JPS63257631A - セメント成形体 - Google Patents

セメント成形体

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JPS63257631A
JPS63257631A JP9419087A JP9419087A JPS63257631A JP S63257631 A JPS63257631 A JP S63257631A JP 9419087 A JP9419087 A JP 9419087A JP 9419087 A JP9419087 A JP 9419087A JP S63257631 A JPS63257631 A JP S63257631A
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JP
Japan
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cement molded
cement
molded article
article according
weight
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Application number
JP9419087A
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English (en)
Inventor
迫田 博美
草野 邦雄
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセメント成形体、特に、住宅のベランダやバル
コニーなどの床を構成するデツキ材として用いられるセ
メント成形体に関する。
(従来の技術) 住宅のベランダやバルコニーなどの床を構成するデツキ
材には、近年、木製スノコに代わりプラスチック製のデ
ツキ材が使用されている。しかし。
プラスチックは、軽量ではあるものの、可燃性である。
従って、防火性能が要求される住宅デツキ材には好まし
くない。
防火性を有する材料として2石綿繊維を補強材とした材
料(例えば2石綿セメント板3石綿ケイカル板など)が
提案されている。し7かし、この材料は、靭性に欠ける
ため、耐荷重性は高いものの。
耐衝撃性に欠ける。衝撃荷重に対して容易に分断。
破壊する。しかも2石綿は発ガン物質として知られてお
り、この材料は人体に対して有害である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、そ
の目的とするところは、軽量にして耐衝撃性に優れたセ
メント成形体を提供することにある。本発明の他の目的
は1人体に有害でないセメント成形体を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のセメント成形体は、上層が無機軽量骨材を含有
し、かつ下層が強化繊維およびバルブを含有するセメン
ト成形体であって、該下層内に繊維メソシュ材を配置し
てなり、そのことにより上記目的が達成される。
上層の層厚は、下層の層厚に対し、3〜7倍。
好ましくは3〜7倍に設定される。3倍を下まわると、
セメント成形体の軽量化が充分達成しにくい。7倍を上
まわると、所望の耐衝撃性が充分得られにくい。上層の
比重は0.5〜1.5の範囲が好ましい。0.5を下ま
わると、得られたセメント成形体の耐衝撃性が低下する
。1.5を上まわると。
セメント成形体の軽量化が達成されない。
上層は、セメント(ポルトランドセメント)および無機
軽量骨材を主体とする。上層に含有される無機軽量骨材
には、独立多孔性の軽量粒体が用いられる。この軽量粒
体は、シラス(火山灰)。
抗火石、黒曜石、真珠岩などの天然ガラス質鉱物を、 
1000〜1200℃にて焼成発泡させることにより得
られる。この軽量粒体は1粒中に微小セルを形成してお
り9例えば、シラスから得られるシラスバルーン、抗火
石から得られるネオライト(新島物産社製)、黒曜石や
真珠岩から得られる吸水率・100%以下のパーライト
がある。この無機軽量骨材の比重は0.7以下、そして
最大粒径は、得られるセメント成形体の厚さの1/3を
越えない長さとされる。この無機軽量骨材は、好ましく
は、平均粒径100μm以下の微粒骨材および平均粒径
300μm以上の粗骨材を含有する。無機軽量骨材は。
セメント100重量部に対し、5〜500.tiffi
部、好ましくは10〜100重量部の範囲で含有される
。5重量部を下まわると、セメント成形体の所望の軽量
性や耐衝撃性が得にくい。500重量部を上まわると、
セメント中への骨材の分散が困難となるために、得られ
