JPS63257606A - セメント成形体の製造方法 - Google Patents

セメント成形体の製造方法

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JPS63257606A
JPS63257606A JP9418987A JP9418987A JPS63257606A JP S63257606 A JPS63257606 A JP S63257606A JP 9418987 A JP9418987 A JP 9418987A JP 9418987 A JP9418987 A JP 9418987A JP S63257606 A JPS63257606 A JP S63257606A
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JP
Japan
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cement
molded body
mold
producing
cement molded
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JP9418987A
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English (en)
Inventor
迫田 博美
草野 邦雄
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセメント成形体の製造方法、特に、住宅のベラ
ンダやバルコニーなどの床を構成するデツキ材として用
いられるセメント成形体の製造方法に関する。
(従来の技術) 住宅のベランダやバルコニーなどの床を構成するデツキ
材には、近年、木製スノコに代わりプラスチック製のデ
ツキ材が使用されている。しかし。
プラスチックは、軽量ではあるものの、可燃性である。
従って、防火性能が要求される住宅デツキ材には好まし
くない。
防火性を有する軽量材料として1石綿繊維を補強材とし
た材料(例えば1石綿セメント板8石綿ケイカル板など
)が提案されている。しかし、この材料は、靭性に欠け
るため、耐荷重性は高いものの、耐衝撃性に欠ける。衝
撃荷重に対して容易に分断、破壊する。しかも1石綿は
発ガン物質として知られており、この材料は人体に対し
て有害である。
このような欠点を解決するには、積層型のセメント成形
体が考えられる。しかし、この成形体は。
製造工程における排水が充分ではなく、眉間の接着性に
欠けるため、耐衝撃性が低い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、そ
の目的とするところは、軽量にして耐衝撃性に優れたセ
メント成形体の製造方法を提供することにある。本発明
の他の目的は2人体に有害でないセメント成形体の製造
方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、無機軽量骨材や強化繊維を含有するセメント
配合物を、排水用細孔を有する金型にて繊維メツシュ材
とともに脱水成形することにより。
軽量にして耐衝撃性に優れたセメント成形体が得られる
。との発明者の知見に基づいて完成された。
本発明のセメント成形体の製造方法は、上層が無機軽量
骨材を含有し、下層が強化繊維を含有し。
かつ該上層と該下層との間に繊維メツシュ材を配置した
3層構造のセメント成形体の製造方法であって、少なく
とも上型と下型の2つの部分からなりかつどちらか一方
の型面に排水用細孔を有する金型の下型に、無機軽量骨
材を含有するセメント配合物を供給する工程、該金型を
圧縮して該無機軽量骨材含有セメント配合物を脱水成形
する工程。
該金型を開き、得られた脱水成形体上に該繊維メソシュ
材を配置する工程、咳下型内に、該強化繊維を含有する
セメント配合物を供給する工程、該金型を圧縮して該強
化繊維含有セメント配合物を脱水成形する工程、および
該金型を開き、無機軽量骨材含有セメントと強化繊維含
有セメントが繊維メソシュ材を介して一体に成形された
成形物を脱型する工程を包含し、そのことにより上記目
的が達成される。
上記金型は、基本的には下型と上型の2つの部分からな
る金型、また、下型と上型および側面部を形成する枠状
の側面型の3点式の金型等が用いられる。下型および上
型のいずれか一方の型面には無数の排水用細孔が設けら
れている。この細孔により、成形時において、余剰の水
が系外に排出される。この場合、細孔を真空ポンプに接
続し。
金型内を減圧状態とすれば、水の排出が促進される。さ
らに、脱水を促進するには、上型および下型の少なくと
も一方に脱水吸着用濾布が設けられてもよい。
本発明のセメント成形体の製造方法では、まず。
無機軽量骨材含有セメント配合物(上層用材料)が金型
の下型に供給され、真空ポンプ等で水を排出しつつ加圧
される。加圧時のプレス圧力は、10〜60 kg /
 cd 、好ましくは20〜50 kg / ell!
