JPS6311514A - 焼結用β晶炭化ケイ素粉末 - Google Patents

焼結用β晶炭化ケイ素粉末

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JPS6311514A
JPS6311514A JP61152808A JP15280886A JPS6311514A JP S6311514 A JPS6311514 A JP S6311514A JP 61152808 A JP61152808 A JP 61152808A JP 15280886 A JP15280886 A JP 15280886A JP S6311514 A JPS6311514 A JP S6311514A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は炭化ケイ素粉末、特に無加圧焼結において容易
に緻密化しつるβ晶炭化ケイ素粉末に関する。
(従来の技術) 炭化ケイ素は、その優れた高温安定性、化学的安定性、
高熱伝導性、貰硬度性等によりエンジン部品、熱交換器
チューブ、耐摩耗部品等に有望な材質といわれ、現在多
くの研究開発が行われている。構造部材に炭化ケイ素焼
結体を用いるには強度が高くしかもバラツキが小さいこ
とが必要であるが、それには焼結体の密度が高く均一で
微細な微細組織を有することが重要とされている。その
ような焼結体を得るためには原料となる炭化ケイ素粉束
の特性が特に重要であると認識され、例えば+11高純
度、(2)微細、(3)粒度分布が狭い、(4)凝集が
なく、かつ(5)球形等の特性を有する粉末がよいと提
案されている。このような基準は酸化物粉末の焼結から
の類推により定性的には一般に受は入れられているが、
実際にどの程度有効なものか定量的には明確ではない。
例えば、ジョン・アレン・コノポラ等は、特公昭58−
14390号でご高炭化ケイ素を50%以上含有する炭
化ケイ素粉末の場合につき、0.10〜2.50ミクロ
ンの平均粒度および2〜50m”/gr、の表面積を有
しかつ不純物がSiO□で2%以下、遊離ケイ素で0.
25%以下、鉄又は鉄酸化物で鉄として0.20%以下
、且つアルカリ及びアルカリ土類金属又はそれらの酸化
物で金属として0.50%以下の炭化ケイ素粉末が好ま
しい旨開示している。しかしながら該公告公報第6欄第
36〜39行目にかけて「約1ミクロン以下の程度をも
つ炭化ケイ素に対しては正確な粒度分布を得ることは困
難であるので、表面積は適当な材料を決定するに際し適
切な因子になると考えることができる。」と述べられて
いるようにこの場合の平均粒径とは明も省なものではな
く、結局は1ミクロン以下の平均粒子径をもつものに対
しては比表面積のみが有効な指標になるとしているので
ある。
一方、β晶炭化ケイ素粉末については、比表面積基準で
算出された平均粒子径(比表面積相当径)が1ミクロン
以下のものが好ましい旨の記載は時々見られる。しかし
ながら、後述する実施例よりも明らかなように、単に比
表面積のみでは炭化ケイ素粉末の焼結性を判断できず、
従って工業的に粉末を生産し又は焼結体を製造する際に
製品のバラツキの原因となり経済的でない。
(発明の目的) 本発明の目的は上記のような欠点を改良し、バラツキの
小さい易焼結性のβ晶炭化ケイ素粉末を提供することに
ある。
(発明の構成) 本発明者等は上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結
果、比表面積相当径(Dstt )と遠心沈降法による
粒度分布測定で求めた重量粒度分布曲線から得られる5
0%径(Dso)の間にある特定の関係がある時にのみ
、焼結特性に関し極めて満足すべき良好な結果を得るこ
とができることを知見し本発明を完成した。即ち、本発
明は、次式で定義する指数Fagが10以下であること
を特徴とする3品を主に含有する焼結用炭化ケイ素粉末
Fag=D5゜/Dstt ここに、 D、。; 遠心沈降法による粒度分布測定で求めた重量
粒度分布曲線より得られ る50%径。
D1ア 、B、E、T、法止表面積相当径であり好まし
くは、 B、E、T、法止表面積が5m!/gr、以上である焼
