JPS63115704A - セメント成形体の製造方法 - Google Patents

セメント成形体の製造方法

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JPS63115704A
JPS63115704A JP26343786A JP26343786A JPS63115704A JP S63115704 A JPS63115704 A JP S63115704A JP 26343786 A JP26343786 A JP 26343786A JP 26343786 A JP26343786 A JP 26343786A JP S63115704 A JPS63115704 A JP S63115704A
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cement
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mold
cement mixture
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和夫 下村
藤井 清康
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セメント成形体の製造方法、特に、配線ケー
ブルやコード等の配線密度が高い電算機室、あるいは各
種事務機器が配置される事務室に利用され、複数枚を同
一平面上に密接して連結・固定することにより、床上に
適当なスペ−スをもって形成された浮き床式床材に用い
られるセメント成形体の製造方法に関する。
(従来の技術) オフィスオートメーシ膠ンの進歩に伴い、オフィス内番
こ多数の事sgA器や通信機器が配置される機会が増加
している。そのために、床上に配線や配管が敷設されね
ばならない。この敷設作業をより簡便にするために、床
上に適度のスペースをもって浮き床が架設されることが
行われる。
浮き床を構成する床材としては、従来、アルミニウム合
金、鋼板、石綿セメント等が用いられている。アルミニ
ウム合金や鋼板製の床材は、高強度を有しており、耐久
性に優れているものの、構成された浮き床を歩行すると
、大きな足音が発止する。これに対し、石綿セメント族
の床材では、歩行時の足音は低減されるものの、重いた
め、施行時や施行後の配線替え−こ際し、多大な労力を
要する。しかも石綿セメントは脆く、耐衝撃性に欠ける
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的とするところは、軽量にして耐衝撃性に優れ、しか
も歩行時の足音が低Mされ得るセメント成形体の製造方
法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のセメント成形体の製造方法は、上層に無機軽量
骨材を含有し、下層に補強繊維を含有するセメント成形
体の製造方法に$いて、少な(とも上型と下型の2つの
部分を有し、かついずれか一方の型面に排水用細孔を有
する金型の下型に、無機軽量骨材を含有するセメント配
合物Aを供給する工程、該全域を圧縮して前記セメント
配合物Aを脱水成形する工程、該金型を開き前記セメン
ト配合物Aを下型側番こ残した状態とする工程、核上型
側のセメント配合物Aの向上に補強!a維を含有するセ
メント配合物Bを供給する工程、該金型を圧縮して前記
セメント配合物Aに含有する水分及びセメント配合物B
に含有する水分を同時に前記排水用細孔より脱水し、該
セメント配合物A及びセメント配合物Bを一体に脱水成
形する工程、及び該金型を開き、前記セメント配合物A
とセメント配合物Bの一体に成形された成形分を脱型す
る工程を包含し、そのことにより上記目的が達成される
上記金型は、基本的には下型と上型の2つの部分からな
る金型、また、下型と上型および側面部を形成する枠状
の側面型の3点式の金型等が用いられる。下型詔よび上
型のいずれか一方の型面には無数の排水用細孔が設けら
れている。
この細孔により、成形時において、余剰の水が系外に排
出される。この場合、細孔を真空ポンプに接続し、金型
内を減圧状態とすれば、水の排出が促進される。