に設定される。
10kg/cdを下まわると、得られたセメント成形体
の圧密化が不充分になる。そのために、後工程で繊維メ
ツシュ材および強化繊維含有セメント成形体とともに脱
水成形すれば、上層の層厚にバラツキが生じ2強度が低
下する。60 kg / adを上まわると、上層と下
層との接着性が悪くなり、セメント成形体の強度が低下
する。次いで、金型を開くと。
このセメント配合物の成形体は下型に残っている。
下型のセメント成形体上に、繊維メツシュ材を配置する
。さらに、下型に強化繊維含有セメント配合物(下層用
材料)を供給して、真空ポンプ等で水を排出しつつ加圧
する。こうすることにより。
上層と下層の界面で、この界面を横切る水の流れを生ぜ
しめ、水と同時にセメント成分等が流動し。
加圧成形時、この界面での上層と下層との接着性が向上
する。例えば、上型の金型面に脱水用の細孔がある場合
は、無機軽量骨材含有セメント配合物中に含まれる余剰
の水や空気は、加圧圧縮と同時に、無機軽量骨材含有セ
メント配合物層と強化繊維含有セメント配合物層の界面
を横切って、この細孔より排出される。こうして、上層
・下層の材料中に含まれる余剰の水や空気は、圧縮と同
時に排出され、圧密化され成形される。この結果。
上層と下層の界面では、その一方もしくは両方に多量の
強化繊維を含み、かつ上層には軽量骨材を含む配合の異
なる材料系が別々に供給された構成。
および両層間に繊維メツシュ材が配置された構成にも拘
わらず、上述の如く、界面を横切って移動する余剰水と
同時にセメント成分等のために、界面での接着一体化が
達成される。プレス圧力は20〜100 kg / c
i 、好ましくは30〜70kg/a(とされる。
20kg/c+Jを下まわると、得られたセメント成形
体の圧密化が不充分になり1強度が低下する。100k
g/cdを上まわると、無機軽量骨材が破壊され。
そのために、所望の軽量化が達成しにくい。しかも、無
機軽量骨材による歩行時の足音の低減がしにくい。
上層の層厚は、下層の層厚に対し、3〜10倍。
好ましくは3〜7倍に設定される。3倍を下まわると、
セメント成形体の軽量化が充分達成しにくい。10倍を
上まわると、所望の耐衝撃性が充分得られにくい。上層
の比重は0.5〜1.5の範囲が好ましい。0.5を下
まわると、得られたセメント成形体の耐衝撃性が低下す
る。1.5を上まわると。
セメント成形体の軽量化が達成されない。
上層は、セメント(ポルトランドセメント)および無機
軽量骨材を主体とする。上層に含有される無機軽量骨材
には、独立多孔性の軽量粒体が用いられる。この軽量粒
体は、シラス(火山灰)。
抗火石、黒曜石、真珠岩などの天然ガラス質鉱物1°J を、 tooo〜1200℃にて焼成発泡させることに
より得られる。この軽量粒体は9粒中に微小セルを形成
しており1例えば、シラスから得られるシラスバルーン
、抗火石から得られるネオライト(新島物産社製)、黒
曜石や真珠岩から得られる吸水率100%以下のパーラ
イトがある。この無機軽量骨材の比重は0.7以下、そ
して最大粒径は、得られるセメント成形体の厚さの17
3を越えない長さとされる。この無機軽量骨材は、好ま
しくは、平均粒径100μm以下の微粒骨材および平均
粒径300μm以上の粗骨材を含有する。無機軽量骨材
は。
セメント100重量部に対し、5〜500重量部、好ま
しくは10−100重量部の範囲で含有される。5重量
部を下まわると、セメント成形体の所望の軽量性や耐衝
撃性が得にくい。500重量部を上まわると、セメント
中への骨材の分散が困難となるために、得られたセメン
ト成形体の耐衝撃性がかえって低下しやすい。
上層には、セメント(ポルトランドセメント)。
無機軽量骨材のほかに、水および、必要に応じて。
添加剤が含有される。さらに、有機繊維を配合すれば、
耐衝撃性が向上する。水の量は無機軽量骨材の配合量に
応じて調整され2通常、セメン目00重量部に対し、4
0〜200重量部、好ましくは50〜100重量部であ
る。添加剤としては、骨材の分散補助剤や流動性改善剤
としてメチルセルロースなどが用いられ、セメント10
0重量部に対し、 0.02〜2重量部が配合される。