結用炭化ケイ素粉末であり、 より好ましくは、 指数Fagが8以下である、2150°C以下の温度で
無加圧焼結をした時に於いても、焼結体密度が3.05
gr、7cm”以上になる焼結用炭化ケイ素粉末であり
、さらに好ましくは、 比表面積が7m”/gr、以上で且つ指数Fagが7以
下である、2150℃以下の温度で無加圧焼結をした時
に於いても、焼結体密度が3.071r、/cm”以上
になる焼結用炭化ケイ素粉末、である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明においては、炭化ケイ素の焼結特性を定量的に判
断する因子として、本発明者等によってあらたに導入さ
れた次式で定義する指数Fagを使用する。
F ag = D so / D actここに、 D5゜; 遠心沈降法による粒度分布測定で求めた重量
粒度分布曲線より得られ る50%径。
Oat〒 ; B、E、T、法止表面積相当径。
すなわち、該指数Fagは、比表面積相当径で、遠心沈
降法による粒度分布測定で求めた重量粒度分布曲線より
得られる50%径を除して算出できるものである。
まず、本発明で言う比表面積相当径算出の基礎となる比
表面積とは、対象粉末単位重量当りの粉末の持つ全表面
積を意味するが、これはいわゆるB、E、T、法により
算出できる。B、E、T。
法自体はそれ自身周知であり、例えば慶伊冨長著「吸着
」 (共面全書、昭和40年)の第6章に詳細な説明が
なされているのでそれを参照することが出来るが、簡単
に言えば測定対象試料粉末を液体窒素温度下に保ちなが
ら窒素やクリプトンガスを粉末表面に物理吸着させ、そ
の等温吸着曲線よりある種の仮定したモデルに基ずいて
単分子吸着層を形成するに必要な分子数を求め、その分
子数に分子断面積を乗することによって粉末の表面積を
算出する方法である。なお、吸着等温曲線を清音に測定
するのは時間がかかるので、簡便法としていわゆるB、
E、T、一点法を用いてもよい(この方法も慶伊冨長著
「吸着」 (共面全書、昭和40年)の第6章に述べら
れている)。
以上のごとくして、B、E、T、法で算出された炭化ケ
イ素粉末の比表面積をS□T (m”/gr、 )とす
れば、 B、E、T、法止表面積相当径Datt (μm)は咳
比表面積s mtrを次式に代入して算出できるのであ
る。
D mtr −(6/d) (1/ S mtr )こ
こにdは粉末の真密度で炭化ケイ素においては3.21
gr、/cm3である。
一方、本発明でいう遠心沈降法による粒度分布測定で求
めた重量粒度分布曲線から得られる50%径、即ちDs
eは次のようにして測定したものである。まず測定対象
の炭ケイ素粉末60mgにn−ブタノール15m1を添
加し超音波細胞破砕器のような強力な超音波分散器にて
約10分間その分散液を超音波分散する。得られた分散
液の11を分取し、これに更に15#1のn−ブタノー
ルを添加する。この希釈液を再度上記超音波分散器に約
10分間かけ炭化ケイ素粉末を十分に分散させる0以上
の如き前処理をして最後に得られた液を後記実施例に示
すような遠心沈降型粒度分布測定器にかけ粒度分布を測
定し50%径り、。を算出する(なお、粉末の粒度によ
っては測定の都合上更に分散液を希釈してもよい )。
その際粒度分布測定器によっては、1μ■以上の粒度と
1μm以下の粒度を同時に測定できず、しかも1μm以
上と1μ−未満の全粒子の合計が100%にならない場
合がある。このような場合は・両者の割合の合計を10
0%とみなして各粒度の割合を補正してり、。を求める
。このようにして得られたo styとI)soをもち
いて指数Fagを次式より求める。
F ag = D s+e/ D mtt本発明の最大
の特徴は、粉末の焼結特性を定量的に評価するための因
子として、本発明者らによりあらたに定義された上記の
如き指数を使用することなのである。かかる指数を用い
ることにより、驚くべきことに、粉末の焼結特性を極め
て再現性よ(予め評価出来るのである。
本発明者らの検討によると、この指数の大きさにより、
焼結特性が変化する。
この指数Fagが大きすぎる粉末を用いた場合には、大