本発明のセメント成形体の製造方法では、まず、無機軽
量骨材含有セメント配合物A(一方の層相材料)を金型
の下型に供給し、加圧脱水する。また必要であれば、こ
の時真空ポンプ等で水を排出しつつ加圧する。加圧時の
プレス圧力は、10〜60に9/li、好ましくは20
〜50kq/−に設定される。10kq/−を下まわる
と、得られたセメント成形体の圧密化が不充分になり、
配合物Bを更に上に載せて成形する際、配合物A層の厚
み分布が悪くなり強度が低下する。
eokg/cdを上まわると、下層と上層との接着性が
悪くなり、セメント成形体の強度が低下する。次いで、
金型を開くと、このセメント配合給して、真空ポンプ等
で水を排出しつつ加圧する。こうすることにより、一方
の層と他方の鵬の界面で、この界面を横切る水の流れを
生ぜしめ、水と同時にセメント成分等が流動し、加圧成
形時、この界面での一方のJ−と他方の層との接着性が
向上する。例えば、上型の金型面に脱水用の細孔がある
場合は、セメント配合物人の材料中に含まれる余剰の水
や空気は、加圧圧縮と同時に、セメント配合物Aとセメ
ント配合物Bの界面を横切って、この細孔より排出され
る。
こうして、−万の層・他方の層の材料中に含まれる余剰
の水や空気は、圧縮と同時に排出され、圧密化され成形
される。この結果、一方層と他方層の界面では、その一
方もしくは、両方番ζ多量の補強繊維を含み、かつ一方
の層には軽量骨材を含む配合の異なる材料系が別々に供
給された構成にも拘わらず、上述の如く、界面を横切っ
て移動する余真水と同時にセメント成分等のために、界
面での接着一体化が達成される。プレス圧力は20〜9
0に97ad、好ましくは25〜70にす/dとされる
。20にす/−を下まわると、得られたセメント成形体
の圧密化が不充分になり、強度が低下する。90に9/
cliを上まわると、無機軽量骨材が破壊され、そのた
めに、所望の軽量化が達成しにくい。しかも、無機軽量
骨材による歩行時の足音の低減がしにくい。
一方の層の層厚は、他方の層厚薯こ対し、2〜10倍、
好ましくは3〜9倍蕃こ設定される。2倍を下まわると
、セメント成形体の軽量化が充分達成しにくい。10倍
を上まわると、所望の耐衝撃性が充分得られにくい。
一方の層に含有される無機a麓骨材には、例えば、シラ
スバルーン、ガラスバルーン、抗火石発泡体、黒曜石発
泡体、クレイ発泡体などの中空軽量骨材、パーライト、
パーミキエライト発泡体がある。特に、シラスバルーン
、ガラスバルーン、抗火石発泡体などの中空軽量骨材が
、圧縮成形後のスプリングバックが少ないうえに軽量化
効果が著しいため好ましい。この骨材の直径は約(LO
I〜5II111そして比重は約α05〜L3である。
無機軽量骨材は、七メン1−100重魚重魚対し、3〜
30mmTl6.好ましくは5〜25重麓部型皿囲で含
有される。3重處部を下まわると、セメント成形体の所
望の*!愈性や耐衝撃性が得にくい。30ffij11
部を上まわると、セメント中への骨材の分散か困難とな
るために、得られたセメント成形体の耐衝撃性がかえっ
て低下しやすい。
一方の層にはセメント(ポルトランドセメント)、無機
軽量骨材のほかに、水および、必要に応じて、添加物が
含有される。さらに、有機&!!i1mを配合すれば、
耐衝撃性が向上する。水の鼠は無機@麓骨材の配合量に
応じて;IIIMされ、通常、セメント100重量部に
対し、40〜100重量部、好ましくは42〜80fi
量部である。
例えば、無機軽量骨材として、シラスバルーンを5重社
部含有させれば、水の量は40〜60xmm、シラスバ
ルーンが10重鰍部では50〜80重量部となる。圧縮
成形後には、水の量は23〜30重量部に減少する。添
加済としては、骨材の分散補助流や成形時の流動性改善
剤としてメチルセルロースなどが用いられ、セメント1
00型皿部に対し、0.02〜2重量部が配合される。
有機繊維には、例えば、ビニロン繊維、ポリプロピレン
繊維、ポリエチレン繊維、ナイロン繊維などの合成繊維
や天然有機繊維が用いられる。有機繊維の引張り弾性率
は500Pa以下が好ましい。50 GPaを上まわる
と、セメント成形体の耐衝撃性が低下しやすい。有機繊
維のセメント成形体中での配合量は、0.1〜2重量%
、好ましくはα2〜18重M%とされる。