有機繊維には9例えば。
ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維
、ナイロン繊維などの合成繊維やパルプ繊維が用いられ
る。上層のセメント成形体中での有機繊維の配合量は、
2.0重量%以下、好ましくは0.5〜1.5重量%の
範囲とされる。2.0重量%を上まわると、有機繊維の
弾性が大きくなるため。
セメント成形体の製造において、脱水プレス成形の脱型
時に成形体が崩壊するおそれがある。有機繊維の形状に
は、径が30μm以下のモノフィラメントを長さ20+
n以下にカットしたタイプ、またはフィラメントを集束
して得られる。繊維長3〜20鶴のチョップストランド
がある。長さが20鶴を上まわると、上層と下層の界面
における強度が低下し、そのために、得られたセメント
成形体の強度が低くなりやすい。長さが3flを下まわ
ると、これら繊維を含有させても、所望の耐衝撃性の向
上が得にくい。繊維長は15n以下がより好ましい。
下層は、セメント(ポルトランドセメント)および強化
繊維を主体とする。下層に含有される強化繊維には、引
張り弾性率が3000 kg / ++n ”以上の繊
維が用いられ1例えば、アラミド繊維、ビニロン繊維、
カーボン繊維がある0強化繊維は下層のセメント成形体
中において、6重量%以下、好ましくは5重量%以下の
割合で含有される。6重量%を上まわると、セメント中
への強化繊維の分散が困難となるために、得られたセメ
ント成形体の耐衝撃性がかえって低下しやすい。強化繊
維の形状は、径30μ請以下のフィラメントを500本
以上集束したストランドを、さらに3〜15mmの長さ
にカットしたチョップストランドとされる。
下層にも、セメント(ポルトランドセメント)。
強化繊維のほかに、砂、フライアッシュなどの骨材、水
および添加剤が含有される。
砂、フライアッシュなどの骨材は、必要に応じて用いら
れ、セメン) 100重量部に対し、  100重量部
以下、好ましくは60重置部以下の範囲で含をされる。
100重量部を上まわると、得られたセメント成形体の
強度が低下しやすい。水の量は強化繊維の配合量に応じ
て調整され9通常、セメントioo重量部に対’L、 
30〜100重量部、好ましくは40〜70重量部であ
る。添加剤としては、骨材の分散補助剤や成形時の流動
性改善剤としてメチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロースなどのセルロース誘導体などが用いられ、セメ
ント100重量部に対し、0.1〜2重量部が配合され
る。
繊維メツシュ材は、上層と下層の界面に配置され、得ら
れたセメント成形体の強度、耐衝撃性を向上させるため
に用いられる。この繊維メソシュ材は、アラミド繊維、
ビニロン繊維、カーボン繊維などの強化繊維を径20μ
m以下のフィラメントとし、これを集束してストランド
を形成した後。
さらにストランド同士を縦横に交差し交差部を接着また
は融着させて得られる。この繊維メツシュ材の目開きは
、3〜30fl、好ましくは5〜15龍の範囲とされる
。311を下まわると、上層と下層とが繊維メソシュ材
により遮断され、充分な層間強度が得られない。30龍
を上まわると、繊維メツシュ材による耐衝撃性の向上が
なされない。
本発明のセメント成形体の製造方法は1例えば。
第1図(A)〜(G)に示すように2行われる。
成形用金型100として、上型1と下型202つの部分
からなり、かつ上型1の型面10に排水用細孔11を有
する金型が用いられる。この金型100の下型2に無機
軽量骨材含有セメント配合物3が供給される(第1図(
A))。このセメント配合物3は、各配合材料をオムニ
ミキサーで混合して得られる。次いで、上型1と下型2
が合わせられ、セメント配合物3が圧縮成形される。同
時に、排水用細孔11に接続された吸引管12を介して
図外の真空ポンプにより、セメント配合物3の脱水が行
われる(第1図(B))。上型1を下型2から離し。
下型2に付着した上層成形体4上に、繊維メツシュ材5
が配置される(第1図(C))。下型2には。
さらに強化繊維含有セメント配合物6が供給される(第