量の焼結助剤の添加や高温で焼結を行わない限り高密度
焼結体が得られないばかりか、しばしば理論密度の90
%にも満たない焼結体しか得られない、また、得られた
焼結体は粒成長が激しく微細U織の粗いものになりやす
い。
本発明においては指数FagはlO以下であることが好
ましく、8以下であることが更に好ましい。
しかして、指数Fagが6以下である場合には比較的低
温焼結でかつ焼結助剤が少なくても理論密度の95%以
上に容易に達するので特に好ましい。
また、本発明における炭化ケイ素の結晶型としては、立
方晶系のβ晶炭化ケイ素を主に含むものが好ましい、β
晶炭化ケイ素はα高炭化ケイ素にくらべ焼結しやすく、
また得られた焼結体が高強度になりやすいためである。
更に、本発明の作用効果をより有効に奏するためには、
使用する炭化ケイ素粉末のB、B、T。
法止表面積が5m”/gr、以上あることが望ましい。
5m”/gr、未満の比表面積の粉末を用いた場合には
焼結温度をより高くする必要があり経済的とはいえない
からである。
本発明で使用する上記のような炭化ケイ素粉末を作る方
法としては基本的には現在知られている全ての方法を用
いることができる。かかる方法としては、例えばアチソ
ン法、特開昭52−46398号に開示されているよう
な元素状炭素粉末とシリカ粉末の混合造粒品を竪型反応
器に連続的にフィードして炭化ケイ素を合成する方法、
元素状炭素粉末と金属ケイ素粉末の混合物を不活性雰囲
気中で加熱する方法(この中には自己燃焼法による炭化
ケイ素合成も含む)や高温雰囲気中に炭素及びケイ素の
前駆体をフィードして直接気相より炭化ケイ素粉末を合
成するいわゆる2cv−oやプラズマCVD法などがあ
る。
かかる方法で得られる炭化ケイ素粉末は、往々にして一
次粒子径が1μlをはるかに越えて大きかったり、−大
粒子は小さいが凝集粒子径が大きかったりするので、い
ずれも七数FagがlOを越えることがしばしばであり
、そのままでは、本発明の目的に使用出来ない、かかる
場合には、ボールミル、アトライタ、振動ミル、ジェッ
トミル等のFA砕機を用いて一次粒子を細かくしたり凝
集を解いたりして指数Fagを本発明で規定する特定の
範囲のものとする必要がある。また、場合によっては分
級操作を適用し、大きい一次粒子や凝集粒子を取り除く
操作を併用することにより、指数Fagを調整すること
がを効である。
なお、本発明者等が先に提案した通称エーロゾル法(例
えば特開昭58−213621号参照)により、炭素と
シリカを含有するエーロゾル(混合粉すなわち含炭素組
成物)を作り、これを圧縮成形後不活性雰囲気中で例え
ば約1500〜2000℃程度に加熱して得られるβ晶
炭化ケイ素粉末においては、該エーロゾル生成の操作条
件や加熱条件を好適に制?■することにより、上記のよ
うな機械的な粉砕や分級をほとんど必要としないで所望
の粉末を得ることも出来るので特に好ましい。
(発明の実施例) 以下に本発明の実施例を述べる。
実施例1゜ 第1図に示す反応混合炉(直径300、長さ3I11)
を用い、ダクト2より空気を118 N/H装入し、ま
た熱風用燃料としてプロパンを燃焼バーナ3より2.3
 Nm’/l(%i人し着火した0次いでケイ素化合物
としてCH35iCl 、を、炭素化合物としてC9溜
分を予め重量比で1 : 1.8に混合したものを36
Kg/Hの速度でノズル4より炉内に装入した。炉内に
生成したエーロゾルはダクト6より抜出し、冷却後バッ
グフィルタで捕集して混合物13.9Kg/l(乾燥重
量)を得た。混合物には炭素63.9wt%、ケイ素1
6.8wt%(車体換算、重量比(グラムアトムC/グ
ラムアトムSi) =8.9 )が含まれていた(残り
は結合性の酸素17.9wt%、炭素付着の水素0.1
0%、その他0.10wt%以下)。
バッグフィルタより取り出した混合物の嵩比重は0.1
0であった。これを20gr、とり円筒容器内に入れ一
軸圧縮し、高圧M0.92の圧粉体としたものを7個黒
鉛ルツボに装入し、高周波加熱炉を用いて、窒素雰囲気
中1700℃1時間加熱して炭化ケイ素を合成した後 
、一旦冷却した後に空気中で600℃に加熱して残存し
た単体炭素を燃焼除去して粗炭化ケイ素粉末63.7g