他方の層に含有される補強繊維には、例えば、カーボン
繊維、石綿繊維、アラミド&t1mがある。
補強繊維は下層のセメント成形体中において、α5〜6
重j196、好ましくは1〜5mj96の割合で含有さ
れる。Q5重鰍%を下まわると、セメント成形体の所望
の耐衝撃性が得られない。
6重ff196を上まわると、セメント中への補強繊維
の分散が困難となるために、得られたセメント成形体の
耐衝撃性がかえって低下しやすい。
他方の層にも、セメント(ポルトランドセメント)、補
強繊維のほかに、砂、フライアッシエなどの骨材、水お
よび添加剤が含有される。
砂、フライアッシエなどの骨材は、必要に応じて用いら
れ、セメント100重麓部に対し、100重量部以下、
好ましくは80重型皿以下の範囲で含有される。100
重濾型金上まわると、得られたセメント成形体の強度が
低下しやすい。水の量は補強繊維の配合量に応じて調整
され、通常、セメント100[fi部に対し、40〜1
00重黴部1好ましくは45〜90重社部である。水は
、セメントの硬化に適音用いられる遣(セメント100
ffi社部に対し約23重量部)以上の垣で配合される
。それにより、配合が均一になされるだけでなく、均一
な圧縮成形も達成され得る。圧縮成形役には、水の嵐は
23〜30重量部に減少する。添加剤としては、上層と
同様に、骨材の分散補強剤や成形時の流動性改善剤とし
てメチルセルロースなどが用イラれ、セメント100重
態部に対し、α02〜2重通部が配合される。
上記有機ahaおよび補強繊維の形状は、通常、チ碧ツ
ブ繊維状とされる。この繊維は1、長さが3〜20鵡、
好ましくは3〜15mで、径が2〜20μmのフィラメ
ントである。長さが20鰭を上まわると、一方の層と他
方の層の界面における強度が低下し、そのために、得ら
れたセメント成形体の強度が低くなりやすい。長さが3
Mを下まわると、これら繊維を含有させても、所望の耐
衝撃性の向上が得に(い。また、引張り弾性率が50 
GPa以上の補強tamを用いるのが好ましい。500
P!lを下まわると、セメント硬化体の引張り弾性率と
近くなり、耐衝撃性の向上が不充分となる。
本発明のセメント成形体の製造方法は、例えば、第1図
(A)〜(G)に示すように、行われる。
成形用金型として、上型1と下型2の2つの部分からな
り、かつ上型1の型面lOに排水用細孔11を有し、下
型2に鋼板を有する金型が用いられる。この金型の下型
2に補強繊維含有セメント配合物3が供給される(第1
図(A))。
このセメント配合物3は、各配合材料をオムニミキサー
で混合して得られる。次いで、上型1と下型2が合わせ
られ、セメント配合物3が圧縮成形される。同時に、排
水用細孔11に接続された吸引管12を介して図外の真
空ポンプにより、セメント配合物3の脱水が行われる(
第1図(B))。上型1を下PJ2から離すと、圧動成
形により得られた成形体4は、下型2に付着する(第1
図(C))。下型2の成形体4上には、さらに無機軽量
骨材含有セメント配合物5が供給される(第1図(D)
)。このセメント配合物5も、各配合材料をオムニミキ
サーで混合して得られる。上型1と下型2が再び合わせ
られ、上記と同様に吸引管12により脱水しつつセメン
ト配合物5が成形体4とともに圧縮成形される(第1図
(E))。上型1を下型2から離すと、2層構造のセメ
ント成形体6が上型1薯こ付着する(第1図(F))。
このセメント成形体6は金型から取り出され(第1図(
G))、図外の賛成装置により一定期間養成される。こ
のようにして、所望のセメント成形体の製品が得られる
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
実施例1 (Al  成形体の調製 一方の層および他方の層の材料として以下の物質を用い
た。金型としては、以下の形状の型を用いた。
(1)  一方の層 ポルトランドセメント   100重怠1シラスバルー
ン(比gcts、径α04〜α08露)       
   io重量部メチルセルロース     0.2重
量部水                     6
01盪部(2) 金型 ポルトランドセメント   100重量部アラミド繊@
(HM−50,長さ6 m 、引張り弾性率71 GP