1図(D))。このセメント配合物6も、各配合材料を
オムニミキサーで混合して得られる。
上型1と下型2が再び合わせられ、上記と同様に吸引管
12により脱水しつつセメント配合物6が繊維メツシュ
材を介して下層成形体4とともに圧縮成形される(第1
図(E))。上型1を下型2から離すと、2層構造のセ
メント成形体7が上型1に付着する(第1図(F))。
このセメント成形体7は金型100から取り出され(第
1図(G) ) 、図外の養生装置により一定期間養生
される。このようにして、所望のセメント成形体の製品
が得られる。
このように得られたセメント成形体7は2例えば、第2
図に示すように、無機軽量骨材を含有する上層702強
化繊維を含有する下7171.および上層70と下層7
1との間に配置された繊維メツシュ材層72から構成さ
れる。
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
実施■上 (A)成形体の調製 上層、下層および繊維メツシュ材の材料として以下の物
質を用いた。金型としては、以下の形状の型を用いた。
(11上層 ポルトランドセメント      100重量部フライ
アッシュ         40重量部シラスバルーン
(比重0.2.平均粒径50μ111)10重量部 メチルセルロース        0.2重量部水  
             60重量部(2)下層 ポルトランドセメント      100重量部フライ
アッシュ         20重量部アラミド繊維(
テクノーラl(M−50,長さ6皿。
引張り弾性率7,100kg/mm” 、ティジン社製
下層のセメント成形体重量の1.2重量%)2重量部 メチルセルロース        0.2重量部水  
             45重量部(3)繊維メツ
シュ材 ビニロン アトヒープv−t810(クラレ社製)繊維
径      14.2μm  (1,8d)集束数 
     1000本(1800d)縦横の目開き  
 10mm (1800d X 1800 d )14
寸け      40g/rrr (4)金型 300mX 300mの成形体が得られるように加工さ
れている。上型と下型の2つの部分からなり。
下型には、5mmX511に1個の割合で直径1.21
mの排水用細孔が設けられている。下型の表面には濾過
布が貼着されている。
上層用の材料をオムニミキサーで約5分間混合した。こ
の混合物約1.8kgを金型の下型に供給した。20k
g/cdの圧力でプレス成形した後、金型を開いたとこ
ろ、成形体は上型に付着していた。次いで、下層用の材
料をオムニミキサーで混合した。
この混合物約1 、0 kgを金型の下型に供給し、そ
の上に繊維メツシュ材(ビニロン アトヒープV−18
10)を配置した後、上記成形体とともに、 50kg
/cm2の圧力で60秒間脱水プレス成形した。成形時
の減圧度は約70(lnHgであった。得られたセメン
ト成形体を、水蒸気雰囲気下、60℃で24時間−次養
生した後、さらに常温で30日間養生した。成形体の重
量は約2.52kgであり、比重は1.4であった。
また、成形体の下層の層厚は約5mm、そして上層の層
厚は約15龍であった。
(B)成形体の評価 (A)で得られたセメント成形体を、スパン間隔25c
mの鋼製根太上に水平に配置し、2mの高さから1 k
gの鋼球を落下させて破壊状態を観察した。
また、このセメント成形体(300mmX 300mm
)を巾40削に切断し、スパン間隔200nにて曲げ破
壊テストを行って曲げ強度を求めた。その結果、落球試
験ではセメント成形体には異常が認められなかった。曲
げ強度は200 kg / cnlであった。これらの
結果を下表に示す。
実施11 アラミド繊維に代えてカーボン繊維(PAN系。
径9μm、長さ12鶴、東邦レーヨン社製)を用いたこ
と以外は、実施例1と同様にしてセメント成形体を作製
した。セメント成形体の全体の厚さは201mであり、
上層の層厚は151mであった。成形体の重量は2.5
2kgであり、比重は1.4であった。このセメント成
形体を実施例1と同様の方法により評価したところ、落
球試験では異常がなく2曲げ強度は195kg/co!
