイドロール１１．２０・・
・取付はアーム １２・・・プレスロール １３．２１，２９．３０・・・油圧シリンダ１４・・・
ガイド孔　　　１５・・・摺動部材１６．１８・・・上
段ロール １７．１９・・・下段ロール

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 段成形をする上下一対の段ロールと、中芯の段頂にライ
   ナーを貼着するプレスロールとから成るシングルフェー
   サにおいて、波形の異なる複数対の段ロールを摺動部材
   に設けると共に、該摺動部材をフレームに対して、上記
   複数対の段ロールのうち各下段ロールとプレスロールと
   を適時圧接可能に直線移動が自在に設けたことを特徴と
   するシングルフェーサ。