a 、ティジン社製、下層セメント成形体1濾の12重
量%) 2重量部 メチルセルロース     0.2重量部フライアッシ
ェ      30重量部水            
        55重量部300mX300鱈の成形
体が得られるように加工されている。上型と下型の2つ
の部分からなり、上型には、5+wX5+wに1@の割
合で直径12mの排水用細孔が設けられている。上型の
表面には濾過布が貼着されている。
一方の履用の材料をオムニミキサーで混合した。この混
合物的4.0に9を金型の下型に供給した。30に9/
cIiの圧力でプレス成形した後、金型を開いたところ
、成形体は下型に付着していた。次いで、他方の履用の
材料をオムニミキサーで混合した。この混合物的LOk
gを金型の下型に供給し、上記成形体とともに、50に
9/−の圧力で60秒間脱水プレス成形した。得られた
セメント成形体を、水蒸気雰囲気下、60cで24時間
−次蓑生した後、さらに常温で30日間養生した。成形
体の311mは約&8峠であった。また、成形体の他方
の層の層厚は約5鱈、そして一方の鳩の層厚は約25m
++であった。またOA用浮浮床式床材あって、ll麓
化が求められている市場では、31iJllとして約4
0〜45紳/−以下のものが求められてあり、本実施例
、また、次の比較例では、この重Iを目安に30tsX
30mで、約3.7〜4.0#のものを評価した。
(B)  成形体の評価 内項で得られたセメント成形体の4fiAを、1辺2国
の立方体状の鋼片で支持した。この成形体の中央部に対
し、φ50鰭の円柱状鋼製押圧子により荷重をかけて破
壊荷重を求めた(中央集中荷重試験)。
他方、同様のセメント成形体を、10m厚の砂上に水平
に置き、1mの高さから1 kgの鋼球を自然落下させ
、成形体の破壊状況を観察した(落球試験)。
その結果、中央集中荷重試−による破壊荷重は800A
す、そして落球試験では破壊しなかった。
実施例2 一方の要用材料を5Okry/dの圧力でプレス成形し
たこと以外は、実施例1と同様にして成形体を調製した
。得られた成形体の!!臘は約16に4であった。また
、成形体の他方の1#1の層4は約5同、そして一方の
層の層厚は約24mであった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は800kg、そして落球試験では
破壊しなかった。
実施例3 一方〇層成形体と他方の要用材料とを90勿/c1#の
圧力でプレス成形したこと以外は、実施例1と同様にし
て成形体を調製した。得られた成形体のff1ffiは
約&7#7あった。また、成形体の他方の層の層厚は約
5鱈、そして一方の層の層厚は約24鱈であった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は820に9、そして落球試験では
破壊しなかった。
実施例4 一方の履用材料曇こビニロン繊維(直径13μm。
長さ1G鵡、ユニチカ社製)をlfi量%含有させたこ
と以外は、実施例1と同様にして成形体を調製した。得
られた成形体のmuは約& 8 kt)であった。また
、成形体の他方の層の層厚は約5鱈、−そして一方の層
の層厚は約25鱈であった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は870に9、そして落球試験では
破壊しなかった。
実施例5 他方の要用材料のアラミド1a紬を4.8真一部(他方
の層セメント成形体1崖の3重量%)としたこと以外は
、実施例1と同様にして成形体を調製した。得られた成
形体の1斌は約3.8 kgであった。また、成形体の
他方の層のbeは約56、そして−万の層の層厚は約2
5鱈であった。
得られた成形体を1、実施例1と同様の方法により評価
したところ、破壊荷重は920 kg、そして落球試験
では破壊しなかった。
実施例6 下層用材料のアラミド繊維をIM量部(他方の層セメン
ト成形体Mltのa a *M96 )としたこと以外
は、実施例1と同様にして成形体を調製した。得られた
成形体のff1ffiは約3.81yであった。また、
成形体の他方の層のNIJ厚は約5闘、そして一方の層