たセメント成形体の耐衝撃性がかえって低下しやすい。
上層には、セメント(ポルトランドセメント)。
無機軽量骨材のほかに、水および、必要に応じて。
添加剤が含有される。さらに2有機繊維を配合すれば、
耐衝撃性が向上する。水の量は無機軽量骨材の配合量に
応じて調整され9通常、セメント100重量部に対し、
40〜200重量部、好ましくは50〜100重量部で
ある。添加剤としては、骨材の分散補助剤や流動性改善
剤としてメチルセルロースなどが用いられ、セメント1
00重量部に対し、 0.02〜2重量部が配合される
。有機繊維には9例えば。
ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維
、ナイロン繊維などの合成繊維やパルプ繊維が用いられ
る。有機繊維の上層のセメント成形体中での配合量は、
2.0重量%以下、好ましくは0.5〜1.5重量%の
範囲とされる。2.0重量%を上まわると、有機繊維の
弾性が大きくなるため。
セメント成形体の製造において、脱水プレス成形の脱型
時に成形体が崩壊するおそれがある。有機繊維の形状に
は、径が30μm以下のモノフィラメントを長さ20鰭
以下にカットしたタイプ、またはフィラメントを集束し
て得られる。繊維長3〜20鶴のチョップストランドが
ある。長さが2On+を上まわると、上層と下層の界面
における強度が低下し、そのために、得られたセメント
成形体の強度が低くなりやすい。長さが3Nを下まわる
と、これら繊維を含有させても、所望の耐衝撃性の向上
が得にくい。繊維長は15w以下がより好ましい。
下層は、セメント(ポルトランドセメント)。
強化繊維およびパルプを主体とし、さらに繊維メツシュ
材を含む。下層に含有される強化繊維には。
引張り弾性率が3000 ksr / m ”以上の繊
維が用いられ9例えば、アラミド繊維、ビニロン繊維、
カーボン繊維がある。強化繊維は、下層のセメント成形
体中において、6重量%以下、好ましくは5重量%以下
の割合で含有される。6重量%を上まわると、セメント
中への強化繊維の分散が困難となるために、得られたセ
メント成形体の耐衝撃性がかえって低下しやすい。強化
繊維の形状は、径30μm以下のフィラメントを500
本以上集束したストランドを、さらに3〜15mmの長
さにカットしたチョップストランドとされる。パルプに
は9段ボールを再生して得られる再生パルプ、古新聞、
雑誌などを再生して得られる古紙パルプが用いられる。
パルプは、セメント成形体の脱水プレス成形において、
セメントや無機軽量骨材が排水中に流出するのを防ぐた
めに含有される。パルプは、上層にて、セメント100
重量部に対し、1〜20重量部、好ましくは、1〜10
重量部の範囲で含有される。1重量部を下まわると、セ
メントや無機軽量骨材が排水中に混入する。20重量部
を上まわると、セメント中へのパルプの分散が困難とな
るため、得られたセメント成形体の耐衝撃性が低下する
下層にも、セメント(ポルトランドセメント)。
強化繊維のほかに、砂、フライアッシュなどの骨材、水
および添加剤が含有される。
砂、フライアッシュなどの骨材は、必要に応じて用いら
れ、セメント100重量部に対し、100重量部以下、
好ましくは60重量部以下の範囲で含有される。100
重量部を上まわると、得られたセメント成形体の強度が
低下しやすい。水の量は強化繊維の配合量に応じて調整
され2通常、セメント100重量部に対し、30〜10
0重量部、好ましくは40〜70重量部である。添加剤
としては、骨材の分散補助剤や成形時の流動性改善剤と
してメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースな
どのセルロース誘導体などが用いられ、セメント100
重量部に対し、0.1〜2重量部が配合される。
繊維メツシュ材は、下層内に配置され、得られたセメン
ト成形体の強度、耐衝撃性を向上させるために用いられ
る。この繊維メツシュ材は、アラミド繊維、ビニロン繊
維、カーボン繊維などの強化繊維を径20μ■以下のフ
ィラメントとし、これを集束してストランドを形成した
後、さらにストランド同士を縦横に交差し交差部を接着
または融着させて得られる。この繊維メツシュ材の目開
きは、3〜30fl、好ましくは5〜15mの範囲とさ
れる。3龍を下まわると、下層内が繊維メツシュ材によ
り2層に分離され、充分な層内強度が得られない。30
mmを上まわると、繊維メツシュ材による耐衝撃性の向
上がなされない。
本発明のセメント成形体は9例えば、第1図に示すよう
に、無機軽量骨材を含有する上層19強化繊維およびパ
ルプを含有する下層2.および下層2内に配置された繊