r、を得た。この粗炭化ケイ素粉末を77化水素水中に
一昼夜放置した後濾過洗浄して精製炭化ケイ素粉末を得
た。
この精製炭化ケイ素粉末のB、E、T、法による(窒素
の物理吸着による)比表面積5Ilf丁は16.4m”
/gr、であり、従って比表面積相当径D BETは0
.11μmと算出された。遠心沈降法による粒度分布測
定で求めた重量粒度分布曲vA(堀場製作所製、自動粒
度分布測定装置cAP^−500形で測定した)からえ
られる50%径り、。は0.35μmであった。
従ってこの精製炭化ケイ素粉末の指数Fagは3.2で
あった。尚、この粉末のX線回折像はわずかに2H型炭
化ケイ素を含む以外は全てβ晶炭化ケイ素を示した。
この精製炭化ケイ素粉末50gr、に非晶質ホウ素0、
 Igr、とレゾール型フェノールレジン5gr、 (
炭化率は約50%)を添加し、更にエタノールを200
+++ 1加えたスラリをポリエチレン製ボールミルで
−昼夜攪拌混合した。S亥スラリを乾燥して約100μ
mの顆粒にし、その約38gr、を直径70mmの金型
につめ約200kg/am”で−軸成形後、金型から取
り出した0次いで、この成形品を2 ton/cs+”
で静水圧プレスして焼結用圧粉体を得た。この圧粉体の
見かけ密度は2.05gr、/cm3であった。
この圧粉体をアルゴン雰囲気下2000℃30分無加圧
焼結したものの密度は理論密度の98.8%にあたる3
.17gr、/am’であった。
比較例1゜ CH35iC11とC9溜分の重量比を1 : 0.8
と炭素源の割合を減少させた以外は実施例1と全く同様
にしてエーロゾルを得た。このものの重量比(ダラムア
トムの比)C/Siは4.0(実施例1においてはC/
Si =8.9 )であった、これを実施例1と全く同
様にして圧粉体にしく嵩比重は0.61であった)、実
施例1と全く同様にして精製炭化ケイ素を得た。但し、
今回は高周波加熱炉の温度を1650℃にしたが、その
結果得られた炭化ケイ素粉末を実施例1と全(同様にし
て分析したところ比表面積S、Tは 12.1mz/g
r、 t’あり(比表面積相当径DIETは0.15μ
m)、遠心沈降法による粒度分布測定で求めた重量粒度
分布曲線から得られる50%径り、。は 1.62μm
であった。従ってこの精製炭化ケイ素粉末の指数Fag
は10.8であった。尚、この粉末のX線回折像は実施
例1のものとほとんどかわらなかった。
このような特性値をもつ炭化ケイ素粉末を非晶質ホウ素
の添加量を0.25gr、と増やしまた焼結温度を22
00℃と高く変えた以外は実施例1と全く同様にして焼
結した。しかしながら、その結果得られた焼結体の見か
け密度は2.91gr、/cm’と低かった。
比較例2 ファーネスブラック(三井東圧化学(株)社製商品名コ
ンチネフクスl5AF) 480gr、にエチレンボト
ムを210gr、及び混合キシレン140g乙を添加し
更にシリカ(冨田製薬(株)製部品名マイコンF)24
0gr、を加えた混合物をニーダで約4時間攪拌混合し
た。この混合物を実施例1と全く同様にして圧粉体にし
く嵩比重は0.82であった)、実施例1と全く同様に
して精製炭化ケイ素粉末を得た。但し、今回は高周波加
熱炉の温度を1600℃にした。
得られた粗炭化ケイ素粉末の比表面積は 8.5m”/
gr、であった、この粗炭化ケイ素粉末をボールミルで
5時間粉砕した後場酸−フフ酸混合水溶液に一昼夜放置
し、その後ろ過乾燥して精製炭化ケイ素粉末を得た。こ
の精製炭化ケイ素粉末を、実施例1と全く同様にして分
析したところ、比表面積S@tTは 16.9m”/g
r、であり(比表面積相当径D @ETは0.111J
m)、遠心沈降法による粒度分布測定で求めたiit粒
度分布曲線から得られる50%径DS6は1.27μm
であった。従ってこの精製炭化ケイ素粉末の指数Fag
は11.5であった。尚、この粉末のX線回折像は実施
例1のものとほとんどかわらなかった。
このような特性値をもつ炭化ケイ素粉末を非晶質ホウ素
の添加量を0.25gr、とじ焼結温度を2200℃に
変えた以外は実施例1と全く同様にして焼結した。しか
しながら、その結果得られた焼結体の見かけ回度は2.