の層厚は約25鰭であった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は700kq、そして落球試験では
破壊しなかった。
比較例1 一方の履用材料を80に9/−の圧力でプレス成形した
こと以外は、実施例1と同様にして成形体を調製した。
得られた成形体の重量は約3゜6にすであった。また、
成形体の他方の層の層厚は約5m、そして一方の層の層
厚は約25m+であった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は4 o Okg、そして破壊状況
では、他方の層にまで達するひび割れが認められ、一方
の層と他方の層の界面でクラックが発生した。
比較例2 一方の成形体と他方の履用材料とを15に9/dの圧力
でプレス成形したこと以外は、実施例1と同様にして成
形体を調製した。得られた成形体の重量は約3.9 k
gであった。また、成形体の他方の層の層厚は約5.5
 m s そして一方の層の層厚は約27腸であった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は350 kg、そして破壊状況で
は、成形体に割れが認められ、一方の層と他方の層の界
面でクラックが発生した。
比較例3 上型に設けられた排水用細孔を閉塞して成形したこと以
外は、実施例1と同様にして成形体を調製した。この時
、余剰の水は金型側面のすき間を通って脱水された。得
られた成形体の重量は約&8に9であった。また、成形
体の他方の層の層厚は約5.5 m 、そして一方の層
の層厚は約26鱈であった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は280kq、そして破壊状況では
、成形体に割れが認められ、一方の層と他方の層の界面
でクラックが発生した。
比較例4 アラミドM維を用いなかったこと以外は、実施例1と同
様にして成形体をvI4!l!シた。得られた成形体の
ff1Rは約3.8太りであった。また、成形体の他方
の層の層厚は約5m、そして一方の層の層厚は約25m
であった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は200k(j、そして破壊状況で
は、成形体がバラバラ1こ割れた。
比較例5 アラミド繊維の長さを30鰭としたこと以外は、実施例
1と同様にして成形体を調製した。
得られた成形体の1麓は約3.8 ktJであった。ま
た、成形体の他方の層の層厚は約6鋼、そして一方の層
の層厚は約25Mであった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は280kq1そして破壊状況では
、他方の膚にまで達するひび割れが認められ、一方の層
と他方の層の界面でクラックが発生した。
比較例6 一方の履用材料を用いず、他方の履用材料を約4.5 
kq下型に供給し、5okq/cdの圧力で60秒間脱
水プレス成形して、これを脱型した成形体を得たこと以
外は、実施例1と同様にして成形体を調製した。得られ
た成形体の1!量は約3.9 kqであった。また、成
形体厚みは約21鵡であった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は450句、そして破壊状況では、
他方の層にまで達するひび割れが認められた。
比較例7 他方の履用材料のアラミド繊維を12ifi部(セメン
ト成形体重量の7重量%)としたこと以外は、実施例1
と同様にして成形体を調製した。得られた成形体のM屋
は約3.8 kqであった。また、成形体の他方の層の
層厚は約6.2 m 、そして一方の層の層厚は約25
mであった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は300にす、そして破壊状況では
、他方の層にまで達するひび割れが認められ、−万の層
と他方の鳩の界面でクラックが発生した。
比較例8 他方の胴用材料の水量を35JJi量部とし、他方の脂
用材料の混合物の供給絃を約LIkIiとしたこと以外
は、実施例1と同様にして成形体を調製した。得られた
成形体の重量は約3.8 kgであった。また、成形体
の他方の層の層厚は約51、そして一方の層の層厚は約