維メツシュ材3から構成される。上層l、上下層および
繊維メツシュ材3は。
排水用細孔を有する金型にて一体的に形成される。
本発明のセメント成形体は、脱水プレス成形により得ら
れる。脱水プレス成形では、基本的には下型と上型の2
つの部分からなる金型、また、下型と上型および側面部
を形成する枠状の側面型の3点式の金型等が用いられる
。上型の型面には多数の排水用細孔が設けられている。
この細孔により、成形時において、余剰の水が系外に排
出される。この場合、細孔を真空ポンプに接続し、金型
内を減圧状態とすれば、水の排出が促進される。
上層および下層を形成するための材料が、下層内に配置
された繊維メツシュ材とともに金型内に充填され、真空
ポンプ等で水を排出しつつ加圧される。こうすることに
より、上層と下層の界面および下層内の繊維メッシニ材
配置部で、この界面を横切る水の流れを生ぜしめ、水と
同時にセメント成分等が流動し、この界面での上層と下
層、および繊維メツシュ材を介した下層内の接着性が向
上する。上型の金型面にある脱水用の細孔により。
下層側の材料中に含まれる余剰の水や空気は、加圧圧縮
と同時に、上層と下層の界面、および下層内の繊維メツ
シュ材配置部を横切って、この細孔より排出される。こ
うして、上層・下層の材料中に含まれる余剰の水や空気
は、圧縮と同時に排出され、圧密化され成形される。こ
の結果、上層と下層の界面では、その一方もしくは両方
に多量の強化繊維を含み、下層にはパルプをそして上層
には軽量骨材を含む配合の異なる材料系が別々に供給さ
れた構成にも拘わらず、上述の如(、界面や繊維メツシ
ュ材配置部を横切って移動する余剰水と同時にセメント
成分等のために、界面および下層内での接着一体化が達
成される。しかも、排水中にセメントや無機軽量骨材が
混入しにくい。プレス圧力は20〜100kg/cn1
.好ましくは30〜70 kg / crAとされる。
20kg/cfflを下まわると、得られたセメント成
形体の圧密化が不充分になり1強度が低下しやすい。1
00kg/−を上まわると、上層の無機軽量骨材が破壊
され、そのために、所望の軽量化が達成しにくい。しか
も、無機軽量骨材による歩行時の足音の低減が得られに
(い。
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
裏隻炭上 (A)成形体の調製 上層、下層および繊維メツシュ材の材料として以下の物
質を用いた。金型としては、以下の形状の型を用いた。
(11上層 ポルトランドセメント      100重量部フライ
アッシュ         30重量部シラスバルーン
(比重0.2.平均粒径50μm)5重量部 メチルセルロース       0.2重量部水   
            60重量部(2)下層 ポルトランドセメント      100重量部フライ
アッシュ         20重量部アラミド繊維(
テクノ−98M−50,長さ6m。
引張り弾性率7 + 100 kg / fi2.ティ
ジン社製。
下層のセメント成形体重量の1.2重量%)2重量部 パルプBKP (富裕パルプ) 、   2重量部メチ
ルセルロース       0.2重量部水     
           45重量部(3)繊維メツシュ
材 ビニロン アトヒープV−1810(クラレ社製)繊維
径      14.2μm(1,8d)集束数   
   1000本(1800d)縦横の目開き   1
(In (1800d x 1800 d )目(寸け
      40g/rrr (4)金型 300mX 300mの成形体が得られるように加工さ
れている。上型と下型の2つの部分からなり。
上型には、5mmX5n+に1個の割合で直径1.2f
lの排水用細孔が設けられている。上型の表面には濾過
布が貼着されている。
上層用の材料をオムニミキサーで約5分間混合した。こ
の混合物約2 、0 kgを金型の下型に供給した。2
0kg/adの圧力でプレス成形した後、金型を開いた
ところ、成形体は下型に付着していた。次いで、下層用
の材料をオムニミキサーで混合した。
この混合物約0.45 kgを金型の下型の上記成形体
上に供給し、ヘラで適当にレベリングした後、その上に
繊維メツシュ材(ビニロン アトヒープV−1810)
を配置した。この繊維メツシュ材上に、さらに下層用混
合物 0.45kgを供給した後、上記成形体とともに
、 50kg/c+aの圧力で60秒間脱水プレス成形
した。成形時の減圧度は約700mm1gであった。得
られたセメント成形体を、水蒸気雰囲気下にて、60℃
で24時間−次養生した後、さらに常温で30日間養生
した。成形体の重量は約2.50kgであり、比重は1