であった。これらの結果を下表に示す。
実施■1 アラミド繊維に代えてビニロン繊維(径14.2μm。
長さ6鶴、クラレ社製)を用いたこと以外は、実施例1
と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは20m1であり、上層の
層厚は15鶴であった。成形体の重量は2.52kgで
あり、比重は1.4であった。このセメント成形体を実
施例1と同様の方法により評価したところ。
落球試験では異常がなく9曲げ強度は160 kg /
 cniであった。これらの結果を下表に示す。
実施■↓ 繊維メソシュ材として、ビニロンV −1800−2(
ユニチカ社製)を用いたこと以外は、実施例1と同様に
してセメント成形体を作製した。セメント成形体の全体
の厚さは20鶴であり、上層の層厚は15flであった
。成形体の重量は2.52kgであり。
比重は1.4であった。このセメント成形体を実施例1
と同様の方法により評価したところ、落球試験では異常
がなく2曲げ強度は165kg/cnであった。これら
の結果を下表に示す。
夫止IL 繊維メツシュ材として、アラミドメツシュ材HM−10
10(ティジン社製)を用いたこと以外は、実施例1と
同様にしてセメント成形体を作製した。セメント成形体
の全体の厚さは201mであり、上層の層厚は15龍で
あった。成形体の重量は2.52kgであり、比重は1
.4であった。このセメント成形体を実施例1と同様の
方法により評価したところ、落球試験では異常がなく2
曲げ強度は180kg/cdであった。これらの結果を
下表に示す。
夫斑拠工 繊維メツシュ材として、  PAN系カーボンメツシュ
材C−1010(クラボウ社製)を用いたこと以外は、
実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した。セメ
ント成形体の全体の厚さは201鳳であり。
上層の層厚は15龍であった。成形体の重量は2.52
kgであり、比重は1.4であった。このセメント成形
体を実施例1と同様の方法により評価したところ、落球
試験では異常がなく9曲げ強度は180kg/−であっ
た。これらの結果を下表に示す。
ス星■1 繊維メツシュ材としてアラミドメツシュ材HM−101
0(ティジン社製)を用い、無機軽量骨材として、平均
粒径40μmのシラスバルーンに代えて。
平均粒径50μmのシラスバルーン10重量部および平
均粒径0.5〜3鶴のネオライト(抗火石を原料とした
焼成発泡粒の軽量骨材、新島物産社製)50重量部を用
いたこと以外は、実施例1と同様にしてセメント成形体
を作製した。ただし水の量は70重量部とした。セメン
ト成形体の全体の厚さは23龍であり、上層の層厚は1
8m1であった。成形体の重量は2.48kgであり、
比重は1.2であった。このセメント成形体を実施例1
と同様の方法により評価したところ、落球試験では異常
がな(1曲げ強度は165 kg / cjであった。
これらの結果を下表に示す。
次jl生影 繊維メソシュ材としてアラミドメツシュ材HM−101
0(ティジン社製)を用い、無機軽量骨材として、平均
粒径40μmのシラスバルーンに代えて。
平均粒径100μ僧の非吸水性パーライト(宇部興産社
製)を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてセメン
ト成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは2
11mであり、上層の層厚は16酊であった。成形体の
重量は2.84kgであり、比重は1.5であった。こ
のセメント成形体を実施例1と同様の方法により評価し
たところ、落球試験では異常がなく2曲げ強度は180
kg/aJであった。これらの結果を下表に示す。
夫搭桝工 上層用材料にビニロン繊維(径14.2μm、長さ6鶴
)を2重量部添加したこと以外は、実施例7と同様にし
てセメント成形体を作製した。セメント成形体の全体の
厚さは23mで威り、上層の層厚は113nであった。
成形体の重量は2.48kgであり。
比重は1.2であった。このセメント成形体を実施例1
と同様の方法により評価したところ、落球試験では異常
がなく9曲げ強度は185kg/cfflであった。こ
れらの結果を下表に示す。
北校医よ 金型として、排水用細孔を有しない金型を用いたこと以
外は、実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した
。セメント成形体の全体の厚さは21酊であり、上層の
層厚は16鶴であった。成形体の重量は2.46kgで
あり、比重は1.3であった。このセメント成形体を実
施例1と同様の方法により評価したところ、落球試験で
はクランクが発生し。
曲げ強度は120kg/adであった。これらの結果を
下表に示す。
止較貫1 上層用材料にシラスバルーン(無機軽量骨材)を含有さ