265mであった。
得られた成形体を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、破壊荷重は480 kgで、これは他方の層
の厚み分布が悪く、均一な他方の層の構成ができていな
かった。そして破壊状況では、他方の膚にまで達するひ
び割れが認められ、一方の層と他方の層の界面でクラッ
クが発生した。
実施例および比較例から明らかなように、本発明のセメ
ント成形体の製造方法によれば、輪部でかつ耐衝撃性に
優れたセメント成形体が得られる。一方の履用材料を8
0&す/cdの圧力でプレス成形したり、一方の層成形
体と他方の履用材料とを15kq/−の圧力でプレス成
形すれば、セメント成形体の所望の耐衝撃性が拘られな
い。型面に細孔を有しない金型を用いてセメント成形体
を成形すれば、成形時の説水勘側面から行なわれ、一方
の層と他方の〜の界面を移動する水の流れが生ぜず界面
強度のすぐれた成形体にならない。そのために、成形体
の強度が低下する。アラミド繊維を含有しないセメント
成形体や長さが301のアラミド繊維を含有するセメン
ト成形体は、所望の耐衝撃性か得られない。他方の履用
材料のみにより得られた単層構造のセメント成形体は、
40〜45kg/cm2の重量の床パネルにした時、強
度が非常に弱いものとなり、また耐衝撃性にも欠ける。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、無機軽産骨材を含有する
一方の層と補強繊維を含有する他方との21!!構造で
なる軽量にして耐衝撃性に優れたセメント成形体が得ら
れる。このセメント成形体上を歩行しても、大きな足音
は発生しない。
その結果、本発明のセメント成形体の製造方法は、浮き
床を構成する床材の構造に有効に利用され得る。
一面の簡単な説明 第1図(A)〜(G)は、本発明のセメント成形体の製
造方法の一実施例を示す工程図である。
1・・・上型、2・・・下型、21・・・側板、3・・
・強化繊維含有セメント配合物、4・・・成形体、5・
・・無機軽麓骨材含有セメント配合物、51・・・成形
体、6・・・2NV構造のセメント成形体、lO・・・
型面、11・・・排水用細孔、12・・・吸引管。
以  上 出鵬人 積水化学工業株式会社 代表者 讃1) 馨 才10 (Al            tB>       
    ccJTDJ、E)、Fノ ζ4)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一方の層に無機軽量骨材を含有し、他方の層に補強
    繊維を含有する2層構造のセメント成形体の製造方法に
    おいて、少なくとも上型と下型の2つの部分を有し、か
    ついずれか一方の型面に排水用細孔を有する金型の下型
    に、無機軽量骨材を含有するセメント配合物Aを供給す
    る工程、該金型を圧縮して前記セメント配合物Aを脱水
    成形する工程、該金型を開き前記セメント配合物Aを下
    型側に残した状態とする工程、該下型側のセメント配合
    物Aの面上に補強繊維を含有するセメント配合物Bを供
    給する工程、該金型を圧縮して前記セメント配合物Aに
    含有する水分及びセメント配合物Bに含有する水分を同
    時に前記排水用細孔より脱水し、該セメント配合物A及
    びセメント配合物Bを一体に脱水成型する工程、及び該
    金型を開き、前記セメント配合物Aとセメント配合物B
    の一体に成形された成形物を脱型する工程を包含するセ
    メント成形体の製造方法。 2、前記セメント配合物Aの脱水成形が10〜60kg
    /cm^2の圧力でなされる特許請求の範囲第1項記載
    のセメント成形体の製造方法。 3、前記セメント配合物A及びセメント配合物Bの一体
    脱水成形が20〜90kg/cm^2の圧力でなされる
    特許請求の範囲第1項記載のセメント成形体の製造方法
    。 4、前記他方の層に対する一方の層の厚さが2〜10倍
    である特許請求の範囲第1項記載のセメント成形体の製
    造方法。
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