.40であった。また、成形体の全体の層厚は約20f
i、そして上層の層厚は約15mであった。
(B)成形体の評価 (A)で得られたセメント成形体を、スパン間隔25c
mの鋼製根太上に水平に配置し、2mの高さから1 k
gの鋼球を落下させて破壊状態を観察した。
また、このセメント成形体(300龍×300鶴)を巾
40mmに切断し、スパン間隔200關にて曲げ破壊テ
ストを行って曲げ強度を求めた。その結果、落球試験で
はセメント成形体には異常が認められなかった。曲げ強
度は255kg/ciであった。これらの結果を下表に
示す。
(C)成形工程における排水中の固形分含量(A)項で
のセメント成形体の製造において、排水中における固形
分含量を分析した。その結果。
固形分含量は、7重量%であった。
11炎主 上層用材料を2.16kg供給し、そして下層用材料を
0.72 kg(0,36kgずつ2回に分けて)供給
したこと以外は、実施例1と同様にしてセメント成形体
を作製した。セメント成形体の全体の厚さは20龍であ
り、上層の層厚は160であった。成形体の重量は2.
45kgであり、比重は1.36であった。このセメン
ト成形体を実施例1と同様の方法により評価したところ
、落球試験では異常がなく1曲げ強度は250kg/a
aであった。また、成形工程における排水中の固形分含
量は8重量%であった。これらの結果を下表に示す。
災施貫主 上層用材料を2.30 kg供給し、そして下層用材料
を0.54 kg(0,27kgずつ2回に分けて)供
給したこと以外は、実施例1と同様にしてセメント成形
体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは20nで
あり、上層の層厚は17寵であった。成形体の重量は2
.41kgであり、比重は1.34であった。このセメ
ント成形体を実施例1と同様の方法により評価したとこ
ろ、落球試験では異常がなく1曲げ強度は230kg/
−であった。また、成形工程における排水中の固形分含
量は7重量%であった。これらの結果を下表に示す。
災施■土 上層用材料を2.43 kg供給し、そして下層用材料
を0.36 kg(0,18kgずつ2回に分けて)供
給したこと以外は、実施例1と同様にしてセメント成形
体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは20醋で
あり、上層の層厚は1811mであった。成形体の重量
は2.37kgであり、比重は1.30であった。この
セメント成形体を実施例1と同様の方法により評価した
ところ、落球試験では異常がなく1曲げ強度は190k
g/c11であった。また、成形工程における排水中の
固形分含量は8重量%であった。これらの結果を下表に
示す。
大衡±1 シラスバルーンを10重量部とし、ビニロン繊維を1重
量部配合したこと以外は、実施例1と同様にして上層用
材料を調製した。この上層用材料を1.80kg供給し
たこと以外は、実施例1と同様にしてセメント成形体を
作製した。セメント成形体の全体の厚さは2Onであり
、上層の層厚は15鰭であった。成形体の重量は2.3
0kgであり、比重は1.27であった。このセメント
成形体を実施例1と同様の方法により評価したところ、
落球試験では異常がなく1曲げ強度は225 kg /
 cdであった。また。
成形工程における排水中の固形分含量は5重量%であっ
た。これらの結果を下表に示す。
夫jI組団 下層用材料を0.54 kg供給したこと以外は、実施
例5と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは20m+aであり、上層
の層厚は17 amであった。成形体の重量は2.16
kgであり、比重は1.20であった。このセメント成
形体を実施例1と同様の方法により評価したところ。
落球試験では異常がなく2曲げ強度は200 kg /
 cfflであった。また、成形工程における排水中の
固形分含量は6重量%であった。これらの結果を下表に
示す。
大施開工 繊維メツシュ材としてアラミドメツシュ材HM−101
0(ティジン社製)を用い、下層用材料を0.54kg
供給したこと以外は、実施例5と同様にしてセメント成
形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは20w
であり、上層の層厚は1711であった。
成形体の重量は2.15kgであり、比重は1.20で
あった。このセメント成形体を実施例1と同様の方法に
より評価したところ、落球試験では異常がなく。
曲げ強度は230 kg / cnlであった。また、