せなかったこと以外は、実施例1と同様にしてセメント
成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは13
鶴であり、上層の層厚は9 mmであった。成形体の重
量は2.20kgであり、比重は1.9であった。この
セメント成形体を実施例1と同様の方法により評価した
ところ、落球試験ではクランクが発生し1曲げ強度は1
50kg/cjであった。これらの結果を下表に示す。
止較貫主 下層用材料のアラミド繊維の長さを30鶴としたこと以
外は、実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した
。セメント成形体の全体の厚さは21酊であり、上層の
層厚は16Nであった。成形体の重量は2 、5 kg
であり、比重は1.3であった。このセメント成形体を
実施例1と同様の方法により評価したところ、落球試験
では割れが発生し9曲げ強度は70kg/cjであった
。これらの結果を下表に示す。
ル較貫↓ 下層用材料のアラミド繊維および上層に添加するビニロ
ン繊維の長さを30龍としたこと以外は。
実施例9と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは21mであり、上層の層
厚は16 m層であった。成形体の重量は2.5kgで
あり、比重は1.3であった。このセメント成形体を実
施例1と同様の方法により評価したところ。
落球試験では割れが発生し1曲げ強度は30kg/c+
dであった。これらの結果を下表に示す。
止較■工 下層用材料のアラミド繊維の量を8重量部としたこと以
外は、実施例1と同様にしてセメント成形体を作製した
ものの、繊維の分散が悪く、混練時間を延長したが、逆
にファイバーボールができて使用できなかった。
比較■工 上層用材料を用いず、実施例1の配合の下層用材料をオ
ムニミキサーで混合した後、この混合物約2.5瞳を実
施例1の金型の下型に供給した。これを50kg/cm
2の圧力で60秒間脱水プレス成形したこと以外は、実
施例1と同様にしてセメント成形体を作製した。成形体
の重量は2.0kgであり、比重は2.0であった。こ
のセメント成形体を実施例1と同様の方法により評価し
たところ、落球試験では割れが発生し1曲げ強度は20
0kg/cnlであった。これらの結果を下表に示す。
止較■工 繊維メツシュ材を配置しなかったこと以外は。
実施例工と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは20+nであり、上層の
層厚は15nであった。成形体の重量は2.5kgであ
り、比重は1.4であった。このセメント成形体を実施
例1と同様の方法により評価したところ。
落球試験では分断割れが発生し2曲げ強度は110kg
 / cIaであった。これらの結果を下表に示す。
実施例および比較例から明らかなように9本発明のセメ
ント成形体は、軽量にして耐衝撃性に優れている0曲げ
強度の値も高い。キャビテイ面に排水用細孔のない金型
を用いてセメント成形体を成形すれば、成形時の脱水が
困難である。そのために、上層と下層の界面に水や空気
が残留し、成形体の強度が低下する。上層と下層の間に
繊維メツシュ材の配置されていないセメント成形体は。
落球試験にてクランクや分断割れが発生し、耐衝撃性に
欠ける。無機軽量骨材を含有しないセメント成形体9強
化繊維および有機繊維の長さが30mmのセメント成形
体、および強化繊維の含有量が8重量%(下層セメント
成形体の全重量に対し)のセメント成形体は、°いずれ
も、耐衝撃性に欠けるうえに9曲げ強度の値も低い。下
層用材料のみを用いて形成されたセメント成形体は1曲
げ強度の値は高いものの、軽量化が不充分である。落球
試験にて割れが発生し、耐衝撃性にも欠ける。
(以下余白) (発明の効果) 本発明によれば、このように、無機軽量骨材を含有する
セメント、および強化繊維を含有するセメントが、排水
用細孔を有する金型にて繊維メツシュ材とともに脱水成
形されるため、軽量にして耐衝撃性に優れたセメント成
形体が得られる。この成形体は1人体に対して無害でも
ある。その結果、このようなセメント成形体は9例えば
、住宅のベランダやバルコニーなどの床を構成するデツ
キ材に好適に用いられる。
4、 ス  の  ′ な蕾゛■ 第1図(A)〜(G)は1本発明のセメント成形体の製
造方法の一実施例を示す工程図、第2図は第1図の工程
により得られたセメント成形体の斜視図である。
1・・・上型、2・・・下型、3・・・無機軽量骨材含
有セメント配合物、4・・・上層成形体、5・・・繊維
メツシュ材、6・・・強化繊維含有セメント配合物、7
・・・3層構造のセメント成形体、 10・・・型面、
 11・・・排水用 □細孔、12・・・吸引管、  
100・・・成形用金型、70・・・無機軽量骨材含有