78gr、/cm’と低いものであった。
実膝例2゜ 比較例2と同様にして得られた精製炭化ケイ素粉末を水
の中に超音波分散し濃度10wt%のスラリを作った。
このスラリを遠心分離器(国産遠心器(株)製H−10
3NR型;チニーブ容ff150m1)にかけ500r
pmで1分間遠心分離し、上澄み液のみを濾過後乾燥し
た。このようにして得られた乾燥炭化ケイ素粉末の比表
面積31tTは20.2m”/gr、 (従ってo s
itは0.09μm)であり遠心沈降法による粒度分布
測定で求めた重量粒度分布曲線から得られる50%径り
、。は0.70μmとなり、従ってFagは7.6であ
った。このもののX線回折像は実施例1のものとほとん
ど変わらなかった。
このような特性値をもつ炭化ケイ素粉末を非晶質ホウ素
の添加量を0.25gr、とじ焼結温度を2200℃に
変えた以外は実施例1と全く同様にして焼結した。その
結果得られた焼結体の見かけ密度は3゜10gr、/C
m’であった。
実施例3 実施例2と同様にして実験を行った。但し、今回は遠心
分離条件を450Orpm3Q分とした。得られた炭化
ケイ素粉末は比表面積S LETは25.6mz/gr
(従ってDIETは0.07μm)、遠心沈降法による
粒度分布測定で求めた重量粒度分布曲線から得られる5
0%径D56は0.43.c+m、従ってFagは5.
9であった。
実脩例2と全く同様にして焼結をおこなったところ焼結
体密度は3.14gr、/cmffであった。
実施例4〜14 混合粉(炭素とンリカの微粉末のエーロゾル混合物)製
造時の原料仕込み比、炭化ケイ素粉末合成時の温度、焼
結時のホウ素添加量及び焼結温度を表−1のよう変更し
たほかは、実施例1と同様に実験を行った。ただし、得
られた炭化ケイ素粉末の結晶組成はいずれも主にβ晶炭
化ケイ素を含むものであった。
得られた結果を表−1に示す。
(産業上の利用可能性) 上記の実施例及び比較例より明らかなように、本発明で
定義された指数Fagが10以下のβ晶炭化ケイ素粉末
を焼結用原料に用いることによって、比較的低温でかつ
少ない焼結助則を添加して焼結しているにもかかわらず
、焼結体密度が少なくとも3.OOgr、/amff以
上の高密度焼結体を、DsttO:)みを評価因子とし
た場合に比較みてはるかにバラツキなく得ることができ
、信頬性の高い焼結体を経済的に生産できるものである
。すなわち、本発明は炭化ケイ素を構造部材として使用
出来る可能性をFAN的に増加せしめたものであり、そ
のファインセラミックスの技術分野における利用可能性
は極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例で使用した反応混合炉1例の断
面図である。 図面において 1−・−・炉材、2・・・・−・ダクト
、3−・・・・燃焼バーナ、4−・−・−ノズル、5・
−・・=・・ノズル、6−・−・−ダクトを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式で定義する指数Fagが10以下であること
    を特徴とするβ晶を主に含有する焼結用炭化ケイ素粉末
    。 Fag=D_S_O/D_B_E_T ここに、 D_S_O;遠心沈降法による粒度分布測定で求めた重
    量粒度分布曲線より得られる50%径。 D_B_E_T、法比表面積相当径。
  2. (2)B.E.T.法比表面積が5m^2/gr.以上
    である特許請求の範囲第1項記載の焼結用炭化ケイ素粉
    末。
  3. (3)指数Fagが8以下である、2150℃以下の温
    度で無加圧焼結をした時においても焼結体密度が3.0
    5gr./cm^3以上になる特許請求の範囲第2項記
    載の焼結用炭化ケイ素粉末。
  4. (4)比表面積が7m^2/gr.以上で且つ指数Fa
    gが7以下である、2150℃以下の温度で無加圧焼結
    をした時に於いても焼結体密度が3.07gr./cm
    ^3以上になる特許請求の範囲第1項記載の焼結用炭化
    ケイ素粉末。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050201A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 炭化ケイ素粉末の製造方法及び炭化ケイ素粉末
JP2009013025A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 炭化ケイ素ナノ粒子分散液の製造方法及び炭化ケイ素ナノ粒子分散液並びに炭化ケイ素ナノ粒子膜
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JP2536849B2 (ja) 1996-09-25

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