成形工程における排水中の固形分含量は5重量%であっ
た。
これらの結果を下表に示す。
1上例1 繊維メソシュ材としてビニロン繊維に代えてカーボン繊
維(PAN系、径9μm、長さ12m重、東邦レーヨン
社製)を用いたこと以外は、実施例6と同様4こしてセ
メント成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さ
は23酊であり、上層の層厚は17龍であった。成形体
の重量は2.15kgであり、比重は1.20であった
。このセメント成形体を実施例1と同様の方法により評
価したところ、落球試験では異常がなく2曲げ強度は2
35 kg / cnlであった。
また、成形工程における排水中の固形分含量は7重量%
であった。これらの結果を下表に示す。
夫施■工 強化繊維としてアラミド繊維に代えてカーボン繊維(P
AN系、径9μm、長さ1211.東邦レーヨン社製)
を用いたこと以外は、実施例8と同様にしてセメント成
形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは23m
であり、上層の層厚は17m重であった。成形体の重量
は2.15kgであり、比重は・であった。このセメン
ト成形体を実施例1と同様の方法により評価したところ
、落球試験では異常がなく3曲げ強度は240kg/c
Aであった。また。
成形工程における排水中の固形分含量は5重量%であっ
た。これらの結果を下表に示す。
止較±上 上層用材料にシラスバルーンを用いずにフライアッシュ
を40重量部とし、下層用材料にパルプを加えなかった
こと以外は、実施例7と同様にしてセメント成形体を作
製した。セメント成形体の全体の厚さは20mであり、
上層の層厚は17flであった。成形体の重量は3.1
9kgであり、比重は1.80であった。このセメント
成形体を実施例1と同様の方法により評価したところ、
落球試験では異常がなく1曲げ強度は200kg/cI
aであった。また、成形工程における排水中の固形分含
量は0重量%であった。これらの結果を下表に示す。
土較桝l 下層用材料にパルプを加えなかったこと以外は。
実施例7と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは20鶴であり、上層の層
厚は17mであった。成形体の重量は2.2kgであり
、比重は1.2であった。このセメント成形体を実施例
1と同様の方法により評価したところ。
落球試験ではクラックが発生し2曲げ強度は150kg
 / el+!であった。また、成形工程における排水
中の固形分含量は15重量%であった。これらの結果を
下表に示す。
止較±1 金型として、排水用細孔を有しない金型を用いたこと以
外は、実施例7と同様にしてセメント成形体を作製した
。セメント成形体の全体の厚さは22n+であり、上層
の層厚は17龍であった。成形体の重量は2.20kg
であり、比重は1.20であった。このセメント成形体
を実施例1と同様の方法により評価したところ、落球試
験ではクランクが発生し。
曲げ強度は110kg/c++!であった。また、成形
工程における排水中の固形分含量は35重量%であった
。これらの結果を下表に示す。
北較桝土 下層用材料にパルプを加えずにアラミド繊維の長さを3
0mmとしたこと以外は、実施例7と同様にしてセメン
ト成形体を作製した。セメント成形体の全体の厚さは2
0mmであり、上層の層厚は17龍であった。成形体の
重量は2.15kgであり、比重は1.10であった。
このセメント成形体を実施例1と同様の方法により評価
したところ、落球試験ではクラックが発生し9曲げ強度
は75kg/an!であった。また、成形工程における
排水中の固形分含量は25重量%であった。これらの結
果を下表に示す。
ル較舛工 下層用材料にパルプを加えずにアラミド繊維および上層
に添加するビニロン繊維の長さを30鶴としたこと以外
は、実施例7と同様にしてセメント成形体を作製した。
セメント成形体の全体の厚さは20mであり、上層の層
厚は17mであった。成形体の重量は2.15kgであ
り、比重は1.10であった。
このセメント成形体を実施例1と同様の方法により評価
したところ、落球試験ではクランクが発生し9曲げ強度
は80 kg / caであった。また、成形工程にお
ける排水中の固形分含量は25重量%であった。これら
の結果を下表に示す。
実施例および比較例から明らかなように2本発明のセメ
ント成形体は、軽量にして耐衝撃性に優れている。曲げ
強度の値も高い。上層用材料に無機軽量骨材を含有しな
いセメント成形体は、比重が大きいため、軽量化が達成
され得ない。下層用材料にパルプを含有させないと、セ