セメント成形体、71・・・強化繊維含有セメント成形
体、72・・・繊維メツシュ材層。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上層が無機軽量骨材を含有し、下層が強化繊維を含
    有し、かつ該上層と該下層との間に繊維メッシュ材を配
    置した3層構造のセメント成形体の製造方法であって、 少なくとも上型と下型の2つの部分からなりかつどちら
    か一方の型面に排水用細孔を有する金型の下型に、無機
    軽量骨材を含有するセメント配合物を供給する工程、 該金型を圧縮して該無機軽量骨材含有セメント配合物を
    脱水成形する工程、 該金型を開き、得られた脱水成形体上に該繊維メッシュ
    材を配置する工程、 該下型内に、該強化繊維を含有するセメント配合物を供
    給する工程、 該金型を圧縮して該強化繊維含有セメント配合物を脱水
    成形する工程、および 該金型を開き、無機軽量骨材含有セメントと強化繊維含
    有セメントが繊維メッシュ材を介して一体に成形された
    成形物を脱型する工程、 を包含するセメント成形体の製造方法。 2、前記上型および下型の少なくとも一方に脱水吸着用
    濾布が設けられた特許請求の範囲第1項に記載のセメン
    ト成形体の製造方法。 3、前記無機軽量骨材含有セメント配合物の脱水成形が
    、10〜60kg/cm^2の圧力でなされる特許請求
    の範囲第1項に記載のセメント成形体の製造方法。 4、前記強化繊維含有セメント配合物の脱水成形が、2
    0〜100kg/cm^2の圧力でなされる特許請求の
    範囲第1項に記載のセメント成形体の製造方法。 5、前記下層の層厚に対する前記上層の層厚が、3〜1
    0倍である特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形
    体の製造方法。 6、前記無機軽量骨材が、シラス、抗火石、黒曜石、真
    珠岩などの天然ガラス質鉱物から得られる特許請求の範
    囲第1項に記載のセメント成形体の製造方法。 7、前記強化繊維の引張り弾性率が3000kg/mm
    ^2以上である特許請求の範囲第1項に記載のセメント
    成形体の製造方法。 8、前記強化繊維が、アラミド繊維、ビニロン繊維およ
    びカーボン繊維のうちの少なくとも一種である特許請求
    の範囲第1項に記載のセメント成形体の製造方法。 9、前記繊維メッシュ材の引張り弾性率が3000kg
    /mm^2以上である特許請求の範囲第1項に記載のセ
    メント成形体の製造方法。 10、前記繊維メッシュ材が、アラミド繊維、ビニロン
    繊維およびカーボン繊維のうちの少なくとも一種から構
    成された特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体
    の製造方法。 11、前記上層の比重が0.5〜1.5の範囲である特
    許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体の製造方法
    。 12、前記無機軽量骨材が、前記上層にて、セメント1
    00重量部に対し、5〜500重量部の範囲で含有され
    た特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体の製造
    方法。 13、前記強化繊維が、前記下層にて、6重量%以下の
    範囲で含有された特許請求の範囲第1項に記載のセメン
    ト成形体の製造方法。 14、前記強化繊維の長さが3〜20mmの範囲である
    特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体の製造方
    法。 15、前記無機軽量骨材が、平均粒径100μm以下の
    微粒骨材および平均粒径300μm以上の粗骨材を含有
    する特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体の製
    造方法。 16、前記上層に有機繊維を含有する特許請求の範囲第
    1項に記載のセメント成形体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04219206A (ja) * 1991-03-29 1992-08-10 Ngk Insulators Ltd 細孔付セラミックの製造方法
WO2007096083A1 (de) * 2006-02-21 2007-08-30 Luccon Lichtbeton Gmbh Herstellung von formsteinen mit fasern

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