メント成形体の製造工程において、排水中に多量の固形
分(無機軽量骨材やセメントなど)が混入する。従って
セメント成形体の軽量化がなされず、耐衝撃性も低下す
る。キャビテイ面に排水用細孔のない金型を用いてセメ
ント成形体を成形すれば、成形時の脱水が困難であり、
上層と下層の界面に水や空気が残留するため、成形体の
強度が低下する。そのために、落球試験において成形体
にクラックが発生する。強化繊維および有機繊維の長さ
が3o1mのセメント成形体は、いずれも、耐衝撃性に
欠けるうえに1曲げ強度の値も低い。
(以下余白) (発明の効果) 本発明のセメント成形体は、このように、無機軽量骨材
を含有する上層2強化繊維およびパルプを含有する下層
、および下層内に配置された繊維メツシュ材でなるため
、軽量にして耐衝撃性に優れている。脱水プレス成形時
に、排水中に無機軽量骨材やセメントが混入することも
ない。人体に対して無害でもある。その結果、このよう
なセメント成形体は2例えば、住宅のベランダやバルコ
ニーなどの床を構成するデツキ材に好適に用いられる。
4、 文  の  °゛ なジ゛■ 第1図は本発明のセメント成形体の一実施例を示す斜視
図である。
1・・・上層、2・・・下層、3・・・繊維メソシュ材
、10・・・上層内の無機軽量骨材、11・・・上層内
の強化繊維。
20・・・下層内の強化繊維、21・・・下層内のパル
プ。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上層が無機軽量骨材を含有し、かつ下層が強化繊維
    およびパルプを含有するセメント成形体であって、 該下層内に繊維メッシュ材を配置したセメント成形体。 2、型面に排水用細孔を有する金型を用いた脱水プレス
    成形により得られる特許請求の範囲第1項に記載のセメ
    ント成形体。 3、前記無機軽量骨材が、シラス、抗火石、黒曜石、真
    珠岩などの天然ガラス質鉱物から得られる特許請求の範
    囲第1項に記載のセメント成形体。 4、前記強化繊維の引張り弾性率が3000kg/mm
    ^2以上である特許請求の範囲第1項に記載のセメント
    成形体。 5、前記強化繊維が、アラミド繊維、ビニロン繊維およ
    びカーボン繊維のうちの少なくとも一種である特許請求
    の範囲第1項に記載のセメント成形体。 6、前記パルプが再生パルプおよび/または古紙パルプ
    である特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 7、前記繊維メッシュ材の引張り弾性率が3000kg
    /mm^2以上である特許請求の範囲第1項に記載のセ
    メント成形体。 8、前記繊維メッシュ材が、アラミド繊維、ビニロン繊
    維およびカーボン繊維のうちの少なくとも一種から構成
    された特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 9、前記上層の比重が0.5〜1.5の範囲である特許
    請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 10、前記下層に対する前記上層の層厚が、3〜10倍
    である特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 11、前記無機軽量骨材が、前記上層にて、セメント1
    00重量部に対し、5〜500重量部の範囲で含有され
    た特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 12、前記パルプが、前記上層にて、セメント100重
    量部に対し、1〜20重量部の範囲で含有された特許請
    求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 13、前記強化繊維が、前記下層にて、6重量%以上の
    範囲で含有された特許請求の範囲第1項に記載のセメン
    ト成形体。 14、前記強化繊維の長さが3〜20mmの範囲である
    特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 15、前記無機軽量骨材が、平均粒径100μm以下の
    微粒骨材および平均粒径300μm以上の粗骨材を含有
    する特許請求の範囲第1項に記載のセメント成形体。 16、前記上層に有機繊維を含有する特許請求の範囲第
    1項に記載のセメント成形体。
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